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【発明の名称】 遊技機の表示装置
【発明者】 【氏名】村山 直樹

【要約】 【課題】図柄変動部材の変動表示内容に合わせた表示を立体的に遊技者の視覚に伝えることができ、遊技者の視覚に強烈な表示を伝えることができる安価な遊技機の表示装置を提供する。

【解決手段】第1枠部材31、第2枠部材32、第3枠部材33、第1ステージ部材34、第2ステージ部材35およびワープルート21を射出成形金型により成形してパチンコ遊技機10毎に共通化し、図柄表示装置13の表示画面24の変動表示内容を表現した天飾り36、42、55、64、71のみをパチンコ遊技機10の機種に応じて成形する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技機に設けられ、複数の図柄群が変動表示される図柄変動部材が組み込み可能な枠部材を備えた表示装置において、前記枠部材は、前記図柄変動部材の変動表示内容を表現した飾り部材を有し、前記飾り部材が前記枠部材と別体に設けられたことを特徴とする遊技機の表示装置。
【請求項2】前記枠部材は、前記図柄変動部材が組み込み可能な開口部を有し、前記枠部材は、前記開口部の上部に装着される天飾りからなることを特徴とする請求項1記載の遊技機の表示装置。
【請求項3】前記飾り部材は、前記変動表示内容を表現した装飾部と、前記装飾部を支持して前記枠部材に装着する台枠部とからなることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機の表示装置。
【請求項4】前記飾り部材は、前記枠部材の側面に装着され、遊技球を前記開口部の下方に案内する通路部材および前記開口部の下方に設けられ、前記通路部材からの遊技球が案内されるステージ部材の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項1または3記載の遊技機の表示装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の表示装置に関し、詳しくは、遊技盤に設けられ、複数の図柄群が変動表示される図柄変動部材が組み込み可能な枠部材を備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機に代表される遊技機においては、図柄の変動遊技を行なうための図柄変動部材を備えた表示装置が遊技盤に装着されており、遊技球の始動入賞に応じて図柄変動部材によって表示される数字や絵柄等の特別図柄を変動表示し、その特別図柄が所定の態様で停止した場合に、遊技者に有利な大当りである特別遊技状態に移行するようになっている。
【0003】また、図柄変動部材には特別図柄の変動に合わせて様々な変動表示内容(演出)が表示されるようになっており、例えば、図柄変動部材が液晶表示画面から構成される場合には、任意のキャラクタによる演出を行なったり、図柄変動部材が機械的駆動による回転するドラム式のものにあっては、ドラムに描かれた図柄の種類、図柄の回転方向や回転速度を変化させることにより演出を行なうようになっている。
【0004】一方、上述した表示装置は、図柄変動部材を樹脂性の枠部材に組み込んだものから構成されており、この表示装置が遊技盤に装着されるようになっている。
【0005】この表示装置にあっては、溶融樹脂を射出金型用の金型に流し込んで製作しているが、機種毎に新たな金型を起こして枠部材を製作するには、製造コストの上昇を招来してしまう(1機種の生産台数は、通常、数千台から数万台)ため、枠部材の形状を同じにして、枠部材の色合いを変えたり、図柄変動部材の変動表示内容を表わすシールを枠部材に貼付する等して図柄変動部材で表示される変動表示内容と枠部材のイメージが少しでも一体化するように工夫し(例えば、お化け屋敷をイメージした遊技機にあっては、枠部材をお化けをイメージする色合いにしたり、お化けの絵が描かれたシールを用いる)、機種毎に新たに金型を起こすのを不要にして表示装置のコストが上昇するのを防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の遊技機の表示装置にあっては、図柄変動部材で表示される変動表示内容と枠部材のイメージが少しでも一体化するように、枠部材の色合いを変えたり、図柄変動部材の変動表示内容を表わすシールを枠部材に貼付する等しているが、色合いを変えたり、シールを貼付した程度では、近年の遊技者は変動表示内容を満足することができないという問題があった。
【0007】具体的には、枠部材の色合いを変えたり、枠部材にシールを貼付したものは、全て平面的に変動表示内容を表わすものであり、遊技者は変動表示内容を強烈に感じることができず、遊技者の視覚に十分に伝わらない。
【0008】そこで本発明は、図柄変動部材の変動表示内容に合わせた表示を立体的に遊技者の視覚に伝えることができ、遊技者の視覚に強烈な表示を伝えることができる安価な遊技機の表示装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機の表示装置は、上記課題を解決するために、遊技機に設けられ、複数の図柄群が変動表示される図柄変動部材が組み込み可能な枠部材を備えた表示装置において、前記枠部材は、前記図柄変動部材の変動表示内容を表現した飾り部材を有し、前記飾り部材が前記枠部材と別体に設けられたことを特徴としている。
【0010】このような構成により、枠部材を金型で成形して機種毎に共通化し、図柄変動部材の変動表示内容を表現した飾り部材のみを機種に応じて成形することにより、表示装置の印象を機種毎に簡単に変更することができ、表示装置のコストが上昇するのを防止することができる。
【0011】また、飾り部材を機種に応じて選択して枠部材に装着することにより、図柄変動部材の変動表示内容に合わせた表示を立体的に遊技者に伝えることができ、遊技者の視覚に強烈に表示を伝えることができる。
【0012】また、本発明の遊技機の表示装置は、前記枠部材は、前記図柄変動部材が組み込み可能な開口部を有し、前記枠部材は、前記開口部の上部に装着される天飾りからなることを特徴としている。
【0013】このような構成により、飾り部材を、遊技者の注目が集まり易い天飾りから構成したので、表示装置の全体の印象を簡単に変更し、図柄変動部材の変動表示内容に合わせた表示をより一層強烈に遊技者の視覚に伝えることができる。
【0014】また、本発明の遊技機の表示装置は、前記飾り部材は、前記変動表示内容を表現した装飾部と、前記装飾部を支持して前記枠部材に装着する台枠部とからなることを特徴としている。
【0015】このような構成により、台枠部の背面に設けた発光部材の利用の幅を広げることができる。例えば、装飾部が「忠臣蔵」という3つの文字からなる場合には、装飾部が装着される台枠部に「忠」「臣」「蔵」の3つの文字に対応する3つの窓を設け、この窓を通して3つの発光部材を個々に発光して「忠」「臣」「蔵」という文字を個々に照射すれば、「忠」「臣」「蔵」をそれぞれ光らせることができ、装飾部に応じた点灯表示を行なうことができる。
【0016】また、装飾部が装着される台枠部が薄い板状のものであれば、装飾部を通して「忠臣蔵」という文字全体に照射すれば、「忠臣蔵」全体を光らせることができ、3つの文字を別々に光らせるものとは異なった点灯表示を行なうことができる。
【0017】また、本発明の遊技機の表示装置は、前記飾り部材は、前記枠部材に側面に装着され、遊技球を前記開口部の下方に案内する通路部材および前記開口部の下方に設けられ、前記通路部材からの遊技球が案内されるステージ部材の少なくとも一方からなることを特徴としている。
【0018】このような構成により、枠部材を金型で成形して機種毎に共通化し、通路部材およびステージ部材の一方または両方を機種に応じて成形することにより、表示装置の印象を機種毎に簡単に変更することができ、表示装置のコストが上昇するのを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】図1〜図13は本発明に係る遊技機の表示装置の一実施形態を示す図であり、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合を示している。
【0021】まず、このパチンコ遊技機の全体の概略構成について説明すると、図1において、パチンコ遊技機10の前面側には遊技盤11が着脱可能に取り付けられており、この遊技盤11はパチンコ遊技機10の前面側で透明な窓板に覆われた略円形の遊技領域11aを形成する。
【0022】遊技盤11の下部には遊技球を収容する図示しない公知の球受け皿および遊技者によって回動操作されるハンドルが設けられており、ハンドルの操作量に応じて図示しない球発射装置が作動し、遊技盤11の遊技領域11a内に順次遊技球を発射するようになっている。
【0023】また、遊技盤11には遊技領域11aを取り囲むとともに遊技球の発射通路12を形成する内外のガイドレール12a、12bが設けられており、遊技領域11aの略中央部上側寄りには図柄表示装置13が装着されている。
【0024】また、遊技盤11の遊技領域11aのうち図柄表示装置13の周囲には、複数の入賞口からなる始動入賞口14、袖入賞口15A、15B、落とし入賞口16A、16Bおよび大入賞口17と、通過ゲート18と、左右の風車19A、19Bと、19C、19Dと、左右の装飾用ランプ20A、20Bとがそれぞれ設けられている。
【0025】また、発射通路12の上端部は遊技盤11の遊技領域11aの天側左方に位置しており、遊技領域11a内に発射された遊技球は遊技領域11aに配された多数の遊技くぎ(図示略)に弾かれながら、例えば図柄表示装置13の上方から左右一方側に流下する。
【0026】そして、図柄表示装置13の側部に位置するワープルート入口部21A、21Bの何れから図柄表示装置13の下部のステージ22に流下し、あるいは、図柄表示装置13の側方で風車19Bまたは19Dに当接する等して図柄表示装置13内に入ることなく流下して、始動入賞口14、袖入賞口15A、15B、落し入賞口16A、16B、大入賞口17の何れかに入るか、通過ゲート18を通過して、あるいは、それらから外れて遊技領域11aの最下端に設けられたアウト口23に入る。
【0027】ここで、始動入賞口14は可動片14a、14bを左右方向に開閉動作させるチューリップ式のものから構成されており、その入口幅を拡大縮小することができるようになっている。また、袖入賞口15A、15Bおよび落し入賞口16Aおよび16Bは一般入賞口である。
【0028】これら始動入賞口14や袖入賞口15A、15Bおよび落とし入賞口16A、16Bに遊技球が入賞すると、入賞した1個の遊技球に対して所定数の賞球(景品球)が払い出される。
【0029】また、図柄表示装置13は図柄変動部材としての表示画面24を備えており、この表示画面24は画像信号入力に基づいて任意の画像を表示するもので、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(陰極線管)またはプラズマディスプレイ等によって構成されている。また、表示画面24は、遊技球の始動入賞口14への入賞時に、予め定められた数字やマークなどの特別図柄をその画面上で変動表示するとともに、それら特別図柄を所定の停止態様で停止させるようになっている。
【0030】大入賞口17は、この図柄表示装置13での特別図柄の変動停止態様が特定の当り図柄の組合せを構成しているか否かに応じて作動し、開閉板17aを前後方向に開閉しながら、最大開口幅の入賞口を形成するものである。
【0031】具体的には、図柄表示装置13が特別図柄(左図柄N1、中図柄N2、右図柄N3)の変動を開始した後、左図柄N1、右図柄N3、中図柄N2の順に異なるタイミングで特別図柄N1〜N3を停止させ、その停止図柄の組合せが所定の賞態様(例えば、7、7、7のような同一図柄が揃う組合せ)となったとき、通常遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技の状態、所謂、大当り遊技状態に移行し、大入賞口17の開閉板17aはその開放動作時間が所定時間に達するか、所定球数の入賞球が発生するまでを1回の周期として開放(開閉)動作され、その扉開放状態で遊技球を大入賞口17内に導入するようになっている。
【0032】また、表示画面24は、所定の条件で、いわゆるリーチ状態が発生する可能性が通常より高いことを予告したり、大当たり信頼度(大当たりとなる確率)が非常に高いリーチ状態となることを予告したりする表示、所謂、演出(本実施形態では、表示画面24の変動表示内容という)を行うようになっている。
【0033】ここで、リーチ状態とは、所定の賞態様が構成される直前の特別図柄の変動状態、最終停止図柄である中図柄N2を残して、第1停止図柄である左図柄N1と第2停止図柄である右図柄N3とが同一の数字または絵柄となって揃った状態をいう。また、当たり信頼度が非常に高いリーチ状態とは、前記所定の賞態様が構成される可能性が通常より数倍高いことを意味し、例えば信頼度100%のプレミアムリーチがこれに相当する。なお、これらの表示画面24の表示制御は主制御回路や表示画面制御回路によって行なわれるが、本実施形態では、詳細の説明は略す。
【0034】次に、図柄表示装置13の構成を図2〜図6に基づいて説明する。
【0035】図2、図3において、図柄表示装置13は第1枠部材31を備えており、この第1枠部材31の内周部側面には上部にワープルート21A、21Bが形成されたワープルート(通路部材)21が取付けられ、第1枠部材31は遊技盤11から図1中、手前側の遊技者側に位置している。
【0036】この第1枠部材31の背面には第2枠部材32が図示しないネジによって取付けられており、この第2枠部材32と第1枠部材31の間の下部にはステージ22を構成する第1ステージ部材34および第2ステージ部材35が設けられている。
【0037】第1ステージ部材34は図示しないネジによって第2枠部材32側に取付けられており、この第1ステージ部材34にはワープルート21を案内されて落下してくる遊技球が図1中、左右面上で移動可能なステージ面34aと、左右延在方向中央部に設けられ、ステージ面34aで左右に移動する遊技球が落下したときに第2ステージ部材35に案内する案内溝34aとを備えている。
【0038】第2ステージ部材35は図示しないネジによって第1枠部材31側に取付けられており、第2ステージ部材35には案内溝34aから移動する遊技球を第1枠部材31に形成された落とし穴31aに案内する落とし穴35aが形成されている。
【0039】なお、第1枠部材31の落とし穴31aから落下した遊技球は始動入賞口14、大入賞口17の何れかに入るか、通過ゲート18を通過して、あるいは、それらから外れてアウト口23に入る。
【0040】また、第2枠部材32の背面には図示しないネジによって第3枠部材33が取付けられており、この第3枠部材33は図示しないネジによって遊技盤11に固定されている。したがって、第1、2、3枠部材31、32、33は遊技盤11から図1中、手前側に突出している。
【0041】また、第1、2、3枠部材31、32、33のそれぞれには開口部31b、32a、33aが形成されており、表示画面24はこの開口部33a、32a、31bを通して第1、2、3枠部材31、32、33に組み込まれるようになっている。
【0042】また、表示画面24の上部には天飾り(飾り部材)36が固定されており、この天飾り36は図6に示すように「忠臣蔵」という文字が形成されたプレートからなる装飾部37とこの装飾部37を支持する台枠部38とから構成されている。
【0043】具体的には、台枠部38には嵌合溝38dが形成されており、この嵌合溝38dに装飾部37の背面に形成された図示しない嵌合突起が嵌合することにより、装飾部37と台枠部38が一体化されるようになっている。
【0044】また、第1枠部材31の上部には嵌合穴31cが形成されており、この嵌合穴31cに装飾部37の嵌合突起が嵌合溝38dを介して嵌合されることにより、天飾り36が第1枠部材31に取付けられる。なお、この取付けには接着剤等を用いることにより天飾り36を第1枠部材31に強固に固定しても良く。このような嵌合方法ではなく、ネジや釘等を用いても良い。
【0045】また、台枠部38には3つの窓38a、38b、38cが形成されており、この窓38a〜38cは第1枠部材31の上部に形成された開口部31dの開口領域内に位置するようになっている。また、開口部38a〜38cは装飾部37の「忠」「臣」「蔵」の文字のそれぞれに対応している。
【0046】この開口部31d内には図7に示すように9つのLED39が設けられており、このLED39は各窓38a〜38cにそれぞれ3つずつ設けられており、開口部31dを通して装飾部37の「忠」「臣」「蔵」の文字のそれぞれを3つのLED39で点灯表示するようになっている。
【0047】なお、図4は天飾り36が装着されていない状態の図柄表示装置13の正面図を示し、図5は天飾り36が装着された状態の図柄表示装置13の正面図を示す。また、図7において黒点で示すものは、遊技盤11の遊技領域11aに設けられた各種点灯用のLEDである。
【0048】次に、図8〜図11に基づいて他の飾り部材の構成を説明する。
【0049】図8において、同図(a)に示すように装飾部は「ドキドキステーション」という文字が形成された文字プレート41からなり、同図(b)に示すようにこの文字プレート41は図6(a)に示す台枠部38に取付けられることにより、天飾り42が構成されるようになっている。
【0050】図9において、同図(a)に示すように台枠部38と異なる形状で、かつ窓が形成されていない台枠部51には、同図(b)に示すように「釣りっ娘るあちゃん」という文字が形成された装飾部52が取付けられるようになっており、この装飾部52の右側には嵌合部52aが形成されている。
【0051】この嵌合部52aは同図(c)に示すように女の娘の髪型の形状をした髪プレート53および女の娘の上半身の形状をした人形プレート54を一体化したものと略同形状をしており、髪プレート53と人形プレート54を嵌合部52aに嵌合することにより、天飾り55が構成される(同図(d)参照)。なお、髪プレート53および人形プレート54も装飾部を構成している。
【0052】図10において、同図(a)に示すように台枠部51に嵌合される装飾部61は「パワフル球」という文字の形状からなる嵌合部61aが形成されており、この嵌合部61aは同図(b)に示すように「パワフル球」という文字の形状をした文字プレート62および「ハ」の半濁音を疑似的に表わす球の形状をした球プレート63を一体化したものと略同形状に形成され、文字プレート62と球プレート63を嵌合部61aに嵌合することにより、天飾り64が構成される(同図(c)参照)。なお、本実施形態では、文字プレート62とプレート63も装飾部を構成している。
【0053】図11において、天飾り71はお化け屋敷や堤灯が描かれているお化け屋敷を表わした形状をしており、台枠部と装飾部が一体化している。
【0054】次に、作用を説明する。
【0055】本実施形態では、第1枠部材31、第2枠部材32、第3枠部材33、第1ステージ部材34、第2ステージ部材35およびワープルート21が枠部材を構成しており、射出成形金型により成形されている。
【0056】そして、これら各部材を組み立てて開口部31b、32a、33aに表示画面24を組み付けることにより、図柄表示装置13が構成されている。なお、この状態では、図4に示すように表示画面24の上部に天飾りが取付けられていない。
【0057】本実施形態では、パチンコ遊技機10の機種が忠臣蔵であれば、第1〜第3枠部材31〜33に組み込む表示画面24は、特別図柄の変動表示時の特別図柄、リーチ時の演出、リーチ無しの演出を表示する際に忠臣蔵に関するキャラクタや情景が表示されるものを選択する。
【0058】このとき、「忠臣蔵」の文字の形状をした装飾部37と台枠部38を一体化し、表示画面24の上部に位置する開口部31dの周囲に取付ける。すなわち、本実施形態では、表示画面24の変動表示内容に合わせた天飾り36を用いることにより、表示画面24の変動表示内容を文字で立体的に表現することができる。
【0059】また、遊技中にLED39を窓38a、38b、38cの順に3つずつ点灯して、「忠」「臣」「蔵」という3つの文字を順番に点灯することにより、リーチ状態が発生する可能性が通常より高いことを予告したり、大当たり信頼度が非常に高いリーチ状態となることを予告したりするようにしても良い。
【0060】また、パチンコ遊技機10の機種として、女子高生が駅でいろいろなアクションを行なう「ドキドキステーション」であれば、第1〜第3枠部材31〜33に組み込む表示画面24は、特別図柄の変動表示時の特別図柄、リーチ時の演出、リーチ無しの演出を表示する際に女子高生およびそれに関係するキャラクタや駅の情景が表示されるものを選択する。
【0061】このとき、「ドキドキステーション」という文字プレート41を台枠部38に取付けて一体化し、表示画面24の上部に位置する開口部31dの周囲に取付ける。
【0062】すなわち、本実施形態では、表示画面24の変動表示内容に合わせた天飾り42を用いることにより、表示画面24の変動表示内容を文字で立体的に表現することができる。
【0063】また、遊技中にLED39を窓38a、38b、38cの順に3つずつ点灯して、「ステ」「ーシ」「ョン」という3つの文字を順番に点灯することにより、リーチ状態が発生する可能性が通常より高いことを予告したり、大当たり信頼度が非常に高いリーチ状態となることを予告したりするようにしても良い。
【0064】また、パチンコ遊技機10の機種が「釣りっ娘るあちゃん」という「るあちゃん」というキャラクタが釣りを行なうものであれば、第1〜第3枠部材31〜33に組み込む表示画面24は、特別図柄の変動表示時の特別図柄、リーチ時の演出、リーチ無しの演出を表示する際に魚の種類や釣りの情景、状態(どんな種類の魚が釣れた、逃したか等)が表示されるものを選択する。
【0065】このとき、髪プレート53と人形プレート54を一体化して嵌合部52aに嵌合して髪プレート53と人形プレート54を装飾部52に取付けた後、装飾部52を台枠部51に取付けることにより構成された天飾り55を表示画面24の上部に位置する開口部31dの周囲に取付ける(図12参照)。
【0066】すなわち、本実施形態では、表示画面24の変動表示内容に合わせた天飾り55を用いることにより、表示画面24の変動表示内容を文字で立体的に表現することができる。
【0067】また、「釣りっこ娘るあちゃん」の台枠部51には開口部が形成されていないため、遊技中に9つのLED39を一斉に点灯して、「釣りっこ娘るあちゃん」という文字を一斉に点灯することにより、リーチ状態が発生する可能性が通常より高いことを予告したり、大当たり信頼度が非常に高いリーチ状態となることを予告したりするようにしても良い。
【0068】また、パチンコ遊技機10の機種が「パワフル球」という野球少年のキャラクタが野球を行なうものであれば、第1〜第3枠部材31〜33に組み込む表示画面24は、特別図柄の変動表示時の特別図柄、リーチ時の演出、リーチ無しの演出を表示する際に野球に関係するキャラクタや球場が表示されるものを選択する。
【0069】このとき、文字プレート62と球プレート63を一体化して嵌合部61aに嵌合して文字プレート62と球プレート63を装飾部61に取付けた後、装飾部61を台枠部51に取付けることにより構成された天飾り64を表示画面24の上部に位置する開口部31dの周囲に取付ける。
【0070】すなわち、本実施形態では、表示画面24の変動表示内容に合わせた天飾り55を用いることにより、表示画面24の変動表示内容を文字で立体的に表現することができる。
【0071】また、「パワフル球」の台枠部51には開口部が形成されていないため、遊技中に9つのLED39を一斉に点灯して、「パワフル球」という文字を一斉に点灯することにより、リーチ状態が発生する可能性が通常より高いことを予告したり、大当たり信頼度が非常に高いリーチ状態となることを予告したりするようにしても良い。
【0072】最後に、パチンコ遊技機10の機種が「お化け屋敷」というお化けのキャラクタが登場するものであれば、第1〜第3枠部材31〜33に組み込む表示画面24は、特別図柄の変動表示時の特別図柄、リーチ時の演出、リーチ無しの演出を表示する際にお化けに関係するキャラクタやお化け屋敷が表示されるものを選択する。
【0073】このとき、天飾り71をそのまま表示画面24の上部に位置する開口部31dの周囲に取付ける(図13参照)。
【0074】すなわち、本実施形態では、表示画面24の変動表示内容に合わせた天飾り71を用いることにより、表示画面24の変動表示内容を文字で立体的に表現することができる。
【0075】また、「お化け屋敷」の天飾り71には開口部が形成されていないため、遊技中に9つのLED39を一斉に点灯して、お化けが描かれた部分を一斉に点灯することにより、リーチ状態が発生する可能性が通常より高いことを予告したり、大当たり信頼度が非常に高いリーチ状態となることを予告したりするようにしても良い。
【0076】このように本実施形態では、第1枠部材31、第2枠部材32、第3枠部材33、第1ステージ部材34、第2ステージ部材35およびワープルート21を射出成形金型により成形してパチンコ遊技機10毎に共通化し、図柄表示装置13の表示画面24の変動表示内容を表現した天飾り36、42、55、64、71のみをパチンコ遊技機10の機種に応じて成形することにより、図柄表示装置13の印象を機種毎に簡単に変更することができ、図柄表示装置13のコストが上昇するのを防止することができる。
【0077】また、天飾り36、42、55、64、71をパチンコ遊技機10の機種に応じて選択して第1〜3枠部材31〜33に装着することにより、表示画面24の変動表示内容に合わせた表示を立体的に遊技者に伝えることができ、遊技者の視覚に強烈に表示を伝えることができる。
【0078】また、本実施形態では、飾り部材を遊技者の注目が集まり易い天飾り36、42、55、64、71から構成したので、図柄表示装置13の全体の印象を簡単に変更し、表示画面24の変動表示内容に合わせた表示をより一層強烈に遊技者の視覚に伝えることができる。
【0079】また、本実施形態では、天飾り36、42、55、64を、変動表示内容を表現した装飾部37、文字プレート41、装飾部52、文字プレート62と、文字プレート41、装飾部52、文字プレート62を支持して第1枠部材31に装着する台枠部38、51とから構成したため、台枠部38、51の背面に設けたLED39の利用の幅を広げることができる。
【0080】例えば、「忠臣蔵」という3つの文字からなる装飾部37を用いる場合には、「忠」「臣」「蔵」という文字を個々に点灯すれば、「忠」「臣」「蔵」をそれぞれ光らせることができ、装飾部37に応じた点灯表示を行なうことができる。
【0081】また、台枠部51に窓がない場合には、台枠部51を通して「釣りっ娘るあちゃん」という文字全体を点灯すれば、「釣りっ娘るあちゃん」全体を光らせることができ、3つの文字を別々に光らせるものとは異なった点灯表示を行なうことができる。
【0082】なお、本実施形態では、第1枠部材31、第2枠部材32、第3枠部材33、第1ステージ部材34、第2ステージ部材35およびワープルート21を共通化しているが、第1ステージ部材34と第2ステージ部材35を組み合わせたものおよびワープルート21の一方または両方を飾り部材として用いても良い。
【0083】このようにした場合には、図柄表示装置13の印象を機種毎に簡単に変更することができ、図柄表示装置13のコストが上昇するのを防止することができる。
【0084】なお、本実施形態では、図柄表示部材を表示画面から構成しているが、図柄変動部材を、機械的駆動により回転するドラム式のものから構成しても良い。
【0085】この場合には、図柄変動部材の変動表示内容を表現する手段として、ドラムに描かれた図柄の種類で演出したり(図柄を魚の絵や「るあちゃん」にしたり、忠臣蔵の登場人物に関係するキャラクタにしたり等)、図柄の回転方向や回転速度を変化させるようにすれば良い。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、枠部材を金型で成形して機種毎に共通化し、図柄変動部材の変動表示内容を表現した飾り部材のみを機種に応じて成形することにより、表示装置の印象を機種毎に簡単に変更することができ、表示装置のコストが上昇するのを防止することができる。
【0087】また、飾り部材を機種に応じて選択して枠部材に装着することにより、図柄変動部材の変動表示内容に合わせた表示を立体的に遊技者に伝えることができ、遊技者の視覚に強烈に表示を伝えることができる。
【出願人】 【識別番号】598098526
【氏名又は名称】アルゼ株式会社
【出願日】 平成14年1月31日(2002.1.31)
【代理人】 【識別番号】100072604
【弁理士】
【氏名又は名称】有我 軍一郎
【公開番号】 特開2003−220192(P2003−220192A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2002−24228(P2002−24228)