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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】山崎 好男
【住所又は居所】愛知県名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式会社三洋物産内

【氏名】那須 隆
【住所又は居所】愛知県名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式会社三洋物産内

【要約】 【課題】遊技者が始動条件の成立を残念な気持ちで見送ることが少ない。

【解決手段】このパチンコ機は、始動口42に入賞すると特別図柄表示装置40が図柄変動を開始し、変動終了後の停止図柄が大当り図柄ならば遊技者に有利な特別遊技状態になる。特別遊技状態になったとき特別図柄表示装置40に特別遊技動画を表示させる一方、その途中で始動口42に入賞したならば特別図柄表示装置40に特別遊技動画の表示を中止させ図柄変動の表示を開始させる。この結果、始動口42に入賞したときに図柄変動を開始できないという事態が従来に比べて減少するため、例えば始動条件の成立を保留する回数に上限がある場合であってもその上限に達しにくくなり、遊技者が始動条件の成立を残念な気持ちで見送ることが少なくなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄表示装置の表示制御を実行する表示用制御手段と、前記表示用制御手段に各種の指令を出すと共に各種制御を実行する主制御手段とを備え、前記主制御手段は、所定の始動条件が成立すると前記図柄表示装置が図柄変動を開始しその後停止するよう前記表示用制御手段に指令し、変動停止後の停止図柄が外れ図柄ならば通常の遊技状態とし、前記停止図柄が当り図柄ならば遊技者に有利な特別遊技状態とする遊技機において、前記主制御手段は、特別遊技状態のときには前記図柄表示装置が特別遊技状態の様子を表示するよう前記表示用制御手段に指令する一方、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で前記始動条件が成立したならば、前記図柄表示装置が図柄変動を開始するよう前記表示用制御手段に指令することを特徴とする遊技機。
【請求項2】 前記主制御手段は、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始された図柄変動が当りならば、実行途中の特別遊技状態を中止した後に該当りに基づく特別遊技を実行する請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】 請求項1又は2に記載の遊技機であって、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始される図柄変動が当りか否かをその図柄変動の開始前に判定する当否判定手段を備え、前記主制御手段は、前記当否判定手段によって当りと判定されたならば実行途中の特別遊技状態が終了するまで前記図柄表示装置がその図柄変動を続けるよう前記表示用制御手段に指令する遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の始動条件が成立すると図柄表示装置が図柄変動を開始し、変動終了後の停止図柄が外れ図柄ならば通常の遊技状態になり、変動終了後の停止図柄が当り図柄ならば遊技者に有利な遊技状態になる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】図柄表示装置を備えた遊技機では、始動口に遊技球が入いることによって始動条件が成立し、図柄表示装置の図柄が変動を開始し、変動終了後に停止した図柄が外れ図柄ならば通常の遊技状態が継続され、変動終了後に停止した図柄が大当り図柄ならば遊技者に有利な特別遊技状態になる。この特別遊技状態では、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開き、この大入賞口に所定数(例えば10個)の遊技球が入いると大入賞口が閉じるのであるが、大入賞口に入った遊技球のうちの少なくとも一つが大入賞口内のVゾーンと呼ばれる領域に入いると再度大入賞口が開き、この動作が予め定められた最大回数(例えば16回)繰り返される。
【0003】このような遊技機では、図柄表示装置が特別遊技状態の様子を表示中に始動口に遊技球が入いると、始動条件の成立がメモリに記憶され、保留ランプが点灯する。つまり、始動条件の成立が保留される。そして、特別遊技状態の様子の表示終了後、メモリに始動条件の成立が記憶されていれば、その記憶内容を消去すると共に保留ランプを消灯し、図柄表示装置の図柄の変動を開始する。
【0004】このような始動条件成立の保留回数は始動口に遊技球が入るごとに加算されていくが、その回数には上限(例えば4回)が定められているため、保留回数が上限に達したあとに更に始動口に遊技球に入ったとしても、その始動条件の成立は保留されることなく破棄される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば破棄されたケースが大当りになることもあるので、遊技者は始動条件の成立を残念な気持ちで見送ることとなり、興趣性が失われるという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決することを課題とするものであり、遊技者が始動条件の成立を残念な気持ちで見送ることが少ない遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用等についても説明する。
【0008】手段1.図柄表示装置の表示制御を実行する表示用制御手段と、前記表示用制御手段に各種の指令を出すと共に各種制御を実行する主制御手段とを備え、前記主制御手段は、所定の始動条件が成立すると前記図柄表示装置が図柄変動を開始しその後停止するよう前記表示用制御手段に指令し、変動停止後の停止図柄が外れ図柄ならば通常の遊技状態とし、前記停止図柄が当り図柄ならば遊技者に有利な特別遊技状態とする遊技機において、前記主制御手段は、特別遊技状態のときには前記図柄表示装置が特別遊技状態の様子を表示するよう前記表示用制御手段に指令する一方、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で前記始動条件が成立したならば、前記図柄表示装置が図柄変動を開始するよう前記表示用制御手段に指令することを特徴とする遊技機。
【0009】この遊技機では、表示用制御手段が主制御手段の指令を受けて図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で始動条件が成立した場合、特別遊技状態の終了を待たずに主制御手段は図柄表示装置が図柄変動を開始するよう表示用制御手段に指令する。したがってこの遊技機によれば、始動条件が成立したときに図柄変動を開始できないという事態が従来に比べて減少するため、例えば始動条件の成立を保留する回数に上限がある場合であってもその上限に達しにくくなり、遊技者が始動条件の成立を残念な気持ちで見送ることが少なくなる。
【0010】手段2.手段1において、前記主制御手段は、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で前記始動条件が成立したならば、前記図柄表示装置が特別遊技状態の様子の表示を中止して図柄変動を開始するよう前記表示用制御手段に指令する遊技機。こうすれば、図柄表示装置には特別遊技状態の様子に代えて図柄変動が表示されるため興趣性が失われることがない。
【0011】手段3.手段1において、前記主制御手段は、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で前記始動条件が成立したならば、前記図柄表示装置が特別遊技状態の様子を表示しつつ図柄変動を開始するよう前記表示用制御手段に指令する遊技機。こうすれば、図柄表示装置には特別遊技状態の様子と共に図柄変動が表示されるため興趣性が失われることがなく、しかも特別遊技状態の様子も楽しむことができる。このような構成は、例えば図柄表示装置の画面を分割し、一の分割画面に特別遊技状態の様子を表示し、他の分割画面に図柄変動を表示してもよい。その場合、画面を均等に分割してもよいし不均等に分割してもよい。また、図柄表示装置に二重画像として表示してもよい。その場合一方を濃く他方を淡く表示してもよい。更に、図柄表示装置の画面全体に一方を表示し、その画面の片隅に他方を表示してもよい。
【0012】手段4.手段1〜3のいずれかにおいて、前記主制御手段は、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始された図柄変動が当りならば、実行途中の特別遊技状態の後に続けて該当りに基づく特別遊技を実行する遊技機。こうすれば、特別遊技を実行している途中で再度当りになったときでも連続して特別遊技が実行されるため、遊技者が不満を感じることはない。
【0013】手段5.手段4において、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始される図柄変動が当りか否かをその図柄変動の開始前に判定する当否判定手段を備え、前記主制御手段は、前記当否判定手段によって当りと判定されたならば該当りを当り記憶数に加算し、実行途中の特別遊技状態が終了したときに前記当り記憶数が1回以上ならば該当り記憶数を減算すると共に特別遊技を実行する遊技機。こうすれば、特別遊技を実行している途中で複数回当りになったときでもその当り回数に応じて特別遊技が実行されるため、遊技者が不満を感じることはない。
【0014】手段6.手段1〜3のいずれかにおいて、前記主制御手段は、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始された図柄変動が当りならば、実行途中の特別遊技状態を中止した後に該当りに基づく特別遊技を実行する遊技機。こうすれば、特別遊技を実行している途中で再度当りになったときには実行途中の特別遊技状態がキャンセルされてしまうため、遊技者は特別遊技状態の実行途中で当ってしまわないようにスリリングな気持ちで遊技を楽しむことができる。
【0015】手段7.手段1〜3又は6において、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始される図柄変動が当りか否かをその図柄変動の開始前に判定する当否判定手段を備え、前記主制御手段は、前記当否判定手段によって当りと判定されたならば実行途中の特別遊技状態が終了するまで前記図柄表示装置がその図柄変動を続けるよう前記表示用制御手段に指令する遊技機。こうすれば、特別遊技を実行している途中で再度当りになる事態を回避できる。
【0016】手段8.手段1〜7のいずれかにおいて、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で成立した始動条件によって開始される図柄変動が当りか否かをその図柄変動の開始前に判定する当否判定手段を備え、前記主制御手段は、前記当否判定手段によって当りと判定された図柄変動と前記当否判定手段によって外れと判定された図柄変動とが併存するときには外れと判定された図柄変動を先に開始するように前記表示用制御手段に指令する遊技機。こうすれば、特別遊技を実行している途中で再度当りになる事態が生じにくい。
【0017】手段9.手段1〜8のいずれかであって、前記主制御手段は、前記表示用制御手段が前記図柄表示装置に特別遊技状態の様子を表示させている途中で前記始動条件が成立したならば、前記図柄表示装置が図柄変動を開始するよう、変動停止時の図柄を設定する停止図柄コマンド及び変動パターンを設定する変動パターンコマンドの少なくとも一つを前記表示用制御手段に指令する遊技機。表示用制御手段は、停止図柄コマンドを受信すると、図柄表示装置に図柄変動を開始させ、停止時にその停止図柄コマンドに応じた停止図柄を表示させる。また、変動パターンコマンドを受信すると、変動パターンコマンドに応じた変動パターンで図柄表示装置に図柄変動させる。
【0018】手段10.手段1〜9のいずれかであって、前記主制御手段は、前記図柄表示装置が特別遊技状態の様子を表示するよう前記表示用制御手段に指令するときには特別遊技コマンドを前記表示用制御手段に出力し、前記図柄表示装置が図柄変動の様子を表示するよう前記表示用制御手段に指令するときには変動コマンドを前記表示用制御手段に出力し、前記表示用制御手段は、前記主制御手段から入力したコマンドに応じて前記図柄表示装置の表示制御を実行する遊技機。こうすれば、本発明を比較的容易に具現化できる。
【0019】手段11.手段1〜10のいずれかであって、前記遊技機はパチンコ機である遊技機。こうした本発明の遊技機としてのパチンコ機の基本構成例としては、操作ハンドルを備えており、そのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として表示手段における図柄の変動表示が開始され、また、特別遊技状態発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されるものを挙げることができる。こうしたパチンコ機において、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0020】手段12.手段1〜10のいずれかであって、前記遊技機はスロットマシンである遊技機。こうした本発明の遊技機としてのスロットマシンの基本構成例としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備える遊技機」を挙げることができる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。こうしたスロットマシンにおいて、少なくとも多数個の遊技媒体例えばコイン、メダル等を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と遊技媒体を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0021】手段13.手段1〜10のいずれかであって、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機。こうした本発明の遊技機としてのパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機の基本構成例としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手投(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用すると共に図柄の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」を挙げることができる。こうした遊技機において、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は本発明の一実施形態であるパチンコ機20を正面から見た外観図であり、図2はパチンコ機20の遊技盤30の構成の概略を示す構成図であり、図3は本実施形態のパチンコ機20の電気的接続を例示するブロック図である。本実施形態のパチンコ機20は、図1に示すように、前面枠22にはめ込まれたガラスに覆われた遊技盤30と、遊技球を貯留する上受け皿24および下受け皿26と、遊技球を遊技盤30へ発射するための発射ツマミ28と、パチンコ機20全体を制御するメイン制御装置70(図3参照)とを備える。
【0023】遊技盤30は、図2に示すように、遊技盤30の中央の上部に配置された普通図柄表示装置32と、遊技盤30の左右部に各々配置され遊技球の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ36a,36bを有する普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bと、普通図柄表示装置32の下側に配置された特別図柄表示装置40と、特別図柄表示装置40の下側に配置され遊技球の入賞を検知する特別図柄始動口スイッチ44を有する始動口42と、始動口42に取り付けられ開閉可能なチューリップ式の普通電動役物46と、始動口42の下側に配置され開閉可能な大入賞口50と、遊技盤30の左右下部に計4個配置された普通入賞口60a〜60dと、いずれの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するアウト口69とを備える。
【0024】普通図柄表示装置32は、背後に設けられた図示しないランプの点灯を切り換えることにより変動表示する「○」および「×」の図柄32a,32bと、この「○」および「×」の図柄32a,32bの上側に配置された4個の普通図柄変動保留ランプ33a〜33dとを備える。「○」および「×」の図柄32a,32bは、遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過したのを検知したときに変動表示の開始がなされ、所定時間変動表示後に「○」および「×」の図柄32a,32bのいずれかを点灯した状態で変動表示を終了する。普通図柄変動保留ランプ33a〜33dは、普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示の最中に遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過するごとに左側から順に一つずつ点灯され、普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示が開始される毎に点灯とは逆の順に消灯されることにより、変動表示の最中に普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過した回数を最大4回まで保留回数として示す。
【0025】始動口42に設けられたチューリップ式の普通電動役物46は、普通図柄表示装置32による変動表示が「○」の図柄32aで停止したときに当りとしてチューリップを所定時間(例えば0.3秒間)開くものとして構成されている。
【0026】特別図柄表示装置40は、液晶ディスプレーなどの表示装置として構成されており、図3に示す表示用制御装置90により表示内容が制御されている。特別図柄表示装置40は、通常、図4に例示するように、キャラクタと数字とから構成される左,中,右の3個の図柄L,M,Rを表示しており、遊技球が始動口42に入賞するのを検知したときにこの3個の図柄L,M,Rを変動表示させる。そして、所定の変動時間が終了したときに、3個の図柄L,M,Rを図柄L,図柄R,図柄Mの順に変動表示を停止し、3個の図柄L,M,Rが一致したときに大当りとして特別遊技動画を表示する。特別遊技動画の一例を図5および図6に示す。
【0027】遊技盤30には、普通図柄表示装置32と特別図柄表示装置40との間に4個の特別図柄変動保留ランプ41a〜41dが設けられている。この特別図柄変動保留ランプ41a〜41dは、特別図柄表示装置40による3個の図柄L,M,Rの変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最中に遊技球が始動口42に入賞するごとに左側から順に一つずつ点灯され、特別図柄表示装置40による3個の図柄L,M,Rの変動表示が開始される毎に点灯とは逆の順に消灯されることにより、変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最中に始動口42に入賞した球数を最大4個まで保留球数として示す。
【0028】大入賞口50は、通常は遊技球を受け入れない閉状態とされており、大当りのときに、図3に示す大入賞口駆動装置52によって遊技球を受け入れやすい開状態と通常の閉状態とが所定の条件に基づいて繰り返されるよう駆動される。大入賞口50には、遊技球の入賞をカウントする10カウントスイッチ54(図3参照)や大入賞口50の右部に設けられたVゾーン56に遊技球が入賞したのを検出するVカウントスイッチ58(図3参照)が取り付けられている。
【0029】遊技盤30には、この他、発射された遊技球を円弧上に導くレール62や遊技盤30の中央部に導く左右の肩部に配置されたランプ風車64a,64b,普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bの近傍に配置された風車66a,66b,特別図柄表示装置40の両横に取り付けられた計8個のインジケータ68a〜68hなども取り付けられている。なお、遊技球をガイドしたり弾いたりしてその遊技性を高める複数の釘については図示を省略した。
【0030】メイン制御装置70は、図3に示すようにCPU72を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU72には電源を供給する電源回路73の他に、各種処理プログラムを記憶するROM74や一時的にデータを記憶するRAM76,所定周波数の矩形波を出力するクロック回路78,入出力処理回路80がバス82によって接続されている。メイン制御装置70には、普通図柄始動口スイッチ36a,36bからの通過信号や特別図柄始動口スイッチ44からの始動信号,10カウントスイッチ54からのカウント信号,Vカウントスイッチ58からのV信号,普通入賞スイッチや賞球カウントスイッチなどの他の入力装置88からの入力信号などが入出力処理回路80を介して入力されている。また、メイン制御装置70からは、普通図柄表示装置32への駆動信号や大入賞口駆動装置52への駆動信号,普通図柄変動保留ランプ33a〜33dや特別図柄変動保留ランプ41a〜41dへの点灯信号,普通電動役物46への駆動信号、スピーカ86が接続された音声用制御装置84への制御信号,特別図柄表示装置40の表示制御を司る表示用制御装置90への制御信号,賞球の払い出しを司る賞球制御装置などの他の出力装置89への駆動信号などが入出力処理回路80を介して出力されている。なお、インジケータ68a〜68hへの点灯信号は他の出力装置89から出力されている。
【0031】次に、こうして構成されたパチンコ機20の動作について説明する。図7は、メイン制御装置70により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、2msec毎)に繰り返し実行される。
【0032】メインルーチンが実行されると、メイン制御装置70のCPU72は、図8に例示する始動入賞処理(ステップ(以下Sと略す)100),図9に例示する変動開始処理(S102),図10に例示する変動停止処理(S104),図11に例示するカウンタ更新処理(S106)を実行し、その後、図12に例示する外れ図柄カウンタ更新処理(S108)を残余時間中繰り返し実行する。説明の容易のために、まず、カウンタ更新処理と外れ図柄カウンタ更新処理とを説明し、その後その他の各処理について説明する。
【0033】[カウンタ更新処理]カウンタ更新処理では、図11に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、内部乱数カウンタC1,リーチ乱数カウンタC2,大当り図柄カウンタC3,変動パターンカウンタC4の各々のカウンタをインクリメントする処理を実行する(S240)。図13に示すように、内部乱数カウンタC1は、大当りか否かを判定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0〜599までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり599)に達した後再び0に戻るループカウンタとした。リーチ乱数カウンタC2は、外れ時にリーチ遊技を行うか否かを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0〜11までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり11)に達した後再び0に戻るループカウンタとした。大当り図柄カウンタC3は、大当りのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左、中、右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(大当り図柄)を決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0〜11までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり11)に達した後再び0に戻るループカウンタとした。変動パターンカウンタC4は、特別図柄表示装置40の左、中、右の3個の図柄L,M,Rを変動表示させるパターンを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0〜99までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり99)に達した後再び0に戻るループカウンタとした。こうして各カウンタを更新すると、各カウンタの値をRAM76の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに格納して(S242)、カウンタ更新処理を終了する。
【0034】[外れ図柄カウンタ更新処理]外れ図柄カウンタ更新処理では、図12に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、外れ図柄左カウンタCLをインクリメントする処理を実行する(S250)。図13に示すように、外れ図柄左カウンタCLは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち左の図柄Lを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタとした。続いて外れ図柄左カウンタCLが値0であるかを判定し(S252)、外れ図柄左カウンタCLが値0であるときには、外れ図柄右カウンタCRをインクリメントする(S254)。外れ図柄右カウンタCRは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち右の図柄Rを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では外れ図柄左カウンタCLと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタとした。同様に、外れ図柄右カウンタCRが値0であるかを判定し(S256)、外れ図柄右カウンタCRが値0であるときには、外れ図柄中カウンタCMをインクリメントする(S258)。ここで、外れ図柄中カウンタCMは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち中の図柄Mを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では外れ図柄左カウンタCLや外れ図柄右カウンタCRと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタとした。
【0035】外れ図柄カウンタCL,CR,CMをすべてインクリメントするか、S252で外れ図柄左カウンタCLが値0でないと判定されたときか、S256で外れ図柄右カウンタCRが値0でないと判定されたときは、外れ図柄左カウンタCLの値と外れ図柄右カウンタCRの値とが一致するかを判定する(S260)。外れ図柄左カウンタCLの値と外れ図柄右カウンタCRの値とが一致しないときには、各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの値をRAM76の所定領域に設定された外れ図柄バッファに格納して(S262)、本ルーチンを終了する。一方、外れ図柄左カウンタCLの値と外れ図柄右カウンタCRの値とが一致するときには、外れ図柄中カウンタCMの値も一致するかを判定する(S264)。外れ図柄左カウンタCLの値と外れ図柄右カウンタCRの値は一致するが外れ図柄中カウンタCMの値は異なるときには、各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの値をRAM76の所定領域に設定された外れリーチ図柄バッファに格納して(S266)、本ルーチンを終了する。各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの値の全てが一致するときは、外れ図柄ではないから各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの値を外れ図柄バッファや外れリーチ図柄バッファへ格納することなく本ルーチンを終了する。
【0036】この外れ図柄カウンタ更新処理は、図7に例示したメインルーチンのフローチャートから解るように、所定時間経過毎にメインルーチンが実行されるまでの空き時間に繰り返し行われる。したがって、内部乱数カウンタC1やリーチ乱数カウンタC2などの他のカウンタはメインルーチンが実行される毎にカウントアップするのに対して、外れ図柄左カウンタCLはメインルーチンが実行される毎に加えて空き時間に繰り返し実行される毎にカウントアップする。
【0037】[始動入賞処理]始動入賞処理では、図8に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、遊技球が始動口42に入賞したか否かを判定する(S200)。この判定は、特別図柄始動口スイッチ44がオンとされたか否かによって行うことができる。遊技球が始動口42に入賞したと判定されると、保留球数Nが4未満であるか否かを調べる(S202)。前述したように、本実施形態では保留上限値が4個だからである。
【0038】保留球数Nが4未満のときには、保留球数Nを値1だけインクリメントし(S204)、特別図柄変動保留ランプ41a〜41dを左から順に1つ点灯し(S206)、図11のカウンタ更新処理のS242や図12の外れ図柄カウンタ更新処理のS262でRAM76のカウンタ用バッファに格納された内部乱数カウンタ値,リーチ乱数カウンタ値,大当り図柄カウンタ値、外れ図柄カウンタ集合値(外れ図柄バッファに一時記憶されている各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの値の集合)を、同じくRAM76の所定領域に設定された保留球格納エリアの空き記憶エリアのうち最初のエリアに格納する(S208)。保留球格納エリアの構造の一例を図14に示す。図示するように、保留球格納エリアは1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とから構成され、各エリアは内部乱数カウンタ値,リーチ乱数カウンタ値,大当り図柄カウンタ値,外れ図柄カウンタ集合値を格納可能である。
【0039】各カウンタ値の保留球格納エリアへの格納処理を終了した後や、S200で遊技球は始動口42に入賞していないと判定されたときや、あるいはS202で保留球数Nが4未満と判定されなかったときには、保留球数Nが値0より大きいか否かを判定すると共に(S210)、特別図柄表示装置40で左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示中であるか否かを判定する(S212)。保留球数Nが値0でなく、特別図柄表示装置40が変動表示中でもないときには、変動許可フラグF1(初期設定時はゼロ)に1をセットして(S214)、本ルーチンを終了し、保留球数Nが値0であったり、特別図柄表示装置40が変動表示中であるときには、変動許可フラグF1に1をセットせずに本ルーチンを終了する。この結果、本実施形態では、大当り中つまり停止図柄が大当り図柄になったあと特別遊技が実行されている途中であっても変動許可フラグF1に1がセットされることになる。
【0040】[変動開始処理]変動開始処理では、図9に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、変動許可フラグF1が値1であるか否かを判定する処理を実行する(S220)。変動許可フラグF1が値1でないときには、保留球数Nが値0であるか、特別図柄表示装置40によって左,中,右の3個の図柄L,M,Rが変動表示中であるため、本ルーチンを終了する。
【0041】変動許可フラグF1が値1のときには、特別図柄変動保留ランプ41a〜41dを右側から順に1つ消灯すると共に(S222)、保留球数Nを値1だけディクリメントし(S224)、保留球格納エリアに格納されたデータをシフトする処理を行う(S226)。このデータシフト処理は、図14に例示する保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側にワンブロックシフトさせる処理である。即ち、保留第1エリアのデータを実行エリアに、保留第2エリアのデータを保留第1エリアに、保留第3エリアのデータを保留第2エリアに、保留第4エリアのデータを保留第3エリアに移動させる処理である。
【0042】次に変動表示コマンドを決定する処理を行う(S227)。変動表示コマンドは、特別図柄表示装置40に左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示させた後に変動表示停止時の図柄を設定する停止図柄コマンドと、特別図柄表示装置40による左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動パターンを設定する変動パターンコマンドとから構成されている。そして、S227で決定した変動表示コマンドを入出力処理回路80を介して表示用制御装置90に送信し(S228)、変動許可フラグF1に値0をセットして(S229)、本ルーチンを終了する。変動表示コマンドを受信した表示用制御装置90は、変動表示コマンドのうちの変動パターンコマンドに従って特別図柄表示装置40の左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示すると共に後述する確定コマンドを受信したときに停止図柄コマンドに従って特別図柄表示装置40の左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動表示を停止する。なお、S227の変動表示コマンド決定処理は、図15に例示するフローチャートを用いて行われる。
【0043】[変動表示コマンド決定処理]変動表示コマンド決定処理では、図15に示すようにメイン制御装置70のCPU72は、まず、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値が大当りか否かを内部乱数カウンタ値とモードとの関係に基づいて判定する(S300)。具体的には、内部乱数カウンタ値は0〜599のいずれかの数値であり、このうち7と307が通常時当り値、60で割ったときの余りが7となる数(7,67,127,…)が高確率時当り値と決められている。このため、大当たり判定は、通常時には内部乱数カウンタ値が7か307のいずれかであるか否かを判定することにより行われ、高確率時には内部乱数カウンタ値が7,67,127,…のいずれかであるか否かを判定することにより行われる。なお、高確率時とは、予め定められた確率変動図柄によって大当りになると付加価値としてその後の大当り確率がアップした状態(確変という)の時をいい、通常時とは、そのような確変状態でない時をいう。
【0044】さて、大当りと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている大当り図柄カウンタC3の値に対応する図柄を図示しないテーブル(大当り図柄カウンタ値と図柄との対応関係を表すテーブル)に基づいて求め、その図柄を停止図柄コマンドに設定する(S310)。具体的には、大当り図柄カウンタ値は0〜11のいずれかの数値であり、各カウンタ値には1〜12までの図柄が対応している。このため、停止図柄コマンドには1〜12までのいずれかの図柄が設定される。なお、1〜12の図柄のうち奇数の図柄は確率変動図柄であり、この図柄で大当りになると以後確変状態に移行するが、偶数の図柄は非確率変動図柄であり、この図柄で大当りになっても通常状態のままである。次いで図15に例示する大当り時変動パターンコマンド決定処理を行って変動パターンコマンドに設定し(S312)、本ルーチンを終了する。大当り時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76のカウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(S340)、変動パターンカウンタC4が20未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(S342)、変動パターンカウンタC4が20以上60未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(S344)、変動パターンカウンタC4が60以上のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定する(S346)。各変動パターンについては後述する。
【0045】一方、S300で大当りではないと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されているリーチ乱数カウンタC2の値がリーチありか否かを判定する(S302)。本実施形態では、リーチ乱数カウンタC2は0〜11のいずれかであり、リーチありの値は7に設定されている。したがって、リーチありの確率は1/12である。リーチありと判定されると、RAM76の外れリーチ図柄バッファに格納されている外れ図柄左カウンタCL,外れ図柄中カウンタCM,外れ図柄右カウンタCRの各値を停止図柄コマンドに設定し(S320)、次いで図16に例示する外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理を行って変動パターンコマンドを設定し(S322)、本ルーチンを終了する。外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76のカウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(S350)、変動パターンカウンタC4が50未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(S352)、変動パターンカウンタC4が50以上90未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(S354)、変動パターンカウンタC4が90以上のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定する(S356)。なお、S302でリーチなしと判定されると、実行エリアに格納されている外れ図柄カウンタ集合値を停止図柄コマンドに設定し(S330)、パターンAを変動パターンコマンドに設定して(S332)、本ルーチンを終了する。
【0046】本実施形態では各変動パターンは次のように設定されている。パターンAは、特別図柄表示装置40による左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動表示を開始した後、7秒後に左図柄Lを停止し、8秒後に右図柄Rを停止し、9秒後に中図柄Mを停止するパターンとして設定されている。パターンBは、特別図柄表示装置40による左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動表示を開始した後、7秒後に左図柄Lを停止し、8秒後に右図柄Rを停止したときに左図柄Lと右図柄Rとが一致するときに中図柄Mを低速度で7秒間変動表示させて停止するいわゆるノーマルリーチのパターンとして設定されている。パターンCは、パターンBの中図柄Mの停止タイミングで中図柄Mの変動表示を停止することなく高速度で更に5秒間変動表示した後に停止するいわゆるスーパーリーチのパターンとして設定されている。パターンDは、パターンCの中図柄Mの停止タイミングで中図柄Mの変動表示を停止することなく低速度で更に10秒間変動表示した後に当り図柄または当り図柄の前後の図柄で停止するいわゆるスペシャルリーチのパターンとして設定されている。なお、スーパーリーチやスペシャルリーチでは、単に左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示するだけでなく、所定のリーチ遊技が行なわれる。
【0047】本実施形態では、図16および図17を用いて説明したように大当り時変動パターンコマンド決定処理ではハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理に比してパターンDが設定されやすくなっており、逆にハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理では大当り時変動パターンコマンド決定処理に比してパターンBが設定されやすくなっている。即ち、大当り時変動パターンコマンド決定処理ではスペシャルリーチが設定されやすく、ハズレリーチ時変動パターンコマンド決定処理ではノーマルリーチが設定されやすくなっている。このように設定することにより遊技性を高め興趣の向上を図っているのである。
【0048】[変動停止処理]変動停止処理では、図10に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、変動パターンにおける変動時間が終了しているか否かを判定する(S232)。この処理は、変動開始処理で説明したように各変動パターンはパターン毎に変動時間が設定されているから、その時間を経過したかを判定することにより行われる。変動時間が終了であるときには、変動表示の停止と確認のために設定されている停止図柄を確定コマンドとして表示用制御装置90に送信する(S234)。すると、確定コマンドを受信した表示用制御装置90は、特別図柄表示装置40の変動を停止させて停止図柄を表示する。続いて、メイン制御装置70のCPU72は、大当りか否かを判定して(S236)、大当りのときには特別遊技を開始させるために大当り開始フラグFS(初期設定時はゼロ)に1をセットし(S238)、本ルーチンを終了する。ここで、S236の大当りの判定は、変動開始処理におけるS227の変動表示コマンド決定処理(図15)で行われているからその判定結果を用いるものとしてもよいし、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値を用いて判定するものとしてもよい。なお、S232で変動時間が終了していない(変動中でないときも含む)と判定されたとき、あるいはS236の大当り判定で大当りでないと判定されたときには、その判定後に本ルーチンを終了する。
【0049】[大当り実行処理]大当り実行処理は、所定時間毎(例えば、2msec毎)のタイミングでメイン制御装置70のCPU72によって繰り返し実行される処理である。大当り実行処理では、図18に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、大当り開始フラグFSに1がセットされているか否かを判定する(S400)。大当り開始フラグFSが1にセットされているときには、この大当り開始フラグFSと特別遊技のラウンド数を表すラウンドカウンタCrを共に0にリセットする(S402)。続いて、ラウンドカウンタCrを1インクリメントすると共に、大入賞口50への入賞球数を表す入賞球カウンタCEをリセットし、更に大入賞口50への入賞球がVゾーン56を通過したか否かを表すVスイッチフラグFEや、大入賞口50を開放し続けるか否かを表す大当り続行フラグFCもリセットする(S404)。そして、第mラウンド(mはラウンドカウンタCrの値)の動画を表示する旨の動画表示コマンドを表示用制御装置90へ送信する(S406)。すると、表示用制御装置90は自己の内部メモリから第mラウンドの内容を読み込んで特別図柄表示装置40に表示する。
【0050】続いてメイン制御装置70のCPU72は、大入賞口駆動装置52を作動させて大入賞口50を開放し(S408)、10カウントスイッチ54のスイッチ状態に基づいて大入賞口50へ遊技球が入賞したか否かを判定し(S410)、入賞したときには入賞球カウンタCEを1インクリメントし(S412)、次いでVカウントスイッチ58のスイッチ状態に基づいて大入賞口50へ入賞した遊技球がVゾーン56を通過したか否かを判定し(S414)、通過したときにはVスイッチフラグFEに1をセットすると共に(S416)、表示中の動画に「V」を挿入表示する旨のV挿入表示コマンドを表示用制御装置90へ送信する(S418)。すると、表示用制御装置90は表示中の動画の一部に「V」の文字を表示する。なお、Vカウントスイッチ58は、入賞球がVゾーン56を通過したあとは強制的にリセットされるまでオン状態を保持するスイッチである。
【0051】そして、S418でV挿入表示コマンドを送信した後、あるいはS410で大入賞口50への入賞がなかったとき、あるいはS414でVカウントスイッチ58がオフだったときには、入賞球カウンタCEの値が上限値(ここでは10個)に達したか否かを判定し(S420)、未だ上限値に達していないときには大入賞口50を開放してから予め定められた所定時間が経過したか否かを判定し(S422)、未だ所定時間が経過していないときには大当り続行フラグFCに1をセットし(S424)、このルーチンを終了する。
【0052】一方、S420で入賞球カウンタCEが上限値に達したとき、あるいは大入賞口50を開放してから所定時間が経過したときには、大入賞口駆動装置52を作動させて大入賞口50を閉鎖し(S426)、大当り続行フラグFCをリセットする(S428)。次いで、ラウンドカウンタCrは上限値(ここでは16回)に達したか否かを判定し(S430)、未だ上限値に達していないときにはVスイッチフラグFEが1にセットされているか否かを判定し(S432)、1にセットされているときにはそのままこのルーチンを終了し、1にセットされていないときにはVゾーン56を一つも入賞球が通過しなかったことになり、そのラウンドで大当りは終了されるので、エンディング画面を表示する旨のエンディング表示コマンドを表示用制御装置90へ送信する(S436)。一方、S430でラウンドカウンタCrが上限値に達したときには、次回の大当り実行処理において新たなラウンドに突入しないようにすべくVスイッチフラグFEを強制的にリセットし(S434)、ラウンドカウンタCrをリセットし、エンディング表示コマンドを表示用制御装置90へ送信する(S436)。エンディング表示コマンドを受信した表示用制御装置90は、特別遊技の終了を意味するエンディング画面を特別図柄表示装置40に表示する。
【0053】さて、S400で大当り開始フラグFSが1にセットされていないときには、大当り続行フラグFCが1にセットされているか否かを判定し(S438)、1にセットされていれば大入賞口50を開放したまま前述のS410以降の処理を実行する。即ち、第mラウンドにおいて、入賞球カウンタCEが上限に達しておらず且つ大入賞口50を開放してから未だ所定時間が経過していないときには、S424で大当り続行フラグFCが1にセットされるため、次回この大当り実行処理が実行されるとS438で肯定判定されてS410以降の処理が行われる。
【0054】一方、S438で大当り続行フラグFCが1にセットされていないときには、VスイッチフラグFEが1にセットされているか否かを判定し(S440)、1にセットされていれば前述のS404へ進み、ラウンドカウンタCrを1インクリメントする等の処理を行い、その後S406以降の処理を行う。即ち、第mラウンドにおいて、入賞球カウンタCEが上限に達するか大入賞口50を開放してから所定時間が経過したときに、ラウンドカウンタCrの値が上限に達しておらず且つVゾーン56を入賞球が通過してVスイッチフラグFEに1がセットされていれば、次回実行されるこの大当り実行処理において第(m+1)ラウンドへと進む。一方、S440でVスイッチフラグFEが1にセットされていなければ、このルーチンを終了する。即ち、大当り開始後予め決められたラウンド数が終了したとき、あるいは予め決められたラウンド数の終了前であっても入賞球が一つもVゾーン56を通過しなかったとき、あるいはそもそも大当りでないときには、S400で否定判定されS438で否定判定されS440で否定判定されてそのままこのルーチンを終了する。
【0055】次に、表示用制御装置90により実行される表示制御処理ルーチンについて図19のフローチャートに基づいて説明する。このルーチンは、所定時間毎(例えば、2msec毎)に繰り返し実行される。表示制御ルーチンが実行されると、表示用制御装置90の図示しないCPUは、メイン制御装置70からコマンドを受信したか否かを判定し(S500)、コマンドを受信したときにはそのコマンドが変動コマンドか特別遊技コマンドかを判定する(S502)。なお、「特別遊技コマンド」には前出の動画表示コマンド、V挿入コマンド、エンディング表示コマンド等が含まれ、「変動コマンド」には前出の変動表示コマンド、確定コマンド等が含まれる。そして、受信したコマンドが変動コマンドのときには変動コマンドを受信したことを表すために変動フラグFD1に1をセットし(S504)、その変動コマンドにしたがって特別図柄表示装置40の表示制御を実行し(S506)、その後その変動コマンドによる表示が終了したか否かを判定し(S508)、終了していないときにはそのままこのルーチンを終了し、表示が終了したときには変動フラグFD1をリセットし(S510)、このルーチンを終了する。
【0056】一方、S502でコマンドが特別遊技コマンドのときには特別遊技コマンドを受信したことを表すために特別遊技フラグFD2に1をセットし(S512)、次いで変動フラグFD1が1か否かを判定し(S514)、1でないときには今回受信した特別遊技コマンドにしたがって特別図柄表示装置40の表示制御を実行し(S516)、その後その特別図柄変動コマンドによる表示が終了したか否かを判定し(S518)、表示が終了していないときにはそのままこのルーチンを終了し、表示が終了したときには特別遊技フラグFD2をリセットし(S520)、このルーチンを終了する。また、S514で変動フラグFD1が1のときには、今回受信した特別遊技コマンドによる表示制御を実行せず、既に受信済の変動コマンドによる表示制御を実行べくS506以降の処理を行う。
【0057】一方、S500でメイン制御装置70からコマンドを受信していないときには、変動フラグFD1が1か否かを判定し(S522)、変動フラグFD1が1のときには既に受信済の変動コマンドによる表示制御を実行すべくS506以降の処理を行う。変動フラグFD1が0のときには、特別遊技フラグFD2が1か否かを判定し(S524)、特別遊技フラグFD2が1のときには既に受信済の特別図柄変動コマンドによる表示制御を実行すべくS516以降の処理を行い、特別遊技フラグFD2が0のときには、このルーチンを終了する。
【0058】つまり、表示用制御装置90は、メイン制御装置70から変動コマンドを受信したときには、特別遊技コマンドを受信していないときはもちろんのこと、既に特別遊技コマンドを受信していてその特別遊技コマンドによる表示が終了する前だったとしても、その変動コマンドにしたがって表示制御を開始し、終了するまでその表示制御を実行し続ける。なお、特別遊技コマンドによる表示は変動コマンドによる表示終了後に再開される。一方、特別遊技コマンドを受信したときには、変動コマンドを受信していなければその特別遊技コマンドにしたがって表示制御を開始し、終了するまでその表示制御を実行し続けるが、既に変動コマンドを受信していてその変動コマンドによる表示が終了する前ならばその変動コマンドによる表示が終了するまで特別遊技コマンドによる表示を開始しない。
【0059】以上のように、本実施形態では、始動口42に遊技球が入賞すると図8の始動入賞処理が実行されるが、この始動入賞処理のS212では特別図柄表示装置40において図柄変動中のとき以外は、変動許可フラグF1に1をセットして特別図柄表示装置40の図柄変動を許可するため、図9の変動開始処理のS220で肯定判定されてS228で変動表示コマンドを表示用制御装置90に送信する。つまり、大当りになり特別図柄表示装置40において図5や図6に例示した特別遊技動画を表示しているときであっても、メイン制御装置70は表示用制御装置90に変動表示コマンドを送信する。すると、表示用制御装置90は図19の表示制御ルーチンを実行して特別遊技動画の表示よりも図柄変動の表示を優先し、その後メイン制御装置70から確定コマンド(図10の変動終了処理のS234参照)を受信するとその図柄変動を終了して所定の停止図柄を表示する。この間、メイン制御装置70は図18のフローチャートにしたがって特別遊技を継続し大入賞口50の開閉制御を繰り返し行うが、S406での動画表示コマンド、S418でのV挿入表示コマンド、S436でのエンディング表示コマンドは表示用制御装置90においてキャンセルされる。このように、本実施形態によれば、特別遊技状態の終了を待たずに図柄変動を開始するため、始動条件が成立したときに図柄変動を開始できないという事態が従来に比べて減少し、保留回数に上限があってもその上限に達しにくくなり、遊技者が始動条件の成立を残念な気持ちで見送ることが少なくなる。
【0060】また、大当りになって特別遊技を実行している途中で再度大当りになると、図10の変動終了処理のS238で大当り開始フラグFSが1にセットされるため、図18の大当り実行処理のS400で肯定判定され、S402でラウンドカウンタCrがリセットされ、S404でVスイッチフラグFEや大当り続行フラグFCもリセットされる。このように、大当りの最中に再度大当りになると、先の大当りによる特別遊技はキャンセルされてしまうため、遊技者は大当りの最中に再度大当りになってしまわないようにスリリングな気持ちで遊技を楽しむことができる。
【0061】[第2実施形態]本実施形態は、第1実施形態と比べて図10の変動終了処理ルーチンと図18の大当り実行処理ルーチンが相違する以外は第1実施形態と同様であるため、以下には相違点のみについて説明する。
【0062】本実施形態では、図10の変動終了処理ルーチンにおいて、図20(a)に示すように、S236で大当りであると判定されたときに特別遊技実行中か否かを判定し(S236a)、特別遊技実行中でなければ大当り開始フラグFSに1をセットし(S238)、このルーチンを終了する。一方、特別遊技実行中ならば大当り保留カウンタ(初期設定時はゼロ)を1インクリメントし(S236b)、S238を行わずにこのルーチンを終了する。なお、特別遊技実行中か否かは例えばラウンドカウンタCrの値が1以上か0かによって判定できる。そして、図18の大当り実行処理ルーチンにおいて、図20(b)に示すように、S436でエンディング表示コマンドを表示用制御装置90へ送信したあと大当り保留カウンタの値が0か否かを判定し(S441)、0でないつまり1以上のときには大当り開始フラグFSに1をセットすると共に大当り保留カウンタを1ディクリメントし(S443)、0のときにはそのままこのルーチンを終了する。
【0063】本実施形態によれば、既に実行中の大当りによる特別遊技が終了するのを待って今回の大当りによる特別遊技を開始する、つまり大当りによる特別遊技を実行している途中で再度当りになったときでも特別遊技は途中で中止されることなく連続して実行されるため、遊技者が不満を感じることはない。また、先の大当りによる特別遊技を実行している途中で複数回大当りになったときでもその当り回数が大当り保留カウンタに記憶され、その当り回数に応じて特別遊技が実行されるため、遊技者が不満を感じることはない。
【0064】[第3実施形態]本実施形態は、第1実施形態と比べて図15の変動表示コマンド決定処理ルーチンが相違する以外は第1実施形態と同様であるため、以下には相違点のみについて説明する。
【0065】本実施形態では、図15の変動表示コマンド決定処理ルーチンにおいて、図21に示すように、S300で大当りと判定されてS310及びS312の処理を行った後、特別遊技実行中か否かを判定し(S314)、特別遊技実行中でないときにはそのままこのルーチンを終了し、特別遊技実行中のときには変動時間を現在実行中の特別遊技が終了するまでとし(S316)、このルーチンを終了する。なお、特別遊技実行中か否かは例えばラウンドカウンタCrの値が1以上か0かによって判定できる。その後、図9の変動開始処理ルーチンのS228で表示用制御装置90へ変動表示コマンドを送信し、これを受信した表示用制御装置90は図柄変動を開始する。
【0066】本実施形態によれば、特別遊技実行中に成立した始動条件によって開始される図柄変動の結果が大当りか否かを図柄変動開始前に判定し、大当りのときには現在実行中の特別遊技が終了するまで図柄を変動させ続けるため、特別遊技を実行している途中で再度大当りになる事態を回避できる。
【0067】[第4実施形態]本実施形態は、第1実施形態と比べて図9の変動開始処理ルーチンが相違する以外は第1実施形態と同様であるため、以下には相違点のみについて説明する。
【0068】本実施形態では、図9の変動開始処理ルーチンにおいて、図22に示すように、S226で保留球格納エリア(図14参照)のデータをシフトさせて保留第1エリアのデータを実行エリアにシフトさせたあと、特別遊技実行中か否かを判定し(S226a)、特別遊技実行中でないときにはS227へ進み、特別遊技実行中のときには実行エリアの内部乱数カウンタ値に基づいて大当りか否かを判定し(S226b)、大当りでないときにはS227へ進み、大当りのときには保留第1〜第4エリアの中で内部乱数カウンタ値が外れのものがあるか否かを判定し(S226c)、外れのものがあるときにはその保留エリアのデータと実行エリアのデータとを入れ替え(S226d)、その後S227の処理へ進み、外れのものがないときにはそのままS227へ進む。
【0069】本実施形態によれば、特別遊技実行中に成立した始動条件によって開始される図柄変動の結果が大当りか否かを図柄変動開始前に判定し、大当りのときにはその図柄変動を外れの図柄変動の後に回すため、特別遊技を実行している途中で再度大当りになる事態を回避できる。
【0070】[第5実施形態]本実施形態は、第1実施形態と比べて図19の表示制御処理ルーチンが相違する以外は第1実施形態と同様であるため、以下には相違点のみについて説明する。
【0071】本実施形態では、図19の表示制御処理ルーチンにおいて、図23に示すように、S504で変動フラグFD1に1をセットしたあと、特別遊技フラグが1か否かを判定し(S504a)、特別遊技フラグが0のときには特別遊技コマンドによる表示を実行する必要がないためS506以降の処理を実行する。一方、特別遊技フラグが1のときには既に受信済の特別遊技コマンドが存在するため、画面を分割して一方の分割画面で特別遊技コマンドによる表示制御を実行し、他方の分割画面で変動コマンドによる表示制御を実行し(S505a)、その後変動コマンドによる表示が終了したか否かを判定し(S505b)、終了したときにはS510に進み、終了していないときには特別遊技コマンドによる表示が終了したか否かを判定し(S505c)、終了したときにはS520に進み、終了していないときにはそのままこのルーチンを終了する。また、S514で肯定判定されたときにもS505a以降の処理を実行する。更に、S522で肯定判定されたときにはS504aに進み、ここで肯定判定されたときにもS505a以降の処理を実行する。
【0072】本実施形態では、特別図柄表示装置40に特別遊技動画を表示している途中で始動口42に入賞したならば、特別遊技動画の表示と共に図柄変動の表示も行われるため、興趣性が失われることがなく、しかも特別遊技状態の様子も楽しむことができる。なお、分割画面は均等に分割してもよいし不均等に分割してもよい。また、図柄変動を表示している分割画面においてリーチになったときには、興趣性を重視して分割画面を中止し全画面にリーチの態様を表示してもよい。
【0073】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。例えば、上記実施形態ではいわゆる「第1種」に属する機種について説明したが、本発明はいわゆる「第3種」に属する機種(権利物とも呼ばれる)についても同様に適用可能である。また、パチンコ機以外の遊技機、例えばスロット機や融合機(パチンコ球を使ってスロット遊技を行う機種)であっても同様に適用可能である。
【出願人】 【識別番号】000144522
【氏名又は名称】株式会社三洋物産
【住所又は居所】愛知県名古屋市千種区今池3丁目9番21号
【出願日】 平成13年7月6日(2001.7.6)
【代理人】 【識別番号】110000017
【氏名又は名称】特許業務法人アイテック国際特許事務所
【公開番号】 特開2003−220240(P2003−220240A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2003−3715(P2003−3715)