トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 遊技機、プログラム、記録媒体
【発明者】 【氏名】金沢 広嗣
【住所又は居所】愛知県春日井市桃山町1丁目127番地 マルホン工業株式会社内

【要約】 【課題】大当たり予告画像やリーチ予告画像が表示されていることを遊技者に確実に認知させることが可能なパチンコ機を提供する。

【解決手段】特別図柄表示器32の2箇所に同じ特別図柄SPが停止表示されてリーチが発生し、中央の特別図柄SPのみがスクロール表示を続けるリーチ変動が表示される(図5(D))。このとき、特別図柄処理において大当たり変動態様が選択されている場合、特別図柄SPの背景には大当たり予告画像OG(この例では、魚群が泳ぎながら画面中央に集まる様子を示す画像)が表示される(図5(E))。尚、大当たり予告画像OGは、背景画像HG(この例では、海底の岩と珊瑚)に対応して設定されており、両画像OG,HGによって遊技の演出が行われる。そして、大当たり予告画像OGの表示中には、大当たり予告画像OGを囲む囲み線KSが特別図柄表示器32に絶えず表示される(図5(F))。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄表示手段と、その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になった場合に、遊技者に有利な遊技状態にする遊技状態設定手段と、前記図柄表示手段にて遊技者に有利な遊技状態の発生が期待される図柄の変動表示がなされることを遊技者に予告する予告手段とを備えた遊技機において、前記予告手段は、予め設定された予告画像を表示することによって前記予告を行い、その予告画像が表示されていることを遊技者に通知する通知手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄表示手段と、その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になった場合に、遊技者に有利な遊技状態にする遊技状態設定手段と、前記図柄表示手段が停止表示した図柄が前記所定図柄になることを遊技者に予告する予告手段とを備えた遊技機において、前記予告手段は、予め設定された予告画像を表示することによって前記予告を行い、その予告画像が表示されていることを遊技者に通知する通知手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記予告手段は、前記図柄表示手段に前記予告画像を表示することを特徴とする遊技機。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記予告画像を囲む囲み線を表示することによって前記通知を行うことを特徴とする遊技機。
【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記予告画像を指し示す指示図柄を表示することによって前記通知を行うことを特徴とする遊技機。
【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記予告画像が表示されていることを示すメッセージを表示することによって前記通知を行うことを特徴とする遊技機。
【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記通知を断続的に行うことを特徴とする遊技機。
【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段による前記通知の実行と非実行とを選択切替するための選択手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項9】 請求項8に記載の遊技機において、前記選択手段によって前記通知の実行が選択された場合、前記通知手段は前記予告画像の表示中に前記通知を絶えず行うことを特徴とする遊技機。
【請求項10】 請求項8に記載の遊技機において、前記選択手段によって前記通知の実行が選択された場合、前記通知手段は前記通知を所定時間だけ行うことを特徴とする遊技機。
【請求項11】 請求項8〜10のいずれか1項に記載の遊技機において、前記選択手段による選択切替を遊技者が実行可能であることを特徴とする遊技機。
【請求項12】 請求項8〜10のいずれか1項に記載の遊技機において、前記選択手段による選択切替を遊技者が実行不能であることを特徴とする遊技機。
【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラム。
【請求項14】 請求項1〜12のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機、プログラム、記録媒体に係り、例えば、パチンコ機、そのパチンコ機を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、第1種パチンコ機においては、特別図柄の変動表示を行うための特別図柄表示器に、大当たりやリーチの発生を予告するための動画による予告画像が表示されている。そして、近年、特別図柄表示器の大型化・高品位化がすすめられており、その特別図柄表示器の特徴を生かし、予告画像のビジュアル性を高めることにより、遊技を効果的に演出することが求められている。ところで、第1種パチンコ機の新機種が市場に投入されてからしばらく経つと、その新機種の斬新な予告画像に対して遊技者が慣れを覚えて飽きてしまう。そこで、第1種パチンコ機のメーカーは、予告画像における動画の進行・構成を複雑にすることで、遊技に習熟した熟練の遊技者でも予告画像をなかなか飽きないようにさせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、予告画像における動画の進行・構成を複雑にすると、遊技に不慣れな初心者の遊技者や、視力および注意力の低下した高齢者などは、特別図柄表示器の表示が予告画像なのかどうかさえ分からず、特別図柄表示器の表示をつまらなく感じて関心をもてなくなるため、遊技に対する興味をも失うおそれがある。つまり、遊技に習熟した熟練の遊技者を飽きさせないために作成された予告画像による演出効果を、遊技に不慣れな初心者の遊技者や高齢者は享受できず、折角の予告画像が無意味なものでしかなかった。
【0004】本発明は上記問題を解決するためになされたものであって、以下の目的を有するものである。
(1)予告画像が表示されていることを遊技者に確実に認知させることが可能な遊技機を提供する。
(2)前記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを提供する。
(3)前記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】(請求項1、請求項2)係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄表示手段と、その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になった場合に、遊技者に有利な遊技状態にする遊技状態設定手段と、前記図柄表示手段にて遊技者に有利な遊技状態の発生が期待される図柄の変動表示がなされることを遊技者に予告する予告手段とを備えた遊技機において、前記予告手段は、予め設定された予告画像を表示することによって前記予告を行い、その予告画像が表示されていることを遊技者に通知する通知手段を備えたことをその要旨とする。
【0006】次に、請求項2に記載の発明は、図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄表示手段と、その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になった場合に、遊技者に有利な遊技状態にする遊技状態設定手段と、前記図柄表示手段が停止表示した図柄が前記所定図柄になることを遊技者に予告する予告手段とを備えた遊技機において、前記予告手段は、予め設定された予告画像を表示することによって前記予告を行い、その予告画像が表示されていることを遊技者に通知する通知手段を備えたことをその要旨とする。
【0007】従って、請求項1または請求項2に記載の発明によれば、通知手段を設けたことにより、どのような遊技者(例えば、遊技に習熟した熟練の遊技者だけでなく、遊技に不慣れな初心者の遊技者や、視力および注意力の低下した高齢者など)に対しても、予告画像が表示されていることを確実に認知させることができる。そして、予告画像を遊技者に認知させることで、予告画像による演出効果により、遊技者の気分を高揚させて遊技に熱中させることが可能になり、遊技の興趣を高めることができる。
【0008】(請求項3)次に、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記予告手段は、前記図柄表示手段に前記予告画像を表示することをその要旨とする。従って、請求項3に記載の発明によれば、遊技者が注視している図柄表示手段に予告画像が表示されるため、遊技者は遊技に集中し続けながら予告画像を認知することが可能になり、遊技の興趣が損なわれることがない。また、予告画像だけを表示する専用の表示器を設ける必要がないため、遊技機のコストが増大することがない。
【0009】(請求項4〜請求項6)ところで、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記予告画像を囲む囲み線を表示することによって前記通知を行うようにすればよい。また、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記予告画像を指し示す指示図柄を表示することによって前記通知を行うようにすればよい。また、請求項6に記載の発明のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記予告画像が表示されていることを示すメッセージを表示することによって前記通知を行うようにすればよい。
【0010】(請求項7)次に、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段は、前記通知を断続的に行うことをその要旨とする。例えば、予告画像における動画の進行・構成が複雑な場合、予告画像の表示中に前記通知が絶えず行われていると、遊技者は予告画像に目を奪われて前記通知を見落とすおそれがあるしかし、請求項7に記載の発明によれば、このような場合でも、前記通知を断続的に行うことで、前記通知を目立たせて遊技者に気付かせることが可能になるため、請求項1〜6の発明の効果を確実に得ることができる。
【0011】(請求項8〜請求項10)次に、請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機において、前記通知手段による前記通知の実行と非実行とを選択切替するための選択手段を備えたことをその要旨とする。従って、請求項8に記載の発明によれば、必要な場合にのみ前記通知を実行させることが可能になり、様々な遊技者に合わせて遊技の興趣を高めることができる。
【0012】ところで、請求項9に記載の発明のように、請求項8に記載の遊技機において、前記選択手段によって前記通知の実行が選択された場合、前記通知手段は前記予告画像の表示中に前記通知を絶えず行うようにすればよい。また、請求項10に記載の発明のように、請求項8に記載の遊技機において、前記選択手段によって前記通知の実行が選択された場合、前記通知手段は前記通知を所定時間だけ行うようにすればよい。
【0013】(請求項11)次に、請求項11に記載の発明は、請求項8〜10のいずれか1項に記載の遊技機において、前記選択手段による選択切替を遊技者が実行可能であることをその要旨とする。例えば、遊技に習熟した熟練の遊技者や、遊技関連情報誌などで研究している遊技者などは、予告画像がいつ表示されるか楽しみにしながら遊技を行っているため、前記通知が遊技の興趣を損なうことになりかねず、前記通知は邪魔者でしかない。そこで、請求項11に記載の発明によれば、前記通知を望まない遊技者は前記通知の非実行を選択しておくことで前記通知が行われなくなるため、必要とする遊技者だけが前記通知を有効利用することが可能になり、全ての遊技者を満足させることができる。
【0014】(請求項12)次に、請求項12に記載の発明は、請求項8〜10のいずれか1項に記載の遊技機において、前記選択手段による選択切替を遊技者が実行不能であることをその要旨とする。従って、請求項12に記載の発明によれば、例えば、前記通知の実行を選択した遊技機を遊技場内に設けた「初心者コーナー」に設置し、前記通知の非実行を選択した遊技機を遊技場内に設けたた「ベテランマニアコーナー」に設置することで、多様な遊技者に合わせた遊技場の店舗運営を図ることができる。
【0015】(請求項13)次に、請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを提供するものである。つまり、請求項1〜12のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段を実現するための機能は、コンピュータシステムで実行されるプログラムとして備えることができる。
【0016】(請求項14)次に、請求項14に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の遊技機における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供するものである。このようなプログラムの場合、例えば、ROMやバックアップRAMをコンピュータで読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いることができる。この他、半導体メモリ(スマートメディア,メモリスティックなど),ハードディスク,フロッピー(登録商標)ディスク,データカード(ICカード,磁気カードなど),光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVDなど),光磁気ディスク(MOなど),相変化ディスク,磁気テープなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に前記プログラムを記録しておき、そのプログラムを必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いてもよい。
【0017】尚、上述した[特許請求の範囲]および[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のようになっている。「遊技機」は、第1種パチンコ機10に該当する。「図柄表示手段」は、主基板100のメインCPU112における特別図柄処理(S400)と、特別図柄表示器32および特別図柄制御装置33とに該当する。「所定図柄」は、大当たり停止図柄に該当する。「遊技者に有利な遊技状態」は、大当たり遊技状態に該当する。
【0018】「遊技状態設定手段」は、主基板100のメインCPU112における大入賞口処理(S500)と、変動入賞装置40(大入賞口41、開閉部材42、大入賞口ソレノイド41a)とに該当する。「遊技者に有利な遊技状態の発生が期待される図柄」は、リーチ図柄に該当する。「遊技者に有利な遊技状態の発生が期待される図柄の変動表示」は、リーチ変動に該当する。「予告手段」は、主基板100のメインCPU112における特別図柄処理(S400)と、特別図柄表示器32および特別図柄制御装置33とに該当する。
【0019】「通知手段」は、主基板100のメインCPU112における特別図柄処理(S400)と、特別図柄表示器32および特別図柄制御装置33と、囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMSとに該当する。「選択手段」は、主基板100のメインCPU112と選択スイッチ300とに該当する。「プログラム」は、主基板100のメインCPU112が実行する図4に示すフローチャートの処理に該当する。「記録媒体」は、ROM114に該当する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機を第1種パチンコ機に具体化した一実施形態について図面を参照しながら説明する。
[全体の主要構成]図1は、本実施形態における第1種パチンコ機10の正面図である。第1種パチンコ機(遊技機)10には、略矩形状の前枠11が開閉可能に取り付けられている。前枠11には、ガラス枠12が開閉可能に取り付けられている。ガラス枠12には、所定間隔(例えば、5〜10mm程度)だけ前後方向に離間させて2枚のガラス板13a,13bが嵌め込まれている。ガラス枠12および各ガラス板13a,13bの後面側(遊技者とは反対側)には、遊技盤14が配設されており、各ガラス板13a,13bと遊技盤14とは平行に配置されている。
【0021】前枠11の右下方には、発射ハンドル15aが回動可能に取り付けられている。遊技者が発射ハンドル15aを握って回動操作したことに基づいて、発射モータ(図示略)が駆動され、発射ハンドル15aの回動角度に応じた発射速度で遊技球(遊技媒体)が遊技盤14へ発射される。また、遊技者が、発射ハンドル15aに配設された発射停止スイッチ15bを操作したことに基づいて、発射モータが停止されて遊技球の発射も停止される。
【0022】ガラス枠12の上方の前枠11には、枠ランプ18aが配設されている。ガラス枠12の下方の前枠11の前面側には、上受皿パネル16が開閉可能に取り付けられている。上受皿パネル16の左側上部には、遊技球が賞球(賞媒体)や貸球として供給される賞球・貸球供給口17が形成されている。上受皿パネル16における賞球・貸球供給口17の供給側には、賞球・貸球供給口17から供給された遊技球(賞球、貸球)を収容するための上受皿19が配設されている。上受皿19の前面側(遊技者側)には、押しボタン式の選択スイッチ300が配設されている。選択スイッチ300の押しボタン部分は透明な合成樹脂材料によって形成され、その押しボタン部分の内部には選択スイッチ300がオン操作された際に点灯するLED300aが配設されている。
【0023】上受皿19の下方には、上受皿19の収容可能数を超えた遊技球を排出する下受皿排出口19aが形成されている。下受皿排出口19aの排出側には、下受皿排出口19aから排出された遊技球を収容しておくための下受皿20が配設されている。上受皿19の上部右方には、上受皿19に収容された遊技球を下受皿排出口19aから下受皿20へ排出させるための上受皿球抜きレバー19bがスライド可能に配設されている。下受皿20の下方には、下受皿20に収容された遊技球を下受皿球抜孔20aから球箱(図示略)へ排出させるための下受皿球抜きレバー20bがスライド可能に配設されている。
【0024】前枠11の左側には、遊技機外装置部分(CRカードサンド)22が取り付けられている。遊技機外装置部分22には、プリペイドカードを挿入するためのスリット22aや球貸しボタン22bなどが配設されている。つまり、第1種パチンコ機10は、現金ではなくプリペイドカードを使用して遊技を行うタイプであり、このタイプは一般に「CR機」と呼ばれている。
【0025】[遊技盤14の主要構成]図2は、第1種パチンコ機10から取り外した遊技盤14を表側から見た正面図である。遊技盤14の左方には、遊技盤14に発射された遊技球を遊技領域へ案内するためのガイドレール21が配設されている。遊技盤14の中央部上寄り左右には、LEDによって装飾された装飾風車25a,25bが配設されている。遊技盤14の上部左右両端には、コーナー飾りランプ18b,18cが配設されている。遊技盤14の中央部左右両端には、サイド飾りランプ18d,18eが配設されている。
【0026】遊技盤14の略中央部には、センターケース30が配設されている。センターケース30の略中央には、矩形状の表示装置に複数の特別図柄の組み合わせを変動表示する特別図柄表示器32が配設されている。尚、特別図柄表示器32は、どのような表示装置(例えば、LCD,CRT,プラズマディスプレイなど)によって具体化してもよい。センターケース30における特別図柄表示器32の上部には、第1種始動口27への遊技球の入賞に基づいて特別図柄表示器32が特別図柄の変動表示を始動可能な回数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED36が配設されている。
【0027】センターケース30の下方には、特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示を始動させる機能を備えた第1種始動口27が設けられている。第1種始動口27には普通電動役物28が配設されている。普通電動役物28は、左右対称の可動翼片(一般に「チューリップ」と呼ばれる)を備え、通常は直立状態にある両可動翼片がそれぞれの支軸を中心として左右に回転して開くようになっている。そして、普通電動役物28は、普通図柄表示装置34が当り停止図柄を表示した場合に両可動翼片を開くようになっている。普通電動役物28の両可動翼片が開くと、第1種始動口27の入口が開き又は拡大して遊技球が入賞し易くなる。
【0028】第1種始動口27の下方には、特別図柄表示器32が大当たり停止図柄(所定図柄)を表示した場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。変動入賞装置40には、大当たり遊技状態の発生時に大入賞口41を開口する開閉部材42が開閉可能に取り付けられている。大入賞口41の内部には、大入賞口41を連続して開口する機能を有する特定領域43と、この特定領域43を通過した遊技球を検出(検知)する特定領域スイッチ(図示略)と、大入賞口41に入賞した遊技球の数をカウントする大入賞口スイッチ(図示略)とが設けられている。
【0029】変動入賞装置40の左側には左下入賞口29aが配設され、変動入賞装置40の右側には右下入賞口29bが配設されている。左下入賞口29aの左側上方には、左袖入賞口24aが配設されている。右下入賞口29bの右側上方には、右袖入賞口24bが配設されている。左袖入賞口24aの左側上方には、縦方向に配列された3個のLEDからなる普通図柄表示装置34が配設されている。右袖入賞口24bの右側上方には、縦方向に配列された4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED35が配設されている。この普通図柄記憶表示LED35は、普通図柄作動ゲート26a,26bを遊技球が通過したことに基づいて普通図柄表示装置34が普通図柄の変動表示を始動可能な回数を表示する。
【0030】センターケース30の上部左右中央には、天入賞口31が配設(開口)されている。センターケース30の上部左側には左入口45aが配設(開口)され、センターケース30の上部右側には右入口45bが配設(開口)されている。センターケース30の左端に延出された部分は左カバー材30aを形成し、センターケース30の右端に延出された部分は右カバー材30bを形成している。そして、左右カバー材30a,30bはそれぞれ、各サイド飾りランプ18d,18eの近傍まで延出されている。
【0031】左カバー材30aにおける特別図柄表示器32の左側に沿う部分には、1個の遊技球が通過可能な上下二端部を有する通路(図示略)が配設されており、その通路の上端部はセンターケース30の左入口45aに連通され、その通路の下端部は特別図柄表示器32の前側に連通されている。右カバー材30bにおける特別図柄表示器の右側に沿う部分にも、1個の遊技球が通過可能な上下二端部を有する通路(図示略)が配設されており、その通路の上端部はセンターケース30の右入口45bに連通され、その通路の下端部は特別図柄表示器32の前側に連通されている。
【0032】左右カバー材30a,30bに覆われる遊技盤14上にはそれぞれ、普通図柄表示装置34による普通図柄の変動表示を始動させる機能を備えた普通図柄作動ゲート26a,26bが設けられている。左右カバー材30a,30bの下方(普通図柄作動ゲート26a,26bの下方)にはそれぞれ、普通の風車23a,23bが配設されている。遊技盤14には、多くの釘(図示略)が打ち込まれており、遊技盤14に発射された遊技球は、それら釘の間を乱舞しながら遊技盤14面を流下(落下)する。遊技盤14の最下部中央には、遊技盤14面を流下した遊技球のうち、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口44が設けられている。
【0033】[第1種パチンコ機10の電気的構成]図3は、第1種パチンコ機10の電気的構成を示すブロック回路図である。第1種パチンコ機10には、主基板(電子制御装置)100が設けられており、この主基板100には、マイクロコンピュータ(マイクロプロセッサ)110が搭載されている。マイクロコンピュータ110には、遊技の制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が各種制御を実行するための各種制御プログラムが記憶されたROM114と、メインCPU112が各種制御プログラムを実行する際にROM114から読み出された制御プログラムや遊技中に発生する当たりに関するデータなどの各種データを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。また、RAM116は、停電などの電源遮断時における遊技状態を電源復帰後に再現するために、電源遮断時においてメインCPU112が処理したデータや各装置および各基板へ送り出したコマンドなどをバックアップする。
【0034】主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。電源基板80、賞球(賞媒体)の払い出しなどを制御する払出制御基板200、特別図柄表示器32を制御する特別図柄制御装置33、遊技盤14に設けられたランプ類を制御するランプ制御装置75、遊技中の効果音などを再生(発音)する音声再生装置79aを制御する音声制御装置79、第1種始動口27への遊技球の入賞を検出(検知)するための第1種始動口スイッチ27a(尚、図3ではスイッチを「SW」と表記する)、遊技盤情報(入賞、当たり、遊技停止など)をパチンコホール(遊技場)の管理室などに設けられたコンピュータ(以下、「ホールコンピュータ」という。図示略)へ送り出すための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53、選択スイッチ300である。
【0035】払出制御基板200には、主基板100から送り出される制御コマンドを入力して動作するマイクロコンピュータ(マイクロプロセッサ)210が搭載されており、マイクロコンピュータ210には、賞球の払い出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払い出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記憶されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読み出された制御プログラムや遊技中に発生する賞球の個数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。また、払出制御基板200には、電源基板80、CR接続基板56、発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52、払出中継基板55が電気的に接続されている。
【0036】発射モータ駆動基板15cには、発射モータ15e、発射スイッチ15d、発射停止スイッチ15bが電気的に接続されている。発射ハンドル15aが操作されると、発射スイッチ15dは発射ハンドル15aの回転角度に応じた検出信号を生成し、その発射スイッチ15dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介してサブCPU212へ送り出される。すると、サブCPU212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モータ15eに駆動信号が出力され、発射モータ15eはその駆動信号に従って、発射ハンドル15aの回転角度に応じた発射速度で遊技球を発射する。
【0037】また、発射ハンドル15aが操作されて発射スイッチ15dがオフされると、その発射スイッチ15dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介してサブCPU212へ送り出される。すると、サブCPU212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モータ15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ15eはその駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止する。また、発射停止スイッチ15bが操作されると、その発射停止スイッチ15bの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介してサブCPU212へ送り出され、サブCPU212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モータ15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ15eはその駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止する。
【0038】遊技枠中継基板53には、下受皿20が賞球で満杯になったことを検出するための満杯検出スイッチ20cおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54には、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55が電気的に接続されている。
【0039】賞球ユニット62は、賞球払出センサ62a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球の払出機構は、賞球の払い出しを効率良く行うために2カ所に設けられており、各払出機構は賞球払出モータ62cによって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方の払出機構に設けられており、賞球払出センサ62bは他方の払出機構に設けられている。各賞球払出センサ62a,62bの検出信号は、センサ中継基板54から遊技枠中継基板53を介して主基板100へ送り出され、その信号に基づいてメインCPU112は、払い出された賞球の個数をカウントする。払出中継基板55には、貸球がなくなったことを検出するための貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ62c、貸球を供給する貸球ユニット63が電気的に接続されている。
【0040】盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的に接続されている。普通電動役物28の両可動翼片を開閉させる普通電動役物ソレノイド28a(尚、図3ではソレノイドを「SL」と表記する)、普通図柄表示装置34、各普通図柄作動ゲート26a,26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出(検知)するためのゲートスイッチ26c、大入賞口41への遊技球の入賞を検出(検知)するための大入賞口スイッチ41b、各袖入賞口24a,24bのいずれかへの遊技球の入賞を検出(検知)するための袖入賞口スイッチ24c、各下入賞口29a,29bのいずれかへの遊技球の入賞を検出(検知)するための下入賞口スイッチ29c、天入賞口31への遊技球の入賞を検出(検知)するための天入賞口スイッチ31a、大入賞口中継基板50である。
【0041】大入賞口中継基板50には、特定領域43を通過(入賞)した遊技球を検出するための特定領域スイッチ43a、開閉部材42を開閉させることにより大入賞口41を開閉させる大入賞口ソレノイド41aが電気的に接続されている。CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読み取る装置などを備える遊技機外装置部分22が電気的に接続されている。
【0042】電源基板80は、主電源70から交流(AC)24V(50Hz/60Hz)の電源供給を受け、その交流電源から各種電圧の直流電源を生成し、その直流電源を各基板56,100,200および各装置33,75,79へ供給する。そして、主基板100のメインCPU112には、第1種始動口スイッチ27aおよび選択スイッチ300の検出信号が入力され、盤面中継基板51を介して各スイッチ24c,26c,29c,31a,41bの検出信号が入力され、大入賞口中継基板50から盤面中継基板51を介して特定領域スイッチ43aの検出信号が入力され、センサ中継基板54から遊技枠中継基板53を介して各賞球払出センサ62a,62bの検出信号が入力される。
【0043】[メインCPU112が実行する主な処理]図4は、本実施形態において主基板100のメインCPU112が実行する主な処理の流れを示すフローチャートである。メインCPU112は、ROM114に記録(記憶)されているプログラムに従い、コンピュータによる各種演算処理によって、以下の各ステップ(以下、「S」と記載する)の処理を実行する。尚、前記プログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体(半導体メモリ(スマートメディア,メモリスティックなど)、ハードディスク、フロッピーディスク、データカード(ICカード,磁気カードなど)、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、相変化ディスク、磁気テープなど)を備えた外部記録装置(外部記憶装置)に記録(記憶)しておき、当該プログラムを必要に応じて外部記録装置からメインCPU112にロードして起動することにより用いるようにしてもよい。
【0044】メインCPU112は、まず、主電源70の投入時か否かを判定し(S10)、主電源70の投入時(S10:Yes)には第1種パチンコ機10の各装置および各基板の初期設定を行い(S20)、最初のルーチンを終了してS10の処理へ戻る。2回目以降のルーチンにおいては、主電源70の投入時ではないため(S10:No)、メインCPU112は、以下のS100〜S800の処理を順次実行した後に、再びS10の処理に戻り、S10〜S800の処理を繰り返し実行する。
【0045】<賞球払出処理>賞球払出処理(S100)において、主基板100のメインCPU112は、各スイッチ24c,27a,29c,31a,41bの検出信号に基づいて、賞球ユニット62から払い出される遊技球の個数(賞球個数)を決定し、その賞球個数に対応した賞球払出コマンドを生成し、その賞球払出コマンドを払出制御基板200のサブCPU212へ送り出す。すると、サブCPU212は、賞球払出コマンドに基づいて賞球払出命令を生成し、その賞球払出命令を払出中継基板55を介して賞球ユニット62へ送り出す。賞球ユニット62は、賞球払出命令に従って動作し、賞球・貸球供給口17から所定個数の遊技球を賞球として払い出させる。
【0046】ここで、大入賞口スイッチ41bが大入賞口41への遊技球の入賞を検出した場合の賞球個数は、大入賞口41への1個の遊技球の入賞に対して、例えば、15個に設定されている。また、各スイッチ24c,27a,29c,31aが各入賞口24a,24b,27,29a,29b,31への遊技球の入賞を検出した場合の賞球個数は、当該各入賞口への1個の遊技球の入賞に対して、例えば、5個に設定されている。
【0047】<普通図柄処理>普通図柄処理(S200)において、メインCPU112は、ゲートスイッチ26cの検出信号に基づいて各普通図柄作動ゲート26a,26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出し、その検出結果とRAM116に記憶されている普通図柄始動記憶数FUとに基づいて普通図柄制御コマンドを生成し、その普通図柄制御コマンドを盤面中継基板51を介して普通図柄表示装置34へ送り出す。すると、普通図柄表示装置34は、普通図柄制御コマンドに基づいて、普通図柄の変動表示を行った後に当たり停止図柄またはハズレ停止図柄を表示する。例えば、普通図柄表示装置34を構成する3個のLEDが点滅することにより普通図柄が変動表示され、両端部の2個のLEDが点灯することにより当たり停止図柄が表示され、いずれか1個のLEDのみが点灯することによりハズレ停止図柄が表示される。
【0048】ここで、普通図柄始動記憶数FUは以下のように設定されてRAM116に記憶されている。メインCPU112は、普通図柄表示装置34が普通図柄の変動表示中または当たり停止図柄を表示中に、各普通図柄作動ゲート26a,26bのいずれかを遊技球が通過すると、その通過した遊技球の最初の4個までをRAM116に記憶させる。そして、後述するランプ処理(S800)において、RAM116に記憶された遊技球の個数が普通図柄記憶表示LED35の点灯数によって表示される。このRAM116に記憶された遊技球の個数(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が、普通図柄始動記憶数FUである。
【0049】そして、普通図柄表示装置34に当たり停止図柄またはハズレ停止図柄が表示されたとき、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が「1」以上であれば、普通図柄表示装置34による普通図柄の変動表示が再び行われ、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が1つ減らされる。例えば、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が「3」の場合には、普通図柄表示装置34で普通図柄の変動表示が3回繰り返され、その普通図柄の変動表示が繰り返される度に、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が1つずつ減らされ、普通図柄の変動表示が3回繰り返されると、普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が「0」になる。
【0050】<普通電動役物処理>普通電動役物処理(S300)において、メインCPU112は、普通図柄処理(S200)の処理結果に基づいて、普通電動役物ソレノイド28aを駆動制御するための制御信号を生成し、その制御信号を盤面中継基板51を介して普通電動役物ソレノイド28aへ送り出す。すると、普通電動役物ソレノイド28aは当該制御信号に従って動作し、普通電動役物28の両可動翼片を開閉させる。
【0051】すなわち、メインCPU112は、普通図柄処理で普通図柄表示装置34に当たり停止図柄を表示させるための普通図柄表示コマンドを生成したことに基づいて(普通図柄表示装置34が当たり停止図柄を表示したことに基づいて)、普通電動役物ソレノイド28aを制御して普通電動役物28の両可動翼片を開放させ、第1種始動口27の入口を開き又は拡大させて遊技球を入賞し易くさせる。そして、メインCPU112は、普通電動役物28の両可動翼片を開放させてから所定時間(例えば、0.5秒間)経過すると、普通電動役物28の両可動翼片を閉じさせて第1種始動口27の入口を閉じ又は縮小させる。
【0052】<特別図柄処理>特別図柄処理(S400)において、メインCPU112は、第1種始動口スイッチ27aの検出信号に基づいて第1種始動口27に遊技球が入賞したことを検出し、その検出結果に基づいて3つの特別図柄変動態様(大当たり変動態様、ハズレリーチ変動態様、ハズレ通常停止変動態様)の内いずれか1つを選択し、その選択結果とRAM116に記憶されている特別図柄始動記憶数TUとに基づいて特別図柄制御コマンドを生成し、その特別図柄制御コマンドを特別図柄制御装置33へ送り出す。
【0053】すると、特別図柄制御装置33は、特別図柄制御コマンドに基づいて特別図柄表示器32を制御し、特別図柄の変動表示を行った後に大当たり停止図柄(所定図柄)またはハズレ停止図柄を特別図柄表示器32に表示させる。例えば、特別図柄表示器32の横方向の3箇所に、複数の特別図柄(例えば、「0」〜「9」などの数字)が上下方向にスクロール表示されることにより特別図柄が変動表示され、その後に、大当たり停止図柄またはハズレ停止図柄が停止表示される。
【0054】この特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示時には、特別図柄の他に、特別図柄の背景や各種キャラクタなどのアニメーションが遊技を演出するために表示される。その特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示時に表示される表示態様(特別図柄のスクロール表示態様、特別図柄の背景や各種キャラクタなどのアニメーションの種類)のパターン(以下、「変動表示パターン」という)は予め複数設定されている。
【0055】そして、大当たり変動態様が選択されると、大当たり変動態様に対応して予め設定されている複数の変動表示パターンの中から選択された1つの変動表示パターンが、特別図柄の変動表示と共に特別図柄表示器32に表示される。また、ハズレリーチ変動態様が選択されると、ハズレリーチ変動態様に対応して予め設定されている複数の変動表示パターンの中から選択された1つの変動表示パターンが、特別図柄の変動表示と共に特別図柄表示器32に表示される。
【0056】ここで、大当たり変動態様が選択された場合、特別図柄表示器32には、まず、横方向の3箇所に複数の特別図柄が上方から下方に向かってスクロール表示されることにより所定時間(例えば、数秒間)だけ特別図柄が変動表示され、次に、左側と右側の2箇所に同じ特別図柄が停止表示され(この状態は一般に「リーチ」と呼ばれる)、続いて、中央の特別図柄のみが上方から下方に向かってスクロール表示されることにより所定時間(例えば、数秒間〜数分間)だけ特別図柄が変動表示され(以下、この状態を「リーチ変動」という)、最後に、左側および右側と同じ特別図柄が中央に停止表示されることにより、横方向の3箇所に同じ特別図柄(例えば、「777」「666」など。これが「大当たり停止図柄」となる)が停止表示される。
【0057】また、ハズレリーチ変動態様が選択された場合、特別図柄表示器32には、大当たり変動態様が選択された場合と同様にリーチ変動が表示され、最後に、左側および右側とは異なる特別図柄が中央に停止表示されることにより、ハズレ停止図柄(例えば、「717」「727」「656」「636」など)が停止表示される。尚、特別図柄表示器32における左側と右側の2箇所に同じ特別図柄が停止表示されると共に、中央の特別図柄のみがスクロール表示される特別図柄の組み合わせ(例えば、「7*7」「6*6」など。「*」は任意の特別図柄)がリーチ図柄となる。
【0058】そして、ハズレ通常停止変動態様が選択された場合、特別図柄表示器32には、まず、横方向の3箇所に複数の特別図柄が上方から下方に向かってスクロール表示されることにより所定時間(例えば、数秒間)だけ特別図柄が変動表示され、次に、横方向の3箇所に異なる特別図柄が停止表示されることにより、ハズレ停止図柄(例えば、「231」「745」など)が停止表示される。
【0059】ここで、特別図柄始動記憶数TUは以下のように設定されてRAM116に記憶されている。メインCPU112は、特別図柄表示器32が特別図柄の変動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、遊技球が第1種始動口27に入賞すると、その入賞した遊技球の最初の4個までをRAM116に記憶させる。そして、後述するランプ処理(S800)において、RAM116に記憶された遊技球の個数が特別図柄記憶表示LED36の点灯数によって表示される。このRAM116に記憶された遊技球の個数(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)が、特別図柄始動記憶数TUである。
【0060】そして、特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示の後に大当たり停止図柄またはハズレ停止図柄が表示されたとき、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)が「1」以上であれば、特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示が再び行われ、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)が1つ減らされる。例えば、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)が「3」の場合には、特別図柄表示器32で特別図柄の変動表示が3回繰り返され、その特別図柄の変動表示が繰り返される度に、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)が1つずつ減らされ、特別図柄の変動表示が3回繰り返されると、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点灯数)が「0」になる。
【0061】<大入賞口処理>大入賞口処理(S500)において、メインCPU112は、特別図柄処理(S400)の処理結果に基づいて、大入賞口ソレノイド41aを駆動制御するための制御信号を生成し、その制御信号を盤面中継基板51から大入賞口中継基板50を介して大入賞口ソレノイド41aへ送り出す。すると、大入賞口ソレノイド41aは当該制御信号に従って作動し、開閉部材42を開閉させることにより大入賞口41を開閉させる。
【0062】すなわち、メインCPU112は、特別図柄処理で大当たり変動態様が選択された場合には、開閉部材42を開いて大入賞口41を開口させることにより大当たり遊技状態を開始させ、大入賞口41への多数の遊技球の入賞を可能にする。また、メインCPU112は、特別図柄処理でハズレリーチ変動態様またはハズレ通常停止変動態様が選択された場合には、開閉部材42を閉じたままにして大入賞口41を閉口させておき、大入賞口41への遊技球の入賞を不可能にする。
【0063】そして、大入賞口41が開口してから所定時間(例えば、30秒)経過するか、または、大入賞口41に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞すると、開閉部材42が閉じて大入賞口41が閉口され、大入賞口41への遊技球の入賞が不可能になる。このとき、大入賞口41の内部に設けられた特定領域43を遊技球が通過すると、その遊技球の通過を特定領域スイッチ43aが検出し、大入賞口41が連続して開口される。このように、大入賞口41が開口してから閉口するまでを1ラウンドとし、特定領域43を遊技球が通過することを条件としてラウンドが進行し、予め設定された最大ラウンド数(例えば、15ラウンド)を終えると大当たり遊技状態が終了される。
【0064】<確変処理>確変処理(S600)において、メインCPU112は、特別図柄処理(S400)で特別図柄表示器32に所定種類の大当たり停止図柄(以下、「確変図柄」という。例えば、同じ奇数の数字が3つ横に並んだ図柄「111」「333」「555」「777」など)を停止表示させるための特別図柄制御コマンドを生成したことに基づいて(特別図柄表示器32が確変図柄を停止表示したことに基づいて)、現在の大当たり遊技状態が終了した以降の遊技を確変遊技状態にする。この確変遊技状態は、特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示の開始から停止までの回数(変動表示回数)が所定回数(例えば、300回)に達するまで、または、次回の大当たり遊技状態が発生するまで継続される。尚、確変遊技状態では、特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示の開始から終了までの時間が短縮されると共に、特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停止表示される確率が高くされ、大当たり遊技状態が発生し易くなる(特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停止表示され易くなる)。
【0065】<音声処理>音声処理(S700)において、メインCPU112は、S100〜S600の処理結果に基づいて音声制御コマンドを生成し、その音声制御コマンドを音声制御装置79へ送り出す。すると、音声制御装置79は、音声制御コマンドに基づいて音声再生装置79aを制御し、遊技中の効果音などを再生させる。
【0066】<ランプ処理>ランプ処理(S800)において、メインCPU112は、S100〜S600の処理結果に基づいてランプ制御コマンドを生成し、そのランプ制御コマンドをランプ制御装置75へ送り出す。すると、ランプ制御装置75は、ランプ制御コマンドに基づいて遊技盤14に設けられたランプ類(枠ランプ18a、コーナー飾りランプ18b,18c、サイド飾りランプ18d,18e、装飾風車25a,25bのLED、普通図柄記憶表示LED35、特別図柄記憶表示LED36、LED300aなど)の点灯を制御する。
【0067】[特別図柄制御装置33および特別図柄表示器32の動作]次に、特別図柄処理(S400)の処理結果に基づき、特別図柄制御装置33によって特別図柄表示器32に表示される予告画像の表示制御について説明する。ここで、予告画像には、大当たり停止図柄の停止表示がなされることを遊技者に予告するための予告画像(以下、「大当たり予告画像」という)と、リーチ図柄の表示がなされることを遊技者に予告するための予告画像(以下、「リーチ予告画像」という)とがある。
【0068】そして、特別図柄処理において、メインCPU112は、前記のように大当たり変動態様が選択されている場合には、大当たり予告画像を表示させるための特別図柄制御コマンドを生成して送り出す。すると、特別図柄制御装置33は、メインCPU112から送り出された特別図柄制御コマンドに基づいて特別図柄表示器32を制御する際に、大当たり予告画像を特別図柄表示器32に表示させる。
【0069】また、特別図柄処理において、メインCPU112は、前記のように大当たり変動態様またはハズレリーチ変動態様が選択されている場合には、リーチ予告画像を表示させるための特別図柄制御コマンドを生成して送り出す。すると、特別図柄制御装置33は、メインCPU112から送り出された特別図柄制御コマンドに基づいて特別図柄表示器32を制御する際に、リーチ予告画像を特別図柄表示器32に表示させる。
【0070】<大当たり予告画像>図5は、大当たり予告画像の第1表示例を説明するための説明図である。特別図柄の変動表示前には、特別図柄表示器32に3つの特別図柄SP(この例では「1」「2」「3」)が横方向に並んで表示されており、特別図柄SPの背景には適宜な背景画像HG(この例では、海底の岩と珊瑚)が表示されている(図5(A))。そして、特別図柄の変動表示が開始されると、特別図柄表示器32における3箇所の特別図柄SPが上方から下方に向かってスクロール表示(図5ではスクロール表示を矢印で表す)されることにより所定時間だけ特別図柄が変動表示される(図5(B))。
【0071】次に、特別図柄表示器32における左側の特別図柄SPが停止表示され、中央および右側の特別図柄SPはスクロール表示を続ける(図5(C))。続いて、特別図柄表示器32における左側と右側の2箇所に同じ特別図柄SPが停止表示されてリーチが発生し、中央の特別図柄SPのみがスクロール表示を続けるリーチ変動が表示される(図5(D))。このとき、特別図柄処理において大当たり変動態様が選択されている場合で、且つ、選択スイッチ300がオン操作されている場合、特別図柄表示器32における特別図柄SPの背景には、予め設定されている大当たり予告画像OG(この例では、魚群が泳ぎながら画面中央に集まる様子を示す画像)が表示される(図5(E))。尚、大当たり予告画像OGは、背景画像HGに対応して設定されており、両画像OG,HGによって遊技の演出が行われる。
【0072】そして、大当たり予告画像OGの表示中には、大当たり予告画像OGを囲む囲み線KSが特別図柄表示器32に絶えず表示される(図5(F))。尚、囲み線KSは、各画像OG,HGとは明確に区別可能で目立つように表示され、例えば、点線で表示されたり、各画像OG,HGの構成色とは異なる色で表示される。その後、リーチ変動の開始から所定時間が経過すると、特別図柄表示器32における左側および右側と同じ特別図柄SPが中央に停止表示されることにより、大当たり停止図柄(この例では「777」)が停止表示される(図5(G))。
【0073】図6(A)は、大当たり予告画像の第2表示例を説明するための説明図である。この第2表示例では、第1表示例と同様に図5(A)〜図5(E)に示す表示が順次行われた後に、大当たり予告画像OGを指し示す指示図柄SZが特別図柄表示器32に絶えず表示され(図6(A))、最後に大当たり停止図柄が停止表示される(図5(G))。尚、指示図柄SZは、各画像OG,HGとは明確に区別可能で目立つように表示され、例えば、複数箇所に特別な記号(矢印など)で表示されたり、各画像OG,HGの構成色とは異なる色で表示される。
【0074】図6(B)は、大当たり予告画像の第3表示例を説明するための説明図である。この第3表示例では、第1表示例と同様に図5(A)〜図5(E)に示す表示が順次行われた後に、大当たり予告画像OGが表示されていることを示すメッセージMSが特別図柄表示器32に絶えず表示され(図6(B))、最後に大当たり停止図柄が停止表示される(図5(G))。尚、メッセージMSは、各画像OG,HGとは明確に区別可能で目立つように表示され、例えば、「予告中」という言葉が表示されたり、その言葉の末尾に感嘆符「!」が付加されたり、各画像OG,HGの構成色とは異なる色で表示される。
【0075】<リーチ予告画像>図7は、リーチ予告画像の第1表示例を説明するための説明図である。特別図柄の変動表示前には、特別図柄表示器32に3つの特別図柄SP(この例では「1」「2」「3」)が横方向に並んで表示されており、特別図柄SPの背景には適宜な背景画像HG(この例では、海底の岩と珊瑚)が表示されている(図7(A))。そして、特別図柄の変動表示が開始されると、特別図柄表示器32における3箇所の特別図柄SPが上方から下方に向かってスクロール表示(図7ではスクロール表示を矢印で表す)されることにより所定時間だけ特別図柄が変動表示される(図7(B))。
【0076】このとき、特別図柄処理において大当たり変動態様またはリーチ変動態様が選択されている場合で、且つ、選択スイッチ300がオン操作されている場合、特別図柄表示器32における特別図柄SPの背景には、予め設定されているリーチ予告画像RG(この例では、魚群が泳ぎながら画面中央に集まる様子を示す画像)が表示される(図7(C))。尚、リーチ予告画像RGは、背景画像HGに対応して設定されており、両画像RG,HGによって遊技の演出が行われる。
【0077】そして、リーチ予告画像RGの表示中には、リーチ予告画像RGを囲む囲み線KSが特別図柄表示器32に絶えず表示される(図7(D))。尚、囲み線KSは、各画像RG,HGとは明確に区別可能で目立つように表示され、例えば、点線で表示されたり、各画像RG,HGの構成色とは異なる色で表示される。次に、特別図柄表示器32における左側の特別図柄SPが停止表示され、中央および右側の特別図柄SPはスクロール表示を続ける(図7(E))。
【0078】続いて、特別図柄表示器32における左側と右側の2箇所に同じ特別図柄SPが停止表示されてリーチが発生し、中央の特別図柄SPのみがスクロール表示を続けるリーチ変動が表示される(図7(F))。そして、リーチ変動を演出するために予め設定されている変動表示パターンが特別図柄表示器32に表示される(図7(G))。
【0079】図8(A)は、リーチ予告画像の第2表示例を説明するための説明図である。この第2表示例では、第1表示例と同様に図7(A)〜図7(C)に示す表示が順次行われた後に、リーチ予告画像RGを指し示す指示図柄SZが特別図柄表示器32に絶えず表示され(図8(A))、その後は第1表示例と同様に図7(E)〜図7(G)に示す表示が順次行われる。尚、指示図柄SZは、各画像RG,HGとは明確に区別可能で目立つように表示され、例えば、複数箇所に特別な記号(矢印など)で表示されたり、各画像RG,HGの構成色とは異なる色で表示される。
【0080】図8(B)は、リーチ予告画像の第3表示例を説明するための説明図である。この第3表示例では、第1表示例と同様に図7(A)〜図7(C)に示す表示が順次行われた後に、リーチ予告画像RGが表示されていることを示すメッセージMSが特別図柄表示器32に絶えず表示され(図8(B))、その後は第1表示例と同様に図7(E)〜図7(G)に示す表示が順次行われる。尚、メッセージMSは、各画像RG,HGとは明確に区別可能で目立つように表示され、例えば、「予告中」という言葉が表示されたり、その言葉の末尾に感嘆符「!」が付加されたり、各画像RG,HGの構成色とは異なる色で表示される。
【0081】[実施形態の作用・効果]以上詳述した本実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
(1)大当たり予告画像またはリーチ予告画像の第1表示例では、大当たり予告画像OGまたはリーチ予告画像RGを囲む囲み線KSが表示される(図5(F)、図7(D))。つまり、予告画像0G,RGが表示されていることを、囲み線KSによって遊技者に通知している。この囲み線KSによる予告通知により、どのような遊技者(例えば、遊技に習熟した熟練の遊技者だけでなく、遊技に不慣れな初心者の遊技者や、視力および注意力の低下した高齢者など)に対しても、予告画像OG,RGが表示されていることを確実に認知させることができる。そして、予告画像OG,RGを遊技者に認知させることで、予告画像OG,RGによる演出効果により、遊技者の気分を高揚させて遊技に熱中させることが可能になり、遊技の興趣を高めることができる。
【0082】(2)大当たり予告画像またはリーチ予告画像の第2表示例では、大当たり予告画像OGまたはリーチ予告画像RGを指し示す指示図柄SZを表示される(図6(A)、図8(A))。つまり、予告画像0G,RGが表示されていることを、指示図柄SZによって遊技者に通知している。この指示図柄SZによる予告通知により、どのような遊技者に対しても、予告画像OG,RGが表示されていることを確実に認知させることができる。
【0083】(3)大当たり予告画像またはリーチ予告画像の第3表示例では、大当たり予告画像OGまたはリーチ予告画像RGが表示されていることを示すメッセージMSが表示される(図6(B)、図8(B))。つまり、予告画像0G,RGが表示されていることを、メッセージMSによって遊技者に通知している。このメッセージMSによる予告通知により、どのような遊技者に対しても、予告画像OG,RGが表示されていることを確実に認知させることができる。
【0084】(4)前記(1)〜(3)における囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMSによる予告通知は、選択スイッチ300がオン操作されている場合にのみ行われる。従って、前記予告通知を望まない遊技者は、選択スイッチ300をオフ操作しておけば(つまり、選択スイッチ300の押しボタンを押さないでおけば)、前記予告通知が行われることはない(囲み線KS、指示図柄SZ、メッセージMSが表示されない)。
【0085】例えば、遊技に習熟した熟練の遊技者や、パチンコ関連情報誌などで研究している遊技者などは、予告画像0G,RGがいつ表示されるか楽しみにしながら特別図柄表示器32の表示内容を注視しているため、前記予告通知が遊技の興趣を損なうことになりかねず、前記予告通知は邪魔者でしかない。そこで、選択スイッチ300がオン操作されている場合にのみ前記予告通知を行うことで、必要とする遊技者だけが予告通知を有効利用することが可能になり、全ての遊技者を満足させることができる。尚、選択スイッチ300がオン操作されているときには内部のLED300aが点灯するため、オン操作されているかどうかを遊技者は目視にて容易に確認することができる。
【0086】(5)前記(1)〜(3)における囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMSによる予告通知は、遊技者が注視している特別図柄表示器32に表示される。そのため、遊技者は遊技に集中し続けながら予告画像0G,RGが表示されていることを認知することが可能になり、遊技の興趣が損なわれることがない。また、前記予告通知だけを表示する専用の表示器を設ける必要がないため、第1種パチンコ機10のコストが増大することがない。
【0087】[別の実施形態]ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
[1]上記実施形態では、予告画像OG,RGの表示中に前記予告通知(囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMS)が絶えず表示されている。しかし、前記予告通知を所定時間間隔(例えば、0.1秒〜数秒間隔)で断続的に行うようにしてもよい。例えば、予告画像OG,RGにおける動画の進行・構成が複雑な場合、予告画像OG,RGの表示中に前記予告通知が絶えず表示されていると、遊技者は予告画像OG,RGに目を奪われて前記予告通知を見落とすおそれがある。このような場合には、前記予告通知を断続的に行うことで、前記予告通知を目立たせて遊技者に気付かせることが可能になる。
【0088】[2]上記実施形態では、選択スイッチ300がオン操作されている場合に前記予告通知(囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMS)が行われる。しかし、選択スイッチ300がオン操作されてから所定時間(例えば、数秒間〜数十分間)の間だけ前記予告通知が行われ、その所定時間経過後は前記予告通知が行われないようにしてもよい。つまり、選択スイッチ300はオン操作されてから所定時間だけ有効に働き、所定時間経過後は自動的にオフされるようにしてもよい。このようにすれば、遊技者が選択スイッチ300をオン操作してからオフするのを忘れていても、所定時間経過後に自動的にオフになるため、選択スイッチ300をいちいちオフ操作する必要がなくなり、遊技者はオフ操作に気を取られることなく遊技に没頭することができる。
【0089】[3]上記実施形態では、選択スイッチ300が上受皿19の前面側(遊技者側)に配設されている。しかし、選択スイッチ300は遊技者が操作可能であれば、第1種パチンコ機10のどの箇所に配設してもよい。また、選択スイッチ300を第1種パチンコ機10の裏側に配設するか、ホールコンピュータに選択スイッチ300の機能を備えさせることで、パチンコホールの管理者(店員)のみが選択スイッチ300を操作可能にして、遊技者が選択スイッチ300を操作することを禁止してもよい。例えば、パチンコホールの管理者が選択スイッチ300をオン操作した第1種パチンコ機10をパチンコホール内に設けた「初心者コーナー」に設置し、パチンコホールの管理者が選択スイッチ300をオフ操作した第1種パチンコ機10をパチンコホール内に設けた「ベテランマニアコーナー」に設置することで、多様な遊技者に合わせたパチンコホールの店舗運営を図ることができる。
【0090】[4]上記実施形態では、囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMSによる予告通知が特別図柄表示器32に表示される。しかし、特別図柄表示器32とは別個に、囲み線KS,指示図柄SZ,メッセージMSによる予告通知だけを表示する専用の表示器を設けるようにしてもよい。
【0091】[5]上記実施形態において、特別図柄処理(S400)で大当たり変動態様が選択された場合、図7または図8に示すようにリーチ予告画像を表示した後に、図5(E)〜図5(G)または図6に示すように大当たり予告画像を表示するようにしてもよい。
【0092】[6]上記実施形態では、本発明に係る遊技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、第1種以外の種類のパチンコ機、あるいは、スロットマシンなどの他の遊技機にもこの発明を適用可能なことは勿論である。
【出願人】 【識別番号】591142909
【氏名又は名称】マルホン工業株式会社
【住所又は居所】愛知県春日井市桃山町1丁目127番地
【出願日】 平成14年1月30日(2002.1.30)
【代理人】 【識別番号】100095795
【弁理士】
【氏名又は名称】田下 明人
【公開番号】 特開2003−220225(P2003−220225A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2002−21543(P2002−21543)