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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】鵜川 詔八

【氏名】小辻 秀樹

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤面中の遊技領域内に設けられた画像表示装置と、該画像表示装置の近傍位置に設けられ、少なくともその一部分が前記画像表示装置の背面側に重なって隠れるような動作を行う可動部材と、前記可動部材の動作に伴い該可動部材が前記画像表示装置に重なる場合、該可動部材の重なり部分を示す可動部材画像を前記画像表示装置に表示する画像表示手段とを備えることを特徴とする遊技機。
【請求項2】 前記画像表示手段は、前記可動部材画像を表示する場合に、前記可動部材画像と共に演出効果画像を付加表示することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】 遊技盤面中の遊技領域内に設けられた画像表示装置と、該画像表示装置の近傍位置に設けられ、少なくともその一部分が前記画像表示装置の前面側に重なるような動作を行う可動部材と、前記可動部材の動作に伴い該可動部材が前記画像表示装置に重なる場合、該可動部材の重なり部分に連携して演出効果を示す演出効果画像を前記画像表示装置に表示する画像表示手段とを備えることを特徴とする遊技機。
【請求項4】 前記画像表示装置は、複数種類の識別情報を変動表示可能であり、所定条件を満たすことによって大当りとなる場合、前記識別情報の表示結果を予め定めた特定表示態様とするとともに、その遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とする遊技機であって、前記可動部材は、複数の演出動作態様を有し、該演出動作態様の種別によって前記大当りとなる期待度を異ならせたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
【請求項5】 前記演出効果画像は、前記画像表示装置における前記識別情報の変動表示態様に影響を与えるものであることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
【請求項6】 前記可動部材には、前記画像表示装置における前記識別情報の変動表示態様に対応した種々のタイミングで発光動作を行う発光体が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の遊技機。
【請求項7】 複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置と、該可変表示装置とは異なる画像表示装置と、該画像表示装置の近傍位置に設けられ、少なくともその一部分が前記画像表示装置の背面側に重なって隠れるような動作を行う可動部材と、前記可動部材の動作に伴い該可動部材が前記画像表示装置に重なる場合、該可動部材の重なり部分を示す可動部材画像を前記画像表示装置に表示する画像表示手段とを備えることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機に係り、特に、所定の識別情報を変動表示させる可変表示機能を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機においては、液晶表示装置(以下LCD:Liquid Crystal Display)等の表示装置上で、予め用意された複数種の識別情報(以下、表示図柄)の変動表示を行い、その表示結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定する、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高めたものが数多く提供されている。
【0003】可変表示ゲームには、前述した表示装置を、主に画像表示装置として用いることにより行うもの(以下、特図ゲーム)がある。特図ゲームは、所定領域を通過する遊技球の検出に伴って表示図柄の変動表示を行い、表示図柄の変動表示結果が導出表示された際の導出表示態様が特定表示態様となっている場合を「大当り」とするゲームである。特図ゲームにおいて「大当り」となると、大入賞口と呼ばれる特別電動役物を作動させ、大入賞口扉を開放状態とする。これによって、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易となる状態を一定時間継続的に提供する。
【0004】以下、特図ゲームにおいて大当りとなり、大入賞口扉が開放状態となることで、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易となる状態となることを特定遊技状態という。特定遊技状態となるためには、通常、特別図柄表示装置に表示される表示図柄の導出表示態様が予め定められた特定表示態様となること(一般的には、特別図柄表示装置の複数の変動表示部に表示される表示図柄が同一図柄で揃うこと)が条件となる。
【0005】また、上記した遊技機には、画像表示装置の近傍位置に可動部材を設け、画像表示装置の表示態様に応じて可動部材を動作させることで、視覚的な興趣を向上するものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の可動部材は、画像表示装置の表示態様に応じて部分的に可動部を動かす程度の動きで遊技演出を行うものであり、画像表示装置と可動部材による斬新な遊技演出が望まれていた。
【0007】本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、画像表示装置と可動部材とによって斬新な遊技演出を可能にする遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の第一の観点にかかる遊技機は、遊技盤(2)面中の遊技領域(2a)内に設けられた画像表示装置(例えば、特別図柄表示装置4)と、該画像表示装置の近傍位置に設けられ、少なくともその一部分が前記画像表示装置の背面側に重なって隠れるような動作を行う可動部材(20)と、前記可動部材の動作に伴い該可動部材が前記画像表示装置に重なる場合、該可動部材の重なり部分を示す可動部材画像(41)を前記画像表示装置に表示する画像表示手段(例えば、遊技制御部11及び表示制御部13)とを備えるように構成している。
【0009】このように構成することにより、画像表示装置と可動部材との演出特徴を個々に生かした斬新な遊技演出が可能になる。
【0010】この場合、前記画像表示手段は、前記可動部材画像を表示する場合に、前記可動部材画像と共に演出効果画像(42)を付加表示することが好ましい。このように構成することにより、可動部材では表現しきれない演出を演出効果画像として画像表示装置に表示することで、より一層斬新な遊技演出が可能になる。
【0011】また、本発明の第二の観点にかかる遊技機は、遊技盤面中の遊技領域内に設けられた画像表示装置と、該画像表示装置の近傍位置に設けられ、少なくともその一部分が前記画像表示装置の前面側に重なるような動作を行う可動部材(20’)と、前記可動部材の動作に伴い該可動部材が前記画像表示装置に重なる場合、該可動部材の重なり部分に連携して演出効果を示す演出効果画像を前記画像表示装置に表示する画像表示手段とを備えるように構成している。
【0012】このように構成することにより、画像表示装置と可動部材との演出特徴を個々に生かした斬新な遊技演出が可能になる。
【0013】また、前記画像表示装置は、複数種類の識別情報を変動表示可能であり、所定条件を満たすことによって大当りとなる場合、前記識別情報の表示結果を予め定めた特定表示態様とするとともに、その遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とする遊技機(例えば、パチンコ遊技機1)であって、前記可動部材は、複数の演出動作態様を有し、該演出動作態様の種別によって前記大当りとなる期待度を異ならせることが好ましい。このように構成することにより、可動部材の演出動作を特定遊技状態が発生する予告的な動作とすることができると共に、可動部材の演出動作態様の種別に応じて大当り期待度を異ならせたので、可動部材による予告を多様化することができ、ひいては遊技の興趣向上を招来することができる。
【0014】また、前記演出効果画像は、前記画像表示装置における前記識別情報の変動表示態様に影響を与えるようにすることが好ましい。このように構成することにより、演出効果画像による演出効果をより一層高めることができる。
【0015】また、前記可動部材には、前記画像表示装置における前記識別情報の変動表示態様に対応した種々のタイミングで発光動作を行う発光体(21)が設けられることが好ましい。このように構成することにより、視覚的な興趣をより一層向上することができる。
【0016】また、本発明の第三の観点にかかる遊技機は、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(103)と、該可変表示装置とは異なる画像表示装置(104)と、該画像表示装置の近傍位置に設けられ、少なくともその一部分が前記画像表示装置の背面側に重なって隠れるような動作を行う可動部材(110)と、前記可動部材の動作に伴い該可動部材が前記画像表示装置に重なる場合、該可動部材の重なり部分を示す可動部材画像(112)を前記画像表示装置に表示する画像表示手段とを備えるように構成している。
【0017】このように構成することにより、画像表示装置と可動部材との演出特徴を個々に生かした斬新な遊技演出が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明においてリーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄以外の表示図柄が、例えば、大当りとなる特定表示態様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは変形している状態(以下、これらの状態を仮停止という)、すなわち、所定領域内に一定期間継続的に更新表示を停止している状態、又は、表示図柄の表示位置が入れ替わっている状態、又は、複数の表示図柄が同期して更新表示を行っている状態のように、最終結果が表示される前段階において表示結果が特定表示態様となる可能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。また、リーチ表示態様とは、リーチ演出表示を行う際の表示態様をいう。
【0019】また、予め特別図柄表示装置における図柄表示領域の特定の組合せを有効ラインとして設定しておき、所定の遊技価値を付与することが決定された場合に最終的な停止図柄態様によって大当りとなったことを報知するときには、この有効ライン上に最終的に停止する表示図柄が特定表示態様となるように表示図柄を変動させた後に停止させる。したがって、遊技者は特別図柄表示装置における有効ライン上の表示態様を確認することで、大当りとなったか否かを容易に認識することができる。
【0020】本実施形態における遊技機としては、LCD等からなる画像表示装置により特図ゲームを行う遊技機であり、プリペイドカードによって球貸しを行うカードリーダ(CR:Card Reader )式の第1種パチンコ遊技機を例に採って説明する。しかし、適用対象となる遊技機としては、これに限るものではなく、例えば、LCDを搭載したスロットマシン等の遊技機にも適用可能である。
【0021】また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であっても、画像表示装置を有するものであれば、例えば、第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、一般電役機、又はパチコンと呼ばれる確率設定機能付き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペイドカードによって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機だけではなく、現金によって球貸しを行うパチンコ遊技機にも適用可能である。すなわち、LCD等からなる画像表示装置を有し、特図ゲームに相当する演出表示を行うことが可能な遊技機であれば、どのような形態のものであっても構わない。
【0022】図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレール2bによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域2aが形成されており、遊技領域2aのほぼ中央位置には、LCDからなる特別図柄表示装置(画像表示装置)4が設けられている。特別図柄表示装置4の右側の近傍位置には、恐竜を模した形状の可動部材20が設けられている。また、遊技領域2aの左右の両側位置には、それぞれサイドランプ31と入賞口32とを一体的に備えたサイド飾り30が設けられている。なお、恐竜を模した形状の可動部材20の詳細な構成については後述する。
【0023】特別図柄表示装置4の下方位置には、電動チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当り発生時にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設されている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞タイミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当りとなった場合に前面に設けられた大入賞口扉の開放動作を行う。また、遊技用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域2a周辺部には、ランプ9が設けられている。
【0024】図2は、本実施形態におけるパチンコ遊技機の背面図であり、主要基板の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機1は、詳細を後述するように、電源基板(電源部10)と、主制御基板(遊技制御部11)と、図柄制御基板(表示制御部13)と、音声制御基板(音声制御部14)と、ランプ制御基板(ランプ制御部15)と、払出制御基板(払出制御部16)と、外部端子基板(情報出力部17)とを備え、それぞれ適所に配設されている。
【0025】図3は、遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。本実施形態におけるパチンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)10と、遊技制御部(主制御基板)11と、入出力部12と、表示制御部(図柄制御基板)13と、音声制御部(音声制御基板)14と、ランプ制御部(ランプ制御基板)15と、払出制御部(払出制御基板)16と、情報出力部(外部端子基板)17とを備えている。
【0026】電源部10は、パチンコ遊技機1内の各回路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、入出力部12を介して信号の入出力を行う機能、表示制御部13、音声制御部14、ランプ制御部15及び払出制御部16に対し、それぞれ制御コマンド信号を出力する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種情報を出力する機能を備えている。
【0027】入出力部12は、遊技球の検出や役物の開閉動作を行うためのものである。表示制御部13、音声制御部14、ランプ制御部15は、遊技制御部11から送信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにおける特図表示制御、音声出力制御、ランプ表示制御を、それぞれ遊技制御部11とは独立して実行するものである。払出制御部16は、遊技球の貸出や賞球等の払出制御を行うものである。情報出力部17は、各種遊技関連情報を外部に出力するためのものである。
【0028】ここで、特別図柄表示装置4上に表示される表示図柄の仮停止タイミングや変動タイミング等は、後述する変動表示パターンコマンドに従って一意に定まっている。すなわち、表示制御部13、音声制御部14及びランプ制御部15は、変動表示パターンコマンドを受け取ったタイミングから、特別図柄表示装置4上における表示図柄の変動、スピーカ8L、8Rからの音声出力及びランプ9の明滅表示が連動して行われるように制御を行っている。
【0029】図4は、恐竜を模した形状の可動部材20と、該可動部材20の動作に対応した特別図柄表示装置4の表示態様を示す正面図である。可動部材20は、図示しないソレノイドの駆動によって下あご部分20aを可動させることで、図4(A)に示すように「口を閉じた状態」と、図4(B)に示すように「口を開けた状態」との間で移行可能に動作を行うようになっている。また、可動部材20は、図示しないステッピングモータの駆動によって可動部材20全体を回動させることで、図4(A),(B)に示すように「恐竜が直立した状態」と、図4(C)に示すように「恐竜が傾動した状態」との間で移行可能に動作を行うようになっている。なお、「恐竜が傾動した状態」では、可動部材20の一部(恐竜の頭部)が特別図柄表示装置4の背面側に重なって隠れるようになっている。また、可動部材20には、特別図柄表示装置4における特別図柄の変動態様に対応した種々のタイミングで発光動作を行う発光体21が設けられている。発光体21は、可動部材20の裏面側に配置されており、その発光動作によって可動部材20を裏面側から光装飾するようになっている。
【0030】また、上記した可動部材20の動作は、特別図柄表示装置4の表示態様と連動し得るようになっており、視覚的に遊技を演出して興趣を向上するようになっている。可動部材20の具体的な動作としては、特別図柄表示装置4の表示態様が所定の表示態様(例えば、リーチ表示態様や大当り表示態様等)となる旨を予告する予告動作と、リーチ時におけるリーチ演出動作と、の2種類がある。また、予告動作における可動部材20の動作態様は、複数の種別が設定されており、このような複数種別の動作態様毎で予告の信頼度(具体的には、リーチ期待度や大当り期待度)が異なって設定されている。
【0031】次に、リーチ時の具体的な可動部材20の動作と特別図柄表示装置4の表示態様について説明する。なお、特別図柄表示装置4の画像表示領域40は、図4(A)に示すように、左・中・右の3図柄を個々に可変表示する可変表示部40a〜40cを有し、該可変表示部40a〜40cの停止図柄が同一図柄で揃った場合に大当りとなって本発明に係る特定遊技状態を発生するようになっている。まず、図4(A)に示すように、左右の可変表示部40a,40cの停止図柄が同一図柄で揃ってリーチ表示態様になると(図4(A)中には、「7」の図柄が揃った場合を例示)、図4(B)に示すように、左右の可変表示部40a,40c(左右の停止図柄)がそれぞれ縮小されるとともに画像表示領域40の左上部分に移動され、中央の可変表示部40bにおいて最終停止図柄となる中図柄のリーチ変動が開始される。また、図4(A)の表示態様において、恐竜を模した形状の可動部材20は、口を閉じるとともに起立した状態(図柄変動の開始時もこの状態にある)にあり、図4(B)の表示態様になると(リーチ変動が開始されると)、下あご部分20aが駆動されて、可動部材20は口を開いた状態になる。
【0032】その後、図4(C)に示すように、中央の可変表示部40bに大当りを決定し得る図柄が近づくと(図4(C)中には、「5」の図柄が表示された状態を例示)、口を開けた状態の可動部材20がそのまま回転駆動される。これにより、可動部材20の一部(恐竜の頭部)が特別図柄表示装置4(画像表示領域40)の背面側に重なって隠れ、これに合わせて画像表示領域40には、可動部材20の重なり部分(口を開いた恐竜の頭部)を示す可動部材画像41が表示される。また、このとき、画像表示領域40には、恐竜の頭部を示す可動部材画像41の表示に加えて、恐竜の口から吐き出される炎を示す演出効果画像42が表示される。そして、炎(演出効果画像42)によって可変表示部40bに表示される図柄が燃え尽くされる演出表示が行われた後、炎の演出効果画像42が消えて次の図柄が可変表示部40bに表示される。その後は、再度、炎の演出効果画像42が表示されて図柄が燃え尽くされる演出表示が繰り返されることで、コマ送り的に可変表示部40bのリーチ変動が行われ、最終的に、可変表示部40bに左右の図柄と同一の図柄が停止表示されると大当りが決定する一方、左右の図柄以外の図柄が可変表示部40bに停止表示されるとハズレが決定する。
【0033】以上のように、本実施形態の構成によれば、画像表示装置(例えば、特別図柄表示装置4)と可動部材(20)との演出特徴を個々に生かした斬新な遊技演出が可能になる。
【0034】なお、実施形態中では、画像表示装置における一方の側方位置(実施形態中では、右側方位置を例示)にのみ可動部材を配置する構成としているが、これに限らず、画像表示装置における左右の側方位置にそれぞれ可動部材を設けるようにしてもよい。
【0035】また、上記した実施形態では、可動部材が画像表示装置の背面側に重なって隠れるような動作を行う構成としているが、これに限らず、図5に示す他の実施形態のように、可動部材20’が画像表示装置4の前面側に重なるような動作を行う構成としてもよい。
【0036】図5に示す他の実施形態において、リーチ時の具体的な可動部材20’の動作と特別図柄表示装置4の表示態様について説明する。なお、前記実施形態と同様な機能を有する構成部材については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。まず、図5(A)に示すように、左右の可変表示部40a,40cの停止図柄が同一図柄で揃ってリーチ表示態様になると(図5(A)中には、「7」の図柄が揃った場合を例示)、図5(B)に示すように、左右の可変表示部40a,40c(左右の停止図柄)がそれぞれ縮小されるとともに画像表示領域40の左上部分に移動され、中央の可変表示部40bにおいて最終停止図柄となる中図柄のリーチ変動が開始される。また、図5(A)の表示態様において、恐竜を模した形状の可動部材20’は、口を閉じるとともに起立した状態(図柄変動の開始時もこの状態にある)にあり、図5(B)の表示態様になると(リーチ変動が開始されると)、下あご部分20’aが駆動されて、可動部材20’は口を開いた状態になる。
【0037】その後、図5(C)に示すように、中央の可変表示部40bに大当りを決定し得る図柄が近づくと(図5(C)中には、「6」の図柄が表示された状態を例示)、口を開けた状態の可動部材20’がそのまま回転駆動される。これにより、可動部材20’の一部(恐竜の頭部)が特別図柄表示装置4(画像表示領域40)の前面側に重なり、これに合わせて画像表示領域40には、可動部材20’の重なり部分(口を開いた恐竜の頭部)に連携して演出効果(恐竜の口から吐き出される炎)を示す演出効果画像42が表示される。そして、炎(演出効果画像42)によって可変表示部40bに表示される図柄が燃え尽くされる演出表示が行われた後、炎の演出効果画像42が消えて次の図柄が可変表示部40bに表示される。その後は、再度、炎の演出効果画像42が表示されて図柄が燃え尽くされる演出表示が繰り返されることで、コマ送り的に可変表示部40bのリーチ変動が行われ、最終的に、可変表示部40bに左右の図柄と同一の図柄が停止表示されると大当りが決定する一方、左右の図柄以外の図柄が可変表示部40bに停止表示されるとハズレが決定する。
【0038】また、上記した実施形態では、識別情報を変動表示する可変表示装置(特別図柄表示装置4)に可動部材画像やこれに関連した演出効果画像を表示する画像表示装置の機能を併合させた構成としているが、これに限らず、図6に示す他の実施形態のように、可変表示装置と画像表示装置とを個別に設けた遊技機にも適用可能である。
【0039】図6は、本発明の他の実施形態におけるスロットマシンの正面図である。スロットマシン(遊技機)101は、筐体102の前面に設けられた、可変表示装置103と、画像表示装置104と、コイン投入口105と、MaxBETボタン106aと、1枚BETボタン106bと、スタートレバー107と、ストップボタン108L,108C,108Rと、スピーカ109L,109R,109Dと、画像表示装置104の左右の近傍位置に設けられた可動部材110とを備えている。
【0040】可変表示装置103は、識別情報が付された3つのリールを駆動することにより当該識別情報の可変表示を行うものであり、後述するスタートレバー107の操作に基づいて識別情報の変動表示を開始するとともに、後述するストップボタン108L,108C,108Rの操作に基づいて識別情報の変動表示を停止する。画像表示装置104は、LCD等の表示装置により構成され、遊技状態に応じて様々な演出表示を行うものである。
【0041】コイン投入口105は、遊技媒体としてのコインを投入するためのものであり、投入されたコインは最大50枚までクレジット可能となっている。MaxBETボタン106aは、クレジットされたコインから、遊技状態に応じた最大枚数の賭け数を設定するためのものであり、1枚BETボタン106bは、遊技状態に関わらず賭け数を1枚ずつ設定するためのものである。
【0042】スタートレバー107は、所定数の賭け数が設定された状態で、遊技者による操作に応じてリールを駆動することにより、可変表示装置103上に表示される識別情報の変動表示を開始させるためのものである。ストップボタン108L,108C,108Rは、遊技者の操作によって変動中の各リールをそれぞれ停止させるためのものである。ここで、遊技者が操作しない場合には、所定時間経過後に、例えば、左,中,右の順に停止する。
【0043】スピーカ109L,109R,109Dは、スタートレバー107及びストップボタン108L,108C,108Rの操作時、入賞時、ボーナスゲーム開始時における効果音や、異常時における警報音のように、遊技状態に応じた様々な演出用音声の出力を行うためのものである。
【0044】以上の構成において、まず、コイン投入口105にコイン所定数枚(通常時は3枚)投入することで、あるいは、十分なクレジット残がある場合にはMaxBETボタン106a又は1枚BETボタン106bを押下することにより所定数の賭け数を設定する。賭け数の設定が終了した後、スタートレバー107を操作することによりリールが駆動され、可変表示装置103上で識別情報の変動表示が開始される。
【0045】画像表示装置104上では、1ゲーム毎又は任意のゲームにおいて演出表示が行われる。例えば、スタートレバー107を操作した時点で、内部的にボーナスフラグ又は所定の小役が成立していた場合、成立したボーナスフラグ又は小役を報知するために演出表示を行うものとする。ここで、本スロットマシン101は、ボーナスフラグ又は各小役に対する二次元の画像データを有しており、ボーナスフラグ又は小役成立の演出表示を行う場合、成立した役画像の演出表示を行う。
【0046】可動部材110は、前記可動部材20と同様に、恐竜を模した形状をなし、図示しないソレノイドの駆動によって下あご部分110aを可動させることで、図7(A)に示すように「口を閉じた状態」と、図7(B)に示すように「口を開けた状態」との間で移行可能に動作を行うようになっている。また、可動部材110は、図示しないステッピングモータの駆動によって可動部材110全体を回動させることで、図7(A)(B)に示すように「恐竜が直立した状態」と、図7(C)(D)に示すように「恐竜が傾動した状態」との間で移行可能に動作を行うようになっている。なお、「恐竜が傾動した状態」では、可動部材110の一部(恐竜の頭部としっぽの部分)が画像表示装置104の背面側に重なって隠れるようになっている。また、可動部材110には、画像表示装置104における図柄の変動態様に対応した種々のタイミングで発光動作を行う発光体111が設けられている。発光体111は、可動部材20の裏面側に配置されており、その発光動作によって可動部材110を裏面側から光装飾するようになっている。
【0047】また、上記した可動部材110の動作は、画像表示装置104の表示態様と連動し得るようになっており、視覚的に遊技を演出して興趣を向上するようになっている。可動部材110の具体的な動作としては、まず、図7(A)に示すように、画像表示装置104での小役対応図柄の変動が開始され、次に、図7(B)に示すように、上下2列の2図柄(図7(B)中には、「7・7・7」と「BAR・BAR・BAR」との2図柄を例示)が画像表示装置104上に停止表示される。本例では、この時点でボーナス確定となり、BB(Big Bonus)、RB(Regular Bonus)のいずれかのボーナスフラグが成立していることを示す。また、図7(A)の表示態様において、恐竜を模した形状の可動部材110は、口を閉じるとともに起立した状態(図柄変動の開始時もこの状態にある)にあり、図7(B)の表示態様になると、下あご部分110aが駆動されて、可動部材110は口を開いた状態になる。
【0048】その後、図7(C)に示すように、口を開けた状態の可動部材110がそのまま回転駆動される。これにより、可動部材110の一部(恐竜の頭部としっぽの部分)が画像表示装置104の背面側に重なって隠れ、これに合わせて画像表示装置104には、可動部材110の重なり部分(口を開いた恐竜の頭部としっぽの部分)を示す可動部材画像112が表示される。また、このとき、画像表示装置104には、可動部材画像112の表示に加えて、恐竜の口から吐き出される炎を示す演出効果画像113が表示される。なお、右側の恐竜(可動部材110)の炎(演出効果画像113)は、画像表示装置104に停止表示された上側の図柄「7・7・7」に向って吐き出され、左側の恐竜(可動部材110)の炎(演出効果画像113)は、画像表示装置104に停止表示された下側の図柄「BAR・BAR・BAR」に向って吐き出される。そして、図7(D)に示すように、炎(演出効果画像113)によって上下2列の図柄のうちいずれか一方の図柄が燃え尽くされる演出表示が行われ、燃えずに残った一方の図柄(図7(D)中には、「7・7・7」の図柄が残り、BBが成立した場合を例示)の種類によってボーナスフラグ又は小役成立のいずれかを決定する。
【0049】以上、本発明の遊技機を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で色々な変形及び応用が可能である。例えば、図3に示すブロック構成は、任意に変更及び修正が可能である。
【0050】なお、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
【0051】そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等にいったん格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、画像表示装置と可動部材との演出特徴を個々に生かした斬新な遊技演出が可能になる。
【出願人】 【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
【出願日】 平成14年1月31日(2002.1.31)
【代理人】 【識別番号】100084227
【弁理士】
【氏名又は名称】今崎 一司
【公開番号】 特開2003−220239(P2003−220239A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2002−24011(P2002−24011)