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【発明の名称】 電飾表示体及びその製造方法
【発明者】 【氏名】酒井 良
【住所又は居所】東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 コナミ株式会社内

【要約】 【課題】本発明の課題は、細かいデザインにも対応可能であり、電飾の効果が充分に発揮できるとともに、退色が防止される電飾表示体及びその製造方法を提供することにある。

【解決手段】本発明に関わる電飾表示体3は、図柄3zを構成する図柄層b1、b2、b3、b4と、図柄層b1、b2、b3、b4の光源4側に形成され、図柄3zの下地色を構成する下地層b5と、下地層b5の光源4側に形成され、図柄3zを構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層b6とを具え、電飾表示に際して光源4からの光が色付き透明層b6を透過することによって変色し図柄3zの退色が防止されることを特徴としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 図柄を構成する図柄層と、前記図柄層の光源側に形成され、前記図柄の下地色を構成する下地層と、前記下地層の前記光源側に形成され、前記図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とを具え、電飾表示に際して前記光源からの光が前記色付き透明層を透過することによって変色し前記図柄の退色が防止されることを特徴とする電飾表示体。
【請求項2】 光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体であって、前記光透過材には、図柄を構成する図柄層と、前記図柄層に対して前記光源側に下地色が構成される下地層と、前記下地層に対して前記光源側に前記図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とが形成されることを特徴とする電飾表示体。
【請求項3】 前記色付き透明層は、前記図柄内の前記退色が発生する色の領域に形成されることを特徴とする請求項2に記載の電飾表示体。
【請求項4】 前記図柄層は、分解色の印刷によって形成され、前記色付き透明層は、前記退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域に印刷されることを特徴とする請求項2に記載の電飾表示体。
【請求項5】 光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体であって、前記光透過材には、図柄を構成する図柄層と、前記図柄層に対して前記光源側に下地色が構成される下地層と、前記下地層に対して前記光源側に前記図柄を構成する色のうち退色が発生する色の分解色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とが形成されることを特徴とする電飾表示体。
【請求項6】 前記図柄層は、分解色の印刷によって形成され、前記色付き透明層は、前記退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域に印刷されることを特徴とする請求項5に記載の電飾表示体。
【請求項7】 光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体の製造方法であって、前記光透過材に、図柄を構成する図柄層を形成する図柄層形成工程と、前記図柄層に対して前記光源側に下地色が構成される下地層を形成する工程と、前記下地層に対して前記光源側に前記図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を形成する色付き透明層形成工程とを含むことを特徴とする電飾表示体の製造方法。
【請求項8】 前記色付き透明層形成工程は、前記図柄内の退色が発生する色の領域に前記色付き透明層が形成されることを特徴とする請求項7に記載の電飾表示体の製造方法。
【請求項9】 請求項7に記載の電飾表示体の製造方法であって、前記図柄層形成工程における前記図柄層は、分解色の印刷により形成され、前記色付き透明層形成工程は、前記退色が発生する色の分解色の印刷用の版と同一の版を用いて前記退色が発生する色を有する透明インキを用いて前記色付き透明層が印刷されることを特徴とする電飾表示体の製造方法。
【請求項10】 光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体の製造方法であって、前記光透過材に、図柄を構成する図柄層を形成する図柄層形成工程と、前記図柄層に対して前記光源側に下地色が構成される下地層を形成する工程と、前記下地層に対して前記光源側に前記図柄を構成する色のうち退色が発生する色の分解色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を形成する色付き透明層形成工程とを含むことを特徴とする電飾表示体の製造方法。
【請求項11】 請求項10に記載の電飾表示体の製造方法であって、前記図柄層形成工程における前記図柄層は、分解色の印刷により形成され、前記色付き透明層形成工程は、前記退色が発生する色の分解色の印刷用の版と同一の版を用いて前記分解色を有する透明インキを用いて前記色付き透明層が印刷されることを特徴とする電飾表示体の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄を表示側の反対側から光で照射して電飾表示する電飾表示体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図7に示すゲーム機100において、遊技者に提供されるゲーム演出のための電飾表示は、電飾表示部101に配設される電飾表示パネル102 (図8(a)参照)を裏側、すなわちゲーム機100内部から光で照射して印刷された図柄102zを遊技者に対して表示している。
【0003】電飾表示パネル102は、CMYK(cyan:青緑色、magenta:深紅色、yellow:黄色、black:黒色)を用いて4色分解での印刷が行われ、図8(b)に示すように、透明なアクリル板102pの裏面に印刷第1層b101〜印刷第5層b105に印刷が行われ図柄102zが描画されている。
【0004】例えば、透明なアクリル板102pの裏面における印刷第1層b101にblack (以下、ブラックと称す)のインキを用いてシルクスクリーン印刷(以下、シルク印刷と称す)が行われ、印刷第2層b102にはmagenta(以下、マゼンタと称す)のインキを用いてシルク印刷が行われ、印刷第3層b103にはyellow (以下、イエローと称す)のインキを用いてシルク印刷が行われ、印刷第4層b104にはcyan(以下、シアンと称す)のインキを用いてシルク印刷が行われて印刷第1層b101〜印刷第4層b104を以って図柄が描画されており、印刷第5層b105には図柄の下地色のwhite(以下、ホワイトと称す)としてホワイトのインキを用いてシルク印刷が行われている。
【0005】ここで、上記4色分解のシルク印刷に使用されるインキはもともと透明度が高いため、電飾表示パネル102の裏後方(電飾表示の反対側)から光で照射されると光のために図柄102zの色の明度が上昇し過ぎてしまい、彩度が低下し色自体が薄くなり、色相によっては電飾によって色の後退が発生する。
【0006】特に、青色と赤色の退色が甚だしく、図8(a)に示すように、E1部の青色は他領域であるE2部の青色より退色している。
【0007】また、赤色は照射される光により色が薄くなり、オレンジ色に遊技者に視認されたり、退色が甚だしい場合は茶色に視認されることもある。
【0008】上述の電飾用に描画される図柄102zの退色を防止するため、印刷第1層b101〜印刷第4層b104の4色分解のシルク印刷に使用されるインキの濃度を上昇させるという対策が講じられている。
【0009】また、その他の対策としては、印刷第5層b105に行われるシルク印刷の白色のインキの濃度を上げたり、或いは、印刷第5層b105における白色のインキの印刷の2度刷りを行い、光の透過を抑えるという対策が採られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く、電飾における退色を防止するため4色分解のシルク印刷に供されるインキの濃度を上げた場合、インキの粘性が上昇して細かいデザインの印刷作業が困難になってしまう。
【0011】また、退色を防止するため、印刷第5層b105のシルク印刷における白色のインキの濃度を上げたり、または、白色のインキの印刷の2度刷りを行う方法は、光の透過が抑えれ退色が防止されるものの、肝心の電飾の効果が阻害されてしまう。
【0012】本発明は上記実状に鑑み、細かいデザインにも対応可能であり、電飾の効果が充分に発揮できるとともに、退色が防止される電飾表示体及びその製造方法の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わる電飾表示体は、図柄を構成する図柄層と、図柄層の光源側に形成され、図柄の下地色を構成する下地層と、下地層の光源側に形成され、図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とを具え、電飾表示に際して光源からの光が色付き透明層を透過することによって変色し図柄の退色が防止されることを特徴としている。
【0014】本発明の請求項2に関わる電飾表示体は、光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体であって、光透過材には、図柄を構成する図柄層と、図柄層に対して光源側に下地色が構成される下地層と、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とが形成されることを特徴としている。
【0015】本発明の請求項3に関わる電飾表示体は、請求項2に記載の電飾表示体において、色付き透明層は、図柄内の退色が発生する色の領域に形成されることを特徴としている。
【0016】本発明の請求項4に関わる電飾表示体は、請求項2に記載の電飾表示体において、図柄層は、分解色の印刷によって形成され、色付き透明層は、退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域に印刷されることを特徴としている。
【0017】本発明の請求項5に関わる電飾表示体は、光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体であって、光透過材には、図柄を構成する図柄層と、図柄層に対して光源側に下地色が構成される下地層と、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色の分解色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とが形成されることを特徴としている。
【0018】本発明の請求項6に関わる電飾表示体は、請求項5に記載の電飾表示体において、図柄層は、分解色の印刷によって形成され、色付き透明層は、退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域に印刷されることを特徴としている。
【0019】本発明の請求項7に関わる電飾表示体の製造方法は、光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体の製造方法であって、光透過材に、図柄を構成する図柄層を形成する図柄層形成工程と、図柄層に対して光源側に下地色が構成される下地層を形成する工程と、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を形成する色付き透明層形成工程とを含むことを特徴としている。
【0020】本発明の請求項8に関わる電飾表示体の製造方法は、請求項7に記載の電飾表示体の製造方法において、色付き透明層形成工程は、図柄内の退色が発生する色の領域に色付き透明層が形成されることを特徴としている。
【0021】本発明の請求項9に関わる電飾表示体の製造方法は、請求項7に記載の電飾表示体の製造方法において、図柄層形成工程における図柄層は、分解色の印刷により形成され、色付き透明層形成工程は、退色が発生する色の分解色の印刷用の版と同一の版を用いて退色が発生する色を有する透明インキを用いて色付き透明層が印刷されることを特徴としている。
【0022】本発明の請求項10に関わる電飾表示体の製造方法は、光源からの光に照射されて図柄が電飾表示される、光透過材に図柄が描画された電飾表示体の製造方法であって、光透過材に、図柄を構成する図柄層を形成する図柄層形成工程と、図柄層に対して光源側に下地色が構成される下地層を形成する工程と、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色の分解色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を形成する色付き透明層形成工程とを含むことを特徴としている。
【0023】本発明の請求項11に関わる電飾表示体の製造方法は、請求項10に記載の電飾表示体の製造方法において、図柄層形成工程における図柄層は、分解色の印刷により形成され、色付き透明層形成工程は、退色が発生する色の分解色の印刷用の版と同一の版を用いて分解色を有する透明インキを用いて色付き透明層が印刷されることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0025】図1に示すように、ゲーム機1の電飾表示部2に配設される本発明を適用した電飾表示パネル(電飾表示体)3は、電飾表示部2の縦断面図である図2に示すように、図柄3z(図3(a)参照)が描画された電飾表示パネル3が裏後方、すなわち電飾表示の反対側から蛍光灯(光源)4により照射されている。
【0026】電飾表示パネル3は、図3(b)に示すように、裏面に4色分解の印刷により図柄3zの描画が行われており、裏面上に施されるブラックのインキのシルク印刷印刷による印刷に第1層(図柄層)b1、マゼンタのインキのシルク印刷による印刷第2層(図柄層)b2、イエローのインキのシルク印刷による印刷第3層(図柄層)b3、およびシアンのインキのシルク印刷による印刷第4層(図柄層)b4によって図柄3zが描画されている。
【0027】さらに、下地色としてのホワイトのインキのシルク印刷によって印刷第5層(下地層)b5が印刷されている。
【0028】さらに、描画された図柄において、退色が著しい色に対し退色が著しい色の分解色の版を使用して退色が著しい色の特色の透明インキを用いたシルク印刷が行われ印刷第6層(色付き透明層)b6が形成されている。
【0029】したがって、上記特色の透明インキを用いたシルク印刷がなされた箇所において蛍光灯4の光が印刷第6層b6を透過し退色が著しい色に変色し、変色した蛍光灯4の光によって電飾表示パネル3裏面に印刷された図柄3zの退色が著しい色が照射され、図柄3zにおける退色が防止される。
【0030】以下、ゲーム機1における電飾表示部2の電飾表示パネル3の構成について詳細に説明する。
【0031】上記ゲーム機1は、遊技者に対してゲーム演出のための電飾表示として下部に配設された電飾表示部2の前面に電飾表示パネル3が筐体5に嵌合され設置されている。
【0032】電飾表示部2は、図2に示すように、図柄3z(図3 (a)参照)が裏面に描画された電飾表示パネル3が裏後方(電飾表示の反対側)からゲーム機1内の蛍光灯4により照射されている。
【0033】電飾表示パネル3は、図3(b)に示すように、透明アクリル板(光透過材)3pが用いられ、その裏面に図柄3zがCMYK(cyan(シアン):青緑色、magenta(マゼンタ):深紅色、yellow(イエロー):黄色、black(ブラック):黒色)を用いての4色分解、すなわち、シアンまたはマゼンタまたはイエローまたはブラックの4色のうちからの何れかの色を選択し混色して所望の色を造り出す方法によって印刷されている。
【0034】具体的には、透明アクリル板3pの裏面表面から、印刷第1層b1としてブラックのインキの版を用いてシルク印刷が行われ、印刷第2層b2としてマゼンタのインキの版を用いてシルク印刷が行われ、印刷第3層b3としてイエローのインキの版を用いてシルク印刷が行われ、印刷第4層b4としてシアンのインキの版を用いてシルク印刷が行われ4色分解の印刷によって図柄3zの描画が行われており、印刷第5層b5に図柄3zの下地色としてホワイトのインクを用いて一帯にシルク印刷されている。
【0035】ここで、図柄3zに使用される各色は、必ずしも4色を混色して色相を造り出すわけではないので、図柄3zにおける領域は必ずしも印刷第1層(図柄層)b1、印刷第2層(図柄層)b2、印刷第3層(図柄層)b3、印刷第4層(図柄層)b4の4層構造を有しているわけではない。
【0036】例えば、図柄3zの一部にレッドの色を描画する場合、図4(a)、図3(b)に示すように、レッドの部分の印刷は、印刷第2層b2にマゼンタ100%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第3層b3にイエロー100%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とシアンの印刷第4層b4の印刷は行われない。
【0037】また、図柄3zの一部にオレンジの色を描画する場合、図4(b)、図3(b)に示すように、オレンジの部分の印刷は、印刷第2層b2にマゼンタ50%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第3層b3にイエロー100%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とシアンの印刷第4層b4の印刷は行われない。
【0038】また、図柄3zの一部にイエローの色を描画する場合、図4(c)、図3(b)に示すように、イエローの部分の印刷は、印刷第3層b3にイエロー100%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とマゼンダの印刷第2層b2とシアンの印刷第4層b4の印刷は行われない。
【0039】また、図柄3zの一部にグリーンの色を描画する場合、図4(d)、図3(b)に示すように、グリーンの部分の印刷は、印刷第3層b3にイエロー100%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第4層b4にシアン100%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とマゼンダの印刷第2層b2の印刷は行われない。
【0040】また、図柄3zの一部にイエローグリーン(黄緑)の色を描画する場合、図4(e)、図3(b)に示すように、イエローグリーンの部分の印刷は、印刷第3層b3にイエロー100%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第4層b4にシアン50%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とマゼンダの印刷第2層b2との印刷は行われない。
【0041】また、図柄3zの一部にブルーの色を描画する場合、図4(f)、図3(b)に示すように、ブルーの部分の印刷は、印刷第2層b2にマゼンタ50%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第4層b4にシアン100%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とイエローの印刷第3層b3の印刷は行われない。
【0042】また、図柄3zの一部にダークブルーの色を描画する場合、図4(g)、図3(b)に示すように、ダークブルーの部分の印刷は、印刷第2層b2にマゼンタ100%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第4層b4にシアン100%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とイエローの印刷第3層b3の印刷は行われない。
【0043】また、図柄3zの一部にパープルの色を描画する場合、図4(h)、図3(b)に示すように、パープルの部分の印刷は、印刷第2層b2にマゼンタ100%のインキのシルク印刷が行われ、印刷第4層b4にシアン50%のインキのシルク印刷が行われるが、ブラックの印刷第1層b1とイエローの印刷第3層b3の印刷は行われない。
【0044】ここで、上記の色のパーセンテージはインクが通過する絹布の目の多さによって調整されている。
【0045】そして、上記4色分解の印刷層第1層b1〜印刷層第4層b4に重畳して下地色として印刷第5層b5にホワイトのインクを用いて一帯にシルク印刷が行われ、さらに、印刷第6層b6に、電飾表示の際に図柄3zにおいて退色が著しい色の特色のインキを用いて退色が著しい色の分解色の版、すなわち分解色ブラックの印刷第1層b1の版または分解色マゼンタの印刷第2層b2の版または分解色イエローの印刷第3層b3の版または分解色シアンの印刷第4層b4の版を使用してシルク印刷が行われている。
【0046】ここで、上記分解色の版は、上記退色が著しい色にのみ使用されている分解色の版がある場合はその分解色の版を使用するが、他の図柄3zの箇所でも使用している分解色の版しかない場合は、図柄3z全体の影響を考慮して退色が著しい色のどの分解色の版を使用するか決定することになる。
【0047】例えば、電飾表示パネル3が裏後方から蛍光灯4の光により照射され、図柄3zにおける図4(a)に示すレッドの色が退色した場合、レッドの特色のインキを用いて、図柄3z全体への影響を考慮に入れ印刷第6層b6にマゼンタの版である印刷第2層b2の版またはイエローの版である印刷第3層b3の版を使用してシルク印刷が行われる。
【0048】なお、上記レッドの色でのみ使用しており他の図柄3zの領域で使用してない分解色の版がある場合はその版を使用する。
【0049】ここで、印刷第6層b6に、図柄3z全体への影響を考慮に入れ、例えば、マゼンタの印刷第2層b2に使用された版を用いてレッドの特色の透明インキによるシルク印刷が行われた場合、印刷第2層b2にマゼンタのインキの版のシルク印刷が行われた箇所にのみ、印刷第6層b6にレッドの特色の透明インキによる印刷が行われることになり、印刷第2層b2のマゼンタのインキの版のシルク印刷が行われなかった箇所には印刷第6層b6にレッドの特色の透明インキによる印刷が行われることはない。
【0050】そのため、電飾表示に際して、印刷第6層b6にレッドの特色の透明インキによる印刷が行われた箇所を透過した蛍光灯4の光がレッドの色に変色して当該退色発生箇所を照射し退色が防止され、一方、印刷第6層b6にレッドの特色の透明インキによる印刷が行われなかった箇所を透過する蛍光灯4の光は変色することはなくその他の領域の電飾表示に影響はない。
【0051】なお、図4(b)のオレンジ、図4(f)のブルー、図4(g)のダークブルー、および図4(h)のパープルは、印刷第2層b2のマゼンタのインキの版のシルク印刷が行われているので、印刷第6層b6にレッドの特色の透明インキによる印刷が行われるが、電飾表示に際してレッドの色が補強されるものの図柄3z全体への影響を考慮に入れて印刷第6層b6の印刷が行われるため、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0052】或いは、例えば、電飾表示パネル3が蛍光灯4の光により裏後方から照射され、図柄3zにおける図4(b)に示すオレンジの色が退色した場合、オレンジの特色の透明インキを用いて、図柄3z全体への影響を考慮に入れ印刷第6層b6にマゼンタの版である印刷第2層b2の版またはイエローの版である印刷第3層b3の版を使用してシルク印刷が行われる。
【0053】なお、上記オレンジの色でのみ使用しており他の図柄3zの領域で使用してない分解色の版がある場合はその版を使用する。
【0054】ここで、印刷第6層b6に、図柄3z全体への影響を考慮に入れ、例えば、マゼンタの印刷第2層b2に使用された版を用いてオレンジの特色の透明インキによるシルク印刷が行われた場合、印刷第2層b2にマゼンタのインキの版のシルク印刷が行われた箇所にのみ、印刷第6層b6にオレンジの特色の透明インキによる印刷が行われることになり、印刷第2層b2のマゼンタのインキの版のシルク印刷が行われなかった箇所には印刷第6層b6にオレンジの特色の透明インキによる印刷が行われることはない。
【0055】そのため、電飾表示に際して、印刷第6層b6にオレンジの特色の透明インキによる印刷が行われた箇所を透過した蛍光灯4の光がオレンジの色に変色して当該退色発生箇所を照射し退色が防止され、一方、印刷第6層b6にオレンジの特色の透明インキによる印刷が行われなかった箇所を透過する蛍光灯4の光は変色することはなくその他の領域の電飾表示に影響はない。
【0056】なお、図4(a)のレッド、図4(f)のブルー、図4(g)のダークブルー、および図4(h)のパープルは、印刷第2層b2のマゼンタのインキの版のシルク印刷が行われているので、印刷第6層b6にオレンジの特色の透明インキによる印刷が行われるが、電飾表示に際してオレンジの色が補強されるものの図柄3z全体への影響を考慮に入れて印刷第6層b6の印刷が行われるため、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0057】或いは、例えば、電飾表示パネル3が蛍光灯4の光により裏後方から照射され、図柄3zにおける図4(c)で示すイエローの色が退色した場合、図柄3z全体への影響を考慮に入れイエローの特色の透明インキを用いて、印刷第6層b6にイエローの版である印刷第3層b3の版を使用してシルク印刷が行われる。
【0058】この場合、印刷第3層b3にイエローのインキの版のシルク印刷が行われた箇所にのみ、印刷第6層b6にイエローの特色の透明インキによる印刷が行われることになり、印刷第3層b3のイエローのインキの版のシルク印刷が行われなかった箇所には印刷第6層b6にイエローの特色の透明インキによる印刷が行われることはない。
【0059】そのため、電飾表示に際して、印刷第6層b6にイエローの特色の透明インキによる印刷が行われた箇所を透過した蛍光灯4の光がイエローの色に変色して当該退色発生箇所を照射し退色が防止され、一方、印刷第6層b6にイエローの特色の透明インキによる印刷が行われなかった箇所を透過する蛍光灯4の光は変色することはなくその他の領域の電飾表示に影響はない。
【0060】なお、図4(a)のレッド、図4(b)のオレンジ、図4(d)のグリーン、および図4(e)のイエローグリーンは、印刷第3層b3のイエローのインキの版のシルク印刷が行われているので、印刷第6層b6にイエローの特色の透明インキによる印刷が行われるが、電飾表示に際してイエローの色が補強されるものの図柄3z全体への影響を考慮に入れて印刷第6層b6の印刷が行われるため、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0061】或いは、例えば、電飾表示パネル3が蛍光灯4の光により裏後方から照射され、図柄3zにおける図4(d)で示すグリーンの色が退色した場合、グリーンの特色の透明インキを用いて、図柄3z全体への影響を考慮に入れ印刷第6層b6にイエローの版である印刷第3層b3の版またはシアンの版である印刷第4層b4の版を使用してシルク印刷が行われる。
【0062】なお、上記グリーンの色でのみ使用しており他の図柄3zの領域で使用してない分解色の版がある場合はその版を使用する。
【0063】ここで、印刷第6層b6に、図柄3z全体への影響を考慮に入れ、例えば、シアンの印刷第4層b4に使用された版を用いてグリーンの特色の透明インキによるシルク印刷が行われた場合、印刷第4層b4にシアンのインキの版のシルク印刷が行われた箇所にのみ、印刷第6層b6にグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われることになり、印刷第4層b4のシアンのインキの版のシルク印刷が行われなかった箇所には印刷第6層b6にグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われることはない。
【0064】そのため、電飾表示に際して、印刷第6層b6にグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われた箇所を透過した蛍光灯4の光がグリーンの色に変色して当該退色発生箇所を照射し退色が防止され、一方、印刷第6層b6にグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われなかった箇所を透過する蛍光灯4の光は変色することはなくその他の領域の電飾表示に影響はない。
【0065】なお、図4(e)のイエローグリーン、図4(f)のブルー、図4(g)のダークブルー、および図4(h)のパープルは、印刷第4層b4のシアンのインキの版のシルク印刷が行われているので、印刷第6層b6にグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われるが、電飾表示に際してグリーンの色が補強されるものの図柄3z全体への影響を考慮に入れて印刷第6層b6の印刷が行われるため、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0066】或いは、例えば、電飾表示パネル3が蛍光灯4の光により裏後方から照射され、図柄3zの図4(e)で示すイエローグリーンの色が退色した場合、図柄3z全体への影響を考慮に入れ、印刷第6層b6にイエローの版である印刷第3層b3の版を用いてイエローの透明インキによるシルク印刷、またはシアンの版である印刷第4層b4の版を用いてシアンの透明インキによるシルク印刷が行われる。
【0067】なお、上記イエローグリーンの色でのみ使用しており他の図柄3zの領域で使用してない分解色の版がある場合はその版を使用する。
【0068】ここで、印刷第6層b6に、図柄3z全体への影響を考慮に入れ、例えば、イエローの印刷第3層b3に使用された版を用いたイエローグリーンの特色の透明インキによるシルク印刷が行われた場合、印刷第3層b3にイエローのインキの版のシルク印刷が行われた箇所にのみ、印刷第6層b6にイエローグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われることになり、印刷第3層b3のイエローのインキの版のシルク印刷が行われなかった箇所には印刷第6層b6にイエローグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われることはない。
【0069】そのため、電飾表示に際して、印刷第6層b6にイエローグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われた箇所を透過した蛍光灯4の光がイエローグリーンの色に変色して当該退色発生箇所を照射し退色が防止され、一方、印刷第6層b6にイエローグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われなかった箇所を透過する蛍光灯4の光は変色することはなくその他の領域の電飾表示に影響はない。
【0070】なお、図4(a)のレッド、図4(b)のオレンジ、図4(c)のイエロー、および図4(d)のグリーンは、印刷第3層b3のイエローのインキの版のシルク印刷が行われているので、印刷第6層b6にイエローグリーンの特色の透明インキによる印刷が行われるが、電飾表示に際して色が補強されるものの図柄3z全体への影響を考慮に入れて印刷第6層b6の印刷が行われるため、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0071】以下、電飾表示パネル3が蛍光灯4の光により裏後方から照射され、図4(f)に示すブルーの色が退色した場合、または図4(g)に示すダークブルーの色が退色した場合、または図4(h)に示すパープルの色が退色した場合においても、上述した図4(a)〜図4(e)の場合と同様な方法により印刷第6層b6に選択した色の特色の透明インキを用いて選択した色の分解色の版を使用して印刷が行われ、選択した色の分解色の版の印刷が行われた図柄3zの箇所にのみ選択した色の特色の透明インキによる印刷が施され電飾表示の際の退色が防止され、選択した色の分解色以外の分解色の版の印刷が行われた図柄3zの箇所には選択した色の特色の透明インキによる印刷が施されることはなくその他の領域の電飾表示に影響はない。
【0072】ところで、2色以上の色が退色した場合、上述した印刷第6層b6の印刷方法と同様な印刷方法を用いて印刷第6層b6の透明インキの色以外の退色した色の特色の透明インキを用いて該退色した色の分解色の版を使用して、印刷第6層b6に加え、印刷第7層(色付き透明層)、印刷第8層(色付き透明層)、印刷第9層(色付き透明層)に印刷を施すことも可能である。
【0073】例えば、図4(a)のレッドと図4(f)のブルーとが退色した場合、印刷第6層b6に印刷第3層b3のイエローのインキの版を用いてレッドの特色の透明インキによるシルク印刷を行い、印刷第7層に印刷第4層b4のシアンのインキの版を用いてブルーの特色の透明インキによるシルク印刷を行う等々…。
【0074】なお、上述の例では、印刷第6層b6に、電飾表示の際に図柄3zにおいて退色が著しい色の特色の透明インキを用いて退色が著しい色の分解色の版を使用してシルク印刷が行われたが、退色が著しい色の領域にのみシルク印刷が行われる分解色の版が無い場合には別途、退色が著しい色の領域にのみシルク印刷が行われる版を製造して、退色が著しい色の領域にのみシルクを行ってもよい。
【0075】また、印刷第6層b6に印刷した退色の色以外に図柄3zにおいて退色が発生する色が有る場合には、印刷第6層b6以外に印刷第7層、印刷第8層、印刷第9層、…を形成して、退色が著しい色の領域にのみシルク印刷が行われる版をそれぞれ製造して、退色が著しい色の特色の透明インキを用いて退色が著しい色の領域にのみそれぞれシルク印刷を行ってもよいことは言うまでもない。
【0076】次に、4色分解の印刷の工程について説明する。
【0077】まず、デザイナーが電飾表示パネル3のための図柄3zの原画をパソコン等を用いて描画して、原画のデータを印刷会社に渡して原画に沿った電飾表示パネル3の製作を依頼する。
【0078】印刷会社は、デザイナーの指示や原画のデータから、電飾表示パネル3の図柄3zのうちCMYKのそれぞれの4色分解のインキを用いて印刷する箇所と特色のインキを用いて印刷する箇所とを把握する。
【0079】なお、図柄3zにおける特色のインキを用いて印刷する工程の説明は省略する。
【0080】以下、図5(a)を参照のこと。
【0081】まず、4色分解の色の一つであるブラックのインキに対応した図柄3zの部分、すなわちブラックを分解色として有する部分を絹布に転写し、ブラックのインキに対応する版を製作し、印刷不要部はインキを通さない材料で覆う。(工程1-1)また、4色分解の色の一つであるマゼンタのインキに対応した図柄3zの部分、すなわちマゼンタを分解色として有する部分を絹布に転写し、マゼンタのインキに対応する版を製作し、印刷不要部はインキを通さない材料で覆う。(工程1-2)また、4色分解の色の一つであるイエローのインキに対応した図柄3zの部分、すなわちイエローを分解色として有する部分を絹布に転写し、イエローのインキに対応する版を製作し、印刷不要部はインキを通さない材料で覆う。(工程1-3)また、4色分解の色の一つであるシアンのインキに対応した図柄3zの部分、すなわちシアンを分解色として有する部分を絹布に転写し、シアンのインキに対応する版を製作し、印刷不要部はインキを通さない材料で覆う。(工程1-4)そして、図柄3zの下地色のホワイトのインキに対応した版を製作する。(工程1-5)続いて、電飾表示パネル3の原板として透明アクリル板3pを準備する。
【0082】以下、図5 (b)、図3(b)を参照のこと。
【0083】そして、透明アクリル板3pの裏面に、ブラックのインキの版を載置しスキージでブラックのインキを図柄部分の絹目から押し出しシルク印刷を行い印刷第1層b1を形成する。(工程2-1)続いて、マゼンタのインキの版を載置しスキージでマゼンタのインキを図柄部分の絹目から押し出しシルク印刷を行い印刷第2層b2を形成し(工程2-2)、続いて、イエローのインキの版を載置しスキージでイエローのインキを図柄部分の絹目から押し出しシルク印刷を行い印刷第3層b3を形成し(工程2-3)、続いて、シアンのインキの版を載置しスキージでシアンのインキを図柄部分の絹目から押し出しシルク印刷を行い印刷第4層b4を形成する。(工程2-4)そして、下地色としてホワイトのインキの版を載置しスキージでホワイトのインキを絹目から押し出しシルク印刷を行い印刷第5層b5を形成し、図柄3zの下地であるホワイトを印刷する。(工程2-5)最後に、図柄3zの退色を防止するために退色が著しい色の特色の透明インキを用いて退色しい色の分解色の版、例えば、ブラックのインキの版またはマゼンタのインキの版またはイエローのインキの版またはシアンのインキの版を載置しスキージでインキを図柄部分の絹目から押し出しシルク印刷を行い印刷第6層b6を形成する。
【0084】なお、上述したように、退色が著しい色にのみ使用されている分解色の版がある場合はその分解色の版を使用するが、他の図柄3zの箇所でも使用している分解色の版しかない場合は、図柄3z全体の影響を考慮して退色が著しい色のどの分解色の版を使用するか決定する。
【0085】(工程2-6)さらに、前述したように、印刷第6層b6に重畳して印刷第7層、印刷第8層、印刷第9層として、図柄3zの退色を防止するため、印刷第6層b6の透明インキの色以外の退色した色の特色の透明インキを用いて該退色した色の分解色の版を載置しスキージでインキを図柄部分の絹目から押し出しシルク印刷を行ってもよい。
【0086】なお、上記実施例では、図3(b)に示すように、透明アクリル板3pの裏面、すなわち蛍光灯4側の面に印刷第1層b1としてブラックのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第2層b2としてマゼンタのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第3層b3としてイエローのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第4層b4としてシアンのインキの版を用いてシルク印刷、および印刷第5層b5に図柄3zの下地色としてホワイトのインクを用いて一帯にシルク印刷を行い、印刷第6層b6に電飾表示の際に図柄3zにおいて退色が著しい色の特色の透明インキによるシルク印刷を行ったが、図6(a)に示す電飾表示パネル(電飾表示体)23のように、透明アクリル板(光透過材)23p1裏面、すなわちゲーム機1内側の反電飾表示側の面に印刷第1層(図柄層)b21としてブラックのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第2層(図柄層)b22としてマゼンタのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第3層(図柄層)b23としてイエローのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第4層(図柄層)b24としてシアンのインキの版を用いてシルク印刷、印刷第5層(下地層)b25に下地色としてホワイトのインクを用いて一帯にシルク印刷、および印刷第6層(色付き透明層)b26に電飾表示の際に図柄において退色が著しい色の分解色を有する透明インキによるシルク印刷を行い、これら印刷層を透明アクリル板23p2を用いて透明アクリル板23p1との間で挟入するように構成してもよい。
【0087】なお、上記例では、透明アクリル板23p1裏面に印刷第1層b21、印刷第2層b22、印刷第3層b23、印刷第4層b24、印刷第5層b25、および印刷第6層b26を印刷したが、透明アクリル板(光透過材)23p1裏面に印刷第1層b21、印刷第2層b22、印刷第3層b23、印刷第4層b24を印刷し、透明アクリル板(光透過材)23p2表面に印刷第6層b26、印刷第5層b25を印刷することも可能で、透明アクリル板23p1と透明アクリル板23p2とに対する印刷は適宜、任意に選択可能である。
【0088】或いは、図6(b)に示す電飾表示パネル(電飾表示体)33のように透明アクリル板(光透過材)33pの厚さが薄い場合に、透明アクリル板33p表面、すなわちゲーム機1外側の電飾表示側の面にブラックの印刷第4層(図柄層)b34、イエローの印刷第3層(図柄層)b33、マゼンタの印刷第2層(図柄層)b32、シアンの印刷第1層(図柄層)b31のシルク印刷を行い、透明アクリル板33pの裏面、すなわちゲーム機1内側の反電飾表示側の面に下地色としてホワイトの印刷第5層(下地層)b35、退色が著しい色の特色の透明インキの印刷第6層(色付き透明層)b36のシルク印刷を行ってもよい。
【0089】上記電飾表示パネル33における透明アクリル板33p表面、すなわち電飾表示側の面の印刷工程は、透明アクリル板33p表面から印刷第4層b34の印刷、印刷第3層b33の印刷、印刷第2層b32の印刷、印刷第1層b31の印刷の順番で行われ、一方、透明アクリル板33p裏面すなわちゲーム機1内側の反電飾表示側の面の印刷工程は、印刷第5層b35、印刷第6層b36の順番で行われる。
【0090】なお、電飾表示パネル33における透明アクリル板33p表面または裏面に印刷する印刷層は、上記構成に拘らず、適宜、任意に印刷可能であることは言うまでもない。
【0091】なお、電飾表示パネル33の電飾表示側であるゲーム機外側の外面の印刷第1層b31〜印刷第4層b34を保護するため、印刷第1層b31表面を透明なコーティング材でコーティングする等、電飾表示パネル33の電飾表示側外面を光透過性の材料で覆って保護する構成も可能である。
【0092】また、上述した如く、印刷第1層〜印刷第6層は、必ずしも隣接して形成する必要はなく、電飾表示パネルにおいて電飾表示側から図柄を構成する印刷第1層〜印刷第4層、印刷第5層、印刷第6層の順に印刷されていればよい。
【0093】また、上述した実施例では、4色分解のシルク印刷工程の例として、ブラック、マゼンダ、イエロー、シアンの印刷順を例示したが必ずしもこの順番に限定されることはなく、ブラック以外のマゼンダ、イエロー、シアンはデザインに応じて印刷する順番が変更されることは言うまでもない。
【0094】上記構成によれば、電飾表示パネルにおいて、下地色であるホワイトの印刷第5層の裏面側に、図柄の退色が発生する色の特色の透明インキにより、退色が発生する色の分解色の版を用いてシルク印刷が施されるので、図柄の前記分解色の版を用いてシルク印刷が施される箇所において蛍光灯の光が退色が発生する色の特色の透明インキの印刷層を透過して該透明インキの色に変色して該分解色の版を用いてシルク印刷が施される箇所を照射し、退色が発生する色がその色を有する蛍光灯の光によって照射され退色が防止される。
【0095】ここで、退色が発生する色の分解色の版を用いてシルク印刷が施されるため、退色が発生する色の分解色の版でシルク印刷が施されない図柄の箇所には上記特色の透明インキによりシルク印刷が施されないため蛍光灯の光は変色せず電飾表示に際して影響はない。
【0096】なお、図柄の退色が発生する色以外で上記分解色で構成される色は、図柄全体への影響を考慮に入れて上記特色の透明インキでシルク印刷が施されるため、電飾表示に際して色が補強されるものの、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0097】また、本構成によれば図柄を印刷する際に使用される版が用いられるので、図柄のデザインの細かさに影響を受けることはない。
【0098】なお、退色が発生する色の領域にのみシルク印刷が行われる分解色の版が無い場合には、新たに退色が発生する色の領域にのみシルク印刷が行われる版を製造して、退色が発生する色の特色の透明インキを用いて退色が発生する色の領域にのみシルク印刷を行ってもよい。
【0099】また、上記透明インキの透明度を調整するによって光の透過度を調節することが可能で、4色分解の印刷による図柄を美しく見せることができる。
【0100】さらに、色付きの透明インキが用いられる印刷のため電飾表示パネルの光の透過率が著しく低下することはなく電飾の効果が阻害されることはない。
【0101】また、上記実施例では、印刷第6層に退色が発生する色の特色の透明インキで該当する分解色の版を用いてシルク印刷を行ったが、分解色の版を用いることなく印刷第6層として図柄全面に一帯に特色の透明インキを用いたシルク印刷を行っても、退色の低減効果が得られる。
【0102】なお、図柄において退色が発生する色は実際的にはレッド、ブルー等に限られており、図柄全面に一帯に退色が発生する色の特色の透明インキを用いたシルク印刷を行っても、透明インキであるため影響は比較的軽微で、退色が発生する色以外のその他の色に特に目立つ変色が視認されないように調整することができる。
【0103】また、上記実施例では、印刷第6層に退色が発生する色の特色の透明インキで退色が発生する色の分解色の版を用いてシルク印刷を行ったが、特色の透明インキではなく退色が発生する色の分解色を有する透明インキを用いて印刷第6層として図柄全面にシルク印刷を行っても、退色の低減効果が得られる。
【0104】なお、図柄において退色が発生する色は実際的にはレッド、ブルー等に限られており、図柄全面に一帯に退色が発生する色の分解色を有する透明インキを用いたシルク印刷を行っても、透明インキであるため影響は比較的軽微で退色が発生する色以外のその他の色に特に目立った変色が視認されないように調整することができる。
【0105】或いは、同様に、図柄の退色が発生する箇所を、退色が発生する色の分解色を有する透明インキを用いて印刷第6層としてシルク印刷を行うと、退色が発生する箇所にのみ退色が発生する色の分解色に変色した蛍光灯4の光が照射され退色の低減効果が得られ、他の領域に影響することはない。
【0106】なお、退色が発生する色の領域にのみシルク印刷が行われる分解色の版が無い場合には、新たに退色が発生する色の領域にのみシルク印刷が行われる版を製造して、退色が発生する色の分解色の透明インキを用いて退色が発生する色の領域にのみシルク印刷を行うこともできる。
【0107】また、上記退色の発生する色の分解色のシルク印刷を行う際に用いた版を用いてシルク印刷を行うと、既製造の版を用いることができるので容易な印刷作業でシルク印刷を行うことができる。
【0108】この場合、図柄の退色が発生する色以外で上記分解色で構成される色の領域にもシルク印刷が施されることになるが、図柄全体への影響を考慮に入れて分解色の透明インキでシルク印刷が施されるため、電飾表示に際して色が補強されるものの、その変化が顕著に視認されることは殆どない。
【0109】また、上記実施例では、透明アクリル板に分解色の印刷法を用いて印刷第1層〜印刷第4層に図柄を印刷したが、特色のインキを用いて電飾用の図柄をシルク印刷して、さらに光源側、すなわち蛍光灯側にホワイト等の下地色をシルク印刷して、さらに光源側に電飾の際に退色する色の特色の透明インキを用いて図柄全面に一帯にシルク印刷を行っても、退色の低減効果が得られる。
【0110】なお、図柄において退色が発生する色は実際的にはレッド、ブルー等に限られており、図柄全面に一帯に退色が発生する色を有する透明インキを用いたシルク印刷を行っても、透明インキであるため影響は比較的軽微で退色が発生する色以外のその他の色に特に目立つ変色がないように調整することができる。
【0111】なお、退色する特色と同色を有する透明インキを用いるシルク印刷は、透明アクリル板において該退色する特色のシルク印刷が行われた箇所にのみシルク印刷を行うと、電飾表示において退色発生箇所を照射する蛍光灯の光が退色する色に変色し当該箇所の退色が防止される、一方、他の領域を照射する蛍光灯の光は変色することはなく他の領域の電飾表示に影響はない。
【0112】また、この場合、退色が発生する特色と同色の透明インキを用いるシルク印刷を行うに際して、上記退色の発生する特色のシルク印刷を行う際に用いた版を用いてシルク印刷を行うと、既製造の版を用いることができるので容易な印刷作業で退色発生箇所に限定したシルク印刷を行うことができる。
【0113】上述した本構成により、電飾として頻繁に使用されるものの退色が著しいレッド、ブルーの電飾表示に際しての退色の防止が可能となり、電飾表示におけるレッド、ブルーの多用化が実現される。
【0114】また、上述の実施例では、光透過材として透明アクリル板を例示したが、樹脂製の透明フィルム等、光を透過する材料であれば透明アクリル板に限定されないことは当然である。
【0115】なお、上記実施例では、4色分解による印刷を例示して説明したが、3色分解等、それ以外の印刷方法においても本願発明を有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0116】また、電飾表示体の製造方法として印刷を例示して説明したが、例えば、ベース材上に赤い光に反応する反応層、緑色の光に反応する反応層、黄色の光に反応する反応層等を形成し、該ベース材を透射して露光した部分を発色させて定着させる方法、或いは、人手による描画等、印刷以外の製造方法においても本願発明が適用可能であることは言うまでもない。
【0117】したがって、細かいデザインにも対応可能であり、電飾の効果が充分に発揮できるとともに、退色が防止される電飾表示体及びその製造方法が得られる。
【0118】また、上述の実施例では、ゲーム機の電飾表示パネルを例示しているが、ゲーム機以外の電子機器、輸送用機器、各種機械、建物内外、および市街地等における電飾表示等、ゲーム機以外の電飾表示においても本願発明を有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0119】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明の請求項1に関わる電飾表示体は、下地層の光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を具えるので、光源からの光が色付き透明層を透過して該色付き透明層が有する色に変色し、図柄が変色した光によって照射され電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0120】本発明の請求項2に関わる電飾表示体は、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層が形成されるので、照射される光が色付き透明層を透過して該色付き透明層が有する色に変色し、図柄が退色が発生する色に変色した光によって照射され、電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0121】本発明の請求項3に関わる電飾表示体は、色付き透明層が、図柄内の退色が発生する色の領域に形成されるので、照射する光が退色が発生する色の領域でのみ色付き透明層を透過し退色が発生する色に変色し、該変色した光が図柄内の退色が発生する色の領域を照射し退色が防止される。
【0122】一方、図柄のそれ以外の領域は、電飾表示に際して、照射する光が色付き透明印刷層を透過することはなく変色せず影響を受けることはない。
【0123】本発明の請求項4に関わる電飾表示体は、図柄層は、分解色の印刷によって形成され、色付き透明層は、退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域に印刷されるので、照射される光が色付き透明層を透過して該色付き透明層が有する色に変色し、該変色した光によって退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域が照射され、電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0124】本発明の請求項5に関わる電飾表示体は、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色の分解色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層とが形成されるので、照射される光が色付き透明層を透過して色付き透明層が有する分解色に変色し、図柄が退色が発生する色の分解色に変色した光によって照射され、電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0125】本発明の請求項6に関わる電飾表示体は、図柄層は、分解色の印刷によって形成され、色付き透明層は、退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域に印刷されるので、照射される光が色付き透明層を透過して該色付き透明層が有する色に変色し、該変色した光によって退色が発生する色の分解色の版を用いて印刷される領域が照射され、電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0126】本発明の請求項7に関わる電飾表示体の製造方法は、色付き透明層形成工程において、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を形成するので、照射される光が色付き透明層を透過して該色付き透明層が有する色に変色し、図柄が退色が発生する色に変色した光によって照射され、電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0127】本発明の請求項8に関わる電飾表示体の製造方法は、色付き透明層形成工程において、図柄内の退色が発生する色の領域に色付き透明層が形成されるので、照射する光が退色が発生する色の領域でのみ色付き透明層を透過し退色が発生する色に変色し、該変色した光が図柄内の退色が発生する色の領域を照射し退色が防止される。
【0128】一方、図柄のそれ以外の領域は、電飾表示に際して、照射する光が色付き透明印刷層を透過することはなく変色せず影響を受けることはない。
【0129】本発明の請求項9に関わる電飾表示体の製造方法は、色付き透明層形成工程において、退色が発生する色の分解色の印刷用の版と同一の版を用いて退色が発生する色を有する透明インキを用いて色付き透明層が印刷されるので、色付き透明層の印刷作業が容易である。
【0130】本発明の請求項10に関わる電飾表示体の製造方法は、色付き透明層形成工程において、下地層に対して光源側に図柄を構成する色のうち退色が発生する色の分解色を有する透明である少なくとも一つの色付き透明層を形成するので、照射される光が色付き透明層を透過して色付き透明層が有する分解色に変色し、図柄が退色が発生する色の分解色に変色した光によって照射され、電飾表示の際の図柄の退色が防止される。
【0131】本発明の請求項11に関わる電飾表示体の製造方法は、色付き透明層形成工程において、退色が発生する色の分解色の印刷用の版と同一の版を用いて分解色を有する透明インキを用いて色付き透明層が印刷されるので、色付き透明層の印刷作業が容易である。
【出願人】 【識別番号】000105637
【氏名又は名称】コナミ株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内2丁目4番1号
【出願日】 平成13年12月5日(2001.12.5)
【代理人】 【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久 (外1名)
【公開番号】 特開2003−169883(P2003−169883A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−371543(P2001−371543)