| 【発明の名称】 |
スロットマシン |
| 【発明者】 |
【氏名】池浦 建 【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内
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| 【要約】 |
【課題】第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第1ゲームよりも有利な第2利益状態を発生させるか否か抽選し、第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更して、遊技性を高めるようにしたスロットマシンを提供する。
【解決手段】スロットマシン1の副制御基板52上に、利益状態発生手段73と抽選手段74と利益状態変更手段75とを構成し、利益状態発生手段73が第1利益状態を発生させた場合、その第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に抽選手段74が第2利益状態を発生させるか否か抽選し、そこで、第2利益状態を発生させると抽選した場合に、利益状態変更手段75が継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更するように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の遊技図柄を変動させてから停止させることで1回のゲームを行うスロットマシンであって、複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(73) と、この利益状態を発生させるか否か抽選する抽選手段(74)とを備えたスロットマシンにおいて、前記利益状態は、第1利益状態と、この第1利益状態よりも有利な第2利益状態とを含み、前記第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第2利益状態を発生させるか否か抽選する利益状態抽選手段(74)と、前記利益状態抽選手段(74)が第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更する利益状態変更手段(75)と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。 【請求項2】 前記利益状態抽選手段(74)は、第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に第2利益状態を発生させるか否か抽選することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。 【請求項3】 前記第2利益状態で継続可能な第2ゲーム数を、前記第1利益状態で継続可能な第1ゲーム数以上に設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。 【請求項4】 前記利益状態変更手段(75)は、第2利益状態に変更する際に、第1利益状態で消化した消化ゲーム数を前記第2ゲーム数に算入することを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。 【請求項5】 前記利益状態変更手段(75)は、第2利益状態に変更する際に、第1利益状態を終了させて第2利益状態を新たに発生させることを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。 【請求項6】 前記第1ゲーム数と第2ゲーム数の少なくとも一方を、予め設定された異なる複数のゲーム数の中から択一的に決定するゲーム数決定手段(76)を設けたことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載のスロットマシン。 【請求項7】 前記第1利益状態が終了して第2利益状態に変更された旨を報知する報知手段(12,70) を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のスロットマシン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明はスロットマシンに関し、特に、第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第1利益状態よりも有利な第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更するようにしたスロットマシンに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来の一般的なスロットマシンには、3つの回転リール、スタートレバー、3つの回転リールに対応する3つのストップボタンが設けられている。遊技者は、遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入してから、スタートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転する3つの回転リールを順次停止させて1回のゲームを行う。 【0003】各回転リールの外周面には複数(例えば、21個)の遊技図柄(例えば、「7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「プラム」、「チェリー」、「リプレイ図柄」等)が印されており、回転リールが回転することにより、スロットマシンの前面部に形成された表示窓に複数の遊技図柄が変動表示される。 【0004】3つの回転リールが回転停止したとき、表示窓に表示される停止図柄のうち有効化した入賞ライン上に並ぶ停止図柄の組合せ態様が、大当り態様(「7」が3つ揃う態様)、小当り態様(「BAR」が3つ揃う態様)、小役態様(「スイカ」や「ベル」や「プラム」が夫々3つ揃う態様)、リプレイ態様(「リプレイ図柄」が3つ揃う態様)、外れ態様(前記の態様以外の態様)等の何れかになる。 【0005】大当り態様と小当り態様と小役態様等の入賞態様が成立すると、その入賞態様に応じた枚数(1〜15枚)のメダルが遊技者に付与され、更に、大当り態様「777」が成立した場合にはビッグボーナス〔BB〕が発生し、小当り態様「BAR BAR BAR 」が成立した場合にはレギュラーボーナス〔RB〕が発生する。 【0006】ビッグボーナス〔BB〕が発生すると、実施形態に係る図6に示すゲーム内容となり、小役態様や特別小役態様が成立し易くなって、大量のメダルが付与される。また、レギュラーボーナス〔RB〕が発生すると、ビッグボーナス〔BB〕中の〔ボーナス〕に相当する状態となり、特別小役態様が成立し易くなって、ビッグボーナス〔BB〕程ではないが多くのメダルが付与される。 【0007】ここで、メダルを投入してスタートレバーを操作すると、3つの回転リールが回転を開始する一方で内部抽選が行われ、この内部抽選により大当り役又は小当り役が当選すると、BBフラグ又はRBフラグが設定されて、大当り態様又は小当り態様が成立するように回転する回転リールを停止させることが可能になる。 【0008】さて、最近では、内部抽選の結果に基づいて、ビッグボーナス〔BB〕やレギュラーボーナス〔RB〕を発生させるだけでなく、例えば、小役態様を成立させ易くするために、回転リールの停止タイミング等を報知してアシストするゲーム等を、複数ゲームに亙って発生可能なスロットマシンが実用に供されている。 【0009】このような利益状態で継続可能なゲーム数として、一律のゲーム数(例えば、10ゲーム)を設定するスロットマシンと、異なる複数のゲーム数(例えば、10ゲームと30ゲーム)の何れかを選択設定するスロットマシンとが存在する。前記後者のスロットマシンでは、利益状態で継続可能なゲーム数の選択設定は、その利益状態を発生させるか否かの抽選と共に行われるようになっている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】 複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生可能なスロットマシンにおいて、この利益状態で継続可能なゲーム数が一律(10ゲーム)になるのでは面白みに欠ける面がある。利益状態で継続可能なゲーム数として、異なる複数のゲーム数の何れかを選択設定するようにしたスロットマシンでは、前記の課題は緩和される。 【0011】しかし、ゲーム数の選択設定は利益状態を発生させるか否かの抽選と共に行われ、その時点で、利益状態で継続可能なゲーム数が決まってしまうのでは、遊技性を高めるのに限界がある。本発明の目的は、第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第1ゲームよりも有利な第2利益状態を発生させるか否か抽選し、第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更して、遊技性を高めるようにしたスロットマシンを提供することである。 【0012】 【課題を解決するための手段】 本願のスロットマシンは、複数の遊技図柄を変動させてから停止させることで1回のゲームを行うものであって、複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、この利益状態を発生させるか否か抽選する抽選手段とを備えたスロットマシンにおいて、前記利益状態は、第1利益状態と、この第1利益状態よりも有利な第2利益状態とを含み、第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第2利益状態を発生させるか否か抽選する利益状態抽選手段と、利益状態抽選手段が第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更する利益状態変更手段とを備えたことを特徴とするものである。 【0013】利益状態抽選手段は、第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に第2利益状態を発生させるか否か抽選するようにしてもよい。第2利益状態で継続可能な第2ゲーム数を、第1利益状態で継続可能な第1ゲーム数以上に設定してもよいし、第1ゲーム数以下に設定してもよい。また、利益状態変更手段は、第2利益状態に変更する際に、第1利益状態で消化した消化ゲーム数を、第2ゲーム数に算入するようにしてもよいし、第1利益状態を終了させて第2利益状態を新たに発生させるようにしてもよい。 【0014】第1ゲーム数と第2ゲーム数の少なくとも一方を、予め設定された異なる複数のゲーム数の中から択一的に決定するゲーム数決定手段を設けてもよい。第1利益状態が終了して第2利益状態に変更された旨を報知する報知手段を設けてもよい。この場合の報知については、ディスプレイ、ランプ、スピーカ等を用いて行うようにしてもよい。 【0015】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、遊技者が遊技媒体であるメダルを投入してから、スタートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転する3つの回転リールを順次停止させることで、1回のゲームを行うスロットマシンに、本発明を適用した場合の一例である。 【0016】図1〜図3に示すように、スロットマシン1は収容ケース2を備え、この収容ケース2の内部に、複数(例えば、21個)の遊技図柄が外周面に夫々印された3つの回転リール3〜5が収容されている。例えば、各回転リール3〜5の外周面に印される遊技図柄は、「7(赤)」、「7(白)」、「BAR」、「スイカ」、「チェリー」、「リプレイ図柄」等である。 【0017】図1、図2に示すように、収容ケース2は、遊技ホールの島構造体(図示略)に取付けられる前方開放状のケース本体6と、このケース本体6に枢支されてケース本体6の前側を開閉可能な開閉ドア7とを有する。開閉ドア7の上部には、上部ランプ10,11とディスプレイからなる演出表示部12が設けられ、中段部分に前方へ突出する中段フレーム13が設けられ、演出表示部12と中段フレーム13との間に表示パネル14が設けられている。 【0018】表示パネル14には3つの表示窓15が形成され、これら表示窓15に回転リール3〜5の前部が夫々接近対向している。回転リール3〜5が回転する表示窓15に複数の遊技図柄が変動表示され、回転リール3〜5が停止する表示窓15の上段と中段と下段に3つの遊技図柄が停止表示される。 【0019】表示パネル14の表示窓15の左側に、5つの投入枚数表示部16〜20とスタート表示部21が設けられ、表示窓15の右側に、ビッグ表示部22、レギュラー表示部23、リプレイ表示部24、ウェイト表示部25、インサート表示部26が設けられている。 【0020】表示部16〜26の前面には、文字(「3」、「2」、「1」、「2」、「3」、「START」、「BIG」、「REG」、「REPLAY」、「WAIT」、「INSERT」)が夫々印刷されている。各表示部16〜26の内側にはランプが設けられ、ランプが点灯した表示部16〜26に印された文字に関する情報が有効になる。 【0021】表示パネル14の表示窓15の下側には、貯留枚数表示部27、特別遊技表示部28、付与枚数表示部29が設けられている。貯留枚数表示部27と付与枚数表示部29は夫々2桁の数字を表示可能なLEDで構成され、特別遊技表示部28は4桁の数字等を表示可能なLEDで構成されている。 【0022】中段フレーム13の上面部側には、メダル清算ボタン30、メダル投入1ボタン31、メダル投入2ボタン32、メダル投入口33が設けられ、中段フレーム13の前面部側には、スタートレバー35、3つのストップボタン36〜38が設けられている。開閉ドア7の下部にはスピーカ40とメダル払出口41が設けられ、メダル払出口41の下側にメダル受け皿42が設けられている。 【0023】図2に示すように、ケース本体2の上半部には、主制御基板50、中央分電基板51、副制御基板52、外部集中端子板53、リールユニット54が設けられ、ケース本体2の下半部には、メダル払出装置57、電源ユニット58が設けられている。 【0024】図2、図3に示すように、リールユニット54は、回転リール3〜5と、回転リール3〜5を夫々回転させる電動モータ3a〜5aと、電動モータ3a〜5aを駆動するモータ駆動回路55と、回転リール3〜5の回転位置を夫々検出する位置検出センサ3b〜5bと、回転リール3〜5の内側に設けられた9つのバックランプ56を備えている。 【0025】さて、遊技者は精算ボタン30を操作して、貯留モードと非貯留モードの何れか一方に切換えることができ、貯留モードのときにはメダルを所定枚数(例えは、50枚)まで貯留することができ、その貯留枚数が貯留枚数表示部27に表示される。ゲームの開始にあたって、遊技者は1〜3枚のメダルをメダル投入口33から直接投入するか、メダルの貯留がある場合にはメダル投入1ボタン31又はメダル投入2ボタン32を操作して投入する。 【0026】図4に示すように、3つの表示窓15の上段同士、中段同士、下段同士を夫々水平に結ぶ3本の入賞ライン59a〜59cと、左側から右側へ3つの表示窓15の上段中段下段と、左側から右側へ3つの表示窓15の下段中段上段を夫々斜めに結ぶ2本の入賞ライン59d,59eの計5本の入賞ラインが設定されている。投入されたメダルが1枚の場合は1本の入賞ライン59aが有効化され、2枚の場合は3本の入賞ライン59a〜59cが有効化され、3枚の場合は5本全ての入賞ライン59a〜59eが有効化される。 【0027】少なくとも1枚のメダルが投入されて1本の入賞ライン59aが有効化された状態で、遊技者がスタートレバー35を操作すると、回転リール3〜5が回転を開始する。回転リール3〜5が回転しているときに、ストップボタン36〜38を操作した回転リール3〜5が停止する。回転リール3〜5の全てが回転停止したとき、表示窓15から表示されて有効化した入賞ライン上に並ぶ停止図柄の組合せ態様が有効となり、その組合せ態様が、予め設定された大当り態様、小当り態様、小役態様、リプレイ態様、外れ態様の何れかになる。 【0028】図5に示すように、有効化した入賞ライン上に、「7・7・7(赤)」又は「7・7・7(白)」が揃う組合せが大当り態様であり、「BAR・BAR・BAR」が揃う組合せが小当り態様である。「7(赤)・スイカ・スイカ」又は「7(白)・スイカ・スイカ」又は「BAR・スイカ・スイカ」が揃う組合せと回転リール3の「チェリー」が停止する組合せが小役態様であり、「リプレイ図柄・リプレイ図柄・リプレイ図柄」が揃う組合せがリプレイ態様である。それ以外は概ね外れ態様になる。 【0029】大当り態様と小当り態様が成立した場合には夫々15枚のメダルが付与され、小役態様が成立した場合、「7(赤)・スイカ・スイカ」と「7(白)・スイカ・スイカ」と「BAR・スイカ・スイカ」が揃う小役態様では10枚のメダルが付与され、回転リール3の「チェリー」が停止する小役態様では2枚のメダルが付与される。リプレイ態様が成立した場合、メダルを投入することなく今回のメダル投入枚数で次のゲームを実行可能となる。 【0030】大当り態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えてビッグボーナス〔BB〕が発生し、この〔BB〕では、図6に示すように、特別ゲームを最大で30ゲーム実行可能となり、実行された特別ゲームにおいて、停止図柄が JAC IN 態様(例えば、リプレイ態様)になった場合に、特別ゲーム以外に別途〔ボーナス〕を行うことができる。1回の〔BB〕では、この〔ボーナス〕を最大で3回実行可能になる。 【0031】1回の〔ボーナス〕では、ボーナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となり、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、特別小役態様(入賞態様であり、例えば、通常時におけるリプレイ態様である)が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化すると、この〔ボーナス〕は終了する。そして、特別ゲームを30ゲーム消化するか、又は、ボーナスを3回消化すると、この〔BB〕は終了する。 【0032】小当り態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えてレギュラーボーナス〔RB〕が発生し、この〔RB〕では、〔BB〕中における〔ボーナス〕に相当する状態となり、ボーナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となる。そして、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、又は、特別小役態様が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化すると、この〔RB〕は終了する。尚、ビッグボーナス〔BB〕やレギュラーボーナス〔RB〕中、特別遊技表示部28には、特別ゲームやボーナスゲームの回数等が表示される。 【0033】小役態様や特別小役態様等の入賞態様が成立すると、その入賞態様に応じた枚数のメダルが付与されるが、そのメダル付与枚数は付与枚数表示部29に表示される。貯留モードのとき、付与されるメダルは累積的に貯留され、その貯留枚数が所定枚数(50枚)に達すると、払出装置57によりメダル受け皿42に払出される。非貯留モードのときに付与されるメダルは全て払出装置57によりメダル受け皿42に払出される。尚、貯留モードから非貯留モードに切換える際、貯留されているメダルも払出装置57によりメダル受け皿42に払出される。 【0034】さて、このスロットマシン1は、ビッグボーナス〔BB〕やレギュラーボーナス〔RB〕以外に、複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生可能に構成されており、その利益状態は、第1利益状態と、この第1利益状態よりも有利な第2利益状態とを含んでいる。 【0035】この実施形態において、第1利益状態と第2利益状態では、共に、小役態様を成立させ易くするために、回転リール3〜5の停止タイミング等を報知してアシストするゲームを実行可能となり、例えば、第1利益状態で継続可能な第1ゲーム数が10ゲームに設定され、第2利益状態で継続可能な第2ゲーム数が30ゲームに設定されている。このように、第2利益状態で継続可能な第2ゲーム数(30)を第1利益状態で継続可能な第1ゲーム数(10)以上に設定してあり、これにより、第2利益状態は第1利益状態よりも有利となる。 【0036】第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に、第2利益状態を発生させるか否かの内部抽選が行われ、この内部抽選で当選すると、継続中の第1利益状態が終了して第2利益状態に変更され、その際、第1利益状態で消化した消化ゲーム数が第2ゲーム数に算入される。例えば、第1利益状態で継続可能な10ゲームの内の4ゲームが消化されて第2利益状態に変更された場合、第2利益状態では継続可能な30ゲームの内の4ゲームが既に消化された状態になり、5ゲーム目からの残り26ゲームが継続可能となる。 【0037】スロットマシン1の制御系について図3の機能ブロック図を参照して説明する。尚、主制御基板50と副制御基板52は別基板に構成されて、複数の信号線を介して直接的に或いは間接的に接続されている。そして、これら制御基板50,52に、夫々、CPUとROMとRAM等を含むマイクロコンピュータが設けられ、このマイクロコンピュータ及びそのROMに格納された制御プログラム等により、以下説明する機能が達成される。 【0038】主制御基板50には、メダル投入1ボタン30に付随の投入1SW30a、メダル投入2ボタン31に付随の投入2SW31a、メダル投入口33に付随の投入口SW33a、スタートレバー35に付随のスタートSW35a、3つのストップボタン36〜38に夫々付随の3つのストップSW36a〜38a、払出装置57、貯留枚数表示部27、特別遊技表示部28、付与枚数表示部29、モータ駆動回路55、位置検出センサ3b〜5b等が接続されている。 【0039】この主制御基板50上には、メダル枚数計数手段60、遊技開始判定手段61、抽選手段62、フラグ設定手段63、リール制御手段64、停止図柄判定手段65、メダル付与手段66、貯留枚数記憶手段67、表示制御手段68等が構成されている。 【0040】メダル枚数計数手段60は、投入1SW30aや投入2SW31aや投入口SW33aからのスイッチ信号に基づいて、投入されたメダルの枚数を計数する。尚、4枚以上のメダルは投入されないようになっている。遊技開始判定手段61は、スタートスイッチ35aからのスイッチ信号に基づいて、メダル枚数計数手段60で計数されたメダル枚数が1〜3枚の場合に遊技開始の判定を行う。 【0041】抽選手段62は、遊技開始判定手段61からの遊技の開始判定を受けてた場合に乱数抽選を行い、図5に示す7種類の態様に夫々対応する7種類の役(大当り役、小当り役、4種類の小役、外れ役)等の何れかを決定する。この抽選確率については、スロットマシン1を設置した遊技ホール側が設定する「設定値」(1〜6の何れか)と、遊技開始時の「メダル投入枚数」(1〜3枚の何れか)とによって異なる確率になる。 【0042】フラグ設定手段63は、抽選手段62で決定された役に対応するフラグを記憶部に設定し、特に、大当り役が当選した場合にBBフラグを設定し、小当り役が当選した場合にRBフラグを設定する。これらのフラグは、対応する態様(大当り態様、小当り態様)が発生又は終了するまで記憶保持される。 【0043】リール制御手段64は、遊技開始判定手段61からの遊技の開始判定を受けて、モータ駆動回路55を制御して回転リール3〜5の回転を開始させ、ストップスイッチ36a〜38aからのスイッチ信号に基づいて操作されたストップボタン36〜38の回転リール3〜5の回転を停止させる。このとき、フラグ設定手段63で設定されたフラグに基づいて回転リール3〜5の停止制御を行い、遊技者の停止操作が適当であれば、設定されたフラグに対応する態様となるように、第1〜第3回転リール3〜5の回転を停止させることができる。 【0044】停止図柄判定手段65は、全ての回転リール3〜5が停止したときに、有効化した入賞ライン上に並ぶ停止図柄の組合せ態様の種類(大当り態様、小当り態様、4種類の小役態様、リプレイ態様、ハズレ態様の何れか)を判定する。メダル付与手段66は、停止図柄判定手段65からの判定結果を受けて、遊技図柄の変動後の停止図柄の組合せ態様が大当り態様又は小当り態様又は小役態様等の入賞態様になった場合、その入賞態様に応じた枚数のメダル(図5参照)を遊技者に付与する。 【0045】その際、貯留モードのとき、貯留枚数が所定枚数(50枚)未満の場合、付与するメダルを累積的に貯留して、その貯留枚数を貯留枚数記憶手段67に記憶し、その貯留枚数が所定枚数(50枚)に達すると、付与するメダルを払出装置57により払出させ、また、非貯留モードのときには、付与する全てのメダルを払出装置57により払出させる。尚、表示制御手段68は、貯留枚数表示部27、特別遊技表示部28、付与枚数表示部29を制御して、前述の表示を行わせる。 【0046】一方、副制御基板52上には、演出表示部12を制御するつ表示制御手段70と、上部ランプ10,11と9つのバックランプ56(バックランプ群56)を制御するランプ制御手段71と、スピーカ40を制御する音声制御手段72とが構成されると共に、本願特有の抽選手段74(利益状態抽選手段)と利益状態発生手段73と利益状態変更手段75等が構成されている。 【0047】利益状態発生手段73は、複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生させるものであり、抽選手段74は、この利益状態を発生させるか否か抽選するものである。前記利益状態は、前述のように、第1利益状態と、この第1利益状態よりも有利な第2利益状とを含んでいる。つまり、抽選手段74で第1利益状態や第2利益状態を発生させると抽選された場合、その抽選結果を受けて、利益状態発生手段73が第1利益状態や第2利益状態を発生させる。 【0048】尚、抽選手段74による抽選については、各ゲーム毎に行うようにしてもよいが、所定条件の充足(例えば、主制御基板50の抽選手段62で外れ役が抽選された場合や、ビッグボーナス後の所定ゲーム数消化する迄、等の所定の遊技状態となった場合)を条件に行うようにしてもよい。また、その抽選確率についても、遊技状態に応じて異ならせてもよい。 【0049】利益状態発生手段73は、第1利益状態と第2利益状態において、フラグ設定手段63により設定された小役に対応する小役態様(「7(赤)・スイカ・スイカ」又は「7(白)・スイカ・スイカ」又は「BAR・スイカ・スイカ」)を成立させ易くアシストするために、演出表示部12に回転リール3〜5の停止操作内容等を表示させるように、その演出表示部12を制御する表示制御手段70に対して制御指示を行う。 【0050】この第1,第2利益状態で行う停止操作内容等の一例を図7に示す。即ち、「7(赤)・スイカ・スイカ」を示す小役フラグが設定されている場合には、(a)に示すように、演出表示部12に「7(赤)」を表示させる。これを見て、遊技者は回転リール3の「7(赤)」を表示窓15に停止表示させるように、回転リール3を停止させる(つまり、目押しする)。そこで、「7(赤)」が表示されると、回転リール4,5を適当に停止させて、「7(赤)・スイカ・スイカ」の小役態様を成立させることができる。 【0051】また、「7(白)・スイカ・スイカ」を示す小役フラグが設定されている場合には、(b)に示すように、演出表示部12に「7(白)」を表示させ、「BAR・スイカ・スイカ」を示す小役フラグが設定されている場合には、(c)に示すように、演出表示部12に「BAR」を表示させる。遊技者は上記同等に回転リール3〜5を停止させて、「7(白)・スイカ・スイカ」、「BAR・スイカ・スイカ」を成立させることができる。尚、上記3つの小役フラグが設定されていない場合には、(d)に示すように、演出表示部12への表示は行われない。 【0052】さて、図8に示すように、本実施形態では、第1利益状態が発生すると、その第1利益状態で第1ゲーム数(10ゲーム)のゲームを行うことができ、その第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎(各ゲームの開始毎)に、抽選手段74により、第2利益状態を発生させるか否かの抽選が行われる。 【0053】利益状態変更手段75は、第1利益状態の継続中に抽選手段74が第2利益状態を発生させると抽選した場合、この抽選結果を受けて、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更する。尚、第1利益状態の継続中以外でも、抽選手段74が第2利益状態を発生させると抽選した場合、利益状態発生手段73が第2利益状態を発生させるように構成してもよい。 【0054】第2利益状態が発生すると、その第2利益状態で第2ゲーム数(30ゲーム)のゲームを行うことができるが、利益状態変更手段75が、第1利益状態から第2利益状態に変更した場合には、第1利益状態で消化した消化ゲーム数を第2ゲーム数(30ゲーム)に算入するようにしてあり、例えば、第1利益状態での消化ゲーム数が4ゲームの場合、その4ゲームが第2ゲーム数に算入されて、第2利益状態では5ゲーム目から残り26ゲームを継続することが可能になる。 【0055】以上、このスロットマシン1によれば、ビッグボーナス〔BB〕やレギュラーボーナス〔RB〕以外の利益状態を発生可能に構成してあり、その利益状態は、第1利益状態と、第1利益状態よりも有利な第2利益状態とを含んでいる。そして、第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第2利益状態を発生させるか否か抽選し、第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更する。 【0056】つまり、第1利益状態が発生した時点では、第2利益状態が発生するとは決まっておらず、第1利益状態から第2利益状態への変更は、第1利益状態の継続中に行う抽選により決定するようにした。しかも、その抽選を第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に行うようにしたので、抽選回数を多くすることができ、第1利益状態が継続している間、遊技者に期待を持たせることとができる等、結局、遊技性を高めることが可能となる。 【0057】また、第1利益状態が継続していない場合でも、抽選手段74が第2利益状態を発生させると抽選した場合、利益状態発生手段73が第2利益状態を発生させるようにした場合には、第1,第2利益状態に関して、第1利益状態だけが発生するパターンと、第2利益状態だけが発生するパターンと、先ず第1利益状態が発生してその継続中に第2利益状態へ変更されるパターン、の3つのパターンがあり、そういう意味でも、遊技性を高めることが可能となる。 【0058】次に、変更形態について説明する。但し、前記実施形態と基本的に同じものには同一符号を付して説明する。 1〕第1利益状態や第2利益状態を発生させるか否か抽選する抽選手段74を主制御基板50又はその他の基板上に別途構成してもよい。また、この抽選手段74により、第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第2利益状態を発生させるか否か抽選するのではなく、このような抽選を行う利益状態変更抽選手段を別途設けてもよい。この場合、この利益状態変更抽選手段を主制御基板50やその他の基板上に構成してもよい。 【0059】2〕前記抽選手段74(利益状態変更抽選手段)は、第1利益状態の継続中に第2利益状態を発生させるか否か抽選するように構成すればよく、第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に抽選する必要性はない。例えば、第1利益状態の残り3ゲーム(8ゲーム、9ゲーム、10ゲーム)だけで抽選を行う等、予め設定されたゲームで抽選するようにしてもよい。また、各ゲーム毎に抽選は行うものの、予め設定されたゲームでその抽選が有効になるようにしてもよい。第2利益状態を発生させるか否かの抽選を、第1利益状態の継続中及び継続中以外の両方で行うようにした場合、第1利益状態の継続中に行う抽選確率を、継続中以外に行う抽選確率よりも高確率にするように設定してもよい。 【0060】3〕利益状態変更手段75は、第2利益状態に変更する際に、第1利益状態で消化した消化ゲーム数を第2ゲーム数に算入しないようにしてもよい。即ち、利益状態変更手段75は、第2利益状態に変更する際に、第1利益状態を終了させて第2利益状態を新たに発生させるようにしてもよい。例えば、図9に示すように、第1利益状態での消化ゲーム数が4ゲームの場合、その4ゲームが第2ゲーム数に算入されず、第2利益状態では1ゲーム目から30ゲーム全てを継続することが可能になる。 【0061】こうした場合、特に、各ゲーム毎に抽選を行う場合、第1利益状態の継続中に行う各ゲーム毎に第2利益状態を発生させるか否か抽選するように構成することで面白みがでる。即ち、第2利益状態に変更される際、第1利益状態で消化した消化ゲーム数によって、第1利益状態と第2利益状態で継続されるゲーム総数が異なることとなる。第1利益状態で消化する消化ゲーム数が多い程、第1利益状態と第2利益状態で継続されるゲーム総数が多くなる。このように遊技性を高めることが可能となる。 【0062】4〕第1利益状態が終了して第2利益状態に変更された旨を報知する報知手段を設けてもよい。例えば、この報知手段を、演出表示部12と表示制御手段70で構成し、図10に示すように、演出表示部12に「利益状態昇格!」等を表示して、第2利益状態に変更された旨を報知するようにしてもよい。その他、特定のランプを点灯させたり、特定の音をスピーカから鳴らしたりして、第2利益状態に変更された旨を報知するようにしてもよい。このような報知については、第2利益状態に変更された時に行うようにすることが好ましいが、その変更後、第2利益状態の継続中に行うよにうしてもよい。尚、第1利益状態や第2利益状態で消化した消化ゲーム数等を報知するようにしてもよい。 【0063】6〕図11に示すように、利益状態発生手段73に、第1ゲーム数と第2ゲーム数を、夫々予め設定された異なる複数のゲーム数の中から択一的に決定するゲーム数決定手段76を設けてもよい。例えば、図12(a)に示すように、第1ゲーム数として、5ゲームと10ゲームと15ゲームが設定されており、この中から択一的に決定され、図12(b)に示すように、第2ゲーム数として、20ゲームと30ゲームと100ゲームが設定されており、この中から択一的に決定される。このようなゲーム数の決定は、単に乱数抽選の結果に基づいて行うようにしてもよいし、遊技状態に応じて決定するようにしてもよい。尚、ゲーム数決定手段76は、第1ゲーム数と第2ゲーム数の一方だけを決定し、他方については予め設定されたゲーム数を採用するようにしてもよい。 【0064】7〕第1利益状態と第2利益状態において、前記実施形態以外の種々の種類や組合せを適用可能である。適用可能な利益状態の一例として、図13に示す利益状態A〜利益状態Fの6種類の利益状態を示す。利益状態Aは、メインの実施形態において第1利益状態と第2利益状態の両方に適用した利益状態である。 【0065】利益状態Bは、各ゲームにおいて、リプレイ態様が成立する確率を大幅に向上させると共に、内部抽選にて大当り役や小当り役が当選したか否かの抽選を行う状態である。この場合、この利益状態の継続中に当選した大当り役や小当り役の回数をストックし、この利益状態終了後に、ストックした回数分〔BB〕や〔RB〕を発生させるようにしてもよい。 【0066】利益状態Cは、利益状態Aと利益状態Bを組合せた状態である。利益状態Dは、所定の態様(例えば、大当り態様や小当り態様)以外の態様については、例えは内部抽選に関係なく、適当なリール操作により成立可能にする状態である。この場合、この利益状態中にも、内部抽選にて大当り役や小当り役が当選したか否かの抽選を行うようにし、更に、大当り役や小当り役が当選した場合には、この利益状態を終了させるようにしてもよい。 【0067】利益状態Eは、当り態様が成立すると、スーパービッグボーナスとなり、特別ゲーム中に小役態様を成立させ易くする状態である。この場合、利益状態Aのようにして報知しアシストするようにしてもよい。利益状態Fは、内部抽選により大当り役や小当り役が当選する確率、つまり大当り態様や小当り態様が成立する確率を高めた状態である。 【0068】この利益状態A〜利益状態Fの内の、1つの利益状態を第1利益状態と第2利益状態として適用してもよいし、異なる2つの利益状態の一方を第1利益状態として適用し他方を第2利益状態として適用してもよい。但し、第1,第2利益状態の夫々で継続可能なゲーム数も考慮して、第2利益状態が第1利益状態よりも有利であるものとする。例えば、図14に示すように、第1利益状態として利益状態Aを適用して第2利益状態として利益状態Cを適用するパターンや、第1利益状態として利益状態Bを適用して第2利益状態として利益状態Cを適用するパターンが有効である。 【0069】8〕第1利益状態で継続可能な第1ゲーム数や、第2利益状態で継続可能な第2ゲーム数については、種々設定可能であり、第2ゲーム数を第1ゲーム数未満に設定することも可能である。但し、この場合、第1利益状態で行うゲーム内容と第2利益状態で行うゲーム内容とを異ならせて、第1利益状態よりも第2利益状態の方を有利にすることになる。 9〕尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態以外の種々の変更を付加して実施することが可能であり、また、上記のスロットマシン以外の種々のスロットマシンに、本発明を適用することができる。 【0070】 【発明の効果】 本願のスロットマシンによれば、第1利益状態が発生した場合、その第1利益状態の継続中に第2利益状態を発生させるか否か抽選する利益状態変更抽選手段と、利益状態変更抽選手段が第2利益状態を発生させると抽選した場合に、継続中の第1利益状態を終了して第2利益状態に変更する利益状態変更手段とを設けたので、遊技性を大幅に高めることが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391010943 【氏名又は名称】株式会社藤商事 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区内本町一丁目1番4号
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| 【出願日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089004 【弁理士】 【氏名又は名称】岡村 俊雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−169894(P2003−169894A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−374716(P2001−374716) |
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