| 【発明の名称】 |
遊技機およびその制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 秀昭 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
【氏名】内田 朋宏 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
【氏名】森 隆吏 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
【氏名】小森 隆男 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
|
| 【要約】 |
【課題】遊技機の稼動状態を安定させる。
【解決手段】回胴式遊技機は、ボーナスが成立しない連続ゲーム回数が所定回数(500回)となった場合に、内部のタイマシステムを起動し(ステップS710→S720)、タイマがタイムアップするとRT、AT、ST、CTのいずれかの付加機能の抽選を行い(ステップS730→S740)、その抽選に当選した場合、当選した付加機能を実行する(ステップS750→S760→S762、S764、S766、S768)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受け付けて遊技可能となり、役の抽選を行い、当該抽選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に、前記役を成立させ、当該成立した役に対応して、所定の遊技価値を遊技者へ付与する遊技機において、通常の遊技状態にある場合に、所定の期間を経過したか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって、前記所定の期間を経過したと判定された場合に、所定の付加機能を実行すべきか否かを決定する決定手段と、該決定手段によって、前記所定の付加機能を実行すると決定された場合に、当該決定された所定の付加機能を実行する付加機能手段とを備えたことを特徴とする遊技機。 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、前記所定の付加機能は、前記役のうち小役の成立を容易とする機能であることを特徴とする遊技機。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の遊技機において、前記所定の期間の長さを任意に設定するための設定手段をさらに備えたことを特徴とする遊技機。 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機において、前記表示手段は図柄を表面に有する回胴を有し、前記遊技媒体はメダルであることを特徴とする遊技機。 【請求項5】 請求項4に記載の遊技機において、前記遊技媒体は前記メダルに替えて遊技球であることを特徴とする遊技機。 【請求項6】 図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受け付けて遊技可能となり、役の抽選を行い、当該抽選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に、前記役を成立させ、当該成立した役に対応して、所定の遊技価値を遊技者へ付与する遊技機の制御方法において、通常の遊技状態にある場合に、所定の期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップによって、前記所定の期間を経過したと判定された場合に、所定の付加機能を実行すべきか否かを決定する決定ステップと、該決定ステップによって、前記所定の付加機能を実行すると決定された場合に、当該決定された所定の付加機能を実行する付加機能ステップとを備えたことを特徴とする遊技機の制御方法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機およびその制御方法に関し、より詳しくは、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受け付けて遊技可能となり、役の抽選を行い、遊技者の停止の指示によって図柄を表示手段に停止表示させて遊技を行う遊技機およびその制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、一般的にパチスロ機と呼ばれる回胴式遊技機は、メダルを所定枚数だけ投入した後、スタートレバーが操作されると、複数の図柄を配した図柄列を表面に有する回胴(以下、リールと呼ぶ)を複数回転するのと同時に、内部的なプログラムにより入賞の抽選を行う。そして、入賞抽選の結果に基づいて後述する所定の有効ライン上に停止可能な図柄を決定し、遊技者のリール回転停止の指示によってリールを停止し、有効ライン上に停止した図柄の組合せに対して、遊技者に所定の遊技価値を付与する。 【0003】このような回胴式遊技機関連の文献としては、特開平9−313670号公報、特開平11−47352号公報、特開2000−140206号公報、特開2000−1126370号公報、特開2000−126369号公報、特開平11−29502号公報、および特開2000−354号公報等があり、これら公報に回胴式遊技機の一般的な機械構造が開示されている。 【0004】また、一般にパチンコ機と呼ばれる遊技機用の遊技球をメダルの代わりに使用し、回胴式遊技機と同様な上記遊技態様を有する遊技機も知られている。 【0005】このような遊技球を使用し回胴式遊技機と同様な遊技態様を有する遊技機に関連する文献としては、特開平5−7642号公報、および特許第2613181号等があり、これら公報に遊技球を使用する上記遊技機の一般的な機械構造が開示されている。 【0006】以下、標準的な回胴式遊技機の一例について、その遊技態様の概略を説明する。なお、各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明の重複は省略する。 【0007】図2は、従来の回胴式遊技機200の概観の一例である。図2において、遊技者がメダル投入口204に所定の枚数のメダルを投入すると、投入枚数に応じて入賞ライン表示205〜209の内の1本から最大5本までが有効化された有効ラインとなる。例えば、メダル1枚投入で入賞ライン表示205のみが有効ラインとなり、メダル2枚投入で入賞ライン表示205〜207の3本が有効ラインとなり、メダル3枚投入で入賞ライン表示205〜209の最大5本が有効ラインとなる。 【0008】その後、遊技者がスタートレバー219を操作(スタートレバーON)すると、左から順に横3列に並んだ表示窓201〜203内のリール102〜104が上から下向きへ回転を始める。リールの回転と同時に内部的なプログラムの抽選によって、入賞(いわゆる”役”の当選)又はハズレ(役の不当選)が決定される。 【0009】リールは表面に複数の図柄が描かれており、その一例を図1に示す。図1は、表示窓201〜203内で回転する左、中、右の各リール102〜104を展開して示した例である。各リールには例えば図柄7、c、b、s、r、zがリールの外周の21個のポイントに配置されている。 【0010】101は21個の配置ポイントに対応する図柄番号である。各リールは回転の向き105の示すように、図柄番号1,2,3…20,21,1,2…の順に上から下向きに表示窓401〜403内で回転する。 【0011】各役は有効ライン上に揃うことが可能な3列の図柄の組合せである。役の種類には、特定の図柄が有効ライン上に揃うことで遊技者が多量のメダルを獲得できる特別入賞(大役。ボーナスとも呼ぶ)、および例えば図柄cの有効ライン上の並びのような少量のメダルを払い出すその他の入賞(以下、小役と呼ぶ)がある。ボーナスとは、遊技者へ所定の遊技価値を付与する有利な状態(大当たり動作。比較的短時間で多量のメダルを獲得可能)である。 【0012】また、ボーナスには例えば図柄7が有効ライン上に揃うことで遊技者が多量のメダルを獲得できるビッグボーナス(以下、BBと呼ぶ)、および例えば図柄bが有効ライン上に揃うことで遊技者が多量のメダルを獲得できるレギュラーボーナス(以下、RBと呼ぶ)がある。 【0013】ここで以下、上記のような図柄cの有効ライン上の並びを小役cの成立と呼び、図柄7および図柄bの有効ライン上の並びを各々BBの成立およびRBの成立と呼ぶ。 【0014】RBは、通常約110枚程度のメダルを獲得可能なJACゲームを1回行う。BBは30ゲームのBBゲームを消化可能であり、その間に最大3回までRBの成立が可能である。BBは、RBゲームを3回(JACゲームを3回)行うかBBゲームを30ゲーム消化すると終了する。 【0015】回胴式遊技機のプログラムは、通常、小役はボーナスより高確率に設定されている。またプログラムは、上記各役に対応するフラグ(デフォルトはOFF)を制御しており、役の入賞時にはその役のフラグをONする(役のフラグの成立)。 【0016】特に、BBゲーム中でない一般ゲーム中のボーナスフラグON時には、通常、遊技者に対してボーナスフラグの成立を告知する。その告知としては、リーチ目(特定の図柄の組合せが表示窓内の特定の位置に停止する。ボーナスフラグ成立時のみ出現する。)、表示窓のフラッシュ、音、および告知ランプの点灯等がある。 【0017】また昨今では、液晶表示装置(以下、LCD(Liquid Crystal Display))等の可変表示装置を有する画像表示装置にボーナスフラグ成立を告知演出する回胴式遊技機もある。 【0018】図2はさらに、リーチ目による例えばBBフラグ成立の告知の一例も示している。図2におけるリーチ目は、BBフラグ成立時に遊技者がうまく図柄7を有効ライン上に揃えなかったため、回胴式遊技機が有効ラインの入賞ライン表示205上に、通常は揃わない7、b、7の図柄の並びをリーチ目として停止し、BBフラグの成立を告知した例である。 【0019】或いは図2において、例えばBBフラグ成立時に遊技者が図柄7を有効ライン上に揃えなかった後、回胴式遊技機が告知ランプ229を点灯させ、BBフラグの成立を告知する例もある。 【0020】ある役のフラグがONの状態で、遊技者が停止ボタン220〜222を押してリールの回転を止める場合、リールの引込み制御が働く範囲でフラグONの役の図柄が有効ライン上に揃えられる。有効ライン上に揃った役に対応した枚数のメダルの払い出しが遊技者に対して行われ、1ゲーム終了となる。 【0021】ここで、リールの引込み制御は、停止ボタンが押されたタイミングから所定のコマ数以内だけ(現行の回胴式遊技機規定では、最大4コマ)、役の図柄を有効ライン上へ引込むようにリールの停止を制御する。尚、現行の回胴式遊技機規定では、停止ボタンが押されたタイミングからリール停止までの時間は、190ms以下と決められている。 【0022】逆に役の不当選時は全ての役のフラグがOFFなので、遊技者が停止ボタン220〜222を押して特定の役の図柄を狙ってリールの回転を止めたとしても、ハズレ時のリール制御が働くためにどのような役の図柄も有効ライン上に揃わずに、1ゲーム終了となる。 【0023】上記リールの引込み制御は、有効ライン上に停止させたい役の図柄を狙って、その図柄を含むリールの引込み制御が働く範囲内で停止ボタンを押すこと、いわゆる”目押し”が得意な熟練した遊技者(熟練者)は、高頻度で役の図柄を有効ライン上に揃えることができる。 【0024】逆に、例えば小役cフラグONにも関わらず、リールの引込み制御が働く範囲内に小役cの図柄が無い位置で遊技者が停止ボタン220〜222を押すと、リールの引込み制御が働かず、押したなりの図柄が有効ライン上に停止し小役cが有効ライン上に揃わない。 【0025】また、例えばBBフラグの成立が告知された後、即ちBBフラグONにも関わらず、リールの引込み制御が働く範囲内に図柄7が無い位置で遊技者が停止ボタンを押すと、リールの引込み制御が働かず、押したなりの図柄が有効ライン上に停止し図柄7が有効ライン上に揃わない。 【0026】目押しが不得手な遊技者(初心者)は、このような役を有効ライン上に揃えられないこと、いわゆる役の”取りこぼし”を発生させやすい。 【0027】しかし昨今では、一般ゲーム中又はBBゲーム中における小役フラグの成立を告知する回胴式遊技機も増えてきた。例えば画像表示装置に、フラグの成立した小役を表示する回胴式遊技機も製造されている。 【0028】したがって、上述のような役のフラグの成立を告知する回胴式遊技機においては、上級者は告知された役の図柄を狙って確実に役を成立させ、ゲーム中にメダルを確実に獲得可能である。また、初、中級者にあっては多少の小役の取りこぼしがあるにせよ告知された図柄に集中して遊技ができるため、ゲーム中の役のフラグの成立を告知しない回胴式遊技機比べ小役の取りこぼし頻度が減少し、ゲーム中にメダルをある程度確実に獲得可能である。 【0029】尚、小役フラグは、その役の取りこぼしでOFFとなるが、BB(又はRB)フラグは、BB(又はRB)の成立までONのまま持ち越されるのが一般的である。 【0030】図3は、リールの引き込み制御を例示した図であり、リール102、103が停止し、有効ラインの入賞ライン表示205上に図柄7が並んでいる場合に、遊技者がリール104を停止させる場合を示す。この場合、図中符号310の図柄cが入賞ライン表示205上差し掛かった時に、遊技者が停止ボタン222を押し、リールの引込み制御のアシストにより、符号315の図柄7が有効ラインの入賞ライン表示205上に停止し、BB成立となる。現行の回胴式遊技機規定では、停止ボタンが押されたタイミングから図柄が4コマ引き込まれてリール停止するまでの時間は、190ms以下である。 【0031】現在、市場に出ている回胴式遊技機のほとんどは、遊技状態を大きく分けた場合、「一般ゲーム中」、「BBゲーム中」、「JACゲーム中」等の遊技状態を有し、通常の遊技状態が「一般ゲーム中」であり、「BBゲーム中」および「JACゲーム中」は比較的短時間で多量のメダルを獲得可能となっている。 【0032】一般ゲーム中においては、小役およびボーナス(BBやRB等)を抽選している。また、BBゲーム中においては、小役と、BBゲーム中からJACゲーム中へ移行(いわゆるJACイン)するための特定役(以下、JACイン役)を抽選している。ここで、JACイン役は一般的に、リプレイ図柄の並びである一般ゲーム中の小役”リプレイ”と同様である。 【0033】また、JACゲーム中においては、特別役(役物)のみを抽選している。ここで、回胴式遊技機における”役物”は、JACゲーム中のみ許可される当選役であり、パチンコ機と呼ばれる遊技機の役物とは異なる。役物の成立時には、例えば15枚のメダルが払い出され、一般に、最大8回の役物の成立若しくは最大12ゲーム消化で、JACゲームは終了する。 【0034】一般ゲーム中においては、小役もボーナスも抽選確率がBBゲーム中より低く設定されており、BBゲーム中においては、小役の確率が一般ゲーム中よりも高く設定されており、JACゲーム中においては、役物を高確率で抽選し、かつ、役物を構成する図柄が揃い易く配列されている。 【0035】ここで、一般ゲーム中においては、小役もボーナスも抽選確率が低く設定されていること、および、JACゲーム中においては、役物が高確率で抽選され、かつ揃い易く配列されていることにより、一般ゲーム中、およびJACゲーム中においては、遊技者の獲得できるメダル数は、熟練度によってさほど差がつかない。 【0036】しかし、リールの図柄の配列上、小役が揃い難く構成されていると、初心者は小役のメダルの払い出しを獲得できない場合があり、BBゲーム中においては、小役の確率が一般ゲーム中よりも高く設定されていることから、初心者と熟練者とのその差が顕著となる。また、”リプレイハズシ”というBBゲーム中の遊技の技術が存在するため、遊技者の熟練度によって獲得できるメダル数に差がつくことがある。このように、初心者と熟練者との間で、目押し技術の介入とその成否によってゲームに優劣が付くというのが現状である。 【0037】標準的な回胴式遊技機のBBの終了条件は、終了条件■;BBゲームを最大許容回数(現在の規定では30ゲーム)まで消化する若しくは、終了条件■;JACインを最大許容回数(現在の規定では3回)まで消化するという条件になっている。 【0038】BBゲーム中では、小役の抽選確率の高いBBゲーム(BB中小役ゲーム)を、最大30ゲームまで行うことができるが、この遊技中にJACイン役(一般的に、小役”リプレイ”と同様なリプレイ図柄の並び)が成立した場合には、JACインしてJACゲームに移行する。上記終了条件■に従って、3回目のJACゲーム消化後にBBは終了し、BBゲームの残ゲーム回数(30ゲーム−消化BBゲーム回数)は無効となる。 【0039】ここで、3回目のJACイン役の成立を幾度か意図的に回避し、消化BBゲーム回数を上記終了条件■の範囲内でなるべく大きくした後に、3回目のJACゲーム消化を行う遊技の技術がある。JACイン役が、一般的に、小役”リプレイ”と同様なリプレイ図柄の並びであることに由来し、上述のJACイン役の成立を意図的に回避する技術は、”リプレイハズシ”と呼ばれている。 【0040】上述のような遊技態様を有する現行の回胴式遊技機は、ボーナス(BB及びRB)の抽選確率を6段階に設定可能となっており、そのボーナスの設定確率をボーナスの抽選確率として、それに基づいて内部的なプログラムがボーナスの抽選を行っている。 【0041】一般に、BB、RBの設定確率は各々、設定段階の順位である設定値が設定1(最低確率)→設定6(最高確率)となっており、それに基づき、遊技者へのメダルの払出率である「払出枚数(OUT枚数)/投入枚数(IN枚数)」という比、いわゆる回胴式遊技機の”機械割”も、当然ながら設定1(最低)→設定6(最高)となる。以下、単に”設定値”、又は”設定n”(nは1〜6の整数)と呼ぶ場合、ボーナスの設定確率の順位の意味とする。 【0042】即ち、例えばBB確率はゲーム回数が多くなるほど、大数の法則に従い設定値の設定確率に収束する。このため、設定確率が低い設定値(低設定)である場合、遊技者がBBで多量のメダルを獲得したとしても、獲得メダルはゲームの進行に伴って減少することは明白であり、逆に、設定確率が高い設定値(高設定)である場合、獲得メダルはゲームの進行に伴って増大する。 【0043】しかし、現行の回胴式遊技機は、設定値を遊技中の遊技者へ報知する手段を有していない。このため、遊技者は、総ゲーム回数に対するBB回数又はRB回数の割合その他の、回胴式遊技機の制御状態から、設定値を推測しなければならない。 【0044】遊技場にあっては、回胴式遊技機の台の稼動状態を安定させることが経営上望ましいが、ある程度の遊技時間の経過で、遊技者が、遊技している台に「ボーナスが発生し難い。低設定である。」という不良な感情を抱いた場合、その台を離れてしまい、遊技場における回胴式遊技機の稼動率の低下を招く。また、一旦客が遊技しなくなった台は、稼動台との遊技回数(ひいてはボーナス回数)の差がさらにつくので、稼動台に比して低設定の「出ない台」という印象を客に与え、台の稼動低下に拍車をかけてしまう。 【0045】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受け付けて遊技可能となり、役の抽選を行い、遊技者の停止の指示によって図柄を表示手段に停止表示させて遊技を行う遊技機では、遊技者は、遊技している遊技機の確率が不利であると感じるとその台を離れてしまうので、遊技場において、遊技機の稼動率が低下してしまい、遊技機管理業務がし難いという解決すべき課題が従来技術にはあった。 【0046】本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、稼動状態が安定する遊技機およびその制御方法を提供することにある。 【0047】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、請求項1の発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受け付けて遊技可能となり、役の抽選を行い、当該抽選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に、前記役を成立させ、当該成立した役に対応して、所定の遊技価値を遊技者へ付与する遊技機において、通常の遊技状態にある場合に、所定の期間を経過したか否かを判定する判定手段(508、ステップS710〜S730)と、該判定手段によって、前記所定の期間を経過したと判定された場合に、所定の付加機能を実行すべきか否かを決定する決定手段(508、ステップS730〜S750)と、該決定手段によって、前記所定の付加機能を実行すると決定された場合に、当該決定された所定の付加機能を実行する付加機能手段(508、ステップS760→S762、S764、S766、S768)とを備えたことを特徴とする。 【0048】以上の構成により、遊技機は、通常の遊技状態で所定の期間を経過した場合、所定の付加機能を実行可能となる。 【0049】請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記所定の付加機能は、前記役のうち小役の成立を容易とする機能(ステップS762、S764、S766、S768)であることを特徴とする。 【0050】以上の構成により、遊技機は、ボーナス不成立のゲームが連続しても、メダルの純増の増加が可能となる。 【0051】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記所定の期間の長さを任意に設定するための設定手段(508、他の実施形態−1のステップS720)をさらに備えたことを特徴とする。 【0052】以上の構成により、遊技機は、所定の期間の長さを不定とする。 【0053】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機において、前記表示手段は図柄を表面に有する回胴を有し、前記遊技媒体はメダルであることを特徴とする。 【0054】請求項5の発明は、請求項4に記載の遊技機において、前記遊技媒体は前記メダルに替えて遊技球であることを特徴とする。 【0055】請求項6の発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受け付けて遊技可能となり、役の抽選を行い、当該抽選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に、前記役を成立させ、当該成立した役に対応して、所定の遊技価値を遊技者へ付与する遊技機の制御方法において、通常の遊技状態にある場合に、所定の期間を経過したか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップによって、前記所定の期間を経過したと判定された場合に、所定の付加機能を実行すべきか否かを決定する決定ステップと、該決定ステップによって、前記所定の付加機能を実行すると決定された場合に、当該決定された所定の付加機能を実行する付加機能ステップとを備えたことを特徴とする。 【0056】なお、特許請求の範囲の構成要素と対応する実施形態の構成部の図中の符号を()で示す。ただし、特許請求の範囲に記載した構成要素は上記()部の実施形態の構成部に限定されるものではない。 【0057】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明の重複は省略する。また、回胴式遊技機の機械構造は、前述の従来の技術の記載、およびそこに記載した回胴式遊技機に関する公報等に示されるような従来例と同様とすることができるので、説明は本発明に関わる構成部とその補足部位のみに留める。 【0058】(装置構成)図4は、本実施形態の回胴式遊技機の概観を示す。図4において、本実施形態の回胴式遊技機400は、表示窓401、402、403、リール102、103、104、メダル投入口404、入賞ライン表示405、406、407、408、409、有効ラインLED(light emitting diode)410、411、412、413、414、クレジット(貯留)数表示装置415、ベット(BET)ボタン416、417、418、スタートレバー419、停止ボタン420、421、422、払出数表示装置423、メダル放出口424、メダル受皿425、状態ランプ426、スピーカ427、精算ボタン428、および告知ランプ429、ゲームカウンタ表示装置430、画像表示装置431等を有する。 【0059】表示窓401、402、403は、横3列に並ぶ正面のパネルの透明な窓部で、各々その内部で回転するリール102、103、104の停止時の3図柄を表示する。リール102、103、104は、前述の従来の技術で説明した図1の例とする。各リールは図柄表示装置512(図5の説明で後述)により回転、停止を制御される。図柄表示装置512はバックライト(不図示)を有しており、これにより各リールは遊技中に内側から明るく照射される。 【0060】メダル投入口404は、遊技者によりメダルが投入されると、内部のメダルセンサスイッチ505(後述)のトリガ発生によりメダル投入を検知し、有効ラインLED410、411、412、413、414の点灯、クレジット数表示装置415の計数表示の契機を与える。 【0061】入賞ライン表示405、406、407、408、409は、表示窓401、402、403を横断して施され、図柄停止の有効ラインとなりうる5本のラインを示す。 【0062】有効ラインLED410は、メダル投入口404にメダルの1枚目を投入、又はベットボタン416の操作でクレジット中のメダルから1枚目を投入することにより、点灯し、入賞ライン表示405を有効ラインとする。有効ラインLED411、412は、メダル投入口404にメダルの2枚目を投入、又はベットボタン417の操作でクレジット中のメダルから2枚目を投入することにより、点灯し、入賞ライン表示406、407を有効ラインとする。有効ラインLED413、414は、メダル投入口404にメダルの3枚目を投入、又はベットボタン418の操作でクレジット中のメダルから3枚目を投入することにより、点灯し、入賞ライン表示408、409を有効ラインとする。 【0063】クレジット数表示装置415は、7セグメントLED等で、クレジット有効を示す点灯中に、有効ラインLED410、411、412、413、414が全て点灯状態での、メダル投入口404からメダルが投入された場合の投入メダル数、又は役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を加算表示する。最大50枚までクレジットし表示する。 【0064】ベットボタン416は、ベットボタンスイッチ502(後述)のトリガを1回発生し、クレジット中のメダルから1枚投入することにより、クレジット数表示装置415の計数表示を1枚減じ、有効ラインLED410の点灯の契機を与える。ベットボタン417は、ベットボタンスイッチ502のトリガを2回発生し、クレジット中のメダルから2枚投入することにより、クレジット数表示装置415の計数表示を2枚減じ、有効ラインLED410、411、412の点灯の契機を与える。ベットボタン418は、ベットボタンスイッチ502のトリガを3回発生し、クレジット中のメダルから3枚投入することにより、クレジット数表示装置415の計数表示を3枚減じ、有効ラインLED410、411、412、413、414の点灯の契機を与える。 【0065】遊技者がBBゲーム消化で多量のメダルを獲得した後等は、クレジット数表示装置415は、最大50枚のクレジットを表示している。通常、このような状態での遊技では、遊技者は、メダル投入口404にメダルを投入しないで、ベットボタン416、417、418によりクレジット中のメダルからメダルを投入するのが普通である。 【0066】スタートレバー419は、遊技者により操作されると、内部のリール始動スイッチ501(後述)がゲームのスタートを検知し、図柄表示装置512のリール回転の契機を与える。 【0067】停止ボタン420は、内部の停止ボタンスイッチ503(後述)のトリガ発生により、回転するリール102の停止動作開始を検知し、図柄表示装置512のリール停止の契機を与える。停止ボタン421は、内部の停止ボタンスイッチ503のトリガ発生により、回転するリール103の停止動作開始を検知し、図柄表示装置512のリール停止の契機を与える。停止ボタン422は、内部の停止ボタンスイッチ503のトリガ発生により、回転するリール104の停止動作開始を検知し、図柄表示装置512のリール停止の契機を与える。 【0068】払出数表示装置423は、7セグメントLED等で、役に対応して払い出されるメダルの払出枚数を表示する。メダル放出口424は、50枚までのクレジットを超える、メダル投入やメダルの払い出しがある場合のクレジット超過分メダル、又は精算ボタン428の操作によるクレジット精算メダルを放出する。メダル受皿425は、メダル放出口424から放出されたメダルを溜める皿である。 【0069】状態ランプ426は、ボーナスゲーム中、エラー発生等の状態の報知やその他演出時に点灯する。スピーカ427は、各種効果音を発生する。精算ボタン428は、トグル型の精算スイッチ504(後述)を操作し、クレジット数表示装置415を点灯させてクレジットを有効にし、逆に、クレジット数表示装置415を消灯させてクレジットを無効にするとともに、クレジットされていたメダルをクレジット精算メダルとしてメダル放出口424から放出する。 【0070】告知ランプ429は、ボーナスフラグON時に点灯して、ボーナスフラグの成立を告知する。 【0071】ゲームカウンタ表示装置430は、7セグメントLED等で、通常、BBゲーム中の消化BBゲーム回数を表示し、また、BBにおけるJACイン回数を表示する。さらに、JACゲーム中においては、役物の成立回数(最大8回)を表示するの一般的である。ゲームカウンタ表示装置430は、BBゲーム中のメダルの獲得枚数である純増(払出枚数(OUT枚数)−投入枚数(IN枚数))を表示可能としても良い。 【0072】画像表示装置431は、例えば、LCDまたはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置を有する。画像表示装置431は、複数の数字や図形等の画像を変動表示し、役の成立の予告、役のフラグの告知その他の演出を行う。本実施形態では、画像表示装置431として、背景等の画像および複数の図形の各々を動画として表示するLCDを有する装置を想定しているが、回胴式遊技機に適用されるLCDを有した従来の画像表示装置は、既に周知のため、その詳細な構成の説明は省く。 【0073】図5は、回胴式遊技機の制御回路構成を示す。図5において、本実施形態の回胴式遊技機の制御回路構成は、リール始動スイッチ501、ベットボタンスイッチ502、停止ボタンスイッチ503、精算スイッチ504、メダルセンサスイッチ505、リセット回路507、電源回路518、払出数表示装置423、クレジット数表示装置415、ゲームカウンタ表示装置430、主制御部508、ROM509、RAM510、副制御部511、ROM519、RAM520、図柄表示装置512、ホッパ制御装置516、LED表示装置513、ランプ表示装置514、効果音発生装置515、ライン表示装置517、確率設定装置521、その他スイッチ506および画像表示装置431等を有する。 【0074】リール始動スイッチ501は、ゲームのスタートを検知し、図柄表示装置512のリール回転の契機を与える。ベットボタンスイッチ502は、トリガをn回発生し(n=1,2,3)、クレジット中のメダルからn枚投入することにより、クレジット数表示装置415の計数表示をn枚減じ、ライン表示装置517による有効ラインLED410、411、412、413、414の点灯の契機を与える。 【0075】停止ボタンスイッチ503は、トリガ発生により、回転する対応リールの停止動作開始を検知し、図柄表示装置512のリール停止の契機を与える。精算スイッチ504は、トグル型のスイッチで、クレジット数表示装置415を点灯させてクレジットを有効にし、逆に、クレジット数表示装置415を消灯させてクレジットを無効にするとともに、クレジットされていたメダルをクレジット精算メダルとして放出するように、ホッパ制御装置516に契機を与える。 【0076】メダルセンサスイッチ505は、遊技者のメダル投入によりトリガを発生し、ライン表示装置517による有効ラインLED410、411、412、413、414の点灯、クレジット数表示装置415の計数表示の契機を与える。リセット回路517は、主制御部508および副制御部511を初期状態にする。電源回路518は、図5の回路全体に電力を供給する。 【0077】主制御部508は、回胴式遊技機全体の制御を行うCPUであり、入力ポート(不図示)を介して各部からの信号を取り込み処理を行う。主制御部508は、ROM509、RAM510、タイマシステム等を内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM509およびRAM510等を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。 【0078】主制御部508は、ROM509に記憶されたプログラムに基づき、主に、遊技の入賞の抽選、抽選結果に係る遊技動作(図柄表示装置512、ゲームカウンタ表示装置430等の制御)、当選によるメダルの払い出しに係る処理(払出数表示装置423、クレジット数表示装置415、ホッパ制御装置516等の制御)等を行う。また、副制御部511へ、主に、遊技上の演出に係る処理のための、遊技状態信号(以下、コマンドと呼ぶ)を送信し、演出の指示等を行う。 【0079】ROM509は、主制御部508用の回胴式遊技機を制御するプログラムが記憶されている。具体的には、主制御部508のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した図6のフローチャートで示される遊技制御プログラムを記憶している。ROM509にはさらに、副制御部511へ指示するためのコマンドIDを初めとする、回胴式遊技機を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。RAM510は、主制御部508に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを初めとする各種カウンタ等を一時記憶する。 【0080】副制御部511は、主制御部508から送信されたコマンドに従って、各部に対する制御信号の出力を行うCPUである。副制御部511は、ROM519、RAM520、タイマシステム等を内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM519およびRAM520等を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。 【0081】副制御部511は、ROM519に記憶されたプログラムに基づき、主に、遊技上の演出に係る処理(ランプ表示装置514、効果音発生装置515、画像表示装置431等の制御)を行う。 【0082】ROM519は、副制御部511用の回胴式遊技機の演出に係るプログラムが記憶されている。具体的には、副制御部511のCPUが行う回胴式遊技副制御処理の内容を規定した遊技副制御プログラムを記憶している。ROM519にはさらに、画像表示装置431へ指示するための表示指令信号IDを初めとする、回胴式遊技機の演出を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。RAM520は、副制御部511に対する入出力データや演算処理のためのデータ、演出に関連するカウンタを初めとする各種カウンタ等を一時記憶する。 【0083】図柄表示装置512はリールユニットとも呼ばれ、リール102、103、104と不図示のリール制御装置を有し、リール制御装置は、各リールを回転させるステッピングモータと主制御部508の指示を受けてモータを駆動する駆動回路、およびリール位置を主制御部508へフィードバックする検出回路から成る。図柄表示装置512は不図示のバックライトを有しており、これにより各リールを遊技中に内側から明るく照射する。 【0084】ホッパ制御装置516は、主制御部508の指示を受けて、50枚までのクレジットを超える、メダル投入やメダルの払い出しがある場合のクレジット超過分メダル、又は精算ボタン428の操作によるクレジット精算メダルを、メダル放出口424から放出する。 【0085】LED表示装置513は、遊技の演出に関連するLED類の表示装置であり、副制御部511の指示で複数のLEDを選択的に点灯/消灯させる。これにより演出用の各種LEDが点灯する。 【0086】ランプ表示装置514は、遊技の演出に関連するランプ類の表示装置であり、副制御部511の指示で複数のランプを選択的に点灯/消灯させる。これにより状態ランプ426も、ボーナスゲーム中、エラー発生等の状態の報知やその他演出時に点灯する。また、告知ランプ429もボーナスフラグ成立時にランプ表示装置514により点灯される。さらにランプ表示装置514により、図柄表示装置512のバックライトが点灯する。 【0087】効果音発生装置515は、副制御部511の指示で遊技の演出に関連する音響をスピーカ427から発生する。 【0088】ライン表示装置517は、有効ラインLED410、411、412、413、414の表示装置であり、主制御部508の指示で複数のLEDを選択的に点灯/消灯させる。これにより有効ラインLED410、411、412、413、414が、メダル投入枚数により点灯する。 【0089】確率設定装置521は、ボーナスの設定確率の設定値をセットするための装置で、回胴式遊技機400の前扉の内側にあり、遊技者には操作不可能となっている。回胴式遊技機400の設定値は、遊技場の係員が回胴式遊技機400の施錠を解除し、設定キーを確率設定装置521に差し込んで、所定の手順により設定値をセットする。この設定方法は、従来の回胴式遊技機で周知のため詳細は省くが、通常、ボーナスの設定確率は6段階に設定可能であって、現行の回胴式遊技機規定では200〜600分の1に定められている。 【0090】(動作説明)以上述べたシステム構成において、本実施形態の回胴式遊技機のゲーム内容について以下、説明する。なお、リールの引込み制御が働く範囲を、現行の回胴式遊技機規定に則り4コマ以内と想定する。 【0091】本実施形態は、ボーナスが成立しない連続ゲーム回数が所定回数となった場合に、内部のタイマシステムを起動し、タイマがタイムアップするとRT、AT、ST、CTのいずれかの付加機能(各々の詳細は後述)の抽選を行い、その抽選に当選した場合、当選した付加機能を実行することに特徴がある。 【0092】以下、本実施形態の回胴式遊技機は、確率設定装置521により設定値が予め設定1にセットされているとする。 【0093】本実施形態では、遊技者が、メダル投入口404からメダルを3枚以上投入、又はベットボタン418を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入し、有効ラインLED410〜414を全て点灯することで、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとして、通常のゲームを行うこととする。ここで、メダルを投入し入賞ライン表示405〜409のいずれかを有効ラインとすることを、以下、BET(賭け)又は”BETする”と呼び、BET時の投入メダル数をBET数と呼ぶ。 【0094】遊技者が、メダル投入口604からメダルを3枚以上投入し、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとして、BET数を3枚とする場合には、BETは通常どおり行われる。 【0095】一方、クレジット数表示装置415の表示(クレジット数)がある場合、遊技者は、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとしてBET数を3枚にするために、ベットボタン418を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入しようとする場合もある。この操作を繰り返して遊技者がゲームを続けると、クレジットを消化し続けていずれクレジット数表示装置415の表示(クレジット数)が3枚未満になるまで、BET数3枚でのBETでゲームを行うことが可能である。 【0096】遊技者がスタートレバー419を操作してリール102、103、104を回転させると同時に、主制御部508は入賞の抽選を行う。抽選の結果、ボーナスフラグが不成立の場合、この後遊技者が、リール102、103および104を停止操作すると、ボーナスは不成立となる。 【0097】上述のボーナス不成立のゲームが連続して(遊技状態は一般ゲーム中)、所定のゲーム回数、例えばゲーム回数が500回となると、主制御部508は内部のタイマシステムを起動する。この時セットされるタイマの所定の期間の長さは一定で、例えば20分固定とする。ボーナスが成立しない限り、ゲーム回数500回おきに、主制御部508は上記タイマシステムを起動する。 【0098】タイマが所定の20分をタイムアップすると、主制御部508は付加機能の抽選を行う。付加機能としてはRT、AT、ST、CTがあり、いずれかの付加機能に当選した場合、当選した付加機能を実行する。例えば、RTに当選した場合、遊技状態はRT中に移行し、RTが実行される。当選しなかった場合には付加機能は実行されない。このように、設定1のような低設定であっても、低設定であることと無関係に、ボーナス不成立のゲーム回数500回おきに、付加機能の抽選の機会が来る。 【0099】ここで、付加機能のRT(Replay Time;リプレイタイム)、AT(Assist Time;アシストタイム)、ST(Stock Time;ストックタイム)、CT(Challenge Time;チャレンジタイム)の各々について、説明する。尚、RT、AT、ST、CTのいずれも、従来の回胴式遊技機において当業者には周知の機能のため、概略の説明に留める。 【0100】RTは所定ゲーム回数の間(例えば100ゲーム)、遊技状態が一般ゲーム中においては7分の1である小役”リプレイ”の確率が、2分の1程度にアップする。このため、リプレイが成立し易くなり、BET数を節約できるのでメダルが減り難くなる。この間、遊技者は、メダルを減らさずにボーナスの当選を期待できる。 【0101】ATは所定ゲーム回数の間(例えば10ゲーム)、遊技状態が一般ゲーム中においては取りこぼされている小役について、主制御部508が副制御部511を介して、画像表示装置431等へ全小役フラグの成立を告知するよう指示を送る。このため、小役が成立し易くなり、メダルの純増が増える。さらにこの間、遊技者は、メダルの純増を増やしながらボーナスの当選を期待できる。 【0102】STは所定ゲーム回数の間(例えば150ゲーム)、RT若しくはATの状態となり、さらにゲーム中、遊技者がリール104、103、102の順に停止操作を行うことで(停止ボタンの押し順が通常の逆のため、以下、”逆押し”と呼ぶ)、ボーナスが成立しないようなリール制御となる。ST中、主制御部508は成立したボーナスフラグをいくつもストックする。このため、ST終了後に、遊技者は、成立したボーナスフラグ数分のボーナスを成立させ、大量のメダルを獲得できる。 【0103】CTは所定ゲーム回数の間(例えば150ゲーム)、リール制御が原則としてリールの引込み制御無しとなり、遊技者が目押しをしたタイミングでリールが即座に停止する。このため、目押しを慎重に行う限り、遊技状態が一般ゲーム中の場合より、多数の小役成立が期待できる。 【0104】CTは、その間のメダルの純増が所定数(例えば200枚)を超えた場合、若しくはその所定ゲーム回数(150ゲーム)を消化した場合に、終了する。また、ボーナスフラグ成立時にも終了となる。例外的に、CT中にリールの引込み制御が行われる場合は、ボーナスフラグ若しくはリプレイフラグの成立時である。またさらに例外的に、CT中にリールの引込み制御が行われる場合は、ボーナスフラグ若しくはリプレイフラグの不成立時に、それらの図柄が目押しされたため、ハズレ時のリール制御が働く場合である。 【0105】遊技状態が、一般ゲーム中、RT中、AT中、ST中、CT中のいずれかにおいて、遊技者がスタートレバー419を操作してリール102、103、104を回転させると同時に、主制御部508は入賞の抽選を行う。抽選の結果、BBフラグが成立した場合、主制御部508は副制御部511を介して、効果音発生装置515へスピーカ427から通常効果音を発するよう指示を送り、ランプ表示装置514へBBフラグ成立の告知を行うよう指示を送り、画像表示装置431へボーナスフラグ成立を告げる通常画像を表示するよう指示を送る。 【0106】これにより、ランプ表示装置514は、告知ランプ429を点灯させることによりBBフラグの成立を告知する。 【0107】この後遊技者は、リール102、103および104を停止操作する。遊技者がBBを成立させた場合、主制御部508は副制御部511を介して、ランプ表示装置514へBBフラグ成立の告知を止める指示を送り、告知ランプ429が消灯する。 【0108】遊技者はBB成立後、BBゲームの消化を行う。本実施形態において、ゲームカウンタ表示装置430は、BBゲーム中の消化可能なBBゲーム残回数、およびBBにおける消化可能なJACイン残回数を表示する。ただし、JACゲーム中においては、ゲームカウンタ表示装置430は役物の成立回数(最大8回)を表示する。 【0109】本実施形態において、ゲームカウンタ表示装置430の表示するBBゲーム残回数又はJACイン残回数のいずれかが0ゲームとなった時点で、BBは終了し、遊技状態は一般ゲーム中に戻る。 【0110】図8は、上述の各状態間の遷移を示す状態遷移図である。本実施形態の回胴式遊技機は、「一般ゲーム中」、「BBゲーム中」、「JACゲーム中」に加え、「RT中」、「AT中」、「ST中」、「CT中」等の遊技状態を有する。通常の遊技状態が「一般ゲーム中」であり、「BBゲーム中」および「JACゲーム中」は比較的短時間で多量のメダルを獲得可能な状態であり、「RT中」、「AT中」、「ST中」、「CT中」は各々の付加機能実行状態で、純増維持或いは増加が可能な状態となっている。本実施形態では、便宜上、BBゲーム中又はJACゲーム中からAT中への戻りは省いているが、ATの途中で発生したBBの終了後にAT中へ戻り、残りのATのゲームを消化可能としてもよい。 【0111】(プログラムの処理説明)本実施形態における上記ゲーム時に関わる処理は、図6のフローチャートに示す処理手順により行われる。図6の処理手順は、主制御部508のCPUが実行する回胴式遊技制御処理の内容を示し、主制御部508のCPUが、ROM509に記憶されている遊技制御プログラムを読み出して実行することにより行われる。 【0112】尚、設定キーが確率設定装置521に差し込まれ、所定の手順により設定値がセットされる場合に、主制御部508のCPUが実行する処理手順は、従来の回胴式遊技機で周知のため説明は省く。本実施形態では、ROM509に予め格納されている設定1〜6の各々に相当するボーナスの抽選確率から、確率設定装置521によって設定された設定値に対応するボーナスの抽選確率が抽出され、そのボーナスの抽選確率及び設定された設定値が予めRAM510内に格納されている。 【0113】図6において、主制御部508のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した遊技制御プログラムの処理手順の概要について説明する。回胴式遊技機が電源の投入をされると、主制御部508は各種初期設定(不図示)の後、不図示の周期的な割り込み処理により、RAM510内の設定値及びボーナスの抽選確率に対応したRAM510内の役の乱数カウンタを逐次更新することによって、役の乱数値を順次発生する。 【0114】また、主制御部508は各種初期設定時に、一般ゲーム中にBB不成立のゲームが連続したゲーム回数をカウントするための、RAM510内のカウンタcnt(以下、ノーボーナスカウンタ)を、0リセットする。 【0115】遊技者により、メダル投入口404からメダルが3枚以上投入され、又はベットボタン418が押されてクレジットメダルから3枚のメダルを投入する指示が発生し、主制御部508はBET数3枚のBETの指示を検知すると、いずれのBET方法であるかを判定する(ステップS600→S603)。 【0116】主制御部508は、ベットボタンスイッチ502からの3回のトリガを検出しベットボタン418によるBETであると判定した場合、クレジット数表示装置415の表示中のクレジット数とBET数3枚を比較する(ステップS603→S605)。 【0117】比較結果が「クレジット数<BET数」の場合、主制御部508は、処理を遊技者によるメダル投入口404へのメダル投入待ちの状態に戻す(ステップS605→S600)。 【0118】主制御部508は、メダルセンサスイッチ505からの3回のトリガを検出しメダル投入口404からのメダル投入によるBETであると判定した場合(ステップS603→S615)、又はベットボタン418によるBET数3枚のBETが正常に行われたと判定すると(ステップS603→S605→S615)、主制御部508はライン表示装置517へ有効ラインLED410〜414を全て点灯するよう指示し、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとする。 【0119】遊技者がスタートレバー419を操作するとリール始動スイッチ501のトリガ発生により、主制御部508は図柄表示装置512へリールの回転の指示を出すと共に、RAM510内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する(ステップS615→S617)。 【0120】主制御部508は取得した乱数値に基づいて役の入賞/ハズレを決定し、入賞の場合は入賞した役のRAM510内のフラグをONにする。主制御部508は、RAM510内のボーナスフラグをチェックし、ボーナスフラグが不成立の場合は更にRAM510内の各小役のフラグをチェックする。どの小役フラグも不成立の場合は、主制御部508は通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部511へ送信する(ステップS617→S618)。これにより、副制御部511は例えば、効果音発生装置515へスピーカ427から通常効果音を発するよう指示を送り、画像表示装置431へ通常画像を表示するよう指示を送る。 【0121】そして、遊技者の停止ボタン420〜422の操作に対して、主制御部508は停止ボタンスイッチ503のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置512へハズレ時のリール制御の指示を行い、リールを停止させ1ゲーム終了とする(ステップS620)。 【0122】次いで主制御部508は、付加機能を実行可能な付加機能処理(図7の説明で後述)を行い、処理を一般ゲーム中の冒頭の処理へ戻す(ステップS650→S600)。 【0123】再度、遊技者が、メダル投入口404からメダルを3枚以上投入、又はベットボタン418を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入して、BET数3枚のBETが正常に行われると、主制御部508はライン表示装置517へ有効ラインLED410〜414を全て点灯するよう指示することで、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとする(ステップS600→S603→S615、又はステップS600→S603→S605→S615)。 【0124】遊技者がスタートレバー419を操作するとリール始動スイッチ501のトリガ発生により、主制御部508は図柄表示装置512へリールの回転の指示を出すと共に、RAM510内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する(ステップS615→S617)。 【0125】主制御部508は取得した乱数値に基づいて役の入賞/ハズレを決定し、入賞の場合は入賞した役のRAM510内のフラグをONにする。主制御部508は、RAM510内のボーナスフラグをチェックし、ボーナスフラグが不成立の場合は更にRAM510内の各小役のフラグをチェックする。小役フラグが成立している場合、主制御部508は通常遊技コマンド(コマンドIDは0)を、副制御部511へ送信する。(ステップS617→S623→S626)これにより、副制御部511は例えば、効果音発生装置515へスピーカ427から通常効果音を発するよう指示を送り、画像表示装置431へ通常画像を表示するよう指示を送る。 【0126】そして、遊技者の停止ボタン420、421、422の操作に対して、主制御部508は停止ボタンスイッチ503のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置512へフラグ成立小役に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール102、103、104を停止させる(ステップS627)。 【0127】リール102、103、104の停止後に小役が成立していれば、主制御部508は、小役に対応した小役処理(メダルの払い出し等)を行い、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム終了とする(ステップS630→S633→S643→S645)。リール102、103、104の停止後に小役が成立していなければ、主制御部508は、成立していた小役フラグをOFFにして1ゲーム終了とする(ステップS630→S633→S645)。 【0128】次いで主制御部508は、付加機能を実行可能な付加機能処理を行い、処理を一般ゲーム中の冒頭の処理へ戻す(ステップS650→S600)。 【0129】再度、遊技者が、メダル投入口404からメダルを3枚以上投入、又はベットボタン418を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入して、BET数3枚のBETが正常に行われると、主制御部508はライン表示装置517へ有効ラインLED410〜414を全て点灯するよう指示することで、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとする(ステップS600→S603→S615、又はステップS600→S603→S605→S615)。 【0130】遊技者がスタートレバー419を操作するとリール始動スイッチ501のトリガ発生により、主制御部508は図柄表示装置512へリールの回転の指示を出すと共に、RAM510内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部508は取得した乱数値に基づいて役の入賞/ハズレを決定し、入賞の場合は入賞した役のRAM510内のフラグをONにする(ステップS615→S617→S623)。 【0131】主制御部508は、RAM510内のボーナスフラグをチェックし、ボーナスフラグが成立している場合、主制御部508はボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部511へ送信する。これにより、副制御部511はランプ表示装置514への指示を出し、告知ランプ429が点灯するように制御し、遊技者へボーナスフラグの成立を告知する(ステップS623→S625)。また同時に、副制御部511は効果音発生装置515へスピーカ427から通常効果音を発するよう指示を送り、画像表示装置431へボーナスフラグ成立を告げる通常画像を表示するよう指示を送る。 【0132】遊技者の停止ボタン420、421、422の操作に対して、主制御部508は停止ボタンスイッチ503のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置512へフラグ成立役(ボーナス)に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール102、103、104を停止させる(ステップS627)。リール102、103、104の停止後にボーナスの取りこぼしによりボーナスが成立していなければ、主制御部508は、ボーナスフラグをONのまま1ゲーム終了とする(ステップS630→S633→S650)。 【0133】次いで主制御部508は、付加機能を実行可能な付加機能処理を行い、処理を一般ゲーム中の冒頭の処理へ戻す(ステップS650→S600)。 【0134】再度、遊技者が、メダル投入口404からメダルを3枚以上投入、又はベットボタン418を押してクレジットメダルから3枚のメダルを投入して、BET数3枚のBETが正常に行われると、主制御部508はライン表示装置517へ有効ラインLED410〜414を全て点灯するよう指示することで、入賞ライン表示405〜409の5本のラインを有効ラインとする(ステップS600→S603→S615、又はステップS600→S603→S605→S615)。 【0135】遊技者がスタートレバー419を操作するとリール始動スイッチ501のトリガ発生により、主制御部508は図柄表示装置512へリールの回転の指示を出すと共に、RAM510内の役の乱数カウンタから乱数値を抽出する。主制御部508は取得した乱数値に基づいて役の入賞/ハズレを決定し、入賞の場合は入賞した役のRAM510内のフラグをONにする(ステップS615→S617→S623)。 【0136】主制御部508は、RAM510内のボーナスフラグをチェックし、ボーナスフラグが成立している場合、主制御部508はボーナスフラグ成立コマンド(コマンドIDは1)を、副制御部511へ送信する。これにより、副制御部511はランプ表示装置514への指示を出し、告知ランプ429が点灯するように制御し、遊技者へボーナスフラグの成立を告知する(ステップS623→S625)。また同時に、副制御部511は効果音発生装置515へスピーカ427から通常効果音を発するよう指示を送り、画像表示装置431へボーナスフラグ成立を告げる通常画像を表示するよう指示を送る。 【0137】遊技者の停止ボタン420、421、422の操作に対して、主制御部508は停止ボタンスイッチ503のトリガ検出に合わせて、図柄表示装置512へフラグ成立役(ボーナス)に関わるリールの引込み制御の指示を行い、リール102、103、104を停止させる(ステップS627)。リール102、103、104の停止後にボーナスが成立していれば、主制御部508はRAM510内のノーボーナスカウンタcntを0リセットし、告知ランプ消灯コマンド(コマンドIDは2)を副制御部511へ送信し、副制御部511にランプ表示装置514への指示を出させて、告知ランプ429を消灯するように制御する(ステップS630→S634→S635)。 【0138】そして主制御部508は、ボーナスゲーム処理を行いボーナスフラグ(BBまたはRBのフラグ)をOFFにして、通常の処理へ戻る(ステップS637→S600)。ステップS637のボーナスゲーム処理におけるBBやRB(JACゲームを1回)の詳細な処理内容は、従来技術で周知のため詳細な説明を省くが、主制御部508は、BBフラグONの場合はBBゲーム処理を、RBフラグONの場合はJACゲーム処理行う。ステップS650の付加機能処理を、以下、図7のフローチャートを用いて説明する。 【0139】図7において、主制御部508のCPUが行う回胴式遊技制御処理の内容を規定した遊技制御プログラムの処理手順の内の、付加機能処理(図6のステップS650)の概要について説明する。 【0140】主制御部508は、RAM510内のノーボーナスカウンタcntをインクリメントし、その値をチェックする(ステップS700→S710)。ノーボーナスカウンタcntが500未満の場合、主制御部508は、付加機能処理を終了し処理を図6のステップS600へ戻す(ステップS710→リターン)。 【0141】主制御部508は、ノーボーナスカウンタcntが500の倍数、即ち、モジュロ演算で「cnt mod 500=0」の場合、所定の期間(20分)をセットした内部のタイマシステムを起動する(ステップS710→S720)。これにより、BBが成立しない限り、ゲーム回数500回おきに、主制御部508は20分のタイマを起動する。次いで、主制御部508は、タイマが所定の20分をタイムアップしたか否かチェックする(ステップS730)。 【0142】主制御部508は、ノーボーナスカウンタcntが500以上で、かつ、500の倍数でない、即ち、モジュロ演算で「cnt mod 500≠0」の場合、タイマが所定の20分をタイムアップしたか否かチェックする(ステップS710→S730)。タイマがタイムアップしていない場合、主制御部508は、付加機能処理を終了し処理を図6のステップS600へ戻す(ステップS730→リターン)。 【0143】主制御部508は、タイマがタイムアップした場合、RT、AT、ST若しくはCTの付加機能を抽選する(ステップS730→S740)。いずれの付加機能にも当選していない場合、主制御部508は、付加機能処理を終了し処理を図6のステップS600へ戻す(ステップS750→リターン)。 【0144】主制御部508は、いずれかの付加機能に当選した場合、当選した付加機能を実行する(ステップS750→S760→S762、S764、S766、S768)。例えば、RTに当選した場合、主制御部508は遊技状態をRT中に移行し、ステップS762のRT処理を実行する。 【0145】ステップS762、S764、S766、S768の各付加機能の処理(RT処理、AT処理、ST処理、CT処理)の詳細は、従来の回胴式遊技機において当業者には周知の処理のため、説明は省く。また、例えばCTについては、特開2001−58027号公報等に処理の説明が開示されている。 【0146】主制御部508は、当選した付加機能の処理を終了すると、RAM510内のボーナスフラグをチェックし、ボーナスフラグが不成立の場合は一般ゲーム中に移行し、付加機能処理を終了して処理を図6のステップS600へ戻す(ステップS762、S764、S766、S768→リターン)。ボーナスフラグが成立の場合は一般ゲーム中に移行し、付加機能処理を終了して処理を図6のステップS625へジャンプして、ボーナスフラグ成立時の処理を行う(ステップS762、S764、S766、S768→S725)。 【0147】以上のように本実施形態では、回胴式遊技機は、ボーナスが成立しない連続ゲーム回数が所定回数となった場合に、内部のタイマシステムを起動し、タイマがタイムアップするとRT、AT、ST、CTのいずれかの付加機能の抽選を行い、その抽選に当選した場合、当選した付加機能を実行する。 【0148】このため、設定1のような低設定であっても、低設定であることと無関係に、ボーナス不成立の連続ゲーム回数が所定回数となった後に、付加機能の抽選の機会が来る。よって、遊技者は、遊技している台にボーナスが発生しなくても、付加機能が実行されることを期待して、ボーナス不成立の連続ゲーム回数が所定回数となった後、ボーナス不成立の連続ゲームをしばらく消化するので、遊技場における回胴式遊技機の稼動率の低下が防止される。 【0149】(他の実施形態)以上述べた実施形態の他に次の形態を実施できる。 1)上述の実施形態では、ステップS720で、所定の期間の長さを20分に固定してセットしたタイマシステムを起動している。しかし、ステップS720において、所定の期間の長さをランダムに(任意に)セットしたタイマシステムを起動するようにしてもよい。これにより、遊技者は、上記タイマシステムの起動後、どれくらいの時間経過で付加機能の抽選の機会が来るのかが予想できなくなるので、上記タイマシステムの起動後にしばらくゲームを消化する時間が固定されなくなり、遊技場における回胴式遊技機の稼動率のアップが期待できる。 2)上述の実施形態では、ボーナス不成立の連続ゲーム回数が所定回数となった後に、付加機能の抽選の機会が来るが、特定の役の成立後に付加機能の抽選の機会が来るようにしてもよい。これにより、遊技者は、付加機能が実行されることを期待して、まず特定の役の成立を狙ってしばらくゲームを消化し、特定の役の成立後もしばらくゲームを消化するので、遊技場における回胴式遊技機の稼動率の低下が防止される。 3)上述の実施形態では、ボーナス不成立の連続ゲーム回数が所定回数となった後に、付加機能の抽選の機会が来るが、回胴式遊技機の電源投入後に付加機能の抽選の機会が来るようにしてもよい。これにより、遊技者は、付加機能が実行されることを期待して、まず遊技場の開店に合わせてゲームを開始し、その後、しばらくゲームを消化するので、遊技場の開店時から回胴式遊技機の稼動率が上がり、集客効果が高まる。 4)上述の実施形態では、ボーナス不成立の連続ゲーム回数が所定回数となった後に、付加機能の抽選の機会が来るが、内部抽選に当選した場合に付加機能の抽選の機会が来るようにしてもよい。これにより、遊技者は付加機能がいつでも実行されることを期待できるので、しばらくゲームを消化する傾向が助長され、遊技場における回胴式遊技機の稼動率の低下が防止される。 5)上述の実施形態では、付加機能としてRT、AT、ST、CTがあり、いずれかの付加機能に当選した場合、当選した付加機能を実行するが、RT、AT、ST、CTから複数の機能選んで組み合わせたものを付加機能としてもよい。 6)上述の実施形態では、遊技にメダルを使用する回胴式遊技機について述べたが、メダルの代わりに遊技球を使用し回胴式遊技機と同様な遊技態様を有する遊技機にも本発明は適用される。 7)上述の実施形態では、物理的なリールを回転させる図柄表示装置512を有する回胴式遊技機について述べたが、図柄表示装置512に替えて、画像表示装置431と同様な機能を有する表示装置で図柄を変動表示する遊技機にも、本発明は適用可能である。 8)上述の実施形態は本発明の例示のために説明したが、上述の実施形態の他にも変形が可能である。その変形が特許請求の範囲で述べられている本発明の技術思想に基づく限り、その変形は本発明の技術的範囲内となる。 【0150】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、遊技機は、通常の遊技状態にある場合に、所定の期間を経過したか否かを判定し、所定の期間を経過したと判定された場合に、所定の付加機能を実行すべきか否かを決定し、所定の付加機能を実行すると決定された場合に、決定された所定の付加機能を実行するので、通常の遊技状態で所定の期間を経過した場合、所定の付加機能を実行可能となる。 【0151】このため、遊技者は、付加機能が実行されることを期待して、通常の遊技状態で所定の期間を経過するようしばらくゲームを消化するので、遊技場における回胴式遊技機の稼動率が向上する効果を奏する。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
|
| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077481 【弁理士】 【氏名又は名称】谷 義一 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−169898(P2003−169898A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−373052(P2001−373052) |
|