トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 回転盤装置の回転盤定位置停止装置
【発明者】 【氏名】田口勝雄
【住所又は居所】東京都渋谷千駄ヶ谷1−8−10 外苑アビタシオン204 有限会社レオ・デザイン内

【要約】 【課題】回転盤の表面に表示した区画域を指標が確実に示す装置を提供する。

【解決手段】基盤に立設した支軸に、回転方向に区画した適宜数の区画域3,…を表面に表示した回転盤4を回転自在に組付け、回転盤4の回転が動摩擦力によって停止したとき基盤に設けた指標5によって特定の区画域3を示すようにしてある。また、回転盤4に設けた組付筒8に前記支軸を嵌挿するようにして基盤と回転盤4を互いに組付ける。組付筒8の外周面には、区画域3の各境界に対応して位置する突縁11を外周方向に沿わせて並設する。そして、突縁11の回転軌跡上に位置する係合突部を中間部に備えたばね片を前記回転軌跡の接線に沿わせて基盤に設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基盤に立設した支軸に、回転方向に区画した適宜数の区画域を表面に表示した回転盤を回転自在に組付け、該回転盤の回転が動摩擦力によって停止したとき前記基盤に設けた指標によって特定の前記区画域を示すようにした回転盤装置において、前記回転盤に設けた組付筒に前記支軸を嵌挿するようにして前記基盤と回転盤を互いに組付け、前記組付筒の外周面に前記区画域の各境界に対応して位置する突縁を外周方向に沿わせて並設し、該突縁の回転軌跡上に位置する係合突部を中間部に備えたばね片を、前記回転軌跡の接線に沿わせて前記基盤に設けた、回転盤定位置停止装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転盤装置の回転盤定位置停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基盤に立設した支軸に、回転方向に区画した適宜数の区画域を表面に表示した回転盤を回転自在に組付け、該回転盤の回転が動摩擦力によって停止したとき前記基盤に設けた指標によって特定の前記区画域を示すようにした回転盤装置は、具体例を挙げるまでもなく、ルーレットまがいの遊戯用器具に用いられている。例えば、回転盤の表面に表示した各区画域に、数字を表示して回転盤を回転させて、指標で示される、数字中の特定の数字を的中させるゲームに用いられる遊戯用器具に適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の回転盤装置は、回転盤の回転を動摩擦力によって停止させて指標によって回転盤表面に表示した特定の区画域を示すようにしたものであるが、回転盤の停止時に指標が特定の区画域を示すとは限らず、区画域の境界部を示し、甲の区画域か乙の区画域か判別できない場合がある。殊に、当該装置を分別能力の乏しい児童用の遊戯具に適用したときは不都合が生じる。
【0004】本発明は、従来の回転盤装置を改良し、指標が回転盤の表面に表示した区画域を特定的に確実に示す装置を提供することを目的として創案したのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】基盤に立設した支軸に、回転方向に区画した適宜数の区画域を表面に表示した回転盤を回転自在に組付け、該回転盤の回転が動摩擦力によって停止したとき前記基盤に設けた指標によって特定の前記区画域を示すようにした回転盤装置において、前記回転盤に設けた組付筒に前記支軸を嵌挿するようにして前記基盤と回転盤を互いに組付け、前記組付筒の外周面に前記区画域の各境界に対応して位置する突縁を外周方向に沿わせて並設し、該突縁の回転軌跡上に位置する係合突部を中間部に備えたばね片を、前記回転軌跡の接線に沿わせて前記基盤に設けた構成としたものである。
【0006】
【実施例】図面は本発明に係る回転盤装置の回転盤定位置停止装置の一実施例を示し、図1は平面図、図2は縦断面図、図3は図2のx−x線断面図である。
【0007】実施例は、本発明に係る装置を、ルーレットまがいの児童用遊戯具Aに適用したもので、遊戯具Aは、基盤1に立設した支軸2に、回転方向に区画した区画域3,…を表面に表示した回転盤4を回転自在に組付け、該回転盤4を回転させて動摩擦力によって停止したとき、前記基盤1に設けた指標5が前記区画域3,…中の特定のものを示し、当該区画域3に表示した数字aを的中させて遊ぶようにしたものである。
【0008】前記基盤1は、皿状の基盤主体1Aに、円形窓孔1´を設けてリング状とした蓋枠1Bを重ね合わせてねじ16で互いに止着して構成したもので、この基盤1の前記円形窓孔1´の中央には、前記基盤本体1Aに立設するようにして前記支軸2を立設してある。
【0009】支軸2は蓋枠1Bに設けた前記円形窓孔1´を通じて上端部2aを基盤1より突出させて配し、該上端部2aを円錐状にしてその頂点において前記回転盤4を回転自在に支持したものである。すなわち、回転盤4は支軸2の円錐状の先端(上端)部の頂点で受支されることにより支軸2との関係では摩擦抵抗が可及的に低減されるからその回転が円滑に行われる。
【0010】また、回転盤4は、円板状の主体6の中央をほぼ円錐台形状に上方に脚出させて摘み部7を設け、該摘み部7の上部片7aの下面に円筒状の組付筒8を設け、前記円板状主体6の外周端を前記基盤1の蓋枠1Bの内周端の直下に位置させる一方、組付筒8に前記支軸2を嵌挿するようにして基盤1に回転自在に組付けたものである。
【0011】回転盤4と基盤1との組付け操作は、基盤1の本体1Aに回転盤4を組合わせた後、前記本体1Aに蓋枠1Bを組付ける順によって行われることはいうまでもない。
【0012】回転盤4(円板状主体6)の表面には、図1で示すように、該表面を回転方向に区画して適宜数の数字aを付した区画域9,…を回転盤4の半径方向に沿う境界線10を施して表示し、この境界線10で区画された区画域9を示す前記指標5を、基盤1(蓋枠1B)の回転盤4を取り囲む位置(円形窓孔1´の周端部)に設けてある。
【0013】なお、指標5や境界線10或いは数字aは、印刷手段や当該指標5等の構成片の貼着手段等形成手段は適宜選択すれば良く、区画域3は境界線10を省略して互いに色変えして施す手段もあり、色変えで区画域3を表示したときは、色変えの境界が境界線10に代ることになる。
【0014】前記組付筒8は、内径を前記支軸2の外径とほぼ一致させ、これら素材を合成樹脂で構成してあることにより組付筒8すなわち回転盤4は支軸2に受支され、かつ、支軸2を中心に円滑に回転し、この回転は摘み部7を指先で摘んで回転盤4に回転力を負荷することによって実行され、摘み部7に設けた突状7bは、指先が滑りにくくしてこの操作を円滑に行うためである。
【0015】また、組付筒8は、回転盤4の前記区画域3,3間の境界を示す前記境界線10に対応させ、かつ、該境界線10の延長上に位置するようにして突縁11,…をその外周方向に沿わせて並設し、互いに対応させた境界線10と突縁11とが半径方向に同一直線上に位置するようにしてある(例えば、図3において便宜上10Aで表わした境界線と11Aで表わした突縁11のように)。
【0016】そして、組付筒8に設けたこの突縁11,…の成す円形の回転軌跡の接線に沿わせてばね片12を前記基盤1(基盤本体A)内に収設してある。
【0017】ばね片12は基盤1や回転盤4と同様に合成樹脂を素材とし、基盤本体1Aに立設した第一乃至第三の支持片13A,13B,13Cに両端部を、前記組付筒8の半径方向に弾性変形するように支持させ、その中間部には組付筒8に設けた前記突縁11,11間に係合し、かつ、突縁11と該突縁11の回転移動方向に重なり合う係合突部14を設けたものである。
【0018】なお、実施例で突縁11を図3で示すように横断面三角形状にしてあるのは、該突縁11と係合突部14が接触して組付筒8の半径方向に重ならずに、突縁11,11間に係合突部14を必ず位置させるためで、実施例の形状に限定する必要はない。
【0019】また、この突縁11は実施例では、組付筒8の軸線方向の全域に設けてあるが、これは製作上のためであって、ばね片12に設けた前記係合突部14の高さ位置と一致する位置にあれば良く、実施例でいえば、組付筒8の下端部に設けてあれば良い。因みに、実施例では、組付筒8の下端部を省略して該省略部位に前記突縁11を配してあるが、この省略部(切欠)15の存在は、突縁11に対する係合突部14の接触によりばね片12が弾性変形して、係合突部14の再びの突縁11,11間の係合に際し、係合突部14が組付筒8に前記ばね片12の弾性付勢により衝接することを避けるためで省略部15は省略しても良い。
【0020】前記第一支持片13Aは、ばね片12の弾性変形による長手方向の移動を規制するためでばね片12の端縁に隣接させて配置し、第二支持片13Bはばね片12の弾性変形を一方の片面側において受けるようにして該ばね片12を支持し、第三支持片13Cはばね片12の弾性変形を他の一方の片面側において受けるように該ばね片12を支持したものであるが、要は、ばね片12はその中間部に備えた係合突部14を突縁11の回動軌跡上に位置させ、突縁11が係合突部14に回転盤4の回転力によって接触したとき弾性変形して係合突部14を前記回転軌跡上位置から後退させる位置関係に配してあれば良い。
【0021】しかして、摘み部7を摘んで指先により回転盤7を回転させると、組付筒8と支軸2との係合関係により回転盤7は与えられた外力の大きさに応じて回転し、この回転中、組付筒8の円周方向に並設した突縁11,…は順次係合突部14に接触してばね片12を弾性変形させて該係合突部14をその回転移動位置(回転軌跡上)から後退させて回動移動し、突縁11,…の係合突部14に対する接触(ばね片12の押圧力)関係(組付筒8と支軸2との摩擦抵抗も含めた動的摩擦)により回転盤7は次第に回転力を減少し、回転力が喪失した時点で、係合突部14が特定の突縁11,11間に係合し、指標5がそれに対応する区画域3(区画域3に表示した数字a)を示し、実施例の遊戯具Aは、例えば、この指標5が示す区画域3の適中率の高低の競いに用いられるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、回転盤の表面に表示した区画域を指標が確実に示すことのできる装置を提供できる。
【出願人】 【識別番号】501472124
【氏名又は名称】株式会社ドンキーボックス
【住所又は居所】東京都荒川区町屋三丁目2番1号 ライオンズプラザ119
【識別番号】592062699
【氏名又は名称】有限会社レオ・デザイン
【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ケ谷1−8−10 外苑アビタシオン204
【出願日】 平成13年12月6日(2001.12.6)
【代理人】 【識別番号】100059236
【弁理士】
【氏名又は名称】土橋 秀夫 (外1名)
【公開番号】 特開2003−169877(P2003−169877A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−372965(P2001−372965)