| 【発明の名称】 |
パチンコ機およびパチンコシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】森山 佳行 【住所又は居所】長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコーエプソン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ランニングコストの上昇を招くことなく遊技中におけるランプの球切れを回避し得るパチンコ機を提供する。
【解決手段】表面に複数の釘が固定されると共に背面に画像を投影可能に構成された遊技盤と、投影用ランプ31を内蔵すると共に投影用ランプ31を点灯させてその投影光Bを利用して遊技盤に画像を投影するプロジェクタユニット21とを備えたパチンコ機であって、投影用ランプ31についての使用状態または投影用ランプ31の動作状態が予め規定された所定条件を満たしたときに所定の報知信号を出力する点灯制御部33を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表面に複数の釘が固定されると共に背面に画像を投影可能に構成された遊技盤と、画像投影用のランプを内蔵すると共に当該ランプを点灯させてその出射光を利用して前記遊技盤に前記画像を投影するプロジェクタ機構とを備えたパチンコ機であって、前記画像投影用のランプについての使用状態または当該ランプの動作状態が予め規定された所定条件を満たしたときに所定の報知信号を出力する報知信号出力手段を備えているパチンコ機。 【請求項2】 前記報知信号出力手段は、前記ランプの点灯回数および点灯時間の少なくともいずれか一方を含む点灯歴を積算する点灯歴積算部と、当該点灯歴積算部によって積算された前記点灯歴が規定点灯歴に達したときに前記使用状態に対して予め規定された前記所定条件を満たしたと判別して前記報知信号を出力する判別部とを備えている請求項1記載のパチンコ機。 【請求項3】 前記報知信号出力手段は、前記ランプの光量を測定する光量測定部と、当該光量測定部によって測定された前記光量が規定光量を下回ったときに前記動作状態に対して予め規定された前記所定条件を満たしたと判別して前記報知信号を出力する判別部とを備えている請求項1記載のパチンコ機。 【請求項4】 前記プロジェクタ機構は、前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに、ランプ交換を促す旨のメッセージを前記画像の一部として前記遊技盤に投影する請求項1から3のいずれかに記載のパチンコ機。 【請求項5】 前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに、当該パチンコ機に配設されている飾りランプおよび報知専用ランプの少なくとも一方に対して点灯制御または点滅制御を行うことによってランプ交換を促す旨を報知させる制御部を備えている請求項1から4のいずれかに記載のパチンコ機。 【請求項6】 前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに、音声によって前記画像投影用のランプの交換を促す旨を報知させる制御部を備えている請求項1から5のいずれかに記載のパチンコ機。 【請求項7】 前記報知信号出力手段は、予め規定された判別タイミングが到来したときに前記所定条件を満たしたか否かを判別する請求項1から6のいずれかに記載のパチンコ機。 【請求項8】 前記報知信号出力手段は、当該パチンコ機の起動時を前記規定された判別タイミングとして前記所定条件を満たしたか否かを判別する請求項7記載のパチンコ機。 【請求項9】 前記報知信号出力手段は、前記画像投影用のランプの耐用寿命に基づいて規定された使用限度状態に至ったときに、前記使用状態に対して予め規定された前記所定条件を満たしたと判別する請求項1から8のいずれかに記載のパチンコ機。 【請求項10】 前記プロジェクタ機構は、前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに前記画像投影用のランプの光量を低下させる請求項1から9のいずれかに記載のパチンコ機。 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載のパチンコ機を複数備えると共に、当該複数のパチンコ機を集中管理する管理装置を備えたパチンコシステムであって、前記管理装置は、いずれかの前記パチンコ機における前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに当該所定の報知信号を出力した当該パチンコ機に関連付けて前記画像投影用のランプの交換を促す旨を報知するパチンコシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクタ機構によって遊技盤の背面に各種画像を投影可能に構成されたパチンコ機、および複数のパチンコ機と管理装置とを備えたパチンコシステムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】今日のパチンコ機では、打球の入賞状態に連動してアニメーション画像などの各種画像を表示するための表示ユニットが遊技盤(セル板)の中央部に配設されている。この場合、遊技盤は、各種図柄(盤面図柄)を印刷したセルシートが木製合板の表面に貼付されると共に、そのセルシートを貫通させて数百本の釘が固定されて構成されている。したがって、盤面図柄としては製造時に貼付されたセルシートの図柄に固定されることになり、遊技者に対して、この盤面図柄に飽きを生じさせることとなる。また、同じ機種のパチンコ機で繰り返しプレーした場合、遊技者にとって、そのゲーム性自体にも飽きを生じさせることとなる。したがって、表示ユニットに表示されるアニメーションの種類のみならず、打球の入賞から大当たりに至るまでのアニメーション等によるストーリーも適宜変更する必要がある。このような場合、表示ユニットに表示されるアニメーション画像と遊技盤に描かれている盤面図柄との整合性を図る必要があるため、表示ユニットの表示内容と遊技盤の盤面図柄とを同時に変更する必要がある。したがって、通常は、パチンコ機の盤面図柄やゲーム性を変更する際には、パチンコ機自体を新たなパチンコ機に交換している。 【0003】一方、盤面図柄の変更や表示ユニットの表示内容の変更などでパチンコ機を別の機種に再生することも考えられる。ところが、その際には、セルシートのみの貼り替えが困難のため、遊技盤全体を破棄して新たな遊技盤を取り付ける必要がある。しかしながら、遊技盤を破棄するためには、遊技盤に配設された電子部品や釘などと遊技盤自体とを分別して処理する必要があり、この分別処理の作業コストに起因してパチンコ機の再生コストが高騰するという問題点がある。この場合、表示ユニットを大形化してアニメーション画像などの表示エリアを拡大すると共にアニメーション画像を含めてゲーム性を変更することで、飽きを生じさせない趣向性の高いパチンコ機を提供する方法も考えられる。しかし、表示ユニットのさらなる大形化は、釘の配列との関係からして極めて困難で、しかも、大形表示ユニットの採用はコスト面から無理がある。さらに、たとえ表示ユニットを大形化したとしても、表示ユニットに表示されるアニメーション画像と遊技盤に描かれる図柄との整合性の面からして、依然として遊技盤も併せて変更する必要がある。したがって、大形表示ユニットの採用によっては、上記の問題点を解決するのが困難である。 【0004】このため、盤面図柄の変更が可能な技術として、実開平7−24381号公報には、リアプロジェクションタイプ(背面投影方式)の投影機(4,プロジェクタユニット)を用いてフロントパネル(1,遊技盤)に各種画像を投影可能なゲーム機が開示されている。このゲーム機は、フロントパネルの盤面全体における任意の表示エリアに投影機による画像を投影可能に構成されている。具体的には、投影機およびフロントパネルの間に投影レンズ(5)が配設されており、この投影レンズ(5)によって投影光が任意の倍率に拡大されることにより、任意のサイズに規定された透光性光画像表示部(2,表示エリア)に画像を表示できるように構成されている。したがって、このゲーム機では、高価な大形表示ユニットを搭載することなく、大きな表示サイズの各種画像を表示することが可能となっている。また、投影機によって投影する画像を変更するだけで盤面図柄を変更することが可能となり、比較的容易にパチンコ機を別機種に再生することが可能となる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来のパチンコ機には、以下の問題点がある。すなわち、このパチンコ機では、投影機から出射された投影光を投影レンズ(5)によって拡大することで各種画像(盤面図柄など)をフロントパネルに表示している。この場合、この種の投影機には投影光を出射するためのランプが配設されている。このランプは、その耐用寿命に至ったとき(例えば総点灯回数が2000回程度、または総点灯時間が2000時間程度に達したとき)に球切れするおそれがある。しかしながら、従来のパチンコ機では、単にランプが球切れした時点で交換しているため、例えば遊技中に球切れすることで、それまでに表示されていた画像が突然に非表示となり、遊技者を困惑させることがあるという問題点が存在する。この場合、パチンコ機の管理者が耐用寿命に至る前に投影機に内蔵のランプを例えば3ヶ月毎に新しいランプに交換することにより、突然の球切れを回避することも可能ではある。しかし、この種の投影機に使用するランプが比較的高価のため、引き続き使用できる状態で頻繁に交換することに起因してパチンコ機のランニングコストが高騰するという問題がある。また、管理者による人的管理では、ランプ交換をし忘れるおそれがあるという問題点も存在する。 【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ランニングコストの上昇を招くことなく遊技中におけるランプの球切れを回避し得るパチンコ機およびパチンコシステムを提供することを主目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本発明のパチンコ機は、表面に複数の釘が固定されると共に背面に画像を投影可能に構成された遊技盤と、画像投影用のランプを内蔵すると共に当該ランプを点灯させてその出射光を利用して前記遊技盤に前記画像を投影するプロジェクタ機構とを備えたパチンコ機であって、前記画像投影用のランプについての使用状態または当該ランプの動作状態が予め規定された所定条件を満たしたときに所定の報知信号を出力する報知信号出力手段を備えている。 【0008】また、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段は、前記ランプの点灯回数および点灯時間の少なくともいずれか一方を含む点灯歴を積算する点灯歴積算部と、当該点灯歴積算部によって積算された前記点灯歴が規定点灯歴に達したときに前記使用状態に対して予め規定された前記所定条件を満たしたと判別して前記報知信号を出力する判別部とを備えている。 【0009】さらに、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段は、前記ランプの光量を測定する光量測定部と、当該光量測定部によって測定された前記光量が規定光量を下回ったときに前記動作状態に対して予め規定された前記所定条件を満たしたと判別して前記報知信号を出力する判別部とを備えている。 【0010】また、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記プロジェクタ機構は、前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに、ランプ交換を促す旨のメッセージを前記画像の一部として前記遊技盤に投影する。 【0011】さらに、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに、当該パチンコ機に配設されている飾りランプおよび報知専用ランプの少なくとも一方に対して点灯制御または点滅制御を行うことによってランプ交換を促す旨を報知させる制御部を備えている。 【0012】また、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに、音声によって前記画像投影用のランプの交換を促す旨を報知させる制御部を備えている。 【0013】さらに、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段は、予め規定された判別タイミングが到来したときに前記所定条件を満たしたか否かを判別する。 【0014】また、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段は、当該パチンコ機の起動時を前記規定された判別タイミングとして前記所定条件を満たしたか否かを判別する。 【0015】さらに、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記報知信号出力手段は、前記画像投影用のランプの耐用寿命に基づいて規定された使用限度状態に至ったときに、前記使用状態に対して予め規定された前記所定条件を満たしたと判別する。 【0016】また、本発明のパチンコ機は、上記のパチンコ機において、前記プロジェクタ機構は、前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに前記画像投影用のランプの光量を低下させる。 【0017】さらに、本発明のパチンコシステムは、上記のパチンコ機を複数備えると共に、当該複数のパチンコ機を集中管理する管理装置を備えたパチンコシステムであって、前記管理装置は、いずれかの前記パチンコ機における前記報知信号出力手段によって前記所定の報知信号が出力されたときに当該所定の報知信号を出力した当該パチンコ機に関連付けて前記画像投影用のランプの交換を促す旨を報知する。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明に係るパチンコ機およびパチンコシステムの好適な実施の形態について説明する。 【0019】最初に、パチンコ機1、およびそのパチンコ機1を複数備えたパチンコシステムS1の構成について、図面を参照して説明する。 【0020】パチンコシステムS1は、図1に示すように、複数のパチンコ機1,1・・と、パチンコ機1,1・・を集中管理する管理装置CPとを備えて構成されている。この場合、管理装置CPは、一例として、パチンコ機1,1・・が設置されているパチンコ店内の事務所に配設され、各パチンコ機1,1・・の入賞状態、および後述するパチンコ機1内の投影用ランプ31の状態などを集中的に管理する。 【0021】一方、図2に示すように、パチンコ機1は、盤面図柄(同図に示す大地、富士山および空など)を含む画像Gを背面投影方式によって遊技盤11全体に表示可能に構成されている。具体的には、このパチンコ機1は、図1に示すように、遊技部2、画像表示光学部3、表示制御部4、画像データ記憶部5、主制御部6および人感センサ7を備えて構成されている。遊技部2は、図3に示すように、全体として光透過性樹脂(一例としてポリカーボネイト)で形成され、その表面に役物12が配設されると共に複数の釘13,13・・や風車14,14(図2参照)などが固定された遊技盤11と、遊技盤11の裏面に取り付けられて役物12を作動させたり打球を回収したりする遊技機構15とを備えている。この場合、図2に示すように、遊技盤11は、遊技機構15を隠蔽するためのマスク部11a,11a・・、役物12用の凸状部(一例として玉寄せ台やワープ構造用の凸状部)および打球回収用の孔などが一体成形されている。また、遊技盤11の表面(釘13,13・・が固定された側の面)には、打球の接触に起因する汚れの付着や傷付きを防止するためのハードコート処理(またはラミネート処理)が施されている。さらに、図3に示すように、遊技盤11の裏面には、画像表示光学部3の一部を構成するスクリーンフィルム22が貼付されている。なお、遊技盤11の正面には、透明なカバーガラス16が配設されている。 【0022】画像表示光学部3は、図3に示すように、プロジェクタユニット21、スクリーンフィルム22、ミラー23およびフレネルレンズ24を備えている。プロジェクタユニット21は、本発明におけるプロジェクタ機構に相当し、前述した盤面図柄を含む画像Gを背面投影方式によって投影する投影機と、その投影光Bを拡大する投影レンズとが一体化されて構成されている。このプロジェクタユニット21は、パチンコ機1の内部における底面寄りの位置に配設され、表示制御部4の制御下で投影光Bを例えば上向きに出射する。また、プロジェクタユニット21は、図4に示すように、投影用ランプ31、積算部32および点灯制御部33を備えている。投影用ランプ31は、プロジェクタユニット21における画像投影用の光源であって、点灯制御部33の制御下で点灯して、画像Gを投影するための投影光B(本発明における出射光)を出射する。この投影用ランプ31は、一例として総点灯回数が2000回、または総点灯時間が2000時間に達したときに耐用寿命に至り、球切れし易い状態となる。積算部32は、本発明における点灯歴積算部に相当し、投影用ランプ31の総点灯回数および総点灯時間(本発明における点灯歴)を積算する。この場合、この積算部32は、一例として、投影用ランプ31がプロジェクタユニット21内の所定の装着場所から取り外されたとき、または専用のリセットボタンが操作されたときに積算値をリセットし、リセット後において、点灯制御部33による投影用ランプ31の点灯制御を監視することにより、その投影用ランプ31についての点灯回数および点灯時間を積算する。 【0023】点灯制御部33(図4参照)は、本発明における判別部に相当し、投影用ランプ31の点灯、消灯および減光などを制御(電源供給管理)すると共に、積算部32の積算結果(総点灯回数および総点灯時間)が予め規定された条件(使用限度状態)に至ったときに主制御部6に警告信号Sを出力する。また、この点灯制御部33は、警告信号Sの出力と同時に、遊技盤11に投影している画像の一部として所定の警告メッセージを表示させる。この場合、このパチンコ機1では、前述したようにその耐用寿命が総点灯回数で2000回、総点灯時間で2000時間程度の投影用ランプ31を採用しているため、点灯制御部33は、積算部32による積算値が、例えば総点灯回数で1900回、総点灯時間で1900時間程度(これらが本発明における使用状態に対して予め規定された所定条件に相当する)に達したときに、投影用ランプ31が使用限度状態に至り、本発明における所定条件を満たしたと判別する。この場合、前述した積算部32と上記した点灯制御部33とで本発明における報知信号出力手段が構成される。なお、このプロジェクタユニット21には、投影用ランプ31によって出射された投影光B(白色光)を画像表示用の投影光B(画像Gに応じた陰影や着色が施された投影光B)に変換する光変換部(一例として液晶パネル)や、光変換部によって変換された投影光Bを発散させる(拡大する)投影用レンズなどを備えているが、これらは周知のプロジェクタユニットに搭載されている機構とほぼ同様に構成されているため、その詳細な説明および図示を省略する。 【0024】スクリーンフィルム22(図3参照)は、前述したように遊技盤11の裏面に貼付されている。このスクリーンフィルム22は、一例として、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bを受光して拡散させることにより、画像Gを結像する。ミラー23は、遊技盤11の裏面側に配設され、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bをスクリーンフィルム22に向けて反射する。したがって、このパチンコ機1では、投影機によって出射された投影光をフロントパネルに直接投影する従来のパチンコ機と比較して、ミラー23によって投影光Bの光路が折り曲げられる分だけ、その奥行き方向の厚みが薄くなる結果、パチンコ機1の薄形化が図られている。この場合、このパチンコ機1では、1枚のミラー23を用いて投影光Bを反射する構成を採用しているが、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bを2枚以上のミラーを用いて多段階に反射することでスクリーンフィルム22に投影する構成を採用することもできる。 【0025】フレネルレンズ24は、平板状に形成されたコリメータ系レンズであって、プロジェクタユニット21およびスクリーンフィルム22の間(このパチンコ機1では、ミラー23およびスクリーンフィルム22の間)に配設されている。このフレネルレンズ24は、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bを平行光に変換してスクリーンフィルム22に投影させる。この場合、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bは、発散光であって、この発散光がフレネルレンズ24を通過することで平行光に変換される。なお、この平行光は、広義の平行光を意味するものであり、収束光および発散光のすべてを排除する概念ではない。具体的には、この平行光には、厳密な意味での平行光よりも若干収束気味の光や、若干発散気味の光が含まれる。 【0026】表示制御部4(図1参照)は、主制御部6の制御下で画像Gなどをプロジェクタユニット21に投影させる画像表示専用の制御部であって、主制御部6によって出力される各種コマンドに応じて画像データ記憶部5から画像データを読み出し、その読み出した画像データに対して各種画像処理を実行することにより、画像信号を生成してプロジェクタユニット21に出力する。この場合、このパチンコ機1では、前述した盤面図柄としての大地、富士山および空などの静止画の上に、打球の入賞状態に応じて回転表示されるリール(図2に示す数字の「123」)などが重ね合わされた画像Gを表示可能に構成されている。画像データ記憶部5は、一例としてハードディスクドライブで構成され、画像Gなどを表示させるためのデータ(盤面図柄の画像データ、リール表示用の画像データ、後述する花火などのアニメーション画像のデータ、および各種画像を表示させる順序を決定する順序データなど)を記憶する。主制御部6は、本発明における制御部に相当し、遊技部2および画像表示光学部3を総括的に制御すると共に、人感センサ7のセンサ信号に基づいて表示制御部4を介してプロジェクタユニット21の点灯制御部33に投影用ランプ31の照度を制御させる。また、この主制御部6は、点灯制御部33によって警告信号Sが出力されたときに、各種警報処理を行うと共にその警告信号Sを管理装置CPに転送する。人感センサ7は、図2に示すように、パチンコ機1の正面パネルに配設され、パチンコ機1の正面に遊技者が存在するときに所定のセンサ信号を主制御部6に出力する。 【0027】次に、パチンコシステムS1およびパチンコ機1による各種画像の表示方法について、図面を参照して説明する。 【0028】このパチンコシステムS1では、例えば開店に際してパチンコ機1,1・・に電源が投入された際(本発明における判別タイミングとしてのパチンコ機の起動時)に、まず、プロジェクタユニット21の点灯制御部33が、積算部32によって積算された前日までの積算値に基づいて投影用ランプ31が使用限度状態に至ったか否かを判別する。具体的には、点灯制御部33は、電源投入時における積算部32の積算値が点灯回数1900回未満でかつ点灯時間1900時間未満か否かを判別する。この際に、点灯回数が1900回、または点灯時間が1900時間に達しているときには、点灯制御部33は、投影用ランプ31についての使用状態に対して予め規定された条件(使用限度状態)に至ったと判別して主制御部6に警告信号Sを出力すると共に、前述した光変換部に対して予め規定された警告メッセージ(一例として「光源用ランプが球切れするおそれがありますので交換して下さい」との交換を促す旨のメッセージ)を画像Gの一部として表示させる。この際に、主制御部6は、パチンコ機1における図示しないスピーカから警告音を出力させる。したがって、管理者(店員)に対して、そのパチンコ機1の投影用ランプ31が交換時期に至っていると迅速に認識させることができる。なお、主制御部6は、パチンコ機1の起動時のみに、警告音による警告処理を行い、後述するように、パチンコ機1の起動時から所定時間を経過した後(すなわち、パチンコ店の開店時間中)においては、使用限度状態に至ったときであっても、この警告音による警告処理の実行を停止する。 【0029】また、主制御部6は、点灯制御部33によって出力された警告信号Sを受信した際には、その警告信号Sを管理装置CPに転送する。これに応じて、管理装置CPは、警告信号Sを出力したパチンコ機1の投影用ランプ31が交換時期に至っている旨のメッセージをモニタ(図示せず)に表示すると共に内蔵スピーカによって警告音を出力する。これにより、管理装置CPが配設された事務所内の管理者(店員)に対して、その投影用ランプ31の交換を促すことができる。この後、管理者が、プロジェクタユニット21に内蔵の投影用ランプ31を新たな投影用ランプ31に交換することにより、投影用ランプ31が営業時間内に耐用寿命に至るのが回避されるため、その球切れが回避される。また、投影用ランプ31の交換時には、投影用ランプ31がプロジェクタユニット21内の装着場所から取り外されたとき(または、管理者によってリセットボタンが操作されたとき)に積算部32の積算値がリセットされ、これにより、積算部32は、新たに装着される投影用ランプ31についての点灯回数および点灯時間の積算を開始する。 【0030】一方、起動時における判別の結果、点灯制御部33によって投影用ランプ31が使用限度状態に至っていないと判別されたとき(積算部32の積算値が点灯回数1900回未満、点灯時間1900時間未満のとき)は、主制御部6は、初期画面(例えば図2に示す画像G)を表示させる旨のコマンドを表示制御部4に出力する。これに応じて、表示制御部4は、画像データ記憶部5から画像データを読み出して所定の手順で画像処理を行うことにより、画像Gを表示させるための画像信号を生成してプロジェクタユニット21に順次出力する。この際に、プロジェクタユニット21は、表示制御部4によって出力された画像信号に基づいて画像Gを投影するための投影光Bを出射する。この場合、このパチンコ機1では、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bがミラー23によってスクリーンフィルム22に向けて反射される。また、ミラー23によって反射された投影光Bは、フレネルレンズ24を通過することによって平行光に変換されてスクリーンフィルム22に投影される。これにより、スクリーンフィルム22によって投影光Bが受光されて画像Gが結像される。 【0031】この場合、このパチンコ機1では、遊技盤11が光透過性樹脂で形成されているため、図2に示すように、スクリーンフィルム22に結像されている画像Gをパチンコ機1の正面側から遊技盤11を通して視認することができる。この際に、スクリーンフィルム22全体(すなわち、遊技盤11の盤面全体)に亘って画像Gが表示されているため、この画像Gが恰も遊技盤11に印刷された盤面図柄のように視認される。また、遊技盤11の裏面側に配設されている遊技機構15は、遊技盤11のマスク部11aによって隠蔽されるため、パチンコ機1の正面側から視認不能となっている。さらに、このパチンコ機1では、プロジェクタユニット21によって出射された投影光Bがフレネルレンズ24を透過することによって平行光に変換されるため、スクリーンフィルム22の全域に亘って高い照度でかつ均一に画像Gが表示される。 【0032】また、このパチンコ機1では、パチンコ機1の正面における遊技者の存在有無に基づいてプロジェクタユニット21における投影用ランプ31の光量が調整される。具体的には、主制御部6は、人感センサ7のセンサ信号に基づいてパチンコ機1の正面に遊技者が存在しないと判別したときに、プロジェクタユニット21をセーブモードに移行させる旨のコマンドを表示制御部4に出力する。これに応じて、表示制御部4は、プロジェクタユニット21の点灯制御部33に対して投影用ランプ31を減光させる。これにより、遊技者が存在しないときには、スクリーンフィルム22の全域に亘って低照度でかつ均一に画像Gが表示されて、投影用ランプ31による消費電力を低減することができると共に、投影用ランプ31の長寿命化を図ることができる。 【0033】この場合、このパチンコ機1では、パチンコ機1の稼働中(すなわち、プロジェクタユニット21による画像Gの投影が行われている間)において、積算部32が、投影用ランプ31の点灯時間を積算し続ける。また、点灯制御部33は、所定時間おき(例えば1時間おき)に積算部32の積算値を読み出し、その積算値が予め規定された条件(この例では1900時間)を満たしたか否かを監視する。この際に、積算部32による積算値が1900時間以上に達したときに、点灯制御部33は、投影用ランプ31が使用限度状態に至ったと判別して主制御部6に警告信号Sを出力する。これに応じて、主制御部6が、受信した警告信号Sを管理装置CPに転送し、警告信号Sを受信した管理装置CPが、警告信号Sを出力したパチンコ機1を特定可能に、投影用ランプ31が交換時期に至っている旨のメッセージを内蔵のモニタに表示させると共に内蔵のスピーカから警告音を出力させる。これにより、管理者に対して、そのパチンコ機1の投影用ランプ31が交換時期に至っていることを認識させることができる。また、主制御部6に対して警告信号Sを出力した点灯制御部33は、警告信号Sの出力と同時に、投影用ランプ31の光量を例えば80%程度に低下させる。これにより、ランプ交換に先立って投影用ランプ31が球切れする可能性を十分に低くすることができる。 【0034】このように、このパチンコシステムS1によれば、いずれかのパチンコ機1(点灯制御部33)によって警告信号Sが出力されたときに、管理装置CPが、警告信号Sを出力したパチンコ機1に関連付けて投影用ランプ31が使用限度状態に至った旨を報知(警告メッセージの表示および警告音の出力)することにより、投影用ランプ31が耐用寿命に至る以前に新たな投影用ランプ31に交換することができる。したがって、パチンコ機1の遊技中における投影用ランプ31の球切れを回避することができるため、盤面図柄を含む画像Gを確実に継続して表示させることができる。また、投影用ランプ31を定期的(例えば3ヶ月毎)に交換する方法とは異なり、投影用ランプ31を耐用寿命間際まで使用できるため、パチンコ機1,1・・のランニングコストを十分に低減することができる。さらに、管理者による人的管理とは異なり、投影用ランプ31の交換忘れを回避できるため、投影用ランプ31の球切れを確実に回避することができる。 【0035】この場合、このパチンコ機1によれば、投影用ランプ31の点灯回数および点灯時間を積算する積算部32と、積算された点灯回数および点灯時間が規定された所定条件(この場合、点灯回数1900回、点灯時間1900時間に達したとき)を満たすか否かを判別する点灯制御部33とを備え、積算部32による積算値が規定された所定条件を満たしたときに点灯制御部33が警告信号Sを出力する構成を採用したことにより、投影用ランプ31の適正な交換時期を判別することができると共に耐用寿命に至る以前に新たな投影用ランプ31に交換することができる。 【0036】また、このパチンコ機1によれば、点灯制御部33によって警告信号Sが出力されたときに、投影用ランプ31が使用限度状態に至った旨のメッセージおよび警告音を発する構成を採用したことにより、投影用ランプ31が使用限度状態に至った旨を管理者などに対して確実に報知することができる。さらに、このパチンコ機によれば、予め規定された判別タイミング(この場合、パチンコ機1の起動時および1時間おき)が到来したときに投影用ランプ31が使用限度状態に至ったか否かを判別することにより、投影用ランプ31の球切れを確実に回避しつつ、投影用ランプ31の点灯時間などを常時監視する方法と比較して点灯制御部33による監視処理の負担を軽減することができる。また、このパチンコ機1によれば、投影用ランプ31の耐用寿命(点灯回数2000回、点灯時間2000時間)に基づいて使用限度状態(点灯回数1900回、点灯時間1900時間)を規定したことにより、開店時間中において投影用ランプ31が耐用寿命に至るのを確実に回避することができる。これにより、遊技中に画像Gが突然非表示となる事態を確実に回避することができる。加えて、このパチンコ機1によれば、投影用ランプ31が使用限度状態に至ったと判別したときに、点灯制御部33が投影用ランプ31の光量を低下させることにより、投影用ランプ31の交換完了に先立っての球切れを一層確実に回避することができると共に、光量の低下によって投影用ランプ31の交換を促すこともできる。 【0037】なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、積算部32によって積算された投影用ランプ31の点灯回数および点灯時間に基づいて投影用ランプ31が使用限度状態に至ったか否かを点灯制御部33が判別する構成について説明したが、例えば投影用ランプ31によって出射された投影光Bの光量を測定する光センサ(本発明における光量測定部)を例えばスクリーンフィルム22のフレネルレンズ24側の一面上に設け、この光センサによって測定された光量が規定光量を下回ったときに、点灯制御部33が、投影用ランプ31が使用限度状態に至ったと判別する構成を採用することもできる。この場合、プロジェクタユニット21に内蔵のランプ(投影用ランプ31など)は、点灯回数および点灯時間の増加に応じて、その出射光の光量が低下する。したがって、上記したように光センサによって投影用ランプ31による投影光Bの光量を測定し、その測定した光量と、耐用寿命状態における光量に基づいて規定した規定光量との双方を比較することにより、投影用ランプ31が使用限度状態に至ったか否かを判別することができる。この場合、光センサの配設場所については、画像Gの投影を妨げない位置に規定する。 【0038】また、光量の測定手段は光センサに限定されるものではなく、例えば、店内監視用の監視カメラによって撮像した画像に基づいて、各パチンコ機1,1・・の投影用ランプ31による投影光Bの光量を測定することもできる。さらに、前述した本発明の実施の形態において例示した点灯回数および点灯時間に基づく判別処理と、上記した投影用ランプ31の光量に基づく判別処理とを並行して行うこともできる。この構成を採用した場合、投影用ランプ31の球切れをより確実に回避することができる。加えて、点灯回数、点灯時間および光量などに基づく判別処理に限らない。例えば、投影用ランプ31に供給されている電源の電流値が所定電流値に達したときに、本発明におけるランプの動作状態が予め規定した所定の条件を満たしたものとして、投影用ランプ31の交換を促す各種処理を行うこともできる。 【0039】また、本発明の実施の形態では、点灯制御部33によって投影用ランプ31が使用限度状態に至ったと判別されたときに、パチンコ機1の遊技盤11(画像Gの一部)や管理装置CPのモニタに警告メッセージを表示させると共に警告音を出力する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、パチンコ機1の飾りランプ8,8(図2参照)や、球切れ警告専用のランプ(図示せず)を点灯制御したり、所定の点滅パターンで点滅制御したりすることで投影用ランプ31が使用限度状態に至った旨を報知することもできる。この構成によれば、例えば開店時間中に投影用ランプ31が使用限度状態に至ったとしても、遊技者に対して不安を与えることなく、投影用ランプ31が使用限度状態に至った旨を確実に報知することができる。加えて、本発明の実施の形態に示した耐用寿命および使用限度状態は一例であって、投影用ランプによって耐用寿命が異なるため、その耐用寿命に対して使用限度状態(所定の条件)を適宜規定することができる。さらに、投影用ランプ31の交換を促すための各種処理については、警告信号Sを入力した主制御部6が集中的に行うことができるのは勿論である。 【0040】 【発明の効果】以上のように、本発明に係るパチンコ機によれば、画像投影用のランプについての使用状態または動作状態が所定条件(例えば、耐用寿命に基づいて規定された使用限度状態に至ったとき)を満たしたときに所定の報知信号を出力する報知信号出力手段を備えたことにより、ランプ交換を促すことができるため、ランプが耐用寿命に至る以前に新たなランプに交換することができる。したがって、遊技中におけるランプの球切れを回避することができ、各種画像を確実に継続して表示させることができる。また、ランプの定期的な交換によって球切れを回避する方法とは異なり、ランプを耐用寿命間際まで使用できるため、パチンコ機のランニングコストを十分に低減することができる。さらに、管理者による人的管理とは異なり、ランプの交換忘れを回避できるため、その球切れを確実に回避することができる。また、ランプの点灯回数および点灯時間の少なくともいずれか一方を含む点灯歴、またはランプの光量に基づいて所定条件を満たしたか否かを判別することにより、ランプの適正な交換時期を判別することができる。さらに、所定条件を満たした旨のメッセージの遊技盤への投影、飾りランプまたは報知専用ランプの点灯制御または点滅制御による報知、および音声による報知を採用したことにより、ランプの交換を確実に促すことができる。加えて、報知信号出力手段によって所定の報知信号が出力されたときにランプの光量を低下させることにより、ランプの交換完了に先立っての球切れを一層確実に回避することができる。 【0041】また、本発明に係るパチンコシステムによれば、各パチンコ機の遊技中におけるランプの球切れを有効に回避しつつ、球切れが発生したときには、迅速にランプを交換し得るパチンコシステムを実現することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002369 【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿2丁目4番1号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095728 【弁理士】 【氏名又は名称】上柳 雅誉 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−220194(P2003−220194A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−24344(P2002−24344) |
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