| 【発明の名称】 |
電子ゲーム装置、外部情報処理装置及びICカード |
| 【発明者】 |
【氏名】橋場 秀年 【住所又は居所】兵庫県尼崎市常光寺4−3−1 王子製紙株式会社尼崎研究センター内
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| 【要約】 |
【課題】仮想空間で展開されるゲームや教育訓練の進捗を、実体空間とつなぎ、体感できるものにする。
【解決手段】ICカード9を挿入すると、電子ゲーム装置1が外部記憶媒体から電子ゲームプログラムをダウンロード、表示装置5にはキャラクタ選択画面が表示される。使用者が入力装置10からキャラクタを選択すると、その図柄の要素情報や能力値などが電子情報としてICカード入出力装置3からICカード9の送受信部11を経てメモリ部19に記憶され、印刷装置24によりICカード9の券面印刷部20に印刷される。ゲームを開始すると、ゲームの進行に伴ってキャラクタ特性の能力値が上昇したり減少したりする。ゲーム終了を入力装置10から指示すると、そのときのキャラクタ特性が電子情報としてICカード入出力装置3からICカード9の送受信部11を経てメモリ部19に記憶され、印刷装置24によりICカード9の券面印刷部20に印刷される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プログラムにより動作する情報処理装置からなる電子ゲーム装置であって、プログラムに基づいて該電子ゲーム装置内で展開される電子ゲームに登場するひとつ以上のキャラクタの各種特性の要素情報の少なくとも一部を、該電子ゲーム装置との間で通信可能なICカードに電子情報として書き込み、かつICカードの電子情報を読み取ることのできる入出力装置を備えるとともに、該ICカード券面に該キャラクタの図柄・数値情報を含む各種特性の券面印刷をするための印刷手段を内蔵又は接続可能としたことを特徴とする電子ゲーム装置。 【請求項2】 前記入出力装置がICカードに書き込み読み取る電子情報として前記電子ゲーム中の電子ゲーム環境を規定する各種特性の要素情報の少なくとも一部をさらに含み、前記印刷手段によりICカードに券面印刷する各種特性として前記環境特性を表わす図柄・数値情報をさらに含む請求項に記載の電子ゲーム装置。 【請求項3】 前記入出力装置はICカードへの書込みを複数回行い得るものであり、前記印刷手段とICカードは2回目以降の書込みに対応して前記券面印刷を追加及び/又は修正の形で複数回行い得るものである請求項1又は2に記載の電子ゲーム装置。 【請求項4】 前記キャラクタはゲームの進行に伴って成長し、その成長が予め定められた特定レベルに到達したときに変化し得るものであり、前記入出力装置は前記キャラクタの成長が前記特定レベルに到達したときに、使用中のICカードに代わり、前記券面印刷が実質的にされていない新たなICカードにその変化を含む電子情報を書き込み、前記印刷手段はその新たなICカードにその変化を含む電子情報を券面印刷するようにした請求項1、2又は3に記載の電子ゲーム装置。 【請求項5】 ICカードに電子情報を書き込みICカードの電子情報を読み取ることのできる入出力装置を備えるとともに、該ICカード券面にキャラクタの図柄・数値情報を含む各種特性の券面印刷をするための印刷手段を内蔵又は接続可能な外部情報処理装置であって、請求項4に記載の電子ゲーム装置の代わりに、前記キャラクタの成長が変化可能なレベルに到達した状態のICカードを接続すれば、券面印刷が実質的にされていない新たなICカードにその変化を含む電子情報を書き込み、該外部情報処理装置に内蔵又は外部接続された前記印刷手段によりその新たなICカードにその変化を含む電子情報を券面印刷させることを特徴とする外部情報処理装置。 【請求項6】 前記キャラクタの成長が変化可能なレベルに到達し、その変化を含む電子情報が新たなICカードに書き込まれ、券面印刷が行われたときは、前記入出力装置はキャラクタの成長が変化可能なレベルに到達した状態の元のICカードに対し電子ゲーム装置において少なくとも一時的に使用不可能にする処理をする請求項4に記載の電子ゲーム装置。 【請求項7】 前記キャラクタの成長が変化可能なレベルに到達し、その変化を含む電子情報が新たなICカードに書き込まれ、券面印刷が行われたときは、前記入出力装置はキャラクタの成長が変化可能なレベルに到達した状態の元のICカードに対し電子ゲーム装置において少なくとも一時的に使用不可能にする処理をする請求項5に記載の外部情報処理装置。 【請求項8】 請求項1から4もしくは6に記載の電子ゲーム装置、又は請求項5もしくは7に記載の外部情報処理装置と通信可能であって、電子情報を書換え可能に保持するICを有し、前記印刷手段により印刷が可能な券面印刷部を有することを特徴とするICカード。 【請求項9】 前記券面印刷部はその少なくとも一部がリライト可能な印刷部である請求項8に記載のICカード。 【請求項10】 教育訓練プログラムにより動作する情報処理装置からなる電子ゲーム装置であって、使用者が教育訓練プログラムに基づいて練習を実施した記録、及びその練習が予め定めた条件を満たし、かつ該教育訓練プログラムが用意した認定試験に合格した旨を該電子ゲーム装置との間で通信可能なICカードに電子情報として書き込み、かつICカードの電子情報を読み取ることのできる入出力装置を備えるとともに、該ICカード券面に認定試験に合格した旨の認定証を券面印刷するための印刷手段を内蔵又は接続可能としたことを特徴とする教育訓練用の電子ゲーム装置。 【請求項11】 ICカードに電子情報を書き込みICカードの電子情報を読み取ることのできる入出力装置を備えるとともに、該ICカード券面に券面印刷をするための印刷手段を内蔵又は接続可能な外部情報処理装置であって、請求項10に記載の電子ゲーム装置により教育訓練プログラムが用意した認定試験に合格した旨の電子情報を記憶したICカードを該外部情報処理装置に接続すれば、券面印刷が実質的にされていない新たなICカードに前記入出力装置により認定試験に合格した旨の前記電子情報を記憶させるとともに、前記印刷手段により認定証を券面印刷させることを特徴とする外部情報処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子ゲームや教育訓練用ソフトウェア等のプログラムで動作するコンピュータや電子ゲーム装置といった情報処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子ゲーム装置やパーソナルコンピュータにおいて、各種のゲームや教育訓練用プログラムが上市されており、電子ゲーム装置では仮想空間で対戦や成長やなぞ解きの進行、教育訓練用プログラムでは練成度の上昇に伴ってグレード判定が行われている。 【0003】また、電子ゲーム装置やパーソナルコンピュータを使用しないカードゲームとして、カード表面に装飾的なキャラクタ図柄と能力値などを印刷したものが市販されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】電子ゲーム装置やパーソナルコンピュータでのゲームや教育訓練用プログラムは、仮想空間での展開であり、電源投入された情報処理装置が手元に無ければ実感することは難しい。また一般に使用されている外部メモリには装飾性がなく、かつ筐体としてかさばるものが多いので、電子ゲームにおいては収集して楽しむコレクション対象にはなり難く、教育訓練用プログラムとしても練成度の認定証などの用途には向かなかった。 【0005】カードゲームも実物のカードを使用している限りは、経験値を積むことによる変身、合体、分離などを表現することは困難であった。また、ゲームのルールが複雑であり、実質的には遊戯としてのゲームを楽しむというよりは、コレクションの対象としてのみ取り扱われているのが実状であった。そこで、本発明は仮想空間で展開されるゲームや教育訓練の進捗を、実体空間とつなぎ、体感できるものにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の電子ゲーム装置は、CD−ROMやDVD、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、メモリースティック、外部サーバなどから供給されるゲームプログラムを展開するとともに、表面に印刷可能なICカードをゲームの進捗状況などの要素情報を記憶する外部メモリとして使用し、内蔵もしくは接続した印刷手段により、又は外部の情報処理装置に設けられた印刷手段によりそのICカードに印刷できるようにしたものである。 【0007】比較的高度な情報処理端末である電子ゲーム装置を使用することにより、電子ゲームにおいては登場するキャラクタの成長に合わせた電子情報をICカードに記憶させるとともに、電子ゲーム装置内部に内蔵又は接続された印刷手段によりICカード上に印刷図柄で表現することが可能である。 【0008】また、キャラクタが経験値を積むことによって、変身、合体、分離、分裂などの変化が可能になったときには、電子ゲーム装置内部に内蔵又は接続された印刷手段、あるいは電子ゲーム装置からから独立した印刷手段を有する情報処理装置で読み取り、電子情報内容を継続又は変更させた後に、変化したキャラクタを新規ICカード上に印刷図柄で表現することが可能である。 【0009】さらに、例えば合体の際には、予め設定されたルールに従って使用者が合体させる複数のキャラクタの各要素情報を選ぶことによって、合体後のキャラクタの身体的パーツや能力を組み合わせることにより、元のゲームでは存在しなかったユーザーオリジナルのキャラクタを構築することが可能になり、一層バラエティーが広がったゲームが楽しめる。 【0010】請求項1に記載した本発明の第1の形態では、電子ゲームや教育訓練プログラムの要素情報の記憶媒体として印刷可能なICカードを使用し、該ICカードに印刷することができる手段を内蔵あるいは接続することが可能な電子ゲーム装置を提案している。 【0011】この印刷手段によって、要素情報の記録媒体であるICカードを装飾性が加味された媒体として、電子ゲーム装置から独立しても楽しむことができる。これによって、仮想空間と実体空間とをつなぎ、キャラクタ他の存在を体感できるものにすることができる。 【0012】教育訓練プログラムにおいては、練成の進捗による特定レベルに到達したことを証明する認定証としてICカードを発行するなどの用途に使用可能である。一歩進めて、ICカードを用いた電子ゲーム装置による教育訓練及び資格検定の実施と、証明書の発行を考える。この場合、電子ゲーム装置をパーソナルコンピュータに接続し、キーボード入力できるようにしておくことが好ましい。 【0013】■ CD−ROMなどの記録媒体に収納した教育訓練プログラムと、所定の書き換え不能情報として使用者の氏名、生年月日、登録ナンバーなどを記憶させたICカード、マニュアルを使用者に送付する。 【0014】■ 使用者は訓練プログラムにより指定された演習を繰り返し実施する。この訓練プログラムでは、教育訓練機関が妥当と考え、予め定めた訓練回数をこなすことを必須とし、それを消化して初めて認定試験を受けられることを可能としておく。訓練開始時期には使用者の能力は低く、与えられた課題をこなすために多くの時間を必要とし、正答率も低いと考えられる。訓練の進捗に伴って必要時間は減少し、正答率は上昇していくと考えられる。この変遷もICカードに記録していく。 【0015】■ 教育訓練プログラムが合格可能であると判断した時点で認定試験モードに入る。この場合、成りすましを見破ることは原理的に不可能であるため、認定試験が実施可能であると判断できるように、予めCD−ROMなどの記憶媒体には統計的に決定した習得曲線(所用時間と正当率の妥当な存在範囲など)を記憶させておき、訓練当初からの修得度データの変遷がこの範囲に入っており、かつ認定試験で合格点を取りうる可能性が60%を上回ることなどを条件として試験モードに入れるようにする。 【0016】■ 受験して合格となった場合、訓練プログラムがICカードの電子情報に特定のグレードの資格試験に合格した旨を記憶させ、さらにプリンタを用いてICカードに認定証の券面印刷を実施する。 【0017】本発明による電子ゲーム装置を使用した教育訓練システムでは、オンライン検定を実施する必要もなく、CD−ROMなどにより供給されるソフトと、予め書換え不能情報として使用者の氏名、顔写真、生年月日、登録ナンバーなどを記憶させたICカードの配布、販売のみで、真にやる気のある者のみが自主的に資格取得することが可能となる。ICカードはセキュリティー性が高いため、証明証としての運用する上で適切な媒体であると考えられ、ICカード本体への券面表示の他、請求された場合必要に応じて資格検定機関のリーダ/ライタで正式な証明証を発行するといった運用も可能である。 【0018】本教育訓練システムで教育訓練可能な例としては、タイピング、英単語記憶、選択肢から正解を選ぶ各種教育訓練などが考えられ、画像認識システム、音声認識システムと併用すれば書道や英会話の教育訓練といった分野への展開も可能である。 【0019】請求項2に記載した本発明の第2の形態では、ゲームにおけるキャラクタとともに、又はキャラクタではなく、ゲームの中で使用できる魔法・天候・昼夜・場所などのゲーム環境特性をシンボライズした図柄や数値情報を含む各種特性を券面印刷したカードを発行できることを規定している。ゲーム環境カードを使用することにより、例えば対戦環境を夜間と規定することにより、夜行性のキャラクタの攻撃力が増すなどの規定が可能であり、ゲームにより多くの多様性を加味することが可能な電子ゲーム装置となる。また、2名以上の使用者が対戦する場合、各使用者が保有するキャラクタの経験値に開きがありすぎる場合は、ハンディキャップをこの環境カードに規定する用途も考えられる。 【0020】教育訓練プログラムの場合は、環境カードを使用することによって、例えば英単語記憶プログラムであれば、使用者の大量の過去の履歴等を記憶させておくことによって、過去誤答の多かった単語を優先的に出題させ、練成の促進を図ることが可能である。 【0021】請求項3に記載した本発明の第3の形態では、ゲームや教育訓練プログラムの要素情報の記憶媒体として印刷可能なICカードを使用し、該ICカードに印刷することができる手段を内蔵あるいは接続することが可能なゲーム装置の印刷手段によって、ゲームの進捗により、特定のキャラクタが変身、合体、分離のような変化が可能なレベルに達したとき、使用者の選択によって使用中のICカードに新たな要素情報を記憶させ、かつ券面印刷を追加することにより、変化までの要素情報を引き継いだ新しいキャラクタ図柄、数字を含む能力特性を券面表示として有するICカードとすることができる、電子ゲーム装置である。 【0022】例えば、キャラクタの能力値が特定のレベルまで到達することによって、それまで該キャラクタが保有していなかった飛行能力を手に入れることができた場合、電子情報に飛行能力を規定する情報を加えるとともに、ICカード上のキャラクタ図柄に翼や数値情報を含む各種特性として追加印刷することによってその能力を示すことが可能となる。 【0023】請求項4に記載した本発明の第4の形態では、キャラクタはゲームの進行に伴って成長し、その成長が予め定められた特定レベルに到達したときに変化し得るものである。ゲームや教育訓練プログラムの要素情報の記憶媒体として印刷可能なICカードを使用し、ゲームの進捗により、特定のキャラクタが変身、合体、分離のような変化が可能なレベルに達したとき、使用者の選択によって、ゲーム装置の印刷手段による券面印刷が実施されていない新規のICカードに新たな要素情報を記憶させ、かつ新たな券面印刷を実施することにより、変化までの要素情報を引き継いだ新しいキャラクタ図柄、数字を含む能力特性を券面表示として有するICカードとすることができる。 【0024】例えば、2体のキャラクタの能力値が特定のレベルまで到達することによって合体できる条件を満たしたとき、使用者の選択によって、個々のキャラクタの身体的パーツ・能力を選定し、合体後の新たなキャラクタを構築することが可能である。これらの情報は電子情報として新たに発行されたICカードに記憶させるとともに、新たに発行されるICカードの表面に図柄・数値情報を含む各種特性として券面印刷される。 【0025】請求項5に記載した本発明の第5の形態は、ICカードに電子情報を書き込みICカードの電子情報を読み取ることのできる入出力装置を備えるとともに、該ICカード券面にキャラクタの図柄・数値情報を含む各種特性の券面印刷をするための印刷手段を内蔵又は接続可能な外部情報処理装置であって、電子ゲーム装置と独立し、電子ゲーム装置の代わりに、ICカードに電子情報を書き込み、券面印刷するものである。ゲームの進捗により、特定のキャラクタが変身、合体、分離のような変化が可能なレベルに達したとき、使用者の選択によって、この外部情報処理装置も、券面印刷が実施されていない新規のICカードに新たな要素情報を記憶させ、かつ新たな券面印刷を実施することができる。これにより、変化までの要素情報を引き継いだ新しいキャラクタ図柄、数字を含む能力特性を券面表示として有するICカードとすることができる。 【0026】例えば、使用者が家庭内で電子ゲームを実施し、2体のキャラクタの能力値が特定のレベルまで到達することによって、合体できる条件を満たしたとき、使用者はコンビニエンスストアや玩具店に設置されている電子ゲーム装置と独立したこの外部情報処理装置に、該当レベルまで能力値が上昇している2体のキャラクタのICカードを持参し、使用者の選択によって、個々のキャラクタの身体的パーツ・能力を選定し、合体後の新たなキャラクタを構築することが可能である。これらの情報は電子情報として新たに発行されたICカードに記憶させるとともに、新たに発行されるICカードの表面に図柄・数値情報を含む各種特性として券面印刷される。 【0027】請求項6,7に記載した本発明の第6の形態は、合体などにより、新たなICカードを再発行した際、合体させた個々のキャラクタのICカードの電子情報を少なくとも一時的に使用不可とする機能を付与した電子ゲーム装置、あるいは外部情報処理装置である。この処理により、合体後は合体に使用した個々のキャラクタのカードを使用者の選択による分離処理を実施するまでは、少なくとも一時的に電子ゲームに使用することができなくすることが可能となり、ゲームの継続性が高まり、電子ゲーム内で使用できる能力値の高いカードの希少性を維持することが可能となる。 【0028】請求項8,9に記載した本発明の第7の形態はICカード自体である。特に請求項9に記載の形態は券面印刷の少なくとも一部がリライト可能な券面表示をすることのできる印刷部を有するICカードである。リライト印刷を使用することによって、同じICカードを何度も再使用することが可能となり、経済的である。 【0029】請求項10に記載した本発明の第8の形態は、この電子ゲーム装置を教育訓練プログラムにより動作するようにした教育訓練システムとしての電子ゲーム装置である。使用者が教育訓練プログラムに基づいて練習を実施し、認定試験に合格すると、該ICカード券面に認定試験に合格した旨の認定証を券面印刷することができる。その結果、この電子ゲーム装置を使用した教育訓練システムを使用すると、オンライン検定を実施しなくても資格取得することが可能となる。 【0030】請求項11に記載した本発明の第9の形態は、教育訓練プログラムが用意した認定試験に合格した旨の電子情報を記憶したICカードを接続すれば、新たなICカードに認定試験に合格した旨の電子情報を記憶させるとともに、認定証を券面印刷させる外部情報処理装置である。これによって、本発明による電子ゲーム装置に印刷装置を付設する必要がなくなる。 【0031】 【発明の実施の形態】以下本発明に好適な電子ゲーム装置の実施形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明はこの限りではない。図1は本発明の電子ゲーム装置本体及び印刷可能なICカードのブロック図である。図2は本発明の電子ゲーム装置を専用の装置として構成した一実施例を表わしており、図はそれに印刷可能なICカードを挿入して使用する状態をあらわしている。図3は本発明による電子ゲーム装置をパーソナルコンピュータにより実現し、ゲームや教育訓練プログラムなどをキーボード操作によって実行するようにした他の実施例を表わしたものである。図4はICカードへの印刷を電子ゲーム装置とは独立した外部の情報処理装置である外部ユニットによっても行なうことができるようにした実施例におけるその外部ユニットの一例のブロック図である。 【0032】図1に示したように、本発明による電子ゲーム装置1は入出力装置2を備え、電子ゲームのプログラムがCD−ROMや、インターネットなどの通信回線を介して接続された外部サーバのような外部記憶媒体21からその入出力装置2を通して供給される。ゲームの進行に応じて、必要な画像情報、音声情報などはこの記憶媒体21から供給され、RAM12に保持される。CPU4は電子ゲームのプログラムに従い、供給された画像情報、音声情報などを必要に応じて演算して仮想空間の背景、キャラクタ画像、効果音やBGM等を決定し、表示装置5内部の画像音声等駆動装置6により液晶画面等の画像表示装置7に表示させたり、スピーカなどの音声発生装置8に出力させたりする。ROM13はCPU4が実行する電子ゲーム装置1の動作プログラムなどを格納している。入力装置10は使用者がゲームを実行するためのコントローラやキーボードである。 【0033】電子ゲーム装置1にはICカード入出力装置3が備えられており、ICカード9に電子ゲームのキャラクタの要素情報や能力値など、及び電子ゲーム中の魔法・天候・昼夜・場所などの電子ゲーム環境を規定する各種特性の要素情報を電子情報として記憶させるとともに、ICカード9に記憶されている電子情報を読み取る。 【0034】電子ゲーム装置1にはさらにICカード9に券面印刷を行なう印刷装置24が備えられている。ただし、印刷装置24は電子ゲーム装置1に内蔵されていない場合もある。その場合、外部の印刷装置を接続できるようになっていることが好ましい。また、電子ゲーム装置1から独立した外部情報処理装置でICカード9との間で電子情報の授受を行なうことができるものに印刷装置が設けられている場合には、電子ゲーム装置1に印刷装置を設けなくてもICカード9に券面印刷を行なうことができる。 【0035】印刷装置24は券面印刷を行なうためにICカード9を取り込み、印刷終了後にICカード9を送り出すためのICカード搬送部14と、印刷を実施する印刷実施部15を備えている。本発明による電子ゲーム装置に使用するICカード印刷方式は昇華転写、熱転写、インクジェット等によることが可能である。このうち、追記可能な方式としては昇華転写や熱転写、インクジェット等が好ましい。書換え可能な方式としてはリライト感熱方式がある。電源16は各装置に電源を供給するものである。 【0036】ICカード9は電子機構部17を備えており、電子機構部17は電子ゲーム装置1との間で電子情報の授受を行なう送受信部11、電子ゲーム装置1から受け取った電子情報を記憶するメモリ部19、及びこのカードの使用制限やセキュリティー等に関わる計算をする演算部18を備えていることが好ましい。送受信部11はICカード9のインターフェースである。ICカード9のインターフェースは、外部端子を有する接触型、コンビ型、ハイブリッド型及びデュアルインターフェイス型のいずれでもよいが、全面印刷を可能とするためには外部端子を持たず、ICカードとICカードリーダにアンテナを内蔵させて電波を利用して情報のやり取りを行う非接触型がより望ましい。非接触型ICカードでは送受信部のアンテナが電子情報の授受とICカードへの電源供給を兼ねるものが多い。 【0037】ICカード9のメモリ部19は、書換えが必要なので、記憶内容を電気的に消去でき、内容を書き換えられるEEPROM(electrically erasable and programmable read only memory:電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ)、FRAM(Ferro-electric RAM:強誘電体メモリ)、フラッシュメモリ(FlashMemory)などが好ましい。EEPROM、FRAMなどのデータ記憶用メモリのみが内蔵された一般にメモリカードと呼ばれるICカードでもよいが、教育訓練・資格認定用にはセキュリティー上CPUやRAMが内蔵された演算機能を有して暗号認証やデータのアクセス権を制限できる、一般的にCPUカードと呼ばれるICカードがより好ましい。ICカード9の表面には印刷装置24により印刷を施すことのできる領域が券面印刷部20として設けられている。 【0038】図2は図1の電子ゲーム装置1を専用のゲーム機として実現した場合の外観図を表したものである。電子ゲーム装置1の本体は、CPU4、入出力装置2、ICカード入出力装置3、画像音声駆動装置6、RAM12、ROM13及び電源16を備え、印刷装置24を内蔵している。外部記憶媒体21としてのCD−ROMが外部記憶媒体格納部22に格納できるようになっている。表示装置5と入力装置10はケーブルを介して電子ゲーム装置本体と接続されている。 【0039】図3は本発明による電子ゲーム装置をノート型のパーソナルコンピュータにより実現し、ゲームや教育訓練プログラムなどをキーボード操作によって実行するようにした他の実施例の外観図を表したものである。電子ゲーム装置1の本体に該当するパーソナルコンピュータには、CPU4、入出力装置2、画像音声駆動装置6、RAM12、ROM13及び電源16を備え、入力装置10としてのキーボードと表示装置5としての液晶ディスプレーが一体として設けられ、外部記憶媒体21としてのCD−ROMが外部記憶媒体格納部22に格納できるようになっている。ICカード入出力装置3と印刷装置24は一体化されたユニットとして構成され、ケーブルを介してパーソナルコンピュータと接続されている。ICカード9はICカード入出力装置3と印刷装置24のユニットのICカード挿入口23に挿入途中の状態で示されている。 【0040】以上、電子ゲーム、教育訓練に関する本発明による電子ゲーム装置について説明してきたが、券面印刷可能なICカードに印刷を実施することは、コンビニエンスストア、玩具店、教育訓練機関等の指定する出先機関などに設置された、本発明による電子ゲーム装置から独立した電子機器(外部ユニットという)での運用も考えられる。これによって、本発明による電子ゲーム装置に印刷装置24を付設する必要がなくなるため、電子ゲーム装置1の価格を下げることが可能となり普及を考えると有利である。 【0041】図4はその外部ユニット30の一例を表わすブロック図である。入出力装置48はインターネットなどの通信回線を介して接続された教育訓練機関のサーバのような外部記憶媒体から必要な情報などがその入出力装置48を通して供給、RAM38に保持される。入出力装置48は使用されるシステムの内容によっては、外部ユニットから教育訓練機関へ照会情報などを送信できるようにすることも可能である。CPU35は挿入されたICカードへの情報の読取り書込み、券面印刷などの動作を制御したり、必要な情報を表示部45内部の画像音声等駆動装置44により液晶画面等の画像表示装置46に表示させたり、スピーカなどの音声発生装置47に出力させたりする。ROM37はCPU35が実行するこのユニット30内の動作プログラムなどを格納している。入力装置51は使用者が挿入したICカードの情報の読取り、書込み、印刷などの指示を入力するためのものである。 【0042】この外部ユニット30はカード取扱い部45を備えている。カード取扱い部45はICカードとデータのやりとりをするためにICカード入出力装置36を備え、それにつながるICカード挿入口34とICカード返却口41を備えており、さらに、券面印刷を行なう印刷装置40や、新品カードを留めているカードストッカ39も備えている。 【0043】この外部ユニット30は貨幣取扱い部32も備えている。貨幣取扱い部32は使用者が料金を投入する貨幣投入口31、貨幣を返却する返却口33、貨幣を保持する貨幣ストッカ43、及び貨幣を搬送する貨幣搬送装置42を備えている。電源50は各装置に電源を供給する。 【0044】以下、この実施例の動作について説明する。まず、図1から図3に示した実施例の装置を使用してゲームを行なう場合の動作を説明する。新たなICカードを使用し、電子ゲーム装置1でゲームを開始するときの動作は図のフローチャートに示されるように進行する。電源を投入し、ICカード9を挿入すると、電子ゲーム装置1が外部記憶媒体から電子ゲームプログラムをダウンロード、表示装置5にはキャラクタ選択画面が表示される。使用者が入力装置10からキャラクタを選択すると、その図柄の要素情報や能力値などが電子情報としてICカード入出力装置3からICカード9の送受信部11を経てメモリ部19に記憶される。ゲームを開始すると、ゲームの進行に伴ってキャラクタ特性の能力値が上昇したり減少したりする。ゲーム終了を入力装置10から指示すると、そのときのキャラクタ特性が電子情報としてICカード入出力装置3からICカード9の送受信部11を経てメモリ部19に記憶され、印刷装置24によりICカード9の券面印刷部20に印刷された後、ゲームが終了され、電源がオフとなる。 【0045】具体的な例で説明すると、例えば、いま、電子ゲーム装置1のプログラムには1体のキャラクタが対戦するバトルゲームが記憶されているものとする。登場するキャラクタ(イ)は初回のゲーム開始直後にプログラムに予め登録されている最低レベル(レベル1とする)のキャラクタ群から使用者が選択したものであり、ICカード入出力装置3を用いてICカード9にその図柄の要素情報や能力値などを電子情報として記憶させる。そのICカード9をICカード9aとする。これにより、電子ゲームのプログラムの指示により使用者がICカード9aの電子情報を本発明による電子ゲーム装置のICカード入出力装置3を通して読み取ることにより、電子ゲームの仮想空間内に継続的に登場させることが可能となる。 【0046】また、ICカード9の券面には、電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置24によって、例えばレベル1のキャラクタ(イ)の図柄と能力値(例えば、レベル1であることを★一つで示す)と属性(例えば水棲キャラクタである場合、水中の対戦では能力値が1.5倍になることを「水という漢字で示す」)が印刷される。 【0047】キャラクタ(イ)は入力装置10による使用者の指示及びCPU4の指示に従って行動し、能力値が変化する。例えばキャラクタ(イ)が同じレベル1の能力値を持つ、例えば属性が山(山岳地帯での対戦では能力値が1.5倍になる)のキャラクタ(ロ)と草原で戦闘に入ったとする。この時使用者はゲーム環境特性を規定するICカード9(これをICカード9b(水のカード)とする)を電子ゲーム装置のICカード入出力装置3を通して読み取らせることにより、電子ゲームの仮想空間を草原から水中に変更させることができ、CPU4の戦闘時の演算に入力されるキャラクタ(イ)の能力値を大きくすることが可能となり、同じレベル1のキャラクタどうしの戦闘においてより勝利する確率を大きくすることができる。 【0048】上記のICカード9bは、ゲームの中で使用者とCPU4の指示によって展開されるエピソードの中で、プログラムに予め登録されている環境カードの中から使用者が選択して手に入れることができるようになっており、電子ゲーム装置1に付属しているICカード入出力装置3を用いて無印刷のICカード9にその図柄の要素情報や能力値などを電子情報として記憶させておくとともに、電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって環境特性をシンボライズした図柄(例えば波)を印刷してあるものとする。 【0049】キャラクタ(イ)は上記のような経験を積むことによって、能力値が変化していく。変化した能力値はICカード入出力装置3、ICカード送受信部11を通して電子ゲーム装置に接続されたICカード9aのメモリ部19に逐次記憶するか、あるいは一旦電子ゲーム装置内のRAM12に記憶させておいて、使用者からの指示がある都度ごとにICカード入出力装置3、ICカード送受信部11を通して電子ゲーム装置に接続されたICカード9aのメモリ部19に記憶させてもよい。 【0050】ゲームの進行に伴ってキャラクタの能力値が予め定められたレベル(進化可能レベル)に到達すると、図6に示されるように、そのときのキャラクタ特性が電子情報としてICカード入出力装置3からICカード9aの送受信部11を経てメモリ部19に記憶され、進化内容が印刷装置24によりICカード9の券面印刷部20に追記される。 【0051】具体的には、能力値が電子ゲームのプログラムに予め設定されたレベルを超えると、キャラクタは変身、合体、分離、分裂が可能となるものとする。例えばキャラクタ(イ)がレベル2の能力値となったときに仮想空間のゲーム上では翼が生えて飛行能力を獲得する場合、レベル2の能力値になったとき、電子ゲーム装置1に付属しているICカード入出力装置3を用いてICカード9aにその図柄の要素情報(翼の要素情報を加える)や能力値1の2への変更などを電子情報として記憶させる。 【0052】また、ICカード9aの券面には電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって元のレベル1のキャラクタ(イ)の図柄に翼の図柄を追印刷し、能力値2(レベル2であることを示すために★を一つ追加印刷し★二つで示す)と新たに獲得した属性(例えば飛行能力を獲得したので従来持っていた属性の「水」の他に「空」)を追加印刷する。 【0053】複数のキャラクタの能力値が上昇し、合体可能レベルまで達した場合、複数のキャラクタを合体させて一体の新規の強力なキャラクタを生成することができるとした場合、合体させる各キャラクタの図柄、属性から使用者が選択することによって使用者が好みのキャラクタをデザインすることが可能となる。この場合、券面印刷が実施されていない新たなICカード9(これをICカード9cとする)にICカード入出力装置3を用いてその図柄の要素情報(使用者が合体させる前の個々のキャラクタから選択した図柄の要素情報)や能力値の変更などを電子情報として記憶させる。 【0054】また、ICカード9cの券面には電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって仮想空間で使用者の選択によって合体生成した新たなキャラクタの図柄、合体によって獲得した能力値(例えば★の数で示す)と合体によって獲得した属性(例えば「水」、「空」、「山」など)を追加印刷する。 【0055】このとき、ゲームの継続性とキャラクタの希少性を確保するために、図7に示されるように、ICカード入出力装置3を用いて合体に使用した複数のキャラクタの(これらをICカード9d,9eとする)を後述するキャラクタ分離が完了されるまでは一時的にICカード電子情報を使用できなくする処置を施すプログラムを外部記憶媒体21に織り込んでおくことも好ましい。 【0056】また、後述の合体後のキャラクタ分離時に完全な形のキャラクタを復元形成させるために、合体時に使用者が採用しなかった、合体前の元のキャラクタ図柄の要素情報や能力値、属性などは券面印刷に表示はしないが、電子情報としてICカード9cにバックアップさせておくことが好ましい。 【0057】使用者の選択により、合体させたキャラクタを再び分離させることも可能である。分離の動作は図8のように行なわれる。電子ゲーム装置1に合体により形成されたキャラクタのICカード9cを挿入し、使用者が入力装置10から分離モードを選択すると、電子ゲーム装置1はそのICカード9cから電子情報を読み取り、そのICカード9cの電子情報を一時使用停止にした後、キャラクタを分離する。合体前のキャラクタのICカード9d,9eに使用禁止の処置が施されている場合は、それらのICカード9d,9eを電子ゲーム装置1に挿入すると、使用禁止の処置が解除され、それらのICカード9d,9eに分離後の電子情報が記憶され、合体中に達成した能力値に準じた進化形態が追加印される。 【0058】分離動作においては、分離によって生成するキャラクタは合体の要素になった元のICカードのキャラクタに復元させることが可能であり、この場合は元のICカード9d,9eに分離後のキャラクタの電子情報を再記憶させることが可能である。 【0059】また、2枚の無印刷のICカード9を使用することにより、合体前の各キャラクタ間で要素情報を交換し(例えば一枚のICカードに一体のキャラクタの情報を記憶させるゲームを考えた場合、ICカード9dと9eの二体のキャラクタを合体させて生成したキャラクタ9cを分離するときに、合体前のキャラクタICカード9dの構成要素であった翼をキャラクタICカード9eに移すなど)、合体前とは異なった図柄、属性を使用者が選択することによって好みのキャラクタをデザインすることも可能である。この場合、券面印刷が実施されていない2枚のICカード9に電子ゲーム装置1に付属しているICカード入出力装置3を用いて分離前のキャラクタICカード9cから使用者の選択によりキャラクタICカード9f、9gにそれぞれ分離させることができる。このとき図柄の要素情報(使用者が分離させる前の個々のキャラクタから選択した図柄の要素情報)や能力値、属性の変更などを電子情報としてICカード9f、9gに記憶させる。 【0060】また、ICカード9f、9gの券面には電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって仮想空間で使用者の選択によって分離生成した新たなキャラクタの図柄、分離によって獲得した能力値と分離によって獲得した属性(例えば「水」、「空」、「山」など)を印刷する。 【0061】使用者の選択により、充分に能力値の高まったキャラクタを分裂させることも可能である。分裂の動作は図9のように行なわれる。電子ゲーム装置1にキャラクタのICカード9aを挿入し、使用者が入力装置10から分裂モードを選択すると、電子ゲーム装置1はそのICカード9aから電子情報を読み取り、そのICカード9aの電子情報を一時使用停止にした後、分裂により形成されたキャラクタの電子情報を複数の券面無印刷のICカードに記憶させ、分裂により形成されたキャラクタの図柄や特性をそれらのICカードに印刷する。 【0062】すなわち、分裂によって生成するキャラクタには、元のキャラクタの能力値を分裂後に生成する個体ごとに任意に割り当てることができる。能力値によっては退化し、その図柄が変身前のものに変更される。属性も分裂前のキャラクタが保有する属性を分裂後のキャラクタに割り当てる。 【0063】一枚のICカードに一体のキャラクタの情報を記憶させるゲームを考えた場合、一体のキャラクタを二体のキャラクタに分裂させた場合、券面印刷が実施されていない2枚のICカード9にICカード入出力装置3を用いて分離前のキャラクタICカード9aから使用者の選択によりキャラクタICカード9a1、9a2にそれぞれ分裂させることができる。このとき図柄の要素情報(使用者が分離させる前の個々のキャラクタから選択した図柄の要素情報)や能力値、属性の変更などを電子情報としてICカード9a1、9a2に記憶させる。 【0064】また、ICカード9a1、9a2の券面には電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって、仮想空間で使用者の選択によって分裂生成したキャラクタの図柄、能力値、属性などを印刷する。以上、本発明の電子ゲーム装置においてゲームを実施することについて説明してきた。 【0065】次に本発明の電子ゲーム装置を図3に示されたようにパーソナルコンピュータを利用して実現し、資格訓練及び資格取得を行なう場合を例にとって説明する。図1に示したように、本発明による電子ゲーム装置1は、電子ゲームのプログラムをCD−ROMや外部サーバのような外部記憶媒体21から入出力装置2を通して供給される。 【0066】教育訓練の進行に応じて、必要な画像情報、音声情報などはこの記憶媒体21から供給され、必要に応じてCPU4により演算されて仮想空間の背景、キャラクタ画像、効果音やBGM等が決定されて、表示装置5内部の画像音声等駆動装置6により液晶画面等の画像表示装置7やスピーカなどの音声発生装置8に表示される。 【0067】使用者は訓練・教育訓練機関から予め本人の氏名・顔写真・生年月日・教育訓練機関から付与された登録番号が書き換え不能の電子情報として記憶された少なくとも1枚の訓練用ICカード9h、少なくとも1枚の認定証用ICカード9i、CD−ROMや外部サーバ21から受け取る教育訓練プログラムと使用マニュアルの交付を受ける。ICカード9h、9iには予め教育訓練機関が使用者の氏名、顔写真、教育訓練機関から付与された登録番号などを券面印刷しておいてもよい。 【0068】いま、このプログラムにはタイピング訓練・資格認定プログラムが記憶されているものとする。使用者は初回の訓練開始時から順次、CD−ROMや外部サーバのような外部記憶媒体21から入出力装置2を通して供給されるプログラムの出題する課題をタイピングする訓練を実施する。 【0069】初回訓練時においては、ICカード9hの券面には初回の電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって、使用者の氏名、顔写真、生年月日、教育訓練機関から付与された登録番号などを印刷してもよい。 【0070】出題内容は使用者の練成度に合うように、図10に示すような所用時間・誤タイプ率の相関を、CD−ROMや外部サーバ21から受け取る教育訓練プログラムに包含される予め統計的に決められた練成曲線に則ってCPU4が演算し、難易度を変更するとともに、プログラムに包含される予め統計的に設定されたデータベースを参照し、出題内容、所用時間、誤タイプ率から逐次使用者の能力値を算定する。 【0071】使用者の能力値、訓練回数はICカード入出力装置3、ICカード送受信部11を通して電子ゲーム装置に接続されたICカード9hのメモリ部に逐次記憶するか、あるいは一旦電子ゲーム装置内のRAM12に記憶させておいて、使用者からの指示がある都度ごとにICカード入出力装置3、ICカード送受信部11を通して電子ゲーム装置に接続されたICカード9hのメモリ部に記憶させておく。 【0072】ICカード9hの券面には電子情報を記憶させる際、同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって、使用者の訓練回数や日付、到達能力値を例えば★の数で印刷してもよい。 【0073】使用者の訓練が進み、予め教育訓練プログラムに設定された基準に従って、最低訓練回数を実施し、能力値が履歴から考えて妥当な推移を経て所定のレベルを超えた時点で、電子ゲーム装置1は使用者に認定試験受験可能の指示を出し、認定試験モードに入る。 【0074】訓練回数を例えば500回と設定する理由は、認定試験実施時に成りすましによる代理受験を防止するためであり、例えば図11のような能力値の推移が妥当である判断プログラムは予め教育訓練プログラムに包含させておく。 【0075】少なくとも1回は実施される、認定試験に合格すると、電子ゲーム装置1は使用者に認定証用のICカード9iの挿入を要求し、ICカード入出力装置3、ICカード送受信部11を通して電子ゲーム装置に接続されたICカード9iのメモリ部19に認定試験に合格したこと、日付、能力値(得点)、訓練履歴などを記憶させる。同時に電子ゲーム装置1に内蔵されている印刷装置4によって、電子情報に書き込まれた内容などを印刷する。 【0076】ICカード9iはICチップに内蔵された電子情報と券面表示を認証の手段として保有するため、そのセキュリティーの高さにおいて、認定証として使用するには好適な素材である。使用者が必要と判断した場合、教育訓練機関にICカード9iを持込むことにより、伝統的書式の認定証を別途発行することも可能である。 【0077】以上、本発明による電子ゲーム装置を使用した教育訓練システムでは、オンライン検定を実施する必要もなく、CD−ROMなどにより供給されるソフトと、予め書換え不能情報として使用者の氏名、顔写真、生年月日、登録ナンバーなどを記憶させたICカードの配布、販売のみで、真にやる気のある者のみが自主的に資格取得することが可能となる。 【0078】以上、電子ゲーム、教育訓練に関する本発明による電子ゲーム装置について説明してきたが、券面印刷可能なICカードに印刷を実施することは、コンビニエンスストア、玩具店、教育訓練機関等の指定する出先機関などに設置された、本発明による電子ゲーム装置から独立した電子機器(以下外部ユニットという)での運用も考えられる。これによって、本発明による電子ゲーム装置に印刷装置4を付設する必要がなくなるため、電子ゲーム装置1の価格を下げることが可能となり普及を考えると有利である。 【0079】この外部ユニットを使用したタイピング資格認定証発行方式を例にとって、図4を用いて説明する。使用者は独立ユニット30に所定の料金を貨幣投入口31より投入する。貨幣の真贋、投入金額の検証・清算は貨幣取扱い部32で実施され、釣り銭がある場合は返却口33から返金する。同時に使用者は資格試験に合格したときに使用した訓練カード9hをICカード挿入口34からカード取扱い部45に投入する。CPU35はICカード入出力装置36を通してICカード9hの電子情報を読み取り、ROM37やRAM38に記憶させた手順に従って、券面印刷されていないICカード9iをカードストッカ39から取り出し、ICカード入出力装置36を通してICカード9iのメモリ部に使用者の氏名、生年月日、教育訓練機関の登録番号、認定試験に合格したこと、日付、能力値(得点)、訓練履歴などを記憶させる。同時に印刷装置40によって、電子情報に書き込まれた内容などを印刷する。その後、新規発行された認定証ICカード9iと訓練用ICカード9hは返却口41から使用者に返却される。 【0080】顔写真のような画像情報をICカード9iに印刷する場合、ICカード9hの電子情報に顔写真などの画像情報も記憶されている場合は、外部ユニット30のスタンドアローンで処理できるが、画像情報は一般にICカードのメモリ領域の占有率が高いため、大規模なチップを要求され、コストアップにつながることが多い。これを回避するために、外部ユニット30はICカード9hの初期情報の確認、画像情報のダウンロードのために、教育訓練機関に電話回線などを通して内容照会する手法を取ることも可能である。 【0081】 【発明の効果】本発明による電子ゲーム装置を用いれば、仮想空間で展開されるゲームの進捗を、印刷可能なICカードという装飾性を加味することが可能なメモリを媒体として、実体空間とつなぎ、体感できるものとすることが可能である。また、本発明による電子ゲーム装置を使用した教育訓練システムでは、オンライン検定を実施する必要もなく、CD−ROMなどにより供給されるソフトと、予め書換え不能情報として使用者の氏名、顔写真、生年月日、登録ナンバーなどを記憶させたICカードの配布、販売のみで、真にやる気のある者のみが自主的に資格取得することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000122298 【氏名又は名称】王子製紙株式会社 【住所又は居所】東京都中央区銀座4丁目7番5号
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| 【出願日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085464 【弁理士】 【氏名又は名称】野口 繁雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−169962(P2003−169962A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−374598(P2001−374598) |
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