| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 尚 【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内
【氏名】岩田 悟 【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内
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| 【要約】 |
【課題】1つの判定図柄自体の表示演出に幅を持たせるとともに、判定図柄の表示態様に生じる不自然さを解消した遊技機を提供する。
【解決手段】画像表示部に表示される複数の判定図柄のうち、少なくとも1つの判定図柄について少なくとも2種類の表示優先順位の異なる要素画像によって構成されている遊技機において、前記1つの判定図柄と他の判定図柄あるいは装飾図柄が重なる場合には、前記1つの判定図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像の間に前記他の判定図柄あるいは装飾図柄の要素画像が入らないように、前記1つの判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位と前記他の判定図柄あるいは装飾図柄を構成する要素画像の表示優先順位が設定されていることを特徴とする遊技機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による判定結果が当たりである場合には、複数の判定図柄からなる当たり判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定し、外れの場合には、複数の判定図柄からなる外れ判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定する停止判定図柄決定手段と、前記複数の判定図柄を表示可能な表示手段と、前記表示手段に複数の判定図柄を変動表示した後、前記停止判定図柄決定手段で決定された判定図柄の組み合わせで停止表示する停止表示制御手段と、前記表示手段の表示画像は、複数の要素画像から構成され、前記表示手段において異なる要素画像が重なり合って表示される場合には、表示優先順位の高い要素画像を選択して表示する表示制御手段を備え、前記複数の判定図柄のうち、少なくとも1つの判定図柄について少なくとも2種類の表示優先順位の異なる要素画像によって構成されている遊技機において、前記1つの判定図柄と他の判定図柄が重なる場合には、前記1つの判定図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像の間に前記他の判定図柄が入らないように、前記1つの判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位と前記他の判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位とが設定されていることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による判定結果が当たりである場合には、複数の判定図柄からなる当たり判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定し、外れの場合には、複数の判定図柄からなる外れ判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定する停止判定図柄決定手段と、前記複数の判定図柄を表示可能な表示手段と、前記表示手段に複数の判定図柄を変動表示した後、前記停止判定図柄決定手段で決定された判定図柄の組み合わせで停止表示する停止表示制御手段と、前記表示手段の表示画像は、複数の要素画像から構成され、前記表示手段において異なる要素画像が重なり合って表示される場合には、表示優先順位の高い要素画像を選択して表示する表示制御手段を備え、前記複数の判定図柄のうち、少なくとも1つの判定図柄について少なくとも2種類の表示優先順位の異なる要素画像によって構成されている遊技機において、前記表示手段には前記複数の判定図柄とは異なる装飾図柄を表示する表示手段を含み、かつ前記表示制御手段には前記装飾図柄を表示制御する表示制御手段を備えており、前記1つの判定図柄と前記装飾図柄が重なる場合には、前記1つの判定図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像の間に前記装飾図柄の要素画像が入らないように、前記1つの判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位と前記装飾図柄の要素画像の表示優先順位とが設定されていることを特徴とする遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機或いはスロットマシン等に代表される遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機には、特定入賞口への遊技球の入球或いは特定通過ゲートへの遊技球通過等の判定条件の成立に起因して、当たり外れを判定し、その判定結果が当たりである場合に「大当たり」と称される所定の特別遊技を実行する機種がある。このような機種においては、数字や記号或いは絵等からなる複数の判定図柄を変動及び停止表示する液晶、ドットマトリックスもしくはLED表示装置等の表示装置を遊技盤面に備えているものが一般的である。 【0003】前記表示装置は、一般的には、複数の表示領域が並んだ構成からなって、各表示領域毎に、いわゆるスロットマシンのドラムが回転するかのように、複数の判定図柄がスクロールする等により変動表示し、その後に停止表示できるようになっている。そして、前記判定条件の成立に起因して前記表示装置に表示される判定図柄が変動を開始し、所定時間変動後に前記表示装置の複数の表示領域にそれぞれ確定停止した図柄が表示され、その確定停止図柄が、所定の組み合わせ(当たり図柄組み合わせ、例えばぞろ目等)の場合に「大当たり」を構成し、その他の組み合わせ(外れ図柄組み合わせ)の場合に「外れ」となる。前記「大当たり」の場合には、遊技盤面の大入賞口が連続的に開いて多数の遊技球入賞が可能になり、その間の入賞により大量の賞品球を払い出すようになっている。 【0004】また、前記遊技機においては、一般的に、「大当たり」に対する遊技者の期待感を高めて遊技の面白さをさらに向上させるため、前記複数の判定図柄の確定(最終)停止表示前に、少なくとも1つの判定図柄を仮停止(すなわち停止したように遊技者に思わせるが、実際は停止したとはいえない表示態様)し、他の判定図柄は変動表示する仮停止表示態様を実施する場合がある。例えば、前記表示装置が横一列に3つの表示領域を有し、それぞれの表示領域に判定図柄を表示するものにあっては、まず3つの表示領域において判定図柄を変動表示し、次いで一の表示領域(最終停止表示領域)のみ判定図柄を変動表示させたまま残りの2つの表示領域で判定図柄を順次仮停止し、その後所定時間遅れて前記変動表示したままの表示領域についても判定図柄を仮停止し、その後、全判定図柄について停止表示する等である。このようにすれば、最終停止表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で判定図柄が仮停止して特定の組み合わせになって、「大当たり」の可能性が高い、いわゆるリーチ状態となった場合には、最終的に最終停止表示領域で判定図柄が停止するまでの間、遊技者は「大当たり」に対する期待感が高まり続けることとなる。なお、前記「大当たり」か否かの判定結果を表示するための判定図柄は特別図柄とも称され、前記表示領域の停止の順番としては、左中右、左右中、或いは上中下、上下中等が挙げられるが、特に限定されるものではない。 【0005】そして、前記判定図柄の変動開始から、判定図柄の変動停止までの変動表示態様実施時には、前記判定図柄とは異なるキャラクタ,文字,背景等の装飾図柄を前記表示装置に出現させ、前記判定図柄とともに当該装飾図柄により表示演出を行うことがあった。前記判定図柄と装飾図柄の表示制御においては、判定図柄の要素画像(セル)と判定図柄と異なる装飾図柄(キャラクタ,文字,背景等)の要素画像(セル)が重なる場合、判定図柄や装飾図柄を構成する要素画像(セル)のそれぞれに1つずつ表示優先順位を割り振り、該表示優先順位の高い要素画像(セル)が優先して表示し、重なっていない部分に関しては、その該当部分に相当する要素画像(セル)を表示するように必要な処理が行われている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の遊技機において、1つの判定図柄は、一体となった1つの表示優先順位の同じ要素画像(セル)として構成されていたため、判定図柄の表示演出は背景を構成する装飾図柄との組み合わせ等による単純な表現に制限され、趣向性に欠けていた。また、1つの判定図柄を異なる形状に変化させ演出を行わせようとする場合、時系列毎に出現する変形した判定図柄に応じて多種類の判定図柄の要素画像(セル)を作成しなければならず、作成に手間取っていた。 【0007】この発明は、上記事情に鑑み提案されたものであって、1つの判定図柄においての判定図柄自体の表示演出に幅を持たせ、豊富な画像表現を実現するとともに、該1つの判定図柄は、表示優先順位を異にする少なくとも2種類の分離可能な要素画像により構成され、一体として変動する1つの判定図柄に他の判定図柄や装飾図柄が重なった場合には、他の判定図柄や装飾図柄が入り込まないように表示優先順位を制御し、1つの判定図柄の表示態様に不自然さを生じさせないようにする遊技機を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発明は、判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による判定結果が当りである場合には、複数の判定図柄からなる当り判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定し、外れの場合には、複数の判定図柄からなる外れ判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定する停止判定図柄決定手段と、前記複数の判定図柄を表示可能な表示手段と、前記表示手段に複数の判定図柄を変動表示した後、前記停止判定図柄決定手段で決定された判定図柄の組み合わせで停止表示する停止表示制御手段と、前記表示手段の表示画像は、複数の要素画像から構成され、前記表示手段において異なる要素画像が重なり合って表示される場合には、表示優先順位の高い要素画像を選択して表示する表示制御手段を備え、前記複数の判定図柄のうち、少なくとも1つの判定図柄について少なくとも2種類の表示優先順位の異なる要素画像によって構成されている遊技機において、前記1つの判定図柄と他の判定図柄が重なる場合には、前記1つの判定図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像の間に前記他の判定図柄が入らないように、前記1つの判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位と前記他の判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位とが設定されていることを特徴とする遊技機に係る。 【0009】また、請求項2の発明は、判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による判定結果が当りである場合には、複数の判定図柄からなる当り判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定し、外れの場合には、複数の判定図柄からなる外れ判定図柄組み合わせの停止判定図柄を決定する停止判定図柄決定手段と、前記複数の判定図柄を表示可能な表示手段と、前記表示手段に複数の判定図柄を変動表示した後、前記停止判定図柄決定手段で決定された判定図柄の組み合わせで停止表示する停止表示制御手段と、前記表示手段の表示画像は、複数の要素画像から構成され、前記表示手段において異なる要素画像が重なり合って表示される場合には、表示優先順位の高い要素画像を選択して表示する表示制御手段を備え、前記複数の判定図柄のうち、少なくとも1つの判定図柄について少なくとも2種類の表示優先順位の異なる要素画像によって構成されている遊技機において、前記表示手段には前記複数の判定図柄とは異なる装飾図柄を表示する表示手段を含み、かつ前記表示制御手段には前記装飾図柄を表示制御する表示制御手段を備えており、前記1つの判定図柄と前記装飾図柄が重なる場合には、前記1つの判定図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像の間に前記装飾図柄の要素画像が入らないように、前記1つの判定図柄を構成する要素画像の表示優先順位と前記装飾図柄の要素画像の表示優先順位とが設定されていることを特徴とする遊技機に係る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正面図、図3は同遊技機のシステム制御を簡略に示すブロック図、図4は同遊技機の表示制御を簡略に示すブロック図である。 【0011】図1及び図2に示す遊技機(ここではパチンコ遊技機)1は、遊技盤3の縁に遊技球の外側誘導レール4及び内側誘導レール5が略円形に立設され、前記内側誘導レール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、上側第1種始動入賞口10及び普通電動役物である下側第1種始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に風車22a,22b、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。また、後に詳述する特定の条件で所定の特別遊技状態、この例では大当たりとなると大入賞口15が開放され、遊技球が入賞し易い状態となる。また、普通図柄変動開始用ゲート19,21の検出信号により、普通図柄が所定値となった場合、下側第1種始動入賞口11が拡開状態となる。 【0012】前記遊技盤3の前面側にはガラス枠31、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿32、該上側球受け皿32を取り付けるための取付板33、前記上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿34、遊技状態を報知するランプ表示器35,36、音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知するスピーカ37、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置H等がそれぞれ組み付けられている。次に所要の各部についてさらに詳述する。 【0013】前記表示装置9は、その上部の普通図柄表示装置41と中部の特別図柄表示装置43とよりなり、数字、アルファベット、記号或いは絵(キャラクタ)等の普通図柄又は特別図柄(判定図柄)を変動表示及び停止表示可能となっている。普通図柄表示装置41は7セグメントLED等からなる普通図柄表示部45を有する。また、普通図柄表示部45の両側にはLED等からなる普通図柄変動数記憶表示器47が設けられ、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する図柄変動開始の数を、現在変動中のものを除いて保留回数(この例では最高4回)として記憶し表示するようになっている。 【0014】前記特別図柄表示装置43は、液晶、ドットマトリックスもしくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、窓枠部49内にカラー表示可能な液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からなる画像表示部(可変表示領域)50が設けられている。この画像表示部50は、複数の特別図柄(判定図柄)を表示可能な表示手段に相当し、横に並ぶ3つの表示領域(左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域)に分割され、左側表示領域には左特別図柄が、中央表示領域には中特別図柄が、右側表示領域には右特別図柄が、それぞれ判定図柄として、変動表示及び停止表示可能とされている。この実施例において前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ表示される特別図柄(判定図柄)は、図13等に示すように、特別図柄の配列の順番を表す第一要素画像と、該第一要素画像と分離制御可能であるが、第一要素画像と連動移動表示(セルスプライト表示)する第二要素画像との2種類の組み合わせで構成される。具体的には‘零と銭’,‘壱とハート’,‘弐と刀’,‘参と桃’,‘四と銭’,‘伍とハート’,‘六と刀’,‘七と桃’,‘八と銭’,‘九とハート’,‘幻と刀’,‘剣と桃’の12通りである。 【0015】前記画像表示部50には、前記第一要素画像と第二要素画像との組み合わせからなる特別図柄(判定図柄)の変動中に、該特別図柄に加えて背景要素画像(建物、風景等)、キャラクタ要素画像(人物、動物、植物、物等)、文字等の要素画像により構成される装飾図柄が表示され、該特別図柄は変動開始等の所定始動条件に起因して、該装飾図柄と同時期に重なった状態で変動表示を行っている。なお、前記特別図柄表示装置43の窓枠部49の左右内側にはLED等からなる特別図柄変動数記憶表示器51が設けられている。 【0016】本発明における要素画像とは、画像作成段階で1つの画像データとして格納されるため、これを移動、拡縮等の制御を行った場合に一体的に移動、拡縮する最小単位の画像を意味し、セルとも呼ばれる。本実施例では、図13以降に図示される特別図柄を構成する‘四’、‘銭’、‘銭(手足付き)’等や、装飾図柄を構成する‘空’、‘町’‘ウェイトレス’等の各々の画像であり、特に特別図柄の配列の順番を表す第一要素画像、該第一要素画像に分離制御可能に連動移動する第二要素画像、背景を構成する1つ1つの各画像を背景要素画像として区別する。また、表示優先順位とは、前記要素画像のそれぞれに割り当てられる順位数値である。すなわち、画像表示部50に表示される動画は、静止画がある時間(1/60秒)毎に差し替え表示され、動画として見えるものであるが、前記差し替えられる各複数の要素画像が遊技者から見た目に矛盾が生じないように、全ての要素画像の前後関係や遠近関係等の重なり合いを制御するために割り振られた順位配列における順位数値のことである。前記表示優先順位の割り振られた各要素画像は、後述の表示制御回路43において必要な処理を経た後、表示画像として画像表示部50に表示される。すなわち、前記表示優先順位とは、前記各要素画像同士が重なり合い表示される場合には、重なる部分についてのみ、前記順位数値の高い要素画像が表示されるように表示制御回路90内で表示制御されることを意味する。 【0017】前記上下の第1種始動入賞口10,11は表示装置9の真下に設けられ、下側第1種始動入賞口11については2つの可動片11a,11bが背面の第1種始動入賞口用ソレノイドによって通常状態である略垂直の狭小開放状態と略V字形の拡開開放状態間を変化可能に制御されているのに対し、上側第1種始動入賞口10は単に開口したものとされている。前記下側第1種始動入賞口11の拡開開放は、前記普通図柄表示部45の図柄が変動停止して特定の普通図柄が表示された普通図柄当たりとなったときに行われる。この例では、通常遊技状態時に普通図柄表示部45の停止図柄が特定図柄の場合には、0.3秒間の下側第1種始動入賞口11の拡開開放を1回行い、さらに該拡開開放の間に第1種始動入賞口10,11への入賞球数が6個に達したときには当該拡開開放を強制終了するようにされている。他方、後述する確率変動状態時において普通図柄表示部45の停止図柄が特定図柄の場合には、1.7秒間の下側第1種始動入賞口11の拡開開放を2秒間隔(この間は狭小開放となる。)で3回行い、さらに該拡開開放の間に第1種始動入賞口10,11への入賞球数が6個に達したときには当該拡開開放を強制終了するようにされている。 【0018】また、前記遊技盤3の背面には、第1種始動入賞口10,11に入賞した球を検出する特別図柄変動開始スイッチが入賞球の通路に設けられており、該入賞球の検出によって前記特別図柄表示装置43の図柄変動を開始するようになっている。その際、特別図柄(判定図柄)変動中に第1種始動入賞口10,11に入賞した球の個数、すなわち特別図柄の変動を開始する回数については、保留回数(この例では最高4回)を、前記特別図柄変動数記憶表示器51に表示し、記憶数の減少によって前記表示器51の表示個数を減らすようになっている。 【0019】前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は表示装置9の左右に設けられ、普通図柄変動開始スイッチを備え、該普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示装置41の普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。 【0020】前記大入賞口15は第1種始動入賞口10,11の下方に設けられ、大入賞口開放用ソレノイドと該ソレノイドによって開閉する開閉板61とを備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板61が閉じた状態とされ、当該大入賞口15の内部には、該大入賞口15の開放と同時に開放して入賞可能にする特定領域入賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口63には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉(図示せず)が設けられている。また、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチが設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞しかつ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチが設けられている。 【0021】前記特別図柄表示装置43の作動及び大入賞口15の作動、つまり特別遊技実行時(大当たり成立時)の動作について説明する。前記のように第1種始動入賞口10,11に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されると、前記特別図柄変動開始スイッチにより入賞信号が後述する図3に示すメイン制御回路70へ送られ、それに伴ってメイン制御回路70のラベル−TRND−A,ラベル−TRND−R1,ラベル−TRND−AZ1,ラベル−TRND−B1〜B3,ラベル−TRND−T1等の各種乱数値(Q1〜Q7等)が取得(抽出)され、その取得数値がメイン制御回路70のRAM73の特別図柄乱数記憶領域にいったん格納される。そして、当該格納された各数値に基づいて大当たりの判定、リーチの有無決定、特別図柄変動・停止パターンの変動表示態様及び背景(背景構成部品、キャラクタ等の要素画像により構成される装飾図柄)の種類の決定、停止図柄組み合わせの決定(作成)等が行われ、前記特別図柄表示装置43における画像表示部50の右側表示領域、中央表示領域、左側表示領域で第一,第二要素画像より構成される特別図柄(判定図柄)の変動を開始する。前記メイン制御回路70は、遊技機1のメイン制御を行うメイン制御手段に相当するものである。 【0022】前記特別図柄(判定図柄)の変動開始から所定時間(前記選択された各特別図柄変動・停止パターンで定められている時間変動後、特別図柄が変動停止して、停止図柄が確定表示される。この例では、まず、右側表示領域、中央表示領域、下側表示領域で前記特別図柄が変動を開始し、左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域の順で特別図柄(判定図柄)が変動停止して、停止図柄が確定表示される。その際、決定された停止図柄及び特別図柄及び装飾図柄の表示態様等によっては、リーチ状態が成立することがある。ここで、リーチ状態とは、画像表示部50で特別図柄(判定図柄)の変動表示が開始された後、表示制御が進行して表示結果が停止表示される前段階において、特定の表示態様、つまり大当たりの組み合わせが表示され易い可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示態様をいう。この実施例では、リーチ状態の1つとして、前記画像表示部50の各表示領域のうち、最終停止図柄(ここでは中特別図柄)を表示する表示領域(ここでは中央表示領域)だけを残して、残りの2つの表示領域で図柄が特定の組み合わせ(例えば同一図柄)となるように仮停止するリーチ変動表示処理がなされている。前出の仮停止とは、停止したように見えるがさらに変動表示する可能性があり、完全な停止とは異なる停止態様を示す。 【0023】また、前記リーチ状態時には、前記画像表示部50における特別図柄(主に最終停止特別図柄)の変動時間を長くしたり、前記画像表示部50における特別図柄を利用した図柄利用演出や特別図柄の背後に表示されるキャラクタや背景等の装飾図柄を表示してリーチアクションが演出されるようになっている。なお、前記リーチ状態になる前に、該リーチ状態になる可能性又は大当たりになる可能性が高いことを報知する予告(予兆)が演出されるようにしても良い。前記予告としては、画像表示部50上へのキャラクタの表示や残像表示等が挙げられる。 【0024】前記停止図柄(確定停止図柄)の組み合わせが、同一図柄等の組み合わせからなる大当たり図柄組み合わせであると、大当たり状態に移行する。大当たり状態になると、前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、図示しない賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板61は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数は、特別図柄表示装置43の画像表示部50に、0〜10までの数字又は棒グラフのように表示されるようになっている。 【0025】また、大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、特定領域入賞口63への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高15回又は13回)、前記開閉板61の開放を繰り返すようになっている。なお、実施例では、大当たり成立時に確定停止表示される大当たり図柄の組み合わせが所定の図柄組み合わせ、具体的には‘壱とハート’,‘参と桃’,‘伍とハート’,‘七と桃’,‘九とハート’,‘剣と桃’の何れかのぞろ目からなる確率変動(確変)図柄組み合わせであるときには、前記大当たり継続権利の発生する最高回数、いわゆるラウンド数が13ラウンド(回)となり、一方、確定停止表示される大当たり図柄の組み合わせが‘零と銭’,‘弐と刀’,‘四と銭’,‘六と刀’,‘八と銭’,‘幻と刀’の何れかのぞろ目からなる非確率変動(非確変である低確率)図柄組み合わせ(通常図柄組み合わせ)であるときには、前記ラウンド数が15ラウンド(回)となる。 【0026】さらに、この実施例の遊技機1では、大当たり終了後に大当たり(特別遊技)の特典とは異なる特典を遊技者に付与する特典遊技が実行される。具体的には、この遊技機1は、確率変動(確変)機能及び時間短縮(時短)機能を備えた機種であり、大当たり成立時に確定停止表示される当たり図柄組み合わせが前記確変図柄組み合わせであるときには、大当たり終了後に確率変動及び時間短縮が生じ、すなわち次回の大当たり発生確率が平時における通常遊技状態(低確率状態、2/630)よりも高い確率変動状態(高確率状態、10/630)に移行されるとともに、特別図柄が変動開始してから確定停止表示されるまでの時間(判定結果表示に要する時間)が通常より短くなり、該確率変動状態及び時間短縮状態は次回の大当たりまで継続するようになっている。一方、確定停止表示される当たり図柄組み合わせが前記非確変図柄組み合わせであるときには、大当たり終了後は、通常遊技状態(低確率状態、2/630)とされ、時間短縮も行われず、該通常遊技状態は次回の大当たりまで継続するようになる。 【0027】また、実施例では、前記確変図柄組み合わせで大当たりして、該大当たり後の特典遊技実行による前記確率変動状態及び時間短縮状態時には、前記下側第1種始動入賞口11への入賞率を向上させて大当たり当否判定の機会が増大するようにされている。すなわち、前記普通図柄当たり(小当たり)による下側第1種始動入賞口11の拡開開放時間を長くしたり、前記普通図柄表示装置41の普通図柄の変動時間を短縮したりする等により前記下側第1種始動入賞口11の拡開開放状態の発生頻度を多くする等している。なお、前記確率変動状態及び時間短縮状態並びに判定機会増大状態時に、再び、前記確変図柄組み合わせで大当たりが成立した場合には、その大当たり終了後に再度確率変動状態及び時間短縮状態並びに判定機会増大状態になる。 【0028】このように、大当たり継続権利発生の可能ラウンド数等の特別遊技実行時における賞価値や、確率変動や時間短縮や判定機会増大等の特典遊技による特典価値等のような、遊技者に与える遊技価値(大当たり態様)が、確定停止表示される当たり図柄組み合わせにおける図柄によって変化するようにすれば、当たり図柄組み合わせに対する遊技者の興味を増し、遊技の幅を広げ、遊技をより一層面白くすることができる。 【0029】図3には、遊技機1の裏側に設置された遊技系統の主制御を行うメイン制御回路70、及び該メイン制御回路70の制御下で前記特別図柄表示装置43の画像表示部50における特別図柄(判定図柄)及び装飾図柄(背景)の表示制御及び事前報知の選択や制御等を行う表示制御回路(サブ制御回路)90、音声制御を行う音声制御回路85、ランプやLED等のランプ表示器(発光体)の制御を行う発光体制御回路88等、当該遊技機1のシステム制御ブロックが示されている。 【0030】前記メイン制御回路70は、内部に遊技制御用プログラムに従って制御動作を行うCPU72、該CPU72のワーク用メモリとして機能するRAM73、遊技制御用プログラムを記憶するROM74を備えたワンチップマイクロコンピュータ71と、該コンピュータ71と前記表示制御回路90等を結ぶI/O(入出力)バス75,76、出力ポート77、ドライバ78、バッファゲート79、インターフェイス80、初期リセット回路81、定期リセット回路82等により構成されている。 【0031】前記CPU72は、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たり(特別遊技状態)の発生確率や普通図柄による当たり(下側第1種始動入賞口11の拡開開放)の発生確率を定める乱数等も生成している。また、前記RAM73は特別図柄変動開始スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域、CPU72で生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、並びにCPU72の作業領域を備えている。さらに、前記ROM74には、遊技上の制御プログラムや制御データ、制御コマンドが書き込まれている他、大当たり及び普通図柄による当たりの判定値等が書き込まれている。 【0032】初期リセット回路81は、電源回路87による電源投入時にワンチップマイクロコンピュータ71をリセットするための回路である。初期リセット回路81から送られてきた初期リセットパルスに応答して、ワンチップマイクロコンピュータ71は各種制御情報を初期化する。 【0033】定期リセット回路82は、ワンチップマイクロコンピュータ71に対し、定期的(この例では4msec毎)にリセットパルスを与え、ワンチップマイクロコンピュータ71のROM74に記憶されている遊技制御用プログラムを先頭から繰り返し実行させるための回路である。 【0034】また、前記メイン制御回路70から出力される制御信号に基づいて、ドライバ78に接続された下側第1種始動入賞口11、大入賞口15等が制御されている。その他、ドライバ78及び情報出力回路83を介して、大当たり情報や図柄確定情報、確率変動情報等の各種遊技情報がホストコンピュータであるホール用の管理装置84に出力されている。 【0035】さらに、前記ワンチップマイクロコンピュータ71には、前記出力ポート77を介して表示制御回路90が接続され、該表示制御回路90には普通図柄表示装置41、特別図柄表示装置43,普通図柄変動数記憶表示器47、特別図柄変動数記憶表示器51が接続され、制御されている。また、前記出力ポート77及び表示制御回路90を介して、発光体制御回路88が発光体制御信号を受け取り、当該制御信号に基づいてランプ表示器35,36等が制御されている。 【0036】この他、前記ワンチップマイクロコンピュータ71には、I/Oバス75及び表示制御回路90を介して音声制御回路85が接続されている。前記音声制御回路85にはスピーカ37が接続されている。 【0037】またさらに、各種入賞口に入賞した遊技球を検出する、特別図柄変動開始スイッチ、普通図柄変動開始スイッチ、入賞球数カウントスイッチ、特定入賞球検出スイッチ、その他の入賞口用検出スイッチ等の各検出器から出力される検出信号は、前記インターフェイス80を介してメイン制御回路70に送信されるようになっている。 【0038】その他、前記メイン制御回路70には、電源回路87と、前記発射装置Hによる遊技球の発射を制御するための発射制御回路100と、払い出し装置(図示せず)による賞品球や貸球の払い出しを制御するための払い出し制御回路110が接続されている。 【0039】前記表示制御回路90は、前記メイン制御回路70からの制御信号に基づいて所定の表示制御処理を行うサブ制御回路に相当する。また、この表示制御回路90は、前記メイン制御回路70と共にこの遊技機1における停止表示制御手段及び表示制御手段(装飾図柄の表示制御も行う)に相当し、前記表示装置9(特には特別図柄表示装置43の画像表示部50)に表示する表示(遊技)画像(特別図柄(判定図柄)及びキャラクタや背景等の背景要素画像の組み合わせから構成される装飾図柄)の表示制御に関する信号をメイン制御回路70から受信し、表示用データを設定して表示制御を行う。 【0040】図4に示すように、前記表示制御回路90は、要素画像の表示優先順位や表示位置、表示倍数等の表示画像を前記表示装置9に表示するための表示制御データを記憶する表示制御ROM92、前記表示制御データを書き換え可能に記憶する表示制御RAM93、前記メイン制御回路70の制御信号に基づき表示制御ROM92及び表示制御RAM93に従って、表示制御データを制御する表示制御用CPU(制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備えている。)91、特別図柄変動・停止表示データや背景等の画像データを記憶するCGROM96、該表示制御用CPU91からの指令に基づいてCGROM96から必要なデータを読み出し、前記特別図柄(要素画像の組み合わせ)や背景等の表示優先順位の異なった複数の要素画像同士のマップデータを生成するVDP94、該VDP94で生成した画像データを格納するVRAM95よりなる。 【0041】前記VDP94においては、前記表示制御用CPU91から受け取った表示制御データに基づき、システムレジスタが設定され、CGROM96から適宜要素画像のデータが読み出され、圧縮してある前記要素画像のデータは伸長してVRAM95に転送する。またVDP94において、表示制御用CPU91からのデータに伴う表示属性(表示サイズ、表示座標軸等)や複数の要素画像の表示優先順位データを準備し、VDP94内の描画エンジン94aにおいて複数の要素画像からなる描画データが合成される。この段階において、描画データは複数の要素画像に割り当てられた表示優先順位に基づき、複数の要素画像が重なる部分について最も表示優先順位の高い要素画像が表示されるように合成される。前記描画エンジン94aにて合成された描画データは、再度VRAM95の描画領域にRGBデータとして描かれ、該RGBデータは、所定のタイミング(実施例では1秒間に60回)で読み出され、特別図柄表示装置43に表示される。すなわち1/60秒毎に1つのRGBデータが設定され、画像表示部50に表示される。つまり1/60秒毎に順次RGBデータ(この時点では静止画)を切り替えることにより連続した表示画像を動画として表示するものである。 【0042】この実施例における前記メイン制御回路70のCPU72の主なカウンタとしては、表1に示すような7種類のカウンタがある。各カウンタの所定時に取得された数値は、メイン制御回路70のRAM73に最高5個まで格納される。なお、前記RAM73に記憶された各カウンタの数値は、該カウンタに基づく一連の遊技動作処理された後にクリアされる。各カウンタの作動については次に示す。 【0043】 【表1】
【0044】ラベル−TRND−Aは、大当たり及び外れを判定する乱数カウンタであり、当該遊技機1における当否判定手段に相当するものである。このラベル−TRND−Aは、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定の割り込み時間(例えば4msec)毎に1ずつ加算され、数値が‘629’に至ると、再び‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになっている。ラベル−TRND−Aの数値は、遊技球が第1種始動入賞口10,11に入賞して特別図柄変動開始スイッチによって検出されたときに取得され、予め決定されている大当たり数値、この実施例では平時(低確率状態時)には‘5’,‘500’と対比され、前記確率変動状態時(高確率状態時)には‘5’,‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘350’,‘400’,‘450’,‘500’,‘600’と対比されて大当たりか否か判断される。また、当否の判定が終了するまでの間に、遊技球が第1種始動入賞口10,11に入賞してラベル−TRND−Aの数値が再び取得されることがあるため、ラベル−TRND−Aの記憶取得値(更新取得数値)は、現在判定中の取得値を含めて最大5個が、前記メイン制御回路70のRAM73にいったん格納され、順次判定に供される。 【0045】ラベル−TRND−R1は、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が外れとなる場合において、リーチ状態となるか否かを決定するものであり、具体的には前記画像表示部50の各表示領域のうち、最終停止図柄表示領域(この例では中央表示領域)だけを残して、残りの2つの表示領域で図柄が特定の組み合わせ(この例では同一図柄)で仮停止表示(停止表示)されるか否かを決定するものである。ここで、前記仮停止表示とは、特別図柄がいったん停止表示されたと遊技者に思わせるが、まだ図柄変動中であること、つまり、まだ全図柄が確定停止されていないことを示す表示をいう。 【0046】このラベル−TRND−R1は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、前記割り込み時間毎に1ずつ加算され、数値が‘49’になると、再び‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになっている。当該ラベル−TRND−R1の数値は、前記第1種始動入賞口10,11への入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出されたときに取得され、大当たり当否判定結果が外れの場合に、その数値が予め決定されているリーチ成立数値と対比されてリーチ状態成立か否か判断される。この実施例では、前記リーチ成立数値は‘24’又は‘49’となっており、ラベル−TRND−R1の取得数値が当該リーチ成立数値となった場合には、リーチ状態が成立する。当該ラベル−TRND−R1の取得数値は、メイン制御回路70のRAM73に所定数、この例では、決定中の数値を含めて、最大5個まで格納される。なお、この実施例では、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が大当たりとなる場合には、必ずリーチ状態が成立するようになっているので、このラベル−TRND−R1は使用されない。 【0047】ラベル−TRND−AZ1は、大当たり成立時、前記画像表示部50の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止して揃う確定大当たり停止図柄組み合わせを決定するものであり、当該遊技機1における停止判定図柄決定手段に相当する。このラベル−TRND−AZ1は、電源投入時に‘0’から始まって前記割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると再び‘0’に戻る繰り返しを行う。ラベル−TRND−AZ1の数値は、前記第1種始動入賞口10,11への入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出されたときに取得され、変動表示中の図柄に対するものを含めて、最大5個までメイン制御回路70のRAM73の特別図柄乱数記憶領域に格納される。前記ラベル−TRND−AZ1の数値には、各数値に対応する確定大当たり停止図柄組み合わせが予め割り当てられている。実施例においては、前記ラベル−TRND−AZ1の数値が‘0’の場合には零と銭のぞろ目、‘1’の場合には壱とハートのぞろ目、‘2’の場合には弐と刀のぞろ目、‘3’の場合には参と桃のぞろ目、‘4’の場合には四と銭のぞろ目、‘5’の場合には伍とハートのぞろ目、‘6’の場合には六と刀のぞろ目、‘7’の場合には七と桃のぞろ目、‘8’の場合には八と銭のぞろ目、‘9’の場合には九とハートのぞろ目、‘10’の場合には幻と刀のぞろ目、‘11’の場合には剣と桃のぞろ目を確定大当たり停止図柄組み合わせとして最終的に確定停止表示する。なお、この実施例では、上記のように、確定大当たり停止図柄組み合わせに応じて特別遊技実行時のラウンド数や特別遊技終了後に確率変動するか否かが決まるようになっているため、当該ラベル−TRND−AZ1は、前記ラウンド数の選択及び確率変動するか否かの選択にも使用されることになる。 【0048】ラベル−TRND−B1〜B3は、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が外れとなる場合において、画像表示部50に確定停止表示する外れ図柄組み合わせの決定に用いられるものであり、当該遊技機1における停止判定図柄決定手段に相当するものである。前記ラベル−TRND−B1は左側表示領域の左特別図柄、ラベル−TRND−B2は右側表示領域の右特別図柄、ラベル−TRND−B3は中央表示領域(最終停止図柄表示領域)の中特別図柄(最終停止特別図柄)にそれぞれ対応する。 【0049】前記ラベル−TRND−B1は、電源投入時に‘0’から始まって前記割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘11’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り返される。また、前記ラベル−TRND−B2は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベル−TRND−B1の数値が再び‘0’に戻る際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り返される。さらに、前記ラベル−TRND−B3は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベル−TRND−B2の数値が再び‘0’に戻る際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り返される。これによって、ラベル−TRND−B1〜B3の各乱数範囲が同一であっても、当該ラベル−TRND−B1〜B3が同期(同一の組み合わせで加算)するのを避けることができる。 【0050】前記ラベル−TRND−B1〜B3の数値には、各数値に対応する図柄が予め割り当てられている。この実施例では、ラベル−TRND−B1〜B3の各数値に対して、数値が‘0’の場合には零と銭、‘1’の場合には壱とハート、‘2’の場合には弐と刀、‘3’の場合には参と桃、‘4’の場合には四と銭、‘5’の場合には伍とハート、‘6’の場合には六と刀、‘7’の場合には七と桃、‘8’の場合には八と銭、‘9’の場合には九とハート、‘10’の場合には幻と刀、‘11’の場合には剣と桃が割り当てられている。そして、前記特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されるごとにラベル−TRND−B1〜B3から取得される数値の組み合わせによって、外れ時に画像表示部50の左側表示領域、、右側表示領域、中央表示領域に表示される確定停止図柄が定まる。また、ラベル−TRND−B1〜B3の取得数値は、メイン制御回路70のRAM73に所定数、この例では、表示中の外れ図柄組み合わせに対する数値を含めて、最大5個まで格納される。 【0051】この実施例では、外れの際にラベル−TRND−B1〜B3の全ての数値が一致し、かつラベル−TRND−R1の数値によりリーチ状態が成立する場合には、ラベル−TRND−B3の数値に1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B2の数値に割り当てられている各図柄が確定停止表示されるようになっている。また、外れの際にラベル−TRND−B1〜B3の全ての数値が一致し、かつリーチ状態が成立しない場合、及びラベル−TRND−B1,B2の2つの数値が一致し(ラベル−TRND−B3の数値は異なる。)、かつリーチ状態が成立しない場合には、ラベル−TRND−B2の数値に1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の数値に割り当てられている各図柄が確定停止表示されるようになっている。さらに、外れの際にラベル−TRND−R1の数値によりリーチ状態が成立するにもかかわらず、ラベル−TRND−B1とB2の数値が一致しない場合には、ラベル−TRND−B2の数値をラベル−TRND−B1の数値と同一数値に変更するとともに、ラベル−TRND−B3の数値を前記ラベル−TRND−B1の数値に1加算した数値に変更し、それらの変更した値とラベル−TRND−B1の数値に割り当てられている各図柄が確定停止表示されるようになっている。 【0052】ラベル−TRND−T1は、それ単独或いは前記ラベル−TRND−B1〜B3とともに、リーチ状態時のリーチ種類、すなわち、前記リーチ時に画像表示部50で表示される特別図柄(判定図柄)の表示態様等の決定に用いられるものである。このラベル−TRND−T1の数値は遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、前記割り込み時間毎に1ずつ加算され、数値が‘35’になると、再び‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになっている。当該ラベル−TRND−T1の数値は、前記第1種始動入賞口10,11への入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出されたときに取得され、決定中に対するものを含めて、最大5個まで前記メイン制御回路70のRAM73に格納される。なお、このラベル−TRND−T1及びラベル−TRND−B1〜B3の各数値に基づくリーチについては後述する。 【0053】また、メイン制御回路70又は表示制御回路90に設けられるカウンタとしては、特別図柄の変動時におけるその他の表示態様、例えば大当たり又はリーチ状態となる可能性が高いことを報知するための予告を演出するか否かを決定するカウンタや、該予告の態様を決定するカウンタや、確定当たり図柄組み合わせの確定停止表示前に、画像表示部50に仮の当たり図柄組み合わせ(ここではぞろ目)を微妙な揺れ変動等の所定動作態様で仮停止表示し、その後、前記仮停止によっていったん揃った全ての特別図柄を、図柄が揃った状態のまま一緒に所定時間スクロール変動させてから、前記確定当たり図柄組み合わせを確定停止表示する、所謂再抽選演出を行うか否かを決定するカウンタ等が適宜追加されることがある。 【0054】前記メイン制御回路70或いは表示制御回路90に設けられる複数のフラグとしては、大当たり(特別遊技)フラグA1、確率変動フラグB1、リーチフラグC1、特別遊技実行中フラグD1等が挙げられ、その他適宜のカウンタにより成立する普通図柄当たり(小当たり)フラグ等が挙げられる。なお、これらのフラグは、初期設定時には全て0にセットされている。 【0055】次に、本発明に係る遊技機1において前記メイン制御回路70が行う一連の処理について、前記カウンタとの関係から詳述する。なお、図3に示したメイン制御回路70のCPU72は、割り込み時間(4msec)毎にメイン制御回路70のROMに記憶されている各プログラム(メインルーチン)を実行する。 【0056】図5のフローチャートから理解されるように、メイン処理Mにおいては、まず、電源投入がなされたか否か確認されてから(S10)、初期設定(S20)、乱数更新処理(S30)、第1種始動入賞口10,11への入賞の確認(S40)、乱数取得処理(S50)、大当たり当否判定条件(特別図柄始動条件)成立の確認(S60)、大当たり当否判定処理(S70)、リーチ決定処理(S80)、確定停止特別図柄決定処理(S90)、特別図柄及び装飾図柄表示態様決定処理(S110)、その他の処理(S160)が行われる。 【0057】初期設定(S20)では、スタックの設定、定数設定、CPUの設定、SIO,PIO,CTCの設定等を行う。なお、電源投入時のみに必要な処理は1順目のみに実行され、後は実行されることがない。 【0058】乱数更新処理(S30)では、図6のフローチャートから理解されるように、各カウンタ(ラベル−TRND−B2,B3を除く。)の各数値Qn(n=1〜4,7)が前記所定時間毎に1ずつ加算され(S31)、前記各数値Qnが所定最大値X(ラベル−TRND−Aの場合は629、ラベル−TRND−R1の場合は49、ラベル−TRND−AZ1の場合は11、ラベル−TRND−B1の場合は11、ラベル−TRND−T1の場合は35)に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S32,S33)。そして、各カウンタの更新数値がメイン制御回路70のRAMの各カウンタと対応する乱数記憶エリアにそれぞれ記憶される(S34)。図6中における『Qn’』は、加算(更新)される前の各カウンタの数値を意味する。なお、各カウンタは割り込み時間(4msec)毎に1ずつ加算され、ラベル−TRND−B2はラベル−TRND−B1に連動して数値Q5が加算され、ラベル−TRND−B3はラベル−TRND−B2に連動して数値Q6が加算され、前記RAMの乱数記憶エリアにそれぞれ記憶されるようになっている。 【0059】前記乱数更新処理(S30)の後、前記第1種始動入賞口10,11に入賞があったか否かが前記特別図柄変動開始スイッチの検出により確認される(S40)。そして、前記第1種始動入賞口10,11への入賞ありと判断された場合には、乱数取得処理(S50)が実行される。なお、前記S40で入賞なしと判断された場合には、乱数取得処理(S50)は省略される。 【0060】乱数取得処理(S50)では、図7のフローチャートから理解されるように、まず、ラベル−TRND−A,ラベル−TRND−R1,ラベル−TRND−AZ1,ラベル−TRND−B1〜B3,ラベル−TRND−T1の更新数値Qn(n=1〜7)が取得され(S51)、次いで、前記取得された各数値Qnを、メイン制御回路70のRAMの取得乱数記憶エリアに各々記憶する(S52)。 【0061】前記乱数取得処理(S50)の後、或いは第1種始動入賞口10,11への入賞確認(S40)の後、大当たり当否判定条件が成立しているか否かが確認される(S60)。ここで、大当たり当否判定条件が成立しているとは、現在特別遊技実行中でない或いは特別図柄変動中でないことをいう。そして、前記大当たり当否判定条件成立と判断された場合には、以降で、大当たり当否判定処理(S70)、リーチ決定処理(S80)、確定停止特別図柄決定処理(S90)、特別図柄表示態様決定処理(S110)、及びその他の処理(S160)が行われる。一方、前記S60で大当たり当否判定条件不成立と判断された場合は、その他の処理(S160)にジャンプし、上記した大当たりに関する処理(S70,S80,S90,S110)はなされない。 【0062】大当たり当否判定処理(S70)では、図8のフローチャートから理解されるように、まず、確率変動フラグB1が1か否か判断され(S71)、該確率変動フラグB1が1ではなく0の場合、すなわち低確率状態時(2/630)では、前記ラベル−TRND−Aの取得数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘500’と対比され(S72)、前記大当たり数値の何れかであれば特別遊技実行可、つまり大当たりとなり、大当たりフラグA1が1にセットされるとともに、該大当たりフラグA1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に格納される(S73)。一方、前記確率変動フラグB1が1の場合、すなわち高確率状態時(10/630)では、前記取得数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘350’,‘400’,‘450’,‘500’,‘600’と対比され(S74)、前記大当たり数値の何れかと一致すれば大当たりとなり、大当たりフラグA1が1にセットされるとともに、該大当たりフラグA1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に格納される(S73)。 【0063】リーチ決定処理(S80)においては、リーチの有無、つまり、特別図柄表示装置43の画像表示部50でリーチ状態(大当たり及びリーチ外れ)となるか否かの決定がなされる。図9のフローチャートから理解されるように、このリーチ決定処理(S80)では、最初に大当たりフラグA1が1か否か確認され(S81)、大当たりフラグA1が1ではなく0、つまり大当たり不成立となる場合、前記ラベル−TRND−R1の記憶取得数値Q2が読み出され、その取得数値Q2が‘24’又は‘49’であるか否か判断される(S82)。そして、両値が一致しない場合、リーチ無し(リーチ状態移行不可)となることが決まる。一方、前記取得数値Q2が‘24’又は‘49’である場合、リーチ有り(リーチ状態移行可)となることが決定し、リーチフラグC1が1にセットされるとともに、該リーチフラグC1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に格納される(S83)。また、前記S81において大当たりフラグA1が1の場合、つまり大当たり(特別遊技実行可)となる場合にも、リーチ有りとなることが決定し、リーチフラグC1が1にセットされるとともに、該リーチフラグC1(=1)がメイン制御回路70のRAM内に格納される(S83)。 【0064】確定停止特別図柄決定処理(S90)では、前記大当たり当否判定処理(S70)に基づき特別図柄表示装置43の画像表示部50に確定(最終)停止表示する特別図柄の決定が行われる。図10のフローチャートから理解されるように、この確定停止特別図柄決定処理(S90)では、まず、前記大当たりフラグA1の値が1か否か判断される(S91)。該値が1と判断された場合、すなわち大当たり(特別遊技実行可)となる場合、前記ラベル−TRND−AZ1の記憶取得数値Q3が読み出され、その取得数値Q3に対して予め決められている図柄の組み合わせが、画像表示部50に確定停止表示される確定大当たり停止図柄組み合わせとして決定される(S92)。なお、前記したように、この例の確定大当たり停止図柄組み合わせは、順番を表す第一要素画像と前出の所定の結びつきを持つ第二要素画像より構成される特別図柄(判定図柄)同士の組み合わせとなる。 【0065】それに対して、前記S91で大当たりフラグA1の値が1でない、すなわち前記値が0と判断され、外れと判定された場合には、前記ラベル−TRND−B1〜B3の記憶取得数値Q4〜Q6が読み出され、その読み出された全数値Q4〜Q6が一致するか否か判断される(S93)。全数値Q4〜Q6が一致する場合、続いてリーチ有り(前記リーチフラグC1=1)か否か、ここでは前記ラベル−TRND−R1の記憶取得数値Q2が‘24’又は‘49’か否か判断される(S94)。そして、リーチ無し(リーチフラグC1=0)と判断された場合、前記ラベル−TRND−B2(右特別図柄用)の取得数値Q5を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の取得数値Q4,Q6に対して予め決められている図柄が、画像表示部50の左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域に確定停止表示される外れ図柄組み合わせとして決定される(S95)。一方、前記S94で、リーチ有り(リーチフラグC1=1)と判断された場合、前記ラベル−TRND−B3(中特別図柄用)の取得数値Q6を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B2の取得数値Q4,Q5に対して予め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄組み合わせとして決定される(S96)。 【0066】また、前記S93で、ラベル−TRND−B1〜B3の取得数値Q4〜Q6のうち、少なくとも1つが異なる数値となる場合には、ラベル−TRND−B1の取得数値Q4とラベル−TRND−B2の取得数値Q5が一致するか否か判断され(S97)、両値が一致する場合、さらにリーチ有り(リーチフラグC1=1)か否か判断される(S98)。そして、リーチ無し(リーチフラグC1=0)と判断された場合、前記ラベル−TRND−B2の取得数値Q5を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の取得数値Q4,Q6に対して予め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄組み合わせとして決定される(S95)。一方、前記S98で、リーチ有り(リーチフラグC1=1)と判断された場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得数値Q4〜Q6に対して予め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄組み合わせとして決定される(S99)。 【0067】さらに、前記S97でラベル−TRND−B1の取得数値Q4とラベル−TRND−B2の取得数値Q5が一致しない場合、続いてリーチ有り(リーチフラグC1=1)か否か判断される(S100)。そして、リーチ有り(リーチフラグC1=1)と判断された場合には、ラベル−TRND−B2の取得数値Q5をラベル−TRND−B1の取得数値Q4と同一数値に変更し、かつラベル−TRND−B3の取得数値Q6を前記ラベル−TRND−B1の取得数値Q4に1加算した数値に変更し、それらの数値とラベル−TRND−B1の取得数値Q4に対して予め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄組み合わせとして決定される(S101)。一方、前記S100で、リーチ無し(リーチフラグC1=0)と判断された場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得数値Q4〜Q6に対して予め決められている図柄が、画像表示部50の各表示領域に確定停止表示される外れ図柄組み合わせとして決定される(S99)。 【0068】特別図柄態様決定処理(S110)では、先に説明した大当たり当否判定処理(S70),リーチ決定処理(S80),確定停止特別図柄決定処理(S90)に基づいて、前記特別図柄表示装置43の画像表示部50における特別図柄の表示態様決定が行われる。図11のフローチャートから理解されるように、この特別図柄表示態様決定処理(S110)においては、まず、前記大当たりフラグA1の値が1か否か判断され(S111)、該大当たりフラグA1=0の場合、つまり大当たり不成立(特別遊技実行不可)となる場合、前記メイン制御回路70のRAM73に格納されているリーチフラグC1が1か否か確認される(S112)。前記リーチフラグC1=0の場合、つまりリーチ無し(リーチ状態移行不可)の場合、リーチ状態の演出を行うことなく外れ図柄組み合わせで確定停止するリーチ無し外れ表示態様に決定される(S113)。決定された表示態様(特別図柄の変動及び停止態様を含む)は、特別図柄変動表示データとして前記メイン制御回路70のRAM内に格納される(S114)。 【0069】一方、前記リーチフラグC1=1の場合、つまりリーチ有り(リーチ状態移行可)である場合、この例では前記確定停止特別図柄決定処理(S90)で決定された確定停止特別図柄の中特別図柄が大当たり図柄(右特別図柄及び左特別図柄)−1の図柄配列関係にある図柄か否か、言い換えれば前記ラベル−TRND−B3の取得数値Q6が前記ラベル−TRND−B1,B2の取得数値Q4,Q5よりも1小さいか否か(但し、Q4,Q5が‘0’の場合はQ6が‘11’か否か)判断され(S115)、その場合には、特別図柄の表示態様としてリーチ状態を構成するリーチX1に決定される(S116)。 【0070】また、前記確定停止特別図柄の中特別図柄が大当たり図柄(右特別図柄及び左特別図柄)−1の図柄配列関係にない図柄である場合、続いて、前記中特別図柄が大当たり図柄(右特別図柄及び左特別図柄)+1の図柄配列関係にある図柄か否か、言い換えれば前記ラベル−TRND−B3の取得数値Q6が前記ラベル−TRND−B1,B2の取得数値Q4,Q5よりも1大きいか否か(但し、Q4,Q5が‘11’の場合はQ6が‘0’か否か)判断され(S117)、その場合には、さらに前記メイン制御回路70のRAM73に格納されているラベル−TRND−T1の記憶取得数値Q7が読み出され、その記憶取得数値Q7が‘0’〜‘15’に属するか否か判断される(S118)。そして、前記記憶取得数値Q7が‘0’〜‘15’の何れかである場合には、特別図柄の表示態様としてリーチ状態を構成するリーチY1に決定される(S119)。一方、前記記憶取得数値Q7が‘0’〜‘15’でない場合、すなわち‘16’〜‘35’の何れかである場合には、特別図柄の表示態様としてリーチ状態を構成するリーチZ1に決定される(S120)。 【0071】さらに、前記S117で前記確定停止特別図柄の中特別図柄が大当たり図柄(上特別図柄及び下特別図柄)+1の図柄配列関係でもない図柄である場合には、特別図柄の表示態様としてリーチ状態を構成するリーチW1に決定される(S121)。 【0072】なお、前記表示態様としてリーチX1,リーチY1,リーチZ1,リーチW1に決定後(S116,S119,S120,S121)、リーチフラグC1の値が0にセットされる(S122)とともに、決定された前記表示態様は、特別図柄変動表示データとして前記メイン制御回路70のRAM内に格納される(S114)。 【0073】また、前記S111で大当たりフラグA1=1の場合、つまり大当たり成立(特別遊技実行可)となる場合、図12に示す通り、メイン制御回路70のRAM73に格納されているラベル−TRND−T1の記憶取得数値Q7が読み出され、その記憶取得数値Q7が‘0’〜‘2’又は‘3’〜‘15’又は‘16’〜‘18’のうち何れの範囲に属するか否か順次判断される(S123〜S125)。そして、前記記憶取得数値Q7が‘0’〜‘2’の何れかである場合には、特別図柄の表示態様がリーチX2に決定される(S126)。 【0074】また、前記記憶取得数値Q7が‘3’〜‘15’の何れかである場合には、特別図柄の表示態様がリーチY2に決定される(S127)。さらに、前記記憶取得数値Q7が‘16’〜‘18’の何れかである場合には、特別図柄の表示態様がリーチZ2に決定される(S128)。またさらに、前記記憶取得数値Q7が‘0’〜‘18’の何れの範囲でもない場合、すなわち‘19’〜‘35’の何れかである場合には、特別図柄の表示態様がリーチW2に決定される(S129)。前記表示態様をリーチX2,リーチY2,リーチZ2,リーチW2に決定後(S126〜S129)、リーチフラグC1の値が0にセットされる(S130)とともに、決定された前記表示態様は、特別図柄変動表示データとして前記メイン制御回路70のRAM内に格納される(S131)。 【0075】前記メイン制御回路70のRAM内に格納された特別図柄変動表示データは、判定条件の成立に起因して表示制御回路90に送信される。そして、メイン制御回路70から表示制御回路90に特別図柄変動表示データ及び装飾図柄データが送信されると、表示制御回路90において、前記送信されたデータを基に特別図柄を構成する第一要素画像と第二要素画像、及び装飾図柄を構成する背景、キャラクタ等の背景要素画像は編集(合成)され、前記特別図柄表示装置43の画像表示部50で変動及び停止表示(表示演出)する。なお、各特別図柄は変動態様毎に定められた変動開始からの特定時間後にメイン制御回路70から図柄停止信号を送信し、前記確定停止特別図柄決定処理(S90)で決定された確定停止特別図柄組み合わせで確定(最終)停止表示される。また、外れ特別図柄組み合わせで停止表示されると、次の変動表示に関する入賞記憶があれば、その後、当該次の入賞記憶に関する変動表示を開始する。 【0076】ここで、図11及び12に示される表示態様について述べる。リーチ無し外れ(S113)は、特別図柄が所定時間変動後、リーチ状態となることなく外れ図柄組み合わせで全ての特別図柄が確定停止する表示態様である。リーチW1(S121)及びリーチW2(S129)は、第一要素画像と第二要素画像の結合からなる左,中,右特別図柄が所定時間、両画像が結合したまま変動後に仮停止し、該左,中,右特別図柄の第二要素画像が拡大表示して第一要素画像を覆い隠したまま、前記第一要素画像は第二要素画像から独立して変動(図15に図示)し、所定時間変動後、前記第二要素画像は縮小表示され、第一要素画像、第二要素画像ともに本来の形態に復帰して各表示領域に全特別図柄が停止図柄組み合わせで確定停止するリーチ表示態様である。 【0077】なお、リーチX1(S116)及びリーチX2(S126)、リーチY1(S119)及びリーチY2(S127)、リーチZ1(S120)及びリーチZ2(S128)として示される態様は、特に限定されるわけではない。例えば所定時間全ての特別図柄が変動した後、左,右特別図柄がリーチ図柄で仮停止し、その後に中特別図柄が所定時間縦スクロール変動し、各表示領域に全特別図柄が停止図柄組み合わせで確定停止するリーチ表示態様の他、所定時間全ての特別図柄が変動した後、左,右特別図柄がリーチ図柄で仮停止し、その後所定時間、左又は右特別図柄が拡大縮小、回転等の変動を行いつつ、中特別図柄が縦スクロール変動し、各表示領域に全特別図柄が停止図柄組み合わせで確定停止するリーチ表示態様等のリーチ表示態様が挙げられ、種々適宜態様が画像表示部50表示される。実施例において、リーチX1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2は、リーチW1,W2との差を強調するため、第一要素画像と第二要素画像は分離せずに連動移動表示(セルスプライト表示)前出の所定の組み合わせを維持したまま変動するものとする。 【0078】また、メイン処理Mにおいては、上述した各処理の他、遊技状態時に必要となるその他の処理(S160)、例えば仮停止特別図柄変更決定処理、ラウンド数選択処理、確率設定処理、特別遊技実行処理、普通図柄変動開始用左右ゲート19,21の通過の確認、普通図柄当たり当否判定処理、普通図柄表示態様決定処理、始動入賞口開放処理、表示装置表示処理、及びその他のエラーの処理等が行われて、爾後の処理に備えて待機状態となる。 【0079】続いて、前記画像表示部50に表示される特別図柄の表示態様の具体例について図13〜図17を用いて説明する。実施例における各特別図柄は、上述のように第一要素画像と第二要素画像との組み合わせにより構成されるものである。すなわち、左特別図柄Lは第一要素画像Laと第二要素画像Lbとの組み合わせから構成され、中特別図柄Mも第一要素画像Maと第二要素画像Mbとの組み合わせ、右特別図柄Rも第一要素画像Raと第二要素画像Rbとの組み合わせから構成される。また、図より明らかなように第二要素画像は通常時、第一要素画像の右下に位置する。これらの前記各特別図柄は、空S、城C、町B、猫K、ウェイトレスW、町人D等の背景要素画像により構成される装飾図柄上を縦スクロール変動する。ここに挙げる第一,第二要素画像及び背景要素画像の全てには、所定時間(1/60秒)毎に前述の説明の通り表示優先順位が割り振られ、時間の経過とともに差し替えられることにより(図18の説明において詳述)表示が制御される。 【0080】図示の例は、特別図柄表示態様決定処理(S110)において前記特別図柄を構成する第二要素画像が第一要素画像を覆い隠すリーチW1(S121)に決定された場合である。まず、前記第1種始動入賞口10,11への入賞が特別図柄変動開始スイッチにより検出されると、前記メイン処理Mにしたがって図13に示す表示画像のように、前記画像表示部50の左側表示領域、中央表示領域及び右側表示領域のそれぞれに対応して左特別図柄L、中特別図柄M、右特別図柄Rの全図柄が縦スクロールして変動開始する。その後図14に示す表示画像のように、特別図柄(判定図柄)である左特別図柄L、中特別図柄M、右特別図柄Rは変動開始から所定経過後に、いったん全特別図柄が仮停止する。図14において、左特別図柄Lは配列の順番を表す第一要素画像Laである‘八’と第二要素画像Lbである‘銭’より組み合わされ連動移動表示し、2つの要素画像が微妙に上下する仮停止表示が行われる。同様に中特別図柄Mは第一要素画像Maである‘零’と第二要素画像Lbである‘銭’より、右特別図柄Rは第一要素画像Raである‘六’と第二要素画像Lbである‘刀’より組み合わされている状態で2つの要素画像が連動移動表示され、微妙に上下し、仮停止する。すなわち、図13及び図14の変動等の表示では、前記第一要素画像Laと第二要素画像Lb、MaとMb、RaとRbの各組み合わせが前述の所定の結びつき(セルスプライト)を維持したまま画像表示部50上をスクロールし、仮停止する。 【0081】次に、図14及び図15に示す表示画像から理解されるように、まず前記第二要素画像Lb,Mb,Rbのみ表示をやめる。そして代わりに手足付きの第二要素画像Lb1である‘銭(手足付き)’,Mb1である‘銭(手足付き)’,Rb1である‘刀(手足付き)’に交換表示され、第一要素画像La,Ma,Raを覆い隠す大きさまで拡大し、拡大した手足付きの第二要素画像Lb1,Mb1,Rb1の裏で、第一要素画像La,Ma,Raのみ再び変動を開始する。すなわち、図15に示す変動では、第一要素画像La,Ma,Raと第二要素画像Lb,Mb,Rbとの要素画像同士の結びつき(‘零’と‘銭’、‘壱’と‘ハート’、‘弐’と‘刀’等の連動性)、つまり連動移動表示(セルスプライト表示)は一度解消され、該第二要素画像Lb,Mb,Rbは表示されず、代わりに手足付きの要素画像Lb1,Mb1,Rb1に交換され、しかも第一要素画像La,Ma,Raとの連動移動表示(セルスプライト表示)は行われないのである。そして、表示優先順位の低い12種類(‘零’から‘剣’)の第一要素画像La,Ma,Raは、表示優先順位の高い拡大した手足付きの第二要素画像Lb1,Mb1,Rb1により重なる表示部分については、表示優先順位の高い手足付きの第二要素画像Lb1,Mb1,Rb1のみが表示される。また、左、中、右の各第一要素画像とそれに対応する左、中、右の各第二要素画像は、連動性を持たず独立して表示する変動である。図15では、変動中である第一要素画像Laに‘零’,Maに‘四’,Raに‘幻’が表示されている。 【0082】なお、図14と図15において、第二要素画像は大きさが異なり、手足が付くといった異なる要素画像に交換して表示しているが、遊技者には、第二要素画像Lb,Mb,Rbと拡大した手足付きの第二要素画像Lb1,Mb1,Rb1は同一内容(外観)であるとわかるレベルで第二要素画像が設計される。このように図示のとおり第一要素画像と第二要素画像が独立して変動表示されるため、遊技者に斬新な表示態様を提供することが可能となる。また、前記のように第一要素画像と第二要素画像が独立して制御可能なため、表示優先順位の高い拡大した第二要素画像により、表示優先順位の低い第一要素画像がほぼ隠れて変動するという斬新な表示態様を提供することも可能となる。 【0083】図16に示す表示画像のように第二要素画像により第一要素画像が隠され表示している最中に第一要素画像を交換表示されることによりリーチ状態が成立すると、左特別図柄Lの第一要素画像Laである‘四’と第二要素画像Lbである‘銭(図示せず)’、右特別図柄RのRaである‘四’とRbである‘銭(図示せず)’が仮停止し、図15に図示する拡大した第二要素画像Lb1である‘銭(手足付き)’,Mb1である‘銭(手足付き)’,Rb1である‘刀(手足付き)’のみが下方に移動して、遊技者にリーチ状態の成立をわかりやすく表示する。このとき中特別図柄M(図において第一要素画像Maである‘八’と第二要素画像Mbである‘銭(図示せず)’等)のみが縦スクロール変動を開始する。図において、左,右,中特別図柄L(La,Lb),R(Ra,Rb),M(Ma,Mb)より手前に拡大した第二要素画像Lb1,Rb1,Mb1が位置する。このとき特別図柄(第一要素画像)は、拡大した第二要素画像との要素画像同士の結びつき(連動性)を持たずに変動及び表示するものである。 【0084】そして、図17に示されるように、前記変動開始後から所定時間経過の後、リーチ状態の変動時から確定停止に戻る際に、拡大した第二要素画像はなくなり、左,右,中特別図柄L(La,Lb),R(Ra,Rb),M(Ma,Mb)は、それぞれ前記画像表示部50の変動開始時おける左,中,右の表示位置に連動移動表示(セルスプライト表示)され、停止図柄組み合わせで確定停止する。 【0085】図18に示すタイムチャートは、時系列毎(1/60秒毎)に作成される静止画(表示画像)の表示優先順位(縦方向)と表示される時間(横方向)に記したものである。時系列Tqは図13の表示を構成する1/60秒間の静止画に表示される全ての要素画像を表示優先順位の順列に従って並べたものである。同様に時系列Trは図15における静止画の要素画像の表示優先順位を、時系列Tsは図16における静止画の要素画像の表示優先順位を順列に従って並べたものである。各時系列に対してそれぞれの要素画像の表示優先順位はp番号(プライオリティ番号)であるp1,p2,p3,...として表記され、この実施例では、表示優先順位はp番号の数値の大きい方が数値の小さい方より優位であるものとし、下方になるほどp番号の数値が大きくなる。なお、図18のタイムチャートにおいて、1つの時系列内に含まれる要素画像に同一の表示優先順位が割り振られることはない。 【0086】前記時系列Tqにおいて、背景要素画像空Sに表示優先順位p1、城Cにp2、町Bにp3、町人Dにp4、ウェイトレスWにp10、ウェイトレスW1にp11が割り振られる。そして、各特別図柄の第一,第二要素画像及び拡大された第二要素画像のそれぞれについて、La(剣)にp40、Lb(桃)にp41、Ra(九)にp50、Rb(ハート)にp51、Ma(弐)にp60、Mb(刀)にp61、La(幻)にp70、Lb(刀)にp71、Ra(八)にp80、Rb(ハート)にp81、Ma(壱)にp90、Mb(刀)にp91が割り振られる。これと同様に、時系列Trにおいても、La(零)にp40、Lb1(銭)にp42、Ra(幻)にp50、Rb1(刀)にp52、Ma(四)にp60、Mb1(銭)にp62が割り振られ、時系列Tsにおいても、ウェイトレスW1にp11、La(四)にp40、Lb(銭)にp41、Lb1(銭)にp42、Ra(四)にp50、Rb(銭)にp51、Rb1(刀)にp52、Ma(四)にp60、Mb(銭)にp61、Mb1(銭)にp62、Ma(九)にp70、Mb(p71)が割り振らているものである。なお、前記各背景要素画像の両端の破線は時系列をまたいで表示されていることを表す。 【0087】従来、特別図柄(判定図柄)は、1つの要素画像で構成されていたため、例えば図15の第一要素画像La(零)と拡大した第二要素画像Lb1(銭)の特別図柄を表示する場合、拡大した第二要素画像Lb1(銭)により第一要素画像La(零)がほぼ隠れた一体の要素画像を設計しなければならず、要素画像のデータ数の増加が避けられなかった。しかし、図18から理解されるとおり第一要素画像と拡大した第二要素画像はそれぞれ個別の表示優先順位により独立して表示されるため、左,中,右の各特別図柄において、表示優先順位の高い一方の拡大した第二要素画像は、他方の表示優先順位の低い第一要素画像を独立して変動させる等の表示が可能となる。従って、逐一両方を組み合わせた1つの要素画像を複数設計するというような画像作成の煩雑さを解消し、画像データ量の増加が抑制できる。同様の効果は、図16を構成する静止画である前記時系列Ts時点における第一要素画像、第二要素画像、拡大した第二要素画像の3つが重なり表示される場合にも発揮される。 【0088】さらには、請求項1に規定し図19の実施例に示すとおり、左,中,右特別図柄L,M,Rを密集させ互いに重ねて表示する場合において、図20のある時点における表示優先順位表から理解されるように、第一要素画像La(四)にp100、第二要素画像Lc(銭,手足付き)にp101、第一要素画像Ra(弐)にp110、第二要素画像Rc(刀,手足付き)にp111、第一要素画像Ma(七)にp120、第二要素画像Mc(桃,手足付き)にp121とする全ての要素画像に固有の表示優先順位が割り振られる。 【0089】そこで図20のある時点におけるの表示優先順位表の序列のとおり、1つの特別図柄を構成する第一,第二要素画像の間に他の特別図柄を構成する第一または第二要素画像が入り込まないように、各時点(1/60秒)での表示画像は常に表示優先順位は低位側から各特別図柄を構成する第一要素画像,第二要素画像の繰り返しの配列となる。図示の例では、第二要素画像Lc(銭,手足付き)であるp101の次に第一要素画像Ra(弐)であるp110が配列されている。ゆえに、1つの特別図柄を構成する複数の要素画像間に他の特別図柄を構成する要素画像が入り込むといった不自然さを解消する。そして、あくまでも1つの特別図柄は第一,第二要素画像等の複数の要素画像により構成された場合にも連動移動表示(セルスプライト表示)することにより、一体化した結合であるかのように表現するものである。なお、図19においては背景(装飾図柄)は省略して特別図柄のみ表した。 【0090】また、請求項2に規定し図18の表示優先順位から理解されるように、特別図柄を構成する第一,第二要素画像間には装飾図柄を構成する背景要素画像が入り込まないように表示優先順位を設定するため、例えば、特別図柄の第一,第二要素画像が連動して変動(セルスプライト変動)している際、背景要素画像W(ウェイトレス)が左特別図柄の第一要素画像La(剣)と第二要素画像Lb(桃)の間に入り込み特別図柄としての第一,第二要素画像間の一体性を失わせるような表示態様を防ぐものである。なお、特別図柄(第一,第二要素画像)が背景要素画像により隠される場合は、該背景要素画像の表示優先順位を特別図柄の第一,第二要素画像両方の表示優先順位より優位に設定することにより、第一,第二要素画像の間に背景要素画像が入り込むといった不具合を防ぎ、遊技者に不自然な印象を与えなくするものである。 【0091】本発明における、特別図柄の第一要素画像と第二要素画像を組み合わせる前の各原図が図21(a)に示されている。また、図21(b)は、第一要素画像の中心に第二要素画像を配置したものである。符号Zは特別図柄、Zaは第一要素画像で‘弐’を表し、Zbは第二要素画像で‘刀(手足付き)’を表す。すなわち、特別図柄を構成する複数の要素画像さえ作成してしまえば、あとはいろいろな位置に各要素画像を配置することにより、複数の特別図柄のデザインが可能である。 【0092】本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、上記実施例の特別図柄(判定図柄)は、第一要素画像(‘零’から‘剣’)と第二要素画像(‘銭’、‘ハート’、‘刀’、‘桃’)より構成されるものとしたが、これに限定されることはなく、例えば、七福神、黄道十二宮星座、複数種の人物、植物、動物、物等視覚的に識別力を損ないにくい画像を適宜種類用いることができる。さらには、第三要素画像の追加も可能である。加えて背景要素画像を‘空’、‘町’、‘猫’等としたが特に限定されるものではなく、他の風景、人物、植物、動物、物等を表示しても何ら問題はない。 【0093】さらに、上記実施例における表示演出は、左特別図柄(第一要素画像)及び右特別図柄(第一要素画像)によりリーチ状態となったときになされるものであったが、リーチ時に限定されることなく、少なくとも1つの特別図柄(第一要素画像)が仮停止しているときに前記表示演出を行うことができる。また、リーチ状態時、特別図柄の仮停止時に関係なく、特別図柄の変動開始から停止される間の何れの時期で行われてもよい。 【0094】加えて、上記実施例の遊技機1においては、画像表示部50における特別図柄の変動時に該特別図柄を縦スクロールするようにしているが、これに限定されず、特別図柄の変動開始時に該特別図柄を横スクロールや他のスクロール、その他の変動をさせる遊技機に対しても本発明を適用することができる。さらに、上記の説明では、パチンコ遊技機を用いて説明してきたが、本発明はこれに限定されず、コイン遊技機やスロットマシン等であってもよく、可変表示装置に図柄,背景,図柄利用演出,文字等を変動表示可能な遊技機であれば何ら問題なく、適宜の遊技機に適用することができる。 【0095】 【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の発明に係る遊技機によれば、複数の特別図柄(判定図柄)のうち、少なくとも1つの特別図柄について、少なくとも2種類の表示優先順位の異なる要素画像によって構成され、1つの特別図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像間に他の特別図柄の要素画像が入り込まないように、1つの特別図柄を構成する要素画像同士の表示優先順位の中に他の特別図柄を構成する要素画像の表示優先順位を含めない設定とすることにより、特別図柄同士が重なり合う場合にあっても、特別図柄としての一体性に不自然さを生じさせずに表示態様を行うことができる効果がある。 【0096】また、請求項2の発明に係る遊技機によれば、1つの特別図柄と装飾図柄が重なる場合には、前記1つの特別図柄を構成する表示優先順位の異なる要素画像の間に前記装飾図柄の要素画像が入らないように、1つの特別図柄を構成する要素画像同士の表示優先順位の中に他の装飾図柄を構成する要素画像の表示優先順位を含めない設定とすることにより、特別図柄と装飾図柄が重なり合う場合にあっても、特別図柄としての一体性を保ち遊技者に不自然な印象を与えなくする効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599104196 【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ 【住所又は居所】愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号
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| 【出願日】 |
平成14年1月30日(2002.1.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079050 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 憲秋
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| 【公開番号】 |
特開2003−220224(P2003−220224A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−21334(P2002−21334) |
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