| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】江羅 佳弘 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】遊技球の発射を停止させることによって、遊技者にとって有利となる遊技状況を容易に把握することができるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】遊技者の操作によって発射された遊技球が、所定の入賞口に入球することにより、所定の遊技状態になるように制御可能な遊技制御手段を含む遊技機において、遊技制御手段は、遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利となる複数の特定遊技状況のうちの、いずれかの特定遊技状況となったことを判定する特定遊技状況判定手段を含み、特定遊技状況判定手段によって、いずれかの特定遊技状況が判定された場合、特定遊技状況を遊技者に認識可能な態様で報知する報知手段14を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技者の操作によって発射された遊技球が、所定の入賞口に入球することにより、所定の遊技状態になるように制御可能な遊技制御手段を含む遊技機において、前記遊技制御手段は、遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利となる複数の特定遊技状況のうちの、いずれかの前記特定遊技状況となったことを判定する特定遊技状況判定手段を含み、前記特定遊技状況判定手段によって、いずれかの前記特定遊技状況が判定された場合、前記特定遊技状況を遊技者に認識可能な態様で報知する報知手段を備えることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、遊技制御手段は、前記識別情報の変動表示を開始させる始動権利を所定の上限値まで計数記憶するとともに、前記識別情報の変動表示を開始させる毎に計数値が減算される始動権利数記憶手段を含み、遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利な特定遊技状況は、前記始動権利数記憶手段に記憶される計数値が上限値であるときの遊技状況を含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 【請求項3】 遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利な特定遊技状況は、遊技者にとって有利な遊技状態である特賞状態の発生中における、遊技球が入球可能な開放状態と遊技球が入球不可能な閉鎖状態とに変動可能な変動入賞装置が閉鎖状態であるときの遊技状況を含むことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。 【請求項4】 遊技制御手段は、特定遊技状況判定手段によって、特定遊技状況が複数同時期に判定されうる場合であっても、いずれか1つの特定遊技状況を優先して報知手段に報知するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。詳しくは、遊技者の操作によって発射装置から発射された遊技球が、所定の入賞口に入球することにより、所定の遊技状態になるようにした遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、パチンコ機のような遊技機において、遊技盤の中央部に配置された複数列(例えば3列)の図柄から構成される識別情報を変動表示可能な表示装置を備えているものがある。そして遊技者の操作によって発射装置から発射された遊技球が、所定の入賞口に入球することにより、所定の確率に基づいて、表示装置に表示された各識別情報が、特賞図柄として、予め定められた表示態様(例えば「1、1、1」)が成立した場合に、特賞状態を生起させ、遊技者に所定の遊技価値として賞球を大量に付与するようにしている。 【0003】このような遊技機において、遊技者の操作によって発射させるタイミングを報知可能なものには、次のようなものが挙げられる。 【0004】例えば、付与された賞球が賞球皿に充満することにより、賞球払出通路が玉詰まり等のエラー状態を引き起こすと、発射装置の動作を停止させ、遊技者に、そのエラー原因を画像により報知するようにした遊技機が、特開平9―192298号公報に開示されている。また、特賞状態が生起すると、所定の入賞口に入賞し易い発射タイミングを報知するようにした遊技機が、特開2001―170265号公報に開示されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技術のうち、前者においては、玉詰まり等のエラー状態を報知するものであり、遊技者にとって有利な特定遊技状況とは無関係であり、遊技性の向上を図るものではなかった。また、同じく後者においては、特賞状態のときの発射タイミングを報知する場合にだけに限られているため、遊技内容が多様化している現在の遊技機に対応できておらず、特定遊技状況を容易に把握することができなかった。 【0006】本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、遊技球の発射を停止させることによって、遊技者にとって有利となる遊技状況を容易に認識させることができるようにした遊技機を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1)遊技者の操作によって発射された遊技球が、所定の入賞口に入球することにより、所定の遊技状態になるように制御可能な遊技制御手段を含む遊技機において、前記遊技制御手段は、遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利となる複数の特定遊技状況のうちの、いずれかの前記特定遊技状況となったことを判定する特定遊技状況判定手段を含み、前記特定遊技状況判定手段によって、いずれかの前記特定遊技状況が判定された場合、前記特定遊技状況を遊技者に認識可能な態様で報知する報知手段を備える。 【0008】(2)上記(1)項において、複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、遊技制御手段は前記識別情報の変動表示を開始させる始動権利を所定の上限値まで計数記憶するとともに、前記識別情報の変動表示を開始させる毎に計数値が減算される始動権利数記憶手段を含み、遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利な特定遊技状況は、前記始動権利数記憶手段に記憶される計数値が上限値であるときの遊技状況を含む。 【0009】(3)上記(1)または(2)項において、遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利な特定遊技状況は、遊技者にとって有利な遊技状態である特賞状態が発生中における、遊技球が入球可能な開放状態と遊技球が入球不可能な閉鎖状態とに変動可能な変動入賞装置が閉鎖状態であるときの遊技状況を含む。 【0010】(4)上記(1)〜(3)項にいずれかにおいて、遊技制御手段は、特定遊技状況判定手段によって、特定遊技状況が複数同時期に判定されうる場合であっても、いずれか1つの特定遊技状況を優先して報知手段に報知する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態における遊技機の一部分を構成する遊技盤(10)の正面図である。 【0012】遊技盤(10)は、外側ガイドレール(11)と内側ガイドレール(12)とによって包囲された円形状の遊技領域(13)を備え、遊技者の操作により、図外の発射装置から発射された遊技球が、遊技領域(13)を転動することにより、後述の遊技が行われる。 【0013】なお、遊技領域(13)には、遊技釘が多数配置され、遊技球は、当接することにより、転動することになるが、該遊技釘は、図面簡素化のため省略してある。 【0014】遊技領域(13)の中央部には、特別図柄表示装置(14)が配置されている。特別図柄表示装置(14)は、適宜のキャラクタに対して「0」〜「9」の数字で構成される10種類の左、中、右3列の特別図柄(識別情報)等を表示可能に構成されている。 【0015】特別図柄表示装置(14)に確定表示された各特別図柄が、予め定められた表示態様、例えば「4、4、4」のように、同一の数字が表示された場合に、特賞状態を生起させ、後述の変動入賞装置(18)を、遊技者にとって有利な状態に変動させ、遊技者に所定の遊技価値を付与することになる。 【0016】また、特別図柄表示装置(14)に確定表示された各特別図柄が、「7、7、7」のように、奇数で表示された場合には、さらに特賞状態が生起される確率を、特賞状態が所定回数(例えば1回)生起するまで向上させるようにしてある。 【0017】この確率向上期間中に、特別図柄表示装置(14)に確定表示された各特別図柄が、再び「7、7、7」のように奇数で表示された場合には、さらに確率向上期間は延長される。 【0018】特別図柄表示装置(14)の下方には、入賞口としての特別図柄始動口(15)が配置され、また特別図柄始動口(15)の両側方には、入賞口としての普通図柄作動ゲート(16)が配置されている。 【0019】遊技球が特別図柄始動口(15)に入球すると、所定の確率に基づいて、特賞状態を生起するか否かが判定され、その判定の結果をもって、特別図柄表示装置(14)の特別図柄を始動、すなわち変動を開始させ、その後に所定の図柄を確定表示させる。 【0020】特別図柄が変動している最中に、特別図柄始動口(15)に入球すると、最大4回の入賞まで、特別図柄を始動させる権利が確保される。この始動権利数に従って、特別図柄表示装置(14)の左側に配置されている始動権利数表示装置(1a)(1b)(1c)(1d)が点灯する。 【0021】また、遊技球が普通図柄作動ゲート(16)に入球すると、所定の確率に基づいて、準特賞状態を生起するか否かが判定され、その判定の結果をもって、特別図柄表示装置(14)の上方に配置された普通図柄表示装置(17)を変動表示させ、その後に所定の図柄を確定表示させる。 【0022】普通図柄表示装置(17)は、LEDで構成される普通図柄表示領域(17a)(17b)が、交互に点滅表示を行い、所定の確率に基づいて、普通図柄表示領域(17a)が点灯表示された場合に、準特賞状態を生起させ、特別図柄始動口(15)の左右の可動片(15a)(15b)を所定時間開放し、遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞しやすくなる。図1では、可動片(15a)(15b)が開放した状態を示してある。なお、普通図柄表示装置(17)の図柄変動時間は、通常時の比較的長いパターン(例えば30秒)と、特定時の短いパターン(例えば5秒)との2通りある。 【0023】遊技領域(13)の下方には、変動入賞装置(18)が配置されている。変動入賞装置(18)は、特賞状態期間中に広幅の扉が前面側に開放され、遊技球が入賞可能な状態となる大入賞口(19)を備えている。 【0024】大入賞口(19)の扉が開放されている状態や、開閉を繰り返している状態で、遊技球が入賞可能な状態を、遊技者にとって有利な第1状態という。この第1状態以外の状態、つまり大入賞口(19)の扉が閉鎖されている状態により、遊技球が入賞不可能な状態を、遊技者にとって不利な第2状態という。 【0025】その他、遊技領域(13)には、遊技釘とともに遊技球の転動方向を変化させるランプ付き風車(20)、遊技球を遊技盤(10)の裏面に送るアウト口(21)、及びランプ表示装置(22)等が配置されている。 【0026】以上、遊技盤(10)に配置された各装置について説明したが、これら各装置のうち主要なものは、マイクロコンピュータによって制御されている。これについて、制御ブロック図を参照しつつ説明する。 【0027】図2は、遊技盤(10)に配置された各装置に係わる遊技制御ブロック図である。なお、図外の遊技機本体、遊技球を発射する発射装置、及び賞球排出装置を制御する制御系統や電源回路等は、ここでは省略する。 【0028】主制御部(200)は、制御プログラムおよびデータを記憶したROM(201)と、CPUのワークエリアとして機能するRAM(202)とともに一体型のワンチップCPUとして構成され、ROM(201)に記憶された制御プログラムにより、一連の制御処理を実行する遊技制御手段が構成されている。 【0029】RAM(202)の所定エリアには、特別図柄の変動表示を開始させる始動権利を、所定の上限値(例えば4つ)まで計数記憶するとともに、変動表示を開始させる毎に計数値が減算される始動権利計数カウンタ(始動権利数記憶手段)が形成される。 【0030】また、主制御部(200)には、特別図柄始動口(15)の内部に配置されて、遊技球の通過を検出する特別図柄始動スイッチ(150)、普通図柄作動ゲート(16)の内部に配置されて、遊技球の通過を検出する普通図柄作動スイッチ(160)、変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の内部に配置されて、大入賞口(19)に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ(190)、同じく変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の内部に配置されて、特定の領域を通過した遊技球のみを検出する特定領域スイッチ(195)が、入力ポート(210)を介して接続され、各検出信号を入力可能となっている。 【0031】さらに、主制御部(200)には、特別図柄表示装置(14)、変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の広幅な扉を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド(180)、特別図柄始動口(15)の可動片(15a)(15b)を開放制御するための普通電動役物作動ソレノイド(185)、ランプ付き風車(20)やランプ表示装置(22)等の表示灯を点灯制御するための表示灯装置(230)、図示しないスピーカーを制御するための効果音発生装置(240)、4つのLEDから構成される始動権利数表示装置(1a)(1b)(1c)(1d)が出力ポート(220)を介して接続され、各制御信号を出力可能となっている。 【0032】次に、主制御部(200)が特別図柄表示装置(14)に対して実行する制御の一例について、図2に示す遊技制御ブロック図に基づいて説明する。始動権利数が4つ以下であるとき、遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞すると、主制御部(200)は特別図柄始動スイッチ(150)からの信号を受信し、所定の確率に基づいて、特賞状態を生起するか否かの判定を行い、その判定にしたがって、特別図柄表示装置(14)へ表示指令情報を送信する。このとき、主制御部(200)は、効果音発生装置(240)へ効果音発生指令情報をも送信する。 【0033】表示指令情報には、特別図柄表示装置(14)の図柄変動開始を指示するとともに、図柄変動時間及び図柄変動態様を指定する図柄変動指定情報と、停止図柄を指定する停止図柄指定情報と、図柄変動終了を指定する変動停止指定情報とが含まれており、これら表示指令情報は、ROM(201)に格納されている。 【0034】主制御部(200)は、特別図柄表示装置(14)の図柄変動表示を開始させるような遊技状況となったときに、表示指令情報を、1回の変動表示制御において、所定のタイミングで特別図柄表示装置(14)に送信する。 【0035】さらに、主制御部(200)は、発射装置からの遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利となる複数の特定遊技状況のうちのいずれかの特定遊技状況となったことを判定する特定遊技状況判定手段を含み、この特定遊技状況判段手段により判定された特定遊技状況を遊技者に認識可能な態様で報知するために、報知手段としての特別図柄表示装置(14)へ発射停止報知指令情報を送信する。 【0036】図3は、特別図柄表示装置(14)に係わる表示制御ブロック図である。特別図柄表示装置(14)は、主制御部(200)からの表示指令情報を受信するためのデータ受信回路(320)と、受信した表示指令情報に基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して、画像表示処理用LSI(310)に出力するCPU(表示制御手段)(300)と、CPU(300)の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM(330)と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM(340)と、画像表示処理を行う画像表示処理用LSI(310)と、画像表示処理用LSI(310)が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM(350)と、画像表示処理用LSI(310)が画像展開するために必要なデータとして図柄データや特定遊技状況報知画像データ等を格納したキャラクタROM(360)と、画像表示処理用LSI(310)から送出された画像データを用いて、表示画像を出力するLCDディスプレイ(370)とを有している。 【0037】CPU(300)は、特別図柄表示装置(14)が図柄変動中であることを示す図柄変動中情報や、停止した図柄内容を示す図柄情報等の表示関連情報を遊技機外部に出力する手段を備えている。特別図柄表示装置(14)はさらに、出力端子として、表示関連情報出力端子(380)を有している。 【0038】図4〜図6は、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)に表示される例を示す模式図である。より詳しくは、発射装置からの遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利な特定遊技状況を遊技者に認識可能な態様で報知するための各種表示画像である。なお、この図4〜図6に示す各種表示画像は、前述のキャラクタROM(360)に格納されている。 【0039】図4は、第1の発射停止報知画像を示す。この画像は、特別図柄表示装置(14)のCPU(300)の制御により、特賞状態期間中で、かつ大入賞口(19)の扉が閉鎖されている状態時に、LCDディスプレイ(370)に第1の発射停止報知画像(A)「発射STOP!!」が表示される。このときの遊技状況を、第1の特定遊技状況と定義する。 【0040】このとき、特賞状態期間中であっても、大入賞口(19)へ入賞する可能性が低くなるので、遊技者は、発射を停止することによって、所有する遊技球を無駄に消費してしまうことを防止でき、遊技者にとって有利な遊技状況を享受することが容易になる。 【0041】なお、特賞状態期間中で、かつ大入賞口(19)の扉が閉鎖されている状態時とは、特別図柄表示装置(14)に確定表示された各特別図柄が、予め定められた表示態様となってから大入賞口(19)の扉が開放されるまでの間の待ち時間、すなわち、ファンファーレ期間や、大入賞口(19)の扉が一旦閉じた状態から次に開くまでの待ち時間、すなわちインターバル期間や、大入賞口(19)の扉が開閉を終了し、特別図柄表示装置(14)が図柄変動開始するまでのエンディング期間等が挙げられる。 【0042】図5は、第2の発射停止報知画像を示す。この画像は、特別図柄表示装置(14)のCPU(300)の制御により、特賞状態期間中を除く、普通図柄表示装置(17)の変動時間が短縮制御中で、かつ普通図柄の変動が停止して、準特賞状態を生起させ、特別図柄始動口(15)の左右の可動片(15a)(15b)が開放する前(ここでは5秒前)に、LCDディスプレイ(370)に、第2の発射停止報知画像(B)「始動口が開放するまであと5秒?今は発射停止!」が表示される。このときの遊技状況を、第2の特定遊技状況と定義する。 【0043】このとき、特別図柄始動口(15)の左右の可動片(15a)(15b)は、開放していない状態であるので、遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞し難い状態であり、遊技者は、遊技球の発射を停止することによって、所有する遊技球を無駄に消費する可能性を極力防止することができ、遊技者にとって有利な遊技状況を享受することが容易になる。 【0044】さらに、第2の発射停止報知画像(B)が表示される表示エリアは、特別図柄が変動表示される表示エリア(ここでは、3列の図柄として夫々「8、5、9」が表示されている)以外に設定されるため、遊技者は、特別図柄の表示状態を見ながら、発射停止報知を認識することができる。 【0045】図6は、第3の発射停止報知画像を示す。この画像は、特別図柄表示装置(14)のCPU(300)の制御により、特賞状態期間及び普通図柄表示装置(17)の変動時間が短縮制御中を除く、始動権利(図6では''メモリー''として表示)数が上限値であるときの状態の時に、LCDディスプレイ(370)に第3の発射停止報知画像(C)「メモリー満タン!!発射停止」が表示される。このときの遊技状況を、第3の特定遊技状況と定義する。 【0046】このとき、特別図柄始動口(15)に入賞しても、特別図柄の始動権利が上限値となって、これ以上の始動権利を増加させることができないため、遊技者は、遊技球発射を停止することによって、所有している遊技球を、無駄に消費してしまうことを防止することができ、遊技者にとって有利な遊技状況を享受することが容易になる。 【0047】図7は、主制御部(200)が実行する処理のうちの本実施形態に係わる主要部を説明するフローチャートである。より詳しくは、発射装置からの遊技球の発射を停止することによって、遊技者にとって有利な各種特定遊技状況を判定し、遊技者に認識可能な態様で報知するための主制御部(200)が実行する特定遊技状況判定処理に関する。 【0048】まずステップS700において、主制御部(200)は、特賞状態期間中であるか否かを判定する。特賞状態期間中であると判定すると、ステップS701へ移行する。一方、特賞状態期間中でないと判定すると、ステップS703へ移行する。 【0049】ステップS701において、主制御部(200)は、大入賞口(19)の扉が閉鎖されているか否かを判定する。閉鎖中であると判定すると、ステップS702へ移行する。一方、閉鎖中でないと判定すると、特定遊技状況判定処理を終了する。 【0050】ステップS702において、主制御部(200)は、第1の特定遊技状況であると判定し、特別図柄表示装置(14)へ第1の発射停止報知指令情報を送信する処理を実効する。これにより、特別図柄表示装置(14)では、データ受信回路(320)により第1の発射停止報知指令情報を受信し、CPU(300)は該指令情報に従って、特別図柄表示装置(14)に第1の発射停止報知画像(A)を表示するための制御を実行する。 【0051】ステップS703において、主制御部(200)は、普通図柄の変動時間が短縮中であるか否かを判定する。短縮中であると判定すると、ステップS704へ移行する。一方、短縮中でないと判定すると、ステップS706へ移行する。 【0052】ステップS704において、主制御部(200)は、普通図柄の変動が停止前であるか否かを判定する。停止前であると判定すると、ステップS705へ移行する。一方、停止前でないと判定すると、特定遊技状況判定処理を終了する。 【0053】ステップS705において、主制御部(200)は、第2の特定遊技状況であると判定し、特別図柄表示装置(14)へ第2の発射停止報知指令情報を送信する処理を実効する。これにより、特別図柄表示装置(14)では、データ受信回路(320)により第2の発射停止報知指令情報を受信し、CPU(300)は該指令情報に従って、特別図柄表示装置(14)に第2の発射停止報知画像(B)を表示画像を表示するための制御を実行する。 【0054】ステップS706において、主制御部(200)は、RAM(202)の所定エリアに形成された始動権利計数カウンタが、上限値(例えば4つ)となったか否かを判定する。上限値であると判定すると、ステップS707へ移行する。一方、上限値でないと判定すると、特定遊技状況判定処理を終了する。 【0055】ステップS707において、主制御部(200)は、第3の特定遊技状況であると判定し、特別図柄表示装置(14)へ第3の発射停止報知指令情報を送信する処理を実行する。これにより、特別図柄表示装置(14)では、データ受信回路(320)により第3の発射停止報知指令情報を受信し、CPU(300)は該指令情報に従って、特別図柄表示装置(14)に第3の発射停止報知画像(C)を表示するための制御を実行する。 【0056】以上のように本実施形態においては、遊技者は、上述の3つの特定遊技状況を認識可能であり、かつ遊技球の発射を停止させて、有利な特定遊技状況を享受することができる。 【0057】また、特賞状態時には、始動権利計数カウンタが上限値となったり、短縮中の普通図柄の変動が停止前であっても、これらの報知は行なわないようにしている。これに加えて、普通図柄の変動時間が短縮中には、始動権利計数カウンタが上限値となっても、これらの報知は行なわないようにしている。 【0058】すなわち、特定遊技状況判定手段によって、特定遊技状況が複数同時期に判定されうる場合であっても、いずれか1つの特定遊技状況を優先して報知するため、遊技者に対して遊技に支障のある報知をしないようにすることが可能となる。 【0059】さらに、各発射停止報知画像を表示させるための制御を特別図柄表示装置(14)側で分担させているため、主制御部(200)の制御負担を低減させることが可能となる。 【0060】以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能である。例えば、特定遊技状況を上述以外の状況を設定すること、図4〜図6に示す特定遊技状況を報知するメッセージ内容を変更すること、特定遊技状況を効果音発生装置(240)から音声により報知すること、等が挙げられる。 【0061】また、複数列の図柄が予め定められた表示態様となった場合に、大入賞口(19)が開放する遊技機として説明したが、本発明は、図柄が予め定められた特定表示結果となったことにより、所定の入賞口が開放して(遊技者にとって有利な遊技状態)、開放期間中の所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、特定の入賞装置が開放する契機となる遊技機や所定の入賞口(始動口やゲート)に入球することにより、特定の入賞装置が開放する遊技機等に対しても、適用可能である。 【0062】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏することができる。 (a) 請求項1記載の発明によると、遊技者は、遊技状況を容易に認識することができ、遊技球の発射を停止させて有利な特定遊技状況を確実に得ることができる。 【0063】(b) 請求項2記載の発明によると、請求項1の効果に加えて、始動権利数記憶手段に記憶される計数値が上限値である遊技状態を確実に把握することができる。 【0064】(c) 請求項3記載の発明によると、請求項1または2の効果に加えて、特別遊技状態期間中に前記変動入賞装置が閉鎖状態であるときの遊技状況を確実に把握することができる。 【0065】(d) 請求項4記載の発明によると、請求項1〜3のいずれかの効果に加えて、いずれか1つの特定遊技状況を優先して報知するため、遊技者にとって遊技に支障のある場合の報知をしないようにすることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−169915(P2003−169915A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−373967(P2001−373967) |
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