| 【発明の名称】 |
弾球遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】大里 規之 【住所又は居所】東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】確率変動の終了条件を乱数抽選という新たな条件に設定し、確率変動中における遊技者の興趣を高めた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】本発明の弾球遊技機は、確率変動を終了させるか否か判定をするための乱数を取得する確率変動終了乱数取得手段721cと、取得された乱数に基づいて確率変動を終了させるか否かを判定する確率変動終了判定手段724cとを備え、乱数に基づいて確率変動終了判定手段724cにより確率変動を終了させると判定されたときは特別の演出が行われる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄の変動表示が可能である図柄表示装置と、始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件に前記図柄表示装置の図柄を所定時間変動させた後停止表示する図柄制御手段と、前記図柄表示装置に予め定められた特別図柄が出現する特別図柄発生確率を第1の確率と前記第1の確率よりも高い第2の確率とに切換可能な確率変動制御手段と、前記図柄表示装置に表示された停止図柄が前記特別図柄であるとき、遊技領域に設けられた可変入賞口を入賞容易として遊技を行わせる特別遊技実行手段と、所定条件に基づいて前記特別図柄発生確率を前記第1の確率から前記第2の確率に設定する高確率遊技設定手段とを備えた弾球遊技機において、前記確率変動制御手段には、前記特別図柄発生確率を前記第2の確率から前記第1の確率に変動させるための確率変動終了乱数を取得する確率変動終了乱数取得手段と、前記確率変動終了乱数に基づいて前記第2の確率から前記第1の確率に変動させるか否か判定する確率変動終了判定手段とを備え、前記確率変動終了判定手段により確率変動終了と判定された場合に前記特別図柄発生確率を前記第2の確率から前記第1の確率に変動させることを特徴とする弾球遊技機。 【請求項2】 前記確率変動終了判定手段による判定結果に基づいて前記図柄表示装置に所定の画像を表示する変動報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 【請求項3】 前記確率変動終了乱数取得手段は始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件に確率変動終了乱数を取得し、前記変動報知手段には、前記確率変動終了判定手段により確率変動終了と判定された場合に当該条件に基づく図柄の変動態様として特定の態様を選択する特定態様選択手段を備え、前記変動報知手段は、前記特定態様選択手段により選択された変動態様を表示することにより前記判定結果を報知することを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。 【請求項4】 前記確率変動終了乱数取得手段は始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件に確率変動終了乱数を取得し、前記変動報知手段には、前記確率変動終了判定手段により確率変動終了と判定された場合に当該条件に基づく図柄の停止態様を特定図柄に書き換える停止図柄書き換え手段を備え、前記変動報知手段は、前記停止図柄書き換え手段により書き換えられた停止図柄を表示することにより前記判定結果を報知することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の弾球遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機に代表される弾球遊技機に関し、特に図柄表示装置に表示される図柄が特定の態様となった場合に特別遊技を行う弾球遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機では、遊技領域を構成する遊技盤の中央部に液晶表示器等による図柄表示装置を設けたものが一般的に用いられており、遊技領域内の始動入賞口内に遊技球が入賞したときに、この図柄表示装置により図柄を変動表示させ、この変動図柄が停止したときの停止図柄の種類に応じて当り遊技状態を成立させるように構成されている。例えば、停止図柄が特別図柄(当り図柄)であったとき、特別遊技状態を成立させるような構成となっている。 【0003】このような特別遊技状態においては、遊技領域の下部に設けられた可変入賞口(大入賞口)を開放して遊技球の入賞が容易となる状態で遊技を行わせる単位遊技を所定条件のもとで所定回数繰り返して行われるようになっており、遊技者が大量の遊技球を獲得できるようになっている。 【0004】また、近年では、この特別遊技の開始条件となっている特別図柄(当り図柄)のうち一部の図柄(以下、「確変図柄」と称する)が表示されて特別遊技に移行した場合に、当該特別図柄遊技終了後に確率変動と呼ばれる特別図柄の表示確率を通常時よりも高い確率で抽選する遊技を設け、次回の特別図柄成立時又は所定回数の図柄変動を行うまで、継続するような弾球遊技機も発表されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した弾球遊技機では、確率変動の終了は、予め決められた期間のため、追加された確率変動による遊技者の興趣は、特別図柄の当否の一点に限定されてしまうという問題があった。 【0006】本発明はこのような問題に鑑みたもので、確率変動の終了条件を乱数抽選という新たな条件に設定することで確率変動中における遊技者の興趣を高めた弾球遊技機を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的達成のため、本発明においては、図柄の変動表示が可能である図柄表示装置と、始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件に図柄表示装置の図柄を所定時間変動させた後停止表示する図柄制御手段と、図柄表示装置に予め定められた特別図柄が出現する特別図柄発生確率を第1の確率(低確率)と第1の確率よりも高い第2の確率(高確率)とに切換可能な確率変動制御手段(例えば、本実施例におけるステップS323、ステップS261)と、図柄表示装置に表示された停止図柄が特別図柄であるとき、遊技領域に設けられた可変入賞口(例えば、本実施例における大入賞口31)を入賞容易として遊技を行わせる特別遊技実行手段と、所定条件に基づいて、特別図柄発生確率を第1の確率から第2の確率に設定する高確率遊技設定手段とを備えて弾球遊技機が構成され、さらに、確率変動制御手段には、特別図柄発生確率を第2の確率から第1の確率に変動させるための確率変動終了乱数を取得する確率変動終了乱数取得手段と、確率変動終了乱数に基づいて第2の確率から第1の確率に変動させるか否か判定する確率変動終了判定手段とを備え、確率変動終了判定手段の判定結果が肯定的すなわち確率変動終了と判定された場合に特別図柄発生確率を第2の確率から第1の確率に変動させる。 【0008】なお、確率変動終了判定手段による判定結果に基づいて図柄表示装置に所定の画像を表示する変動報知手段(例えば、本実施例におけるステップS233〜ステップS236、ステップS257〜ステップS259)を備えて構成してもよい。 【0009】また、確率変動終了乱数取得手段は始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件に確率変動終了乱数を取得し、報知手段には、確率変動終了判定手段による判定結果が肯定的すなわち確率変動終了と判定された場合に当該条件に基づく図柄の変動態様として特定の態様を選択する特定態様選択手段(例えば、本実施例におけるステップS257〜ステップS259)を備え、変動報知手段は、特定態様選択手段により選択された変動態様を表示することにより判定結果を報知されるように構成してもよい。 【0010】さらに、確率変動終了乱数取得手段は始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件に確率変動終了乱数を取得し、変動報知手段には、確率変動終了判定手段による判定結果が肯定的すなわち確率変動終了と判定された場合に当該条件に基づく図柄の停止態様を特定図柄に書き換える停止図柄書き換え手段を備え、変動報知手段は、停止図柄書き換え手段により書き換えられた停止図柄を表示することにより判定結果を報知するように構成してもよい。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明における弾球遊技機の一例としてのパチンコ機について説明する。図1は、パチンコ機1の全体正面図であり、図2は、パチンコ機の遊技盤正面図である。 【0012】このパチンコ機PMには、遊技機1の外郭保持枠をなす外枠1と、前記外枠1と開閉自在に軸支され、ガラス扉5、上下の球受け皿7a,7b、打球ハンドル8及び遊技領域11を備えた遊技盤10を収容する収容部6等を備えた前枠2とが設けられている。遊技盤10には、レール13で区画された遊技領域11があり、この遊技領域11には、「左図柄」,「右図柄」,「中図柄」の3つの表示領域があり画像及び図柄を表示する図柄表示装置22、前記図柄の変動条件となる始動入賞口17、大当り発生時に開閉する大入賞口31、この大入賞口31を開閉自在に覆う開閉扉35、開閉扉35を開放させる大入賞口駆動装置36(図示せず)、その他として複数の一般入賞口16a,16b,34a,34b、打球の落下に影響を与える風車14a,14b,14c,14dや、多数の遊技釘(図示せず)及びアウト口18が設けられている。 【0013】遊技者が打球ハンドル8を操作することにより、上の球受け皿7aから遊技球が1個ずつ打球発射部(図示せず)に送られて、任意の強度で遊技領域11に打球が発射される。発射された打球は上述した入賞口あるいはアウト口18に流下し、上述した入賞口に入賞した場合には所定の賞球が上の球受け皿7aに払い出される。また、上述した入賞口のうち、始動入賞口17に打球が入賞すると、図柄表示装置22に表示された図柄が変動を開始し、所定時間、所定の動画像及び図柄の変動態様を表示した後、停止する。このときに図柄表示装置22に表示された図柄の停止態様が予め定められた特別図柄(例えば1〜9のぞろ目)の場合には、大当りとなり、所定のデモ表示がなされた後に大入賞口駆動装置36により開閉扉35が開放され、打球が大入賞口31に流入可能となる。この開閉扉35の開放動作は、大入賞口31に所定の入賞数(例えば10個)が入賞した場合、あるいは所定時間(例えば30秒)経過後、一旦終了する。なお、この間に大入賞口31の設けられた特定領域(図示せず)を打球が通過していた場合には、再度この動作を行い、本動作が最大15回行われるまで継続する。 【0014】図3は、パチンコ機PMの全体裏側図である。上記のような構成の遊技盤10が取り付けられた前枠2の裏面側には、外枠1に囲まれた領域内に位置して裏機構BMが設けられている。裏機構BMは、収容枠6の背面の上部側に装備されて遊技球の貯留・供給処理を行う球貯留供給機構50や、収容枠6の背面中央部及び下方にかけて装備されて遊技球の排出及び払出処理を行う球払出機構40や、この球払出機構40を覆うようにして配設されたゲーム基板58a,58b等を有している。ゲーム基板58a,58bは基板上にCPU,ROM,RAM等の種々の電子部品を搭載して構成され、後述するようなゲームの制御を行う。 【0015】以上のように構成されたパチンコ機PMにおいて、ゲーム基板58a,58b等によりゲームの制御が行われるが、この制御装置について以下に説明する。まず、制御装置の構成を図4に示しており、この制御装置は裏機構BMを構成するゲーム制御基板58a,58b等から構成される遊技制御手段60を有する。 【0016】遊技制御手段60は、始動入賞口17に内蔵された始動口入賞検出装置17cと、大入賞口31に内蔵された大入賞口入賞検出装置30bと、大入賞口31内の特定領域(図示せず)に内蔵された特定領域通過検出装置37c等が電気的に接続しており、これらから検出信号が遊技制御手段60に入力される。 【0017】遊技制御手段60は、これら入力信号に応じて、各種作動制御を行うものであり、この制御対象として、賞球の払い出しを行う賞球払出装置45と、大入賞口31の開閉扉35を開放させる大入賞口駆動装置36と、画像及び図柄を表示する図柄表示装置22等が電気的に接続している。これらは全て遊技制御手段60からの制御信号に基づいて作動制御される。 【0018】このような構成の制御装置において、遊技制御手段60によるゲームの制御内容について説明する。なお、この制御のために遊技制御手段60はCPU,ROM,RAM等を有して構成され、通常遊技実行手段70と、特別遊技実行手段80と、高確率遊技設定手段90と、払出制御手段100とを備えている。以下、通常遊技実行手段70及び特別遊技実行手段80について説明する。 【0019】通常遊技実行手段70は、弾球遊技機の通常遊技を実行・制御するためのもので、遊技領域11に設けられた各入賞口への入賞口への入賞に関する処理を行う入賞口入賞処理手段71と、通常遊技から特別遊技へ移行するか否かを決定する特別遊技移行判定手段72とを備えている。なお、入賞口入賞処理手段71については、従来と変わらないのでここでの詳細な説明は省略する。 【0020】特別遊技移行判定手段72は、図柄表示装置22に変動表示する図柄を決定するための要素(例えば、複数種類の乱数値)を取得する図柄要素取得手段721と、この要素を一時的に記憶する乱数記憶手段722と、後述する当り乱数に基づいて特別図柄を表示させるか否かを判定する当り乱数判定手段723と、この要素に基づいて停止図柄や図柄の変動態様等の図柄変動演出を決定する演出決定手段724と、この図柄変動演出を表示制御する図柄制御手段725とを備えている。 【0021】図柄要素取得手段721は、当り乱数取得手段721aと、停止図柄乱数取得手段721bと、確率変動終了乱数取得手段721cとを備えている。 【0022】当り乱数取得手段721aは、大当りを発生させるか否かを決定するための乱数(以下、「当り乱数」と称する)を取得するためのものである。例えば、ソフトウエアのインクリメントカウンタによって生成された0〜318(319通り)の乱数を上述した始動口入賞検出器17cからの入賞信号に基づいて、取得している。なお、明細書中の乱数とは、インクリメントカウンタのように規則性のあるものであっても、その取得タイミングに規則性がないために実際に乱数として機能するものを含む概念である。 【0023】停止図柄乱数取得手段721bは、停止図柄を決定するための乱数(以下、「停止図柄乱数」と称する)を取得するためのものである。例えば、左図柄用として0から9(10通り)の乱数を取得する左図柄決定乱数と、中図柄用として0〜9(10通り)の乱数を取得する中図柄決定乱数と、右図柄用として0〜9(10通り)の乱数を取得する右図柄決定乱数からなる。 【0024】確率変動終了乱数取得手段721cは、特別図柄発生確率を第2の確率(以下、「高確率」と称する)から第1の確率(以下、「低確率」と称する)に変動させるか否かを判定するための乱数(以下、「確率変動終了乱数」と称する)を取得するためのものである。例えば、ソフトウエアのインクリメントカウンタによって生成された0〜49(50通り)の乱数を上述した始動口入賞検出装置17cからの入賞信号に基づいて、取得している。 【0025】乱数記憶手段722は、上記の当り乱数と停止図柄乱数と確率変動終了乱数とを夫々所定の乱数値エリアに記憶するためのものである。 【0026】当り乱数判定手段723は、当り乱数に応じて特別遊技を行うか否かを判定するためのものである。例えば、ROMに記憶された当り値「7」と先の当り乱数として取得された乱数値(0〜319のうちの1つ)とを比較し、この乱数値が当り値「7」である場合に「当り」と判定する。なお、後述の確率変動中には、高確率遊技設定手段90により、当り値を「7」の他に、「71」,「135」,「199」,「263」として当り確率を高確率に変動している。 【0027】演出決定手段724は、図柄を変動表示させて停止表示させるまでの様々な演出を決定するためのもので、停止図柄決定手段724aと、演出乱数取得手段724bと、確率変動終了判定手段724cと、停止図柄書き換え手段724dと、当り演出パターン群メモリ724eと、リーチ演出パターン群メモリfと、外れ演出パターン群メモリgとを備えている。 【0028】停止図柄決定手段724aは、停止図柄乱数に応じて停止図柄を決定するためのものである。例えば、上述の当り乱数判定手段723により当りと判定されなかった場合、すなわち外れの場合に、左図柄・中図柄・右図柄の夫々の停止図柄決定乱数に応じた停止図柄をセットする。例えば、左図柄決定乱数が「1」、中図柄決定乱数が「2」、右図柄決定乱数が「3」の場合、停止図柄は「1・2・3」に決定される。なお、左図柄・中図柄・右図柄の夫々が同一の図柄(特別図柄)となった場合には、中図柄の数字に+2をして、特別図柄を表示しないようにしている。また、当り乱数判定手段により、当りと判定されて特別図柄を表示する場合には、左図柄乱数に基づく左図柄を、中図柄と右図柄の両図柄に夫々にコピーして特別図柄を表示するようにしている。 【0029】演出乱数取得手段724bは、演出パターンを取得するための乱数(以下、「演出乱数」)を取得するためのものである。例えば、ソフトウエアのインクリメントカウンタによって生成された0〜7(8通り)の乱数を、上述の当り乱数判定手段により当りを判定する前に取得している。 【0030】確率変動終了判定手段724cは、確率変動終了乱数に応じて確率変動を終了させるか否かを判定するためのものである。例えば、ROMに記憶されている確率変動終了値「4」と、今回の遊技において取得された確率変動終了乱数値「0〜49のうち一つ」とを比較し、これらの値が一致した場合に「確率変動終了」と判定する。そして、このように確率変動終了判定手段724cにより「確率変動終了」と判定された場合、当該図柄変動終了後までの間に、確率変動中において高確率遊技設定手段90により増加した当り値を通常状態である「7」の1通りとして、特別図柄発生確率を低確率に変動させる。 【0031】停止図柄書き換え手段724dは、確率変動終了時に表示する外れ図柄を特別外れ図柄に強制的に書き換えるためのものである。例えば、上述の確率変動終了判定手段724cにより「確率変動終了」と判定された場合、停止図柄決定手段724aにより決定された停止図柄を書き換える。例えば、停止図柄決定手段724aにより停止図柄「1・2・3」に決定されていた場合に「確率変動終了」と判定されたときには、停止図柄を「1・2・1」に書き換える。なお、本実施例においては、書き換える図柄として「1・2・1」,「3・4・3」,「5・6・5」,「7・8・7」,「9・0・9」の5種類を有し、この中から選択している。 【0032】当り演出パターン群メモリ724eは、通常当り演出パターン群724pと、特別当り演出パターン群724qとを備えている。 【0033】通常当り演出パターン群724pは、当り乱数判定手段723により当りと判定され、停止図柄が特別図柄すなわち当り図柄に決定されたときに選択される図柄の変動開始から図柄の停止まで一連の演出パターン(当り演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。例えば、通常当り演出パターン群724pには、図5aに示すように8種類の当り演出パターンが記憶されている。 【0034】特別当り演出パターン群724qは、確率変動中に当り乱数判定手段により当りと判定され、停止図柄が特別図柄のうち確変図柄に決定されたときに選択される図柄の変動開始から図柄の停止までの一連のパターン(特別当り演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。例えば、特別当り演出パターン群724qには、図6aに示すように2種類の特別当り演出パターンが記憶されている。 【0035】リーチ演出パターン群メモリ724fは、リーチ演出パターン群724rと、特別外れ演出パターン群724sとを備えている。 【0036】リーチ演出パターン群724rは、当り乱数判定手段723により外れと判定され、停止図柄がリーチ(左右の図柄が同一で中図柄のみが異なる図柄)となる図柄(リーチ図柄)に決定されたときに、選択される図柄の変動開始から図柄の停止までの一連の演出パターン(リーチ演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。例えば、リーチ演出パターン群メモリ724rには、図5bに示すように8種類のリーチ演出パターンが記憶されている。 【0037】特別外れ演出パターン群メモリ724sは、確率変動中に確率変動終了判定手段724cにより「確率変動終了」と判定されたときに選択される図柄の変動開始から図柄の停止までの一連のパターン(特別外れ演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。例えば、特別外れ演出パターン群メモリ724sには、図6bに示すように2種類の特別外れ演出パターンが記憶されている。なお、上記のように本実施例では、確率変動終了判定手段724cにより「確率変動終了」と判定された場合は、停止図柄書き換え手段724aによりリーチ図柄が停止表示されるようになっているため、図6bに示すような演出を行っても、停止図柄と演出パターンの整合性が保てるようになっている。 【0038】外れ演出パターン群メモリ724gは、当り乱数判定手段により外れと判定され、停止図柄が非リーチ(左右の図柄が異なる図柄)となる図柄(外れ図柄)に決定されたときに選択される図柄の変動開始から図柄の停止までの一連の演出パターン(外れ演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。例えば、外れ演出パターン群メモリ724gには、図5cに示すように2種類の外れ演出パターンが記憶されている。 【0039】上記のように構成された演出決定手段724は、以下のようにして演出を決定している。まず、当り乱数判定手段723の判定結果に基づいて停止図柄決定手段724aにより停止図柄を決定し、この停止図柄及び確率変動終了判定手段724cの判定結果から選択すべき演出パターン群を選択する。そして、取得された演出乱数の値に応じて選択された演出パターン群から1つのパターンを選択する。 【0040】図柄制御手段725は、上述の演出決定手段724により決定された演出パターンに基づいて、図柄表示装置22に表示される図柄等の表示制御を行うためのものである。例えば、始動入賞口17に遊技球が入賞したこと、すなわち始動口入賞検出装置17cにより検出されたことを条件に、図柄表示装置22の画面にて、演出決定手段724によって決定された演出及び図柄変動態様を所定時間表示させた後、停止図柄決定手段724aにより決定された停止図柄を表示する。 【0041】特別遊技実行手段80は、当り乱数判定手段723により当りと判定された場合、すなわち停止図柄が特別図柄の場合に、特別遊技を実行するためのものであり、単位遊技実行手段81と、継続判定手段82と、確率変動移行判定手段83とを備えている。 【0042】単位遊技実行手段81は、特別遊技中における単位遊技を行うためのもので、大入賞口駆動手段811と単位遊技終了判定手段812とを備えている。 【0043】大入賞口駆動手段811は、大入賞口31の開閉扉35を開放し大入賞口31の入賞を容易にするように大入賞口駆動装置36を作動させるためのものである。 【0044】単位遊技終了判定手段812は、予め設定された単位遊技終了条件に基づいて、単位遊技を終了させるか否かを判定するためのものである。 【0045】継続判定手段82は、予め設定された継続条件に基づいて、特別遊技を終了させるか否かを判定するためのものである。 【0046】確率変動移行判定手段83は、特別遊技終了後に確率変動を実行するか否かを判定するためのものである。例えば、図柄表示装置22に表示された特別図柄が予め定められた確変図柄であるか否かを判定している。 【0047】高確率遊技設定手段90は、確率変動移行判定手段によりその判定結果が肯定的、すなわち確率図柄であると判定された場合に、当該特別遊技終了後の特別図柄発生確率を低確率から高確率に変動させるようにするためのものである。例えば、当り乱数判定手段723によって参照する当り値を「7」の他に、「71」,「135」,「199」,「263」として特別図柄発生確率を高確率に変動している。 【0048】払出制御手段100は、賞球払出装置45から賞球を払い出させる制御を行うためのものである。 【0049】次に、本実施例における制御概要を図7〜図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。 【0050】図7は、このパチンコ機PMのメインフローチャートである。遊技制御手段60は、まずステップS1で遊技機全体の初期設定を行った後、ステップS2の通常遊技処理、ステップS3の特別遊技処理を行った後、ステップS2に戻る。この動作は電源が遮断されるまで繰り返し実行される。ステップS2の通常遊技処理とステップS3の特別遊技処理については後述する。 【0051】図8は通常遊技処理のフローチャート、図9は入賞口入賞チェック処理のフローチャートである。図8に示すように上記のステップS2の通常遊技処理は、入賞口への入賞をチェックする入賞口入賞チェック処理(ステップS20)と、特別遊技を移行するか否かを判定する特別遊技移行判定処理(ステップS21)とを実行した後、本処理を終了する。 【0052】図9に示すように、入賞口入賞チェック処理(ステップS20)は、まず遊技球がいずれかの一般入賞口16a,16b,34a,34bへの入賞が一般入賞口入賞検出装置16c,16d,34c,34dにより検出されると(ステップS201)、その検出信号は遊技制御手段60に送られて、一般入賞フラグがセットされる(ステップS202)。そして、このフラグに基づいて払出制御手段100により賞球払出装置45に作動信号が出力され、この信号を受けて賞球払出装置45が作動して、各入賞球に対して所定数(例えば、10球)の賞球を賞球払出装置45から上もしくは下の球受け皿7a,7bに払い出す。なお、ここでセットされたフラグは賞球動作に基づいて適宜リセットされる。 【0053】また、始動入賞口17への遊技球の入賞が始動口入賞検出装置17cにより検出されると(ステップS203)、その検出信号は遊技制御手段60に送られ、始動入賞フラグがセットされる(ステップS204)。そして、このフラグに基づいて払出制御手段100により賞球払出装置45に作動信号が出力され、この信号を受けて、賞球払出装置45が作動して始動入賞口17への入賞球に対して所定数(例えば、5球)の賞球を賞球払出装置45から上もしくは下の球受け皿7a,7bに払い出す。 【0054】上述の入賞口入賞チェック処理(ステップS20)が終了すると、次に特別遊技移行判定処理(ステップS21)を実行する。図10は特別遊技移行判定処理(ステップS21)の前段フローチャート、図11は図柄変動要素取得処理(ステップS210)のフローチャート、図12と図13の両図は図10から続く特別遊技移行判定処理(ステップS21)の後段フローチャートである。特別遊技移行判定処理(ステップS21)は、まず図柄変動要素取得処理(ステップS210)を行う。 【0055】この図柄要素取得処理S210について、図11を用いて説明する。まず、始動入賞口17に入賞したか否かを確認するために始動入賞フラグがオンであるか否かを判定し(ステップS211)、オンである場合は始動入賞フラグをクリアする(ステップS212)。次に記憶されている始動入賞口17へ入賞した保留球の数が記憶上限個(例えば、4個)に達しているかどうか確認する(ステップS213)。保留数の数が記憶上限個に達しておらず、記憶が可能である場合は、当り乱数取得手段721により当り乱数を取得し(ステップS214)、停止図柄乱数取得手段722により停止図柄乱数を取得し(ステップS215)、確率変動終了乱数取得手段723により確率変動終了乱数を取得する(ステップS216)。そして、乱数記憶手段730により取得した上記の当り乱数,停止図柄乱数,確率変動終了乱数を各保留球の数n(n=1,2,3,4)に対応して設けられている乱数値エリアに格納する(ステップS217)。なお、ステップS224において、保留球の数が上限個に達している場合は、このまま図柄変動要素取得処理S210を終了する。 【0056】次に、特別遊技移行判定処理(ステップS21)は、保留球の記憶があるかを確認する処理を行う(ステップS220)。ここで、保留球の記憶がない場合には本処理を終了し、保留球の記憶がある場合は、保留球の数=1に対応する乱数値エリアに格納されている乱数の値を読み出すとともに(ステップS221)、記憶されている保留球の数から1減らし、且つ、各乱数値エリアの値をシフトする(ステップS222)。すなわち、保留球の数=n(n=2,3,4)に対応する乱数値エリアに格納されている値を、保留球の数=n−1に対応する乱数値エリアに格納する。そして、演出パターン決定乱数を演出乱数取得手段724bにより取得する(ステップS223)。 【0057】そして、この遊技において特別図柄発生確率が高確率に設定されているか否かを確認する(ステップS224)。高確率であるか否かは、確率変動フラグで確認する。確率変動フラグがオンである場合すなわち特別図柄発生確率が高確率に設定されていれば、確率変動用の演出パターンを所定の格納エリアにセットし(ステップS225)、ステップS250へ進む。確率変動フラグがオンではない場合すなわち特別図柄発生確率が低確率に設定されている場合、上記で取得した確率変動終了乱数の値を乱数値エリアから消去して(ステップS226)、通常用の演出パターンを所定の格納エリアにセットし(ステップS227)、ステップS230へ進む。 【0058】そして、上記で取得した当り乱数に基づいて当り乱数判定手段723により乱数抽選を行い(ステップS230)、当りであるときは、取得した停止図柄乱数に基づいて停止図柄決定手段724aにより所定の停止図柄が決定される(ステップS231)。この停止図柄は特別図柄であり、図17に示すように左図柄,右図柄,中図柄の3つの数字が同一となる図柄である。この当り図柄と取得した演出乱数に基づいて、上述した通常当り演出パターン群724pより当り演出パターン(図5a参照)が読み出され(ステップS232)、ステップS237へ進む。 【0059】ステップS230において、外れであるときは、取得した停止図柄乱数に基づいて停止図柄決定手段724aにより所定の停止図柄が決定される(ステップS233)。この停止図柄は外れ図柄であり、当り図柄以外の図柄である。この外れ停止図柄がリーチ図柄であるか否かを判定する(ステップS234)。リーチ図柄とは外れ図柄のうち、図18に示すように左右の図柄の数字は一致しているが、この数字と中央の図柄の数字は異なっている状態となる図柄である。なお、図18では、このような例として「7・8・7」が表示されている。外れ図柄がリーチ図柄であったとき、リーチ演出パターン群メモリ724rから取得したリーチ図柄と演出乱数に応じたリーチ演出パターン(図5b参照)が読み出され(ステップS235)、ステップS236へ進む。また、ステップS233において、外れ図柄がリーチ図柄ではなかったとき、すなわち図19に示すように左図柄,右図柄,中図柄の3つの数字が相違する図柄であるとき、この外れ図柄と取得した演出乱数に基づいて外れ演出パターン群メモリ724gより外れ演出パターン(図5c参照)を読み出し(ステップS236)、ステップS237へ進む。 【0060】ステップS237においてこのように取得された演出パターンと停止図柄は、図柄表示装置22において図柄制御手段90により、表示制御される。すなわち図柄表示装置22には、ステップS230における抽選結果が当りであるときには、当り演出パターンが行われた後に当り図柄が停止表示される。一方、抽選結果が外れであるときには所定条件に応じて、リーチ演出パターンもしくは外れ演出パターンが行われ、外れ図柄が停止表示される。 【0061】このようにステップS237で停止図柄を表示した後、取得した当り乱数が当りか否かを当り乱数判定手段723は判定し(ステップS238)、当りのときは特別遊技フラグをセットする(ステップS239)。一方、外れであると判定されたときは、このフローを終了する。 【0062】一方、ステップS224において、確率変動中であると判定され、確率変動用の演出パターンを所定の格納エリアにセット(ステップS225)されたときは、ステップS250(図13参照)を実行する。 【0063】ステップS250の判定により当り乱数が当選である場合は、取得した停止図柄乱数に基づいて停止図柄決定手段724aにより特別図柄を決定する(ステップS251)。次に、この特別図柄が確変図柄であるか否かを判定し(ステップS252)、確変図柄でなければ上記のステップS232(図12参照)から先の処理を実行する。特別図柄が確変図柄であれば、取得した演出乱数に基づいて特別当り演出パターン群724qより、図6aに示す特別当り演出パターン724pが読み出される(ステップS253)。この特別当り演出パターン724pは後述の特別外れ演出パターン724qとともに、特別図柄発生確率が変動する際に行われる特定の演出パターンが設定されており、リーチ変動と図20に示すプレミアム予告が設定されている。このプレミアム予告とは極めて出現頻度が低い予告演出であり、この演出がなされたときは当該変動における抽選結果が当りとなる確率が極めて高いものである。これを特定の演出として用いることにより、遊技者は図柄変動中から特別図柄発生確率の変動が行われるという認識を高め、当該変動における遊技者の集中度を増すことができる。 【0064】このときにおける図柄表示装置22の画面は、図柄制御手段90により、上記の特別当り演出パターン724pが行われた後に、当り図柄が表示される(ステップS254)。そして、特別遊技フラグをセットして(ステップS255)、このフローを終了する。 【0065】一方、ステップS250において外れと判定された場合には、確率変動終了乱数の乱数値が確率変動終了となる乱数値であるか否かを判定する(ステップS256)。この判定結果が否定、すなわち確率変動を終了させないときには、上述したステップS233(図12参照)から先の処理を実行する。判定結果が肯定、すなわち確率変動を終了させるときには、先に取得した停止図柄乱数に基づいて停止図柄決定手段724aにより決定されるべき外れ図柄を、停止図柄書き換え手段724dにより、外れ図柄の左図柄の値に応じて特定外れ図柄(図18に示す、左右の図柄の数字が同一で、中図柄の数字が左図柄の数字に1加えた数字となる確変図柄のリーチ図柄)に強制的に書き換える(ステップS257)。なお、左図柄が確変図柄の一部に該当しない場合は、これを加工して確変図柄となるように変化させる。次に、取得した演出乱数に基づいて、図23bに示す特別外れ演出パターン724qが読み出される(ステップS258)。この特別外れ演出パターン724qは上記の特別当り演出パターン724pと同様、リーチ変動とプレミアム予告が設定されている。 【0066】このときにおける図柄表示装置22では、図柄制御手段725により上記の特別外れ演出パターン724qが行われた後に、上記の特別外れ図柄が表示され(ステップS259)、特別外れ図柄を所定時間表示した後に、確率変動終了画面を図柄表示装置22に表示する。確率変動終了画面とは、図21に示す「おわり」と大きく表示される特別図柄発生確率の高確率が低確率に変動したこと、すなわち高確率の終了が容易に分かるような画面である(ステップS260)。これと同時に、確率変動フラグをリセットし(ステップS261)、特別図柄発生確率を高確率から通常の低確率へ変動させ、このフローを終了する。 【0067】なお、特別図柄発生確率の変動を報知する方法においては、その遊技状態における確率値を直接数字で表すなど、その確率の変動を報知するための態様は特に限定されるものではなく、遊技者に容易に分かるものであればよい。 【0068】続いて、図14に示す特別遊技処理S30を行う。この特別遊技処理S30は、ステップS229における抽選結果が当りのとき単位遊技を所定回数(例えば15回)だけ実行可能な特別遊技を成立させる処理である。 【0069】まず、特別遊技フラグがオンであるか否かを確認する、すなわち取得した当り乱数があたりであったか否かを確認し(ステップS301)、外れであればこの処理を終了する。当りの場合は、特別遊技フラグをセットし、また特別図柄発生確率の高確率を通常の低確率に変動させて確率変動フラグをセットする特別遊技初期設定を行う(ステップS302)。次に、単位遊技を行うための各種の初期設定を行い(ステップS303)、単位遊技を開始する。 【0070】単位遊技は、図15に示すように、まず始動入賞口17に入賞した遊技球に対する入賞口入賞チェック処理(ステップS304)と図柄変動要素取得処理(ステップS305)を行う。同時に、大入賞口駆動手段811により大入賞口駆動装置36を作動させ大入賞口31の開閉扉35を開放して、第1回目の単位遊技を開始する。開閉扉35が開放されると、開閉扉35は前方に約90度倒れ、遊技領域空間を落下移動する遊技球は開閉扉35に受けとめられて大入賞口31に非常に入賞しやすい状態となる。このような状態で大入賞口内に遊技球が入賞すると、払出制御手段100により、この入賞球に対して所定の数(例えば、13個)の賞球が上もしくは下の球受け皿7a,7bに払い出される。 【0071】このようにして第1回目の単位遊技が開始されると、単位遊技終了判定手段812により、以下に述べるような単位遊技終了条件の達成の有無が判断され、単位遊技終了条件が達成されるまでは大入賞口31の開放作動が継続される。 【0072】単位遊技終了条件は、本実施形態では図15に示すように「入賞球数」、「制限時間」を用件として設定されている。まず、「入賞球数」の用件は、大入賞口31に入賞したトータルの遊技球の数が所定数(例えば、10球)に達した時点で単位遊技終了条件が達成されたと判断するというものであり、大入賞口入賞検出装置30bにより大入賞口31に入賞したかを判断する(ステップS306)。入賞した場合は、大入賞口入賞球のカウンタ(不図示)から予め設定されている単位遊技条件終了のために必要な入賞球数(例えば、10球)から1を減らす(ステップS307)。また、特定領域通過検出装置37cにより特定領域(図示せず)に遊技球が入賞したか否かを判断し(ステップS308)、入賞した場合は特定領域フラグをセットする(ステップS309)。 【0073】そして、ステップS310へ進み、大入賞口31の入賞球数が所定の数(例えば、10球)に達したか否かを判定し(ステップS310)、入賞球数が所定の数を満たしていた場合は、単位遊技終了条件が達成されたため、ステップS312に進み、入賞球数が所定の数を満たしていない場合は、次の単位遊技終了条件であるステップS311に進む。「開放時間」の要件は、単位遊技開始後における大入賞口31の開閉扉35の開放時間が、予め定められた時間(例えば、30秒)経過時したときにこの単位遊技終了条件が達成したと判断されるというものであり、この終了条件が達成したか否かを判断する(ステップS311)。制限時間が終了していない場合は、単位遊技終了条件がまだ満たされていないため、ステップS304へ戻り、次の単位遊技を行う。制限時間が終了した場合、すなわち単位遊技終了条件を満たしたため、ステップS312へ進む。 【0074】このように単位終了条件は、大入賞口31内のトータル入賞球数が所定の数(例えば、10球)となった時点、もしくは所定の制限時間(例えば、30秒が経過した時点のうち、最も早い時点において単位遊技終了条件が達成されたと判断され、単位遊技を終了する。 【0075】上記のような単位遊技終了条件を達成したときは開閉扉35を閉止した後、継続判定手段82により継続判定条件が達成されているかを判断する(ステップS312)。この継続条件とは、単位遊技中に特定領域に遊技球が入賞して特定領域フラグがセットされたか否かという条件であり、単位遊技中に特定領域への入賞があった場合にのみ継続条件が達成されたと判断される。このため、特定領域への入賞がないまま単位遊技が終了した場合には、ステップS312から特別遊技終了処理S320を行う。 【0076】一方、ステップS312において継続条件が成立したと判断された場合すなわち今回の単位遊技中に特定領域へ少なくとも1つの入賞球があった場合には、特定領域フラグをクリアする(ステップS313)。今回の特別遊技を開始した後における単位遊技のラウンド数を数えるためにカウンタがあり、このカウンタには予め所定回数(例えば、15回)がセットされている。このカウンタから1を減らす(ステップS314)。続いて、このラウンド数のカウンタが0未満になったか否か、つまり単位遊技の繰り返し回数が所定回数行われたか否かを判断し(ステップS315)、ラウンド数のカウンタが0以上の場合すなわち所定回数繰り返されていない場合はステップS303に戻り、次の単位遊技を行う。ラウンド数カウンタの値は0未満になったときすなわち単位遊技が所定回数繰り返されたときは、ステップS315から特別遊技終了処理S320へ進む。 【0077】特別遊技終了処理S320は、図16に示しており、まず、当選時における停止図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ステップS321)。確変図柄であると判断されたときは、図22に示す確率変動当選画面が図柄表示装置22を表示する(ステップS320)。なお、本実施例では確率変動当選画面は、遊技者の注目を集めるために、「確変」の文字が大きく表示される。このため、遊技者は高確率へ変動することを容易に把握することが可能である。続いて確率変動フラグをセットし(ステップS323)、特別図柄発生確率を通常の低確率から高確率に変動させる。一方、停止図柄が確変図柄ではないと判断されたときは、確率変動非当選画面にて報知する(ステップS224)。確率変動非当選画面は、図23に示す「ざんねん」といった文字を表示して、高確率にはならなかったことを報知する。 【0078】以上説明したように、本発明のパチンコ機PMにおいては、抽選結果に応じて特別図柄発生確率を変動させることにより、遊技者に緊張感を持たせることができる。また、特別図柄発生確率を変動させる際は特定の演出として、演出パターンにはリーチ演出パターンを設定し、停止図柄には確変図柄のリーチ図柄である特別図柄を設定し、予告にはプレミアム予告を設定し、図柄表示装置22にて表示させるようにした。このような演出により、遊技者は特別図柄発生確率の変動時に対する期待感を持たせて遊技性を高めることができるとともに、特別図柄発生確率の高確率終了時を明確にすることができる。 【0079】なお、上記の各実施の形態においては第1種の弾球遊技機について説明したが、第3種に用いた場合であってもよい。以下に図24を用いて、上述した第1種弾球遊技機との主に相違点についてのみ説明する。 【0080】第3種のパチンコ機100は、遊技領域101には、左右の通過ゲート102,103、中央上側に位置する図柄表示装置104、中央に位置する電動チューリップ式の始動入賞口105、その真下には回転入賞具106と、さらに下側に振分装置107と、アタッカー装置120等からなる遊技部品が図示のように設けられている。但し、第1種とほぼ同じ構成である通過ゲート102,103、図柄表示装置104、始動入賞口105、アタッカー装置120の説明については省略する。 【0081】回転入賞具106は、凹陥部108aを有する回転体108と、上部に切欠109を有して、回転体108の外周を囲む環状部材110、回転体を回転駆動するモータ111(図示略)、回転体106の背後に開口する入賞口106a(図示略)を備えている。この回転入賞具106では、凹陥部108aが切欠109に整合したときに、切欠109側から凹陥部108aに遊技球を受け入れ、回転体108が回転して凹陥部108aが入賞口106aに対応する位置になると、遊技球が凹陥部108aから入賞口106aに流入して入賞が成立する。また、凹陥部108aが切欠109に整合しなければ、遊技球が凹陥部108aに流入することはない。よって、回転体108aの1回転につき1個の一球の入賞だけが可能である。振分装置107には、通常入賞口107aと権利入賞口107bとが設けられており、回転入賞具106の入賞口106aに入賞して振分装置107に流入した遊技球を通常入賞口107a又は権利入賞口107bに振り分ける。振分装置107に4球の遊技球が入賞すると(回転入賞具106の入賞口106aに4球の入賞があると)、そのうちの一球は権利入賞口107bに振り分けられる構造となっている。 【0082】このような第3種のパチンコ機100では、左通過ゲート102を通過する遊技球があると、所定条件のもとで図柄表示装置104において図柄の変動表示を開始する。所定時間後に停止表示された図柄が当り図柄であれば、始動入賞口105において、破線で示すように左右のチューリップ105a,105b羽根が閉じた状態から左右に開いて遊技球が入賞しやすい状態となる。このようなチューリップ羽105a,105bが開放もしくは閉じたられた状態で始動入賞口105に入賞した遊技球が下方の通過口から放出される。そして、始動入賞口105の下側にある回転入賞具106の凹陥部に受け入れられて入賞口106aに入賞し、振分装置107に導かれた遊技球が権利入賞口107bを通過すると、第1種の弾球遊技機と同様の特別遊技が発生し、この特別遊技終了時の当り図柄が特定図柄であれば特別図柄発生確率は通常の低確率から高確率に設定され、次の特別遊技まで高確率は継続するように構成されている。 【0083】このように特別図柄発生確率が変動する弾球遊技機であれば、先述した第1種の弾球遊技機に限らず、本発明を用いることができる。 【0084】 【発明の効果】以上説明したように、このような構成の弾球遊技機によれば、抽選結果に応じて特別図柄発生確率が変動するため遊技者の得られる利益状態に多様性を持たせることができ、遊技者は緊迫感をもって遊技を行うことができる。また、特別図柄発生確率が変動する際に図柄表示装置の画面表示において特定の演出を行うことにより遊技性を高めることができるとともに、遊技者は特別図柄発生確率が変動することを容易に認識することが可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390031783 【氏名又は名称】サミー株式会社 【住所又は居所】東京都豊島区東池袋2丁目23番2号
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| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092897 【弁理士】 【氏名又は名称】大西 正悟
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| 【公開番号】 |
特開2003−169922(P2003−169922A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−373377(P2001−373377) |
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