| 【発明の名称】 |
遊技媒体収容器群管理システム |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴村 康浩 【住所又は居所】愛知県江南市古知野町朝日250番地 サン電子株式会社内
【氏名】長谷川 雅彦 【住所又は居所】愛知県江南市古知野町朝日250番地 サン電子株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】遊技媒体収容器の管理に有用な情報を収集できるシステムを提供すること。
【解決手段】玉箱管理システム20は、外部から特定IDを読取可能に記憶している玉箱80a…を複数個使用するパチンコ店Aで実施されている。このシステム20は、パチンコ機10a…におかれた玉箱80a…の特定IDを読取る、パチンコ機毎に設置されているIDリーダー82a…と、特定IDとその特定IDを読取ったIDリーダー82a…が設置されているパチンコ機10a…を対応づけた情報を累積して記憶する記憶手段を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技場で使用される、各自に固有の特定IDが読取可能に記憶されている遊技媒体収容器群を管理するシステムであり、遊技機毎に設置されており、その遊技機に置かれた遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、特定IDとその特定IDを読取った前記IDリーダーが設置されている遊技機を対応づけた情報を累積して記憶する記憶手段を備える遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項2】 前記記憶手段は、前記IDリーダーにおける特定IDの読取開始時と読取終了時をさらに記憶することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項3】 遊技機と、時間と、当該遊技機の当該時間における貸し遊技媒体数と投入遊技媒体数と払出し遊技媒体数を対応づけて記憶する第2記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項4】 特定された遊技機の特定された時間における貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項5】 遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが読み取られたときに、当該特定IDに対応づけて計数器で計数されたことを前記記憶手段に記憶させる手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項6】 前記記憶手段と前記第2記憶手段の記憶内容をそれぞれ表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項7】 遊技機に設置されている前記IDリーダーで現在読取られていなくて、しかも前記記憶手段に計数器で計数されたことが最新に記憶されていない遊技媒体収容器の特定ID群を特定する手段と、特定された特定ID毎に、当該特定IDに対応して最新に記憶されている遊技機から前記第2記憶手段を検索し、当該遊技機における当該特定IDの読取開始時の前記算出値と読取終了時の前記算出値を比較し、後者が前者より大きい遊技媒体収容器の数をカウントする手段をさらに備えることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項8】 遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが読取られたときに、当該特定IDに対応して最新に記憶されている遊技機から前記第2記憶手段を検索し、当該遊技機における当該特定IDの読取終了時の前記算出値から読取開始時の前記算出値を減算した値と計数器で計数された遊技媒体数を比較し、後者が前者に所定数加えた値より大きい場合に異常を報知する手段をさらに備えることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項9】 遊技機毎に、貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段と、遊技機毎に設置されている前記IDリーダーで特定IDの読取が終了したときに、前記算出手段で算出される当該特定IDの読取終了時の算出値から読取開始時の算出値を減算した値が所定数以下の場合には、読取が終了した特定IDに対応づけて「空き状態」を前記記憶手段に記憶させる手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項10】 遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、前記記憶手段の記憶内容を、計数器に設置されている前記IDリーダーで読取られた特定IDに対応して「空き状態」に書換える書換手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項11】 計数器に設置されている前記IDリーダーで、前記記憶手段に「空き状態」が記憶されている特定IDが読取られた場合に、異常を報知する手段をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項12】 前記記憶手段に「空き状態」が対応して記憶されている遊技媒体収容器の数をカウントする手段をさらに備えることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。 【請求項13】 遊技機毎に、貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段と、遊技機毎に設置されており、その遊技機で遊技する者を特定する情報を読取る遊技者特定情報読取リーダーと、遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、遊技機毎に設置されている前記IDリーダーで特定IDの読取が終了した時に、前記算出手段で算出される当該特定IDの読取終了時の算出値から読取開始時の算出値を減算した値が所定数以上の場合には、読取が終了した特定IDに対応づけてその遊技機に設置されている前記遊技者特定情報読取リーダーで読取られた遊技者を特定する情報を前記記憶手段に記憶させる手段と、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが読取られると、前記記憶手段に、当該特定IDに対応して記憶されている遊技者に関連づけて計数器で計数された遊技媒体数を記憶する第4記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技媒体収容器群管理システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、遊技場で使用される多数の遊技媒体収容器を管理するシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】 遊技場では遊技機毎に遊技媒体収容器が置かれる。遊技媒体収容器は、遊技機から多くの遊技媒体が払出された場合に皿からオーバーフローする遊技媒体を収容することができる。遊技者は、皿からオーバーフローする遊技媒体を遊技媒体収容器に収容し、遊技を続けることができる。また、遊技媒体収容器は持運びが可能であるために、遊技者は遊技媒体が収容された遊技媒体収容器を持って計数器まで運ぶことができる。ところで、遊技媒体収容器に外部から読取可能な特定IDを付与し、遊技機毎に、特定IDを読取るIDリーダーを設置した技術が開示されている(特開平9−220338号)。この技術では、IDリーダーが特定IDを読取ることで、現在どの遊技媒体収容器がどの遊技機に置かれているかが管理される。また、この技術では、現在遊技機に置かれていない遊技媒体収容器であっても、その遊技媒体収容器が最後にどの遊技機に置かれたかが管理される。このような管理を行なうことによって、遊技媒体収容器に遊技媒体が収容されているときに、その遊技媒体の出所を識別することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記公報に記載の技術では、遊技媒体収容器が最後にどの遊技機に置かれたかしか管理されていない。従って、遊技媒体収容器が最後に置かれた遊技機の前にどの遊技機に置かれてきたのかはわからない。このため、遊技媒体収容器の管理のために有用な情報が失われている。 【0004】本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、遊技媒体収容器の管理のために有用な情報を収集できる技術を提供する。 【0005】 【課題を解決するための手段と作用と効果】 本発明は、遊技場で使用される、各自に固有の特定IDが読取可能に記憶されている遊技媒体収容器群を管理するシステムであり、遊技媒体収容器が過去にどの遊技機で使用されてきたのかを管理する。この管理を行なうために、本システムは、遊技機毎に設置されており、その遊技機に置かれた遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、特定IDとその特定IDを読み取った前記IDリーダーが設置されている遊技機を対応づけた情報を累積して記憶する記憶手段を備える。このシステムでは、遊技媒体収容器が最後に使用された遊技機だけではなく、過去にどの遊技機で使用されてきたかが累積して記憶される。この記憶された情報は、遊技場で収集される他の情報と照らし合わせることによって極めて有益な情報を得ることができる根源的情報である。 【0006】有益な情報を得るために、遊技媒体収容器が遊技機に置かれた時間を管理することが好ましい。即ち、前記記憶手段は、前記IDリーダーにおける特定IDの読取開始時と読取終了時をさらに記憶することが好ましい。ここでの「読取開始時」や「読取終了時」は、例えば日時であっても良いし、遊技場の開店からの経過時間でも良い。また、日時、時刻等に変換することができる情報であればどのような情報でも良い。このようにすることで、どの遊技媒体収容器がどの遊技機でいつ使用されたかが管理される。なお、「読取終了時」はIDリーダーで特定IDが検出(読取)できなくなったときであり、「読取終了時」は「特定IDが未検出になった時」とも表現できるものである。 【0007】遊技場にはいわゆるホールコンピューターが設置されており、遊技機毎の遊技情報を細かく管理することができる。例えば、遊技機から貸し出された遊技媒体数、遊技機に投入された遊技媒体数、遊技機から払出された遊技媒体数等を管理することができる。これらの情報を上手に活用して、上述のシステムで管理される「どの遊技媒体収容器がどの遊技機でいつ使用されたか」の情報と組合せて分析すると有益な情報を得ることができる。従って、上述のシステムにおいて、遊技機と、時間と、当該遊技機の当該時間における貸し遊技媒体数と投入遊技媒体数と払出し遊技媒体数を対応づけて記憶する第2記憶手段がさらに付加されたシステムを構築することが好ましい。このシステムを構築することによって、遊技機毎のある時点(仮に時点Xとする)での貸し遊技媒体数と投入遊技媒体数と払出し遊技媒体数を知ることができる。従って、時点Xでの貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出することができる。このように算出される値は遊技機における時点Xまでの遊技履歴ともいうべき情報であり、同じ遊技機における2つの時点の算出値を比較すると2つの時点間に遊技者がどれだけの遊技媒体を支配することになったかを把握できる情報である。例えば、遊技場の開店から1時間の間に、1番台の遊技機で400個の遊技媒体が貸し出され、2000個の遊技媒体が投入される一方、3000個の遊技媒体が払出された場合には、開店時の算出手段の算出値をゼロとすると、1時間後の算出値は400個−2000個+3000個=1400となる。1番台の遊技機で遊技していた遊技者は、開店から1時間後に1400個の遊技媒体を支配していることがわかる。もし、開店からちょうど1時間後に1番台の遊技機から遊技媒体収容器が離れた(交換された)場合には、その遊技媒体収容器には約1400個の遊技媒体が収容されていることがわかる。ここで正確に1400個ではなく約1400個と近似したのは、遊技機の皿に遊技媒体が残されて遊技媒体収容器が交換されたことを考慮したものである。また、1番台の遊技機のある時点Aにおける算出値が2000個であり、遊技機のその後の時点Bにおける算出値が3500個である場合には、最初の時点Aからその後の時点Bの間に、遊技者は1500個の遊技媒体を支配することになったことがわかる。ある遊技媒体収容器が1番台の遊技機に時点Aで置かれ、時点Bで交換された場合には、その遊技媒体収容器には約1500個の遊技媒体が収容されていることがわかる。なお、ここでいう「遊技者が支配することになった遊技媒体数」は、厳密には時点Aから時点Bに至るまで同一の遊技者の場合にのみ用いるべき用語であるが、遊技者が変更している場合も含めて以下では用いる。このように、ある遊技機である時間内に遊技者が支配することになった遊技媒体数を知ることができ、さらに遊技媒体収容器がどの遊技機でいつ使用されたかを知ることができるので、遊技媒体収容器が遊技媒体を収容している状態で遊技機から離れたのか、あるいは空き状態で遊技機から離れたのかを把握することができる。特に、遊技媒体収容器が遊技媒体を収容している状態で遊技機から離れたときには、その遊技媒体収容器に収容されている遊技媒体の数を近似的に把握することができる。 【0008】遊技機から離れた遊技媒体収容器が遊技媒体を収容している状態なのか、あるいは空き状態であるのかを把握でき、さらにその遊技媒体収容器が次に置かれた遊技機を知ることができる。従って、ある遊技機で遊技を終了した遊技者が、遊技媒体を収容している遊技媒体収容器を持って他の遊技機に移動したときに、どの遊技機からどの遊技機に移動したかを把握することができる。この情報は遊技場にとって有益な情報であり、新台入替やキャンペーン等を行なう際の判断材料となる。 【0009】なお、「時間」は上述のように日時や開店からの経過時間等を採用することができ、さらには日時、時刻等に還元できる情報であればどのような情報でもよい。また、第2記憶手段での「時間」の記憶は、特定IDの「読取開始時」や「読取終了時」における遊技機のおよその貸し遊技媒体数や投入遊技媒体数等が把握できるものであればどのように記憶されても良い。また、第2記憶手段での記憶のタイミングは、できるだけ短い間隔で行なうことが好ましい。ある時点での算出値を正確に把握できるからである。なお、第2記憶手段の貸し遊技媒体数や払出し遊技媒体数等はどのタイミングでリセットされても良いが(即ちゼロにされる)、少なくとも遊技機に遊技媒体収容器が置かれているときにはリセットされない方が好ましい。遊技媒体収容器にどれだけの遊技媒体が収容されているかを把握できなくなるからである。従って、例えば遊技場が閉店する際にリセットされると良い。 【0010】また、上述のようにある遊技機におけるある時点での貸し遊技媒体数や投入遊技媒体数等がわかれば、それらを知りえる遊技場の管理者が前記算出値を算出することができる。しかしながら、算出値が自動的に算出されるシステムが構築されることが好ましい。即ち、特定された遊技機の特定された時間における貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段がさらに付加されたシステムを構築することが好ましい。なお、この算出手段で算出された値は、前記の第2記憶手段で遊技機と時間に対応づけて記憶されても良い。 【0011】なお、遊技媒体収容器の情報をより正確に収集するためには、次のようなシステムを構築することが好ましい。即ち、遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが読み取られたときに、当該特定IDに対応づけて計数器で計数されたことを前記記憶手段に記憶させる手段がさらに付加されたシステムを構築する。このシステムでは、特定IDに対応して遊技媒体収容器が計数器に持込まれたことが記憶される。計数器に持込まれた後には、その遊技媒体収容器は遊技媒体が収容されていない、空の状態であることがわかる。このために、遊技媒体収容器がどのような状態であるのか(即ち、遊技媒体を収容している状態であるのか空状態であるのか)を正確に把握することができる。 【0012】また、上記のシステムでは、記憶手段と第2記憶手段の記憶内容をそれぞれ表示する表示手段をさらに備えても良い。このようにすると、表示を見た者(例えば、遊技場の管理者等)は種々の情報を収集することができる。 【0013】多くの遊技場では、遊技媒体が収容された遊技媒体収容器を遊技座席の下等に積み、新たな遊技媒体収容器を使用することを許容している。この積まれている遊技媒体収容器の総数は、遊技場が優良店か否かを示す重要な情報である。従って、遊技場では積まれている遊技媒体収容器の総数を把握するように努めている。現在ではこの積まれている遊技媒体収容器の数を知るためには、遊技場の従業員が遊技場内を見廻って、一つ一つ数えるしか方法はなかった。上述のシステムによると、現在遊技機に置かれていない遊技媒体収容器がわかり、その遊技媒体収容器に遊技媒体が収容されているか否かがわかる。このために、積まれている遊技媒体収容器(即ち、遊技機に置かれてなくて、遊技媒体を収容している遊技媒体収容器)を特定することができる。従って、積まれている遊技媒体収容器の総数を把握することができる。ここで、記憶手段と第2記憶手段で記憶される情報を辿れば、上述のように積まれている遊技媒体収容器の総数を把握することができるが、総数が自動的にカウントされるシステムにしても良い。即ち、上述のシステムに、遊技機に設置されている前記IDリーダーで現在読取られていなくて、しかも前記記憶手段に計数器で計数されたことが最新に記憶されていない遊技媒体収容器の特定ID群を特定する手段と、特定された特定ID毎に、当該特定IDに対応して最新に記憶されている遊技機から前記第2記憶手段を検索し、当該遊技機における当該特定IDの読取開始時の前記算出値と読取終了時の前記算出値を比較し、後者が前者より大きい遊技媒体収容器の数をカウントする手段を付加することが好ましい。このシステムによると、積まれている状態の遊技媒体収容器の総数がカウントされるので、その数を簡単に知ることができる。 【0014】近年、遊技場では遊技者による様々な不正が発生しており、遊技場は不正の防止を強化している。その不正の一つが、遊技媒体を遊技場の外部から不正に持込む行為や、計数器の作動を乱して実際数以上の計数値を得る(いわゆる計数器ゴト)といった行為である。従来は従業員が遊技場内を監視してこのような不正行為を防止していた。しかしながら、従業員の監視負担が大きいといった問題があった。上記問題を解決するために、遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが読取られたときに、当該特定IDに対応して最新に記憶されている遊技機から前記第2記憶手段を検索し、当該遊技機における当該特定IDの読取終了時の前記算出値から読取開始時の前記算出値を減算した値と計数器で計数された遊技媒体数を比較し、後者が前者に所定数加えた値より大きい場合に異常を報知する手段をさらに付加することが好ましい。このシステムによると、遊技媒体収容器に収容されている遊技媒体数と計数器で計数された遊技媒体数を比較し、後者が前者に所定数加えた値より大きい場合には、なんらかの不正が行なわれたとみなされて異常が報知される。このために、不正持込みを行なった者が不当な利益を得ることを防止することができる。また、計数器ゴトを防止することもできる。 【0015】また、遊技媒体の不正持込み行為を計数器で計数する前に発見できるシステムを構築することが好ましい。このために、上述のシステムにおいて、遊技機毎に、貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段と、遊技機毎に設置されている前記IDリーダーで特定IDの読取が終了したときに、前記算出手段で算出される当該特定IDの読取終了時の算出値から読取開始時の算出値を減算した値が所定数以下の場合には、読取が終了した特定IDに対応づけて「空き状態」を前記記憶手段に記憶させる手段がさらに付加することが好ましい。このシステムは、「空き状態」であるはずの遊技媒体収容器には「空き状態」であることを記憶させる。遊技媒体収容器の管理者(即ち、遊技場の管理者)は、「空き状態」であるはずの遊技媒体収容器を知ることができ、それにもかかわらずに遊技媒体が収容されていれば、遊技媒体の不正持込み等の何らかの不正行為が行われた可能性があることを知ることができる。計数器で計数される前に早期に不正持込みを発見することができる。 【0016】遊技媒体収容器が計数器に持ち込まれて計数されると、遊技媒体収容器は「空き状態」になる。その変化に合わせて、遊技媒体収容器の状態を書換える必要がある。このために、上述のシステムにおいて、遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、前記記憶手段の記憶内容を、計数器に設置されている前記IDリーダーで読取られた特定IDに対応して「空き状態」に書換える書換手段を付加することが好ましい。「空き状態」でない遊技媒体収容器が計数器に持ち込まれると、その遊技媒体収容器は「空き状態」に書き換えられる。遊技媒体収容器の管理者は、「空き状態」であるはずの遊技媒体収容器をより正確に知ることができ、遊技媒体の不正持ち込みをより有効的に防止することができる。 【0017】また、上記システムに、計数器に設置されている前記IDリーダーで、前記記憶手段に「空き状態」が記憶されている特定IDが読取られた場合に、異常を報知する手段を付加することが好ましい。「空き状態」であるはずの遊技媒体収容器に遊技媒体が収容されて計数器に持ち込まれると異常が報知されるので、不正に持ち込まれた遊技媒体が計数器で計数されることを防止できる。 【0018】遊技場内で使用されていない空き状態の遊技媒体収容器の総数を把握できるシステムが望まれる。このために上述のシステムに、記憶手段に「空き状態」が対応して記憶されている遊技媒体収容器の数をカウントする手段を付加することが好ましい。これによると、「空き状態」であることが確実な遊技媒体収容器の総数を容易に把握することができる。このような情報が得られると、遊技媒体収容器が不足する前に種々の対策を講じることができ、遊技媒体収容器が突然不足するといった事態を回避することができる。 【0019】また、遊技場では、遊技媒体を収容している遊技媒体収容器が盗まれて、その遊技媒体を支配していた遊技者に不利益が生じることがある。このようなことが防止されなければ、遊技者は安心して遊技を行なうことができない。このために、上述のシステムに、遊技機毎に、貸し遊技媒体数から投入遊技媒体数を減じて払出し遊技媒体数を加えた値を算出する手段と、遊技機毎に設置されており、その遊技機で遊技する者を特定する情報を読取る遊技者特定情報読取リーダーと、遊技媒体数を計数する計数器に設置されており、計数する遊技媒体収容器の特定IDを読取るIDリーダーと、遊技機毎に設置されている前記IDリーダーで特定IDの読取が終了した時に、前記算出手段で算出される当該特定IDの読取終了時の算出値から読取開始時の算出値を減算した値が所定数以上の場合には、読取が終了した特定IDに対応づけてその遊技機に設置されている前記遊技者特定情報読取リーダーで読取られた遊技者を特定する情報を前記記憶手段に記憶させる手段と、計数器に設置されている前記IDリーダーで特定IDが読取られると、前記記憶手段に、当該特定IDに対応して記憶されている遊技者に関連づけて計数器で計数された遊技媒体数を記憶する第4記憶手段を付加することが好ましい。 【0020】上記発明では、遊技媒体収容器が遊技機から離れたときに「空き状態」でなければ、その遊技媒体収容器に対応づけて遊技者が記憶される。その遊技媒体収容器が計数器に持ち込まれると、誰が持ち込んだかに関係なく、遊技者に関連づけて計数器で計数された遊技媒体数が記憶される。遊技媒体を収容している遊技媒体収容器が盗まれても遊技者の不利益とならない。遊技者は安心して遊技を行うことができる。 【0021】 【発明の実施の形態】(第1実施形態) 次に本発明を、「パチンコ店」の「パチンコ機」で使用する「パチンコ玉」(簡単に「玉」という)を収容する「玉箱」の管理に適用した一実施形態を説明する。図1は、本発明に係る玉箱管理システムの概略システム図である。玉箱管理システム20は、パチンコ店Aで使用される多数の玉箱を管理する。玉箱管理システム20は、パチンコ機10a,10b,10c…(…は複数を示す)と、パチンコ機毎に設けられているIDリーダー82a,82b,82c…と、パチンコ機毎に設けられている遊技者読取リーダー12a,12b,12c…と、玉箱80a,80b…と、ホールコンピュータ40と、計数器42と、POS44等から構成される。なお図1では、パチンコ機とIDリーダーと遊技者読取リーダーと玉箱の一部のみを示している。また以下では、複数の場合でも…を省略して記載する。また、パチンコ機に共通する事象には添字を省略して説明する。玉箱についても同様である。それぞれのパチンコ機10とIDリーダー82と遊技者読取リーダー12は、回線63を介してホールコンピュータ40に接続されている。また、計数器42は回線62を介して、POS44は回線61を介してホールコンピュータ40に接続されている。IDリーダー82と遊技者読取リーダー12はパチンコ機10毎に一つずつ設置されている。IDリーダー82と遊技者読取リーダー12とパチンコ機10は相互に対応づけられている。 【0022】遊技者は、パチンコ機10の中から所望の台を選択し、遊技座席に座って遊技を行なう。遊技者は、パチンコ店Aから玉を借りて、その玉をパチンコ機10に投入することによって遊技を行なう。遊技者読取リーダー12は玉貸機としても機能する。パチンコ機10は、投入された玉が所定の領域を通過すると所定数の玉を払出す。玉はパチンコ機10に配設されている皿(図示省略)に払出される。本実施形態におけるパチンコ機10の皿には、最大で200個の玉を収容することができる。パチンコ機10には、アウトメータ59とセーフメータ60がそれぞれ備えられている。玉貸機には貸し玉メータ58が配設されている。これらは図1では省略されているが図2に示されている。アウトメータ59は、パチンコ機10に投入された玉(いわゆるアウト玉)を検出する。セーフメータ60は、パチンコ機10から払出された玉(いわゆるセーフ玉)を検出する。貸し玉メータ58は、貸し玉が行なわれたことを検出する。パチンコ機10の前(遊技者とパチンコ機との間)には、いずれかの玉箱80が配置される。玉箱80は、パチンコ機10の皿からオーバーフローする玉を収容することができる。玉箱80は上面が開口した略箱形状であり、後述する計数器42に載置されたときには玉箱80の下面が開口する構造を有している。本実施形態における玉箱80の収容可能玉数は約2500個である。玉箱80の下面には、バーコード70が貼り付けられている。バーコード70には、それぞれの玉箱80を特定する玉箱毎に固有のID(玉箱ID)が読取可能に記憶されている。各パチンコ機10の前にはIDリーダー82が設置されている。IDリーダー82は、バーコード70を読取る。即ち、IDリーダー82は、パチンコ機10に配置された玉箱80の玉箱IDを読取る。IDリーダー82は玉箱IDを常時読取る。 【0023】遊技者読取リーダー12は、カード挿入口14を備える。遊技者は、カード挿入口14に会員カード50を挿入する。遊技者は、パチンコ店Aで所定の登録をすると会員カード50が与えられる。登録には、遊技者の氏名、年齢、性別等を記載する必要がある。会員カード50には遊技者を特定するID(遊技者ID)が記憶されている。遊技者読取リーダー12は、会員カード50に記憶されている遊技者IDを読取る。計数器42には玉箱80が載置される(玉箱80の下面が計数器42に接触する)。載置された玉箱80は下面が開口し、開口から玉が流出する。計数器42は、流出した玉の総数を計数する。即ち、玉箱80に収容されていた玉数を計数する。計数器42は、IDリーダー(計数器用)75を備える。IDリーダー75は、載置された玉箱80のIDを読取る。POS44は、景品交換カウンターであり、遊技者が景品を交換する場所である。遊技者は、計数器42で計数された玉数に応じた賞品を得ることができる。POS44は、POS用の遊技者読取リーダー44aと表示部44bを備える。遊技者読取リーダー44aは、会員カード50の遊技者IDを読取る。遊技を終えた遊技者は、POS44で会員カード50を提示して、景品交換を行なう。この景品交換システムについては後述する。ホールコンピューター40は、種々の情報を管理する。ホールコンピューター40は表示部40aとキーボード40bを備える。表示部40aでは各種情報が表示される。遊技場の従業員(管理者を含む)は、キーボード40bを用いて入力操作を行なうことができる。 【0024】次に、図2のブロック図を参照して、ホールコンピュータ40とそれに接続される装置の制御系の構成について説明する。なお、図2では、パチンコ機とIDリーダーと遊技者読取リーダーを一つしか示していない。ホールコンピュータ40は、制御回路部100と表示部40aとキーボード40bから構成される。制御回路部100は、CPU102とROM104とRAM106と入力ポート108と出力ポート110で構成されている。CPU102、ROM104及びRAM106はバス線109によって入力ポート108や出力ポート110と相互に接続されている。CPU102は、ROM104に格納された制御プログラムに従って、パチンコ機10や計数器42等から出力された情報を統括的に処理する。ROM104に格納される制御プログラムには、貸し玉数から投入玉数を減じて払出し玉数を加えた値(以下では、「遊技者支配玉数」という)を算出するプログラム、表示部40a,44aでの表示画像を作成する処理等が含まれている。RAM106は、ワークメモリとして使用されるメイン記憶素子であって、各種データや出入力信号が格納される。RAM106では、記憶スペース毎に記憶される情報が異なっている。RAM106の各記憶スペースに記憶される情報は以下のとおりである。 (1)第1記憶スペース;玉箱IDとその玉箱が置かれたパチンコ機IDとパチンコ機に置かれた時刻とパチンコ機から離れた(交換された)時刻が組にして記憶される。さらには、玉箱が計数器42で計数されたことが組にして記憶される。記憶内容の詳しい説明は後述する。 (2)第2記憶スペース:パチンコ機IDとそのパチンコ機における「遊技者支配玉数」と「遊技者支配玉数」が算出された時刻が組にして記憶される。 【0025】入力ポート108には、遊技者読取リーダー(POS用)44aと計数器42と遊技者読取リーダー(パチンコ機用)12とパチンコ機10とIDリーダー(パチンコ機用)82とキーボード40bが接続されている。遊技者読取リーダー(POS用)44aは、読取った遊技者IDを出力する。計数器42は、読取った玉箱IDと計数結果を組にして出力する。遊技者読取リーダー(パチンコ機用)12は、読取った遊技者IDを出力する。パチンコ機10は、貸し玉メータ58とアウトメータ59とセーフメータ60で検出した情報を出力する。貸し玉メータ58は、1回の玉貸しが行なわれる毎に1パルスを出力する(このパルスが貸し玉数情報になる)。アウトメータ59は、10個のアウト玉を検出するごとに1パルスを出力する(このパルスが投入玉数情報になる)。セーフメータ60は、10個のセーフ玉を検出するごとに1パルスを出力する(このパルスが払出し玉数情報になる)。IDリーダー(パチンコ機用)82は、読取った玉箱IDを出力する。IDリーダー82が玉箱IDを出力するタイミングは、玉箱IDの読取開始時と読取終了時である(即ち、玉箱80がパチンコ機10に置かれた時と離れた時である)。また、後述のように、制御回路部100からの出力命令を受信したときにも出力する。キーボード40bは、入力された情報を出力する。入力ポート108で受信された信号はバス線109を介してCPU102等に取り込まれる。なお、遊技者読取リーダー(パチンコ機用)12、貸し玉メータ58、アウトメータ59、セーフメータ60、IDリーダー(パチンコ機用)82からの信号が入力ポート108で受信されると、受信経路から送信元のパチンコ機IDが判別されて、受信された情報とともにCPU102等に取り込まれる。本実施形態では、パチンコ機IDとしてパチンコ店Aにおける台番号を採用している。 【0026】出力ポート110には、ホールコンピュータ用の表示部40aとPOS用の表示部44bとIDリーダー(パチンコ機用)82が接続されている。表示部40aは、制御回路部100で作成された表示画像を表示する。表示部44bは、計数器42での計数結果を表示する。IDリーダー(パチンコ機用)82は、制御回路部100からのID出力命令を受信する。 【0027】次に、RAM106の各記憶スペースに情報がどのように記憶されるかについて説明する。まず、図3を参照して第1記憶スペース記憶処理について説明する。制御回路部100は、IDリーダー(パチンコ機用)82から玉箱IDの読取開始信号を受信したか否かを常時監視している(ステップS2)。玉箱IDの読取開始信号を受信した場合(ステップS2でYESの場合)は、受信した玉箱IDに対応づけてパチンコ機IDと玉箱IDの読取開始時をRAM106の第1記憶スペースで記憶する(ステップS4)。この第1記憶スペースでは、過去に記憶された情報に累積して記憶される。なお、ここでの読取開始時は○時△分×秒と記憶され、日付は記憶されない。以下の説明でも時刻を記憶する場合は同様である。また、制御回路部100は、IDリーダー(パチンコ機用)82から玉箱IDの読取終了信号を受信したか否かを常時監視している(ステップS6)。玉箱IDの読取終了信号を受信した場合(ステップS6でYESの場合)は、受信した玉箱IDに対応づけてパチンコ機IDと読取終了時を第1記憶スペースで記憶する(ステップS8)。また、制御回路部100は、計数器42(正確にはIDリーダー(計数器用)75)から玉箱IDの読取信号を受信したか否かを常時監視している(ステップS10)。IDリーダー75から玉箱IDの読取信号を受信した場合(ステップS10でYESの場合)は、受信した玉箱IDに対応づけて計数器42で計数されたことを第1記憶スペースに記憶する(ステップS12)。この際に、計数器で計数された時刻も記憶される。 【0028】図4に第1記憶スペースでの記憶内容の一例を模式的に示す。図4の左欄のIDは玉箱IDを示しており、右欄にはそれぞれの玉箱IDに対応して記憶されている内容を示す。なお、図4では、読取開始時と読取終了時の秒単位の記憶を省略して示している。この場合、第1記憶スペースでは、ID001の玉箱が10時00分に8番台のパチンコ機に置かれて、10時15分にそのパチンコ機から離れたことが記憶されている。さらに、ID001の玉箱が、その後15番台に置かれ、さらにその後20番台に置かれたことが記憶されている。なお、ID001の玉箱が20番台から離れた時間が記憶されていないのは、現在もまだ20番台に置かれた状態だからである。なお、10時00分というのは、パチンコ店Aの開店時間である。また、ID002の玉箱に対応づけては、10時00分から10時15分まで30番台のパチンコ機に置かれていたことが記憶されている。このID002の玉箱は、10時17分に計数器42に持込まれたことが記憶されている。計数器42に持込まれた後には30番台に再び置かれて、次いで223番台に置かれたことが記憶されている。ID002の玉箱は、15時10分に223番台を離れた後はどのパチンコ機にも置かれておらず、計数器でも読取られていない。ID003の玉箱に対応づけては、10時00分から現在に至るまで80番台に置かれていることが記憶されている。即ち、このID003の玉箱は、パチンコ店Aの開店時から80番台に配置されており、そのままの状態であることが記憶されている。 【0029】次に、図5を参照して第2記憶スペース記憶処理について説明する。制御回路部100は、貸し玉数情報、投入玉数情報、払出し玉数情報を受信したか否かを常時監視している(ステップS20)。いずれかの玉数情報を受信した場合(ステップS20でYESの場合)は、パチンコ機IDから第2記憶スペースを検索し、そのパチンコ機10の現在の「遊技者支配玉数」を特定する(ステップS24)。なお、ここでのパチンコ機IDは玉数情報の受信経路から特定される情報である。次に、受信したのが貸し玉数情報又は払出し玉数情報であるのか、あるいは、投入玉数情報であるのかを判別する(ステップS26)。ステップS26でNOの場合、即ち、貸し玉数情報又は払出し玉数情報であれば、ステップS24で特定された「遊技者支配玉数」に受信した玉数を加算する(ステップS28)。ステップS26でYESの場合、即ち、投入玉数情報を受信した場合には、ステップS24で特定された「遊技者支配玉数」から受信した投入玉数を減算する(ステップS30)。次に、S20で特定されたパチンコ機IDに対応づけてステップS28又はS30で算出された値(最新の遊技者支配玉数)と算出された時刻を第2記憶スペースで記憶する(ステップS32)。なお、本実施形態では、第2記憶スペースで記憶される「遊技者支配玉数」は、パチンコ店Aの閉店時にリセットされる。従って、パチンコ店Aが開店した時には、第2記憶スペースにおけるパチンコ機毎の「遊技者支配玉数」は全てゼロにされている。 【0030】図6に第2記憶スペースの記憶内容を模式的に示している。図6の左欄は、パチンコ機10の台番号(パチンコ機ID)を示し、右欄はそれぞれのパチンコ機IDに対応して記憶されている内容を示す。1番台のパチンコ機に対応しては、10時00分00秒にはゼロが、10時00分15秒には125が記憶されている。これは、10時00分00秒の「遊技者支配玉数」はゼロであり、10時00分15秒の「遊技者支配玉数」は125個であることを示す。その後時間が経つにつれ、「遊技者支配玉数」が徐々に減少している様子が記憶されている。2番台のパチンコ機に対応しては、10時10分00秒まで「遊技者支配玉数」がゼロであることが記憶されている。これは、10時00分00秒から10時10分00秒まで、2番台では遊技が行なわれていなかったことを示している。その後「遊技者支配玉数」が減少したり、増加したりしている様子が記憶されている。3番台のパチンコ機に対応しては、10時00分00秒でゼロであることのみが記憶されている。これは、3番台のパチンコ機では、パチンコ店Aが開店してから現在に至るまで全く遊技が行なわれていないことが示されている。 【0031】図7に、第1記憶スペースの記憶内容をホールコンピューター40の表示部40aで表示した一例を示す。なお、ここでも秒単位での表示を省略している。図7では、玉箱80の状態の変化(パチンコ機10に配置されたときと、パチンコ機10から離れたとき、さらに計数器42に持込まれたとき)が示されている。この図7では、玉箱毎に、最新、前回、前々回の状態の変化が示されている。例えば、ID001の玉箱の表示を見ると、10時00分に1番台に配置され、10時20分に1番台から交換された(離れた)ことがわかる。また、ID002の玉箱の表示を見ると、10時00分には読取不可であることがわかる。従って、ID002の玉箱は、10時00分の時点ではどのパチンコ機にも配置されておらず、その後10時20分に1番台に配置されていることがわかる。ID006の玉箱の表示を見ると、3番台に10時30分に配置され、10時57分に交換されたことがわかる。さらに、ID006の玉箱は、10時59分に計数器42に持込まれたことがわかる。さらに、ID007の玉箱の表示を見ると、10時15分に5番台に配置され、その後10時40分に5番台を離れたことがわかる。ID007の玉箱は、その後7番台に配置されたことがわかる。図7のような表示を行なうことで、パチンコ店Aの管理者(従業員等)は、どの玉箱80がどのパチンコ機10にいつ置かれていたかを知ることができる。さらには現在玉箱80がどのパチンコ機10に配置されているか(あるいはどのパチンコ機10にも配置されていないこと)を知ることができる。 【0032】また、図8に、第2記憶スペースの記憶内容を表示部40aで表示した一例を示す。図8(a)は、1番台における時刻と「遊技者支配玉数」の関係を示したものであり、図8(b)は、5番台におけるの時刻と「遊技者支配玉数」の関係を示したものである。この図8に示される各図は、第2記憶スペースの記憶内容の時刻と「遊技者支配玉数」をプロットし、プロットポイントを平滑線でつないだものである。図8(a)に示されるように、1番台では10時00分から11時00分まで遊技者支配玉数が増加していく様子が伺える。10時20分の時点では「遊技者支配玉数」は1800個であり、10時40分の時点では「遊技者支配玉数」は3500個である。図8(b)に示されるように、5番台では10時00分から10時15分までは、「遊技者支配玉数」に変化はない(ゼロで一定である)。従って、5番台では10時15分までは遊技が行なわれていない。10時15分からは「遊技者支配玉数」が増加し、10時40分の時点では「遊技者支配玉数」が1900個である。その後、「遊技者支配玉数」は少し増加したものの10時50分ごろからは減少している。 【0033】パチンコ店Aの管理者は、図7、図8の双方の表示を見ることによって、例えば次のような分析が可能である。図7よりID007の玉箱80は、10時15分から10時40分までは5番台に置かれていたことがわかっている。図8(b)より5番台では10時15分の「遊技者支配玉数」はゼロであり、10時40分の「遊技者支配玉数」は1900個である。従って、10時15分から10時40分の間に5番台では「遊技者支配玉数」が1900個増加したことがわかる。この2つの事実より、ID007の玉箱が5番台から交換されたときに、玉箱(ID007)に約1900個の玉が収容されていたことがわかる。実際には1900−x個(xは0から200の範囲)の玉が収容されていることがわかる。ここでのxは、皿に残された玉数(皿の最大玉数は200個)である。なお、管理者が2つのデータ(図7と図8のデータ)から判断しなくても、ホールコンピュータ側で玉箱毎に収容している玉数を演算し、演算結果を表示部40aで表示させても良い。さらに、ID007の玉箱は10時40分から11時00分まではどこでも読取されていない。従って、ID007の玉箱はその間に遊技座席の下等(おそらく5番台である)に置かれていたことがわかる。なお、以下では玉を収容した状態で遊技座席の下等に置かれている玉箱を「積み状態玉箱」という。さらに、ID007の玉箱は11時00分に7番台に配置されたことがわかっている。このために、ある遊技者が5番台で遊技をし、5番台で払出された玉を持って7番台に移動したことがわかる。即ち、遊技者がどのように台を移動したのかを追跡することができる。この情報はパチンコ店Aにとって有益な情報であり、新台入替やキャンペーン等の営業指針とすることができる。 【0034】また、本実施形態における「遊技者支配玉数」の算出は、制御回路部100が貸し玉数情報等を受信したときに行なわれている。しかしながらこのような形態に限られず次のように行なっても良い。例えば「遊技者支配玉数」の算出を所定時間毎(例えば1分毎)に行なうこととすると、算出と算出の間の1分間におけるパチンコ機毎の貸し玉数情報、投入玉数情報等を記憶しておく。そして、算出の際に記憶されている貸し玉数情報、投入玉数情報等を取り込んで算出を行なう。また、第2記憶スペースでは「算出時」を記憶することに限定されるものではない。例えば、記憶するときの時刻、即ち記憶時を記憶することもできる。第2記憶スペースの時刻(算出時、記憶時等)の記憶は、第1記憶スペースで記憶される読取開始時や読取終了時におけるパチンコ機のおよその「遊技者支配玉数」が把握できるものであればどのように記憶されても良い。なお、第2記憶スペースの記憶内容の表示は、図8のようなグラフ形式のものではなく表形式のものでも良い。図9に表形式の表示の一例を示す。図9は1番台の時刻と「遊技者支配玉数」の関係を示しており、さらには貸し玉数、投入玉数等も表示されている。このように、貸し玉数等を表示するためには第2記憶スペースで貸し玉数、投入玉数、払出し玉数を記憶しておく。図9の表示を見ることで上記と同様の分析が行なうことができる。図9の差玉とは払出し玉数から投入玉数を減算した値である。 【0035】また、本システム20では、電波等を用いて不正に計数器42の計数値を上げる行為(計数器ゴト)を防止する。図10を参照して、不正行為報知処理について説明する。制御回路部100は、玉箱IDがIDリーダー(計数器用)75で読取られたかを常時監視している(ステップS50)。玉箱IDが読取された場合(ステップS50でYESの場合)は、受信した玉箱IDから第1記憶スペースを検索し、最新に記憶されているパチンコ機IDと玉箱IDの読取開始時と読取終了時を特定する(ステップS52)。次に、ステップS52で特定された情報から第2記憶スペースを検索し、玉箱IDの読取終了時の「遊技者支配玉数」から読取開始時の「遊技者支配玉数」を減算した値を求める。そして、減算された値に200を加えた値より、計数器42の計数結果が大きいか否かを判別する(ステップS54)。この「200」という値はパチンコ機10の皿に収容し得る最大収容玉数である。ステップS54でYESの場合は、表示部40aで不正がなされたことを示す表示を行なう(ステップS56)。計数結果が異常に大きい場合には、計数器ゴトがなされたとみなされて表示部40aで異常が報知される。計数器ゴトの防止を有効的に行なうことができる。計数器ゴトのみではなく、パチンコ店Aの外部から不正に持込まれた玉を計数しようとしても、この異常報知がなされることになる。このために、不正持込みされた玉が計数されて、持込みをした者が不正な利益を得ることも防止することができる。 【0036】また、上述のように図7、図8の表示された情報を追跡することによって、玉箱80が遊技座席の下等で積まれた状態(積み状態)なのか否かがわかる。従って、パチンコ店Aの管理者は、表示された情報を追跡することで現在いくつの玉箱が積み状態なのかを把握することができる。しかし、より容易に積み状態の玉箱数を把握するために、本システム20では現在の積み状態の玉箱数をカウントする処理を行なう。そして、カウントされた玉箱数を表示部40aで表示する。このようにすると、現在の積み状態の玉箱数を容易に把握できる。図11を参照して、積み状態玉箱数表示処理について具体的に説明する。制御回路部100は、実行コマンドを受信したか否かを常時監視している(ステップS60)。このステップS60の処理は、キーボード40bから実行コマンドを受信するととYESとされる。実行コマンドを受信した場合(ステップS60でYESの場合)は、IDリーダー(パチンコ機用)82で現在読取られていない玉箱IDを特定する(ステップS62)。具体的には、まず読取っている玉箱IDを出力するようにIDリーダー82に指示する。IDリーダー82は、読取っている玉箱IDを出力する。この処理により、IDリーダー82で読取られている全ての玉箱IDの数が特定される。従って、現在読取られていないすべての玉箱IDが特定されることになる。次に、ステップS62で特定された玉箱IDの中で、第1記憶スペースで最新に記憶されている情報が計数器42で計数されたことではないもの(即ち、最新に記憶されている情報はパチンコ機IDであるもの)を特定する(ステップS64)。このステップS64の処理により、計数器42で計数された後の玉箱が排除される。次に、ステップS64で特定された玉箱IDが最新に配置されたパチンコ機ID(さらに特定IDの読取開始時と読取終了時;これらは第1記憶スペースから特定される)から第2記憶スペースを検索する。そして、読取終了時の「遊技者支配玉数」が読取開始時の「遊技者支配玉数」より大きい玉箱をカウントする(ステップS66)。このステップS66の処理では、玉が収容されいる玉箱の数がカウントされることになる。従って、現在読取されておらず(S62で特定)、計数器で計数された後でもなく(S64で特定)、さらに玉を収容している玉箱(S66で特定)、即ち積み状態の玉箱がカウントされたことになる。このステップS66でカウントされた値は、ホールコンピュータ40の表示部40aで表示される(ステップS68)。この表示を見ることによって、「積み状態」の玉箱数を容易に把握することができる。 【0037】(第2実施形態) 次に、本発明に係る玉箱管理システムの第2実施形態を説明する。第2実施形態では、第1実施形態とシステム構成、制御構成等は同様であるのでその説明を省略し、第1実施形態と異なる点のみ説明する。第2実施形態では第1記憶スペースで玉箱IDに対応づけて、現在その玉箱が「空き状態」なのか、「玉を収容している状態」なのかが記憶される。この点で、第1実施形態と大きく異なる。このような記憶がなされると、先述の図7,図8の表示された情報を追跡する必要なく、玉箱がどのような状態(「空き状態」又は「玉収容状態」)なのかを容易に把握することができる。制御回路部100が、玉箱の状態をどのように記憶するかについて説明する。まず、制御回路部100は、IDリーダー(パチンコ機用)82で玉箱ID(仮にID001の玉箱とする)の読取りが終了したか否かを監視する。読取りが終了したときに、玉箱(ID001)が置かれていたパチンコ機ID(仮に1番台とする)を特定する。さらに、1番台における玉箱(ID001)の読取開始時と読取終了時を特定する。これらは、前述の第1実施形態と同様の処理で特定する。次に、特定された情報から第2記憶スペースを検索し、1番台における玉箱(ID001)の読取終了時の「遊技者支配玉数」から読取開始時の「遊技者支配玉数」を減算する。減算された値がゼロの場合には、第1記憶スペースのID001の玉箱に対応づけて「空き状態」を記憶する。また、減算された値がゼロより大きい場合には、ID001の玉箱に対応づけて減算された値をそのまま記憶する。この「減算された値」は、ID001の玉箱に収容されている玉数の近似値である(実際には±200の誤差しか生じない)。この第2実施形態に係るシステム20では、第1記憶スペースに「空き状態」あるいは「収容している玉数」が記憶されて、その記憶内容が表示部40aで表示される。パチンコ店Aの管理者は、表示された情報を見ることによってどの玉箱が「空き状態」か、あるいは「玉を収容している状態」かを容易に把握することができる。もし、「空き状態」の玉箱に玉が収容されていたら、なんらかの不正(例えば不正持込み)がなされたと判断することができ、不正を防止できる。 【0038】また、計数器42で玉が計数されると玉箱は「空き状態」となる。その変化に対応しなければ、玉箱の状態が正確に記憶されていないことになる。このために、第2実施形態に係るシステム20では、IDリーダー(計数器用)75で玉箱IDが読取られると次のような処理を行なう。IDリーダー(計数器用)75で玉箱IDが読取されると、その玉箱IDから第1記憶スペースを検索する。そして、その玉箱IDに対応して、収容している玉数が記憶されている場合(即ち「空き状態」が記憶されていない場合)には、その記憶をクリアして「空き状態」に書換える。このようにすることで、玉箱の状態が正確に記憶されることになる。 【0039】また、本実施形態では「空き状態」である玉箱をカウントする処理がなされる。具体的には、キーボード40bで実行コマンドが入力されると、制御回路部100は「空き状態」玉箱カウント処理を実行する。この処理は、第1記憶スペースを検索して、「空き状態」が記憶されている玉箱の総数をカウントする。さらに、このカウントされた値が表示部40aで表示される。パチンコ店Aの管理者は、表示を見ることによって現在どれだけの玉箱が「空き状態」なのかを知ることができる。逆に言えば、どれだけの玉箱が使用中なのかがわかる。 【0040】なお、このシステム20では、「空き状態」と記憶されている玉箱が計数器42に持ち込まれると、表示部40aで異常が報知される。このように異常を報知することで、不正持込みされた玉が計数されて、持込んだ者が不正に利益を得ることを防止することができる。 【0041】また、本実施形態では、RAM106に第3記憶スペースと第4記憶スペースをさらに備える。第3記憶スペースでは、パチンコ機IDと遊技者IDが組にして記憶される。具体的には、遊技者読取リーダー12で遊技者IDが読取られたときに、パチンコ機IDと読取られた遊技者IDを記憶する。パチンコ機IDに対応して既に遊技者IDが記憶されている場合には、古い遊技者IDをクリアして新しく読取られた遊技者IDを記憶する(記憶を上書きする)。第4記憶スペースについては後述する。 【0042】さらに、本実施形態の玉箱管理システム20は、第1記憶スペースの玉箱IDに対応づけて遊技者IDを記憶する。具体的には次のように行なわれる。第1記憶スペースに玉箱ID(仮にID001とする)に対応づけて「収容している玉数」を記憶するときに、玉箱(ID001)が置かれていたパチンコ機ID(仮に1番台とする)から第3記憶スペースを検索する。これにより、1番台で遊技していた遊技者IDが特定される。特定された遊技者IDは、玉箱ID(ID001)に対応して第1記憶スペースで記憶される。これにより、玉箱と遊技者が対応づけられる。図12に第2実施形態における第1記憶スペースの記憶内容を模式的に示す。ID001の玉箱に対応して「空き状態」が記憶されている。ID002の玉箱に対応して2200個の玉を収容していることが記憶されている。さらには、その玉を支配する遊技者(ID258)が記憶されている。ID003の玉箱に対応して「空き状態」が記憶されている。第1記憶スペースでは、玉箱IDとパチンコ機ID(さらに玉箱IDの読取開始時と読取終了時)と状態(空き状態あるいは収容している玉数)と遊技者ID(玉を収容しているときのみ)が組にして記憶される。 【0043】また、玉を収容している玉箱が盗まれて、その玉を支配していた遊技者に不利益が生じないように次のような処理を行う。図13を参照して、その処理を説明する。制御回路部100は、IDリーダー(計数器用)75で玉箱IDが読取られたかを常時監視している(ステップS70)。玉箱IDが読取られた場合(即ちIDリーダー75から玉箱IDを受信した場合;ステップS70でYESの場合)は、受信した玉箱IDから第1記憶スペースを検索して遊技者IDを特定する(ステップS72)。次に、ステップS72で特定された遊技者IDとステップS70で受信した計数結果を対応づけてRAM106の第4記憶スペースで記憶する(ステップS74)。一方において、制御回路部100は、遊技者読取リーダー(POS用)44aで遊技者IDが読取られたかを常時監視している(ステップS76)。遊技者IDが読取られた場合(ステップS76でYESの場合)は、受信した遊技者IDから第4記憶スペースを検索して計数結果を特定する(ステップS78)。次いで、特定された計数結果をPOS44の表示部44bで表示する(ステップS80)。遊技者は、表示された計数結果に応じた景品を手に入れることができる。 【0044】上記に玉箱監視システム20の2つの実施形態について詳細に説明した。玉箱管理システム20によると、玉箱80が計数器42に配置されて異常であると判断された場合に、ホールコンピュータ40の表示部40aでその旨が表示される。玉の不正持ち込みや計数器ゴト等の行為を容易に発見することができる。また、計数器42での計数結果が、遊技者に対応づけて記憶される。遊技者は、POS44で会員カード50を提示することで、計数結果に応じた景品を獲得することができる。従って、盗難された玉箱が計数器42に持ち込まれたとしても、正規の遊技者に対応づけて計数結果がされるため、遊技者の不利益とならない。さらに、本システム20を利用すると、遊技者が「どのパチンコ機」から「どのパチンコ機」に移動したかが把握できる。この情報は、パチンコ店にとって非常に有益な情報であり、新たに導入するパチンコ機を決定するための判断材料になる。また、「空き状態」の玉箱数や「積み状態」の玉箱数を知ることができるので、パチンコ店Aで玉箱が不足しているのか否かを容易に把握することができる。 【0045】以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、請求項に記載した「遊技機」は、上記実施形態で説明したパチンコ機に限られず、スロットマシン等とすることができる。また、「遊技媒体」はパチンコ玉に限られず、メダル等とすることができる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000106690 【氏名又は名称】サン電子株式会社 【住所又は居所】愛知県江南市古知野町朝日250番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091742 【弁理士】 【氏名又は名称】小玉 秀男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−169954(P2003−169954A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−372747(P2001−372747) |
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