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【発明の名称】 パチンコ機
【発明者】 【氏名】中村 博之
【住所又は居所】名古屋市昭和区鶴舞2丁目2番18号 奥村遊機株式会社内

【要約】 【課題】大当たり状態になる特定の組合せを現実的な制限から解放して自由に設定できるようにすること。

【解決手段】パチンコ球が始動口に入賞した場合に、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、第3特別図柄7の図柄のみが変動し、特定の組合せ(「7」「3」「4」)が成立する可能性が存在するリーチ状態となった際に、大入賞口が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(「7」「3」「4」)を成立させることになる第3特別図柄7の図柄についての情報9を表示装置3に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示装置に表示された複数の識別情報の図柄が変動し順次に停止して確定識別情報となった際に、前記確定識別情報が特定の組合せであれば、特別電動役物が作動して大当たり状態となるパチンコ機において、一定の時間間隔で更新されるカウンタの更新値をパチンコ球が始動口に入賞した時点で判定値として取得する判定値取得手段と、前記判定値が所定値である場合には、前記確定識別情報を前記特定の組合せとする大当たり変動情報を作成し、前記判定値が前記所定値でない場合には、前記確定識別情報を、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが前記特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せにさせるリーチハズレ変動情報を作成し又は、前記確定識別情報を、前記特定の組合せ及び前記リーチハズレの組合せとは異なるものにさせる完全ハズレ変動情報を作成する変動情報作成手段と、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記表示装置に表示された複数の識別情報の図柄を変動させ順次に停止させて前記確定識別情報とする表示装置制御手段と、を備え、前記表示装置制御手段は、前記大当たり変動情報又は前記リーチハズレ変動情報に基づいて前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際に、前記最終停止識別情報のみが変動してリーチ状態になったときに、前記特定の組合せを成立させる前記最終停止識別情報の図柄を前記表示装置に表示させること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項2】 表示装置に表示された複数の識別情報の図柄が変動し順次に停止して確定識別情報となった際に、前記確定識別情報が特定の組合せであれば、特別電動役物が作動して大当たり状態となるパチンコ機において、一定の時間間隔で更新されるカウンタの更新値をパチンコ球が始動口に入賞した時点で判定値として取得する判定値取得手段と、前記判定値が所定値である場合には、前記確定識別情報を前記特定の組合せとする大当たり変動情報を作成し、前記判定値が前記所定値でない場合には、前記確定識別情報を、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが前記特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せにさせるリーチハズレ変動情報を作成し又は、前記確定識別情報を、前記特定の組合せ及び前記リーチハズレの組合せとは異なるものにさせる完全ハズレ変動情報を作成する変動情報作成手段と、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記表示装置に表示された複数の識別情報の図柄を変動させ順次に停止させて前記確定識別情報とする表示装置制御手段と、を備え、前記表示装置制御手段は、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際に、前記特定の組合せを前記表示装置に表示すること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項3】 請求項2に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、複数の識別情報のうち何れか一つが停止する前までに、前記特定の組合せを前記表示装置に表示すること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項4】 請求項2に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、複数の識別情報の全てが停止して前記確定識別情報となった後に、前記特定の組合せを前記表示装置に表示すること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり変動情報又は前記リーチハズレ変動情報に基づいて、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際は、前記最終停止識別情報のみが変動するときに、前記大当たり状態となる可能性の存在を示唆するリーチ情報を前記表示装置に表示する一方、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際は、前記最終停止識別情報のみが変動するときに、前記大当たり状態となる可能性の不存在を示唆するハズレ情報を前記表示装置に表示すること、を特徴とするパチンコ機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄が特定の組合せで表示された際に大当たり状態となるパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機には、例えば、図7のパチンコ機101のように、パチンコ球が始動口102に入賞すると、LCDなどの表示装置103に表示された3つの特別図柄が変動し、それらの特別図柄が特定の組合せで停止したときに、大入賞口104が作動して大当たり状態となるものがある。
【0003】この点、表示装置103における特別図柄の変動・停止について詳しく述べれば、図8に示すように、表示装置103には、3つの特別図柄として、第1特別図柄105と、第2特別図柄106、第3特別図柄107が表示されている。そして、第1特別図柄105と、第2特別図柄106、第3特別図柄107は、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10個の図柄をそれぞれ有しており、パチンコ球が始動口102に入賞すると、図8の矢印で示すように、それらの10個の図柄をもって、順次に且つ周期的に変動を開始する。
【0004】その後は、3つの特別図柄は、第1特別図柄105、第2特別図柄106、第3特別図柄107の順に停止して、確定特別図柄108となり、かかる確定特別図柄108が特定の組合せ(図8では、「7」「7」「7」)であるときに、大入賞口104が作動して大当たり状態となる。
【0005】この大当たり状態では、例えば、大入賞口104に所定数(例えば、10個)のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間(例えば、約29.5秒)が経過するまでに、大入賞口104の所謂Vゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することを条件として、大入賞口104の連続した開放動作を所定回数(例えば、15回)を限度として繰り返すので、遊技者は、大量の賞球を獲得することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、大当たり状態となる特定の組合せ(図8では、「7」「7」「7」)は、パチンコ機101で展開されるゲーム内容を楽しむ上で最もキーポイントとなる事項であるので、かかる特定の組合せのケース数を増やして、ゲーム内容の充実を図ることも多く行われるようになってきたが、遊技者からすれば、最も関心の高い事項でもあるので、遊技者がパチンコ機101で展開されるゲーム内容を十分に理解するためには、例えば、「1」「1」「1」といった所謂ゾロ目の組合せや、「1」「2」「3」といった連続した組合せなど、遊技者にとって認識しやすい組合せに設定しなければならない現実的な制限が存在していた。この点は、第1特別図柄105と、第2特別図柄106、第3特別図柄107の図柄が、文字や、図形、記号、キャラクターなどであっても同様である。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたパチンコ機であって、大当たり状態になる特定の組合せを現実的な制限から解放して自由に設定できることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、表示装置に表示された複数の識別情報の図柄が変動し順次に停止して確定識別情報となった際に、前記確定識別情報が特定の組合せであれば、特別電動役物が作動して大当たり状態となるパチンコ機において、一定の時間間隔で更新されるカウンタの更新値をパチンコ球が始動口に入賞した時点で判定値として取得する判定値取得手段と、前記判定値が所定値である場合には、前記確定識別情報を前記特定の組合せとする大当たり変動情報を作成し、前記判定値が前記所定値でない場合には、前記確定識別情報を、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが前記特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せにさせるリーチハズレ変動情報を作成し又は、前記確定識別情報を、前記特定の組合せ及び前記リーチハズレの組合せとは異なるものにさせる完全ハズレ変動情報を作成する変動情報作成手段と、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記表示装置に表示された複数の識別情報の図柄を変動させ順次に停止させて前記確定識別情報とする表示装置制御手段と、を備え、前記表示装置制御手段は、前記大当たり変動情報又は前記リーチハズレ変動情報に基づいて前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際に、前記最終停止識別情報のみが変動してリーチ状態になったときに、前記特定の組合せを成立させる前記最終停止識別情報の図柄を前記表示装置に表示させること、を特徴としている。
【0009】また、請求項2に係る発明は、表示装置に表示された複数の識別情報の図柄が変動し順次に停止して確定識別情報となった際に、前記確定識別情報が特定の組合せであれば、特別電動役物が作動して大当たり状態となるパチンコ機において、一定の時間間隔で更新されるカウンタの更新値をパチンコ球が始動口に入賞した時点で判定値として取得する判定値取得手段と、前記判定値が所定値である場合には、前記確定識別情報を前記特定の組合せとする大当たり変動情報を作成し、前記判定値が前記所定値でない場合には、前記確定識別情報を、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが前記特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せにさせるリーチハズレ変動情報を作成し又は、前記確定識別情報を、前記特定の組合せ及び前記リーチハズレの組合せとは異なるものにさせる完全ハズレ変動情報を作成する変動情報作成手段と、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記表示装置に表示された複数の識別情報の図柄を変動させ順次に停止させて前記確定識別情報とする表示装置制御手段と、を備え、前記表示装置制御手段は、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際に、前記特定の組合せを前記表示装置に表示すること、を特徴としている。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、複数の識別情報のうち何れか一つが停止する前までに、前記特定の組合せを前記表示装置に表示すること、を特徴としている。また、請求項4に係る発明は、請求項2に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、複数の識別情報の全てが停止して前記確定識別情報となった後に、前記特定の組合せを前記表示装置に表示すること、を特徴としている。
【0011】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり変動情報又は前記リーチハズレ変動情報に基づいて、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際は、前記最終停止識別情報のみが変動するときに、前記大当たり状態となる可能性の存在を示唆するリーチ情報を前記表示装置に表示する一方、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際は、前記最終停止識別情報のみが変動するときに、前記大当たり状態となる可能性の不存在を示唆するハズレ情報を前記表示装置に表示すること、を特徴としている。
【0012】このような特徴を有する本発明のパチンコ機では、パチンコ球が始動口に入賞した場合に、表示装置に表示される複数の識別情報の図柄が変動・停止して確定識別情報となる。このとき、特別電動役物が作動して大当たり状態になる特定の組合せ又は、特定の組合せを成立させることになる最終停止識別情報の図柄を表示装置に表示しており、表示装置に表示された確定識別情報が特定の組合せであるか否かの判断を、その表示装置において時を同じくして又は時を異にして見比べることで可能とする。これにより、特別電動役物が作動して大当たり状態になる特定の組合せを遊技者が予め認識できなくとも、遊技者はパチンコ機で展開されるゲーム内容を十分に楽しむことができるので、特定の組合せを遊技者が予め認識しやすいものに限定しようとする現実的な制限から解放され、特定の組合せを自由に設定することが許されることになる。
【0013】尚、特別電動役物が作動して大当たり状態になる特定の組合せは、複数であっても、一つであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1〜第3の実施の形態を図面を参照にして説明する。先ず、各実施の形態の共通事項について説明する。図5は、各実施の形態のパチンコ機の正面図であり、各実施の形態のパチンコ機1は、パチンコ球が始動口2に入賞すると、LCDなどの表示装置3に表示された3つの特別図柄(「識別情報」に相当するもの)が変動し、それらの特別図柄が特定の組合せで停止したときに、大入賞口4(「特別電動役物」に相当するもの)が作動して大当たり状態となる、所謂第1種のパチンコ機である。
【0015】図6は、各実施の形態のパチンコ機のブロック図である。図6に示すように、各実施の形態のパチンコ機1は、3枚の基板20,30,40を有している。この点、基板20には、メイン制御用CPU21や、メイン制御用ROM22、メイン制御用RAM23、入力・出力ポート24などが搭載されている。そして、メイン制御用CPU21には、2ms毎に信号を発信するクロック回路51が接続され、入力・出力ポート24には、始動口スイッチ54や、カウントスイッチ53、Vゾーン通過スイッチ54などが接続されている。
【0016】尚、始動口スイッチ54は、始動口2(図5参照)の内部に設けられるものであり、始動口2(図5参照)にパチンコ球が入賞すると、パチンコ球を感知して信号を発するものである。また、カウントスイッチ53は、大入賞口4(図5参照)の内部に設けられるものであり、大入賞口4(図5参照)にパチンコ球が入賞すると、パチンコ球を感知して信号を発するものである。また、Vゾーン通過スイッチ54は、大入賞口4(図5参照)の内部にある所謂Vゾーンに設けられるものであり、大入賞口4(図5参照)のVゾーンをパチンコ球が通過すると、パチンコ球を感知して信号を発するものである。
【0017】また、基板30には、表示装置制御用CPU31や、表示装置制御用ROM32、表示装置制御用RAM33、入力・出力ポート34、VDP35などが搭載されており、表示装置制御用CPU31は、表示装置制御用ROM32及び表示装置制御用RAM33などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づいて、VDP35に接続された表示装置3(図5参照)の表示内容を制御する。
【0018】また、基板40には、可動物制御用CPU41や、可動物制御用ROM42、可動物制御用RAM43、入力・出力ポート44などが搭載されており、可動物制御用CPU41は、例えば、可動物制御用ROM42及び可動物制御用RAM43などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づいて、入力・出力ポート44に接続された大入賞口ソレノイド55を動作させることにより、大入賞口4(図5参照)の作動内容を制御する。
【0019】さらに、図6のブロック図においては、3つの入力・出力ポート24,34,44を介して、メイン制御用CPU21と、表示装置制御用CPU31、可動物制御用CPU41がそれぞれ接続されている。従って、メイン制御用CPU21は、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41を介して、表示装置3の表示内容や大入賞口4(図5参照)の作動内容を制御することができる。
【0020】この点、先ず、第1の実施の形態のパチンコ機について説明する。すなわち、第1の実施の形態のパチンコ機では、図1に示すように、表示装置3には、3つの特別図柄として、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7(「最終停止識別情報」に相当するもの)が表示されている。そして、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7は、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10個の図柄をそれぞれ有しており、パチンコ球が始動口2(図5参照)に入賞すると、図1の矢印で示すように、それらの10個の図柄をもって、例えば、「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「0」→「1」→・・・のように、順次に且つ周期的に変動を開始する。
【0021】その後、3つの特別図柄は、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の順に停止して、確定特別図柄8(「確定識別情報」に相当するもの)となり、かかる確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるときに、大入賞口4(図5参照)が作動して大当たり状態となる。
【0022】そこで、このときの制御内容を図6を用いて説明すると、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に設けられたカウンタの値を、クロック回路51からの信号を受信する毎に「1」ずつ加算し、「300」になるときは「0」を代入することにより、「0」から「299」までの範囲で順次且つ周期的に更新させており、パチンコ球が始動口2(図5参照)に入賞したことを示す信号を始動口スイッチ52から受信したときに、かかるカウンタの更新値を判定値として取得してメイン制御用RAM23に記憶する。
【0023】そして、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に記憶した判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されている当たり値(「所定値」に相当するものであり、ここでは、例えば、「7」とする)と比較する。このとき、判定値が所定値である場合には、確定特別図柄8(図1参照)を特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とすることを知らせる大当たり変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0024】一方、判定値が所定値でない場合には、さらに、かかる判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されているリーチハズレ値(ここでは、例えば、「17」、「27」、「37」とする)と比較する。このとき、判定値がリーチハズレ値である場合は、確定特別図柄8(図1参照)を、確定特別図柄8(図1参照)のうち第3特別図柄7(図1参照)のみが特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せ(図1で言えば、「7」「3」「6」)とすることを知らせるリーチハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。一方、判定値がリーチハズレ値でない場合は、確定特別図柄8(図1参照)を、特定の組合せ及びリーチハズレの組合せとは異なるもの(一例を言えば、「5」「1」「2」)とすることを知らせる完全ハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0025】その後、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合には、図1に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)となるように、順次に停止させる。
【0026】一方、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21からリーチハズレ変動情報を受信した場合には、図1に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させた後、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「3」で停止させて、第3特別図柄7の図柄のみを変動させ、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立する可能性が存在するリーチ状態とした後、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とならないように、第3特別図柄7の図柄を(図1で言えば、「6」に)停止させる。
【0027】また、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から完全ハズレ変動を受信した場合には、図示はしないが、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とならないように、順次に停止させる(一例を言えば、「5」「1」「2」)。
【0028】尚、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)や、リーチハズレ変動情報を受信した際の組合せ(図1で言えば、「7」「3」「6」)、完全ハズレ変動情報を受信した際の組合せ(一例を言えば、「5」「1」「2」)は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。また、それらの組合せが複数存在する場合には、表示装置制御用CPU31は、表示装置制御用RAM33に設けられたカウンタの更新値を所定のタイミングで取得し、この取得値を介して、表示装置制御用ROM32に予め記憶されたテーブル内の定義関係から、今回使用される特定の組合せを決定する。
【0029】さらに、第1の実施の形態のパチンコ機では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信し、図1に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際には、先ず、第1特別図柄5の図柄が「7」で停止し、次に、第2特別図柄6を「3」で停止して、第3特別図柄7の図柄のみが変動するリーチ状態になったときに、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)を成立させる第3特別図柄7の図柄(本実施の形態では、「4」)についての情報9を表示装置3に表示する。
【0030】また、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21からリーチハズレ変動情報を受信し、図1に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際にも、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「3」で停止させて、第3特別図柄7の図柄のみが変動するリーチ状態となったときに、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)を成立させる第3特別図柄7の図柄(本実施の形態では、「4」)についての情報9を表示装置3に表示する。
【0031】これらのリーチ状態において特定の組合せを成立させる第3特別図柄7の図柄についての情報9は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。
【0032】尚、可動物制御用CPU41は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合にのみ、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)に変動・停止したことを示す信号を表示装置制御用CPU31から受信した後に、大入賞口ソレノイド55を動作させることにより、大入賞口4を作動させて大当たり状態とする。この大当たり状態では、大入賞口4に所定数(例えば、10個)のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間(例えば、約29.5秒)が経過するまでに、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することを条件として、大入賞口4の連続した開放動作が所定回数(例えば、15回)を限度として繰り返される。ここで、大入賞口4に入賞したパチンコ球の数はカウントスイッチ53からの信号で知ることができ、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過したことはVゾーン通過スイッチ54からの信号で知ることができる。
【0033】以上詳細に説明したように、第1の実施の形態のパチンコ機では、パチンコ球が始動口2に入賞した場合に、図1に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、第3特別図柄7の図柄のみが変動し、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立する可能性が存在するリーチ状態となった際に、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)を成立させることになる第3特別図柄7の図柄についての情報9を表示装置3に表示しており、表示装置3に表示された確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるか否かの判断を、その表示装置3において時を同じくして見比べることで可能とする。
【0034】この点、「7」「3」「4」という特定の組合せは、所謂ゾロ目の組合せでもなく、連続した組合せでもなく、意味のある組合せでもなく、遊技者にとって覚えにくいものであるが、上記より、表示装置3に表示された確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるか否かの判断を、その表示装置3において時を同じくして見比べることができるので、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)を遊技者が予め認識できなくとも、遊技者はパチンコ機で展開されるゲーム内容を十分に楽しむことができる。
【0035】よって、第1の実施の形態のパチンコ機では、特定の組合せを、例えば、「7」「7」「7」のように、遊技者が予め認識しやすいものに限定する必然性(現実的な制限)はなくなるので、例えば、本実施の形態での「7」「3」「4」のように、特定の組合せを自由に設定することが許されることになる。
【0036】尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報などを受信し、図2に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際に、第1特別図柄5の図柄が(図2で言えば、「7」で)停止したときに、リーチ状態を成立させる第2特別図柄6の図柄(本実施の形態では、「3」,「8」)についての情報10を、第2特別図柄6の図柄が停止するまで、表示装置3に表示してもよい。但し、図2では、特定の組合せが、「7」「3」「4」の他に、「7」「8」「1」があるものとする。また、リーチ状態を成立させる第2特別図柄6の図柄(本実施の形態では、「3」,「8」)についての情報10も、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。
【0037】また、メイン制御用CPU21は、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41を介することなく、メイン制御用CPU21のみで制御してもよい。
【0038】次に、第2の実施の形態のパチンコ機について説明する。すなわち、第2の実施の形態のパチンコ機では、図3に示すように、表示装置3には、3つの特別図柄として、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7(「最終停止識別情報」に相当するもの)が表示されている。そして、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7は、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10個の図柄をそれぞれ有しており、パチンコ球が始動口2(図5参照)に入賞すると、図3の矢印で示すように、それらの10個の図柄をもって、例えば、「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「0」→「1」→・・・のように、順次に且つ周期的に変動を開始する。
【0039】その後、3つの特別図柄は、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の順に停止して、確定特別図柄8(「確定識別情報」に相当するもの)となり、かかる確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるときに、大入賞口4(図5参照)が作動して大当たり状態となる。
【0040】そこで、このときの制御内容を図6を用いて説明すると、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に設けられたカウンタの値を、クロック回路51からの信号を受信する毎に「1」ずつ加算し、「300」になるときは「0」を代入することにより、「0」から「299」までの範囲で順次且つ周期的に更新させており、パチンコ球が始動口2(図5参照)に入賞したことを示す信号を始動口スイッチ52から受信したときに、かかるカウンタの更新値を判定値として取得してメイン制御用RAM23に記憶する。
【0041】そして、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に記憶した判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されている当たり値(「所定値」に相当するものであり、ここでは、例えば、「7」とする)と比較する。このとき、判定値が所定値である場合には、確定特別図柄8(図3参照)を特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とすることを知らせる大当たり変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0042】一方、判定値が所定値でない場合には、さらに、かかる判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されているリーチハズレ値(ここでは、例えば、「17」、「27」、「37」とする)と比較する。このとき、判定値がリーチハズレ値である場合は、確定特別図柄8(図3参照)を、確定特別図柄8(図3参照)のうち第3特別図柄7(図3参照)のみが特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せ(図3で言えば、「7」「3」「9」)とすることを知らせるリーチハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。一方、判定値がリーチハズレ値でない場合は、確定特別図柄8(図3参照)を、特定の組合せ及びリーチハズレの組合せとは異なるもの(図3で言えば、「7」「2」「6」)とすることを知らせる完全ハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0043】その後、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合には、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)となるように、順次に停止させる。
【0044】一方、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21からリーチハズレ変動情報を受信した場合には、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させた後、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「3」で停止させて、第3特別図柄7の図柄のみを変動させ、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立する可能性が存在するリーチ状態とした後、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とならないように、第3特別図柄7の図柄を(図3で言えば、「9」に)停止させる。
【0045】また、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から完全ハズレ変動を受信した場合には、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とならないように、順次に停止させる(図3で言えば、「7」「2」「6」)。
【0046】尚、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)や、リーチハズレ変動情報を受信した際の組合せ(図3で言えば、「7」「3」「9」)、完全ハズレ変動情報を受信した際の組合せ(図3で言えば、「7」「2」「6」)は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。また、それらの組合せが複数存在する場合には、表示装置制御用CPU31は、表示装置制御用RAM33に設けられたカウンタの更新値を所定のタイミングで取得し、この取得値を介して、表示装置制御用ROM32に予め記憶されたテーブル内の定義関係から、今回使用される特定の組合せを決定する。
【0047】さらに、第2の実施の形態のパチンコ機では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報や、リーチハズレ変動情報、完全ハズレ変動情報を受信し、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際には、第1特別図柄5の図柄が「7」で停止するまで、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11を表示装置3に表示する。
【0048】特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。
【0049】さらに、第2の実施の形態のパチンコ機では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報又はリーチハズレ変動情報を受信し、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際には、先ず、第1特別図柄5の図柄が「7」で停止し、次に、第2特別図柄6を「3」で停止して、第3特別図柄7の図柄のみが変動するときに、第3特別図柄5の図柄が「4」又は「9」で停止するまで、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態であることを示す情報12を表示装置3に表示する。
【0050】その後、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信している場合には、図3に示すように、第3特別図柄5の図柄が「4」で停止したときに、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態であることを示す情報14を表示装置3に表示する。一方、リーチハズレ変動情報を受信している場合には、図3に示すように、第3特別図柄5の図柄が「9」で停止したときに、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在しないハズレ状態であることを示す情報13を表示装置3に表示する。
【0051】また、第2の実施の形態のパチンコ機では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から完全ハズレ変動情報を受信し、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際には、先ず、第1特別図柄5の図柄が「7」で停止し、次に、第2特別図柄6を「2」で停止して、第3特別図柄7の図柄のみが変動するときに、第3特別図柄5の図柄が「6」で停止する前から、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在しないハズレ状態であることを示す情報13を表示装置3に表示する。
【0052】特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態であることを示す情報12や、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在しないハズレ状態であることを示す情報13、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態であることを示す情報14は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。
【0053】尚、可動物制御用CPU41は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合にのみ、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)に変動・停止したことを示す信号を表示装置制御用CPU31から受信した後に、大入賞口ソレノイド55を動作させることにより、大入賞口4を作動させて大当たり状態とする。この大当たり状態では、大入賞口4に所定数(例えば、10個)のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間(例えば、約29.5秒)が経過するまでに、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することを条件として、大入賞口4の連続した開放動作が所定回数(例えば、15回)を限度として繰り返される。ここで、大入賞口4に入賞したパチンコ球の数はカウントスイッチ53からの信号で知ることができ、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過したことはVゾーン通過スイッチ54からの信号で知ることができる。
【0054】以上詳細に説明したように、第2の実施の形態のパチンコ機では、パチンコ球が始動口2に入賞した場合に、図3に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11を、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄の変動が開始した直後に、表示装置3に表示しており、表示装置3に表示された確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるか否かの判断を、その表示装置3において時を異にしてして見比べることで可能とする。
【0055】この点、「7」「3」「4」という特定の組合せは、所謂ゾロ目の組合せでもなく、連続した組合せでもなく、意味のある組合せでもなく、遊技者にとって覚えにくいものであるが、上記より、表示装置3に表示された確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるか否かの判断を、その表示装置3において時を異にして見比べることができるので、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)を遊技者が予め認識できなくとも、遊技者はパチンコ機で展開されるゲーム内容を十分に楽しむことができる。
【0056】よって、第2の実施の形態のパチンコ機では、特定の組合せを、例えば、「7」「7」「7」のように、遊技者が予め認識しやすいものに限定する必然性(現実的な制限)はなくなるので、例えば、本実施の形態での「7」「3」「4」のように、特定の組合せを自由に設定することが許されることになる。
【0057】尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態であることを示す情報12や、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態となる可能性が存在しないハズレ状態であることを示す情報13、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立し大当たり状態であることを示す情報14については、第1の実施の形態のパチンコ機や後述の第3の実施の形態のパチンコ機において実施してもよい。
【0058】また、メイン制御用CPU21は、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41を介することなく、メイン制御用CPU21のみで制御してもよい。
【0059】次に、第3の実施の形態のパチンコ機について説明する。すなわち、第3の実施の形態のパチンコ機では、図4に示すように、表示装置3には、3つの特別図柄として、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7(「最終停止識別情報」に相当するもの)が表示されている。そして、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7は、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10個の図柄をそれぞれ有しており、パチンコ球が始動口2(図5参照)に入賞すると、図4の矢印で示すように、それらの10個の図柄をもって、例えば、「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「0」→「1」→・・・のように、順次に且つ周期的に変動を開始する。
【0060】その後、3つの特別図柄は、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の順に停止して、確定特別図柄8(「確定識別情報」に相当するもの)となり、かかる確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるときに、大入賞口4(図5参照)が作動して大当たり状態となる。
【0061】そこで、このときの制御内容を図6を用いて説明すると、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に設けられたカウンタの値を、クロック回路51からの信号を受信する毎に「1」ずつ加算し、「300」になるときは「0」を代入することにより、「0」から「299」までの範囲で順次且つ周期的に更新させており、パチンコ球が始動口2(図5参照)に入賞したことを示す信号を始動口スイッチ52から受信したときに、かかるカウンタの更新値を判定値として取得してメイン制御用RAM23に記憶する。
【0062】そして、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に記憶した判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されている当たり値(「所定値」に相当するものであり、ここでは、例えば、「7」とする)と比較する。このとき、判定値が所定値である場合には、確定特別図柄8(図4参照)を特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とすることを知らせる大当たり変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0063】一方、判定値が所定値でない場合には、さらに、かかる判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されているリーチハズレ値(ここでは、例えば、「17」、「27」、「37」とする)と比較する。このとき、判定値がリーチハズレ値である場合は、確定特別図柄8(図4参照)を、確定特別図柄8(図4参照)のうち第3特別図柄7(図4参照)のみが特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せ(図4で言えば、「7」「3」「6」)とすることを知らせるリーチハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。一方、判定値がリーチハズレ値でない場合は、確定特別図柄8(図4参照)を、特定の組合せ及びリーチハズレの組合せとは異なるもの(一例を言えば、「5」「1」「2」)とすることを知らせる完全ハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0064】その後、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合には、図4に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)となるように、順次に停止させる。
【0065】一方、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21からリーチハズレ変動情報を受信した場合には、図4に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させた後、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「3」で停止させて、第3特別図柄7の図柄のみを変動させ、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)が成立する可能性が存在するリーチ状態とした後、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とならないように、第3特別図柄7の図柄を(図4で言えば、「6」に)停止させる。
【0066】また、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から完全ハズレ変動を受信した場合には、図示はしないが、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)とならないように、順次に停止させる(一例を言えば、「5」「1」「2」)。
【0067】尚、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)や、リーチハズレ変動情報を受信した際の組合せ(図4で言えば、「7」「3」「9」)、完全ハズレ変動情報を受信した際の組合せ(一例を言えば、「5」「1」「2」)は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。また、それらの組合せが複数存在する場合には、表示装置制御用CPU31は、表示装置制御用RAM33に設けられたカウンタの更新値を所定のタイミングで取得し、この取得値を介して、表示装置制御用ROM32に予め記憶されたテーブル内の定義関係から、今回使用される特定の組合せを決定する。
【0068】さらに、第3の実施の形態のパチンコ機では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報や、リーチハズレ変動情報、完全ハズレ変動情報を受信し、図4に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際には、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が順次に停止し、確定特別図柄8になったと同時に、特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11を表示装置3に表示する。
【0069】特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。
【0070】尚、可動物制御用CPU41は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合にのみ、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)に変動・停止したことを示す信号を表示装置制御用CPU31から受信した後に、大入賞口ソレノイド55を動作させることにより、大入賞口4を作動させて大当たり状態とする。この大当たり状態では、大入賞口4に所定数(例えば、10個)のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間(例えば、約29.5秒)が経過するまでに、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することを条件として、大入賞口4の連続した開放動作が所定回数(例えば、15回)を限度として繰り返される。ここで、大入賞口4に入賞したパチンコ球の数はカウントスイッチ53からの信号で知ることができ、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過したことはVゾーン通過スイッチ54からの信号で知ることができる。
【0071】以上詳細に説明したように、第3の実施の形態のパチンコ機では、パチンコ球が始動口2に入賞した場合に、図4に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11を、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄の変動が順次に停止し確定特別図柄8になったと同時に表示装置3に表示しており、表示装置3に表示された確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるか否かの判断を、その表示装置3において時を同じくして見比べることで可能とする。
【0072】この点、「7」「3」「4」という特定の組合せは、所謂ゾロ目の組合せでもなく、連続した組合せでもなく、意味のある組合せでもなく、遊技者にとって覚えにくいものであるが、上記より、表示装置3に表示された確定特別図柄8が特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)であるか否かの判断を、その表示装置3において時を同じくして見比べることができるので、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)を遊技者が予め認識できなくとも、遊技者はパチンコ機で展開されるゲーム内容を十分に楽しむことができる。
【0073】よって、第3の実施の形態のパチンコ機では、特定の組合せを、例えば、「7」「7」「7」のように、遊技者が予め認識しやすいものに限定する必然性(現実的な制限)はなくなるので、例えば、本実施の形態での「7」「3」「4」のように、特定の組合せを自由に設定することが許されることになる。
【0074】尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、大入賞口4が作動して大当たり状態になる特定の組合せ(本実施の形態では、「7」「3」「4」)についての情報11を、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄の変動が開始されてから順次に停止し確定特別図柄8になった直後まで、表示装置3に継続させて表示させてもよい。
【0075】また、メイン制御用CPU21は、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41を介することなく、メイン制御用CPU21のみで制御してもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明のパチンコ機では、パチンコ球が始動口に入賞した場合に、表示装置に表示される複数の識別情報の図柄が変動・停止して確定識別情報となる。このとき、特別電動役物が作動して大当たり状態になる特定の組合せ又は、特定の組合せを成立させることになる最終停止識別情報の図柄を表示装置に表示しており、表示装置に表示された確定識別情報が特定の組合せであるか否かの判断を、その表示装置において時を同じくして又は時を異にして見比べることで可能とする。これにより、特別電動役物が作動して大当たり状態になる特定の組合せを遊技者が予め認識できなくとも、遊技者はパチンコ機で展開されるゲーム内容を十分に楽しむことができるので、特定の組合せを遊技者が予め認識しやすいものに限定しようとする現実的な制限から解放され、特定の組合せを自由に設定することが許されることになる。
【出願人】 【識別番号】000121693
【氏名又は名称】奥村遊機株式會社
【住所又は居所】愛知県名古屋市昭和区鶴舞2丁目2番18号
【出願日】 平成14年1月30日(2002.1.30)
【代理人】 【識別番号】100098431
【弁理士】
【氏名又は名称】山中 郁生 (外2名)
【公開番号】 特開2003−220229(P2003−220229A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2002−21704(P2002−21704)