| 【発明の名称】 |
パチンコ遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】榎本 宏 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目20番8号 京楽産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】保留球の消化を迅速に行って、遊技機の稼働率の低下を防止し、保留球の消化時における遊技者の待ち時間を少なくすることができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】始動入賞口13に球が入賞すると、特別図柄表示装置10の複数の図柄が変動表示され、特別図柄表示装置10の変動表示中にさらに始動入賞口13に遊技球が入賞すると、特別記憶表示装置10が入賞球を保留してそれを表示する。遊技中、発射検出器29が遊技球の発射を検出しており、その発射検出器29が遊技球の発射を所定時間検出しないとき、CPU20は特別図柄表示装置10に短縮変動パターンのデータを送り、特別図柄表示装置10は図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の変動表示中にさらに該始動入賞口に遊技球が入賞したとき、該入賞球を保留してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、該特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、遊技球の発射を検出する発射検出手段と、前記特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する時間短縮表示制御手段とが設けられ、該発射検出手段が遊技球の発射を所定時間検出しないとき、該時間短縮表示制御手段により該特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示が通常より短縮した時間で表示されることを特徴とするパチンコ遊技機。 【請求項2】 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の変動表示中にさらに該始動入賞口に遊技球が入賞したとき、該入賞球を保留してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、該特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、遊技盤面に発射された遊技球の通過を検出する遊技球通過検出手段と、前記特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する時間短縮表示制御手段とが設けられ、該遊技球通過検出手段が遊技球の通過を所定時間検出しないとき、該時間短縮表示制御手段により該特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示が通常より短縮した時間で表示されることを特徴とするパチンコ遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に始動入賞口への入賞に伴い、図柄変動表示装置の複数の図柄が変動表示され、図柄の変動中にさらに始動入賞口に球が入賞すると、その球の入賞を一旦記憶し、図柄変動の終了後にその入賞球による図柄の変動を実施する記憶表示装置を備えたパチンコ遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特定の始動入賞口に球が入ると、図柄変動表示装置の3列の図柄が上から下に流れるように変動表示され、その後、それらの図柄が停止して、予め設定した判定ライン上で所定の図柄が揃うと、特別遊技状態つまり大当たりとなって可変入賞装置の大入賞口が開き、多くの遊技球を入賞させるパチンコ遊技機が各地のパチンコ遊技場で使用されている。 【0003】この種のパチンコ遊技機は、通常、図柄変動表示装置の図柄の変動中に、さらに始動入賞口に遊技球が入賞した場合、その際入賞した球を記憶して保留すると共に表示する特別記憶表示装置が設けられ、現在では、最大4個までの入賞球を記憶・保留し表示している。 【0004】このような図柄の変動時に入賞した入賞球は最大4個まで保留球として記憶されるため、5個以上の球が図柄の変動時に入賞したとしても、それらは記憶されず、所謂オーバーフローの状態となり、遊技者には何の得点も与えられない。このために、図柄の変動時に入賞した入賞球の保留個数を5個以上に多くすることが検討されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このように入賞球の保留個数を、例えば制御回路の1バイトで扱い得る最大値の255を保留可能な個数として設定すると、例えば始動入賞口の開放時間を長くできるボーナスゲーム時等のように、多数の球が入賞した場合、入賞球の保留個数が極めて増加することが予想される。そして、このように保留個数が増大した場合、保留球の消化つまり保留記憶した入賞球に基づき図柄の変動表示を開始し、それを停止することが繰り返されるが、そのような保留球の消化に多くの時間が費やされる不具合が予想されている。 【0006】特に、大当たり終了後に大当たり確率が高くなる確率変動型のパチンコ遊技機の場合、始動入賞口の開放時間が長くなり、開放時間が長くなると、始動入賞口への入賞は1分間当り約20個にも増加するため、それらの差分だけ保留個数が増大していくこととなる。例えば、大当たりまでの時間に20分を要したとすると、その際の入賞球の保留個数は100個〜160個と大量に増加し、1個の保留球を消化するために、図柄を変動表示する図柄変動時間は、少なくとも約10秒程度であるから、これらの保留個数を全て消化するためには、約16分〜26分もの時間がかかることになってしまう。 【0007】そして、このような保留球の消化を行う処理、つまり保留記憶された入賞球に基づき特別図柄表示装置の図柄変動を繰り返す動作は、制御回路により自動的に行われるため、通常、遊技者は遊技球の発射を中断して、特別図柄表示装置の図柄変動を見るだけになり、パチンコホール側にとっては遊技機の稼働率が低下する問題があった。また、遊技者にとっては、パチンコ遊技を終了しようと思ったときに、多くの入賞球の保留記憶があった場合、その保留球の消化を見て確認することになるため、直ぐには終了することができないという問題があった。 【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、保留球の消化を迅速に行って、遊技機の稼働率の低下を防止し、保留球の消化時における遊技者の待ち時間を少なくすることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1のパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、特別図柄表示装置の変動表示中にさらに該始動入賞口に遊技球が入賞したとき、入賞球を保留してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、遊技球の発射を検出する発射検出手段と、特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する時間短縮表示制御手段とが設けられ、発射検出手段が遊技球の発射を所定時間検出しないとき、時間短縮表示制御手段により特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示が通常より短縮した時間で表示されることを特徴とする。 【0010】また、請求項2のパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する特別図柄表示装置と、特別図柄表示装置の変動表示中にさらに始動入賞口に遊技球が入賞したとき、入賞球を保留してそれを表示する特別記憶表示装置とを有し、特別図柄表示装置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、遊技盤面に発射された遊技球の通過を検出する遊技球通過検出手段と、特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する時間短縮表示制御手段とが設けられ、遊技球通過検出手段が遊技球の通過を所定時間検出しないとき、時間短縮表示制御手段により特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示が通常より短縮した時間で表示されることを特徴とする。 【0011】 【作用】上記請求項1のパチンコ遊技機では、遊技中に、始動入賞口に球が入賞すると、特別図柄表示装置の複数の図柄が変動表示され、特別図柄表示装置の変動表示中にさらに始動入賞口に遊技球が入賞すると、特別記憶表示装置が入賞球を保留してそれを表示する。そして、このような遊技中に、発射検出手段が遊技球の発射を検出しており、その発射検出手段が遊技球の発射を所定時間検出しないとき、時間短縮表示制御手段は特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する。 【0012】これにより、遊技球を発射しない状態での図柄の変動表示時間、つまり、遊技者が打球操作を止めて図柄の変動を見ているだけの、保留球の消化による特別図柄表示装置の図柄の変動表示時間は、通常より短縮した時間となり、保留記憶した入賞球による図柄の変動表示つまり保留球の消化を短時間のうちに迅速に行うことができる。したがって、遊技者の打球発射操作を中止する時間が短くなり、遊技機の稼働率の低下を防止し、遊技者がパチンコを終了しようとしたときの保留球の消化時における遊技者の待ち時間を少なくすることができる。 【0013】また、請求項2のパチンコ遊技機では、パチンコ遊技中に、遊技球通過検出器が遊技盤面に発射された遊技球の通過を検出しており、その遊技球通過検出手段が遊技球の遊技盤面での通過を所定時間検出しないとき、時間短縮表示制御手段は特別図柄表示装置に表示する図柄の変動表示を通常より短縮した時間で表示する。このため、上記と同様に、遊技者が打球発射操作を止めて図柄の変動を見ているだけの、つまり保留球の消化による特別図柄表示装置の図柄の変動表示時間が、通常より短縮した時間となり、保留記憶した入賞球による図柄の変動表示つまり保留球の消化を短時間のうちに迅速に行うことができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の木枠で、木枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。 【0015】ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面に打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル9が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。打球発射装置は、モータによりカムを回転駆動し、キックローラを有しコイルばねにより揺動可能に枢支された槌を、カムとキックローラの係合作用により揺動させ、遊技球を槌により発射させる構造であり、この打球発射装置には遊技球の発射を検出しその検出信号を出力する発射検出器29が設けられる。発射検出器29としては、モータの起動を検出する回路、槌の揺動動作を検出する近接スイッチなどのスイッチ類、或いは打球発射ハンドル9の発射操作を検出するスイッチ類などを例示することができる。 【0016】遊技盤3の前面には、その中央に、例えば3列に配置された複数の図柄を順に上から下に循環移動させて変動表示する特別図柄表示装置10が配設される。特別図柄表示装置10は、カラー液晶表示器等の表示器10aに3列に配置した複数の数字や絵を、上から下に流して表示すると共に、その下にキャラクタ等の動画を表示する。表示器10aの上方には、特別記憶表示装置15の表示器15aが複数のランプ等を配置して設けられる。 【0017】特別記憶表示装置15は、図柄の変動時に、さらに始動入賞口13に入賞した球の数(保留個数)を記憶・表示するもので、例えば最大で255個の保留個数を記憶し表示する。その保留個数の表示形態としては、例えば、6個のランプで行なうことができ、入賞球の保留個数が1〜6個の場合は、各ランプをその数だけ点灯し、保留個数が7個以上の場合は、表示器10aの中にその数値を文字で表示する。 【0018】特別記憶表示装置15の表示器15aの上方に、普通図柄表示装置16が設けられる。この普通図柄表示装置16は、例えば1桁の数字の表示器16aに4、5、6、7の数値を高速で順に循環・表示するように構成され、盤面上に設けた通過ゲート4を球が通過し、ゲート検出器4aがそれを検出した時、表示器16aには4〜7の数値が高速で順に循環・表示される。 【0019】普通図柄表示装置16の表示器16aの両側には、普通記憶表示装置17の表示器17aが複数のランプ等を配置して設けられる。この表示器17aは、1桁の数字の表示器16aに数字が変動・表示される間に、通過ゲート4を通過した球をゲート検出器4aが検出した時、ランプを点灯してそれを表示する。普通記憶表示装置17は変動中に通過した球を保留球として記憶する。普通図柄表示装置16の表示器16aの数字の変動表示は、数秒後に停止するが、その停止図柄(数字)が所定の例えば「7」であった場合、後述の始動入賞口13の羽根13cを所定の秒数だけ開き、球の入賞をし易くする。 【0020】特別図柄表示装置10の中央位置の下方に、始動入賞口13が設けられ、さらにその両側に通常入賞口12が配設され、始動入賞口13の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口13は開閉可能な羽根13cを有し、ソレノイド13bにより羽根は開閉駆動され、そこに入賞した球はその内側に配設された始動入賞検出器14により検出される。可変入賞装置11には大入賞口を開閉動作する開閉部材11aが、ソレノイド等により開閉可能に設けられる。 【0021】可変入賞装置11の大入賞口内にはVゾーンと呼ばれる特定入賞口が設けられ、特定入賞口に入賞した球を検出するためのV検出器19がその内側に設けられ、さらに、大入賞口に入賞した球を検出する入賞検出器18が設けられる。入賞口に入賞した入賞球の数をカウントするカウンタが例えばRAMの特定メモリ領域等に設けられ、カウント値が例えば9個になると、可変入賞装置11の開閉部材11aは閉じられる。開閉部材11aの1回の開放が1ラウンドとされ、所定時間内に特定入賞口に入賞するとラウンドが更新され、最大で16ラウンド、つまり16回、開閉部材11aが開放される。 【0022】図2に示すように、パチンコ遊技機の主制御部は、予め記憶されたプログラムに基づきパチンコゲームに伴う制御処理を実施するCPU20、そのゲームのプログラムを記憶する読み出し専用のROM21、データを一時的に記憶し、入賞球数をカウントする領域やラウンド数をカウントする領域を設けた読み書き可能なRAM22、及び入出力回路23を有して構成される。また、CPU20は、遊技中に、始動入賞口13に遊技球が入賞すると、乱数発生器から大当たり抽選用の乱数を取得し、大当たりの抽選を行ない、大当たりか否かを判定する。また、RAM22には入賞球の保留個数を記憶する保留記憶エリアが設けられている。 【0023】図2のブロック図に示すように、制御部の入出力回路23には、始動入賞検出器14、特別図柄表示装置10、特別記憶表示装置15、普通図柄表示装置16、ゲート検出器4a、普通記憶表示装置17、入賞検出器18、V検出器19、発射検出器29、始動入賞口のソレノイド13b、及び可変入賞装置11が接続される。さらに、入出力回路23には、図示は省略されているが、リーチや大当たり時に、音声を発する音声回路やランプを点滅させる点滅回路が接続される。 【0024】次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を図3、図4のフローチャートを参照して説明する。パチンコゲーム中に、遊技球が始動入賞口13に入ると、CPU20は、乱数発生器から乱数を取得すると共に、ステップ100からステップ110に進み、保留個数が255未満か否かを判定する。 【0025】特別記憶表示装置15が記憶する保留個数、つまり特別図柄表示装置10の図柄の変動中に、始動入賞口13に遊技球が入賞して、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数が、最大保留個数の255より少ないか否かを、ステップ110で判定し、少ないことを条件にして、次にステップ120に進み、保留した入賞球を保留個数を記憶する保留個数カウンタに1を加算する。次に、ステップ130で、その入賞球の保留個数が1以上か否かを判定し、保留個数が1以上の場合、次にステップ140で、時間短縮フラグがセットされているか否かを判定する。 【0026】時間短縮フラグは、遊技球の打球発射動作が予め設定された所定時間(例えば1分間)以上にわたって停止している場合、セットされるフラグで、このフラグがセットされた場合、特別図柄表示装置10の図柄の変動を開始した後、停止するまでの時間を通常より短縮し、例えば通常時の図柄変動時間が10秒の場合、短縮された図柄変動時間は5秒とされる。 【0027】図4にはこのフラグ処理のフローチャートを示している。このフラグ処理では、先ずステップ300で、遊技球の発射があったか否かを判定し、発射検出器29において打球発射が検出された場合、次にステップ310に進み、タイマーをスタートさせる。続いて、ステップ320にて、再び遊技球の発射があったか否かを判定し、発射検出器29において再び打球発射が検出された場合、次にステップ350に進み、時間短縮フラグをリセットする。 【0028】一方、ステップ320で、打球発射が検出されない場合、次にステップ330に進み、タイマーのカウント時間が設定時間(例えば1分間)を経過してタイムアップしたか否かを判定する。ここで、タイマーのカウント時間が設定時間に達してない場合、再びステップ320に戻って、打球発射が検出されたか否かが判定される。そして、打球発射がタイマーのカウント時間中に検出されない場合、ステップ330で、タイムアップと判定され、次に、ステップ340に進み、ステップ340で、時間短縮フラグをセットする。 【0029】したがって、予めタイマーに設定した時間(例えば1分間)より長く打球発射の動作が行われない場合、時間短縮フラグがセットされ、打球発射から次の打球発射までの時間が設定時間以内であれば、時間短縮フラグはリセットされる。 【0030】図3のステップ140で、時間短縮フラグがセット状態であると判定した場合、次に、ステップ150に進み、CPU20は時間短縮変動パターンを選択し、そのデータを特別図柄表示装置10に送る。そして、次にステップ170に進み、特別図柄表示装置10の表示器に図柄の変動表示が開始される。この場合の図柄の変動表示は、通常より短い時間(例えば5秒)で図柄が停止するように構成された時間短縮変動パターンに基づき、図柄の変動表示が開始され、次のステップ180で、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数から1を減算した後、ステップ190で、大当たり抽選用に取得した乱数に基づき、特別図柄表示装置10の3列の図柄を停止制御する。 【0031】一方、ステップ140で、時間短縮フラグがリセットされていると判定した場合、次に、ステップ160に進み、CPU20は通常変動パターンを選択し、そのデータを特別図柄表示装置10に送る。そして、次にステップ170に進み、特別図柄表示装置10の表示器に図柄の変動表示が開始される。この場合の図柄の変動表示は、通常時間(例えば10秒)で図柄が停止するように構成された通常変動パターンに基づき、通常時間の図柄の変動表示が開始され、上記と同様に、次のステップ180で、特別記憶表示装置15が記憶した入賞球の保留個数から1を減算した後、ステップ190で、大当たり抽選用に取得した乱数に基づき、特別図柄表示装置10の3列の図柄を停止制御する。 【0032】そして、ステップ200にて、特別図柄表示装置10の3列の図柄が所定の判定ライン上で大当たり用の図柄に揃ったか否かを判定し、大当たり用の図柄に揃った場合、ステップ210に進み、大当たり発生の処理を実行する。一方、大当たり用の図柄に揃わなかった場合、再び上記ステップ100に戻り、上記ステップ100〜210を繰り返すことになる。 【0033】このように、遊技球を発射しない状態での図柄の変動表示時間、つまり、遊技者が打球操作を止めて図柄の変動を見ているだけの、保留球の消化による特別図柄表示装置10の図柄の変動表示時間は、通常より短縮した時間となり、保留記憶した入賞球による図柄の変動表示つまり保留球の消化を短時間のうちに迅速に行うことができる。したがって、遊技者の打球発射操作を中止する時間が短くなり、遊技機の稼働率の低下を防止し、また、遊技者がパチンコを終了しようとしたときの、保留球の消化時における遊技者の待ち時間を少なくすることができる。 【0034】なお、上記実施例では、発射検出器29により打球発射を検出し、その検出の有無により打球発射が所定時間ない場合を検出したが、発射された遊技球の遊技盤面での通過を検出し、その検出の有無により打球発射が所定時間ないことを検出することもできる。この場合の遊技盤面での遊技球の通過検出は、例えば、アウト球をアウト球出口で検出するアウト球検出器、発射レールの先端に設けられ発射された遊技球を検出する発射球検出器、盤面に設けられたゲートを通過する遊技球を検出するゲート通過検出器、或いは所定の入賞口に入賞する入賞球を検出する入賞球検出器などにより行うことができる。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のパチンコ遊技機によれば、保留球の消化により特別図柄表示装置の図柄が変動表示されるとき、遊技者が打球操作を中断している場合には、特別図柄表示装置の図柄の変動表示時間が、通常より短い時間に短縮されるから、保留記憶した入賞球による図柄の変動表示つまり保留球の消化を短時間のうちに迅速に行うことができる。したがって、遊技者が打球発射操作を中断する時間が短くなり、遊技機の稼働率の低下を防止し、また、遊技者がパチンコを終了しようとしたときの、保留球の消化時における遊技者の待ち時間を低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000161806 【氏名又は名称】京楽産業株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区尾頭橋3丁目20番8号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076473 【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 昭夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−220211(P2003−220211A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−23442(P2002−23442) |
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