| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】前原 友一 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】遊技者の特定表示結果にならない不満を解消するとともに、識別情報を変動表示に対する興趣性を向上させる。
【解決手段】表示装置14に確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果になった場合に遊技者にとって有利な特賞状態に制御可能な遊技機において、変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される前記識別情報の表示結果が予め定められた特定表示結果にならない予定条件を満足する場合に、変動表示時間に対応させて、前記特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利な特典遊技状態に制御するようにした遊技制御手段を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記識別情報の変動表示時間が設定された複数の識別情報変動指令情報を格納し、前記識別情報変動指令情報に従って前記識別情報を変動させた後に、表示結果を確定表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、前記表示装置に確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果になった場合に、遊技者にとって有利な特賞状態に制御可能な遊技機において、前記変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される前記識別情報の表示結果が予め定められた特定表示結果にならない所定条件を満足する場合に、前記変動表示時間に対応させて、前記特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利な特典遊技状態に制御するようにした遊技制御手段を備えることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 遊技制御手段は、変動表示時間が長いほど、遊技者にとってより有利となる特典遊技状態を選択するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 【請求項3】 識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記識別情報の変動表示時間が設定された複数の識別情報変動指令情報を格納し、前記識別情報変動指令情報に従って前記識別情報を変動させた後に、表示結果を確定表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、前記表示装置に確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果になった場合に、遊技者にとって有利な特賞状態に制御可能な遊技機において、前記変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される前記識別情報の表示結果が予め定められた特定表示結果にならない所定条件を満足する場合に、前記特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利な特典遊技状態を付与するか否かの抽選を行うとともに、抽選結果に従って前記特典遊技状態を付与するように制御可能な遊技制御手段を備えることを特徴とする遊技機。 【請求項4】 遊技制御手段は、所定条件を満足した変動表示時間が長いほど、特典遊技付与状態の当選確率を向上させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。詳しくは、識別情報を変動表示可能な表示装置と、変動表示時間が設定された複数の識別情報変動指令情報を格納し、識別情報変動指令情報に従って識別情報を変動させた後に、表示結果を確定表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、表示装置に確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果になった場合に、遊技者にとって有利な特賞状態に制御可能な遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、パチンコ機のような遊技機において、遊技盤の中央部に配置された複数列(例えば3列)の図柄から構成される識別情報を変動表示可能な表示装置を備えているものがある。そして所定の確率に基づいて、表示装置に表示された各識別情報が、特賞図柄として、予め定められた表示態様(例えば「1、1、1」)が成立した場合に、特賞状態を生起させ、遊技者に所定の遊技価値を付与するようにしている。また、最近では、遊技の興趣性を高める演出として、識別情報の変動表示パターンに工夫を凝らし、変動表示時間が比較的長くなるように設定されている。 【0003】このような遊技機において、特賞状態だけではなく、特典遊技状態として、特賞状態となる確率を向上させる制御を備えているものもある。これは、特賞図柄が例えば「7、7、7」のように奇数で表示された場合には、さらに特賞状態が生起される確率を、特賞状態が所定回数(例えば1回)生起するまで向上させるようにしてある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技術においては、特賞状態を生起させた場合のみしか、特典遊技状態が付与されないため、遊技性に乏しいことが否めなかった。さらに、変動表示時間が比較的長くなる場合には、特賞図柄が表示されれば問題はないが、特賞図柄が表示されないと、変動表示時間が長い分、期待感を高めるために費やした時間が無駄になり、その後の遊技意欲が消失してしまう。 【0005】本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、遊技者の特定表示結果にならない不満を解消するとともに、識別情報を変動表示に対する興趣性を向上させた遊技機を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記識別情報の変動表示時間が設定された複数の識別情報変動指令情報を格納し、前記識別情報変動指令情報に従って前記識別情報を変動させた後に、表示結果を確定表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、前記表示装置に確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果になった場合に、遊技者にとって有利な特賞状態に制御可能な遊技機において、前記変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される前記識別情報の表示結果が予め定められた特定表示結果にならない所定条件を満足する場合に、前記変動表示時間に対応させて、前記特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利な特典遊技状態に制御するようにした遊技制御手段を備える。 【0007】(2)上記(1)項において、遊技制御手段は、変動表示時間が長いほど、遊技者にとってより有利となる特典遊技状態を選択する。 【0008】(3)識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記識別情報の変動表示時間が設定された複数の識別情報変動指令情報を格納し、前記識別情報変動指令情報に従って前記識別情報を変動させた後に、表示結果を確定表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、前記表示装置に確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果になった場合に、遊技者にとって有利な特賞状態に制御可能な遊技機において、前記変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される前記識別情報の表示結果が予め定められた特定表示結果にならない所定条件を満足する場合に、前記特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利な特典遊技状態を付与するか否かの抽選を行うとともに、抽選結果に従って前記特典遊技状態を付与するように制御可能な遊技制御手段を備える。 【0009】(4)上記(3)項において、遊技制御手段は、所定条件を満足した変動表示時間が長いほど、特典遊技付与状態の当選確率を向上させる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態における遊技機の一部分を構成する遊技盤(10)の正面図である。 【0011】遊技盤(10)は、外側ガイドレール(11)と内側ガイドレール(12)とによって包囲された円形状の遊技領域(13)を備え、遊技者の操作により、図外の発射装置から発射された遊技球が、遊技領域(13)を転動することにより、遊技が行われる。 【0012】なお、遊技領域(13)には、遊技釘が多数配置され、遊技球は、当接することにより、転動することになるが、該遊技釘は、図面簡素化のため省略してある。 【0013】遊技領域(13)の中央部には、特別図柄表示装置(14)が配置されている。特別図柄表示装置(14)は、「0」〜「9」の数字で構成される10種類の左、中、右3列の特別図柄(識別情報)等を表示可能に構成されている。 【0014】特別図柄表示装置(14)に確定表示された各特別図柄が、予め定められた表示結果、例えば「4、4、4」のように、同一の数字が表示された場合に、特賞状態を生起させ、後述の変動入賞装置(18)を、遊技者にとって有利な状態に変動させ、遊技者に所定の遊技価値を付与することになる。 【0015】また、特別図柄が変動を開始して、確定表示されるまでの時間が所定時間を超え(ここでは30秒)、かつ確定表示された各特別図柄が、予め定められた表示結果にならない場合、例えば「3、4、5」のように同一の数字が揃わない場合でっても、この時点から、特賞状態が生起される確率を、特別図柄の変動回数が所定回数(例えば20回など複数パターン有する)に達するまで向上させるようにしてある。 【0016】特別図柄表示装置(14)の下方には、特別図柄始動口(15)が配置され、また特別図柄始動口(15)の両側方には、普通図柄作動ゲート(16)が配置されている。 【0017】遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞すると、所定の確率に基づいて、特賞状態を生起するか否かが判定され、その判定の結果をもって、特別図柄表示装置(14)の特別図柄を変動させ、その後に所定の図柄を確定表示させる。 【0018】また、遊技球が普通図柄作動ゲート(16)を通過すると、所定の確率に基づいて、準特賞状態を生起するか否かが判定され、その判定の結果をもって、特別図柄表示装置(14)の上方に配置された普通図柄表示装置(17)を変動させ、その後に所定の図柄を確定表示させる。 【0019】普通図柄表示装置(17)は、LEDで構成される普通図柄表示領域(17a)(17b)が、交互に点滅表示を行い、所定の確率に基づいて、普通図柄表示領域(17a)が点灯表示された場合に、準特賞状態を生起させ、特別図柄始動口(15)の左右の可動片(15a)(15b)を所定時間開放し、遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞しやすくなる。図1では、可動片(15a)(15b)が開放した状態を示してある。 【0020】遊技領域(13)の下方には、変動入賞装置(18)が配置されている。変動入賞装置(18)は、特賞状態期間中に広幅の扉が前面側に開放され、遊技球が入賞可能な状態となる大入賞口(19)を備えている。 【0021】大入賞口(19)の扉が開放されている状態や、開閉を繰り返している状態で、遊技球が入賞可能な状態を、遊技者にとって有利な第1状態という。この第1状態以外の状態、つまり大入賞口(19)の扉が閉鎖されている状態により、遊技球が入賞不可能な状態を、遊技者にとって不利な第2状態という。 【0022】その他、遊技領域(13)には、遊技釘とともに遊技球の転動方向を変化させるランプ付き風車(20)、遊技球を遊技盤(10)の裏面に送るアウト口(21)、及びランプ表示装置(22)等が配置されている。 【0023】以上、遊技盤(10)に配置された各装置について説明したが、これら各装置のうち主要なものは、マイクロコンピュータによって制御されている。これについて、制御ブロック図を参照しつつ説明する。 【0024】図2は、遊技盤(10)に配置された各装置に係わる遊技制御ブロック図である。なお、図外の遊技機本体、遊技球を発射する発射装置、及び賞球排出装置を制御する制御系統や電源回路等は、ここでは省略する。 【0025】遊技制御手段をなす主制御部(200)は、制御プログラムおよびデータを記憶したROM(201)と、CPUのワークエリアとして機能するRAM(202)とともに一体型のワンチップCPUとして構成され、ROM(201)に記憶された制御プログラムにより、一連の制御処理を実行する遊技制御手段が構成されている。 【0026】また、主制御部(200)には、特別図柄始動口(15)の内部に配置されて、遊技球の通過を検出する特別図柄始動スイッチ(150)、普通図柄作動ゲート(16)の内部に配置されて、遊技球の通過を検出する普通図柄作動スイッチ(160)、変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の内部に配置されて、大入賞口(19)に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ(190)、同じく変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の内部に配置されて、特定の領域を通過した遊技球のみを検出する特定領域スイッチ(195)が、入力ポート(210)を介して接続され、各検出信号を入力可能となっている。 【0027】さらに、主制御部(200)には、特別図柄表示装置(14)、変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の広幅な扉を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド(180)、特別図柄始動口(15)の可動片(15a)(15b)を開放制御するための普通電動役物作動ソレノイド(185)、ランプ付き風車(20)やランプ表示装置(22)等の表示灯を点灯制御するための表示灯装置(230)、図示しないスピーカーを制御するための効果音発生装置(240)が、出力ポート(220)を介して接続され、各制御信号を出力可能となっている。 【0028】次に、主制御部(200)が特別図柄表示装置(14)に対して実行する制御の一例について説明する。遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞すると、主制御部(200)は特別図柄始動スイッチ(150)からの信号を受信し、所定の確率に基づいて、特賞状態を生起するか否かの判定を行い、その判定にしたがって、特別図柄表示装置(14)へ表示指令情報を出力する。このとき、主制御部(200)は、効果音発生装置(240)へ効果音発生指令情報をも出力する。 【0029】表示指令情報には、特別図柄表示装置(14)の図柄変動開始を指示するとともに、図柄変動時間及び図柄変動態様を指定する図柄変動指定情報と、停止図柄を指定する停止図柄指定情報と、図柄変動終了を指定する変動停止指定情報とが含まれており、これら表示指令情報は、ROM(201)に格納されている。 【0030】主制御部(200)は、特別図柄表示装置(14)の図柄変動表示を開始させるような遊技状況となったときに、表示指令情報を、1回の変動表示制御において、所定のタイミングで特別図柄表示装置(14)に送信する。 【0031】図3は、特別図柄表示装置(14)に係わる表示制御ブロック図である。特別図柄表示装置(14)は、遊技制御手段の一部をなす、主制御部(200)からの表示指令情報を受信するためのデータ受信回路(320)と、受信した表示指令情報に基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して、画像表示処理用LSI(310)に出力するCPU(表示制御手段)(300)と、CPU(300)の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM(330)と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM(340)と、画像表示処理を行う画像表示処理用LSI(310)と、画像表示処理用LSI(310)が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM(350)と、画像表示処理用LSI(310)が画像展開するために必要なデータとして図柄データやキャラクタ画像データ等を格納したキャラクタROM(360)と、画像表示処理用LSI(310)から送出された画像データを用いて、表示画像を出力するLCDディスプレイ(370)とを有している。 【0032】CPU(300)は、特別図柄表示装置(14)が図柄変動中であることを示す図柄変動中情報や、停止した図柄内容を示す図柄情報等の表示関連情報を遊技機外部に出力する手段を備えている。特別図柄表示装置(14)はさらに、出力端子として、表示関連情報出力端子(380)を有している。 【0033】図4は、ROM(201)に格納された表示指令情報のうち、特別図柄表示装置(14)の図柄変動開始を指示するとともに、図柄変動時間及び図柄変動態様を指定する図柄変動指定情報を説明するための、図柄の変動パターンを示す一覧表図である。 【0034】図柄変動指定情報は、変動パターン1〜11の変動パターンを含んでおり、各変動パターンには、5〜51秒までの図柄変動時間がそれぞれ設定されているとともに、表示結果内容として、特定表示(特賞状態が生起される)となるか、または、はずれ表示となるかが設定されている。 【0035】変動パターン7、9、10(表示結果内容が、はずれ表示)が表示された場合には、特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利となる特典遊技状態、すなわち特定表示となる確率が高確率状態となる、いわゆる確率変動が付与される。 【0036】特典遊技状態は、各変動パターンに応じて、はずれ表示された時点から、変動回数が変動パターン7において20回、変動パターン9において50回、また変動パターン10において100回に達するまで、それぞれ継続されるように制御される。 【0037】特典遊技状態は、全11種類の図柄変動指定情報のうち、図柄変動時間が30秒以上で、かつはずれ表示となる所定条件を満足した変動パターンにのみ、それぞれの特典遊技状態の価値が異なるように、すなわち図柄変動時間が長いほど、確率変動の回数が多くなるように制御される。これにより、図柄変動時間が長いほど、遊技者にとってより有利な特典遊技状態にすることができる。 【0038】図5は、主制御部(200)が実行する処理のうちの本実施形態に係わる主要部を説明するフローチャートである。まずステップS500において、主制御部(200)は、特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されたか否かを判定する信号入力チェック処理を実行する。特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されたと判定する(YES)と、ステップS501へ移行する。一方、特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されないと判定する(NO)と、ここでの処理を終了する。 【0039】ステップS501において、主制御部(200)は、所定の確率に基づいて、特賞状態を生起するか否かの抽選処理を実行する。この抽選処理によって、前述した図柄変動指定情報と停止図柄指定情報と変動停止指定情報とがそれぞれ選択され、ステップS502へ移行する。このとき、特賞状態を生起する場合には、RAM(202)の所定エリアに特賞フラグを格納する。このステップS501において、選択した図柄変動指定情報に、変動パターン7、9、10のいずれかが含まれていれば、各変動パターンに対応する1つの特典遊技が選択される。 【0040】ステップS502において、主制御部(200)は、ステップS501で選択した図柄変動指定情報と停止図柄指定情報と変動停止指定情報とからなる表示指令情報を特別図柄表示装置(14)へ送信する。これにより、特別図柄表示装置(14)は、受信した表示指令情報に基づいて図柄変動制御を実行し、遊技者に特賞状態及び特典遊技を生起するか否かの報知が可能となる。 【0041】ステップS503において、主制御部(200)は、ステップS501で特賞状態フラグを格納したか否かを判定するフラグチェック処理を実行する。ここで特賞状態フラグを格納したと判定する(YES)と、ステップS504に移行して、主制御部(200)は、大入賞口(19)の広幅の扉を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド(180)を駆動制御する特賞状態処理を実行する。一方、特賞状態フラグを格納していないと判定する(NO)と、ステップS505に移行する。特賞状態フラグ、は図4に示す変動パターン2、4、6、8、11が選択された場合にのみRAM(202)の所定エリアに格納される。 【0042】主制御部(200)は、特賞状態処理中に、大入賞口スイッチ(190)からの信号が10回入力されるか、または大入賞口(19)が開放してから30秒が経過すると、大入賞口(19)を閉鎖する駆動制御を実行する。また特定領域スイッチ(195)からの検出信号が入力された場合には、閉鎖後に再度開放する。これを最大15回まで繰返し可能に設定してある。 【0043】ステップS505において、主制御部(200)は、ステップS501で特典遊技フラグを格納したか否かを判定するフラグチェック処理を実行する。ここで特典遊技フラグを格納したと判定する(YES)と、ステップS506に移行し、一方、特典遊技フラグを格納していないと判定する(NO)と、ここでの処理を終了する。特典遊技フラグは、図4に示す変動パターン7、9、10が選択された場合にのみRAM(202)の所定エリアに格納される。 【0044】最後にステップS506において、主制御部(200)は、選択した特典遊技の付与として、特賞状態が生起される確率を、特別図柄の変動回数が所定回数に達するまで向上させる制御を実行する。 【0045】上述の実施形態によれば、変動表示時間が所定時間(30秒)を越えて、確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果にならない場合であっても、その後の遊技が特典遊技状態となるため、遊技者は、特定定表示結果にならない不満を抱くことなく、遊技を続けることができる。 【0046】また、所定条件を満足した変動表示時間に応じて特典遊技の価値も異なるため、遊技内容が多様化され、識別情報の変動表示に対する興趣性がさらに向上する。さらに、変動パターン7、9、10において、変動表示時間が長くなるほど、特典遊技状態が遊技者にとってより有利となる(確率変動の回数が多くなる)ように設定されているため、変動時間が長くなっても、遊技者は遊技に退屈を感じることがなくなる。 【0047】次に、他の実施形態を図6及び図7面に基づいて説明する。この実施形態は、変動表示時間が所定時間を超えるとともに、確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果にならない場合に、特典遊技状態を付与するか否かの抽選報知を行い、さらに、所定条件を満足した変動表示時間に応じて、抽選確率を異ならせている。 【0048】図6は、ROM(201)に格納された表示指令情報のうち、特別図柄表示装置(14)の図柄変動開始を指示するとともに、図柄変動時間及び図柄変動態様を指定する図柄変動指定情報を説明するための、図柄の変動パターンを示す一覧表図である。 【0049】図柄変動指定情報は、変動パターン1〜11の変動パターンを含んでおり、各変動パターンには、5〜51秒までの図柄変動時間がそれぞれ設定されているとともに、表示結果内容として、特定表示(特賞状態が生起される)となるか、または、はずれ表示となるかが設定されている。 【0050】変動パターン7、9、10(表示結果内容が、はずれ表示)が表示された場合には、特賞状態とは異なる態様で、遊技者にとって有利となる特典遊技状態、すなわち特定表示となる確率が高確率状態となる、いわゆる確率変動となるか否かの抽選を、1/10、1/5、1/2の当選確率で、それぞれ実行するように設定されている。 【0051】特典遊技状態は、全11種類の図柄指定情報のうち、図柄変動時間が30秒以上で、かつはずれ表示となる所定条件を満足した変動パターンにのみ、それぞれ特典遊技状態の価値が異なるよう、すなわち図柄変動時間が長いほど、確率変動になる当選確率が高くなるように制御される。これにより、図柄変動時間が長いほど、遊技者にとってより有利な特典遊技状態にすることができる。 【0052】特典遊技状態の抽選確率を異ならせた3つの抽選確率可変設定データテーブルは、ROM(201)に格納され、主制御部(200)によって変動パターン7、9、10が選択された場合に、それぞれに対応する抽選確率可変設定データテーブルによって抽選が実行される。この抽選結果に応じた報知は、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)によって当落選が表示される。 【0053】図7は、主制御部(200)が実行する処理のうち、他の実施形態に係わる主要部を説明するフローチャートである。まずステップS700において、主制御部(200)は、特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されたか否かを判定する信号入力チェック処理を実行する。特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されたと判定する(YES)と、ステップS701へ移行する。一方、特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されないと判定する(NO)と、ここでの処理を終了する。 【0054】ステップS701において、主制御部(200)は、所定の確率に基づいて、特賞状態を生起するか否かの抽選処理を実行する。この抽選処理によって、前述した図柄変動指定情報と停止図柄指定情報と変動停止指定情報とがそれぞれ選択され、ステップS702へ移行する。この際に、特賞状態を生起する場合には、RAM(202)の所定エリアに特賞フラグを格納する。 【0055】ステップS702において、主制御部(200)は、ステップS701の処理により選択した図柄変動指定情報が特定の図柄変動指定情報であるか否かを判定する。具体的には、図6に示す変動パターン7、9、10が選択されたか否かを判定する。変動パターン7、9、10を選択したと判定する(YES)と、ステップS703に移行し、一方、変動パターン7、9、10を選択しないと判定する(NO)と、ステップS704に移行する。 【0056】ステップS703において、主制御部(200)は、選択された抽選確率可変設定データテーブルによって、特典遊技状態を付与するか否かの抽選を実行する。例えば、変動パターン7が選択された場合には、対応する当選確率1/10の抽選確率可変設定データテーブルによって実行するように設定される。 【0057】ステップS704において、主制御部(200)は、ステップS701で選択した図柄変動指定情報と停止図柄指定情報と変動停止指定情報とからなる表示指令情報及び特典遊技の抽選報知を行なう場合には、特典遊技抽選報知指令情報を特別図柄表示装置(14)へ送信する。これにより、特別図柄表示装置(14)は、受信した表示指令情報に基づいて図柄変動制御を実行し、遊技者に特賞状態及び特典遊技状態を生起するか否かの報知が可能となる。 【0058】ステップS705において、主制御部(200)は、ステップS701で特賞状態フラグを格納したか否かを判定するフラグチェック処理を実行する。ここで特賞状態フラグを格納したと判定する(YES)と、ステップS706に移行して、主制御部(200)は、大入賞口(19)の広幅の扉を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド(180)を駆動制御する特賞状態処理を実行する。 【0059】一方、特賞状態フラグを格納していないと判定する(NO)と、ステップS707に移行する。特賞状態フラグは、図6に示す変動パターン2、4、6、8、11が選択された場合にのみRAM(202)の所定エリアに格納される。 【0060】ステップS707において、主制御部(200)は、ステップS501で特典遊技フラグを格納したか否かを判定するフラグチェック処理を実行する。ここで特典遊技フラグを格納したと判定する(YES)と、ステップS708に移行し、一方、特典遊技フラグを格納していないと判定する(NO)と、ここでの処理を終了する。特典遊技フラグは、ステップS703でが特典遊技状態が生起する抽選結果となった場合にのみRAM(202)の所定エリアに格納される。 【0061】最後にステップS708において、主制御部(200)は、特賞状態が生起される確率を、特賞状態が所定回数(例えば1回)生起するまで向上させるように制御を実行する。 【0062】上述の他の実施形態によれば、変動表示時間が所定時間(30秒)を超えて、確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果にならない場合であっても、特別図柄表示装置(14)によって特典遊技状態の抽選結果が報知されるため、遊技者は特定表示結果にならない不満を抱くことなく、遊技を続けることができる。 【0063】また、所定条件を満足した変動表示時間に応じて、特典遊技状態の付与の可能性も異なるため、遊技内容が多様化され、識別情報の変動表示及び特典遊技状態の付与の抽選報知に対する興趣性がさらに向上する。さらに、所定条件を満足した変動表示時間が長いほど、特典遊技状態の付与の可能性が向上するため、変動時間が長くなっても、遊技者は遊技に退屈を感じることがなくなる。 【0064】以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能である。例えば、特典遊技状態を、普通図柄の抽選確率を向上させること、特別図柄もしくは普通図柄の変動時間を通常よりも短縮させること、賞球数を増加させること等が挙げられる。また、本実施形態に示された各種数値(図柄変動時間、確率変動の回数、特典遊技状態の当選確率等)を適宜変更してもよいことはいうまでもない。 【0065】また、複数列の特別図柄が予め定められた表示態様となった場合に、大入賞口(19)が開放する遊技機として説明したが、本発明は、図柄が予め定められた特定表示結果となったことにより、所定の入賞口が開放して(遊技者にとって有利な遊技状態)、開放期間中の所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、特定の入賞装置が開放する契機となる遊技機やスロットマシン等に対しても、適用可能である。 【0066】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏することができる。 (a) 請求項1記載の発明によると、変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果にならない場合であっても、特典遊技状態がを付与されるため、遊技者の特定表示結果にならない不満を解消できる。さらに、所定条件を満足した変動表示時間に応じて特典遊技状態の態様も異なるため、遊技内容が多様化され、識別情報の変動表示に対する興趣性がさらに向上する。 【0067】(b) 請求項2記載の発明によると、請求項1の効果に加えて、所定条件を満足した変動表示時間が長いほど、特典遊技状態の態様が、遊技者にとって、より有利なものとなるため、図柄変動時間が長くなっても、遊技者は遊技に退屈を感じることがなくなる。 【0068】(c) 請求項3記載の発明によると、変動表示時間が所定時間を超え、かつ確定表示される表示結果が予め定められた特定表示結果にならない場合であっても、特典遊技状態を付与するか否かの抽選が行われるため、遊技者の特定表示結果にならない不満を解消できる。さらに、所定条件を満足した変動表示時間に応じて特典遊技状態の付与の確率も異なるため、遊技内容が多様化され、識別情報の変動表示に対する興趣性がさらに向上する。 【0069】(d) 請求項4記載の発明によると、請求項3の効果に加えて、所定条件を満足した変動表示時間が長いほど、特典遊技状態の付与の確率が向上するため、変動時間が長くなっても、遊技者は遊技に退屈を感じることがなくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−169928(P2003−169928A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−373966(P2001−373966) |
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