| 【発明の名称】 |
遊技機およびコンピュータプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】若林 英一
【氏名】太田 裕史
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| 【要約】 |
【課題】簡単な装置構成により電飾部材の光量を無段階に変化させて、演出効果を高める。
【解決手段】発光により演出を行うための複数の電飾部材(例えば、回転リールを内部から透過照明するためのバックランプ)の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更するような制御を行うことにより、電飾部材の光量を変化させる。具体的には、電飾部材の点灯時間と消灯時間との割合を、全点灯、1:1(A態様)、1:3(B態様)、1:4(C態様)、1:6(D態様)、全消灯のように変化させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光により演出を行うための複数の電飾部材と、前記電飾部材の発光を制御するための制御手段とを備えた遊技機において、前記制御手段は、前記電飾部材の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更することにより、前記電飾部材の光量を変化させることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 所定の開始条件が成立すると複数の図柄群毎に複数の特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に前記複数の図柄群毎に前記特別図柄を停止表示するための図柄表示手段を備え、前記図柄表示手段は、表面に前記複数の特別図柄が表示された透光性を有する複数の回転リールからなり、前記電飾部材は、前記各回転リールの内部に設けられ、遊技者に視認可能とされた前記複数の特別図柄を個別に透過照明するための複数のバックランプからなり、前記図柄表示手段における前記特別図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 【請求項3】 前記制御手段は、前記全てのバックランプが点灯した状態から、強調表示を行うべき特別図柄以外の特別図柄に対向した前記バックランプの光量を徐々に減少させるような制御を行うことを特徴とする請求項2記載の遊技機。 【請求項4】 前記制御手段は、前記全てのバックランプが消灯した状態から、強調表示を行うべき特別図柄に対向した前記バックランプの光量を徐々に増加させるような制御を行うことを特徴とする請求項2記載の遊技機。 【請求項5】 コンピュータを用いて、発光により演出を行うための複数の電飾部材を備えた遊技機の機能を実現するためのコンピュータプログラムにおいて、前記電飾部材の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更することにより、前記電飾部材の光量を変化させる機能を付加したことを特徴とするコンピュータプログラム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機およびコンピュータプログラムに関し、より詳しくは、発光により演出を行うための複数の電飾部材を備えた遊技機、および当該遊技機の機能をコンピュータにより実現するためのコンピュータプログラムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種の遊技機としてパチンコ機が知られている。従来のパチンコ機は、前面枠の前面および遊技盤の表面等に複数の電飾部材が設けられている。この電飾部材は、ランプやLED等からなり、遊技状態に応じて電飾部材を点灯、点滅させることにより、演出効果を高めようとしている。特に、複数の特別図柄を変動表示可能な図柄表示装置を備え、この図柄表示装置を回転リールにより構成しているパチンコ機では、回転リールを内部から透過照明するための複数のバックランプを設け、このバックランプを点灯、点滅させることにより、演出効果を高めようとしている。 【0003】このような従来のパチンコ機の電飾部材は、点灯と消灯を組み合わせた表現を行うことができるのみであり、光量の変化により演出を行おうとした場合に、演出効果に限界が生じてしまう。特に、液晶表示装置等により図柄表示装置を構成した場合には、液晶表示装置の表示画面において背景の明るさを徐々に変化させることができるが、回転リールにより図柄表示装置を構成した場合には、バックランプを点灯、点滅、消灯させるような演出を行うことができるのみであり、演出にバリエーションを持たせることができなかった。 【0004】そこで、電飾部材の光量を変化させることにより演出効果を高めようとした技術が種々提案されている。例えば、特開平10−71241号公報には、複数のLEDからなる電飾部材において、各LED毎に信号線を接続して、点灯するLEDの数を変化させることにより電飾部材の光量を変化させる技術が開示されている。 【0005】また、前記開平10−71241号公報および特開平9−99134号公報には、発光動作電力を複数持つドライバー回路を設けることにより、電飾部材の光量を変化させる技術が開示されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した公報に記載された従来の技術では、各LED毎に信号線を接続しなければならず、配線が複雑となって、製造コストが上昇するばかりでなく、メンテナンスが面倒であるという問題があった。例えば、図柄表示装置において、3行3列の9マスからなる各表示領域に対応して、それぞれ5個のLEDを設けた場合には、45本の信号線が必要となってしまう。このため、配線の取り回しに工夫を要するとともに、信号線が1本でも断線した場合には、当該LEDユニット全体を交換しなければならない場合もあった。 【0007】さらに、光量を徐々に変化させるには、同一箇所に複数個のLEDを配置しなければならないため、効果的な演出を行おうとするとLEDの個数が多くなってしまう。例えば、LEDの個数を減らして、各マス目毎にそれぞれ2個のLEDを設けた場合には、全点灯、1個点灯、全消灯の3段階にしか光量を調節することができず、効果的な演出を行うことができない。 【0008】また、複数のドライバー回路を設ける場合には、各遊技機毎に異なる演出内容に対応したドライバー回路を設計しなければならず、製造コストが上昇するという問題があった。例えば、5段階の明るさ切り換えを行う場合には、5段階の発光動作電力を持つドライバー回路を必要とし、20段階の明るさ切り換えを行う場合には、20段階の発光動作電力を持つドライバー回路を必要とするため、それぞれ演出内容が異なる遊技機の機種毎にドライバー回路を設計しなければならなかった。 【0009】本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、簡単な装置構成により電飾部材の光量を無段階に変化させて、演出効果を高めることが可能な遊技機および当該遊技機の機能を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技機およびコンピュータプログラムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。すなわち、本発明に係る遊技機は、発光により演出を行うための複数の電飾部材と、前記電飾部材の発光を制御するための制御手段とを備えた遊技機において、前記制御手段は、前記電飾部材の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更することにより、前記電飾部材の光量を変化させることを特徴とするものである。 【0011】また、前記遊技機において、所定の開始条件が成立すると複数の図柄群毎に複数の特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に前記複数の図柄群毎に前記特別図柄を停止表示するための図柄表示手段を備え、前記図柄表示手段は、表面に前記複数の特別図柄が表示された透光性を有する複数の回転リールからなり、前記電飾部材は、前記各回転リールの内部に設けられ、遊技者に視認可能とされた前記複数の特別図柄を個別に透過照明するための複数のバックランプからなり、前記図柄表示手段における前記特別図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせるように構成することが可能である。 【0012】この場合、前記制御手段は、前記全てのバックランプが点灯した状態から、強調表示を行うべき特別図柄以外の特別図柄に対向した前記バックランプの光量を徐々に減少させるような制御を行うことが可能である。 【0013】また、前記制御手段は、前記全てのバックランプが消灯した状態から、強調表示を行うべき特別図柄に対向した前記バックランプの光量を徐々に増加させるような制御を行うことが可能である。 【0014】本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを用いて、発光により演出を行うための複数の電飾部材を備えた遊技機の機能を実現するためのコンピュータプログラムにおいて、前記電飾部材の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更することにより、前記電飾部材の光量を変化させる機能を付加したことを特徴とするものである。 【0015】なお、電飾部材の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更するとは、例えば、電飾部材の点灯および消灯の周期を変化させることをいう。具体的には、0.75msec毎に点灯および消灯を繰り返す第1の態様と、0.75msecの点灯と2.25msecの消灯を繰り返す第2の態様と、0.75msecの点灯と3.00msecの消灯を繰り返す第3の態様と、0.75msecの点灯と4.50msecの消灯を繰り返す第4の態様とを用いて、第1の態様、第2の態様、第3の態様、第4の態様の順に電飾部材の点灯および消灯の周期を変化させることにより、電飾部材の光量を徐々に減少させることができる。同様に、第4の態様、第3の態様、第2の態様、第1の態様の順に電飾部材の点灯および消灯の周期を変化させることにより、電飾部材の光量を徐々に増加させることができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に係る遊技機の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、代表的な遊技機としてパチンコ機を例にとって説明を行う。図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機に使用する遊技盤1の正面図である。 【0017】本発明の一実施形態に係るパチンコ機は、発射装置(図示せず)により遊技球を発射して遊技を行うための遊技盤1を備えている。この遊技盤1の表面には、図1に示すように、一対のガイドレール2で囲まれた略円形の遊技部3を備えており、遊技部3内には、複数の障害釘や風車等の障害部材4を配設するとともに、複数の特別図柄を変動表示するための3個の回転リール5a〜cと、複数の普通図柄を変動表示するための普通図柄表示装置6と、複数の入賞口と、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部3内から排出するためのアウト口7等を備えている。 【0018】<入賞口>上記入賞口は、その機能によって複数種類に分かれており、遊技球が入賞したことを条件として所定数の賞球を排出するための一般入賞口8と、遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置6における普通図柄の変動表示を開始させるための普通図柄始動口9と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な変動部材(以下、普通電動役物10と称す)を有し、遊技球が入賞したことを条件として回転リール5a〜cにおける特別図柄の変動表示を開始させるための始動入賞口11と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能となっており、回転リール5a〜cにおける特別図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合等に、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる大入賞口12とからなる。 【0019】<回転リール>上記回転リール5a〜cは、図1に示すように、遊技部3のほぼ中央に横並びに3個設けられた表示窓13a〜cにそれぞれ臨むようにして、パチンコ機の内部に回転可能に支持されている。各回転リール5a〜cは、それぞれステッピングモータ14(図2参照)の駆動により回転する。 【0020】また、各回転リール5a〜cの表面には透光性を有するリールテープが貼り付けられており、リールテープには複数の特別図柄が描かれている。この特別図柄は、例えば、「竜」、「1」〜「7」の数字からなり、さらに「竜」および「7」には、それぞれ赤色、緑色、青色の3種類がある。各表示窓13a〜cには、図4に示すように、これらの特別図柄が縦並びに3個停止表示される。図4に示す例では、左側の回転リール5aにおいて上から順に「2」(左上図柄;15a)、「青竜」(左中図柄;15b)、「1」(左下図柄;15c)が停止表示され、中央の回転リール5bにおいて上から順に「赤7」(中上図柄;15d)、「緑竜」(中中図柄;15e)、「青7」(中下図柄;15f)が停止表示され、右側の回転リール5cにおいて上から順に「3」(右上図柄;15g)、「赤竜」(右中図柄;15h)、「2」(右下図柄;15i)が停止表示されている。本実施形態では、これらの特別図柄のうち「竜」および「7」が当たり図柄となっており、「1」〜「6」がハズレ図柄となっている。 【0021】遊技盤1の左側に配設された表示窓13a〜cの左側方には、図1に示すように、始動入賞の保留球記憶を表示するための4個の保留球記憶表示ランプ16a〜dが設けられている。各表示窓13a〜c内には、それぞれ特別図柄が縦並びに3個ずつ停止表示され、3個の表示窓13a〜cを合わせると特別図柄が3行3列に停止表示されることとなる。これらの特別図柄の組み合わせの中から、横3ラインおよびこれらのラインと交差する斜め2ラインの合計5ラインが有効ラインとなり、当該有効ライン上に停止表示された特別図柄の組み合わせに基づいて「大当たり」か否かが判定される。 【0022】また、各回転リール5a〜cの内部には、図2、図3に示すように、リールテープに描かれた特別図柄を透過照明するためのバックランプ17が、縦並びに3箇所設けられている。各バックランプ17は、白色、赤色、白色、赤色、白色の発光ダイオード(以下、回転リール内ランプ18a〜eと称する)をこの順で横並びに配設したもので、各回転リール内ランプ18a〜eを適宜組み合わせて点灯することにより、赤色、白色、桃色の3色でバックランプ17を発光させることができる。 【0023】各回転リール5a〜cは、始動入賞口11へ遊技球が入賞したことを条件として回転を開始し、所定時間経過後に、第1停止図柄(左図柄)、第2停止図柄(右図柄)、第3停止図柄(中図柄)の順に回転が停止して、表示窓13a〜c内に特別図柄が縦並びに3個停止表示される。 【0024】ここで、有効ライン上に停止表示された特別図柄の組み合わせが「赤7」「赤7」「赤7」、「赤竜」「赤竜」「赤竜」等のように同一の図柄の組み合わせとなった場合を「大当たり」として、一般遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行うことができる。この特別遊技とは、例えば大入賞口12を、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、一般遊技よりも多くの遊技球を入賞させることにより、多くの賞球を獲得することができるような遊技である。 【0025】この回転リール5a〜cは、図柄表示装置として機能する部材で、図5に示すように、各回転リール5a〜cを内部から照明するための回転リール内ランプ18a〜eからなるバックランプ17と、各回転リール5a〜cおよび各回転リール5a〜cを駆動するためのステッピングモータ14とからなる図柄表示部19とに大別される。 【0026】また、上述した回転リール5a〜cにより図柄表示装置を構成するのではなく、液晶表示装置等の画面において各回転リール5a〜cを画像として表示することにより図柄表示装置を構成してもよい。この場合、バックランプの点灯、点滅等は、液晶表示装置等の画面に画像として表示される。 【0027】<普通図柄表示装置>普通図柄表示装置6は、始動入賞口11の前面に設けられた7セグメント表示器からなり、普通図柄として、例えば「0」「1」「2」・・・「7」「8」「9」等の数字を変動表示する。この普通図柄表示装置6において停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当たり」として、普通電動役物10が所定時間だけ遊技球を受け入れ易い状態に変換される。 【0028】<パチンコ機における遊技>次に、上記パチンコ機における遊技を説明する。上記パチンコ機では、発射装置(図示せず)により遊技部3内に発射された遊技球が、一般入賞口8等に入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を払い出す。 【0029】また、普通図柄始動口9を遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置6における普通図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、普通図柄表示装置6における普通図柄の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて普通図柄の変動表示を停止させる。 【0030】ここで、普通図柄表示装置6における普通図柄の停止表示態様が、「当たり」となると、始動入賞口11に設けられた普通電動役物10を所定時間(例えば、0.3秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換える。 【0031】また、始動入賞口11に遊技球が入賞したことを条件として、回転リール5a〜cを回転させて特別図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、回転リール5a〜cの停止位置を決定し、この決定に基づいて特別図柄の変動表示を停止させる。 【0032】ここで、有効ライン上に停止表示された特別図柄の組み合わせが「大当たり」となると、大入賞口12を所定時間(例えば30秒)あるいは所定個数(例えば10個)の入賞球を受け入れるまで開放する。また、大入賞口12内には継続入賞口(図示せず)が設けられており、大入賞口12内に入賞した遊技球が継続入賞口にも入賞すると、上述した大入賞口12の開放動作が、所定回数(例えば16回)に達するまで繰り返される。 【0033】<制御装置>上述したパチンコ機を構成する各機器は、マイクロコンピュータ等を備えた制御装置50により制御されている。図5に基づいて、この制御装置50の概略構成を説明する。パチンコ機を構成する各機器を制御するための制御装置50は、図5に示すように、大当たりの発生等に関する主たる制御を行うための主基板51と、この主基板51の制御に基づいて、図柄表示装置(回転リール5a〜c)における特別図柄の変動表示等の従たる制御を行うための図柄制御基板52により構成されている。また、主基板51から図柄制御基板52に対しては、一方向にのみ通信が可能となっている。 【0034】<主基板>主基板51は、主制御プログラムを記憶したROM53と、演算処理を行うためのCPU54と、一時記憶領域であるRAM55を備えており、ROM53に記憶された制御プログラムに従ってCPU54が動作することにより、遊技発射制御、賞球排出制御および音声制御等が行われる。なお、CPU54は、定期的に発生するリセット信号の入力に基づいて、制御プログラムの先頭から処理を実行する。 【0035】また、主基板51には、始動入賞口11への入賞球を検出するための始動入賞球センサ56、一般入賞口8への入賞球を検出するための一般入賞球センサ57、大入賞口12への入賞球を検出するための大入賞球センサ58、大入賞口12内に設けたV入賞口(継続入賞口)への入賞球を検出するためのV入賞球センサ59、普通図柄始動口9を通過する遊技球を検出するための普通図柄始動センサ60が接続されており、これらのセンサからの球検出信号が入力される。 【0036】パチンコ機の遊技において、普通図柄始動センサ60が普通図柄始動口9を通過した遊技球を検出すると、CPU54は当該検出信号に基づいて乱数を用いた抽選を行い、当該抽選結果に基づいて普通図柄表示装置6における普通図柄の停止表示態様を決定する。また、始動入賞球センサ56が入賞球を検出すると、CPU54は当該検出信号に基づいて乱数を用いた抽選を行い、当該抽選結果に基づいて特別図柄の停止表示態様を決定する。 【0037】また、主基板51には、始動入賞口11に設けた普通電動役物10、および大入賞口12の駆動装置である大入賞装置61が接続されており、始動入賞口11に設けた普通電動役物10の開閉動作および大入賞口12の開閉動作が制御される。 【0038】さらに、主基板51には、ランプ制御基板62、音声制御基板63、賞球制御基板64が接続されている。ランプ制御基板62は、装飾ランプ表示装置65を制御することにより装飾ランプを用いた演出を行う。また、音声制御基板63は、スピーカ等からなる音声出力装置66を制御することにより、効果音等を発生させる。また、賞球制御基板64は、払出装置67および球発射装置68を制御することにより、賞球排出動作および打球発射動作を行う。 【0039】<図柄制御基板>図柄制御基板52は、主基板51を構成する基板とは別個の基板により構成されており、主基板51から受信したコマンドに基づいて回転リール5a〜cを回転および停止させて特別図柄の変動表示を制御するとともに、バックランプ17の点灯・消灯を制御する。 【0040】この図柄制御基板52は、主基板51から受信したコマンドの解釈を行うためのCPU71、一時記憶領域であるRAM72、所定時間ごとに割込をかけるためのCTC(Counter Timer Circuit)70、回転リール5a〜cの駆動プログラム等を記憶したROM69、バックランプ17との間のインターフェイスであるランプ制御インターフェイス74、回転リール5a〜cを回転駆動するためのステッピングモータ14との間のインターフェイスであるステッピングモータ制御インターフェイス75、図柄制御プログラムが異常な処理ルーチンに入ったときにCPU71を初期状態に戻すためのリセット命令を発生するリセットIC73とを備えている。 【0041】図柄制御基板52では、ROM69に記憶された制御プログラムに従ってCPU71等が動作することにより、回転リール5a〜cにおける特別図柄の変動表示およびバックランプ17の点灯・消灯動作が制御される。 【0042】<パチンコ機における遊技制御>次に、上述した制御装置によるパチンコ機の遊技制御を説明する。図6〜11は、パチンコ機における遊技制御の手順を示すフローチャートである。 【0043】<主基板における主な制御処理>主基板51では、図6に示すようなメイン遊技制御処理(S1−1〜S1−3)を繰り返して行うとともに、割込許可フラグがセットされていることを条件として、定期的(例えば3ms毎)に、図7に示す割込処理(S2−1〜S2−11)を行う。 【0044】<メイン遊技制御処理>メイン遊技制御処理では、図6に示すように、電源が投入されると、CPUの動作をリセットして主基板51の初期設定処理(S1−1)を行う。続いて、割り込み許可フラグをセットし(S1−2)、回転リール5a〜cの回転を制御して特別図柄を変動表示させるための特別図柄変動処理(S1−3)を行うループに入る。 【0045】<割込処理>割込許可フラグがセットされている場合に行う定期的な割込処理は、図7に示すように、まず、各レジスタを退避させ(S2−1)、大当たりの判定や回転リール5a〜cの停止制御に用いる乱数の更新処理(S2−2)を行うとともに、タイマを更新するためのタイマ更新処理(S2−3)を行う。 【0046】続いて、一般入賞球センサ57、始動入賞球センサ56、大入賞球センサ58、V入賞球センサ59および普通図柄始動センサ60等からの入力信号の有無を検出する各種入力信号処理(S2−4)を行なう。 【0047】続いて、普通図柄の変動に関する普通図柄処理(S2−5)を行い、装飾ランプ表示装置65を制御するための装飾制御処理(S2−6)を行い、一般入賞口8、始動入賞口11および大入賞口12に遊技球が入賞した場合の賞球の払出処理(S2−7)を行う。 【0048】続いて、エラーに対応するためのエラー処理(S2−8)を行い、図柄制御基板52に対してコマンドを送信するためのコマンド送信処理(S2−9)を行う。 【0049】続いて、各レジスタを復帰させ(S2−10)、割込許可を行って(S2−11)、割り込み処理から復帰する。 【0050】<特別図柄制御処理>上述した特別図柄変動処理(S1−3)では、図8に示すように、始動入賞口11に遊技球が入賞して始動入賞球センサ56により検出されたか否かを判断し(S3−1)、始動入賞口11への入賞球がない場合には、デモ画面を表示するためのデモ制御処理(S3−2)を行う。 【0051】一方、始動入賞口11へ遊技球が入賞した場合には、乱数を用いた抽選結果が大当たりの発生を許可しているか否かを判断し(S3−3)、大当たりの発生を許可している場合には、大当たり図柄を決定するとともに(S3−4)、当たり演出を決定する(S3−5)。 【0052】また、乱数を用いた抽選結果が大当たりの発生を許可していない場合には、決定された演出がリーチ演出であるか否かを判断する(S3−6)。この判断の結果がリーチ演出であった場合には、リーチ有りハズレ停止図柄を選択して決定するとともに(S3−7)、リーチ演出を決定し(S3−8)、リーチ演出でなかった場合には、リーチ無しハズレ停止図柄を選択するとともに(S3−9)、ハズレ演出を決定する(S3−10)。 【0053】続いて、決定した図柄に対応する変動コマンドを生成してRAM55に格納し(S3−11)、有効ライン上に停止表示された特別図柄の組み合わせが実際に大当たりとなったか否かを判断し(S3−12)、大当たりが発生している場合には、特別遊技を行わせるための特別遊技処理(S3−13)を行った後、特別図柄の変動処理を終了するための特別図柄変動処理終了処理(S3−14)を行い、処理を復帰する。 【0054】一方、大当たりが発生していない場合には、特別遊技処理(S3−13)を行わずに、特別図柄変動処理終了処理(S3−14)を行い、処理を復帰する。 【0055】<図柄制御基板における主な制御処理>図柄制御基板52では、主基板51の制御の下に、回転リール5a〜cの回転・停止制御およびバックランプ17の点灯・消灯制御を行う。 【0056】<メイン制御処理>メイン制御処理では、図9に示すように、電源が投入されると、RAM等をクリアするための初期設定処理(S4−1)を行い、図柄制御基板52における処理のループに入る。処理のループでは、主基板51からの受信コマンドを解析するための受信コマンド解析処理(S4−2)、回転リール5a〜cを用いた演出を管理するための演出管理処理(S4−3)を行い、演出等に用いる乱数を更新する(S4−4)。 【0057】<内部タイマ割込処理>メイン制御処理に対して、所定時間毎に内部タイマ割込処理が行われる。この内部タイマ割込処理では、図10に示すように、各種のデータを出力するためのデータ出力処理(S5−1)、入力ポートからコマンドを読み込むための入力ポート読込処理(S5−2)、回転リール5a〜cの回転・停止を制御するための特別図柄制御処理(S5−3)、バックランプ17の点灯・消灯を制御するためのランプ制御処理(S5−4)を順次行う。 【0058】<主基板STB入力処理>また、図柄制御基板52における制御処理では、主基板STB入力処理として、図11に示すように、主基板51からコマンドデータを受信し(S6−1)、受信したコマンドデータをRAM72に格納する(S6−2)。 【0059】<ランプ制御処理の具体例>次に、具体的な実施例を用いて、バックランプ17の点灯・消灯を制御するためのランプ制御処理を説明する。図12〜図15は、回転リール5a〜cの回転制御とバックランプ17の点灯・消灯制御の関係を示す模式図である。なお、図12〜図15において、下向き矢印を付した回転リール5a〜cは、図柄変動が行われている状態を示している。 【0060】また、図16〜図18は、バックランプ17の点灯・消灯制御をタイミングを示すタイミングチャートであり、図16は各回転リール5a〜cの回転制御とバックランプ17の点灯・消灯制御の関係を示すタイミングチャート、図17はバックランプ17をフェードアウトさせる際の制御を示すタイミングチャート、図18はバックランプ17の点灯・消灯制御とバックランプ17の明るさの関係を示すタイミングチャートである。 【0061】本実施形態に係るパチンコ機では、始動入賞口11に遊技球が入賞すると、全ての回転リール5a〜cが回転を開始するとともに、各回転リール5a〜c内に配設されたバックランプ17が点灯あるいは消灯して、変動表示中の特別図柄を各回転リール5〜cの内部から透過照明する。 【0062】図12〜図15および図16に示す例では、3行3列に停止表示される特別図柄のうちから、中央の横ライン上に停止表示される特別図柄を強調表示するようになっている。具体的には、図12に示すように、始動入賞口11に遊技球が入賞すると、全ての回転リール5〜cが回転を開始し、各回転リール5a〜cの表面に表示された特別図柄が表示窓13a〜c内を上下方向に変動する。 【0063】このとき、図16に示すように、各回転リール5a〜c内のバックランプ17が全て点灯して、変動表示中の特別図柄を各回転リール5a〜cの内部から透過照明する。 【0064】そして、所定時間が経過すると、図13、図14および図16に示すように、左側の回転リール5a、右側回転リール5cがこの順に停止し、各回転リール5a,cにそれぞれ3個の特別図柄が停止表示される。図13、図14に示す例では、左上図柄15aとして「5」が停止表示され、左中図柄15bとして「赤竜」が停止表示され、左下図柄15cとして「4」が停止表示され、右上図柄15gとして「3」が停止表示され、右中図柄15hとして「赤竜」が停止表示され、右下図柄15iとして「2」が停止表示されている。この状態では、中央横ラインにおいて、赤竜が2つ並んで表示されているため、リーチ状態が発生している。 【0065】このとき、図16に示すように、中央横ラインを強調表示するため、右側の各回転リール5cが停止すると、左中図柄15b、右中図柄15h、中中図柄15eに対応するバックランプ17を点灯したまま、それ以外のバックランプ17の光量を徐々に減少させてゆき、最終的に消灯状態とする。 【0066】ここで、バックランプ17の光量は、図17に示すように、点灯、A、B、C、D、および消灯の5段階に調節できるようになっている。すなわち、バックランプ17の点灯時間および消灯時間の割合を、全期間における点灯、点灯1:消灯1、点灯1:消灯3:点灯1:消灯4、点灯1:消灯6、全期間における消灯のように変化させることにより、バックランプ17の光量を調節することができる。 【0067】具体的には、図18に示すように、0.75msec毎に点灯および消灯を繰り返すAの態様と、0.75msecの点灯と2.25msecの消灯を繰り返すBの態様と、0.75msecの点灯と3.00msecの消灯を繰り返すCの態様と、0.75msecの点灯と4.50msecの消灯を繰り返すDの態様とを用いて、図17に示すように、全期間における点灯、Aの態様、Bの態様、Cの態様、Dの態様、全期間における消灯の順にバックランプ17の点灯・消灯を制御することにより、バックランプ17の光量を徐々に減少させている。 【0068】同様に、全期間における消灯、Dの態様、Cの態様、Bの態様、Aの態様、全期間における点灯の順にバックランプ17の点灯・消灯を制御することにより、バックランプ17の光量を徐々に増加させることができる。 【0069】そして、図15に示すように、全ての回転リール5a〜cにおける回転を停止させて、大当たりが発生したか否かを表示するようになっている。このとき、図16に示すように、中央の回転リール15bの停止に合わせて、左中図柄15b、右中図柄15h、中中図柄15eに対応するバックランプ17を消灯する。図15に示す例では、中上図柄15dとして「6」が停止表示され、中中図柄15eとして「5」が停止表示され、中下図柄15fとして「緑7」が停止表示されたため、大当たりは発生していない。 【0070】なお、上述した実施例では、バックランプ17の点灯期間および消灯期間の割合の変化が周期を変化させることにより行われて、バックランプ17の光量を調節しているが、点灯および消灯の周期は変化させることなく、1周期における点灯時間と消灯時間との割合を変更することによりバックランプ17の光量を調節することもできる。 【0071】また、上述した実施例では、リーチが発生した場合に中央横ラインの強調表示を行っているが、各図柄の強調表示は所望の演出に合わせてを適宜行うことができる。 【0072】また、上述した実施例では、バックランプ17の点灯および消灯のみを説明したが、バックランプ17を点灯させる場合には、赤色、白色の発光ダイオードの発光態様を適宜組み合わせて、赤色、白色、桃色の各色を用いて回転リール5a〜cを透過照明してもよい。このように、複数の発光色を用いて回転リール5a〜cを透過照明することにより、バックランプ17を用いた演出にバリエーションを持たせることができ、さらに演出効果を高めることができる。 【0073】<コンピュータプログラム>本発明に係る遊技機の機能を実現するためのコンピュータプログラムは、CD−ROM等の記憶媒体に記憶させることができ、あるいはインターネット等の電気通信回線や衛星通信回線を利用して配布することができる。 【0074】<他の実施形態>なお、本発明に係る遊技機は、上述した実施形態に限定されるものではなく、アレンジボール遊技機等の他の遊技機にも適用することができる。 【0075】 【発明の効果】本発明に係る遊技機は、上述した構成を備えているため、以下に説明する効果を奏することができる。すなわち、本発明に係る遊技機では、電飾部材の単位時間当たりの点灯時間と消灯時間との割合を変更することにより、電飾部材の光量を変化させているため、ソフトウエアの制御により光量を変化させることができ、演出方法が異なる複数の遊技機においてドライバー回路を共通化して、製造コストを低減することができる。また、電飾部材の数や配線を必要以上に増やす必要がないため、この点においても製造コストを低減することができるとともに、メンテナンスが容易となる。さらに、フェードアウトやフェードインのように、緩やかな光量変化を行うことができるので、演出効果を高めて遊技の面白さを増加させることができる。 【0076】ところで、図柄表示手段を回転リールで構成した場合には、電飾部材であるバックランプを配置するスペースに制限があるため、遊技機の枠部材等に設けた電飾部材と比較して、その設置スペースおよび配線スペースが狭くなってしまう。このため、省スペース化が可能なLEDを用いてバックランプを構成したとしても、使用できるLEDの個数や配線本数には制限がある。その一方で、LEDを用いて遊技者の注目を高めるためには、演出に変化を持たせなければならない。 【0077】このような課題に対して、本発明に係る遊技機では、電飾部材として回転リールを内部から透過照明するためのバックランプを用いた場合であっても、バックランプの光量を変化させるために複雑かつ大がかりな装置を必要としないため、バックランプを用いて優れた演出効果をもたらすことができる。 【0078】また、本発明に係る遊技機では、強調表示を行うべき特別図柄以外の特別図柄に対向したバックランプの光量を徐々に減少させるような制御を行うことにより、遊技者の目を疲れさせることなく強調効果を維持した演出を行うことができる。 【0079】また、本発明に係る遊技機では、強調表示を行うべき特別図柄に対向したバックランプの光量を徐々に増加させるような制御を行うことにより、急激にバックランプの光量を増加させた場合のように、遊技者が眩しさを感じるおそれがない。すなわち、急激にバックランプの光量を増加させると、遊技者は一瞬目が眩んだ状態となり、強調表示した特別図柄の内容を直ちに認識することが困難となる。例えば、特別図柄の停止と同時にバックランプを瞬時に点灯したのでは、遊技者の目が明るさに慣れるまでに時間を要するため、効果的な演出を行うことができないが、本発明に係る遊技機では、このような不都合を解消することができる。 【0080】また、本発明に係る遊技機の機能を実現するためのコンピュータプログラムをCD−ROM等の記憶媒体に記憶させ、あるいはインターネット等の電気通信回線や衛星通信回線を利用して配布することにより、家庭用ゲーム機等において本発明の遊技機と同様の遊技を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598098526 【氏名又は名称】アルゼ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097984 【弁理士】 【氏名又は名称】川野 宏
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| 【公開番号】 |
特開2003−169900(P2003−169900A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−372780(P2001−372780) |
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