| 【発明の名称】 |
弾球遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡田 日出男 【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内
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| 【要約】 |
【課題】大当たり態様の判断対象を複数の異種類の図柄で構成することで図柄変動に変化をもたせ、演出効果を更に向上させることが可能な弾球遊技機を提供する。
【解決手段】図柄を変動表示可能な図柄表示手段15と、所定の図柄始動手段が遊技球を検出することに基づいて図柄表示手段15に図柄を変動表示させる図柄制御手段と、図柄表示手段15の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段とを備えた弾球遊技機で、図柄表示手段15は図柄として遊技図柄28a,28bとその背景図柄27とを変動表示可能であり、大当たり態様を、遊技図柄28a,28bと背景図柄27との所定の組み合わせにより構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄を変動表示可能な図柄表示手段(15)と、所定の図柄始動手段(17)が遊技球を検出することに基づいて前記図柄表示手段(15)に前記図柄を変動表示させる図柄制御手段(62)と、前記図柄表示手段(15)の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(46)とを備えた弾球遊技機において、前記図柄表示手段(15)は前記図柄として遊技図柄(28a)(28b)とその背景図柄(27)とを変動表示可能であり、前記大当たり態様を、前記遊技図柄(28a)(28b)と前記背景図柄(27)との所定の組み合わせにより構成したことを特徴とする弾球遊技機。 【請求項2】 前記遊技図柄(28a)(28b)及び前記背景図柄(27)を夫々複数種類備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 【請求項3】 前記遊技図柄(28a)(28b)の停止タイミングと、前記背景図柄(27)の停止タイミングとを異ならせたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。 【請求項4】 前記遊技図柄(28a)(28b)の数と前記背景図柄(27)の数とを異ならせたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項5】 前記各遊技図柄(28a)(28b)と前記各背景図柄(27)との間に所定の対応関係を持たせたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項6】 前記遊技図柄(28a)(28b)と前記背景図柄(27)との少なくとも一方は、全ての背景図柄(27)又は遊技図柄(28a)(28b)に対応するオールマイティー遊技図柄又はオールマイティー背景図柄を含むものであることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。 【請求項7】 前記大当たり態様とするか否かを抽選する抽選手段(44)を備えた主制御基板(32)と、前記遊技図柄(28a)(28b)及び前記背景図柄(27)の図柄表示データを記憶する図柄表示データ記憶手段(64)を備えた副制御基板(33)とを別々の基板で構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項8】 前記図柄制御手段(62)は、前記遊技図柄(28a)(28b)と前記背景図柄(27)との何れか一方を略停止させた状態で他方を変動させる変動パターン(A)〜(F)を記憶した変動パターン記憶手段(63)を備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項9】 前記変動パターン記憶手段(63)に、前記背景図柄(27)を前記遊技図柄(28a)(28b)よりも先に略停止させる変動パターン(A)(C)(E)と、前記遊技図柄(28a)(28b)を前記背景図柄(27)よりも先に略停止させる変動パターン(B)(D)(F)とを共に記憶させたことを特徴とする請求項8に記載の弾球遊技機。 【請求項10】 前記図柄表示手段(15)の変動後の停止図柄が大当たり態様となる場合には、前記背景図柄(27)を前記遊技図柄(28a)(28b)よりも先に略停止させる変動パターン(A)(C)(E)の選択率を、前記遊技図柄(28a)(28b)を前記背景図柄(27)よりも先に略停止させる変動パターン(B)(D)(F)の選択率よりも高く又は低くしたことを特徴とする請求項9に記載の弾球遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、複数個の遊技図柄を変動表示可能な液晶式等の図柄表示手段を備え、例えば所定の始動手段が遊技球を検出することを条件に、図柄表示手段上に所定の変動パターンに従って遊技図柄を変動表示すると共に、その変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様となった場合に、可変入賞手段を所定時間開放するなど、遊技者に有利な利益状態を発生させるようになっている。 【0003】また、図柄表示手段は、例えば所定の背景画像の前側に、数字図柄やキャラクター図柄等よりなる複数、例えば左右方向に配置された3個の遊技図柄を変動表示するようになっており、また大当たり態様か否かはそれら複数の遊技図柄が全て同じ図柄、例えば「7・7・7」等で停止したか否かで判断されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機では、同種の遊技図柄を例えば左右方向に並べて配置すると共に、それらを略同様に変動させ、それら複数の遊技図柄の停止図柄が全て一致した場合に大当たりとするようになっているため、図柄変動が単調になりがちで、演出効果を十分に高めることができない欠点があった。その欠点を補うために、従来は所定のキャラクターを登場させて図柄変動にストーリー性を持たせるなど、演出効果を高める工夫がなされているが、大当たり態様の判断対象自体が変わらないためにその演出効果の向上にも自ずと限界があった。 【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み、大当たり態様の判断対象を複数の異種類の図柄で構成することで図柄変動に変化をもたせ、演出効果を更に向上させることが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、図柄を変動表示可能な図柄表示手段15と、所定の図柄始動手段17が遊技球を検出することに基づいて前記図柄表示手段15に前記図柄を変動表示させる図柄制御手段62と、前記図柄表示手段15の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段46とを備えた弾球遊技機において、前記図柄表示手段15は前記図柄として遊技図柄28a,28bとその背景図柄27とを変動表示可能であり、前記大当たり態様を、前記遊技図柄28a,28bと前記背景図柄27との所定の組み合わせにより構成したものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、1は遊技機本体で、矩形枠状の外枠2と、外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側に、前枠3に開閉自在に枢着されたガラス扉5と前面板6とが配置されている。前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設けられている。 【0008】遊技盤4には、図2に示すように、発射手段9から発射された遊技球を案内するガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に、液晶表示手段13、第1図柄表示手段14、第2図柄表示手段15、第1図柄始動手段16、第2図柄始動手段17、可変入賞手段18、普通入賞手段19〜21等の各種遊技部品が配置されている。 【0009】液晶表示手段13は、遊技盤4に前側から装着された表示ケース22と、この表示ケース22の略中央に配置された液晶表示部23とを備えており、表示ケース22の上部側に第1図柄表示手段14が設けられている。液晶表示部23は、第2図柄表示手段15を構成すると共に、遊技者に対して通常のデモ画像、その他遊技画像等を表示可能となっている。 【0010】第1図柄表示手段14は1個又は複数個、例えば1個の第1図柄を変動表示可能であり、通過ゲート等よりなる第1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、その第1図柄が乱数制御等により所定時間変動して停止するようになっている。 【0011】第1図柄は、上下方向又は左右方向のスクロール等によって変動し、変動後に当たり態様(所定種類の図柄)又はそれ以外の外れ態様で停止する。第1図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他を適宜使用可能であり、この実施形態では、0〜9までの数字図柄が用いられている。 【0012】第2図柄始動手段17は、開閉自在な左右一対の開閉爪17aを備えた可変作動式の電動式チューリップ等により構成され、第1図柄表示手段14の変動後の第1図柄が当たり態様となって第1利益状態が発生したときに一対の開閉爪17aが所定時間開状態に作動するようになっている。 【0013】第2図柄表示手段15は、図3に示すように、1又は複数個、例えば1個の背景図柄27と、1又は複数個、例えば2個の遊技図柄28a,28bとよりなる第2図柄を、各図柄毎に変動表示可能となっている。なお、遊技図柄28a,28bは、夫々遊技図柄表示領域29a,29b内で個別に変動表示可能となっているが、遊技図柄表示領域29a,29bの配置は任意であり、例えば1つの遊技図柄表示領域内で2個の遊技図柄28a,28bを変動表示するようにしてもよい。 【0014】また、本実施形態では、1個の背景図柄と2個の遊技図柄28a,28bを設け、背景図柄27の個数と遊技図柄28a,28bの個数とを異ならせているが、両者の個数は同数であってもよい。 【0015】各第2図柄27,28a,28bは、第2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に、例えば背景図柄27が上下方向に、遊技図柄28a,28bが左右方向に夫々スクロールする等、乱数抽選によって選択された所定の変動パターンに従って所定時間変動して、大当たり態様(所定の図柄の組み合わせ)又はそれ以外の外れ態様となるように、背景図柄27、遊技図柄28a、遊技図柄28b等の所定の順序で停止するようになっている。 【0016】第2図柄を構成する背景図柄27、遊技図柄28a,28bには、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、風景図柄、その他の適宜図柄を使用可能である。本実施形態では、背景図柄27として風景図柄を、遊技図柄28a,28bとして数字図柄、及びキャラクター図柄と数字図柄との複合図柄を用いている。 【0017】また、背景図柄27の各風景図柄と遊技図柄28a,28bのキャラクター図柄との間には夫々所定の対応関係を持たせており、背景図柄27と2つの遊技図柄28a,28bとの間で夫々対応関係が一致し且つ2つの遊技図柄28a,28bが同種図柄(一方がオールマイティー図柄となる場合を含む)となる組み合わせ(遊技図柄28a,28bと背景図柄27との所定の組み合わせの一例)が大当たり態様となっている。 【0018】背景図柄27には、陸上を表す「陸背景」(図4(a))、海中を表す「海背景」(図4(b))、空中を表す「空背景」(図4(c))、陸上・海中・空中の全てを複合的に表し且つ全ての遊技図柄28a,28bに対応する「オールマイティー背景」(図4(d))の4種類が設けられている。 【0019】また、遊技図柄28a,28bには、「馬」のキャラクター図柄と「4」「6」「10」の3種類の数字図柄とを夫々組み合わせて構成され且つ「陸背景」に対応する「馬(4)」「馬(6)」「馬(10)」の3種類(図5(a))と、「魚」のキャラクター図柄と「1」「5」「9」の3種類の数字図柄とを夫々組み合わせて構成され且つ「海背景」に対応する「魚(1)」「魚(5)」「魚(9)」の3種類(図5(b))と、「鳥」のキャラクター図柄と「2」「8」「12」の3種類の数字図柄とを夫々組み合わせて構成され且つ「空背景」に対応する「鳥(2)」「鳥(8)」「鳥(12)」の3種類(図5(c))と、「3」「7」「11」の3種類の数字図柄で構成され且つ全ての背景図柄27に対応する「オールマイティー(3)」「オールマイティー(7)」「オールマイティー(11)」の3種類(図5(d))が設定されている。 【0020】即ち、例えば「陸背景」図柄と2つの「馬(4)」図柄の組み合わせ、「海背景」図柄と2つの「魚(5)」図柄の組み合わせ、「オールマイティー背景」図柄と2つの「魚(1)」図柄の組み合わせ、「空背景」図柄と2つの「オールマイティー(11)」図柄の組み合わせ等が大当たり態様となる。 【0021】また、複数種類の大当たり態様のうちの所定の図柄の組み合わせが特別大当たり態様に設定されており、本実施形態では、「海背景」と「魚(1)」「魚(5)」「魚(9)」の何れかとの組み合わせ、及び全てオールマイティー図柄となる組み合わせが特別大当たり態様となっている。 【0022】第2図柄の変動パターンには、図6にその一部を示すように、リーチなし外れ変動パターンA,B、リーチ外れ変動パターンC,D、リーチ大当たり変動パターンE,F…等の多種類の変動パターンA〜F等がある。 【0023】リーチなし外れ変動パターンA,Bは、リーチ状態を経由することなく外れ態様となる変動パターンで、第2図柄27,28a,28bが外れ態様となる場合に選択される。リーチ外れ変動パターンC,Dは、リーチ状態を経由し且つ外れとなる変動パターン、リーチ大当たり変動パターンE,Fは、リーチ状態を経由し且つ大当たりとなる変動パターンである。 【0024】また、リーチなし外れ変動パターンA、リーチ外れ変動パターンC、及びリーチ大当たり変動パターンEは、背景図柄27が停止した後に遊技図柄28a,28bが順次停止する変動パターン、リーチなし外れ変動パターンB、リーチ外れ変動パターンD、及びリーチ大当たり変動パターンFは、遊技図柄28a,28bが順次停止した後に背景図柄27が停止する変動パターンとなっている。 【0025】即ち、各変動パターンA〜Fは、遊技図柄28a,28bの停止タイミングと背景図柄27の停止タイミングとが異なっており、背景図柄27と遊技図柄28a,28bとの何れか一方を先に略停止させた状態で他方を変動させるようになっている。 【0026】なお、本実施形態でリーチ状態とは、背景図柄27が遊技図柄28a,28bよりも先に停止する場合には、背景図柄27と次に停止する遊技図柄28aとの対応関係が一致した状態であり、遊技図柄28a,28bが背景図柄27よりも先に停止する場合には、2つの遊技図柄28a,28bが同種図柄で停止した状態である。 【0027】可変入賞手段18は、下部側の横軸心廻りに開閉する開閉板18aを備えた可変作動式であって、第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄27,28a,28bが大当たり態様となることに基づいて第2利益状態が発生したときに、開閉板18aが前側に所定時間開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。 【0028】また可変入賞手段18は、例えばその内部側が3個等の複数個の通路に分割され、その一部の通路が特定領域31となっている。そして、遊技球がこの特定領域31を通過することを条件に、第2利益状態、即ち開閉板18aの開放動作を継続させるようになっている。 【0029】なお、可変入賞手段18は、開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間(例えば30秒)の経過までに可変入賞手段18に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞することを条件に開閉板18aを閉じ、遊技球が特定領域31を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。 【0030】図7は制御用のブロック図である。図7において、32は主制御基板であり、この主制御基板32は、遊技領域12側に装着された液晶表示手段13、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納されている。33は図柄制御基板(副制御基板)で、この図柄制御基板33は、液晶表示手段13の裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納されている。 【0031】主制御基板32は、主に遊技盤4側の遊技動作に関わる制御を行うためのもので、CPU、ROM、RAM等により構成されており、第1乱数抽選手段41、第1判定手段42、第1利益状態発生手段43、第2乱数抽選手段44、第2判定手段45、第2利益状態発生手段46、図柄停止順序選択手段47、外れ態様選択手段48、大当たり態様選択手段49、変動パターン選択手段50、特別利益状態発生手段51、特別利益状態終了手段52、制御コマンド送信手段53等を備えている。 【0032】第1乱数抽選手段41は、変動後の第1図柄が当たり態様となる確率が例えば1/10のときに0〜9までの10個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽出するようになっている。 【0033】第1判定手段42は、第1乱数抽選手段41での抽出乱数値に基づいて、変動後の第1図柄を当たり態様とするか否か、即ち第2図柄始動手段17を開状態にするか否かを判定するためのもので、第1乱数抽選手段41で抽出された抽出乱数値が当たり態様判定値か否かを判定し、その抽選乱数値が当たり態様判定値のときに当たり態様の判定出力を出すようになっている。 【0034】第1利益状態発生手段43は、第1判定手段42の判定結果が当たり態様判定のときに、第1図柄表示手段14の変動後の第1図柄が当たり態様となることに基づいて第2図柄始動手段17の開閉爪17aを所定時間開放させる第1利益状態を発生させるようになっている。 【0035】第2乱数抽選手段44は、変動後の第2図柄27,28a,28bが大当たり態様となる確率が例えば1/360のときに0〜359までの360個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽出するようになっている。 【0036】第2判定手段45は、第2乱数抽選手段44での抽出乱数値に基づいて変動後の第2図柄27,28a,28bを大当たり態様とするか否か、即ち第2利益状態を発生させるか否かを判定するためのもので、第2乱数抽選手段44で抽出された抽出乱数値が大当たり態様判定値か否かを判定し、その抽出乱数値が大当たり態様判定値のときに大当たり態様(第2利益状態発生)の判定出力を出すようになっている。 【0037】第2利益状態発生手段46は、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定のときに、第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄27,28a,28bが「陸背景」図柄と2つの「馬(4)」図柄の組み合わせ等の大当たり態様となることに基づいて、遊技者に有利となる第2利益状態を発生させるためのものである。 【0038】この第2利益状態発生手段46は、第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄27,28a,28bが大当たり態様となった後に可変入賞手段18の開閉板18aを開放し、また開閉板18aの開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間(例えば30秒)の経過までに可変入賞手段18に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板18aを閉じ、更に入賞した遊技球が特定領域31を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作(第2利益状態)を継続させるようになっている。 【0039】図柄停止順序選択手段47は、第2図柄27,28a,28bの停止順序、即ち、背景図柄27を停止させた後に遊技図柄28a,28bを順次停止させる(以下、第1停止順序という)か、或いは遊技図柄28a,28bを順次停止させた後に背景図柄27を停止させる(以下、第2停止順序という)かを選択するためのものである。 【0040】なお、第1停止順序と第2停止順序との選択率は、第2判定手段45の判定結果に応じて異なる値に設定されており、例えば第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定の場合の第1停止順序の選択率(例えば20%)は第2停止順序の選択率(例えば80%)よりも低く、逆に第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定の場合の第1停止順序の選択率(例えば80%)は第2停止順序の選択率(例えば20%)よりも高くなっている。 【0041】外れ態様選択手段48は、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定の場合にそれに対応する第2図柄27,28a,28bの停止図柄態様を選択するためのもので、リーチ状態を経由するか否かを乱数抽選により選択するリーチ抽選手段54を備えている。 【0042】外れ態様選択手段48は、図柄停止順序選択手段47の選択結果と、リーチ抽選手段54の抽選結果とに基づいて、リーチ抽選手段54でリーチ状態を経由させる旨の抽選結果となった場合には、図柄停止順序選択手段47で選択された停止順序においてリーチ状態となるように、リーチ抽選手段54でリーチ状態を経由させない旨の抽選結果となった場合には、図柄停止順序選択手段47で選択された停止順序においてリーチ状態とならないように、夫々外れ態様を選択するようになっている。 【0043】例えば、リーチ抽選手段54でリーチ状態を経由させない旨の抽選結果となり、図柄停止順序選択手段47で第1停止順序が選択された場合には、最初に停止する背景図柄27と2番目に停止する遊技図柄28aとが対応する図柄とならないように、またリーチ抽選手段54でリーチ状態を経由させる旨の抽選結果となり、図柄停止順序選択手段47で第2停止順序が選択された場合には、最初に停止する遊技図柄28aと2番目に停止する遊技図柄28bとが同種図柄となるように、外れ態様が選択される。 【0044】大当たり態様選択手段49は、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定の場合にそれに対応する第2図柄27,28a,28bの停止図柄態様を選択するためのものである。 【0045】変動パターン選択手段50は、変動パターンA〜F等の何れかを選択するためのもので、外れ態様選択手段48又は大当たり態様選択手段49の選択結果と第2判定手段45の判定結果との少なくとも一方と、図柄停止順序選択手段47の選択結果とに基づいて、複数の変動パターンA〜F等の中から1つを乱数抽選により択一的に選択するようになっている。 【0046】例えば、外れ態様選択手段48でリーチを経由しない外れ態様が選択され、図柄停止順序選択手段47で第1停止順序が選択された場合にはリーチなし外れ変動パターンAが選択され、また第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定となり、図柄停止順序選択手段47で第2停止順序が選択された場合にはリーチ大当たり変動パターンFが選択される。 【0047】特別利益状態発生手段51は、第2利益状態の終了後(又は発生後)に、遊技者に有利となる特別利益状態を発生させるためのもので、確率変化手段55により構成されている。確率変化手段55は、第2判定手段45が大当たり態様と判定して、変動後の第2図柄27,28a,28bが大当たり態様のうちの特別大当たり態様となることを条件に、第2利益状態の終了後に、第2図柄27,28a,28bが大当たり態様となる確率を通常確率状態(例えば1/360の低確率)から高確率状態(例えば1/50程度)へと変化させるためのものである。なお、確率変化手段55は、高確率状態のときに第2判定手段45の大当たり態様判定値の数を増やして、その大当たり態様の発生確率を高くするようになっている。 【0048】特別利益状態終了手段52は、特別利益状態発生手段51によって発生した特別利益状態を終了させるためのもので、確率復帰手段56により構成されている。確率復帰手段56は、第2図柄27,28a,28bが特別大当たり態様以外の大当たり態様となって次の第2利益状態が発生するか、それまでに第2図柄27,28a,28bが予め定められた所定回数変動した場合に、第2判定手段45の大当たり態様判定値の数を通常確率の数まで減少させることにより大当たり態様の発生確率を高確率から通常確率(低確率)へと復帰させて特別利益状態を終了させるようになっている。 【0049】制御コマンド送信手段53は、所定の制御コマンドを一方向通信により図柄制御基板33側へと送信して制御指令を与えるためのもので、第1図柄始動手段16が遊技球を検出したときに、第1判定手段42の判定結果に基づいて第1図柄の停止図柄コマンド等を図柄制御基板33側へと送信する機能、第2図柄始動手段17が遊技球を検出したときに、第2判定手段45の判定結果、変動パターン選択手段50で選択された変動パターンA〜F等、外れ態様選択手段48又は大当たり態様選択手段49で選択された停止図柄態様等に基づいて、第2図柄27,28a,28bの変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停止コマンド等を図柄制御基板33側へと送信する機能等を備えている。 【0050】図柄制御基板33は、第1図柄表示手段14及び第2図柄表示手段15の表示制御を行うためのもので、第1図柄制御手段61、第2図柄制御手段62等を備えている。 【0051】第1図柄制御手段61は、第1図柄表示手段14の表示制御を行うもので、第1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、制御コマンド送信手段53からのコマンドに基づいて第1図柄表示手段14の第1図柄を所定時間変動させて、第1判定手段42の判定結果が当たり態様判定のときに「7」等の当たり態様で第1図柄を停止させるようになっている。 【0052】第2図柄制御手段62は、第2図柄表示手段15の表示制御を行うもので、第2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に、制御コマンド送信手段53からのコマンドに基づいて第2図柄表示手段15の第2図柄27,28a,27bを所定の変動パターンA〜F等で所定時間変動させて、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定のときに大当たり態様で、それ以外のときに外れ態様で第2図柄27,28a,28bを停止させるようになっており、変動パターン記憶手段63、図柄表示データ記憶手段64、図柄表示制御手段65等を備えている。 【0053】変動パターン記憶手段63には、変動パターンA〜F等に夫々対応する複数の変動パターンデータが予め記憶されている。 【0054】図柄表示データ記憶手段64は、第2図柄27,28a,28bの図柄表示データを記憶するためのもので、背景図柄27の図柄表示データを記憶する背景図柄データ記憶手段66と、遊技図柄28a,28bの図柄表示データを記憶する遊技図柄データ記憶手段67とを備えている。 【0055】即ち、背景図柄データ記憶手段66には、「陸背景」「海背景」「空背景」「オールマイティー背景」の4種類の背景図柄を第2図柄表示手段15に表示するために必要な4種類の背景図柄表示データが、遊技図柄データ記憶手段67には、「馬(4)」「馬(6)」「馬(10)」「魚(1)」「魚(5)」「魚(9)」「鳥(2)」「鳥(8)」「鳥(12)」「オールマイティー(3)」「オールマイティー(7)」「オールマイティー(11)」の12種類の遊技図柄を第2図柄表示手段15に表示するために必要な12種類の遊技図柄表示データが、夫々予め記憶されている。 【0056】図柄表示制御手段65は、外れ態様選択手段48又は大当たり態様選択手段49で選択された停止図柄態様と、変動パターン選択手段50で選択された変動パターンA〜F等と、変動パターン記憶手段63に記憶されている変動パターンデータと、図柄表示データ記憶手段64に記憶されている図柄表示データとに基づいて、第2図柄表示手段15上に第2図柄27,28a,28bを変動表示させるためのもので、第2図柄27,28a,28bの変動パターンコマンド等を受けたときに、変動パターン選択手段50で選択された変動パターンA〜F等に対応する変動パターンデータと、図柄表示データ記憶手段64に記憶されている図柄表示データとを用いて第2図柄表示手段15上に第2図柄27,28a,28bを変動表示させた後、外れ態様選択手段48又は大当たり態様選択手段49で選択された停止図柄態様で停止させるようになっている。 【0057】次に上記パチンコ機における動作について説明する。ゲームに際して発射手段9により遊技球を発射すると、その遊技球はガイドレール11を経て遊技領域12に入った後、その遊技領域12内を落下する間に普通入賞手段19〜21等に入賞するか、第1図柄始動手段16を通過しながら下方へと落下する。遊技球が第1図柄始動手段16を通過すると、第1乱数抽選手段41が発生乱数値を抽出して、第1判定手段42がその抽出乱数値から当たり態様か否かを判定し、その判定結果に基づいて制御コマンド送信手段53から図柄制御基板33側に第1図柄の停止図柄コマンド等が送信される。 【0058】第1判定手段42の判定結果が当たり態様判定のときには、図柄制御基板33側の第1図柄制御手段61の制御により、第1図柄表示手段14の第1図柄が所定時間変動した後に当たり態様で停止する。そして、第1利益状態発生手段43の制御により、第2図柄始動手段17の開閉爪17aが所定時間開放し、この第2図柄始動手段17に遊技球が入賞し易くなる。 【0059】第2図柄始動手段17の開閉爪17aが開放して遊技球が入賞し、この第2図柄始動手段17が遊技球を検出すると、第2乱数抽選手段44が発生乱数値を抽出し、第2判定手段45がその抽選乱数値から大当たり態様か否かを判定する。そして、図柄停止順序選択手段47が、第2図柄27,28a,28bの停止順序として、背景図柄27を停止させた後に遊技図柄28a,28bを順次停止させる第1停止順序と、遊技図柄28a,28bを順次停止させた後に背景図柄27を停止させる第2停止順序との何れかを乱数抽選により選択する。 【0060】このとき、図柄停止順序選択手段47は、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定の場合には、第2停止順序を第1停止順序よりも高い確率で選択し、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定の場合には、第1停止順序を第2停止順序よりも高い確率で選択する。 【0061】そして、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定の場合には外れ態様選択手段48が複数の外れ態様の何れかを選択し、大当たり態様判定の場合には大当たり態様選択手段49が複数の大当たり態様の何れかを選択する。 【0062】ここで、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定の場合には、外れ態様選択手段48は、リーチ抽選手段54によりリーチ状態を経由させるか否かを抽選する。そして、図柄停止順序選択手段47の選択結果と、リーチ抽選手段54の抽選結果とに基づいて、リーチ抽選手段54でリーチ状態を経由させる旨の抽選結果となった場合には、図柄停止順序選択手段47で選択された停止順序においてリーチ状態となるように、リーチ抽選手段54でリーチ状態を経由させない旨の抽選結果となった場合には、図柄停止順序選択手段47で選択された停止順序においてリーチ状態とならないように、夫々外れ態様を選択する。 【0063】続いて、変動パターン選択手段50が、外れ態様選択手段48又は大当たり態様選択手段49の選択結果と第2判定手段45の判定結果との少なくとも一方と、図柄停止順序選択手段47の選択結果とに基づいて、複数の変動パターンA〜F等の中から1つを乱数抽選により択一的に選択する。 【0064】そして、制御コマンド送信手段53が第2図柄27,28a,28bの変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停止コマンドを一方向通信により図柄制御基板33側へと送信し、第2図柄27,28a,28bの変動、停止等を指令する。 【0065】第2図柄制御手段62では制御コマンド送信手段53からの各コマンドを解析して、図柄表示制御手段65が、変動パターン選択手段50で選択された変動パターンA〜F等に対応する変動パターンデータと、図柄表示データ記憶手段64に記憶されている図柄表示データとを用いて第2図柄表示手段15上に第2図柄27,28a,28bを変動表示させた後、外れ態様選択手段48又は大当たり態様選択手段49で選択された停止図柄態様で停止させる第2図柄27,28a,28bの変動例を具体的に説明する。図8は、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定となり、図柄停止順序選択手段47で第2停止順序が選択され、外れ態様選択手段48で停止図柄態様「陸背景・馬(4)・魚(5)」が選択され、変動パターン選択手段50でリーチなし外れ変動パターンBが選択された場合の第2図柄27,28a,28bの変動例を示している。 【0066】この場合、まず背景図柄27が上下方向に、遊技図柄28a,28bが左右方向に同時にスクロールを開始する(図8(a))。そして、リーチなし外れ変動パターンBに従って遊技図柄28a,28bが次第に低速変動となってまず遊技図柄28aが「馬(4)」で停止し(図8(b),(c))、続いて遊技図柄28bが「魚(5)」で停止する(図8(d))。そして、遊技図柄28a,28bが停止した状態で、背景図柄27は引き続き変動して「陸背景」で停止する(図8(e)〜(g))。 【0067】この停止図柄態様「陸背景・馬(4)・魚(5)」は、「陸背景」と「馬(4)」とは対応関係が一致するが、「陸背景」と「魚(5)」の対応関係が一致せず、また「馬(4)」と「魚(5)」とが同種図柄でないため、外れ態様である。 【0068】また、図9は、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定となり、図柄停止順序選択手段47で第1停止順序が選択され、外れ態様選択手段48で停止図柄態様「海背景・魚(9)・オールマイティー(3)」が選択され、変動パターン選択手段50でリーチ外れ変動パターンCが選択された場合の第2図柄27,28a,28bの変動例を示している。 【0069】この場合、まず背景図柄27が上下方向に、遊技図柄28a,28bが左右方向に同時にスクロールを開始し(図9(a))、リーチ外れ変動パターンCに従ってまず背景図柄27が次第に低速変動となって「海背景」で停止する(図9(b),(c))。そして、背景図柄27が停止した状態で、遊技図柄28a,28bが引き続き変動した後で低速変動となり、まず遊技図柄28aが「魚(9)」で停止する(図9(d),(e))。「海背景」と「魚(9)」とは対応関係が一致するため、ここでリーチ状態の発生となる。続いて、最後に遊技図柄28bが「オールマイティー(3)」で停止する(図9(f))。 【0070】この停止図柄態様「海背景・魚(9)・オールマイティー(3)」は、「海背景」と「魚(9)」、「海背景」と「オールマイティー(3)」とは夫々対応関係が一致するが、「魚(9)」と「オールマイティー(3)」とが同種図柄でないため、外れ態様である。 【0071】また、図10は、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定となり、図柄停止順序選択手段47で第2停止順序が選択され、大当たり態様選択手段49で停止図柄態様「空背景・オールマイティー(11)・オールマイティー(11)」が選択され、変動パターン選択手段50でリーチ大当たり変動パターンFが選択された場合の第2図柄27,28a,28bの変動例を示している。 【0072】この場合、まず背景図柄27が上下方向に、遊技図柄28a,28bが左右方向に同時にスクロールを開始する(図10(a))。そして、リーチ大当たり変動パターンFに従って遊技図柄28a,28bが次第に低速変動となってまず遊技図柄28aが「オールマイティー(11)」で停止し(図10(b),(c))、続いて遊技図柄28bが「オールマイティー(11)」で停止し、リーチ状態となる(図10(d))。「オールマイティー(11)」は全ての背景図柄に対応するため、「オールマイティー(11)」でリーチ状態となったこの時点で大当たりとなることが確実となる。 【0073】そして、遊技図柄28a,28bが停止した状態で背景図柄27が引き続き変動した後、「空背景」で停止して大当たりが確定する(図10(e)〜(g))。 【0074】また、図11は、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定となり、図柄停止順序選択手段47で第1停止順序が選択され、大当たり態様選択手段49で停止図柄態様「オールマイティー背景・オールマイティ(7)・オールマイティー(7)」が選択され、変動パターン選択手段50でリーチ大当たり変動パターンEが選択された場合の第2図柄27,28a,28bの変動例を示している。 【0075】この場合、まず背景図柄27が上下方向に、遊技図柄28a,28bが左右方向に同時にスクロールを開始し(図11(a))、リーチ大当たり変動パターンEに従ってまず背景図柄27が次第に低速変動となって「オールマイティー背景」で停止する(図11(b)、(c))。「オールマイティー背景」は全ての遊技図柄に対応するため、この時点でリーチ状態の発生が確実となる。 【0076】そして、背景図柄27が停止した状態で、遊技図柄28a,28bが引き続き変動した後で低速変動となり、まず遊技図柄28aが「オールマイティ(7)」で停止し、リーチ状態が発生する(図11(d),(e))。続いて、最後に遊技図柄28bが「オールマイティ(7)」で停止する(図11(f))。 【0077】この停止図柄態様「オールマイティー背景・オールマイティ(7)・オールマイティー(7)」は、「オールマイティー背景」と2つの「オールマイティ(7)」との対応関係が一致し、且つ遊技図柄28a,28bが共に「オールマイティ(7)」で同種図柄であるため、大当たり態様であり、また、特別大当たり態様である。 【0078】なお、図柄停止順序選択手段47において、第2判定手段45の判定結果が外れ態様判定の場合には第2停止順序が第1停止順序よりも高い確率で選択され、第2判定手段45の判定結果が大当たり態様判定の場合には第1停止順序が第2停止順序よりも高い確率で選択されるため、第1停止順序で第2図柄27,28a,28bが変動する場合には第2停止順序で変動する場合よりも大当たり態様となる可能性が高くなる。これにより、第2図柄27,28a,28bの変動において、遊技図柄28a,28bよりも先に背景図柄27が停止した場合には、遊技者は大当たり態様への期待感を通常よりも更にふくらませつつ緊張感を持って図柄変動を見守ることになり、興趣が向上する。 【0079】変動後の第2図柄27,28a,28bが大当たり態様となると(図10(g)等)、その後に第2利益状態発生手段46が作動して第2利益状態が発生し、可変入賞手段18の開閉板18aが前側に開放する。可変入賞手段18は、開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間(例えば30秒)の経過までに可変入賞手段18に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その時点で開閉板18aが閉じる。そして、入賞した遊技球が特定領域31を通過すれば、再度開閉板18aが開放し、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返す。 【0080】このため、第2利益状態が発生すれば、可変入賞手段18に多数の遊技球が入賞する可能性があり、遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受けることができ、多大な利益を享受することができる。 【0081】そして、第2利益状態が終了すると、第2利益状態の発生に起因する第2図柄27,28a,28bが特別大当たり態様であった場合(図11(f)等)には、特別利益状態発生手段51の確率変化手段55が作動して、大当たり態様の発生確率を通常確率から高確率へと変化させる。その後は、第2判定手段45が高確率状態で大当たり態様とするか否かを判定するため、変動後の第2図柄27,28a,28bが大当たり態様となる可能性が非常に高くなり、遊技者は有利な状態でゲームを行える。 【0082】特別利益状態発生後、第2図柄が特別大当たり態様以外の大当たり態様となって次の第2利益状態が発生するか、それまでに第2図柄27,28a,28bが予め定められた所定回数変動すると、特別利益状態終了手段52の確率復帰手段56が作動して、大当たり態様の発生確率を高確率から通常確率(低確率)へと復帰させて特別利益状態が終了する。 【0083】以上説明したように、本実施形態では、図柄表示手段15は遊技図柄28a,28bとその背景図柄27とを変動表示可能であり、大当たり態様を、遊技図柄28a,28bと背景図柄27との所定の組み合わせにより構成し、大当たり態様の判断対象を複数の異種類の図柄で構成しているため、図柄変動に変化をもたせ、演出効果を更に向上させることが可能である。 【0084】遊技図柄28a,28b及び背景図柄27を夫々複数種類備えているため、図柄変動に幅を持たせて更に演出効果を高めることが可能となっている。 【0085】遊技図柄28a,28bの停止タイミングと、背景図柄27の停止タイミングとを異ならせているため、遊技者の大当たり態様に対する期待感を徐々に高揚させることができ、興趣が向上する。 【0086】遊技図柄28a,28bの数と背景図柄27の数とを異ならせているため、例えば1つの背景図柄27と2つの遊技図柄28a,28bとの対応関係によって大当たり態様の判定を行うことができ、図柄変動に更に変化をもたせることができる。 【0087】各遊技図柄28a,28bと各背景図柄27との間に所定の対応関係を持たせ、その対応関係が一致しているか否かで大当たり態様か否かを判断するようになっているため、従来のように複数の遊技図柄が全て一致した場合に大当たり態様と判断する場合と比べて大当たり態様の判断の幅が広がり、演出効果を向上させることができる。 【0088】遊技図柄28a,28bと背景図柄27とは、全ての背景図柄27、遊技図柄28a,28bに対応するオールマイティー遊技図柄、オールマイティー背景図柄を含んでいるため、更に図柄変動を変化に富んだものとすることができる。 【0089】大当たり態様とするか否かを抽選する抽選手段44を備えた主制御基板32と、遊技図柄28a,28b及び背景図柄27の図柄表示データを記憶する図柄表示データ記憶手段64を備えた図柄制御基板33とを別々の基板で構成しているため、制御負荷を分散することができると共に、機種毎の部品の共通化やリサイクル性の向上、部品交換コストの削減等の種々の効果が期待できる。 【0090】変動パターン記憶手段63に、背景図柄27を遊技図柄28a,28bよりも先に略停止させる変動パターンA,C,Eと、遊技図柄28a,28bを背景図柄27よりも先に略停止させる変動パターンB,D,Fとを共に記憶させ、図柄表示手段15の変動後の停止図柄が大当たり態様となる場合には、背景図柄27を遊技図柄28a,28bよりも先に略停止させる変動パターンA,C,Eの選択率を、遊技図柄28a,28bを背景図柄27よりも先に略停止させる変動パターンB,D,Fの選択率よりも高くしているため、背景図柄27と遊技図柄28a,28bとの停止順序によって大当たり態様となること又はその可能性が高いことを遊技者に報知することができる。 【0091】以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、遊技図柄28a,28bは、同種類のキャラクター図柄に異なる種類の数字図柄を組み合わせることにより「馬」「魚」「鳥」の遊技図柄を夫々異なる3種類の遊技図柄としたが、例えば「陸背景」に対応する遊技図柄を「馬」「らくだ」「ロバ」等とするなど、1つの背景図柄27に対応する遊技図柄28a,28bを全て異なるキャラクター図柄で構成してもよい。 【0092】遊技図柄28a,28bは、キャラクター図柄と数字図柄との複合図柄や、数字図柄のみの構成に限られるものではなく、例えばキャラクター図柄のみ、アルファベット図柄等の文字図柄のみ、キャラクター図柄と文字図柄との複合図柄等でもよい。 【0093】背景図柄27は、風景図柄に限られるものではなく、例えば色を異ならせたもの、模様やパターンを異ならせたもの等でもよい。またそれらの背景図柄27を用いる場合には、例えばそれら背景図柄27の色と同色の部分を有する遊技図柄28a,28bを複数設け、背景画像27と遊技図柄28a,28bとの間で色や模様等による対応関係を持たせてもよい。 【0094】オールマイティー図柄は、背景図柄27と遊技図柄28a,28bとの何れか一方にのみ設けてもよいし、設けなくてもよい。 【0095】複数種類の背景図柄27は、境界を明確に設けなくてもよい。例えば、「陸」「海」「空」を液晶表示部23の表示領域よりも大きい1つの画像内に構成し、その背景図柄27の変動が停止した時点で液晶表示部23の表示領域に表示されている部分によって「陸背景」「海背景」「空背景」を区別するようにしてもよい。 【0096】また、例えば「陸」「海」「空」を含む背景図柄を液晶表示部23に表示し、それら「陸」「海」「空」の何れか1つをズームアップすることにより背景図柄を確定するようにしてもよい。 【0097】第2図柄の停止順序は3種類以上設けてもよい。例えば、遊技図柄28bを遊技図柄28aよりも先に停止させる変動パターンを設けてもよい。また、1又は複数個の第2図柄が仮停止後に再変動する変動パターンを設けてもよい。背景図柄27の(仮)停止後に遊技図柄28a,28bの変動を開始させたり、或いは遊技図柄28a,28bの(仮)停止後に背景図柄27の変動を開始させてもよい。 【0098】背景図柄27と遊技図柄28a,28bとの対応関係を遊技者により分かりやすくするために、背景図柄27に対応する遊技図柄28a,28bの少なくとも一部分が表示されたとき、或いは逆に遊技図柄28a,28bに対応する背景図柄27の少なくとも一部分が表示されたときに、所定の目印表示を行うようにしてもよい。 【0099】目印表示としては、遊技図柄28a,28b及び/又は背景図柄27の色、模様、明るさ、大きさ、形状等を変化させるもの、遊技図柄28a,28bを所定の図形等で略囲むもの、所定の画像、例えばキャラクターを表示させるもの等、どのようなものでもよい。 【0100】また、上記目印表示を行うか否かによって例えば大当たり態様となる信頼度が異なるようにしてもよい。 【0101】第2図柄表示手段15は液晶式のものに限られるものではなく、種々の表示手段を用いることができる。また、第2図柄表示手段15を複数の表示手段により構成してもよい。例えば、背景図柄27を液晶表示手段で構成し、その前側に配置したスクリーン等に遊技図柄28a,28bを反射により表示させるなど、背景図柄27と遊技図柄28a,28bとを夫々専用の表示手段により構成してもよい。 【0102】特別利益状態発生手段51で発生させる特別利益状態としては、第2図柄が大当たり態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの以外に、例えば第2図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、第2図柄始動手段17の開放時間を通常状態よりも長くするもの、第1図柄が当たり態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの、第1図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、可変入賞手段18の開放の最大所定回数を増加させるもの、可変入賞手段18の1回の開放時間を増大させるもの、可変入賞手段18の規定入賞数を増加させるもの、第2図柄始動手段17の規定入賞数を増加させるもの等、種々の利益状態を用いることができる。また、それら複数種類の利益状態を同時或いは個別に発生させるようにしてもよい。 【0103】また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等においても同様に実施することが可能である。 【0104】 【発明の効果】本発明によれば、図柄を変動表示可能な図柄表示手段15と、所定の図柄始動手段17が遊技球を検出することに基づいて図柄表示手段15に図柄を変動表示させる図柄制御手段62と、図柄表示手段15の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段46とを備えた弾球遊技機において、図柄表示手段15は図柄として遊技図柄28a,28bとその背景図柄27とを変動表示可能であり、大当たり態様を、遊技図柄28a,28bと背景図柄27との所定の組み合わせにより構成しているため、大当たり態様の判断対象を複数の異種類の図柄で構成することで図柄変動に変化をもたせ、演出効果を更に向上させることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391010943 【氏名又は名称】株式会社藤商事 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区内本町一丁目1番4号
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| 【出願日】 |
平成14年1月10日(2002.1.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100273 【弁理士】 【氏名又は名称】谷藤 孝司
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| 【公開番号】 |
特開2003−205128(P2003−205128A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−3534(P2002−3534) |
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