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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】高野 賢一
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内

【要約】 【課題】n個の図柄データ群を使用して遊技意欲が維持されるような大当り抽選結果の通知機能を有する遊技機を提供すること。

【解決手段】大当り抽選結果を所定の図柄組合せで通知するためにn個の図柄データ群を用意しておき、その内の(n−1)個の図柄データ群1610の図柄種類数および図柄総数を総て同じにすると共に、残りの図柄データ群1620の図柄種類を上記(n−1)個の図柄データ群の図柄種類を含むようにしその図柄総数を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多くしている。したがっていずれか1つの図柄データ群の図柄種類数、図柄総数は他の図柄データ群のそれらと異なるので、遊技者が通知結果を把握しにくくして期待感を持たせながら遊技意欲を持続させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 大当り抽選を行う抽選手段を備えた遊技機において、n個(nは3以上の自然数)の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せを停止表示することによって、前記抽選手段による大当り抽選の結果を通知する通知手段を備え、(n−1)個の図柄データ群の図柄種類数および図柄総数を総て同じにすると共に、残りの図柄データ群の図柄種類を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄種類を含むようにし、その図柄総数を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多く構成し、前記通知手段は、前記n個の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せにおいて(n−1)個以上同じ図柄を揃えることで大当り抽選結果が当選であることを通知することを特徴とする遊技機。
【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多くする図柄の図柄種類はそれが揃っても大当り抽選結果が当選であることを示さない外れ図柄のみであり、停止表示される順序は最後のもの以外とされることを特徴とする遊技機。
【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に記載の遊技機において、前記通知手段は更に、前記n個の停止図柄を総て揃えることによって、次回大当り当選可能性が向上される確率変動状態に移行したことを通知することを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大当り抽選を行う抽選手段を備えた遊技機に係わり、特にその抽選結果を通知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機にあっては、大当り抽選結果や確率変動状態移行等の様々な表示通知態様が提案されている。例えば左図柄、中図柄、右図柄等の3図柄を横、縦、斜め方向等に一直線状に表示して大当り抽選結果を表示通知するものが広く普及している。さらに最近では4個目の図柄を用いて大当り抽選結果や確率変動抽選結果等を表示通知するものも提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種の従来の遊技機にあっては、総て同じ図柄データ群から導出された図柄の組合せで大当り抽選結果等を通知するように構成されていたため遊技の意外性に乏しかった。特に、4つ目の図柄を確率変動状態への移行通知用に用いた従来技術によれば、残りの3つの図柄が停止表示された時点で確率変動状態となるか否かが把握されるため、わざわざ4つ目の図柄を確率変動状態への移行通知用とした意義が薄れてしまっていた。
【0003】本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、複数の図柄データ群を使用して遊技意欲が維持されるような大当り抽選結果の通知機能を有する遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、大当り抽選を行う抽選手段を備えた遊技機において、n個(nは3以上の自然数)の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せを停止表示することによって、前記抽選手段による大当り抽選の結果を通知する通知手段を備え、(n−1)個の図柄データ群の図柄種類数および図柄総数を総て同じにすると共に、残りの図柄データ群の図柄種類を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄種類を含むようにし、その図柄総数を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多く構成し、前記通知手段は、前記n個の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せにおいて(n−1)個以上同じ図柄を揃えることで大当り抽選結果が当選であることを通知することを特徴とするようにした。
【0005】この発明においては、大当り抽選結果をn個の所定の図柄組合せで通知するためにn個の図柄データ群を用意しておき、その内の(n−1)個の図柄データ群の図柄種類数および図柄総数を総て同じにすると共に、残りの図柄データ群の図柄種類を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄種類を含むようにし、その図柄総数を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多くし、さらに、n個の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せにおいて(n−1)個以上同じ図柄を揃えることで大当り抽選結果が当選であることを通知する。したがっていずれか1つの図柄データ群の図柄種類数、図柄総数は他の図柄データ群のそれらと異なるので、遊技者が通知結果を把握しにくくして期待感を持たせながら遊技意欲を持続させることができる。なお、nを特に2とする場合も理論的にはあり得、その場合には、大当り抽選結果を2個の所定の図柄組合せで通知するために2個の図柄データ群を用意しておき、その内の一方の図柄データ群の図柄種類を他方の図柄データ群の図柄種類を含むようにし、その図柄総数を前記前記一方の図柄データ群の図柄総数よりも多くし、さらに、2個の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せにおいて1個以上同じ図柄を揃えることで大当り抽選結果が当選であることを通知するようにすることもできる。
【0006】そして、前記通知手段は、前記n個の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せにおいて(n−1)個以上同じ図柄を揃えることで大当り抽選結果が当選であることを通知する。また、前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多くする図柄の図柄種類はそれが揃っても大当り抽選結果が当選であることを示さない外れ図柄のみとして表面上のリーチ生起確率を低下させることができる。そして、前記通知手段は更に、前記n個の停止図柄を総てを揃えることで、次回大当り当選可能性が向上される確率変動状態に移行したことを通知する。
【0007】また、大当り抽選を行う抽選手段を備えた遊技機において、n個(3以上の自然数)の図柄データ群のそれぞれにおけるいずれかの図柄の組合せを所定の停止表示したものによって、前記抽選手段による大当り抽選の結果を通知する通知手段を備え、(n−1)個の図柄データ群の図柄種類数および図柄総数を総て同じにすると共に、残りの図柄データ群の図柄種類を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄種類を含むようにし、その図柄総数を前記(n−1)個の図柄データ群の図柄総数よりも多く構成し、前記通知手段は、所定の順番での図柄停止表示で(n−1)個以上の停止図柄を揃わせることで大当り抽選結果が当選であることを通知し、更に前記所定の順番での図柄停止でn個総ての停止図柄を揃わせることで次回大当り当選可能性が向上される確率変動状態に移行したことを通知することを特徴とする遊技機も提供される。このn個を4個として停止順は、前記残りの図柄データ群から獲得表示される第4図柄と前記マトリクスにおいて斜めに対向する、前記3つの図柄データ群のいずれか一つから獲得表示される第1図柄とを同時に停止させ、その後前記マトリクスを構成する残りの図柄を適宜の間隔で順に停止させるものとすることができる。この発明においてもnを2とすることは理論的にあり得る。この場合には、一方の図柄データ群の図柄種類を前記他方の図柄データ群の図柄種類を含むようにし、その図柄総数を前記一方の図柄データ群の図柄総数よりも多く構成し、前記通知手段は、所定の順番での図柄停止表示で1個以上の停止図柄を揃わせることで大当り抽選結果が当選であることを通知し、更に前記所定の順番での図柄停止で2個総ての停止図柄を揃わせることで次回大当り当選可能性が向上される確率変動状態に移行したことを通知するようにすることができる。
【0008】なお、このような動作はコンピュータ読み取り可能な記録媒体にプログラムを記録しておき、CPUがこの記録媒体に記録したプログラムを読み取って実行することによって実現できる。このような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、光磁気記録媒体等のデジタルコンテンツの書き込み及び読出しが可能な各種の記録媒体が挙げられる。また、このプログラムを所定の情報処理装置から通信網を介して遊技機にダウンロードしてインストールするようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0010】図1は遊技盤10の模式的な説明図である。遊技盤10の略中央部には、n個(nは3以上の自然数、特別の場合には2もあり得る)として4個の表示エリアを有していて、各表示エリアにおいて、独立して数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示装置100が配設されており、その真下には特別図柄始動口104が配設されていて、この特別図柄始動口104の両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設されている。また、一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口104を形成するように離間して開閉可能に設けられている。
【0011】さらに、特別図柄始動口104の下方には、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)112、112が配設されている。
【0012】そして、特別図柄始動口104に遊技球が入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも1つの識別情報の変動表示が開始されその後、所定表示パターンの表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状態(特別遊技状態)となる。
【0013】また、普通図柄作動ゲート102が遊技球の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊技球が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されその後、当り有効ライン上に所定表示パターンの表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り状態(特別遊技状態)となる。一方、入賞されない打球はアウト口114を介して排出される。なお、図示しないハンドルを操作することに応じて不図示の発射装置が遊技球を遊技盤10上に到達させるように構成されていて、遊技球は遊技盤10上の様々な方向に転動されながら下方向へと流下される。
【0014】そして、この遊技機は、図柄変動表示中等の所定の表示演出中に特別図柄始動口104に入賞された遊技球数を保留メモリ数として最大4個まで累積記憶していくように構成されている。そして、この保留メモリがあると自動的に図柄変動表示が開始され保留メモリ数を減少させていくような保留メモリ消化制御が後に説明する主制御部200によって実行されるように構成されている。この保留メモリの消化制御の結果、大当りが生起されることもあるし大当りが生起されない場合もある。
【0015】図2はこのような遊技の進行状況に応じた遊技動作制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制御ブロック図である。遊技動作制御を統括する主制御部200は、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載している。この主制御部200は、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコマンド等(後述する)を含む多種多様な制御コマンドを格納するコマンドデータテーブル領域202および一連の遊技動作制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等の遊技動作制御プログラムを格納するROM201と、ワークエリアが形成されるRAM203とが設けられていて一体型のワンチップマイコンとなっている。主制御部200が所定周期(例えば4(msec))でこの遊技動作制御プログラムを繰り返して実行することによって遊技動作制御が行われることになり、主制御部200は遊技動作制御を統括している。
【0016】主制御部200には、入力ポート210を介して複数のスイッチ群のそれぞれからの検出信号を受信可能に構成されている。即ち、主制御部200は、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技球の特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設けられ遊技球のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ遊技球の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口スイッチ308等のスイッチ群が接続され、主制御部200は各スイッチからの遊技球検出に対応した検出信号を受信可能に構成されている。
【0017】また、主制御部200には、出力ポート215を介して複数の周辺装置を制御可能に接続されている。より具体的には、主制御部200には、特別図柄やキャラクタを表示する表示部を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御するランプ表示装置110、112、効果音を発生する効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302等の周辺装置群が接続され、主制御部200は各装置を制御するための制御信号を送信可能となっている。
【0018】そして、主制御部200は、特に特別図柄表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制御を行うようになっている。さらに主制御部200から特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一方向通信による通信形態を採っている。
【0019】また、主制御部200には、電源供給を行うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を出力するリセット回路213とが接続されていて、さらに、リセット回路213には、主制御部200から周期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監視するためのモニタ信号が入力される。
【0020】さて、図8に示すように、主制御部200から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用のコマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでなっている。
【0021】図3は特別図柄表示装置100のブロック構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部200からのストローブ信号やコマンドを受信するためのデータ受信回路1140(データレベルを変換する電圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して画像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM1040と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LSI(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)1060が画像展開するために必要なデータを格納したキャラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時的に記憶された画像データを受け取って送出するLCDパネル用インターフェイス回路1100と、このLCDパネル用インターフェイス回路1100から送出された画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1120とを有して構成されている。
【0022】図4(a)に示すように、キャラクタROM1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパレットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義した情報を格納したシナリオデータ領域を有している。また、キャラクタデータは特定圧縮方法で圧縮処理された状態でキャラクタイメージデータ領域に格納されており、さらに、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格納されている。
【0023】そして、特別図柄表示装置100のCPU1020は、データ受信回路1140が受信したコマンドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(VDP)1060に与えると、画像処理用LSI(VDP)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM1080上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイス回路1100に送ることによって、LCDパネル1120によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表示が細かに行われる。
【0024】また、図5はコマンド送受信タイミングを示したタイミングチャートである。前述したように、コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく1バイト長のイベント(EVENT)から成っている。この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機としてモード(MODE)情報を送信し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機としてイベント(EVENT)情報を送信する。すると、これに対応して特別図柄表示装置のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処理によってコマンドを受信してRAM1090に格納する。
【0025】次に、先ず、主制御部200や特別図柄表示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を図6(遊技動作制御のゼネラルフローチャート)や図7を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な動作について説明して本発明の理解の容易化に努める。なお、図6に示す一連の処理は主制御部200がROM201に格納されている図示しない遊技制御プログラムを実行することによって行われる。より具体的には、リセット回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップから実行され、この一連の処理が繰り返し実行されるようになっている。
【0026】先ず、図示しない電源スイッチによって電源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処理が実行されたか否かを判定する(ステップS110)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS120に移行する。
【0027】ステップS200では、RAM203の初期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次いで、ステップS210では、初期制御処理を行うためのデータをRAM203の所定の領域にセットする。一方、ステップS120では、RAM203内に形成される図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメントし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値を更新する。
【0028】次に、ステップS140において、特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポート210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップS150に移行してポート入力処理で読み込み格納したデータを把握するためのスイッチチェック処理を実行する。
【0029】次に、ステップS160にて各スイッチ304、306、308等の断線や短絡の有無のチェックを行い、これらの障害が発生している場合には(Yes)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS180に移行する(ステップS170)。
【0030】そして、ステップS180において、普通図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置100の表示制御に必要なコマンドをRAM203の所定領域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる(ステップS190)。なお、ステップS180において、主制御部200は遊技動作制御に応じて必要なモード、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域202を参照して決定し、決定したモード、イベントを示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納する。
【0031】次に、ステップS195において、大入賞口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノイド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制御し、次いで、ステップS220において、図示しない賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を出力するための賞球セット処理を実行する。さらにステップS230、240、250において、図示しない遊技機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応させて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置116を遊技動作状態に対応させて効果音発生制御を行うためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処理を実行する。
【0032】次に、ステップS260では、各処理でRAM203に格納したデータを出力ポート215を介して対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そして、特別図柄表示装置100に対して、先ずストローブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示したようにして送信する。これによって、特別図柄表示装置100にはコマンドが主制御部200から送信され受信することになる。
【0033】ステップS270では、リセット回路213からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合にはステップS110に移行して遊技動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0034】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示装置100のCPU1020の動作について、図7を参照しつつ説明する。まず、ステップS1100において、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初期化等を行いステップS1102において、新しいコマンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御のためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Yes)ステップS1104に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0035】ステップS1104では、図5において説明した割り込み処理において、データ受信回路1140が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップS1108において、画像処理用LSI1060へ出力するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更新する。
【0036】次に、ステップS1110において、RAM1090にセットされている図柄制御用データに基づいて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスクロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄表示位置を設定し、次いで、ステップS1112において、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)から取得してRAM1090にセットし、次にステップS1114において、速度データに基づいて図柄オフセット値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための準備を行う。
【0037】次に、ステップS1116において、RAM1090にセットされているアニメーション処理用データが格納されているアニメーション処理用テーブル(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画像表示のための準備を行い、RAM1090内のVDP出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」か否かを判断する(ステップS1118)。
【0038】そして、出力許可フラグが「1」でない場合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Yes)にはステップS1120にて、VDP出力用バッファにセットされているデータを画像処理用LSI1060に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じてキャラクタROM1180のデータを獲得して展開し、展開された画像データはビデオRAM1080に一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイス回路1100に送られLCDパネル1120による画像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置100における設定された表示位置において設定された速度での図柄変動表示の表示等が行われる。
【0039】(本発明の特徴部)図9はRAM203に形成される各種の乱数カウンタの説明図である。各種の乱数カウンタは、値「0」から始まって上限値となるまで所定周期(例えば4msec)で順次1ずつカウントアップ動作を行っていくと共に、カウント値が上限値を越えた場合に初期値「0」でクリアされカウント動作が繰返される無限ループカウンタを用いて生成され、これら無限ループカウンタはRAM203内に形成されて主制御部200がそのカウント動作を制御している。
【0040】乱数カウントとしては、図9に示すように、大当り判定用乱数カウンタ(カウント値:0から299)1500、大当り図柄決定用乱数カウンタ(カウント値:0から65)1510、第1図柄決定用乱数カウンタ1520(カウント値:0から5)、第2図柄決定用乱数カウンタ1530(カウント値:0から5)、第3図柄決定用乱数カウンタ1540(カウント値:0から5)、および第4図柄決定用乱数カウンタ1555(カウント値:0から5)がある。
【0041】一方、特別図柄表示装置100のCPU1020は図15に示す再抽選用乱数カウンタ2100の乱数カウンタの動作を制御している。この再抽選用乱数カウンタ2100は図3のRAM1090内に形成されてCPU1020がこれらのカウント動作を制御している。これらの乱数カウンタのカウンタ値もCPU1020によって例えば4(msec)等の所定周期で1ずつ更新されるように構成されている。
【0042】大当り判定用乱数カウンタ1500は、大当り状態を生起させるか否かを判定するために用いられるカウンタである。通常確率状態時にあっては、カウンタ値が「7」で大当り状態を生起させ、これ以外の場合には大当り状態を生起させない。また、高確率状態時にあっては、カウンタ値「7」、「39」、「139」で大当り状態を生起させ、これ以外の場合には大当り状態を生起させない。かくして、総カウント値を「240」とすると、通常遊技状態にあっては240分の1の確率で大当り状態を生起させる一方、高確率状態時にあっては80分の1の確率で大当り状態を生起させることができる。このように主制御部200は大当り抽選を行う抽選機能を備えている。
【0043】また、大当り図柄決定用乱数カウンタ1510は、大当り抽選結果を表示通知するための表示図柄せ決定するために用いるカウンタであり、このカウンタ値を抽選すると、抽選されたカウンタ値に対応する組合せの図柄が後に説明するように特別図柄表示装置200に表示される。
【0044】大当り図柄決定用乱数カウンタ1510から抽出したカウント値が「0」、「1」、「2」の場合にはそれぞれ図16(a)、(b)、(c)に示すように2行、2列のマトリクス状に表示する図柄が4個総て揃うように停止図柄表示が行われる。また、大当り図柄決定用乱数カウンタ1510から抽出したカウント値が「3」〜「35」のそれぞれの場合には図17のケース1〜ケース33のように1行1列、1行2列、2行1列の図柄が3個揃うように停止図柄表示が行われる。さらに、大当り図柄決定用乱数カウンタ1510から抽出したカウント値が「36」〜「50」のそれぞれの場合には図18のケース1〜ケース15のように1行1列、1行2列、2行2列の図柄が3個揃うように停止図柄表示が行われる。そして、大当り図柄決定用乱数カウンタ1510から抽出したカウント値が「51」〜「65」のそれぞれの場合には図19のケース1〜ケース15のように1行2列、2行1列、2行2列の図柄が3個揃うように停止図柄表示が行われる。
【0045】かくして3つ以上の図柄が揃う66のケースでの表示図柄が決定されて特別図柄表示装置100に2行、2列のマトリクス状に表示される。
【0046】一方、第1図柄決定用乱数カウンタ1520(カウント値:0から5)、第2図柄決定用乱数カウンタ1530(カウント値:0から5)、第3図柄決定用乱数カウンタ1540(カウント値:0から5)、および第4図柄決定用乱数カウンタ1555(カウント値:0から5)は大当り抽選結果が落選時の4つの表示図柄を決定するための乱数カウンタである。第1図柄決定用乱数カウンタ1520(カウント値:0から5)、第2図柄決定用乱数カウンタ1530(カウント値:0から5)、第3図柄決定用乱数カウンタ1540(カウント値:0から5)から抽出されるカウント値が、「0」〜「5」のそれぞれの場合に「赤7図柄」、「男キャラクタ図柄」、「BAR図柄」、「女キャラクタ図柄」、「青7図柄」、「BIG図柄」が選択される。
【0047】そして、第4図柄決定用乱数カウンタ1550(カウント値:0から8)から抽出されるカウント値が、「0」〜「8」のそれぞれの場合に「赤7図柄」、「外れ1図柄」、「男キャラクタ図柄」、「BAR図柄」、「外れ2図柄」、「女キャラクタ図柄」、「青7図柄」、「外れ3図柄」、「BIG図柄」が選択される。なお、この4つの乱数カウンタ1520から1550にて選択された図柄が3個以上同じものとなる場合には強制的に同じ図柄数を2個以内として外れ表示するように構成されている。
【0048】さて、図10は図3の特別図柄表示装置100のプログラムROM1040に格納されている第1〜第4の4個の図柄データ群の説明図である。第1〜第3の3つの図柄データ群1610は同一構成であるので1つのみ図10(a)に図示して他のものを図示省略している。第1(第2、第3)図柄データ群1610は6種類の図柄を1個ずつ図柄総数6個の図柄データ群となっている。この図柄データ群1610は、「赤7図柄1600」、「男キャラクタ図柄1601」、「BAR図柄1602」、「女キャラクタ図柄1603」、「青7図柄1604」、「BIG図柄1605」により構成されている。
【0049】一方、図10(b)に示す第4図柄データ群1620は、「赤7図柄1600」、「外れ1図柄1606」、「男キャラクタ図柄1601」、「BAR図柄1602」、「外れ2図柄1607」、「女キャラクタ図柄1603」、「青7図柄1604」、「外れ3図柄1608」、「BIG図柄1605」より構成されている。したがって他の図柄データ群1610よりも図柄種類数は3種類(外れ1、外れ2、外れ3図柄)増加して図柄総数も9個となっている。かくして第1、第2、第3図柄データ群11610と、第4図柄データ群1620とでは選択可能な図柄種類や図柄数が変更されるようになっている。
【0050】主制御部200は遊技球が特別図柄始動口104に入賞したことに応答して、大当り判定用乱数カウンタ1500を用いて大当り抽選を行う。大当り抽選結果が当選の場合には大当り図柄決定用乱数カウンタ1510から抽出したカウント値に対応したマトリクス図柄表示を特別図柄表示装置100に行わせるためのコマンドをCPU1020に向けて送信する。図11はこのコマンド送信の説明図であり、主制御部200は先ずいずれかの図柄変動パターンを指定する図柄変動指定コマンドを送信する。次いでマトリクス図柄表示を行わせるための第1、第4図柄を指定するコマンドを送信し、更にマトリクス図柄表示を行わせるための第2図柄を指定するコマンド、更にマトリクス図柄表示を行わせるための第3図柄を指定するコマンドを送信する。最後に図柄変動を停止させるための全図柄停止指定コマンドを送信する。
【0051】例えば大当り図柄決定用乱数カウンタ1510から抽出したカウント値が「0」の場合には図16(a)の「赤7図柄」を2行2列のマトリクス状に表示させるために「赤7図柄」を指定するコマンド(■、■、■)を主制御部200はCPU1020に向けて送信する。
【0052】一方、大当り抽選結果が落選の場合には第1〜第4図柄決定用乱数カウンタ1520〜1550から抽出したカウント値に対応した図柄を特別図柄表示装置100にマトリクス状に表示させるためのコマンドをCPU1020に向けて送信する。主制御部200は先ずいずれかの図柄変動パターンを指定する図柄変動指定コマンドを送信する。次いでマトリクス図柄表示を行わせるための第1、第4図柄を指定するコマンドを送信し、更にマトリクス図柄表示を行わせるための第2図柄を指定するコマンド、更にマトリクス図柄表示を行わせるための第3図柄を指定するコマンドを送信する。最後に図柄変動を停止させるための全図柄停止指定コマンドを送信する。
【0053】一方、コマンドを受信したCPU1020は以下のように動作する。図12はLCDパネル1120の表示画面1121の表示例の説明図である。表示画面1121において図柄を2行2列のマトリクス状に表示させる際に、1行1列の第1図柄は第1図柄表示領域1800に表示し、1行2列の第2図柄は第2図柄表示領域1801に表示する。さらに、2行1列の第3図柄は第3図柄表示領域1802に表示し、2行2列の第4図柄は第4図柄表示領域1803に表示する。かくして第1図柄〜第4図柄を2行2列のマトリクス状に表示することができる。したがって第1図柄と第4図柄は斜めに対向するように表示され、同様に第2図柄と第3図柄とは斜めに対向するように表示される。なお、図12では理解容易とするための図柄の表示領域を表示画面1121上の全領域を占めるように記載しているが必ずしも、図柄の表示領域を表示画面1121上の全領域を占めるようにする必要はない。
【0054】図11に示すようにして送信されてきたコマンドを受信するとCPU1020は図柄変動指定コマンドで指定されて変動パターンで各表示領域1800〜1803内での図柄変動表示を行う。そして全図柄停止指示コマンドの受信を契機として、先ず第1、第4図柄指定コマンドで指定された図柄をプログラムROM1040の図柄データ群1610、1620から導出してこれらをそれぞれ第1図柄表示領域1800、第4図柄表示領域1803に停止表示する。次いで、第2図柄指定コマンドで指定された図柄をプログラムROM1040の図柄データ群1610から導出してこれを第2図柄表示領域1801に停止表示し、その後、第3図柄指定コマンドで指定された図柄をプログラムROM1040の図柄データ群1610から導出してこれを第3図柄表示領域1802に停止表示する。
【0055】かくして第1〜第4図柄が停止表示されて大当り抽選結果が表示通知される。この際、3つ以上の図柄が揃っていれば大当り抽選結果が当選であることを示す。なお、図柄が4つ揃った場合には主制御部200は次回大当り確率が向上する確率変動状態に移行するように遊技動作制御を行う。また、図柄が3個揃った場合にはCPU1020が再抽選を行って確率変動状態に移行するか否かを決定し、確率変動状態に移行する場合にはこの旨を主制御部200に伝えて主制御部200に確率変動状態移行動作を行わせるように構成されている【0056】具体的にはCPU1020は図21の再抽選用乱数カウンタ2100からの抽出カウント値が「0」〜「2」の場合にのみ確率変動状態に移行すると判定する。かくして30%の確率で再抽選結果が当選になるように設定されている。なお、この当選確率は適宜設定変更し得る。
【0057】(動作)図13を参照してCPU1020が行う動作を説明する。なお、主制御部200側では大当り判定や図柄選択を既に終えこの結果を反映させたコマンドを図11のようにして送信するものとする。先ず、ステップS1900において、図柄変動指定コマンドを受信するとこれに応答して指定された変動パターンでの変動表示を各図柄表示領域1800〜1803上で行う。次いで全図柄停止指示コマンドを受信したのを契機として、先ず第1図柄、第4図柄を同時にそれぞれ第1図柄表示領域1800、第4図柄表示領域1803に停止表示させる(ステップS1902)。このためにはCPU1020はプログラムROM1040に格納されている図柄データ群1610、1620から対応する図柄データを獲得してこれらを同時にそれぞれ第1図柄表示領域1800、第4図柄表示領域1803に停止表示させる。かくして右斜め状に2つの図柄が停止表示される。このように他よりも図柄の数が多い(外れ図柄を追加した)第4図柄が最後に停止するのではなく、ここでは第1図柄と共に最初に停止表示されるため、大当りとならないことを早めに把握可能となるため、リーチ生起確率を抑制し射倖性を適宜に抑えた遊技内容になる。
【0058】次いでステップS1904、ステップS1906において、第2図柄を第2図柄表示領域1801に停止表示させ、その後、第3図柄を第3図柄表示領域1803に停止表示させる。このためにはCPU1020はプログラムROM1040に格納されている図柄データ群1610から対応する図柄データを獲得してこれらを第2図柄表示領域1801、第3図柄表示領域1802に停止表示させる。かくして全図柄が停止表示される。
【0059】そして、ステップS1908において4図柄が揃ったか否かを判定し揃っていると判定した場合(Yes)にはステップS1910において確率変動状態に移行することを示す演出やメッセージ表示等を行う。一方、これ以外の場合(No)には直接ステップS1912に移行する。ステップS1912においては3つ図柄が揃ったか否かを判定する。3つ揃っていないと判定した場合(No)には外れとして動作を終了する。3つ揃ったと判定した場合(Yes)には大当りとしてその旨のメッセージ表示等を行った後に、ステップS1914に移行して再抽選用乱数カウンタ2100からカウント値を抽出してこれが当選を示すか否かを判定する。抽出したカウント値が「0」〜「2」の場合のみに再抽選当選としてこれを主制御部200に伝え再抽選が当選の旨のメッセージ等を表示して動作を終了する。なお、これに応答して主制御部200は確率変動状態に移行するように遊技動作制御を行う。また、確率変動状態とは異なる特典として変動時間短縮状態に移行させても良い。
【0060】したがって本発明の実施形態によれば、大当り抽選結果を2行、2列のマトリクス状の図柄組合せで通知するために4つの図柄データ群を用意しておき、その内の3つの図柄データ群1610の図柄種類数および図柄総数を総て同じにすると共に、残りの図柄データ群1620の図柄種類を上記3つの図柄データ群の図柄種類を含むようにしその図柄総数を前記3つの図柄データ群の図柄総数よりも多くしている。したがっていずれか1つの図柄データ群の図柄種類数、図柄総数は他の図柄データ群のそれらと異なるので、遊技者が通知結果を把握しにくくして期待感を持たせながら遊技意欲を持続させることができる。
【0061】更に、4図柄中任意の3図柄が揃うことによっても確率変動状態とすることによって、最後の図柄停止まで確率変動状態移行への期待感を持続させることを可能とすることができる。つまり、遊技者に対して4図柄が揃った場合には大当りで確率変動状態に移行した感動を与えることができるとともに、3図柄が揃った場合には全図柄停止まで確率変動状態への期待感を維持することができる。
【0062】そして、上記3つの図柄データ群1610の図柄総数よりも多くする図柄の図柄種類はそれが揃っても大当り抽選結果が当選であることを示さない外れ図柄のみとして表面上のリーチ生起確率を低下させることができる。
【0063】(他の動作例)図14は他の動作例の説明するためのフローチャートである。ステップS2000において全図柄停止後に大当り抽選結果にかかわら主制御部200はランプ表示装置110を点灯制御する。そしてステップS2010において保留メモリが「0」か否かを判定し「0」でない場合(No)にはステップS2000に戻る一方、「0」の場合(Yes)にはステップS2020に移行して、確率変動状態に移行するか否かを判定する。移行しない場合(No)にはランプ表示装置110を消灯する(ステップS2040)反面、移行する場合(Yes)にはランプ表示装置110の点灯を継続させる(ステップS2030)。
【0064】かくしてランプ点灯制御によって確率変動状態に移行するか否かを視認容易に通知することが可能になる。
【0065】以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能となる。なお、上記の実施形態にあっては図柄を表示装置に表示する態様について説明したが、図柄データ群を表示した4個の回転ドラムを2行2列のマトリクス状に設け、即ちn個を4個として説明してきたが3以上の自然数(特別の場合には2もあり得る)であればn個を適宜変更し得る。つまり、nは3以上の自然数であるが、特別の場合にはnを2としても良い。また、特にnが4以上の偶数の場合には2行M列(Mは2以上の自然数)の本実施形態で説明したようなマトリクス表示を行うことができる。本実施形態ではnを4として2行2列のマトリクス表示を行う例を示している。なお、この4個の回転ドラムの動作制御によって全く同様な動作を実現することも可能である。
【0066】なお、以上の説明では、遊技機としてパチンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろんのこと、遊技媒体を用いた遊技を行う他の遊技機に対しても本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれば、複数の図柄データ群を使用して遊技意欲が維持されるような大当り抽選結果の通知機能を有する遊技機を提供することができるという効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
【出願日】 平成13年12月5日(2001.12.5)
【代理人】 【識別番号】100105810
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 宏
【公開番号】 特開2003−169921(P2003−169921A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−370966(P2001−370966)