| 【発明の名称】 |
弾球遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大巻 祐光 【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内
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| 【要約】 |
【課題】保留個数の大小を演出に反映させることにより、遊技に対する興趣を増大できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】図柄始動手段が遊技球を検出することに基づいて遊技図柄を変動表示する図柄表示手段と、図柄表示手段の図柄変動中に図柄始動手段が検出した遊技球の個数を上限保留個数を限度として記憶する保留個数記憶手段と、図柄表示手段の変動動作の終了後に図柄表示手段に記憶保留個数分の図柄変動を行わせる保留個数消化手段と、図柄表示手段の変動後の停止図柄が大当たり態様となることを条件に利益状態を発生させる利益状態発生手段とを備えた弾球遊技機で、複数の演出パターンのうちの何れかに基づいて所定の情報を遊技者に報知する報知手段を備え、複数の演出パターンのうちの特定演出パターンに基づいて報知手段が作動する確率である特定作動率を、保留個数記憶手段に記憶された保留個数に応じて異ならせたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄始動手段(24)と、該図柄始動手段(24)が遊技球を検出することに基づいて1個又は複数個の遊技図柄を変動表示する図柄表示手段(31)と、少なくとも前記図柄表示手段(31)の図柄変動中に前記図柄始動手段(24)が検出した遊技球の個数を予め定められた上限保留個数を限度として記憶する保留個数記憶手段(60)と、前記図柄表示手段(31)の変動動作の終了後に該図柄表示手段(31)に前記保留個数記憶手段(60)の記憶保留個数分の図柄変動を行わせる保留個数消化手段(61)と、前記図柄表示手段(31)の変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(59)とを備えた弾球遊技機において、複数の演出パターン(P1)〜(P3)(Q0)〜(Q5)のうちの何れかに基づいて所定の情報を遊技者に報知する報知手段(73)を備え、前記複数の演出パターン(P1)〜(P3)(Q0)〜(Q5)のうちの特定演出パターン(P1)〜(P3)に基づいて前記報知手段(73)が作動する確率である特定作動率を、前記保留個数記憶手段(60)に記憶された保留個数に応じて異ならせたことを特徴とする弾球遊技機。 【請求項2】 前記特定作動率を、前記保留個数が多いほど高くしたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 【請求項3】 前記特定演出パターン(P1)〜(P3)に基づいて前記報知手段(73)が作動し、且つ前記遊技図柄がリーチ状態となった場合には前記図柄表示手段(31)の変動後の停止図柄が前記大当たり態様となるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。 【請求項4】 前記演出パターン(P1)〜(P3)(Q0)〜(Q5)には前記保留個数に対応した保留演出パターン(Q0)〜(Q4)を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項5】 前記大当たり態様とするか否かを抽選する抽選手段(54)を備えた主制御基板(41)と、前記複数種類の演出パターン(P1)〜(P3)(Q0)〜(Q5)を記憶する演出パターン記憶手段(77)、及びそれら複数種類の演出パターン(P1)〜(P3)(Q0)〜(Q5)のうちの1つを択一的に選択する演出パターン選択手段(78)を備えた副制御基板(42)とを別々の基板として備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。 【請求項6】 前記演出パターン選択手段(78)は、前記抽選手段(54)による抽選結果と前記保留個数とに基づいて作動することを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えばパチンコ機等の弾球遊技機では、従来、図柄始動手段が遊技球を検出したときに、図柄表示手段の複数個の遊技図柄が所定時間変動し、その変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様となったときに、アタッカー等の開閉式の大入賞手段が所定条件の下で所定回数開閉動作を繰り返す利益状態を発生するようにしている。 【0003】また、図柄表示手段の図柄変動中に図柄始動手段が遊技球を検出した場合には、予め設定された上限保留個数を限度として保留個数として記憶しておき、その図柄変動の終了後に保留個数消化手段が働いて、記憶中の保留個数分だけ図柄表示手段の図柄変動を行うようにしている。また、その保留個数は、例えばその保留個数分のランプを点灯させることによって遊技者に報知するようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機では、上記保留個数が変化しても、その保留個数の報知手段以外の演出に反映されることはなく、保留個数を遊技を盛り上げるための演出に十分に利用されていない問題があった。 【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み、保留個数の大小を演出に反映させることにより、遊技に対する興趣を増大できる弾球遊技機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、図柄始動手段24と、該図柄始動手段24が遊技球を検出することに基づいて1個又は複数個の遊技図柄を変動表示する図柄表示手段31と、少なくとも前記図柄表示手段31の図柄変動中に前記図柄始動手段24が検出した遊技球の個数を予め定められた上限保留個数を限度として記憶する保留個数記憶手段60と、前記図柄表示手段31の変動動作の終了後に該図柄表示手段31に前記保留個数記憶手段60の記憶保留個数分の図柄変動を行わせる保留個数消化手段61と、前記図柄表示手段31の変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段59とを備えた弾球遊技機において、複数の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの何れかに基づいて所定の情報を遊技者に報知する報知手段73を備え、前記複数の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの特定演出パターンP1〜P3に基づいて前記報知手段73が作動する確率である特定作動率を、前記保留個数記憶手段60に記憶された保留個数に応じて異ならせたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機として具現化した一実施形態を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体で、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。4はガラス扉、5は前面板で、これらは前枠3の窓孔6に対応して上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。 【0008】7は発射用の遊技球を貯留する上皿で、前面板5の前側に装着され、上皿カバー8により覆われている。また、9は余剰球等を貯留する下皿、10は灰皿で、これらは前面板5の下側で前枠3の前側に左右に配置され、下皿カバー11により覆われている。12は遊技盤で、前枠3の窓孔6に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。 【0009】13は発射手段で、下皿9の一側で前枠3の前側に設けられた発射ハンドル14と、前面板5の後方に配置された発射レール15と、前枠3の裏側に配置された発射モータ16及び打撃槌17等を備え、発射ハンドル14を操作したときに、発射モータ16により打撃槌17が作動して、前面板5の裏側に装着された図外の球送り手段により上皿7から発射レール15上に1個ずつ供給される遊技球を遊技盤12側に発射させるようになっている。 【0010】遊技盤12の前面側には、図2に示すように、発射手段13により発射された遊技球を案内するガイドレール21が略環状に装着されると共に、そのガイドレール21の内側の遊技領域22内には、センター手段23、第2図柄始動手段24、大入賞手段25、第1図柄始動手段26、普通入賞手段27、ランプ手段28a〜28d等の各種遊技部品が配置されている。 【0011】センター手段23は、その略中央部分に液晶表示手段29を、上部にランプ手段28aと第1図柄表示手段30とを夫々備えている。液晶表示手段29は、第2図柄表示手段31と演出表示手段32とを兼用している。 【0012】第1図柄表示手段30は、1個又は複数個、例えば1個の第1図柄を表示可能な例えば7セグメント等の表示手段により構成され、通過ゲート等よりなる第1図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件に、第1図柄が乱数制御により所定時間変動して停止するようになっている。 【0013】第1図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を使用可能であり、この実施形態では0〜9までの10種類の数字図柄が使用されている。なお、第1図柄表示手段30の変動表示中に第1図柄始動手段26が遊技球を検出した場合には、その検出個数(第1保留個数)が所定個数、例えば4個を限度として記憶されるようになっている。 【0014】第2図柄表示手段31は、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の第2図柄(遊技図柄)を液晶表示手段29の例えば上下方向略中央部分に変動表示可能となっている。各第2図柄は、第2図柄始動手段24が遊技球を検出することを条件に上下方向又は左右方向にスクロールする等、所定の変動パターンで変動して、所定の大当たり態様又は外れ態様となるように左、右、中等の所定の順序で停止する。 【0015】第2図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を使用可能であり、本実施形態では0〜9までの10種類の数字図柄が使用されている。また、本実施形態では、3つの第2図柄が同一となる図柄態様、即ち「0・0・0」「1・1・1」…「9・9・9」の10種類を大当たり態様とする。また、それら10種類の大当たり態様のうち、「1・1・1」「7・7・7」等、奇数図柄よりなる5種類の大当たり態様を特別大当たり態様とする。 【0016】第2図柄の変動パターンには、図4に示すように、例えばリーチなし外れ変動パターンA、第1リーチ外れ変動パターンB、第2リーチ外れ変動パターンC、第3リーチ外れ変動パターンD、第1リーチ大当たり変動パターンE、第2リーチ大当たり変動パターンF、第3リーチ大当たり変動パターンG等の多種類が予め用意されている。 【0017】リーチなし外れ変動パターンAは、リーチ状態を経由しない変動パターンで、第2図柄が外れ態様となる場合にのみ選択される。第1〜第3リーチ変動パターンB〜Dは、リーチ状態を経由して外れ態様で停止する変動パターン、第1〜第3リーチ大当たり変動パターンE〜Gは、リーチ状態を経由して大当たり態様で停止する変動パターンとなっている。 【0018】なお、第2図柄表示手段31の変動表示中に第2図柄始動手段24が遊技球を検出した場合には、その検出個数(第2保留個数)が、予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として記憶されるようになっている。 【0019】演出表示手段32は、第2図柄が大当たり態様となることに関する演出を行うためのもので、液晶表示手段29の例えば上部側に設けられ、例えば第2図柄表示手段31の変動表示中に、所定の演出パターンに基づいて「リーチになれば大当たり!」等の文言表示、その他の表示を行うようになっている。 【0020】第1図柄始動手段26は、例えば通過ゲートにより構成され、遊技球が通過するときにその遊技球を検出するようになっている。なお、第1図柄始動手段26は、遊技球が入賞する入賞手段としてもよい。 【0021】第2図柄始動手段24は、例えば開閉自在な左右一対の開閉爪33を備えた電動チューリップ等の開閉入賞手段により構成されており、第1図柄表示手段30の変動後の停止図柄が予め定められた当たり態様を表示したことを条件に発生する第1利益状態のときに開閉爪33が所定時間開放するようになっている。 【0022】大入賞手段25は、いわゆるアタッカーを構成するもので、例えば下部側の横軸廻りに開閉自在な開閉板34を備え、第2図柄表示手段31の変動後の停止図柄が予め定められた所定の大当たり態様を表示したことを条件に発生する第2利益状態のときに、開閉板34が前側に開放するようになっている。 【0023】また、大入賞手段25は、開閉板34の開放後に所定時間(例えば30秒)が経過したとき、又は所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板34を閉じると共に、入賞した遊技球が内部の特定領域35を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。 【0024】図5は制御系のブロック図である。図5において、41は主制御基板であり、この主制御基板41は、遊技領域22に装着されたセンター手段23、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤12を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納されている。42は演出制御基板(副制御基板)で、この演出制御基板42は、センター手段23の裏側等、前枠3及び遊技盤12を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納されている。 【0025】主制御基板41は、主として遊技盤12側の遊技動作の制御を行うためのもので、第1抽選手段51、第1判定手段52、第1利益状態発生手段53、第2抽選手段54、第2判定手段55、大当たり態様選択手段56、外れ態様選択手段57、変動パターン選択手段58、第2利益状態発生手段59、保留個数記憶手段60、保留個数消化手段61、特別遊技状態発生手段62、制御コマンド送信手段63等を備え、CPU、ROM、RAM等の電子部品により構成されている。 【0026】第1抽選手段51は、変動後の第1図柄が当たり態様となる確率が例えば1/10のときに0〜9までの10個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第1図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽選するようになっている。 【0027】第1判定手段52は、第1抽選手段51での抽選乱数値に基づいて変動後の第1図柄を当たり態様とするか否か、即ち第2図柄始動手段24を開状態にするか否かを判定するためのもので、第1抽選手段51で抽選された乱数値が当たり態様判定値か否かを判定し、その判定結果に基づいて、第1図柄表示手段30の第1図柄を所定時間変動表示させて所定の停止図柄で停止させるよう、制御コマンド送信手段63を介して演出制御基板42側に変動制御コマンドを送信するようになっている。 【0028】第1利益状態発生手段53は、第1判定手段52の判定結果が当たり態様判定となり、第1図柄表示手段30の変動後の第1図柄が当たり態様となったとき、第2図柄始動手段24の開閉爪33を所定時間開放させる第1利益状態を発生させるようになっている。 【0029】第2抽選手段54は、変動後の第2図柄が大当たり態様となる確率が例えば1/300のときに0〜299までの300個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第2図柄始動手段24が遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽選するようになっている。 【0030】第2判定手段55は、第2抽選手段54での抽選乱数値に基づいて変動後の第2図柄を大当たり態様とするか否か、即ち大入賞手段25を開状態にするか否かを判定するためのもので、第2抽選手段54で抽選された乱数値が大当たり態様判定値か否かを判定し、その判定結果に基づいて、第2図柄表示手段31の第2図柄を所定時間変動表示させて所定の停止図柄で停止させるよう、制御コマンド送信手段63を介して演出制御基板42側に変動制御コマンドを送信するようになっている。 【0031】大当たり態様選択手段56は、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定のときに、複数種類(10種類)の大当たり態様の中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の第2図柄が大当たり態様となる図柄の種類を決定するためのものである。 【0032】外れ態様選択手段57は、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定以外のときに、複数種類の外れ態様の中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の第2図柄が外れ態様となる図柄の種類を決定するためのものである。なお、外れ態様のときには、3つの第2図柄のうち、少なくとも1個が異なる図柄となる。 【0033】変動パターン選択手段58は、第2判定手段55の判定結果と、大当たり態様選択手段56又は外れ態様選択手段57の選択結果との少なくとも1つに基づいて、複数の変動パターンA〜G等の中から1つを乱数抽選により択一的に選択するためのもので、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定のときに、変動後の第2図柄が大当たり態様となる可能性のある複数種類の変動パターンE〜Gの何れかを、外れ態様判定のときに、変動後の第2図柄が外れ態様となる複数種類の変動パターンA〜Dの何れかを、夫々乱数抽選により選択するようになっている。 【0034】第2利益状態発生手段59は、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定となり、第2図柄表示手段31の変動後の停止図柄が大当たり態様となったとき、遊技者に有利な第2利益状態を発生させるようになっている。この第2利益状態では、大入賞手段25の開閉板34が前側に開放して遊技球が容易に入賞可能な状態となる。 【0035】大入賞手段25は、その開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その時点で開閉板34を閉じる。そして、入賞した遊技球が特定領域35を通過した場合には、再度開閉板34が開放し、最大所定回数(例えば16回)までこの開閉動作を繰り返すようになっている。 【0036】保留個数記憶手段60は、第2図柄表示手段31による第2図柄の変動表示中に第2図柄始動手段24が遊技球を検出したときに、予め設定された上限保留個数を限度として、その検出個数(第2保留個数)を記憶するものである。なお、この保留個数記憶手段60には、第2保留個数と共に、第1図柄表示手段30による第1図柄の変動表示中に第1図柄始動手段26が遊技球が検出したときの保留個数(第1保留個数)を記憶するようにしてもよい。 【0037】保留個数消化手段61は、第2図柄表示手段31の変動終了後に、この第2図柄表示手段31に、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数分の図柄変動を行わせるためのもので、第2図柄表示手段31が変動動作を終了した時点で保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数が1以上であった場合に、第2判定手段55を介して第2図柄表示手段31に変動動作を行わせると共に、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数から1を減算するようになっている。 【0038】なお、保留個数消化手段61は、第2図柄表示手段31側と同様に、第1図柄表示手段30に、保留個数記憶手段60に記憶されている第1保留個数分の図柄変動を行わせるようにしてもよい。 【0039】特別遊技状態発生手段62は、第2利益状態の終了後(又は発生後)に、通常遊技状態とは異なる遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるためのもので、確率変化手段65により構成されている。確率変化手段65は、第2判定手段55が大当たり態様と判定し、大当たり態様選択手段56が複数種類(10種類)の大当たり態様のうちの特別大当たり態様を選択して、変動後の第2図柄が特別大当たり態様となることを条件に、第2利益状態の終了後に、第2図柄が大当たり態様となる確率を通常確率状態(例えば1/300の低確率)から高確率状態(例えば1/60程度)へと変化させるためのものである。 【0040】確率変化手段65は、第2図柄が特別大当たり態様以外の大当たり態様となって次の第2利益状態が発生するか、それまでに第2図柄が予め定められた所定回数変動した場合に、大当たり態様の発生確率を高確率から通常確率(低確率)へと復帰させてその作動を終了する。なお、確率変化手段65は、高確率状態のときに第2判定手段55の大当たり態様判定値の数を増やして、その大当たり態様の発生確率を高くするようになっている。 【0041】制御コマンド送信手段63は、所定の制御コマンドを一方向通信により演出制御基板42側へと送信するためのもので、第1図柄始動手段26が遊技球を検出したときに、第1判定手段52の判定結果に基づいて第1図柄の変動制御コマンドを送信する機能、第2図柄始動手段24が遊技球を検出したときに、第2判定手段55の判定結果、変動パターン選択手段58で選択された変動パターンA〜G、大当たり態様選択手段56又は外れ態様選択手段57で選択された停止図柄態様等に基づいて第2図柄の変動制御コマンドを送信する機能、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数の通知コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生/終了に基づいて特別遊技状態発生/終了コマンドを送信する機能等を有している。 【0042】なお、第2保留個数については、独立したコマンドを設けてもよいし、例えば変動パターンを指定するコマンドに第2保留個数の情報を含ませるようにしてもよい。 【0043】演出制御基板42は、第1図柄表示手段30、第2図柄表示手段31、演出表示手段32、ランプ手段28a〜28d等の各種演出装置の制御を行うためのもので、第1図柄制御手段71、第2図柄制御手段72、報知手段73、作動率記憶手段74、特定作動率選択手段75、可変演出作動率選択手段76、演出パターン記憶手段77、演出パターン選択手段78等を備え、CPU、ROM、RAM等の電子部品により構成されている。 【0044】第1図柄制御手段71は、第1図柄表示手段30の表示制御を行うもので、第1図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件に、制御コマンド送信手段63からの変動制御コマンドに基づいて第1図柄表示手段30の第1図柄を所定時間変動させて、第1判定手段52の判定結果が当たり態様判定のときに当たり態様で第1図柄を停止させるようになっている。 【0045】第2図柄制御手段72は、第2図柄表示手段31の表示制御を行うもので、第2図柄始動手段24が遊技球を検出することを条件に、変動パターン選択手段58で選択された変動パターンに従って第2図柄表示手段31の第2図柄を所定時間変動させて、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定の場合には大当たり態様選択手段56で選択された所定の大当たり態様で、第2判定手段55の判定結果が外れ態様判定の場合には外れ態様選択手段57で選択された所定の外れ態様で、第2図柄を停止させるようになっている。 【0046】報知手段73は、第2図柄が大当たり態様となること、又は保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数に関する報知等を行うためのもので、大当たり報知手段79、保留個数報知手段80等を備えている。 【0047】大当たり報知手段79は、第2図柄が大当たり態様となることに関する報知を行うためのもので、後述する演出パターン選択手段78で特定演出パターンP1〜P3の何れかが選択された場合に、その選択された特定演出パターンP1〜P3に基づいて演出表示手段32に所定の文言等を表示させるようになっている。 【0048】保留個数報知手段80は、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数に関する報知等を行うためのもので、後述する演出パターン選択手段78で保留演出パターンQ0〜Q5の何れかが選択された場合に、その選択された保留演出パターンQ0〜Q5に基づいてランプ手段28a〜28dを点滅等させるようになっている。 【0049】演出パターン記憶手段77は、複数種類の演出パターンを予め記憶するためのものである。複数種類の演出パターンには、特定演出パターンPと保留演出パターンQとが含まれている。本実施形態では、3種類の特定演出パターンP1〜P3と、6種類の保留演出パターンQ0〜Q5とが予め記憶されているものとする。 【0050】特定演出パターンP1〜P3は、第2図柄が大当たり態様となることに関する報知のための演出パターンで、例えば第2図柄の変動開始後、3つの第2図柄のうちの2つ、即ち左、右の第2図柄が停止するまでの間に「リーチになれば大当たり!」の文言を演出表示手段32に表示するようになっている。なお、この特定演出パターンP1〜P3の何れかに基づいて報知手段73が作動して演出表示手段32に「リーチになれば大当たり!」の文言が表示され、且つ第2図柄がリーチ状態となった場合には、必ず第2図柄表示手段31の変動後の停止図柄が大当たり態様となるように制御される。 【0051】3種類の特定演出パターンP1〜P3のうち、特定演出パターンP1は、第2図柄が外れ態様となる場合に対応するもので、「リーチになれば大当たり!」を表示した後、第2図柄がリーチとならなかった時点で「残念」等の文言を表示するようになっている。 【0052】特定演出パターンP2は、第2図柄が特別大当たり態様となる場合に対応するもので、「リーチになれば大当たり!」を表示した後、第2図柄がリーチとなった時点で「大当たり確実」、3つの第2図柄が仮停止した時点で「再変動」、再変動後に第2図柄が特別大当たり態様で停止した時点で「確変」の各文言を順次表示するようになっている。 【0053】更に、特定演出パターンP3は、第2図柄が特別大当たり態様以外の大当たり態様となる場合に対応するもので、「リーチになれば大当たり!」を表示した後、第2図柄がリーチとなった時点で「大当たり確実」、3つの第2図柄が仮停止した時点で「再変動」、再変動後に第2図柄が特別大当たり態様以外の大当たり態様で停止した時点で「大当たり」の各文言を順次表示するようになっている。 【0054】保留演出パターンQ0〜Q5は、保留個数記憶手段60に記憶される第2保留個数等に関する演出パターンである。保留演出パターンQ0〜Q5のうち、保留演出パターンQ0〜Q4は夫々第2保留個数0個〜4個に対応しており、例えば第2図柄の変動中に、保留演出パターンQ1〜Q4は夫々ランプ手段28a,28b,28c,28dを点滅発光させ、保留演出パターンQ0は何れのランプ手段28a〜28dも発光させないようになっている。 【0055】保留演出パターンQ5は、第2保留個数とは無関係にランプ手段28a〜28dを発光させるもので、例えば第2図柄の変動中に、全てのランプ手段28a〜28dを同時に点滅発光させるようになっている。 【0056】作動率記憶手段74は、演出パターン記憶手段77に記憶されている複数の演出パターンのうちの特定演出パターンP1〜P3に基づいて報知手段73が作動する確率である特定作動率と、保留個数演出パターンQ0〜Q5のうちの保留個数演出パターンQ5に基づいて報知手段73が作動する確率である可変演出作動率とを予め記憶するためのものである。 【0057】特定作動率及び可変演出作動率は、図4に示すように、変動パターンA〜G毎に設定されており、また保留個数記憶手段60に記憶される第2保留個数毎に異なる値が設定されている。 【0058】特定作動率は、リーチなし変動パターンAとリーチ大当たり変動パターンE〜G以外は第2保留個数に関係なく0となっている。これにより特定演出パターンP1〜P3に基づいて報知手段73が作動し、且つ第2図柄がリーチ状態となった場合には、必ず変動後の第2図柄が大当たり態様となる。 【0059】また、リーチなし変動パターンAとリーチ大当たり変動パターンE〜Gに対応する特定作動率は、全て第2保留個数が多いほど高くなるように設定されている。更に、リーチ大当たり変動パターンE〜Gの特定作動率は、全ての第2保留個数においてリーチなし変動パターンAの特定作動率よりも高くなっており、また全ての第2保留個数においてリーチ大当たり変動パターンE,F,Gの順で特定作動率が高くなるように設定されている。 【0060】可変演出作動率は、全ての変動パターンA〜Gにおいて0以外の値に設定されており、また全ての変動パターンA〜Gにおいて第2保留個数が多いほど高くなるように設定されている。 【0061】外れ態様に対応する変動パターンA〜Dの可変演出作動率は、全ての第2保留個数において同じ値に設定されている。また、リーチ大当たり変動パターンE〜Gの可変演出作動率は、全ての第2保留個数において変動パターンA〜Dの特定作動率よりも高くなっており、更に全ての第2保留個数においてリーチ大当たり変動パターンE,F,Gの順で特定作動率が高くなるように設定されている。 【0062】特定作動率選択手段75は、作動率記憶手段74に記憶されている複数の特定作動率の中から1つを択一的に選択するためのもので、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数、及び変動パターン選択手段58の選択結果に基づいて、作動率記憶手段74に記憶されている複数の特定作動率の中から1つを選択するようになっている。 【0063】可変演出作動率選択手段76は、作動率記憶手段74に記憶されている複数の可変演出作動率の中から1つを択一的に選択するためのもので、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数、及び変動パターン選択手段58の選択結果に基づいて、作動率記憶手段74に記憶されている複数の可変演出作動率の中から1つを選択するようになっている。 【0064】演出パターン選択手段78は、演出パターン記憶手段77に記憶されている複数種類の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの1つを択一的に選択するためのものである。 【0065】演出パターン選択手段78は、まず特定作動率選択手段75で選択された特定作動率に基づいて乱数抽選により特定演出パターンP1〜P3を選択するか否かを決定し、特定演出パターンP1〜P3を選択する旨の決定を行った場合には、大当たり態様選択手段56/外れ態様選択手段57の選択結果等に基づいて特定演出パターンP1〜P3のうちの1つを選択する。 【0066】一方、演出パターン選択手段78は、特定演出パターンP1〜P3を選択しない旨の決定をした場合には、可変演出作動率選択手段76で選択された可変演出作動率に基づいて乱数抽選により保留演出パターンQ5を選択するか否かを決定し、保留演出パターンQ5を選択する旨の決定を行った場合には保留演出パターンQ5を、保留演出パターンQ5を選択しない旨の決定を行った場合には保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数に応じて保留演出パターンQ0〜Q4のうちの1つを夫々選択するようになっている。 【0067】次に上記パチンコ機における動作について説明する。ゲームに際して発射手段13により遊技球を発射すると、その遊技球はガイドレール21を経て遊技領域22に入った後、その遊技領域22内を落下する間に普通入賞手段27等に入賞するか、第1図柄始動手段26を通過しながら下方へと落下する。遊技球が第1図柄始動手段26を通過すると、第1抽選手段51が発生乱数値を抽選して、第1判定手段52がその抽選乱数値から当たり態様か否かを判定し、その判定結果に基づいて制御コマンド送信手段63から演出制御基板42側に第1図柄の変動制御コマンドが送信される。 【0068】第1判定手段52の判定結果が当たり態様判定のときには、演出制御基板42側の第1図柄制御手段71の制御により、第1図柄表示手段30の第1図柄が所定時間変動した後に「7」等の当たり態様で停止する。そして、第1利益状態発生手段53の制御により、第2図柄始動手段24の開閉爪33が所定時間開放し、この第2図柄始動手段24に遊技球が入賞し易くなる。なお、第1判定手段52の判定結果が当たり態様判定以外であれば、変動後の第1図柄が外れ態様で停止する。 【0069】第2図柄始動手段24の開閉爪33が開放して遊技球が入賞し、この第2図柄始動手段24が遊技球を検出すると、第2抽選手段54が発生乱数値を抽選し、第2判定手段55がその抽選乱数値から大当たり態様か否かを判定する。 【0070】第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定となった場合には、大当たり態様選択手段56が複数種類(10種類)の大当たり態様の中の1つを、外れ態様判定となった場合には、外れ態様選択手段57が複数種類の外れ態様の中の1つを、乱数抽選により選択すると共に、変動パターン選択手段58が、第2判定手段55の判定結果と大当たり態様選択手段56又は外れ態様選択手段57の選択結果との少なくとも一方に基づいて、複数の変動パターンA〜G等の中から1つを乱数抽選により選択する。 【0071】そして、制御コマンド送信手段63が第2図柄の変動制御コマンドを一方向通信により演出制御基板42側へと送信して、第2図柄の変動、停止等を指令する。 【0072】演出制御基板42側では、主制御基板41側からの変動制御コマンドに基づいて、第2図柄制御手段72が変動パターン選択手段58で選択された変動パターンA〜G等に従って第2図柄表示手段31の第2図柄を所定時間変動させた後、大当たり態様選択手段56又は外れ態様選択手段57で選択された大当たり態様又は外れ態様で第2図柄を停止させる。 【0073】この第2図柄表示手段31の変動表示中に第2図柄始動手段24が遊技球を検出した場合には、予め定められた上限保留個数(ここでは4個)を限度として、その検出個数が第2保留個数として保留個数記憶手段60に記憶される。即ち、第2図柄表示手段31の変動表示中に第2図柄始動手段24が5個以上の遊技球を検出しても、第2保留個数は4個となる。但し、第2図柄始動手段24は開閉式入賞手段により構成されているので、上限保留個数を越える場合の第2図柄始動手段24への入賞は、通常の入賞として処理される。 【0074】そして、第2図柄表示手段31が変動動作を終了した時点で保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数が1以上であった場合には、保留個数消化手段61の制御により、第2判定手段55を介して第2図柄表示手段31の変動動作が行われると共に、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数から1が減算される。このように、第2保留個数が0になるまで、第2図柄表示手段31の変動動作が繰り返し行われる。 【0075】第2判定手段55の判定結果が大当たり態様となり、変動後の第2図柄が「6・6・6」等の大当たり態様で確定すると、その後に第2利益状態発生手段59が作動して第2利益状態が発生し、大入賞手段25の開閉板34が前側に開放する。大入賞手段25は、開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その時点で開閉板34が閉じる。そして、入賞した遊技球が特定領域35を通過すれば、再度開閉板34が開放し、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返す。 【0076】このため、第2利益状態が発生すれば、大入賞手段25に多数の遊技球が入賞する可能性があり、遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受けることができ、多大な利益を享受することができる。 【0077】また、第2図柄が、大当たり態様のうちの特別大当たり態様、例えば「7・7・7」等となった場合には、第2利益状態の終了後、特別遊技状態発生手段62の確率変化手段65が作動して特別遊技状態が発生し、大当たり態様の発生確率を通常確率から高確率へと変化させる。その後は、第2判定手段55が高確率状態で大当たり態様とするか否かを判定するため、変動後の第2図柄が再度、大当たり態様となる可能性が非常に高くなり、遊技者は有利な状態でゲームを行える。 【0078】この特別遊技状態は、変動後の第2図柄が特別大当たり態様以外の大当たり態様となって次の第2利益状態が発生するか、それまでに第2図柄が予め定められた所定回数変動した場合に終了し、大当たり態様の発生確率が高確率から通常確率へと復帰する。 【0079】また、上述した第2図柄制御手段による第2図柄表示手段31の図柄変動の際には、それと並行して、大当たり報知手段79による演出表示手段32の表示制御、及び保留個数報知手段80によるランプ手段28a〜28dの発光制御が行われる。 【0080】即ち、演出制御基板42が制御コマンド送信手段63から第2図柄の変動制御コマンドを受信すると、まず特定作動率選択手段75及び可変演出作動率選択手段76が、保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数、及び変動パターン選択手段58の選択結果に基づいて、作動率記憶手段74に記憶されている複数の特定作動率、可変演出作動率(図4)の中から夫々1つを選択する。 【0081】例えば、第2保留個数が0個で、変動パターン選択手段58でリーチなし外れ変動パターンAが選択された場合には特定作動率1/300と可変演出作動率1/100とが、第2保留個数が2個で、変動パターン選択手段58で第1リーチ外れ変動パターンBが選択された場合には特定作動率0と可変演出作動率1/60とが、第2保留個数が4個で、変動パターン選択手段58で第3リーチ大当たり変動パターンGが選択された場合には特定作動率1/2と可変演出作動率1/2とが、夫々選択される。 【0082】そして、演出パターン選択手段78が、特定作動率選択手段75で選択された特定作動率に基づいて乱数抽選により特定演出パターンP1〜P3を選択するか否かを決定する。ここで、特定作動率選択手段75で選択された特定作動率の値は、第2保留個数が多いほど高くなっているため、第2保留個数が多いほど特定演出パターンP1〜P3が選択される可能性は高くなる。 【0083】特定演出パターンP1〜P3を選択する旨の決定をした場合には、演出パターン選択手段78は、大当たり態様選択手段56又は外れ態様選択手段57の選択結果等に基づいて特定演出パターンP1〜P3の何れか1つを選択する。 【0084】例えば、外れ態様選択手段57で複数種類の外れ態様のうちの何れかが選択された場合には特定演出パターンP1が、大当たり態様選択手段56で特別大当たり態様が選択された場合には特定演出パターンP2が、大当たり態様選択手段56で特別大当たり態様以外の大当たり態様が選択された場合には特定演出パターンP3が、夫々選択される。 【0085】一方、特定演出パターンP1〜P3を選択しない旨の決定をした場合には、演出パターン選択手段78は、可変演出作動率選択手段76で選択された可変演出作動率に基づいて乱数抽選により保留演出パターンQ5を選択するか否かを決定決定する。ここで、可変演出作動率選択手段76で選択された可変演出作動率の値は、第2保留個数が多いほど高くなっているため、第2保留個数が多いほど保留演出パターンQ5が選択される可能性は高くなる。 【0086】そして、演出パターン選択手段78は、保留演出パターンQ5を選択する旨の決定を行った場合には保留演出パターンQ5を、保留演出パターンQ5を選択しない旨の決定を行った場合には保留個数記憶手段60に記憶されている第2保留個数に応じて保留演出パターンQ0〜Q4のうちの1つを夫々選択する。 【0087】例えば、保留演出パターンQ5を選択しない旨の決定がされ、且つ第2保留個数が2個の場合には保留演出パターンQ2が選択される。 【0088】なお、特定演出パターンP1〜P3、及び保留演出パターンQ5を選択しない旨の決定がされた場合、それに続く第2図柄の変動が終了するまでの間に第2保留個数の数が変化(増加)したときは、演出パターン選択手段78はその都度その第2保留個数に対応する保留演出パターンQ0〜Q4を新たに選択する。 【0089】その後、報知手段73が、第2図柄制御手段72による第2図柄の変動動作と同期して、演出パターン選択手段78で選択された演出パターンに基づいて演出表示手段32又はランプ手段28a〜28dに所定の演出表示を行う。即ち、演出パターン選択手段78で特定演出パターンP1〜P3の何れかが選択された場合には、大当たり報知手段79により第2図柄の変動動作に合わせて演出表示手段32に所定の文言等が表示され、演出パターン選択手段78で保留演出パターンQ0〜Q5の何れかが選択された場合には、保留個数報知手段80により第2図柄の変動動作中にランプ手段28a〜28dが所定のパターンで点滅発光される。 【0090】図6は、第2判定手段55の判定結果が外れ態様判定となり、外れ態様選択手段57で外れ態様「5・6・5」が選択され、変動パターン選択手段58で第1リーチ外れ変動パターンBが選択され、演出パターン選択手段78が特定演出パターンP1〜P3、及び保留演出パターンQ5を選択しない旨の決定を行い、第2図柄の変動中に第2図柄始動手段24に遊技球が入賞して第2保留個数が2個から3個に増加した場合の第2図柄の変動例とそれに対応するランプ手段28a〜28dの表示例を示している。 【0091】まず、第2図柄制御手段72の制御により第1リーチはずれ変動パターンBに従って3つの第2図柄が一斉に変動を開始すると(図6(a))、保留個数報知手段80の制御により、第2保留個数2個に対応する保留演出パターンQ2に従ってランプ手段28bが点滅発光する(図6(b))。その後、左右の第2図柄が順次「5」で仮停止してリーチ状態が発生した後(図6(c),(d))、中央の第2図柄が「6」で停止して外れが確定する(図6(e))。 【0092】このとき、第2図柄が最終停止する前に、第2保留個数が2個から3個に増加したことに伴って保留演出パターンQ2がQ3に変更され、点滅発光するランプ手段が28bから28cに切り換えられる(図6(c),(d))。 【0093】また図7は、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定となり、大当たり態様選択手段56で大当たり態様「6・6・6」が選択され、変動パターン選択手段58で第1リーチ大当たり変動パターンEが選択され、演出パターン選択手段78で保留演出パターンQ5が選択された場合の第2図柄の変動例とそれに対応するランプ手段28a〜28dの表示例を示している。 【0094】まず、第2図柄制御手段72の制御により第1リーチ大当たり変動パターンEに従って3つの第2図柄が一斉に変動を開始すると(図7(a))、保留個数報知手段80の制御により、保留演出パターンQ5に従ってランプ手段28a〜28dが一斉に点滅発光する(図7(b))。可変演出作動率は外れ変動パターンA〜Dよりも大当たり変動パターンE〜Gの方が高く設定されているため、保留演出パターンQ5が出現した時点で遊技者の大当たりに対する期待感は増大する。 【0095】その後、左右の第2図柄が順次「4」で仮停止してリーチ状態が発生した後(図7(c),(d))、中央の第2図柄が「4」で停止し(図7(e))、更に全図柄が再変動した後に第2図柄が「6・6・6」で停止して大当たりが確定する(図7(f),(g))。 【0096】また図8は、第2判定手段55の判定結果が外れ態様判定となり、外れ態様選択手段57で外れ態様「5・3・4」が選択され、変動パターン選択手段58でリーチなし外れ変動パターンAが選択され、演出パターン選択手段78で特定演出パターンP1が選択された場合の第2図柄の変動例とそれに対応する演出表示手段32の表示例を示している。 【0097】まず、第2図柄制御手段72の制御によりリーチなし外れ変動パターンAに従って3つの第2図柄が一斉に変動を開始すると(図8(a))、大当たり報知手段79の制御により、特定演出パターンP1に従って演出表示手段32に「リーチになれば大当たり!」の文言が表示される(図8(b))。遊技者は、この「リーチになれば大当たり!」の表示により、期待感を大きくふくらませつつその後の第2図柄の変動を見守ることになる。 【0098】その後、左右の第2図柄が順次「5」「4」で仮停止し、大当たりの可能性がなくなった時点で演出表示手段32の表示が「残念」に切り換えられ(図8(c),(d))、中央の第2図柄が「3」で停止して外れが確定する(図8(e))。 【0099】また図9は、第2判定手段55の判定結果が大当たり態様判定となり、大当たり態様選択手段56で特別大当たり態様「7・7・7」が選択され、変動パターン選択手段58で第3リーチ大当たり変動パターンGが選択され、演出パターン選択手段78で特定演出パターンP2が選択された場合の第2図柄の変動例とそれに対応する演出表示手段32の表示例を示している。 【0100】まず、第2図柄制御手段72の制御により第3リーチ大当たり変動パターンGに従って3つの第2図柄が一斉に変動を開始すると(図9(a))、大当たり報知手段79の制御により、特定演出パターンP2に従って演出表示手段32に「リーチになれば大当たり!」の文言が表示される(図9(b))。 【0101】その後、左右の第2図柄が順次「2」で仮停止してリーチ状態が発生し、大当たりの発生が確実となった時点で演出表示手段32の表示が「大当たり確実」に切り換えられる(図9(c),(d))。そして、演出表示手段32の表示は、中央の第2図柄が仮停止して大当たり態様「2・2・2」となって3つの第2図柄が再変動を開始する時点で「再変動」(図9(e))、再変動後に3つの第2図柄が特別大当たり態様「7・7・7」で停止して確率変動が確定した時点で「確変」に順次切り換えられる(図9(f),(g))。 【0102】以上説明したように、本実施形態では、複数の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの何れかに基づいて所定の情報を遊技者に報知する報知手段73を備え、複数の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの特定演出パターンP1〜P3に基づいて報知手段73が作動する確率である特定作動率を、保留個数記憶手段60に記憶された保留個数に応じて異ならせているため、保留個数の値の大小を特定演出パターンP1〜P3の出現率の変化として演出に反映させることができ、遊技に対する興趣をより増大できる。 【0103】また、特定作動率を、保留個数が多いほど高くしているため、保留個数に応じて、遊技者は特定演出パターンP1〜P3の出現率の上昇という利益を享受することができる。 【0104】特定演出パターンP1〜P3に基づいて報知手段73が作動し、且つ遊技図柄がリーチ状態となった場合には図柄表示手段31の変動後の停止図柄が大当たり態様となるように制御するようになっているため、特定演出パターンP1〜P3に基づいて報知手段73を作動させることによって大当たり態様となること又はその可能性が高いことを遊技者に報知することができる。 【0105】演出パターンには保留個数に対応した保留演出パターンQ0〜Q4を含んでいるため、報知手段73は保留個数の報知手段としても機能させることができる。 【0106】大当たり態様とするか否かを抽選する第2抽選手段54を備えた主制御基板41と、複数種類の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5を記憶する演出パターン記憶手段77、及びそれら複数種類の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの1つを択一的に選択する演出パターン選択手段78を備えた演出制御基板42とを別々の基板として備えているため、演出パターンに関する処理を演出制御基板42側で行うことができ、主制御基板41側の負荷を軽減することができる。 【0107】演出パターン選択手段78は、第2抽選手段54による抽選結果と保留個数とに基づいて作動するようになっているため、第2図柄の変動後の停止図柄と保留個数とを演出に反映させることができる。 【0108】以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、特定演出パターンP1〜P3に基づく演出、保留演出パターンQ0〜Q5に基づく演出を、全て同じ演出手段、例えば液晶表示手段29上の演出表示手段32やランプ手段28a〜28d、音声出力手段、ハンドル等を振動させる振動装置、その他で行うようにしてもよい。例えば、全ての演出を演出表示手段32で行う場合には、保留演出パターンQ0〜Q5については「2個保留中」「期待大」等の文言を表示し、全ての演出をランプ手段28a〜28dで行う場合には、特定演出パターンP1〜P3については夫々固有の発光パターンでランプ手段28a〜28dを発光させるようにすればよい。 【0109】演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5の設定内容、即ち演出表示手段32に表示される文言の内容やその表示タイミング、ランプ手段28a〜28dの発光パターンやその出現タイミング等は、実施形態に示したものに限られるものではなく、任意に設定することができる。 【0110】演出表示手段32は、「リーチになれば大当たり!」等の文言を表示するもの以外に、例えば画面上に所定のキャラクタを登場させるもの、背景画像を変化させるもの、第2図柄の表示(大きさ、形状、色等)を変化させるもの、第2図柄の背景色を変化させるものなどでもよい。また、報知手段73は、所定の音声を出力させたり、或いはハンドル等に設けた振動装置を動作させることにより所定の情報を報知するものでもよい。 【0111】演出パターン記憶手段77、演出パターン選択手段78等については、報知手段73の種類やその配置に応じて種々の制御基板、例えば音声制御基板、払い出し制御基板、発射制御基板、専用の制御基板、或いは主制御基板41上に設けることが可能である。各演出を、演出表示手段32、ランプ手段28a〜28d、その他の複数の演出手段で行う場合には、それら各演出手段を制御する制御基板は実施形態で示したように1つの演出制御基板42等で構成してもよいし、図柄制御基板、ランプ制御基板等の複数の副制御基板に分けて構成してもよい。 【0112】特定作動率、可変演出作動率については、図4に示したものに限られるものではなく、任意の値に設定できる。また、特定作動率、可変演出作動率の少なくとも一方を通常遊技状態と特別遊技状態とで異なる値に設定してもよい。 【0113】また、第1図柄表示手段30に関する第1保留個数に基づいて同様の制御を行うようにしてもよい。 【0114】第1保留個数、第2保留個数の上限は、3個以下であってもよいし5個以上であってもよい。また、それら第1保留個数、第2保留個数の上限を遊技状態等に応じて変更するようにしてもよい。 【0115】特別遊技状態発生手段62で発生させる特別遊技状態としては、第2図柄が大当たり態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの以外に、例えば第2図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、第2図柄始動手段24の開放時間を通常状態よりも長くするもの、第1図柄が当たり態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの、第1図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、大入賞手段25の開放のラウンド回数を増加させるもの、大入賞手段25の1回の開放時間を増大させるもの、大入賞手段25の規定入賞数を増加させるもの、第1図柄始動手段26の保留個数を増加させるもの、第2図柄始動手段24の保留個数を増加させるもの等、種々の利益状態を用いることができる。また、それら複数種類の利益状態を同時或いは個別に発生させるようにしてもよい。 【0116】更に、実施形態ではパチンコ機を例に挙げて説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機等のその他の弾球遊技機でも同様に実施可能であることは言うまでもない。 【0117】 【発明の効果】本発明によれば、図柄始動手段24と、図柄始動手段24が遊技球を検出することに基づいて1個又は複数個の遊技図柄を変動表示する図柄表示手段31と、少なくとも図柄表示手段31の図柄変動中に図柄始動手段24が検出した遊技球の個数を予め定められた上限保留個数を限度として記憶する保留個数記憶手段60と、図柄表示手段31の変動動作の終了後に図柄表示手段31に保留個数記憶手段60の記憶保留個数分の図柄変動を行わせる保留個数消化手段61と、図柄表示手段31の変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段59とを備えた弾球遊技機において、複数の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの何れかに基づいて所定の情報を遊技者に報知する報知手段73を備え、複数の演出パターンP1〜P3,Q0〜Q5のうちの特定演出パターンP1〜P3に基づいて報知手段73が作動する確率である特定作動率を、保留個数記憶手段60に記憶された保留個数に応じて異ならせているため、保留個数の値の大小を特定演出パターンP1〜P3の出現率の変化として演出に反映させることができ、遊技に対する興趣をより増大できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391010943 【氏名又は名称】株式会社藤商事 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区内本町一丁目1番4号
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| 【出願日】 |
平成14年1月10日(2002.1.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100273 【弁理士】 【氏名又は名称】谷藤 孝司
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| 【公開番号】 |
特開2003−205107(P2003−205107A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−3535(P2002−3535) |
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