| 【発明の名称】 |
遊技機部品 |
| 【発明者】 |
【氏名】三輪 稔 【住所又は居所】愛知県名古屋市守山区川宮町460番地 有限会社愛和ライト内
【氏名】中野 幸二 【住所又は居所】愛知県名古屋市守山区川宮町460番地 有限会社愛和ライト内
【氏名】林 嘉弘 【住所又は居所】愛知県名古屋市守山区川宮町460番地 有限会社愛和ライト内
【氏名】大山 竜児 【住所又は居所】愛知県名古屋市守山区川宮町460番地 有限会社愛和ライト内
【氏名】小川 秀樹 【住所又は居所】愛知県名古屋市守山区川宮町460番地 有限会社愛和ライト内
|
| 【要約】 |
【課題】遊技球の通過域を狭めずに遊技機部品の装飾部分を大型化する。
【解決手段】複合入賞装置1では、ベース板22と前飾板202とを両者の間に遊技球が通過可能な間隔を保って対面配置し、それらの外縁部同士を右弧状部204及び左弧状部206にて連結した構成であるので、装飾効果を発揮する前飾板202を大型化しても、遊技球は前飾板202の背後を通過できるから遊技球の通過域が狭められることはない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤に装着される遊技機部品であって、装着時には前記遊技盤の表面に接触配置される基板部と、前記基板部との間に遊技球が通過可能な間隔を保って前記基板部に対面配置された表飾部と、その内面が前記遊技盤上に設けられる遊技領域の輪郭の一部となる弧状で前記基板部の外縁部と前記表飾部の外縁部とを連結する弧状板部とを備えたことを特徴とする遊技機部品。 【請求項2】 請求項1記載の遊技機部品において、前記基板部と前記表飾部との間を通過する遊技球の進行を阻害しない配置で前記基板部と前記表飾部との間に介装されたスペーサを備えたことを特徴とする遊技機部品。 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技機部品において、前記弧状板部は前記遊技盤のアウト穴の左右両側に配され、前記基板部には前記アウト穴に向かう遊技球を通過させるための切欠部が設けられていることを特徴とする遊技機部品。 【請求項4】 請求項1、2または3記載の遊技機部品において、前記基板部の前面に設けられた反射層と、前記基板部及び反射層を貫通して設けられた複数の投光穴と、前記反射層と対面する位置で前記表飾部の片面に設けられたハーフミラー層と、光軸が前記遊技盤に垂直となる姿勢で前記投光穴と一対一に対応して配置されて前記投光穴から前記ハーフミラー層に向けて光を放射する複数のLEDとを備えたことを特徴とする遊技機部品。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機の技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ遊技機の遊技盤には、入賞装置や風車等の遊技に関わる機能部品や例えばサイドランプのような装飾用部品が各種装着される。これらの遊技機部品には、装飾用部品はもとより機能部品にも装飾性が要求されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】遊技盤の装飾効果を高めるために遊技機部品の装飾機能部分が大型化される傾向にあるが、それによって遊技球の通過域が狭められるという問題が派生した。 【0004】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1記載の遊技機部品は、遊技盤に装着される遊技機部品であって、装着時には前記遊技盤の表面に接触配置される基板部と、前記基板部との間に遊技球が通過可能な間隔を保って前記基板部に対面配置された表飾部と、その内面が前記遊技盤上に設けられる遊技領域の輪郭の一部となる弧状で前記基板部の外縁部と前記表飾部の外縁部とを連結する弧状板部とを備えたことを特徴とする。 【0005】基板部と表飾部とを両者の間に遊技球が通過可能な間隔を保って対面配置し、それらの外縁部同士を弧状板部にて連結した構成であるので、装飾効果を発揮する表飾部を大型化しても、遊技球は表飾部の背後を通過できるから遊技球の通過域が狭められることはない。 【0006】しかも、弧状板部は、その内面が遊技盤上に設けられる遊技領域の輪郭の一部となる弧状であるから、これをガイドレールに沿わせることができ、実質上遊技領域の広さには影響しない。また、弧状板部をガイドレールとして機能させてガイドレールの一部を省略することが可能である。 【0007】表飾部を弧状板部のみで支持しても構わないが、弧状板部からの張出しが長くなれば不安定になるので、請求項2記載のように、前記基板部と前記表飾部との間を通過する遊技球の進行を阻害しない配置で前記基板部と前記表飾部との間に介装されたスペーサを備えるのが好ましい。スペーサは、例えばボスやリブなどにすればよいが、特に限定はない。また、設置位置は、表飾部の外周部分とするのが望ましい。 【0008】この遊技機部品は、弧状板部をガイドレールに沿わせるか、弧状板部をガイドレールの一部と置換するなら、遊技盤の何処に配置してもよい。例えば左右いずれかの半部に配置してもよいし、両半部にまたがって配置してもよい。ただし、遊技領域の下部中央のアウト穴が含まれる範囲に設置する場合には、請求項3の構成にするのが望ましい。 【0009】すなわち、請求項3記載の遊技機部品は、請求項1または2記載の遊技機部品において、前記弧状板部は前記遊技盤のアウト穴の左右両側に配され、前記基板部には前記アウト穴に向かう遊技球を通過させるための切欠部が設けられているので、表飾部の背後を通過して弧状板部に至った遊技球は弧状板部によってアウト穴に向けて誘導され、切欠部を通過してアウト穴に流入する。これにより、アウト球を排出処理できる。 【0010】本発明の遊技機部品に装飾性を持たせるには、例えば表飾部に着色したり、適度に凹凸を施したり、或いはLEDなどによる電飾効果を備えればよい。もちろん、これら着色、凹凸、電飾などを組み合わせることもできる。請求項4の構成は、本発明の遊技機部品の装飾性を向上させる構成の一例であり、請求項1、2または3記載の遊技機部品において、前記基板部の前面に設けられた反射層と、前記基板部及び反射層を貫通して設けられた複数の投光穴と、前記反射層と対面する位置で前記表飾部の片面に設けられたハーフミラー層と、光軸が前記遊技盤に垂直となる姿勢で前記投光穴と一対一に対応して配置されて前記投光穴から前記ハーフミラー層に向けて光を放射する複数のLEDとを備えたことを特徴とする。 【0011】このように構成すると、LEDから放射された光は、投光穴から放射されて表飾部のハーフミラー層に入射し、一部はそこを通過して前方すなわち遊技者側に放出される。残余はハーフミラー層で反射されて反射層に向かう。そして、反射層で反射されて再びハーフミラー層に入射する。ここでも一部は透過して外部に出て、残りは反射されて反射層に入射する。つまり、光源からの光は、ハーフミラー層に入射する毎に一部が外部に出て、残りは反射層で反射されて再びハーフミラー層に入射することを繰り返す。これにより、従来のレンズの例えばローレットやシボなどで光を散乱させる場合とは異なった、新鮮な電飾効果が得られる。 【0012】特に、LEDの光軸が遊技盤すなわち基板部に垂直となっているのでLEDからの光は投光穴を通過して例えばスポット状にハーフミラー層に当たる。ハーフミラー層と反射層とがいわば合わせ鏡になっているので、LEDから出てスポット状にハーフミラー層に当たった光が上記の反射を繰り返すと、観察者の位置などによっては例えばハーフミラー層にスポット状の明点が数珠状に形成されて見えたり、反射の繰り返しでスポットが拡大されて、光源から直接ハーフミラー層に当たる部分を中心とするハロー状に観察されたりする。 【0013】このように、ハーフミラー層と反射層とを平行状に配置して、反射板の投光穴からハーフミラー層に光を照射することによって、単なるスポット状ではない、変化のある電飾効果が得られる。また、光源としてLEDを採用しているので、上記のスポットが鮮明になる。 【0014】なお、反射層及びハーフミラー層は、基板部または表飾部に金属層を蒸着などして設けてもよいし、プラスチックフィルムなどに金属層を蒸着したものを貼着してもよい。また、反射層はステンレスやアルミニウム等の金属板を用いてもよい。プラスチックフィルムや金属板を反射層として用いる場合、投光穴は基板部に設けられる部分と金属板などに設けられる部分とで構成されるが、この場合には両部分が連通していて光が通り抜けられれば問題はない。 【0015】表飾部については、ハーフミラー層による上記の効果を得るために、少なくともハーフミラー層が設けられる部分については透光性(完全に透明でなくてもよい)にする必要がある。ところで、この請求項4の構成は、請求項1、2または3記載の遊技機部品にのみ適用可能なわけではなく、前記基板部の前面に設けられた反射層と、前記基板部及び反射層を貫通して設けられた複数の投光穴と、前記反射層と対面する位置で前記表飾部の片面に設けられたハーフミラー層と、光軸が前記遊技盤に垂直となる姿勢で前記投光穴と一対一に対応して配置されて前記投光穴から前記ハーフミラー層に向けて光を放射する複数のLEDとを備えたパチンコ遊技機の電飾部品とすることができる。このような電飾部品においても上述した請求項4の構成と同様の電飾効果を得ることができる。また、電飾部品に適用する場合、基板を遊技盤の表面に接触配置する必要はなく、遊技盤から離れていてもよい。あるいは、基板部に支持されなくても平板状を維持できる程度の剛性を持つ反射板(例えば金属板)を反射層として、基板部を備えない構成としても構わない。そのような構成の電飾部品でも上記と同様の効果が得られる。 【0016】 【発明の実施の形態】次に、本発明の遊技機部品を複合入賞装置として具体化した実施例により発明の実施の形態を説明する。 【0017】 【実施例】複合入賞装置1は、図1(平面図、正面図、側面図及び断面図)、図2(背面図)、図3(前面側からの斜視図)、図4(背面側からの斜視図)、図5(前面側からの分解斜視図)及び図6(背面側からの分解斜視図)に示すとおり、可変入賞装置であるアタッカー10、普通入賞装置であるチャッカー100、110、120及び前飾部材200などから構成されている。 【0018】前飾部材200は、図5及び図6に良好に示されるように、表飾部に該当する前飾板202、弧状板部に該当する右弧状部204及び左弧状部206、スペーサに該当するボス208、チャッカーリブ210、212及びセンタースペーサ214などを一体成形したプラスチック製の部材である。 【0019】前飾部材200はほぼ透明なプラスチック製であり、前飾板202の前面にはハーフミラー層に該当するハーフミラーシート216が貼着されている。このハーフミラーシート216は、透明なプラスチックシートの表面にアルミニウムを蒸着してハーフミラーとしたものである。 【0020】右弧状部204及び左弧状部206の曲面形状は、遊技盤に取り付けられるガイドレールの曲面形状とほぼ合致しており、複合入賞装置1を遊技盤に取り付けた際には、右弧状部204及び左弧状部206は、良好にガイドレールに沿い、実質的にガイドレールと接合状態になる。このため、右弧状部204及び左弧状部206とガイドレールとが重なる部分では、右弧状部204及び左弧状部206の内面が遊技領域の輪郭となる。 【0021】右弧状部204の内面には3箇所の傾斜突起218が設けられ、左弧状部206の下端部には傾斜突起220が設けられ、左弧状部206の上端部はスペーサブロック222が連設されている。これら傾斜突起218、220及びスペーサブロック222もスペーサとして機能する。また、ボス208、チャッカーリブ210、212、センタースペーサ214、傾斜突起218、220及びスペーサブロック222は、アタッカー10と前飾部材200とを連結するためのビス受けでもある。 【0022】チャッカー100、110、120は、それぞれが入賞口101、111、121及びポケット樋103、113、123を備えており、図1及び図3に良好に示されるように、チャッカー100はチャッカーリブ210にはまり込んだ状態で、チャッカー110はチャッカーリブ212にはまり込んだ状態で配置されている。また、チャッカー120はチャッカー110とほぼ対照となる位置に配されている。なお、チャッカー100、110、120は前飾部材200とは連結されず、詳細は後述するがアタッカー10側の部材によって支持されている。 【0023】アタッカー10は、図2、図4、図5及び図6などに良好に示されるように、直接または間接的に各部を支持するベースブロック20を備えている。図5及び図6に良好に示されるように、ベースブロック20の前面部分を構成するベース板22は板状で基板部に該当する。複合入賞装置1はベース板22を遊技盤にビス止めすることで遊技盤に装着される。 【0024】ベース板22の中央部には略長方形の入賞口24が開口している。入賞口24を開閉するための開閉板26は、その開閉軸27をベース板22の背面に設けられた軸受溝28に差し込まれ、ベース板22の背後にあてがわれたステージブロック30によって軸受溝28からの脱落を防止されることで、ベースブロック20に取り付けられている。開閉板26は、開閉軸27を中心にして、入賞口24を閉鎖する位置と入賞口24を開放し、またその上に落下してきた遊技球を入賞口24に向けて誘導する、先端上がりの傾斜姿勢の開放位置との間で回動変位可能である。 【0025】ベース板22の入賞口24の下方には切欠部32が設けられている。切欠部32の左側及び右側部分の外縁33、35は、前飾部材200の右弧状部204及び左弧状部206と整合する円弧状であり、図3及び図4に良好に示されるとおり、外縁33、35は、それぞれ右弧状部204及び左弧状部206と接合状態になっている。したがって、前飾部材200とベース板22とにより、右弧状部204及び左弧状部206を底とする樋状の構造が形成されている。なお、前飾板202とベース板22との距離は遊技球の直径(約11mm)よりも十分に大きく(本実施例では14mm)、上記の樋状構造の内部を遊技球が支障無く通過できる。 【0026】複合入賞装置1を遊技盤に装着してパチンコ遊技が行われると、多くの遊技球がこの樋状構造に進入する。進入してきた遊技球の多くは右弧状部204又は左弧状部206上に落下し、或いは右弧状部204又は左弧状部206の上端から進入し、どちらも右弧状部204又は左弧状部206の弧状の傾斜に従って移動し、切欠部32付近で右弧状部204又は左弧状部206から離脱する。また、入賞口24の前方などを通過して切欠部32付近に落下してくるものもある。いずれにしても、切欠部32付近に集合する。それらは、切欠部32の下方において右弧状部204と左弧状部206の間に露出しているガイドレール上を移動して、アウト穴に流入する。切欠部32を設けたことでアウト穴が閉塞されることはなく、アウト穴への遊技球の道筋が確保されている。 【0027】ベース板22の右側部分には、図5に良好に示されるとおり、反射板収容部36が設けられている。ここにはステンレス板である反射板38が緩みなくはめ込まれる。反射板収容部36には複数のLED挿通穴39が設けられ、それらは図6に両区に示すとおりベース板22の背後に筒状に突出している。また、反射板38にも複数の貫通穴41が設けられている。各LED挿通穴39と貫通穴41とは一対一で対応し、反射板38が緩みなくはめ込まれた状態では、それぞれが一連の穴となって投光穴を構成する。 【0028】LED挿通穴39には各1個のLED43が挿通されており、それらのLED43は反射板収容部36の背後に配されたLED基板42に保持されている。LED基板42は、反射板収容部36の背後に立設された基板取付ボス44を介して、基板カバー45と共にベース板22に取り付けられている。 【0029】図4及び図6に良好に示されるとおり、ベース板22にはチャッカー取付部47、48、49が設けられ、それぞれの前面側にチャッカー100、110、120が取付けられている。図2や図6に良好に示されるように、チャッカー取付部47には、ポケット樋103に対応して開口51が設けられており、その背面にはセンサホルダ52と球樋53が立設されている。そして、図1や図4に良好に示されるとおり、センサホルダ52によって通過センサ55が保持されており、その検出穴は入賞口101の直下に位置している。このため、チャッカー100に入賞した遊技球は、入賞口101から通過センサ55の検出穴を通ってポケット樋103に落下し、開口51を通過して球樋53に流入して、球樋53の先端から排出される。 【0030】チャッカー取付部48、49にも、チャッカー取付部47と同様の開口57、59、センサホルダ61、63及び球樋65、67が設けられている。また、センサホルダ61、63にて通過センサ55が保持され、その検出穴はそれぞれ入賞口113、123の直下に位置している。 【0031】ただし、球樋65については、内部体70の側面及び開閉機構80の梃子支持部81も用いて球通路が形成され、その下端には遊技球を背後側に誘導するための誘導板66が備わっている。したがって、チャッカー110に入賞した遊技球は、チャッカー100と同様に、入賞口111、通過センサ55の検出穴、ポケット樋113、開口57、球樋65の順に通過して、誘導板66の先端から排出される。 【0032】また、球樋67についても、内部体70に設けられた補助樋71及びスライド機構90の支持板91も協同して球通路を形成しており、チャッカー120に入賞した遊技球は、チャッカー100と同様に、入賞口121、通過センサ55の検出穴、ポケット樋123、開口59、球樋67の順に通過するが、最終的に排出されるのは補助樋71からである。 【0033】入賞装置としてのアタッカー10の構造は公知のものと概ね同様である。前述したとおり、入賞口24には開閉板26が付属しており、入賞口24の背後にはステージブロック30が配されている。ステージブロック30の上面は入賞口24を通過した遊技球を後方へ誘導するステージ31であり、後方へわずかに傾斜している。ステージ31の手前に形成されている段差34は、開閉板26が開閉変位する際の後縁部の移動域である。開閉板26を開放位置にした際には、図3に示すように開閉板26の後縁部とステージ31の前端とがほぼ一連となる。 【0034】ステージブロック30は、内部体70の支持棚72上に載置されて内部体70によって保持されている。支持棚72の背後には門開口73が設けられており、ステージ31上を転動してきた遊技球はすべて門開口73を通過する。 【0035】門開口73の背後には門開口73と連続する落下口74を備えるスライドベース75が配されている。スライドベース75の下側には、一対の通過センサ76、77が配されており、上方つまり落下口74から落下する遊技球はすべて通過センサ76、77のいずれかを通過して検出される。 【0036】また、スライドベース75の上には移動体78が左右にスライド移動可能に載置されている。この移動体78には、長穴79、一対の邪魔板82、83、連結軸受84等が備わっている。長穴79の短径は遊技球の直径を上回っており遊技球が通過できる。長径は落下口74の幅よりも十分に長く、移動体78がスライド移動して左端や右端に位置した場合でも、長穴79の左右縁部が落下口74上に架かることはない。したがって、落下口74への遊技球の落下を阻害しない。 【0037】邪魔板82、83は移動体78のスライド移動に伴って門開口73の背後で左右に移動する。邪魔板82、83同士の間隔は、通過センサ76、77の検出口の軸間距離とほぼ等しく、また遊技球の直径の2倍を越えている。邪魔板82、83はくさび状であり、その前面に衝突した遊技球は邪魔板82、83同士の間へと導かれる。 【0038】連結軸受84には、スライド機構90のスライド梃子92が連結されている。スライド梃子92はスライド機構90の駆動源であるスライドソレノイド93に連結されている。これにより、スライドソレノイド93のオン、オフに応じて移動体78を左右に移動させることができる。 【0039】移動体78の左右移動にともなって、門開口73及び通過センサ76、77と邪魔板82、83との相対位置が変化し、例えばスライドソレノイド93をオンにしたときには遊技球の多くが通過センサ77に誘導され、スライドソレノイド93をオフにしたときには遊技球の多くが通過センサ76に誘導されるので、通過センサ76、77の一方をいわゆるV領域として、入賞口24の開放初期には遊技球をV領域に誘導し、いずれかの遊技球がV領域を通過後は遊技球をV領域ではない方に誘導する、という利用形態が可能になる。 【0040】移動体78を挟んでスライド機構90と対置される状態で開閉機構80が配されている。開閉機構80には、上述の梃子支持部81に立設された軸ピン95に軸支された開閉梃子96が備わっており、その先端部が開閉板26の駆動ピン29を抱え込んでいる。開閉梃子96は開閉ソレノイド97の駆動力を開閉板26に伝達し、開閉ソレノイド97のオン、オフに応じて開閉板26を開閉できる。 【0041】また、内部体70の背後には、移動体78の移動域を覆うようにして背後体130が配されている。背後体130の上半部は、その内部を移動体78の移動域とする部屋状で、遊技球が門開口73から邪魔板82、83間を通過して流入した遊技球が落下口74以外に流出するのを防止している。背後体130の下部には一対のセンサ保持部132、134が設けられており、通過センサ76、77は、それぞれセンサ保持部132、134に保持されて、上述の位置に配されている。 【0042】そして、背後体130の背面には、プリント基板140が取り付けられていて、このプリント基板140上のコネクタ141に接続された電線により、通過センサ55、76、77からの信号が送出され、LED43、スライドソレノイド93、開閉ソレノイド97への電力が供給される。 【0043】この複合入賞装置1は、装着時には遊技盤の表面に接触配置されるベース板22と、このベース板22との間に遊技球が通過可能な間隔を保ってベース板22に対面配置された前飾板202と、その内面が遊技盤上に設けられる遊技領域の輪郭の一部となる弧状でベース板22の外縁部と前飾板202の外縁部とを連結する右弧状部204及び左弧状部206とを備えている。 【0044】ベース板22と前飾板202とを両者の間に遊技球が通過可能な間隔を保って対面配置し、それらの外縁部同士を右弧状部204及び左弧状部206にて連結した構成であるので、装飾効果を発揮する前飾板202を大型化しても、遊技球は前飾板202の背後を通過できるから遊技球の通過域が狭められることはない。 【0045】しかも、右弧状部204及び左弧状部206の内面は遊技盤上に設けられる遊技領域の輪郭の一部となる弧状であるから、これをガイドレールに沿わせることができ、実質上遊技領域の広さには影響しない。また、右弧状部204及び左弧状部206をガイドレールとして機能させてガイドレールの一部を省略することが可能である。 【0046】前飾板202は右弧状部204及び左弧状部206のみで支持されるのではなくて、スペーサとなるボス208、チャッカーリブ210、212、センタースペーサ214、傾斜突起218、220及びスペーサブロック222にてもベース板22と連結されているので、歪んだりがたついたりするおそれはない。 【0047】これらスペーサとなるボス208、チャッカーリブ210、212、センタースペーサ214、傾斜突起218、220及びスペーサブロック222は、ベース板22と前飾板202との間を通過する遊技球の進行を阻害しない配置であるから、遊技球がベース板22と前飾板202との間で詰まったりするおそれはない。また、これらスペーサとなる部分は、いずれも前飾板202の外周或いは外周近くに配されているので、ベース板22と前飾板202との間に入り込んだ遊技球の進路にはほとんど影響しない。 【0048】複合入賞装置1は遊技領域の下部中央のアウト穴が含まれる範囲に設置されるが、右弧状部204及び左弧状部206はアウト穴の左右両側に配され、ベース板22にはアウト穴に向かう遊技球を通過させるための切欠部32が設けられているので、前飾板202の背後を通過して右弧状部204又は左弧状部206に至った遊技球は右弧状部204又は左弧状部206によってアウト穴に向けて誘導され、切欠部32を通過してアウト穴に流入する。これにより、アウト球を排出処理できる。 【0049】また、この複合入賞装置1は、光軸が遊技盤に垂直となる姿勢でベース板22の背面側に配置された複数のLED43と、ベース板22の前面に設けられた反射板38と、LED43と一対一の対応でベース板22及び反射板38を貫通して設けられた投光穴と、反射板38と対面する位置で前飾板202の片面に設けられたハーフミラーシート216とを備えたので、LED43から放射された光は、投光穴を通って前飾板202のハーフミラーシート216に入射し、一部はそこを通過して前方すなわち遊技者側に放出される。残余はハーフミラーシート216で反射されて反射板38に向かう。そして、反射板38で反射されて再びハーフミラーシート216に入射する。ここでも一部は透過して外部に出て、残りは反射されて反射板38に入射する。つまり、光源であるLED43からの光は、ハーフミラーシート216に入射する毎に一部が外部に出て、残りは反射板38で反射されて再びハーフミラーシート216に入射することを繰り返す。これにより、従来のレンズの例えばローレットやシボなどで光を散乱させる場合とは異なった、新鮮な電飾効果が得られる。 【0050】特に、LED43の光軸が遊技盤すなわちベース板22に垂直となっているのでLED43からの光は投光穴を通過して例えばスポット状にハーフミラーシート216に当たる。ハーフミラーシート216と反射板38とがいわば合わせ鏡になっているので、LED43から出てスポット状にハーフミラーシート216に当たった光が上記の反射を繰り返すことにより、ハーフミラーシート216にスポット状の明点が数珠状に形成されて見えたり、反射の繰り返しでスポットが拡大されてハロー状に見えたりする。 【0051】このように、ハーフミラーシート216と反射板38とを平行状に配置して、反射板38の投光穴からハーフミラーシート216に光を照射することによって、単なるスポット状ではない、変化のある電飾効果が得られる。また、光源としてLED43を採用しているので、上記のスポットが鮮明になる。 【0052】以上、実施例にしたがって本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591199431 【氏名又は名称】有限会社愛和ライト 【住所又は居所】愛知県名古屋市守山区川宮町460番地
|
| 【出願日】 |
平成14年1月30日(2002.1.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
|
| 【公開番号】 |
特開2003−220199(P2003−220199A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−21888(P2002−21888) |
|