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【発明の名称】 パチンコ機
【発明者】 【氏名】中村 博之
【住所又は居所】名古屋市昭和区鶴舞2丁目2番18号 奥村遊機株式会社内

【要約】 【課題】大当たり状態において表示装置に表示される大当たりアクション映像の内容を充実させること。

【解決手段】大当たり状態の各ラウンド(1R,2R,3R,…,nR)が開始されるたびに、大入賞口に10個のパチンコ球が入賞する以前に又は約30秒が経過する以前において、大入賞口のVゾーンにパチンコ球が通過するまで、あるいは、大入賞口のVゾーンにパチンコ球が通過することなく、大入賞口に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過するまで、表示装置制御用ROMに記憶されたリーチアクション映像を最初から大当たりアクション映像として表示装置の画面に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示装置に表示された複数の識別情報の図柄が変動し順次に停止して確定識別情報となった際に、前記確定識別情報が特定の組合せであれば、特別電動役物が作動して大当たり状態となる一方、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際に、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが変動中に前記大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、記憶媒体に記憶されたリーチアクション動画情報を前記表示装置に表示するパチンコ機において、一定の時間間隔で更新されるカウンタの更新値をパチンコ球が始動口に入賞した時点で判定値として取得する判定値取得手段と、前記判定値が所定値である場合には、前記確定識別情報を前記特定の組合せとする大当たり変動情報を作成し、前記判定値が前記所定値でない場合には、前記確定識別情報を、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが前記特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せにさせるリーチハズレ変動情報を作成し又は、前記確定識別情報を、前記特定の組合せ及び前記リーチハズレの組合せとは異なるものにさせる完全ハズレ変動情報を作成する変動情報作成手段と、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記表示装置に表示された複数の識別情報の図柄を変動させ順次に停止させて前記確定識別情報とする一方、前記大当たり変動情報又は前記リーチハズレ変動情報に基づいて前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際には、前記リーチ状態になったときに、前記リーチアクション動画情報を前記表示装置に表示する表示装置制御手段と、前記特別電動役物に所定数のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間が経過するまでに前記特別電動役物の所定領域にパチンコ球が通過することを条件として、前記特別電動役物の連続した開放動作を一回のラウンドとして所定回数のラウンドを限度として繰り返す、前記大当たり状態の制御を行う大当たり状態制御手段と、を備え、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態の継続中に、前記リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用することにより、前記大当たりアクション動画情報を前記表示装置に表示すること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項2】 請求項1に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を中断させるとともに、当該大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を最初から再び始めること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項3】 請求項1に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を中断させるとともに、前記大当たりアクション動画情報の中断時のアドレス情報を記憶し、その後に、当該大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、前記アドレス情報に基づいて、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を再開させて、前記大当たりアクション動画情報の続きを前記表示装置に表示させること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するパチンコ機であって、前記大当たりアクション動画情報は、前記リーチアクション動画情報の一部分をつなぎあわせて編成されたこと、を特徴とするパチンコ機。
【請求項5】 請求項1に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態のラウンドが進む度に、前記大当たりアクション動画情報として前記リーチアクション動画情報を流用する部分を変更すること、を特徴とするパチンコ機。
【請求項6】 請求項1に記載するパチンコ機であって、前記記憶媒体に前記リーチアクション動画情報の複数が記憶され、各リーチアクション動画情報の全部又は一部が前記大当たりアクション動画情報として流用されていること、を特徴とするパチンコ機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄が特定の組合せで表示されて大当たり状態となる直前の状態、すなわち、これらの図柄のうち一つのみが変動中のリーチ状態において、そのリーチ状態のときに限って表示装置に表示される映像を有するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、図6のパチンコ機1のように、パチンコ球が始動口2に入賞すると、LCDなどの表示装置3に表示された3つの特別図柄(「識別情報」に相当するもの)が変動し、それらの特別図柄が特定の組合せで停止したときに、大入賞口4(「特別電動役物」に相当するもの)が作動して大当たり状態となる、所謂第1種のパチンコ機がある。
【0003】そして、図7のブロック図で示すように、図6のパチンコ機1は、3枚の基板20,30,40を有している。この点、基板20には、メイン制御用CPU21や、メイン制御用ROM22、メイン制御用RAM23、入力・出力ポート24などが搭載されている。そして、メイン制御用CPU21には、2ms毎に信号を発信するクロック回路51が接続され、入力・出力ポート24には、始動口スイッチ54や、カウントスイッチ53、Vゾーン通過スイッチ54などが接続されている。
【0004】尚、始動口スイッチ54は、始動口2(図6参照)の内部に設けられるものであり、始動口2(図6参照)にパチンコ球が入賞すると、パチンコ球を感知して信号を発するものである。また、カウントスイッチ53は、大入賞口4(図6参照)の内部に設けられるものであり、大入賞口4(図6参照)にパチンコ球が入賞すると、パチンコ球を感知して信号を発するものである。また、Vゾーン通過スイッチ54は、大入賞口4(図6参照)の内部にある所謂Vゾーン(図示せず)に設けられるものであり、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)をパチンコ球が通過すると、パチンコ球を感知して信号を発するものである。
【0005】また、基板30には、表示装置制御用CPU31や、表示装置制御用ROM32、表示装置制御用RAM33、入力・出力ポート34、VDP35などが搭載されており、表示装置制御用CPU31は、表示装置制御用ROM32及び表示装置制御用RAM33などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づいて、VDP35に接続された表示装置3(図6参照)の表示内容を制御する。
【0006】また、基板40には、可動物制御用CPU41や、可動物制御用ROM42、可動物制御用RAM43、入力・出力ポート44などが搭載されており、可動物制御用CPU41は、例えば、可動物制御用ROM42及び可動物制御用RAM43などに記憶された制御方法その他の技術情報に基づいて、入力・出力ポート44に接続された大入賞口ソレノイド55を動作させることにより、大入賞口4(図6参照)の作動内容を制御する。
【0007】さらに、図7のブロック図においては、3つの入力・出力ポート24,34,44を介して、メイン制御用CPU21と、表示装置制御用CPU31、可動物制御用CPU41がそれぞれ接続されている。従って、メイン制御用CPU21は、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41を介して、表示装置3の表示内容や大入賞口4(図6参照)の作動内容を制御することができる。
【0008】すなわち、図6のパチンコ機1では、図8に示すように、表示装置3(図6及び図7参照)には、3つの特別図柄として、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7(「最終停止識別情報」に相当するもの)が表示されている。そして、第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7は、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10個の図柄をそれぞれ有しており、パチンコ球が始動口2(図6参照)に入賞すると、図8の矢印で示すように、それらの10個の図柄をもって、例えば、「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「0」→「1」→・・・のように、順次に且つ周期的に変動を開始する。
【0009】その後、3つの特別図柄は、第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の順に停止して、確定特別図柄8(「確定識別情報」に相当するもの)となり、かかる確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)であるときに、大入賞口4(図6参照)が作動して大当たり状態となる。
【0010】そこで、このときの制御内容を図7を用いて説明すると、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に設けられたカウンタの値を、クロック回路51からの信号を受信する毎に「1」ずつ加算し、「300」になるときは「0」を代入することにより、「0」から「299」までの範囲で順次且つ周期的に更新させており、パチンコ球が始動口2(図6参照)に入賞したことを示す信号を始動口スイッチ52から受信したときに、かかるカウンタの更新値を判定値として取得してメイン制御用RAM23に記憶する。
【0011】そして、メイン制御用CPU21は、メイン制御用RAM23に記憶した判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されている当たり値(「所定値」に相当するものであり、ここでは、例えば、「7」とする)と比較する。このとき、判定値が所定値である場合には、確定特別図柄8(図8参照)を特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)とすることを知らせる大当たり変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0012】一方、判定値が所定値でない場合には、さらに、かかる判定値を、メイン制御用ROM22に記憶されているリーチハズレ値(ここでは、例えば、「17」、「27」、「37」など、「0」から「299」のうち「7」を除いた25〜38個ぐらいまでの値とする)と比較する。このとき、判定値がリーチハズレ値である場合は、確定特別図柄8(図8参照)を、確定特別図柄8(図8参照)のうち第3特別図柄7(図8参照)のみが特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せ(ここでは、例えば、「7」「7」「6」とする)とすることを知らせるリーチハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。一方、判定値がリーチハズレ値でない場合は、確定特別図柄8(図8参照)を、特定の組合せ及びリーチハズレの組合せとは異なるもの(ここでは、例えば、「5」「1」「2」とする)とすることを知らせる完全ハズレ変動情報を作成して、表示装置制御用CPU31及び可動物制御用CPU41に送信する。
【0013】その後、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合には、図8に示すように、表示装置3(図6参照)に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)となるように、順次に停止させる。
【0014】一方、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21からリーチハズレ変動情報を受信した場合には、図示はしないが、表示装置3(図6参照)に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させた後、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「7」で停止させて、第3特別図柄7の図柄のみを変動させ、特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)が成立する可能性が存在するリーチ状態とした後、確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)とならないように、第3特別図柄7の図柄を(ここでは、「6」に)停止させる。
【0015】また、表示装置制御用CPU31は、メイン制御用CPU21から完全ハズレ変動を受信した場合には、図示はしないが、表示装置3(図6参照)に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)とならないように、順次に停止させる(ここでは、「5」「1」「2」)。
【0016】尚、特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)や、リーチハズレ変動情報を受信した際の組合せ(ここでは、「7」「7」「6」)、完全ハズレ変動情報を受信した際の組合せ(ここでは、「5」「1」「2」)は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。また、それらの組合せが複数存在する場合には、表示装置制御用CPU31は、表示装置制御用RAM33に設けられたカウンタの更新値を所定のタイミングで取得し、この取得値を介して、表示装置制御用ROM32に予め記憶されたテーブル内の定義関係から、今回使用される特定の組合せを決定する。
【0017】一方、可動物制御用CPU41は、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信した場合にのみ、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)に変動・停止したことを示す信号を表示装置制御用CPU31から受信した後に、大入賞口ソレノイド55を動作させることにより、大入賞口4を作動させて大当たり状態とする。この大当たり状態では、大入賞口4に所定数(ここでは、例えば、10個とする)のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間(ここでは、例えば、約30秒とする)が経過するまでに、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することを条件として、大入賞口4の連続した開放動作を一ラウンドとして、所定回数(ここでは、例えば、15回とする)のラウンドを限度として繰り返される。従って、大当たり状態では、遊技者は、大量の賞球を獲得することが可能となる。尚、大入賞口4に入賞したパチンコ球の数はカウントスイッチ53からの信号で知ることができ、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過したことはVゾーン通過スイッチ54からの信号で知ることができる。
【0018】さらに、図6のパチンコ機1では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報又はリーチハズレ変動情報を受信し、図9に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、順次に停止させる際には、先ず、第1特別図柄5の図柄が「7」で停止し、次に、第2特別図柄6を「7」で停止して、第3特別図柄7の図柄のみが変動するときに、第3特別図柄7の図柄が「7」又は「6」で停止するまで、表示装置制御用ROM32(「記憶媒体」に相当するもの)に記憶されたリーチアクション動画情報を表示装置3の画面9に表示する。
【0019】このとき、図6のパチンコ機1では、第3特別図柄7の図柄が「7」で停止すれば大当たり状態となるリーチ状態にあり、遊技者の気分は第3特別図柄7の図柄の変動に一喜一憂していることから、かかるリーチ状態において表示装置3の画面9に表示されるリーチアクション動画情報を充実した内容にすれば、遊技者の気分を高揚させることができる。従って、リーチアクション動画情報の内容は、遊技者の気分を高揚させるため、例えば、表示装置3の画面9に表示されたキャラクターに複雑な動きをさせることが多い。
【0020】尚、リーチアクション動画情報は、表示装置制御用ROM32に予め記憶されており、表示装置制御用CPU31が読み取って、表示装置3に表示される。また、リーチアクション動画情報が複数存在する場合には、表示装置制御用CPU31は、例えば、表示装置制御用RAM33に設けられたカウンタの更新値を所定のタイミングで取得し、この取得値を介して、表示装置制御用ROM32に予め記憶されたテーブル内の定義関係から、今回使用されるリーチアクション動画情報を決定する。
【0021】一方、図6のパチンコ機1では、表示装置制御用CPU31が、メイン制御用CPU21から大当たり変動情報を受信し、図10に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「7」で停止させ、最後に、第3特別図柄7の図柄を「7」で停止させた後には、表示装置制御用ROM32に記憶された大当たりアクション動画情報を表示装置3の画面9に表示する。
【0022】このとき、図6のパチンコ機1では、大入賞口4が作動する大当たり状態にあるので、遊技者の気分は最高に高揚していると言うことができるが、大入賞口4に10個のパチンコ球が入賞するまでに又は約30秒が経過するまでに、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過しなければ、その時点で、大入賞口4が作動する大当たり状態が終了してしまうので、遊技者は油断することができない。そこで、かかる大当たり状態において表示装置3の画面9に表示される大当たりアクション動画情報を充実した内容にすれば、遊技者の気分を緊張感から開放することも可能である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大当たり状態は、大入賞口4に10個のパチンコ球が入賞するまでに又は約30秒が経過するまでに、大入賞口4のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過しなければ、その時点で終了してしまうので、リーチ状態とは異なり、その所要時間が著しく不確定である。従って、その所要時間が予め決まっているリーチ状態において表示装置3の画面9に表示されるリーチアクション動画情報とは異なり、大当たりアクション動画情報の内容は、例えば、2枚の静止画像を交互に映し出すことにより、表示装置3の画面9に表示されたキャラクターに単純な動きをさせることが多かった。
【0024】そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたパチンコ機であり、大当たり状態において表示装置に表示される大当たりアクション動画情報の内容を充実することを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、表示装置に表示された複数の識別情報の図柄が変動し順次に停止して確定識別情報となった際に、前記確定識別情報が特定の組合せであれば、特別電動役物が作動して大当たり状態となる一方、前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際に、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが変動中に前記大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、記憶媒体に記憶されたリーチアクション動画情報を前記表示装置に表示するパチンコ機において、一定の時間間隔で更新されるカウンタの更新値をパチンコ球が始動口に入賞した時点で判定値として取得する判定値取得手段と、前記判定値が所定値である場合には、前記確定識別情報を前記特定の組合せとする大当たり変動情報を作成し、前記判定値が前記所定値でない場合には、前記確定識別情報を、前記確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが前記特定の組合せとは異なるリーチハズレの組合せにさせるリーチハズレ変動情報を作成し又は、前記確定識別情報を、前記特定の組合せ及び前記リーチハズレの組合せとは異なるものにさせる完全ハズレ変動情報を作成する変動情報作成手段と、前記大当たり変動情報又は、前記リーチハズレ変動情報、前記完全ハズレ変動情報に基づいて、前記表示装置に表示された複数の識別情報の図柄を変動させ順次に停止させて前記確定識別情報とする一方、前記大当たり変動情報又は前記リーチハズレ変動情報に基づいて前記確定識別情報を前記表示装置に表示する際には、前記リーチ状態になったときに、前記リーチアクション動画情報を前記表示装置に表示する表示装置制御手段と、前記特別電動役物に所定数のパチンコ球が入賞するまでに又は所定時間が経過するまでに前記特別電動役物の所定領域にパチンコ球が通過することを条件として、前記特別電動役物の連続した開放動作を一回のラウンドとして所定回数のラウンドを限度として繰り返す、前記大当たり状態の制御を行う大当たり状態制御手段と、を備え、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態の継続中に、前記リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用することにより、前記大当たりアクション動画情報を前記表示装置に表示すること、を特徴としている。
【0026】また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を中断させるとともに、当該大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を最初から再び始めること、を特徴としている。
【0027】また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を中断させるとともに、前記大当たりアクション動画情報の中断時のアドレス情報を記憶し、その後に、当該大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、前記アドレス情報に基づいて、前記表示装置における前記大当たりアクション動画情報の表示を再開させて、前記大当たりアクション動画情報の続きを前記表示装置に表示させること、を特徴としている。
【0028】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するパチンコ機であって、前記大当たりアクション動画情報は、前記リーチアクション動画情報の一部分をつなぎあわせて編成されたこと、を特徴としている。
【0029】また、請求項5に係る発明は、請求項1に記載するパチンコ機であって、前記表示装置制御手段は、前記大当たり状態のラウンドが進む度に、前記大当たりアクション動画情報として前記リーチアクション動画情報を流用する部分を変更すること、を特徴としている。
【0030】また、請求項6に係る発明は、請求項1に記載するパチンコ機であって、前記記憶媒体に前記リーチアクション動画情報の複数が記憶され、各リーチアクション動画情報の全部又は一部が前記大当たりアクション動画情報として流用されていること、を特徴としている。
【0031】このような特徴を有する本発明のパチンコ機では、パチンコ球が始動口に入賞した場合に、表示装置に表示される複数の識別情報の図柄が変動・停止して確定識別情報となる。このとき、確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが変動中に大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、記憶媒体に記憶されたリーチアクション動画情報を表示装置に表示するが、さらに、確定識別情報が特定の組合せとなった場合には、大当たり状態の継続中に、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示するので、大当たり状態において表示装置に表示される大当たりアクション動画情報を充実した内容にすることができ、そのために、個別に動画情報を持つ必要がないので、記憶媒体の記憶容量を確保する必要がなく、また、設計コストをかける必要もない。
【0032】また、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示する際に、大当たり状態の各ラウンドが開始する度に、前回のラウンドにおいて表示装置に表示された大当たりアクション動画情報の続きを遊技者に見せるようにすれば、大当たり状態の各ラウンド間で表示装置に表示されている大当たりアクション動画情報が中断されても、大当たりアクション動画情報にストーリー性を持たすことが可能となる。
【0033】また、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示する際に、大当たりアクション動画情報がリーチアクション動画情報の一部分をつなぎあわせて編成されていれば、大当たり状態中に、遊技者に対してリーチアクション動画情報のハイライトシーンを見せることができる。
【0034】また、近年のパチンコ機では、展開されるゲームの内容の充実化が進むにつれて、多数の種類のリーチアクション動画情報を備えるようになり、出現率の条件設定次第では、滅多に見ることができないリーチアクション動画情報も存在するようになってきたことから、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示すれば、出現率の条件設定に関係することなく、多数の種類のリーチアクション動画情報を大当たり状態中に遊技者に見せることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。本実施の形態のパチンコ機の概要は、従来技術の欄で説明した図6のパチンコ機1と殆ど同じであるが、大入賞口4が作動する大当たり状態において、表示装置3の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像(「大当たりアクション動画情報」に相当するもの)に関する制御技術が異なっている。そこで、従来技術の欄で説明した図6のパチンコ機1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
【0036】すなわち、本実施の形態のパチンコ機では、リーチアクション映像(「リーチアクション動画情報」に相当するもの)が表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されており、表示装置制御用CPU31(図7参照)は、メイン制御用CPU21(図7参照)からの大当たり変動情報を受信すると、図10に示すように、表示装置3に表示された第1特別図柄5、第2特別図柄6、第3特別図柄7について、それらの図柄を変動させ、先ず、第1特別図柄5の図柄を「7」で停止させ、次に、第2特別図柄6を「7」で停止させ、最後に、第3特別図柄7の図柄を「7」で停止させる。その後は、可動物制御用CPU41が大入賞口4(図6参照)を作動させて大当たり状態にするとともに、表示装置制御用CPU31(図7参照)が、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0037】具体的に言えば、例えば、図1に示すように、大当たり状態の各ラウンドが開始されるたびに、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を最初から大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0038】また、大当たり状態の或るラウンド(図1では、「nR」で示す。)のように、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過すると、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を、最初からその時点まで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。この点、リーチアクション映像が、最初から約30秒が経過するまで、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示されたとしても、図1に示すように、リーチアクション映像の全放映時間tは30秒より長いので、リーチアクション映像が最後まで表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示されることはない。もっとも、リーチアクション映像の全放映時間tが30秒より短い場合には、リーチアクション映像が最後まで表示された後は、リーチアクション映像の最初に戻って、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される。
【0039】すなわち、図1に示す大当たりアクション映像に関する制御技術を持つ本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)では、パチンコ球が始動口2(図6参照)に入賞した場合に、図9や図10に示すように、表示装置3に表示される第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、図9に示すように、確定特別図柄8のうち第3特別図柄7の図柄のみが変動中に大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を大当たりアクション映像として表示装置3の画面9に表示する。
【0040】さらに、図10に示すように、確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)となった場合には、大当たり状態の継続中に、図1に示すように、大当たり状態の各ラウンドが開始されるたびに、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前に又は約30秒が経過する以前において大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、あるいは、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過するまで、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を最初から大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するので、大当たり状態において表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像を充実した内容にすることができ、そのために、大当たりアクション映像のデータを個別に持つ必要がないので、表示装置制御用ROM32(図7参照)の記憶容量を確保する必要がなく、また、設計コストをかける必要もない。
【0041】次に、図2に示す大当たりアクション映像に関する制御技術について説明する。図2に示す大当たりアクション映像に関する制御技術では、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を大当たりアクション映像として流用する一方で、大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を中断させるとともに、大当たりアクション映像の中断時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶し、その後に、大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、当該アドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を再開させて、大当たりアクション映像の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させている。
【0042】具体的に言えば、例えば、図2に示すように、大当たり状態の第1回のラウンド(図2では、「1R」と表示されている。)を開始させると、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を最初から大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。そして、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過すると、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を中断させるとともに、大当たりアクション映像の中断時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶する。
【0043】その後に、大当たり状態の第2回のラウンド(図2では、「2R」と表示されている。)を開始させると、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたアドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を再開させて、大当たりアクション映像の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させ、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。そして、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過すると、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を中断させるとともに、大当たりアクション映像の中断時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶する。
【0044】その後に、大当たり状態の第3回のラウンド(図2では、「3R」と表示されている。)を開始させると、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたアドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を再開させて、大当たりアクション映像の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させ、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。そして、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過すると、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を中断させるとともに、大当たりアクション映像の中断時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶する。
【0045】その後は、第4回、第5回…のラウンドと、上記の大当たりアクション映像に関する制御技術を繰り返す。そして、最後に、第n回のラウンド(図2では、「nR」と表示されている。)のように、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過して大当たり状態が終了する場合には、大当たり状態の第n回のラウンド(図2では、「nR」と表示されている。)を開始すると、上記と同様にして、前回のラウンド(図2では示されていない。)において表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたアドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を再開させて、大当たりアクション映像の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させる。
【0046】そして、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過するまで、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に大当たりアクション映像を表示する。尚、このときに、大当たりアクション映像の終了時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶しておき、次の大当たり状態の第1回のラウンドが開始された際に、当該アドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を再開させて、異なる大当たり状態を通じて、大当たりアクション映像の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させてもよい。
【0047】また、大当たり状態の各ラウンドにおいて、大当たりアクション映像(リーチアクション映像)が最後まで表示された後は、例えば、図2の第3回目のラウンド(図2では、「3R」と表示されている。)や第n回目のラウンド(図2では、「nR」と表示されている。)にように、大当たりアクション映像(リーチアクション映像)の最初に戻って、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0048】すなわち、図2に示す大当たりアクション映像に関する制御技術を持つ本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)では、パチンコ球が始動口2(図6参照)に入賞した場合に、図9や図10に示すように、表示装置3に表示される第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、図9に示すように、確定特別図柄8のうち第3特別図柄7の図柄のみが変動中に大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を表示装置3の画面9に表示する。
【0049】さらに、図10に示すように、確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)となった場合には、大当たり状態の継続中に、図2に示すようにして、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するので、大当たり状態において表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像を充実した内容にすることができ、そのために、大当たりアクション映像のデータを個別に持つ必要がないので、表示装置制御用ROM32(図7参照)の記憶容量を確保する必要がなく、また、設計コストをかける必要もない。
【0050】特に、図2に示す大当たりアクション映像に関する制御技術を持つ本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)では、大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を中断させるとともに、大当たりアクション映像の中断時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶し、その後に、大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、当該アドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像の表示を再開させて、大当たりアクション映像の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させており、リーチアクション映像を大当たりアクション映像として流用して表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する際、大当たり状態の各ラウンドが開始する度に、前回のラウンドにおいて表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示された大当たりアクション映像の続きを遊技者に見せているので、大当たり状態の各ラウンド間で表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示されている大当たりアクション映像が中断されても、大当たりアクション映像にストーリー性を持たすことが可能となる。
【0051】次に、図3に示す大当たりアクション映像に関する制御技術について説明する。図3に示す大当たりアクション映像に関する制御技術では、大当たり状態の各ラウンドが開始されるたびに、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0052】この点、大当たり状態の各ラウンドでは、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、あるいは、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過するまで、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0053】但し、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像は、リーチアクション映像の第1部分D1と第2部分D2に限られる。
【0054】具体的には、例えば、図3に示すように、大当たり状態の第1回のラウンド(図3では、「1R」と表示されている。)を開始させると、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1を、最初から、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0055】そして、大当たり状態の第2回のラウンド(図3では、「2R」と表示されている。)を開始させると、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1を、最初から最後まで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するとともに、それに引き続いて、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第2部分D2を、最初から、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0056】また、大当たり状態の第3回のラウンド(図3では、「3R」と表示されている。)を開始させると、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1を、最初から、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0057】また、大当たり状態の或るラウンド(図3では、「nR」で示す。)のように、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過する場合には、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1を、最初から最後まで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するとともに、それに引き続いて、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第2部分D2を、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示し、さらに、それに引き続いて、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1を、最初から、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過するまで、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0058】尚、図3に示す大当たりアクション映像に関する制御技術では、大当たり状態の各ラウンドの中において、大当たりアクション映像として、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1及び第2部分D2を交互に表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するが、この点、図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術のように、大当たり状態のラウンド毎において、大当たりアクション映像として、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1及び第2部分D2を交互に表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示してもよい。
【0059】もっとも、図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術の場合では、大当たり状態の各ラウンドにおいて、リーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2が最後まで大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示された場合に、当該ラウンドが終了していないときは、リーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2の最初に戻って、大当たりアクション映像として表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示する。
【0060】また、図3や図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術では、大当たり状態の各ラウンドが開始されるたびに、大当たりアクション映像として、表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2を最初から表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するが、この点、図2に示す大当たりアクション映像に関する制御技術のように、大当たり状態の前回のラウンドを終了させた場合には、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像(としてのリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2)の表示を中断させるとともに、大当たりアクション映像(としてのリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2)の中断時のアドレス情報Fを表示装置制御用RAM33(図7参照)に記憶し、その後に、大当たり状態の次回のラウンドを開始させた場合には、当該アドレス情報Fに基づいて、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)における大当たりアクション映像(としてのリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2)の表示を再開させて、大当たりアクション映像(としてのリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2)の続きを表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示させても良い。
【0061】すなわち、図3又は図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術を持つ本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)では、パチンコ球が始動口2(図6参照)に入賞した場合に、図9や図10に示すように、表示装置3に表示される第1特別図柄5と、第2特別図柄6、第3特別図柄7の図柄が変動・停止して確定特別図柄8となる。このとき、図9に示すように、確定特別図柄8のうち第3特別図柄7の図柄のみが変動中に大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像を表示装置3の画面9に表示する。
【0062】さらに、図10に示すように、確定特別図柄8が特定の組合せ(ここでは、「7」「7」「7」)となった場合には、大当たり状態の継続中に、図3又は図4に示すように、大当たり状態の各ラウンドが開始されるたびに、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞する以前に又は約30秒が経過する以前において、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過するまで、あるいは、大入賞口4(図6参照)のVゾーン(図示せず)にパチンコ球が通過することなく、大入賞口4(図6参照)に10個のパチンコ球が入賞するか又は約30秒が経過するまで、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2を表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示するので、大当たり状態において表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像を充実した内容にすることができ、そのために、大当たりアクション映像のデータを個別に持つ必要がないので、表示装置制御用ROM32(図7参照)の記憶容量を確保する必要がなく、また、設計コストをかける必要もない。
【0063】特に、図3又は図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術を持つ本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)では、大当たり状態で表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像が、表示装置制御用ROM32(図7参照)に記憶されたリーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2をつなぎあわせて編成されているので、大当たり状態中に、遊技者に対してリーチアクション映像のハイライトシーン(リーチアクション映像の第1部分D1又は第2部分D2)を見せることができる。
【0064】もっとも、図3や図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術では、表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像は、リーチアクション映像の第1部分D1と第2部分D2の2つに限られていたが、この点、リーチアクション映像の第1部分D1と第2部分D2のいずれか1つに限定してもよいし、新たな部分を加えて3つ以上にしてもよい。
【0065】この点について、さらに言えば、図3や図4に示す大当たりアクション映像に関する制御技術を持つ本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)が、図5に示すように、表示装置制御用ROM32(図7参照)に多数の種類のリーチアクション映像を備えて、例えば、表示装置制御用RAM33(図7参照)に設けられたカウンタを介して、各リーチアクション映像の出現率の高低を極端に設定すると、リーチ状態では滅多に見ることができないリーチアクション映像も存在することになるが、大当たり状態で表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示される大当たりアクション映像として、各リーチアクション映像の部分DA,DB,DC,DD,…を流用して表示装置3(図6参照)の画面9(図10参照)に表示すれば、各リーチアクション映像の出現率の高低に関係することなく、多数の種類のリーチアクション映像を大当たり状態中に遊技者に見せることができる。
【0066】尚、本実施の形態のパチンコ機1(図6参照)においては、「判定値取得手段」と、「変動情報作成手段」、「表示装置制御手段」、「大当たり状態制御手段」を、メイン制御用CPU21と、表示装置制御用CPU31、可動物制御用CPU41で構成しているが、メイン制御用CPU21のみで構成してもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明のパチンコ機では、パチンコ球が始動口に入賞した場合に、表示装置に表示される複数の識別情報の図柄が変動・停止して確定識別情報となる。このとき、確定識別情報のうち最終停止識別情報のみが変動中に大当たり状態となる可能性が存在するリーチ状態にあれば、記憶媒体に記憶されたリーチアクション動画情報を表示装置に表示するが、さらに、確定識別情報が特定の組合せとなった場合には、大当たり状態の継続中に、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示するので、大当たり状態において表示装置に表示される大当たりアクション動画情報を充実した内容にすることができ、そのために、個別に動画情報を持つ必要がないので、記憶媒体の記憶容量を確保する必要がなく、また、設計コストをかける必要もない。
【0068】また、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示する際に、大当たり状態の各ラウンドが開始する度に、前回のラウンドにおいて表示装置に表示された大当たりアクション動画情報の続きを遊技者に見せるようにすれば、大当たり状態の各ラウンド間で表示装置に表示されている大当たりアクション動画情報が中断されても、大当たりアクション動画情報にストーリー性を持たすことが可能となる。
【0069】また、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示する際に、大当たりアクション動画情報がリーチアクション動画情報の一部分をつなぎあわせて編成されていれば、大当たり状態中に、遊技者に対してリーチアクション動画情報のハイライトシーンを見せることができる。
【0070】また、近年のパチンコ機では、展開されるゲームの内容の充実化が進むにつれて、多数の種類のリーチアクション動画情報を備えるようになり、出現率の条件設定次第では、滅多に見ることができないリーチアクション動画情報も存在するようになってきたことから、リーチアクション動画情報を大当たりアクション動画情報として流用して表示装置に表示すれば、出現率の条件設定に関係することなく、多数の種類のリーチアクション動画情報を大当たり状態中に遊技者に見せることができる。
【出願人】 【識別番号】000121693
【氏名又は名称】奥村遊機株式會社
【住所又は居所】愛知県名古屋市昭和区鶴舞2丁目2番18号
【出願日】 平成14年1月30日(2002.1.30)
【代理人】 【識別番号】100098431
【弁理士】
【氏名又は名称】山中 郁生 (外2名)
【公開番号】 特開2003−220226(P2003−220226A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2002−21668(P2002−21668)