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【発明の名称】 遊技媒体清浄装置及び遊技島台
【発明者】 【氏名】鵜川 詔八

【氏名】鳥居 恒直

【氏名】岡田 孝一

【要約】 【課題】揺動板上に遊技媒体を長く滞留させて遊技媒体を十分に清浄した後に揺動板から流出させることが出来る遊技媒体清浄装置及び遊技媒体清浄装置を備える遊技島台を提供すること。

【解決手段】遊技島台内に貯留される遊技媒体の表面を清浄する清浄部材と、前記遊技媒体が上面に載置される揺動板52を水平回動揺動させる揺動手段と、を備え、前記揺動手段により前記揺動板52が揺動することにより前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄される遊技媒体清浄装置50であって、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記揺動板52上に形成される遊技媒体滞留領域Zにおける略中央部に流入するように案内する遊技媒体案内路28、28’を備えるとともに、前記遊技媒体滞留領域Z内の前記遊技媒体が流出する遊技媒体流出部128が前記遊技媒体滞留領域Zの外周部に設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技機が設置される遊技島台内に設置され、該遊技島台内に貯留される遊技媒体の表面を清浄する清浄部材が上面に敷設された揺動板を揺動手段により水平方向に揺動させることにより、前記揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄されるとともに、該遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域の外周部に設けられる遊技媒体流出部から流出するように構成される遊技媒体清浄装置であって、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記遊技媒体清浄領域内における略中央部に流入するように案内する遊技媒体案内路を備えることを特徴とする遊技媒体清浄装置。
【請求項2】 遊技機が設置される遊技島台であって、該遊技島台内に貯留される遊技媒体の表面を清浄する清浄部材が上面に敷設された揺動板を揺動手段により水平方向に揺動させることにより、前記揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄されるとともに、該遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域の外周部に設けられる遊技媒体流出部から流出するように構成されている遊技媒体清浄装置と、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記遊技媒体清浄領域における略中央部に排出するように案内する遊技媒体案内路と、前記遊技媒体流出部から流出する前記遊技媒体を、前記遊技機に補給する遊技媒体補給路と、を少なくとも備えることを特徴とする遊技島台。
【請求項3】 前記遊技媒体案内路を複数備え、これら複数の前記遊技媒体案内路により前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域における略中央部に案内されるように構成されている請求項1または2に記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項4】 前記遊技媒体清浄領域が、平面視略円形に形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項5】 前記遊技媒体清浄領域は、前記揺動板の揺動に追従しないように設けられるガイド部材により構成されており、該ガイド部材におけるガイド辺は少なくとも、略円弧状の第1ガイド辺と、該第1ガイド辺から前記遊技媒体流出部に向けて延設される略直線状の第2ガイド辺と、から形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項6】 前記揺動手段が駆動モータからなり、該駆動モータの駆動軸には、該駆動軸に対して偏心する偏心軸部材が固着されており、該偏心軸部材に対して前記揺動板が回動自在に枢着されている請求項1〜5のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項7】 前記遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体の前記遊技媒体流出部からの流出を抑制する流出抑制手段を備える請求項1〜6のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項8】 前記遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体を前記清浄部材に向けて付勢する付勢部材を備える請求項1〜7のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項9】 前記付勢部材には、前記遊技媒体を前記付勢部材の下面側に通過させる開口部が形成されている請求項8に記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項10】 前記開口部の内周縁には、前記揺動板に向かうに従い外向きに広がるテーパ面が形成されている請求項9に記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項11】 前記付勢部材は、前記揺動板上面の少なくとも一部を開放出来るように設けられている請求項8〜10のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項12】 前記遊技媒体清浄装置は、前記揺動板上に新規な清浄部材を引き出す引出し手段を備えるとともに、前記遊技媒体の前記揺動板上からの落下を防止する落下防止部材が、前記揺動板の揺動に追従しないように設けられている請求項1〜11のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項13】 前記遊技媒体清浄装置は、新規な清浄部材を補給する補給部を備えており、前記引出し手段により前記補給部から前記揺動板上に引き出された新規な清浄部材を張設状態に保持する保持手段を備える請求項12に記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項14】 前記引出し手段が、前記清浄部材をロール状に巻取る巻取り装置であり、前記遊技媒体清浄装置は、前記補給部内に補給される前記清浄部材が交換された旨を検出する交換検出手段と、該交換検出手段による前記清浄部材の交換が検出されてからの前記巻取り装置による前記清浄部材の巻取り動作量に応じて前記巻取り装置の駆動量を制御する制御手段と、を備える請求項13に記載の遊技媒体清浄装置または遊技島台。
【請求項15】 前記付勢部材と前記遊技媒体案内路とは、枠体を介して互いに一体的に設けられており、前記枠体は、前記清浄装置の基体に対して取り外し自在に設けられている請求項8〜14のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機にて遊技を行う際に使用される遊技媒体の表面を清浄する遊技媒体清浄装置及び遊技媒体清浄装置を備える遊技島台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技媒体としてのパチンコ玉の表面を清浄する遊技媒体清浄装置として、例えば特開平10−156029号公報に開示された装置等がある。この装置は、上面に清浄部材が敷設された揺動板が水平揺動することにより、前記清浄部材上に載置されるパチンコ玉が清浄部材に摺接されて、その表面に付着された汚れやゴミ等が拭い取られるように構成されている。
【0003】上記公報に記載の清浄装置における揺動板周縁には、揺動板上からのパチンコ玉の落下を防止する壁部が立設されているとともに、その壁部の一部には、揺動板上のパチンコ玉が流出する流出部としての切欠部が形成されており、揺動板の揺動により清浄されたパチンコ玉が前記切欠部を介して流出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記清浄装置にあっては、前記切欠部に対向する側の壁部近傍に遊技媒体が流入するようになっているため、揺動板上に流入した遊技媒体は、揺動板の偏心回動による遠心作用により、そのまま前記壁部に沿うように移動して、短時間のうちに切欠部から流出してしまうことが多かった。よって、十分に清浄されないまま流出してしまい、清浄にむらが生じるといった問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技媒体を十分に清浄した後に流出させることが出来る遊技媒体清浄装置及び遊技媒体清浄装置を備える遊技島台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の遊技媒体清浄装置は、遊技機が設置される遊技島台内に設置され、該遊技島台内に貯留される遊技媒体の表面を清浄する清浄部材が上面に敷設された揺動板を揺動手段により水平方向に揺動させることにより、前記揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄されるとともに、該遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域の外周部に設けられる遊技媒体流出部から流出するように構成される遊技媒体清浄装置であって、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記遊技媒体清浄領域内における略中央部に流入するように案内する遊技媒体案内路を備えることを特徴としている。この特徴によれば、遊技媒体案内路により案内されて揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内における略中央部に流入した遊技媒体は、揺動板が水平方向に揺動することにより自転して清浄部材に摺接されながら、遊技媒体清浄領域内を渦巻くように外方に移動しながら周回した後に遊技媒体流出部から流出するため、限られた遊技媒体清浄領域内において遊技媒体が十分に清浄されることになり、遊技媒体の清浄効果が著しく高まる。
【0007】本発明の遊技島台は、遊技機が設置される遊技島台であって、該遊技島台内に貯留される遊技媒体の表面を清浄する清浄部材が上面に敷設された揺動板を揺動手段により水平方向に揺動させることにより、前記揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄されるとともに、該遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域の外周部に設けられる遊技媒体流出部から流出するように構成されている遊技媒体清浄装置と、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記遊技媒体清浄領域における略中央部に排出するように案内する遊技媒体案内路と、前記遊技媒体流出部から流出する前記遊技媒体を、前記遊技機に補給する遊技媒体補給路と、を少なくとも備えることを特徴としている。この特徴によれば、遊技媒体案内路により案内されて揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内における略中央部に排出された遊技媒体は、揺動板が水平方向に揺動することにより自転して清浄部材に摺接されながら、遊技媒体清浄領域内を渦巻くように外方に移動しながら周回した後に遊技媒体流出部から流出し、遊技媒体補給路により遊技機に補給されるため、限られた遊技媒体清浄領域内において遊技媒体が十分に清浄されることになり、遊技媒体の清浄効果が著しく高まる。
【0008】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体案内路を複数備え、これら複数の前記遊技媒体案内路により前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域における略中央部に案内されるように構成されていることが好ましい。このようにすれば、遊技島台内に貯留される遊技媒体を、複数の遊技媒体案内路により遊技媒体清浄領域における略中央部まで別々に案内出来るとともに、遊技媒体清浄領域における略中央部に対して多方向から遊技媒体を効率よく流入させることが出来るため、清浄効率を効果的に高めることが出来る。
【0009】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体清浄領域が、平面視略円形に形成されていることが好ましい。このようにすれば、遊技媒体清浄領域内における所定箇所に遊技媒体が滞留して移動しなくなることがないので、遊技媒体清浄領域内の遊技媒体を効率よく清浄することが出来る。
【0010】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体清浄領域は、前記揺動板の揺動に追従しないように設けられるガイド部材により構成されており、該ガイド部材におけるガイド辺は少なくとも、略円弧状の第1ガイド辺と、該第1ガイド辺から前記遊技媒体流出部に向けて延設される略直線状の第2ガイド辺と、から形成されていることが好ましい。このようにすれば、遊技媒体清浄領域内の遊技媒体は、第1ガイド部により案内されてスムーズに周回するようになるとともに、第1ガイド部材の近傍まで移動してきた遊技媒体は、第1ガイド部材に沿うように移動したまま第2ガイド部に案内されて遊技媒体流出部から流出するようになるため、遊技媒体清浄領域内を必要以上に周回し続けることがない。
【0011】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記揺動手段が駆動モータからなり、該駆動モータの駆動軸には、該駆動軸に対して偏心する偏心軸部材が固着されており、該偏心軸部材に対して前記揺動板が回動自在に枢着されていることが好ましい。このようにすれば、揺動板を簡単な構造で水平方向に揺動させることが出来るばかりか、揺動板を偏心回動により揺動させることで、遊技媒体が複雑に回転することになるため、遊技媒体の表面全域をまんべんなく清浄することが出来る。
【0012】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体の前記遊技媒体流出部からの流出を抑制する流出抑制手段を備えることが好ましい。このようにすれば、遊技媒体清浄領域内の遊技媒体は、流入する遊技媒体により押圧されることで遊技媒体流出部から流出するため、遊技媒体を遊技媒体流出部に向けて強制的に排出させる機構等を設ける必要がないとともに、流入する遊技媒体により遊技媒体流出部方向に押圧されても、流出抑制手段により遊技媒体の遊技媒体流出部からの流出が抑制されることで、清浄が不十分なうちに遊技媒体清浄領域内から遊技媒体が流出することが防止される。
【0013】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体清浄領域内の前記遊技媒体を前記清浄部材に向けて付勢する付勢部材を備えることが好ましい。このようにすれば、遊技媒体が清浄部材に強く押し付けられるため、清浄効果が向上する。
【0014】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記付勢部材には、前記遊技媒体を前記付勢部材の下面側に通過させる開口部が形成されていることが好ましい。このようにすれば、付勢部材の上方から遊技媒体を遊技媒体清浄領域内に流入させることが出来る。
【0015】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記開口部の内周縁には、前記揺動板に向かうに従い外向きに広がるテーパ面が形成されていることが好ましい。このようにすれば、開口部を通過した遊技媒体は、テーパ面により案内されてスムーズに流入するようになる。
【0016】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記付勢部材は、前記揺動板上面の少なくとも一部を開放出来るように設けられていることが好ましい。このようにすれば、付勢部材が設けられていても、揺動板の上面を開放することが出来るため、メンテナンス等の作業性が効果的に向上する。
【0017】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体清浄装置は、前記揺動板上に新規な清浄部材を引き出す引出し手段を備えるとともに、前記遊技媒体の前記揺動板上からの落下を防止する落下防止部材が、前記揺動板の揺動に追従しないように設けられていることが好ましい。このようにすれば、落下防止部材が揺動板の揺動に追従して揺動することがないので、揺動板の揺動や清浄部材の引出しにより、敷設された清浄部材が捩れたりめくれるなどして揺動板上面が露出することがないため、落下防止部材近傍に位置する遊技媒体が清浄されなくなることがなく、清浄領域内の遊技媒体を偏りなく清浄出来るばかりか、引出し手段により揺動板上に引出された清浄部材により揺動板の揺動が規制されることがない。
【0018】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記遊技媒体清浄装置は、新規な清浄部材を補給する補給部を備えており、前記引出し手段により前記補給部から前記揺動板上に引き出された新規な清浄部材を張設状態に保持する保持手段を備えることが好ましい。このようにすれば、引出し手段により揺動板上に引き出された清浄部材に撓みや捩れが生じにくくなるので、清浄作用が向上するばかりか、引出し手段による清浄部材の引出しに支障をきたすことがない。
【0019】本発明の遊技媒体清浄装置または遊技島台は、前記引出し手段が、前記清浄部材をロール状に巻取る巻取り装置であり、前記遊技媒体清浄装置は、前記補給部内に補給される前記清浄部材が交換された旨を検出する交換検出手段と、該交換検出手段による前記清浄部材の交換が検出されてからの前記巻取り装置による前記清浄部材の巻取り動作量に応じて前記巻取り装置の駆動量を制御する制御手段と、を備えることが好ましい。このようにすれば、巻取り装置による清浄部材の巻取り量に関わらず、清浄部材を常に一定量づつ引き出すことが出来る。
【0020】本発明の遊技媒体清浄装置は、前記付勢部材と前記遊技媒体案内路とは、枠体を介して互いに一体的に設けられており、前記枠体は、前記清浄装置の基体に対して取り外し自在に設けられていることが好ましい。このようにすれば、清浄部材の交換や装置のメンテナンス等の作業性が効果的に向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明すると、まず図1には、本発明の実施例としての清浄装置が適用された遊技島台1の内部構造を示す断面図が示されており、該遊技島台1は、その前後面に遊技機であるパチンコ機2と、該パチンコ機2において遊技に使用するパチンコ玉の貸出を実施させる玉貸処理機等と、が並設される通常の遊技島台である。
【0022】遊技島台1の略中央上部には、遊技媒体であるパチンコ玉が貯留される上部タンク3が設けられており、この上部タンク3内に貯留されたパチンコ玉は、遊技島台1内の長手方向両端部に向かってそれぞれ下方に傾斜するように配設された供給樋4に流入するようになっている。
【0023】また、これら供給樋4には、流下するパチンコ玉を各パチンコ機2に供給するための支流樋5が、供給樋4における図中前後側の側板に、流下方向に向かって所定間隔おきに複数配設されており、これら支流樋5に供給されたパチンコ玉は、各パチンコ機2の背面に設けられた玉タンク6に供給されるようになっている。
【0024】供給樋4の下流側端部には、例えばメンテナンス時等において供給樋4内のパチンコ玉を後述する下部樋10内に流出させる玉抜き管7が設けられている。なお、通常時においてはこの玉抜き管7内をパチンコ玉が流下しないようになっている。
【0025】また、供給樋4の下方には、上部タンク3内からオーバーフローしたパチンコ玉が流入するオーバーフロー樋12が供給樋4に沿うように配設されており、各オーバーフロー樋12内にオーバーフローしたパチンコ玉は、それらの下流側端部から下部樋10まで延設されるオーバーフロー管(図示略)を流下して下部樋10内に排出されるようになっている。
【0026】遊技島台1内の下部には、パチンコ機2より排出されたアウト玉を一時貯留するアウト玉タンク8が、パチンコ機2を載置する繕板13の上面に、各パチンコ機2に対応するように複数設けられている。
【0027】繕板13の下方には、パチンコ玉を貯留する下部タンク9、9’がそれぞれ設けられている。下部タンク9、9’内には、図1〜図3に示されるように、玉抜き管7及びオーバーフロー管(図示略)から排出されるパチンコ玉が流入する下部樋10、10’が、それぞれ遊技島台1における長手方向中央に向かって下方に傾斜するように配設されている。下部樋10、10’内を流下するパチンコ玉は、流下方向に向かって左右側の側板に複数形成された開口11、及びその底板における下流側端部所定箇所に形成された開口14(図3参照)を介して、下部タンク9、9’内にパチンコ玉がほぼ均等に貯留されるように排出される。
【0028】図1中向かって左側の遊技島台1の島端には、遊技者が獲得したパチンコ玉を計数するための計数装置15が配設されており、この計数装置15a内に投入されたパチンコ玉は、玉投入口15aから連設された排出路16を介して下部樋10’に流入し、下部タンク9’内に排出されて貯留されるようになっている。
【0029】下部タンク9、9’内における下部樋10、10’の流下方向に向かって左右側には、図2、図3に示されるように、各アウト玉タンク8から排出されるパチンコ玉を回収する側部樋17、17’が下部樋10、10’の両側に並設されている。側部樋17、17’の下流側端部は、各下部タンク9、9’における下流側所定箇所に設けられた仕切板20を介して形成された合流部18、18’内まで延設されており、側部樋17、17’内に回収されたパチンコ玉は、その底板における下流側端部に形成された開口19を介して合流部18、18’内に排出されるようになっている。
【0030】仕切板20には、特に図3に示されるように、下部タンク9、9’内に貯留されたパチンコ玉を合流部18、18’内に排出させるための排出口21が形成されているとともに、この排出口21を開閉自在とするシャッタ22が設けられている。
【0031】下部タンク9、9’における下流側端部の側板9a所定箇所には連通口23、23’が形成されており、合流部18、18’内に流入したパチンコ玉は、この連通口23、23’を通過して遊技媒体通路の一部を構成する中継樋24、24’内に流入し、さらに後述する遊技媒体案内路としての案内樋28、28’内に流入するようになっている。
【0032】案内樋28、28’内に流入したパチンコ玉は、後述する遊技媒体清浄装置としての清浄装置50内に流入して清浄された後排出樋26から流出し、遊技島台1内の略中央部に設けられた揚送装置25を介して揚送され、再び上部タンク3内に貯留される。このようにして遊技島台1内のパチンコ玉は循環するようになっている。
【0033】このように、遊技島台1内に配設される排出樋26、供給樋4、支流樋5、下部樋10、10’、オーバーフロー樋12、側部樋17、17’、合流部18、18’、中継樋24、24’、案内樋28、28’等により、パチンコ玉が少なくともパチンコ機2と後述する清浄装置50とを介して遊技島台1内を循環するように構成されている。
【0034】このように構成される遊技島台1内には図示しない制御装置が設けられており、上部タンク3や下部タンク9、9’内におけるパチンコ玉の貯留状況に応じて前述したシャッタ22の開閉や揚送装置25の揚送等を制御してパチンコ玉を循環させるようになっている。
【0035】例えば、通常時においては排出口21はシャッタ22により閉塞されており、側部樋17、17’に回収されるパチンコ玉が下部タンク9、9’内に貯留されているパチンコ玉よりも優先して清浄装置50内に流入して清浄された後に揚送装置25により揚送されるようになっている。すなわち、パチンコ機2にて遊技に使用されて排出されたパチンコ玉が優先的に清浄されるのである。そして、上部タンク3内におけるパチンコ玉の貯留量が少なくなった場合や、下部タンク9、9’内におけるパチンコ玉の貯留量が所定量を超えた場合等においてシャッタ22を開放してパチンコ玉を流出させ、上部タンク3内に揚送する。
【0036】なお、本実施例における遊技島台1は、上部タンク3や下部タンク9、9’内部に貯留されたパチンコ玉のみを制御により循環して使用するいわゆる独立式の遊技島台であるが、例えば遊技場内に並設される他の遊技島台と上部タンク同士を適宜連結樋等により連結して、他の遊技島台間でパチンコ玉の貯留量の調整を行えるようにしてもよい。また、遊技者が獲得したパチンコ玉を計数する計数装置が各パチンコ機2に対応して設けられ、各遊技島台内においてパチンコ玉を循環使用することが可能に構成されたユニット式の遊技島台であってもよい。
【0037】また、図3中2点鎖線で示される符号27は、例えば後述する清浄装置50が何らかの理由で故障した場合等において、下部タンク9、9’内のパチンコ玉を清浄装置50内に流入させることなく揚送装置25内に連通させるためのバイパス樋である。下部タンク9、9’の側板9a及び中継樋24’の側板の一部には連通口29a、29bがそれぞれ形成されており、このバイパス樋27を清浄装置50の上方に配置した際に、連通口29a、29bを介して合流部18及び中継樋24’内のパチンコ玉がバイパス樋27に流入するようになっている。本実施例においては、通常時においてこれら連通口29a、29bは図示しないシャッタにより閉塞されており、上記したように清浄装置50が故障した場合等に応じてバイパス樋27が配設され、前記シャッタを開放することにより合流部18、18’内のパチンコ玉を清浄装置50を通過させることなく揚送装置25に流入させることが出来るようになっている。また、このようにバイパス樋27を配設可能としておくことで、清浄装置50が正常に駆動している状態において前記パチンコ玉を前記清浄装置50を通過させることなく揚送装置25に流入させて循環させる必要が生じた場合においても対応することが可能となる。
【0038】なお、本実施例においては、バイパス樋27は必要に応じて設けられるようになっていたが、言うまでもなく常設しておいてもよい。さらに、連通口29a、29bに設けられるシャッタは手動により開閉するものであるが、上記シャッタを清浄装置50の駆動状況に応じて自動的に開閉するように設けてもよい。
【0039】図4には、本実施例に適用された揚送装置25が示されている。揚送装置25の外形を構成する上下方向に延びる縦長の箱体30内には、特に図4(a)、(b)に示されるように駆動歯車31が上部に回動自在に設けられているとともに、従動回転体32が下部に回動自在に設けられており、これら駆動歯車31と従動回転体32とには、特に図4(c)に示されるように所定量のパチンコ玉を収容可能なバケット33が、リベット36を介して外面に複数取り付けられた無端状のタイミングベルト34が掛け渡されている。駆動歯車31、従動回転体32には、バケット33をタイミングベルト34に止めるリベット36との接触を回避するための環状の溝部Mがそれぞれ2箇所ずつ形成されている。
【0040】図4(c)に示されるように、タイミングベルト34の内面は駆動歯車31の刃部に噛合するように凹凸状に形成されており、箱体30の上部外方に固設される駆動モータ35が駆動して駆動歯車31が回転することにより、その回転力がタイミングベルト34に伝達されてタイミングベルト34が図4(a)に示されるように回転し、箱体30の下部に形成されるパチンコ玉の流入口37から流入するパチンコ玉が回転してきた空のバケット33内に所定量ずつ収容されて揚送され、箱体30の上部に形成される排出口38から(上部タンク3内)に排出される。
【0041】従動回転体32は、箱体30内下部に昇降自在に設けられた移動体39の下端に回転自在に設けられており、外方から操作可能に設けられたレバー40を介して移動体39を上昇させることによりタイミングベルト34を取り外し出来るようになっている。
【0042】詳しくは、移動体39は、その所定箇所に固定されたネジ42が箱体30所定箇所に形成された上下方向を向く長孔41内に摺動自在に挿通されていることにより上下方向に移動自在に案内されているとともに、一端が箱体30内所定箇所に係止された引張りバネ43の他端が係止されて常時上方に付勢されている。移動体39の上方には、レバー40が回転軸44を中心に回動自在に設けられており、図4(b)に示されるようにレバー40を上下方向を向く位置に保持した際に、レバー40の下端に形成されたローラ45により移動体39の上端が下方に押圧されて下降して下限位置に保持され、レバー40を手前側に回動させた際には、ローラ45による押圧状態が解除されて移動体39が引張りバネ43の作用により上昇する。
【0043】このように、レバー40の操作により従動回転体32を昇降させて箱体30の側板の一部を取り外すことにより、タイミングベルト34を容易に取り外すことが出来るように構成されているため、バケット33の破損やタイミングベルト34の交換等、種々のメンテナンスを容易に行うことが出来る。また、揚送装置25の流入口37には、前述した排出樋26の下流側端部が接続される。
【0044】このように構成される揚送装置25によって後述する清浄装置50により清浄されたパチンコ玉を揚送する場合、清浄されたパチンコ玉はバケット33内に収容された状態で揚送されるので、例えばスクリューコンベア式やスプロケット式等の他の揚送装置のように、揚送されるパチンコ玉が揚送中に他の部材等に接触することがない。よって、清浄されたパチンコ玉を汚すことなく、また、接触により帯電させることなく揚送出来る。
【0045】なお、本実施例においては、上記のような理由からこのようなバケット式の揚送装置を遊技島台1に適用しているが、言うまでもなく他の揚送装置を適用してもよい。
【0046】次に、図5〜図18に基づいて、本発明実施例としての遊技媒体清浄装置としての清浄装置50の構成及び作用を説明する。
【0047】まず図5〜図7に示されるように、清浄装置50の本体を構成する基体51と、この基体51の上方に揺動自在に設けられる揺動板52上に流入するパチンコ玉を清浄する清浄部材としてのシート部材Sを収納するための収納ユニット53と、から主に構成されている。
【0048】基体51は、上面と一側面が開口する箱状に構成されており、互いに対向する側板54、54の長手方向両端側上部間には、2本のガイドレール55、55が架設されており、このガイドレール55、55上には、後述する枠体56が載置されているとともに、この枠体56の上方には前述した案内樋28、28’が設けられている。また、一方の側板54の上端部には、前述した排出樋26が固着されている。
【0049】基体51の内部には、前記収納ユニット53が、基体51の底板58に固着された引出しレール57、57を介して前方に引き出し自在に収容されている。また、底板58の上面略中央位置には、揺動板52を揺動させる揺動手段としての揺動モータ59が、その回転軸60(駆動軸)が鉛直上方を向くように固定部材61を介して取り付けられている。なお、固定部材61と底板58との間には、図8に示されるように防振ゴム62が設けられており、揺動モータ59の振動の基体51への伝達が抑制されるようになっている。
【0050】図6及び図8に示されるように、回転軸60の上端には、内部に上下方向を向く貫通路63が形成された円柱形の偏心軸部材64が、この貫通路63内に回転軸60を嵌挿した状態で、偏心軸部材64の外周面所定箇所に形成されたネジ孔(図示略)より固定ネジ(図示略)を螺入することにより、回転軸60に対して相対回転不能に取り付けられている。この貫通路63は、特に図8に示されるように偏心軸部材64の中央軸心に対して偏心した位置に形成されているため、偏心軸部材64の軸心は回転軸60の軸心に対して偏心することになり、回転軸60の回転により偏心軸部材64が偏心回転するようになっている。
【0051】回転軸60における偏心軸部材64の下方には、ディスク部材65aが溶接により一体的に固着されているとともに、このディスク部材65aの上面における偏心軸部材64の偏心方向の反対側所定箇所には、ウェイト部材65bが取り付けられ、これらディスク部材65aとウェイト部材65bとによりバランスウェイト65が構成されており、このバランスウェイト65により偏心軸部材64の偏心回転時におけるバランスが保持されるようになっている。
【0052】このウェイト部材65bは、特に図示しないがディスク部材65aに対してネジ(図示略)により着脱自在に取り付けられているとともに、ディスク部材65aにはこのネジのネジ孔(図示略)が複数形成されているため、揺動板52の揺動時における偏心バランスにずれが生じた場合にウェイト部材65bの取付位置を適宜替えることにより、偏心バランスを調整出来るようになっている。よって、組み付ける揺動板52の成形精度等が製品ごとに異なっていても、揺動板52の組み付け後においても偏心バランスを容易に調整出来る。
【0053】また、偏心軸部材64の周面には、自動調心機能を備えるベアリング66(軸受)が環装されているとともに、このベアリング66の外周には、揺動板52の裏面略中央位置にネジ固定される取付リング67が嵌合されている。このベアリング66は、特に図15に示されるように、外輪66aと、偏心軸部材64の上端に環装される内輪66bと、転動体としての複数の球66cと、この球を2列状に整列させた状態で内輪に保持する保持器66dと、から構成される、いわゆる玉軸受である。外輪66aにおける軌道面は、ベアリング66の中心点を中心とした球面状に形成されていることにより、球66c、保持器66d、内輪66bが外輪66aの軸心に対してある程度傾いた状態でも円滑に回動させる傾動許容機構が構成されているため、このベアリング66は自動調心性を有している。
【0054】平面視矩形状に形成された揺動板52の裏面四隅には、図6及び図8に示されるように、下端が底板58の上面四隅に固着された回転規制部材68の上端が固着されており、この回転規制部材68により、調心機能を備えるベアリング66を介して偏心軸部材64に回転自在に枢着されている揺動板52が水平状態に保持されるとともに、偏心軸部材64の回転に追従して揺動板52が水平方向に回転しようとする運動を牽制するようになっている。
【0055】回転規制部材68は、揺動板52及び底板58に取り付けるための上下の取付板69、69と、取付板69、69にそれぞれ固着される硬質ウレタン等の合成樹脂材からなる変形部材70、70と、上下の変形部材70、70間を連結する金属材からなる連結棒71と、からそれぞれ構成されており、揺動板52の揺動時において上下の変形部材70、70が変形することにより揺動板52の所定範囲内の揺動を許容するとともに、弾性復帰力によって、偏心軸部材64の回転に追従して揺動板52が水平方向に回転しようとする運動を牽制する。さらに、この回転規制部材68を介して揺動板52と底板58とが連結されていることになるため、偏心回転時における揺動板52端部側の上下方向のあばれが抑制され、揺動時におけるパチンコ玉の飛び跳ね等が効果的に抑制される。
【0056】このように揺動板52は、回転軸60の先端に固着された偏心軸部材64に対して、自動調心性を有するベアリング66を介して相対回動自在に枢着されているため、ベアリング66による調心作用により、揺動板52に固着された取付リング67に固着される外輪66aに対する偏心軸部材64に嵌合される内輪66bの傾動、すなわち、外輪66aの軸心に対して内輪66bが傾いた状態でも円滑に回動する。
【0057】よって、偏心軸部材64に対する揺動板52の取付け精度や、揺動板52上にパチンコパチンコ玉が偏って滞留する等、何らかの要因により、揺動板52のいずれかの端部側が傾くなどして水平バランスが崩れることにより、外輪66aが内輪66bの軸心に対して傾いた状態となって軸心に狂いが生じた場合や、逆に、揺動板52が水平に敷設された状態において、偏心軸部材64の加工誤差等により偏心軸部材64の軸心が回転軸60の軸心に対して傾いてしまったり、あるいは回転軸60が外輪66aの軸心に対して傾いた状態で揺動モータ59が固設されること等によって軸心に狂いが生じた場合等にあっても、回転軸60やベアリング66に無理な負荷がかかることがないので、揺動時において回転軸60やベアリング66から異音が発生すること等がない。また、回転軸60やベアリング66に無理な負荷が加わった状態での揺動が長期的に実行されること等により、回転軸60やベアリング66が破損して揺動板52が揺動しなくなるといった事態が回避されるので、揺動板52の揺動が安定的に行われる。
【0058】また、このように本実施例における揺動板52は、該揺動板52の下方に配置した揺動モータ59の回転軸60に固着された偏心軸部材64に対して回動自在に枢着することで偏心回動自在に設けられているため、複雑な機構等を用いることなく、揺動板52を簡単な構造で水平方向に揺動させることが出来る。
【0059】揺動板52の上面全域には、ゴムシート72が貼着されており、パチンコ玉の清浄時における振動や、パチンコ玉との衝突による騒音等が吸収されるようになっているとともに、揺動板52の揺動時における上面に敷設されるシート部材Sとの滑りが防止されている。そしてこのゴムシート72の上面には、案内樋28、28’から流入するパチンコ玉の表面に付着された汚れを除去する清浄部材としての布製のシート部材Sが敷設される。
【0060】このシート部材Sは、後述するように収納ユニット53内に収納された新規なシート部材Sが揺動板52上に引き出されて敷設され、使用後は適宜巻取られるようになっている。このシート部材Sの材質は、ここでは柔軟性を有するコットン100%の不織布が使用されている。ここでは、摩耗性に優れるとともに、帯電しにくく、かつ、低発塵性を有する不織布が使用されているため、シートが破損しにくいばかりか、パチンコ玉との摺接による静電気の発生が防止されるとともに、パチンコ玉との摺接や後述する巻取り時における発塵が少ないため、周囲の各装置内への粉塵の進入が防止される。また、本実施例におけるシート部材Sの裏面は、揺動板52の揺動時における揺動板52への追従作用を損なわない程度の滑動性を有するナイロン樹脂によりコーティングされており、巻取時におけるシート部材Sの破損や後述する巻取モータの巻取時にかかる負荷が軽減されるようになっている。
【0061】なお、清浄部材としてのシート部材Sは、パチンコ玉の表面に付着された汚れを除去し得るものであれば材質は上記のような布製の不織布に限定されるものではなく、例えば織布や、紙等の他の素材からなるシート部材を使用することも可能である。
【0062】このように、揺動板52上にシート部材Sが敷設されることで、後述するように揺動板52が水平方向に高速で偏心回転することにより、シート部材S上のパチンコ玉が自転してその表面がシート部材Sに擦りつけられて清浄されることになる。なお、清浄作用の詳細に関しては後述することとする。
【0063】揺動モータ59の回転軸60に対して偏心する偏心軸部材64の軸心周りに回動自在に枢着された揺動板52は、図8に示されるように、その上面とガイドレール55の下面との間に、シート部材Sを挿通可能な小寸の隙間Pが形成されるように、ガイドレール55よりも若干下方の高さ位置に支持されており、後述するようにその隙間からシート部材Sを挿通出来るようになっている。また、揺動板52における収納ユニット53のスライド移動方向側の両端部は下方に向けて屈曲されて屈曲部52aが形成されており、挿通されるシート部材Sがゴムシート72の上面にスムーズに案内されるようになっている。
【0064】ガイドレール55、55の上部には前述した枠体56が載置され、揺動板52上に流入したパチンコ玉が清浄される清浄領域Zが、後述するガイド部材により形成されるようになっている。詳しくは、枠体56は、図8及び図9に示されるように、下部フレーム56aと、この下部フレーム56aの一側端に取り付けられた蝶番75を介して下部フレーム56aに対して回動自在に取り付けられた上部フレーム56bと、から構成されている。
【0065】下部フレーム56aにおける中央領域は開口されており、この開口周縁には、揺動板52上に流入するパチンコ玉が清浄される遊技媒体清浄領域としての清浄領域Zを形成するとともに、揺動板52からの落下を防止する落下防止部材として機能するガイド部材73(図16参照)が取り付けられているとともに、ガイド部材73におけるパチンコ玉の流出部側の底板74の上面には、ガイド部材73により形成されるパチンコ玉の清浄領域Zから流出するパチンコ玉を排出樋26に案内するガイド片76が設けられている。
【0066】ガイド部材73は、その内周縁が第1ガイド辺としての円弧状ガイド辺73aと、円弧状ガイド辺73a所定箇所から流出部128方向に向けて延びるように形成される第2ガイド辺としての直線状ガイド辺73bと、パチンコ玉の流出を抑制する流出抑制手段としての規制片73cと、からなるパチンコ玉のガイド辺として形成されており、本実施例においては、後述するように清浄するパチンコ玉を揺動板52上に滞留させるための平面視略円形状の清浄領域Zを形成する。
【0067】上部フレーム56bは枠状に構成されており、回動中心と反対側の側辺両端部には、ガイドレール55上からの逸脱を防止する規制片77が下向きに連設されているとともに、上部フレーム56bにおける回動中心側の側辺及びその反対側の側辺所定箇所には、揺動板52上に流入されたパチンコ玉の揺動時における飛びはねを規制するとともに、自重によりパチンコ玉を揺動板52の上面に敷設されるシート部材Sに向けて付勢する付勢部材としての蓋部材79を保持する内向きに屈曲する略L字状の保持片78が設けられている。
【0068】本実施例における蓋部材79は、例えばポリカーボネイト等の透明な樹脂材により、揺動板52よりも若干大きめの板状に形成されているとともに、前述したように、その自重により揺動板52上に流入されたパチンコ玉を揺動板52の上面に敷設されるシート部材Sに向けて付勢することによりパチンコ玉とシート部材Sとの摺接作用が高まるように所定重量を有している。
【0069】蓋部材79における略中央部近傍所定箇所には、遊技媒体案内路としての案内樋28、28’の排出部としての落下口127(図15参照)から落下するパチンコ玉を、揺動板52上面とこの蓋部材79下面との間に流入させるための流入口としての開口部80が形成されている。この開口部80における内周縁には、揺動板52に向かうに従い外向きに広がるテーパ面79a(図15参照)が形成されており、この開口部80を通過するパチンコ玉が揺動板52上面に円滑に流入されるようになっているとともに、開口部80を通過したパチンコ玉が揺動板52の揺動により移動する方向に向けて下方に傾斜する傾斜片81aを有する誘導部材81が取り付けられており、開口部80を通過したパチンコ玉が揺動板52の揺動により移動する方向に向けて円滑に移動するようになっている。また、蓋部材79における端辺部所定箇所には、保持片78の基部が嵌合可能な外向きに開放する切欠部140が形成されている。
【0070】このように構成される蓋部材79は、図9中2点鎖線で示されるように、上部フレーム56bと下部フレーム56aとを開放した状態で、蓋部材79を上部フレーム56bの保持片78と上部フレーム56bの突出片82(図8参照)との間に差し込むようにして上部フレーム56bに取付けられる。この際、切欠部140内に保持片78の基部が嵌合して上部フレーム56bに対する位置ずれが防止されるようになっている。
【0071】このように蓋部材79を取り付けた枠体56は、図8に示されるように、下部フレーム56a側端辺を断面略L字状のガイドレール55、55の上面にそれぞれ載置するように基体51の上部に設けられる。この状態で蓋部材79は、その両端辺部が保持片78の上面に載置され、その下面が揺動板52の上面のゴムシート72の上面からパチンコ玉の直径よりも若干小寸の距離分だけ離間した高さ位置に保持されることになる。そして、蓋部材79の下面とゴムシート72の上面との間にパチンコ玉が流入されると、流入したパチンコ玉により蓋部材79が若干上昇することになり、パチンコ玉が蓋部材79の自重によりゴムシート72の上面に敷設されるシート部材Sに対して付勢される。また、蓋部材79の上昇範囲は突出片82により規制され、揺動板52が揺動しても蓋部材79が上下方向に大きくがたつくことがないので、パチンコ玉はシート部材Sに向けて効果的に付勢される。
【0072】さらに、揺動板52上に流入したパチンコ玉は、揺動板52が水平方向に揺動しても、その周囲に設けられるガイド部材73により揺動板52からの逸脱が防止されることになる。このようにガイド部材73は、揺動板52の揺動に追従しないように設けられているため、揺動板52の揺動や、後述するようなシート部材Sの引出しにより、敷設されたシート部材Sが捩れたりめくれるなどして揺動板52上面が露出することがないため、ガイド部材73の近傍に位置するパチンコ玉が清浄されなくなることがなく、揺動板52上の全てのパチンコ玉を偏りなく清浄出来るばかりか、揺動板上に敷設されたシート部材Sにより揺動板52の揺動が規制されることがない。
【0073】また、図11に示されるように、上部フレーム56bの上方には、遊技媒体案内路としての案内樋28、28’が設けられている。これら案内樋28、28’は、詳しくはそれぞれの上流側端部から下方に屈曲形成された屈曲片28a、28a’が上部フレーム56bにビス止めされるとともに、その下流側所定箇所が蓋部材79上に荷重が加わらないように支持棒126により支持され、また、これら案内樋28、28’の対向する端部間に、パチンコ玉を落下させるための落下口127が形成されるように設けられており、この落下口127の下方に蓋部材79の開口部80が配設されている。
【0074】このように、揺動板52上を覆うように付勢部材としての蓋部材79が設けられても、開口部80が形成されていることにより蓋部材79の上方に設けられる案内樋28、28’の排出口127から落下するパチンコ玉を清浄領域Z内に流入させることが出来る。また、蓋部材79は、揺動板52上面の少なくとも一部を開放出来るように設けられているとともに、この蓋部材79と案内樋28、28’とは、枠体56を介して互いに一体的に設けられており、この枠体56は、基体51に対して取り外し自在に設けられているため、後述するシート部材Sの交換や装置のメンテナンス等の作業性が効果的に向上するばかりか、排出口127と開口部80との配置関係を変えることなく、基体51に対して取付けたり取り外したりすることが出来るため、作業性が向上する。
【0075】次に、収納ユニット53の構成を説明する。収納ユニット53は、前述したように基体51に対して引き出しレール57、57を介して引き出し自在に設けられており、全体は、図6及び図10に示されるように、中空の芯材85の外周に多重に巻回されたロール状のシート部材Sを収納可能とする上向きに開口する補給部としての補給用箱体86と、引き出したシート部材Sを中空の巻取り用の芯材83に巻回して収納することが可能な上向きに開口する収納用箱体84とが、それぞれ基体51内への収納時において揺動モータ59の両側に収納されるように、互いに所定距離離間した状態で連結板87及び底板90を介して一体化されることにより構成されている。なお、連結板87の上端には取手88が形成されているとともに、基体51内の収納時において基体51の底板58上に設けられた磁石89に金属製の連結板87が吸着されることにより、収納位置に保持されるようになっている。
【0076】収納用箱体84及び補給用箱体86における引出し側は、上下方向を向く軸部材91、92により一端が軸支された開閉扉93、94によりそれぞれ開閉自在に構成されているとともに、開閉扉93、94内面には、芯材83、85の一端を回転自在に保持する保持体95、96が、軸部材97、98を介して回転自在に取り付けられている。
【0077】収納用箱体84における開閉扉93に対向する側板99には、一端が保持体95により回転自在に保持される芯材83の他端を保持する駆動保持体100が、側板99に対して回転自在に貫通される軸部材101に対して回転不能に取り付けられている。駆動保持体100の周面所定箇所には、芯材83の端部に形成された切欠部102に挿通して駆動保持体100に対する芯材83の回転を規制する係止ピン103が突設されている。軸部材101の他端側には、収納用箱体84における側方に固設される引出し手段としての巻取モータ104の回転軸105の先端に固着された駆動プーリ106の回転を、ベルト107を介して軸部材101に伝達するための従動プーリ108が固着されており、巻取モータ104が駆動することにより駆動保持体100及び芯材83が回転してシート部材Sの巻取りが行われ、補給用箱体86内に収容された新規なシート部材Sが所定量ずつ揺動板52の上面に引き出されるようになっている。
【0078】また、収納用箱体84内底面には、後述するようにシート部材Sの交換時期を報知するために用いられる検出スイッチ109(図11参照)が、配設される芯材83の下方位置に設けられている。具体的には、芯材83にある程度のシート部材Sが巻取られた段階、すなわち、補給用箱体86内に設けられたシート部材Sの残量が少なくなった段階で、芯材83の外周に巻取られたシート部材Sの周面によりスイッチがONとなり、この信号が後述する制御部に出力されて交換時期が報知される。
【0079】補給用箱体86における開閉扉94に対向する側板110には、一端が保持体96により回転自在に保持される芯材85の他端を保持するフランジ部111aと、芯材85内に嵌挿される支持体111bとからなる保持体111が、側板110に設けられた軸部材112に対して回転自在に取り付けられている。この保持体111は、コイルバネ113を介して芯材85を保持体96方向に向けて付勢されているため、シート部材Sの巻取時において芯材85が回転しにくくなるようになっている。すなわち、保持体96に回転抵抗を付与するコイルバネ113により、巻取時において芯材85が回転することによりシート部材Sが余分に引き出されることにより引き出されたシート部材Sに撓みが生じるのが防止されるため、引き出されたシート部材Sを張設状態に保持する保持手段が構成されている。
【0080】また、これら収納用箱体84及び補給用箱体86における互いに対向する側の側板114、115の上部には、図6及び図11に示されるようにシート部材Sが揺動板52上に張設されるように案内するガイド片116、117が設けられている。
【0081】ここで、シート部材Sを揺動板52上に敷設する方法を説明する。
【0082】まず、図6に示されるように収納ユニット53を基体51から引き出した状態で、開閉扉93、94を図10に示されるように開放する。そして巻取用の芯材83の一端を、切欠部102内に係止ピン103に係止させて駆動保持体100に保持した後、開閉扉93を閉塞して芯材83の他端側を保持体95により保持させる。また、外周に新規なシート部材Sが多重に巻回された芯材85の一端を保持体111に保持した後、開閉扉94を閉塞して芯材85の他端側を保持体96に保持させる。この状態で補給用箱体86内のシート部材Sの一端を所定長さ引出して両ガイド片116、117の上部間に架設した後、例えば接着テープ等により芯材83に接着する。
【0083】そして図7に示されるような状態にシート部材Sをセットした後、収納ユニット53を基体51側に押し込む。この時、図8に示されるように、両ガイド片116、117間に水平状態に張設されたシート部材Sは、基体51のガイドレール55の下面と揺動板52のゴムシート72の上面との間に形成された隙間Pを挿通して揺動板52のゴムシート72の上面に敷設される。
【0084】このように、基体51に収納されたシート部材Sを収納する収納ユニット53が外方に引出し自在設けられ、補給用箱体86や収納用箱体84が基体51の外部に引き出せるように構成されていることにより、使用済みのシート部材Sの取り出し、及び新規なシート部材Sの補給作業を容易に行えるばかりか、図1のように遊技島台1’内に設置した際、装置全体を移動することなく、収納ユニット53のみを遊技島台1の外方に引出して交換作業等を行えるため、作業性が向上する。
【0085】なお、図8に示されるように、基体51の底板58の底面には、防振ゴム118が取り付けられているとともに、このように構成される清浄装置50は、遊技島台1内に露呈する床面上に直接接地されているため、揺動板52の揺動により発生する振動の遊技島台1内に伝達されるのが防止されるようになっている。
【0086】次に、本実施例の清浄装置50の揺動板52を水平回動させる揺動手段としての揺動モータ59、及びシート部材Sの引出し手段としての巻取モータ104の駆動制御内容を説明する。
【0087】まず図12のブロック図に示されるように、清浄装置50には、制御ユニット123が連結板87に設けられており(図5〜図7参照)、この制御ユニット123内に設けられる図示しない制御手段としての制御装置には、前述した揺動モータ59、巻取モータ104、検出スイッチ109が接続されているとともに、シート部材Sを交換した際に押圧する交換検出手段としてのリセットスイッチ119が接続されている。さらに、図11に示されるように、中継樋24、24’内を流下するパチンコ玉を検出する検出センサ120、121がそれぞれ接続されているとともに、清浄装置50にて清浄されて排出樋26を介して揚送装置25に排出されるパチンコ玉を検出する検出センサ122が接続されている。
【0088】制御ユニット123内の制御装置は、後述する制御プログラムに基づいて、各検出センサ120〜122からのパチンコ玉の検出状況に応じて揺動モータ59を駆動してパチンコ玉の清浄を実施するとともに、揺動モータ59の総駆動時間に基づいて巻取モータ104を駆動して、シート部材Sの引出しを実施するようになっている。また、この制御ユニット123は、通信部124及び該通信部124に接続される通信ケーブル125を介して、図示しない遊技島台1内に設けられる図示しない制御装置に接続されており、該制御装置と信号の授受を実施出来るようになっている。前記遊技島台1内の制御装置は、遊技島台1内に設けられる各種装置(例えば揚送装置25やシャッタ22)や上部タンク3や下部タンク9、9’内に設けられる各種検出センサ(図示略)に接続されているとともに、制御ユニット123から出力されたエラー信号(シート部材Sの交換報知や故障等)等を、通信ケーブル125を介して接続された管理コンピュータ(図示略)等に送信するようになっている。なお、制御ユニット123からシート部材Sの交換報知や故障等を示す旨のエラー信号等が出力された場合、前記管理コンピュータの表示画面にエラー内容が表示されたり、遊技島台1の端部に設けられる代表ランプ等が点灯してエラーが報知される。
【0089】本実施例における巻取モータ104は、揺動モータ59が予め定められた時間(例えば2分)駆動した時点で、予め定められた一定の長さ(例えば3mm)のシート部材Sが揺動板52上に引き出されるように駆動されるように制御ユニット123内の制御装置により制御される。この制御装置は、巻取モータ104による巻取りを繰り返し実施するにしたがい、芯材83の外周に巻回されるシート部材Sの厚みが増加するため、図13に示されるように、1回のシート部材Sの巻取り時における回転軸105の回転量を、巻取り総実施回数が所定回数に達した時点(例えば1回で3mmの巻取り125回を実施する毎に)で少量ずつ減少させることにより、各巻取りの実施時に常に一定の長さ(3mm)のシート部材Sが揺動板52上に引き出されるように制御している。
【0090】なお、本実施例においては、前記制御装置は、1回のシート部材Sの巻取り時における回転軸105の回転量を制御することにより、各巻取りの実施時に常に一定の長さのシート部材Sが揺動板52上に引き出されるようにしているが、例えば1回のシート部材Sの巻取り時における回転軸105の駆動時間を、巻取り総実施回数が所定回数に達した時点(例えば1回で3mmの巻取り125回を実施する毎に)で少量ずつ減少させることにより、各巻取りの実施時に常に一定の長さ(3mm)のシート部材Sが揺動板52上に引き出されるように制御するようにしてもよく、すなわち、前記制御装置により、前記巻取モータ104における回転軸105の回転量や駆動時間等の動作量が制御されることにより、各巻取りの実施時に常に一定の長さのシート部材Sが揺動板52上に引き出されるようになっていればよい。
【0091】また、補給用箱体86内の芯材85の外周に巻回された新規なシート部材Sが全て引き出されて新規なシート部材Sが巻回された芯材85に交換した際には、清浄装置50の所定箇所に設けられるリセットスイッチ119(図12参照)を押圧操作することで、上記巻取モータ104の駆動制御内容が一旦リセットされ、再び図13に示されるような駆動制御が実施されるようになっている。なお、このリセットスイッチ119の押圧操作は使用者が操作するようになっているが、例えば芯材85を補給用箱体86から取り外すことで自動的にリセットスイッチがONとなって巻取り制御内容がリセットされるようにしてもよい。
【0092】また、芯材83の外周に所定量のシート部材Sが巻回された場合、すなわち、補給用箱体86内に設けられたシート部材Sの残量が少なくなった段階で、芯材83の外周に巻取られたシート部材Sの周面により検出スイッチ109が押圧されてONとなり、この信号が制御ユニット123内の制御装置に出力され、さらに通信部124を介して外部の管理コンピュータに出力されるため、シート部材Sの交換時期が近づいたことが報知されるようになっている。
【0093】なお、本実施例における制御ユニット123内の制御装置は、このシート部材Sの交換報知が出力された後においても清浄装置50を停止することなく駆動させるようになっているが、例えばその時点から巻取モータ104の回転軸105の総回転量を監視するようにし、前記報知された時点からの巻取モータ104の回転軸105の回転量が、予め定められた回転量に達した時点までの間にリセットスイッチ119からの信号が検出されない場合、揺動モータ59の駆動を停止するようにしてもよい。なお、この時点において、シート部材Sの交換がなされないことにより揺動モータ59の駆動が停止された旨を示すエラー信号を外部に出力するようにしてもよい。
【0094】次いで、図14のフローチャートに基づいて、揺動モータ59の駆動制御内容を説明する。
【0095】まず、Sa1では、揺動モータ59が駆動中であるか否かを判定する。揺動モータ59が駆動中でないと判定した場合には、Sa2において検出センサ120からの検出信号の出力があるか、すなわち、中継樋24’において検出センサ120の位置までパチンコ玉が充満しているか否かを判定し、検出信号の出力があると判定した場合、すなわち検出センサ120の位置までパチンコ玉が充満していると判定した場合には、Sa4においてタイマ1がカウント中であるか否かを判定し、ここでタイマ1がカウント中で無いと判定した場合、すなわちタイマ1がクリアされている状態では、Sa5においてタイマ1のカウントを開始する。
【0096】また、Sa2において検出センサ120からの検出信号の出力がないと判定した場合、すなわち、検出センサ120までパチンコ玉が充満していない場合には、Sa3においてカウント中のタイマ1のカウントをクリアする。
【0097】次に、Sa6において検出センサ121からの検出信号の出力があるか、すなわち検出センサ121の位置までパチンコ玉が充満しているか否かを判定し、検出信号の出力があると判定した場合、すなわち検出センサ121の位置までパチンコ玉が充満していると判定した場合には、Sa8においてタイマ2がカウント中であるか否かを判定し、ここでタイマ2がカウント中で無いと判定した場合、すなわちタイマ2がクリアされている状態では、Sa9においてタイマ2のカウントを開始する。
【0098】また、Sa6において検出センサ121からの検出信号の出力がないと判定した場合、すなわち、検出センサ121までパチンコ玉が充満していない場合には、Sa7においてカウント中のタイマ2のカウントをクリアする。
【0099】次いで、Sa10において、検出センサ120または検出センサ121からの検出信号の出力が10秒以上連続して出力されたか否かを判定し、10秒以上連続して検出信号が出力されたと判定した場合には、揺動モータ59を駆動し(Sa11)、全てのタイマをクリアして(Sa12)、また、Sa10において検出センサ120または検出センサ121からの検出信号の出力が10秒以上連続して検出信号が出力されないと判定した場合には、そのまま処理を終了する。
【0100】次に、Sa1の判定において、揺動モータ59が駆動中であると判定した場合には、Sa13において検出センサ120からの検出信号の出力があるか、すなわち検出センサ120の位置までパチンコ玉が充満しているか否かを判定し、検出信号の出力がないと判定した場合、すなわち検出センサ120の位置までパチンコ玉が充満していないと判定した場合には、Sa15においてタイマ1がカウント中であるか否かを判定し、ここでタイマ1のカウント中で無いと判定した場合、すなわちタイマ1がクリアされている状態では、Sa16においてタイマ1のカウントを開始する。
【0101】また、Sa13において検出センサ120からの検出信号の出力があると判定した場合、すなわち、検出センサ120までパチンコ玉が充満している場合には、Sa14においてカウント中のタイマ1のカウントをクリアする。
【0102】次に、Sa17において検出センサ121からの検出信号の出力があるか、すなわち検出センサ121の位置までパチンコ玉が充満しているか否かを判定し、検出信号の出力がないと判定した場合、すなわち検出センサ121の位置までパチンコ玉が充満していないと判定した場合には、Sa19においてタイマ2がカウント中であるか否かを判定し、ここでタイマ2のカウント中で無いと判定した場合、すなわちタイマ2がクリアされている状況では、Sa20においてタイマ2のカウントを開始する。
【0103】また、Sa17において検出センサ121からの検出信号の出力があると判定した場合、すなわち、検出センサ121までパチンコ玉が充満している場合には、Sa18においてカウント中のタイマ2のカウントをクリアする。
【0104】次に、Sa21において検出センサ122からの検出信号の出力があるか、すなわち、揚送装置25においてパチンコ玉の揚送が行われていないなどで、検出センサ122の位置までパチンコ玉が充満しているか否かを判定し、検出信号の出力があると判定した場合、すなわち検出センサ122の位置までパチンコ玉が充満していると判定した場合には、Sa23においてタイマ3がカウント中であるか否かを判定し、ここでタイマ3のカウント中で無いと判定した場合、すなわちタイマ3がクリアされている状態では、Sa24においてタイマ3のカウントを開始する。
【0105】また、Sa21において検出センサ122からの検出信号の出力がないと判定した場合、すなわち、検出センサ122までパチンコ玉が充満していない場合には、Sa22においてカウント中のタイマ3のカウントをクリアする。
【0106】次に、Sa25において検出センサ120または検出センサ121からの検出信号の出力がない状態が10秒以上連続したかを判定し、10秒以上連続して信号が検出されていないと判定した場合には、Sa26において検出センサ122からの検出信号の出力が60秒以上連続して出力されたか否かを判定し、60秒以上連続して信号が出力されていない場合には、そのまま処理を終了し、Sa25において検出センサ120または検出センサ121からの検出信号の出力がない状態が10秒以上連続したと判定した場合と、Sa26において検出センサ122からの検出信号が60秒以上連続して出力されたと判定した場合には、Sa27において揺動モータ59の駆動を停止し、Sa28において全てのタイマをクリアし、処理を終了するようになっている。
【0107】このように本実施例においては、図1中向かって左右側の少なくともいずれか一方の合流部18、18’から中継樋24、24’、案内樋28、28’を流下してきたパチンコ玉が、図11に示されるように開口部80を介して揺動板52の上部に次々に流入し、少なくともいずれか一方の案内樋28、28’、中継樋24、24’、内にパチンコ玉が滞留した状態が検出センサ120または121により検出されると、揺動モータ59が駆動してパチンコ玉の清浄が実施されるように制御されているため、揺動板52上にパチンコ玉が流入していないにも関わらず揺動モータ59が無駄に駆動することがない。
【0108】また、揺動板52上から排出されたパチンコ玉を揚送装置25に導く排出樋26内にパチンコ玉が滞留した状態が検出センサ122により検出されると、揺動モータ59が駆動している場合は駆動を停止してパチンコ玉の清浄の実施が停止されるように制御されているため、例えば上部タンク3内にパチンコ玉が所定量以上貯留されている等の要因によりパチンコ玉を揚送する必要がない場合や、あるいは何らかの故障等何らかの要因で揚送装置25が駆動していない状態でパチンコ玉の清浄を実施して玉詰まりが発生した場合等において、揺動モータ59の駆動が継続されることがないので、効率よくパチンコ玉の清浄が実施される。
【0109】次に、図15、図16に基づいて、清浄装置50によるパチンコ玉の清浄作用を説明する。
【0110】遊技島台1内を循環して、合流部18、18’から遊技媒体案内路を構成する案内樋28、28’内を流下してきたパチンコ玉は、案内樋28、28’の対向端部間に形成される排出部としての落下口127から落下し、開口部80を通過して揺動板52と蓋部材79との間に流入することになる。
【0111】ここで揺動モータ59が駆動して揺動板52が揺動すると、図15に示されるように、揺動板52は、前述のように揺動モータ59の回転軸60に対して偏心する偏心軸部材64の上端に固着されたベアリング66の外輪66aに対して相対回転不能に固定された取付リング67に取り付けられているため、揺動モータ59を駆動させて回転軸60が高速回転されると偏心軸部材64が偏心回転し、それに伴い揺動板52が水平方向に偏心回転して揺動されることになる。この揺動板52の偏心回動に伴い、シート部材Sの上面に流入した各パチンコ玉が自転してその表面がシート部材Sに対して擦り付けられることになり、パチンコ玉の表面に付着した汚れやゴミ等がシート部材Sに拭い取られて清浄されることになる。
【0112】特に本実施例における揺動板52は、揺動モータ59の駆動により偏心回動することにより水平方向に揺動するようになっていることにより、揺動板52が揺動することにより清浄領域Z内のパチンコ玉が多方向に回転し、より複雑な動きをすることになるので、パチンコ玉の表面全域がまんべんなくシート部材Sに摺接して効果的に清浄される。
【0113】そして平面視略細長矩形状に形成された揺動板52の下面四隅は、回転規制部材68を介して基体51の底板58に連結されているため、偏心回転に伴い偏心軸部材64周りに回転することがないばかりか、揺動板52の端部に生じる上下方向のあばれが抑制され、揺動板52が円滑に、かつ安定して水平揺動されるようになっている。
【0114】さらに、揺動板52上に位置するパチンコ玉は、付勢部材としての蓋部材79によりシート部材Sに付勢されることにより、揺動板52の揺動時における飛び跳ね等が防止されるばかりか、シート部材Sに確実に擦り付けられることになるので、清浄作用が効果的に高まる。
【0115】また、蓋部材79により付勢されるパチンコ玉によりシート部材Sがゴムシート72に圧接されるため、揺動板52の水平揺動がシート部材Sに効果的に伝達されて清浄作用が高まるばかりか、揺動により生じる接触音等が抑制される。
【0116】そして、開口部80を通過して揺動板52と蓋部材79との間に、清浄領域Zの中央部から若干外方にずれた所定箇所から流入したパチンコ玉は、揺動板52の偏心回動により自転しながら清浄されつつ、ガイド部材73により揺動板52上に形成された清浄領域Z内を、図16に示されるように、揺動モータ59の回転軸60の回転方向と逆方向に向けて渦巻くように外方に移動しながら清浄領域Z内を周回(約2〜3周)した後に、ガイド部材73の規制片73cにより形成された流出部128から底板74上を通過して排出樋26に流出することになる。
【0117】このように、本実施例における清浄装置50にあっては、揺動板52上に形成された平面視略円形状の清浄領域Zの中央部から若干外方にずれた所定箇所にパチンコ玉を流入させる遊技媒体案内路としての案内樋28、28’が設けられているとともに、揺動板52上から流出する流出部128が、揺動板52の外周部所定箇所、すなわち、清浄領域Zの外周部所定箇所に形成されていることにより、少なくとも清浄領域Zの外周部近傍位置からパチンコ玉を流入させた場合に比べて、揺動板52の偏心回動によりパチンコ玉が該偏心回動方向と逆回りに渦巻くように外方に移動しながら、揺動板52上をより多く周回するようになるため、清浄領域Z内に流入したパチンコ玉が清浄領域Z内に長く滞留することなく短時間で流出部128から流出してしまうことがないので、パチンコ玉の清浄効果が著しく向上する。
【0118】また、例えば従来公知の揚送研磨装置のように、パチンコ玉を揚送させる間にパチンコ玉を研磨させる場合に比べて清浄距離が短くなって清浄効果が著しく低減することがなく、パチンコ玉を清浄する清浄領域Zを広面積に設けなくても、限られた領域内において効率よく清浄することが出来る。
【0119】また、流入するパチンコ玉により滞留領域Z内のパチンコ玉が流出部128方向に押圧されても、流出抑制手段としてのガイド部材73の規制片73cにより流出部128からのパチンコ玉の流出が抑制されることにより、清浄が不十分なまま清浄領域Z内からパチンコ玉が流出してしまうことが防止される。なお、例えばこの規制片73cの先端に、流出部128に対して進退自在な伸縮片等を設け、流出部128からのパチンコ玉の流出量を適宜調整出来るようにしてもよい。
【0120】また、本実施例における清浄装置50にあっては、清浄領域Z内中央のパチンコ玉が滞留することがないように、揺動板52上に形成された平面視略円形状の清浄領域Zの中央部から若干外方にずれた所定箇所にパチンコ玉が流入するように遊技媒体案内路としての案内樋28、28’が設けられていたが、清浄領域Zの中央部にパチンコ玉が流入するように案内樋28、28’が設けられていてもよい。
【0121】また、本実施例における清浄装置50にあっては、遊技媒体案内路としての2つの案内樋28、28’が設けられているため、遊技島台1内における清浄装置50の長手方向両端側に貯留されているパチンコ玉を、これら2つの案内樋28、28’により、清浄領域Z内における略中央部までそれぞれ別々に案内することが出来るとともに、清浄領域Z内における略中央部に対してパチンコ玉を多方向から効率よく流入させ、パチンコ玉の清浄領域Z内への流入効率を高めることが出来、ひいてはパチンコ玉の清浄効率が効果的に高まる。また、このように複数の遊技媒体案内路を設けることで、1台の清浄装置50で遊技島台1内に貯留されるパチンコ玉を効率よく清浄することが出来る。
【0122】なお、本実施例における遊技媒体案内路は2つの案内樋28、28’により構成されていたが、パチンコ玉の清浄領域Z内への流入効率をより高めるために2つ以上の複数の案内樋にて構成されてもよいし、また、1つの案内樋にて構成されていてもよい。
【0123】また、揺動板52上に流入したパチンコ玉が所定面積の清浄領域Z内を渦巻くように外方に移動しながら周回することにより清浄されるため、限られたスペース内においてパチンコ玉を効率よく清浄することが出来る。
【0124】また、平面視円形状の清浄領域Zを形成するガイド部材73のガイド辺は、第1ガイド辺としての円弧状ガイド辺73aと、第2ガイド辺としての直線状ガイド辺73bとからなるパチンコ玉のガイド辺が形成されているため、円弧状ガイド辺73aにより清浄領域Z内全体のパチンコ玉が渦巻く方向にスムーズに移動して清浄領域Z内に適宜滞留し続けるように案内されるとともに、中央部に流入された後に次第に円弧状ガイド辺73a近傍に移動してきたパチンコ玉が直線状ガイド辺73bにより流出部128から流出するように案内されるため、清浄領域Z内所定箇所に滞留し続けたり、揺動板52上を必要以上に周回し続けることを効果的に回避できる。
【0125】さらにこのガイド部材73は、揺動板52の偏心回動移動に追従しないように設けられているため、清浄領域Z内のパチンコ玉を安定的に移動させることが出来るとともに、ガイド部材73に形成された遊技媒体清浄領域内の遊技媒体は、流入する遊技媒体により押圧されることで遊技媒体流出部から流出するため、遊技媒体を遊技媒体流出部に向けて強制的に排出させる機構等を設ける必要がないとともに、流入する遊技媒体により遊技媒体流出部方向に押圧されても、流出抑制手段により遊技媒体の遊技媒体流出部からの流出が抑制されることで、遊技媒体清浄領域内において十分に清浄されることになるため、清浄作用が効果的に高まる。
【0126】次に、図17〜図19には、本発明の他の実施形態が示されている。図17は、本発明の他の実施例としての遊技島台1’’の内部構造を示す断面図であり、図18は、図17の遊技島台1’’の要部の内部構造を示す平面図であり、図19は、図17の遊技島台1’’に適用される他の実施例としての清浄装置50’’がそれぞれ示されている。なお、図17〜図19に示される遊技島台1’’、清浄装置50’’において上記実施形態における遊技島台1、清浄装置50と同様の構成部位等には同様の符号を付すことでここでの詳細な説明は省略するものとするとともに、主要となる構成部位に関しては、同様の符号に「’’」を付しているものとする。
【0127】本実施形態においては、例えば図19に示されるように、清浄領域Z内にパチンコ玉を流入させるための遊技媒体案内路としての案内樋28、28’等を有しない清浄装置50’’が遊技島台1’’内所定箇所に配置されるとともに、図18に示されるように、遊技島台1’’側に設けられた中継樋24’’、24’’’が前記清浄装置50’’まで延長されて遊技媒体案内路として構成され、これら中継樋24’’、24’’’の下流側端部から落下するパチンコ玉が、蓋部材79に形成された開口部80を通過して清浄領域Z内における中央部近傍に排出されるようになっている。また、清浄装置50’’において清浄された後に流出したパチンコ玉をパチンコ機2に補給する排出樋26’’、揚送装置25’’、上部タンク3’’、供給樋4’’、支流樋5’’等が遊技媒体補給路として構成されている。
【0128】このように、前述した実施形態においては、遊技島台1内を循環するパチンコ玉を清浄領域Z内の略中央部に案内する遊技媒体案内路としての案内樋28、28’が清浄装置50の上部に設けられていたが、本発明にあっては、本実施形態のように遊技媒体案内路が遊技島台1’’に備えられた中継樋24’’、24’’’等により構成されていてもよく、このようにしても前述の実施形態にて記載した作用・効果が得られる。
【0129】また、このように本実施例における遊技島台1’’にあっては、遊技媒体案内路としての2つの中継樋24’’、24’’’を備えているため、遊技島台1’’内における清浄装置50’’の長手方向両端側に貯留されているパチンコ玉を、これら2つ中継樋24’’、24’’’により、清浄領域Z内における略中央部までそれぞれ別々に案内することが出来るとともに、清浄領域Z内における略中央部に対してパチンコ玉を多方向から効率よく排出させ、パチンコ玉の清浄領域Z内への流入効率を高めることが出来、ひいてはパチンコ玉の清浄効率が効果的に高まる。また、このように複数の遊技媒体案内路を備えることで、1台の清浄装置50’’で遊技島台1’’内に貯留されるパチンコ玉を効率よく清浄することが出来る。
【0130】なお、本実施例における遊技媒体案内路は2つの中継樋24’’、24’’’により構成されていたが、パチンコ玉の清浄領域Z内への流入効率をより高めるために2つ以上の複数の樋にて構成されてもよいし、また、1つの樋にて構成されていてもよい。
【0131】また、図20には、図1に示される遊技島台1の変形例としての遊技島台1’’’が示されている。この遊技島台1’’’は、揚送装置25及び該揚送装置25により揚送されるパチンコ玉を貯留する上部タンク3が長手方向の一端側に配設されている。上記実施形態において説明した遊技媒体案内路としての案内樋(図示略)を備える清浄装置50は、図1に示されるように揚送装置25や上部タンク3等が遊技島台内における長手方向略中央部に設けられた遊技島台1だけでなく、このように揚送装置25や上部タンク3等が長手方向端部側に配設された遊技島台1’’’等にも適用可能であり、特に遊技島台の構成は限定されるものではない。また、この遊技島台1’’’内における揚送装置25の近傍に清浄装置50を配設する場合には、詳細な図示はしないが、遊技島台1’’’内に貯留されたパチンコ玉を清浄装置50の清浄領域内における略中央部に案内する遊技媒体案内路(案内樋)は片側のみに設けられていればよい。
【0132】また、前述したように遊技島台内に貯留されたパチンコ玉を遊技島台内に配設した清浄装置の清浄領域内における略中央部に案内する遊技媒体案内路を備える遊技島台においても、揚送装置や上部タンク等の配設位置等は図17にて示したものに限定されるものではなく、例えば揚送装置や上部タンクを遊技島台における長手方向一端部側に配設して図20の遊技島台1’’’のように構成した場合等においては、遊技島台1’’’側に備えられた中継樋24を、遊技媒体案内路を有しない清浄装置における清浄領域の略中央部まで延設して遊技媒体案内路とし、遊技島台1’’’内に貯留されたパチンコ玉が清浄装置の清浄領域内における略中央部に案内されるように構成すればよい。
【0133】前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0134】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)が設置される遊技島台(1、1’’’)内に設置され、該遊技島台内に貯留される遊技媒体(パチンコ玉)の表面を清浄する清浄部材(シート部材S)が上面に敷設された揺動板(52)を揺動手段(揺動モータ59)により水平方向に揺動させることにより、前記揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域(Z)内の前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄されるとともに、該遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域の外周部に設けられる遊技媒体流出部(128)から流出するように構成される遊技媒体清浄装置(清浄装置50)であって、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記遊技媒体清浄領域内における略中央部に流入するように案内する遊技媒体案内路(案内樋28、28’)を備える。
【0135】本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機2)が設置される遊技島台(1’’)であって、該遊技島台内に貯留される遊技媒体(パチンコ玉)の表面を清浄する清浄部材(シート部材S)が上面に敷設された揺動板(52)を揺動手段(揺動モータ59)により水平方向に揺動させることにより、前記揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域(Z)内の前記遊技媒体と前記清浄部材とが摺接して前記遊技媒体が清浄されるとともに、該遊技媒体が前記遊技媒体清浄領域の外周部に設けられる遊技媒体流出部(128)から流出するように構成されている遊技媒体清浄装置(清浄装置50’’)と、前記遊技島台内に貯留される前記遊技媒体を、前記遊技媒体清浄領域における略中央部に排出するように案内する遊技媒体案内路(中継樋24’’、24’’’)と、前記遊技媒体流出部から流出する前記遊技媒体を、前記遊技機に補給する遊技媒体補給路(排出樋26’’、揚送装置25’’、上部タンク3’’、供給樋4’’、支流樋5’’)と、を少なくとも備える。
【0136】本発明の請求項3は、前記遊技媒体案内路(案内樋28、28’、中継樋24’’、24’’’)を複数備え、これら複数の前記遊技媒体案内路により前記遊技島台(1、1’’、1’’’)内に貯留される前記遊技媒体(パチンコ玉)が前記遊技媒体清浄領域(Z)における略中央部に案内されるように構成されている。
【0137】本発明の請求項4は、前記遊技媒体清浄領域(Z)が、平面視略円形に形成されている。
【0138】本発明の請求項5は、前記遊技媒体清浄領域(Z)は、前記揺動板(52)の揺動に追従しないように設けられるガイド部材(73)により構成されており、該ガイド部材におけるガイド辺は少なくとも、略円弧状の第1ガイド辺(73a)と、該第1ガイド辺から前記遊技媒体流出部(128)に向けて延設される略直線状の第2ガイド辺(73b)と、から形成されている。
【0139】本発明の請求項6は、前記揺動手段が駆動モータ(揺動モータ59)からなり、該駆動モータの駆動軸(回転軸60)には、該駆動軸に対して偏心する偏心軸部材(64)が固着されており、該偏心軸部材に対して前記揺動板が回動自在に枢着されている。
【0140】本発明の請求項7は、前記遊技媒体清浄領域(Z)内の前記遊技媒体(パチンコ玉)の前記遊技媒体流出部(128)からの流出を抑制する流出抑制手段(ガイド片73c)を備える。
【0141】本発明の請求項8は、前記遊技媒体清浄領域(Z)内の前記遊技媒体(パチンコ玉)を前記清浄部材(シート部材S)に向けて付勢する付勢部材(蓋部材79)を備える。
【0142】本発明の請求項9は、前記付勢部材(蓋部材79)には、前記遊技媒体(パチンコ玉)を前記付勢部材の下面側に通過させる開口部(80)が形成されている。
【0143】本発明の請求項10は、前記開口部(80)の内周縁には、前記揺動板(52)に向かうに従い外向きに広がるテーパ面(79a、81a)が形成されている。
【0144】本発明の請求項11は、前記付勢部材(蓋部材79)は、前記揺動板(52)上面の少なくとも一部を開放出来るように設けられている。
【0145】本発明の請求項12は、前記遊技媒体清浄装置(清浄装置50、50’)は、前記揺動板(52)上に新規な清浄部材(シート部材S)を引き出す引出し手段(巻取モータ104)を備えるとともに、前記遊技媒体(パチンコ玉)の前記揺動板上からの落下を防止する落下防止部材(ガイド部材73)が、前記揺動板の揺動に追従しないように設けられている。
【0146】本発明の請求項13は、前記遊技媒体清浄装置(清浄装置50、50’’)は、新規な清浄部材(シート部材S)を補給する補給部(補給用箱体86)を備えており、前記引出し手段(巻取モータ104)により前記補給部から前記揺動板(52)上に引き出された新規な清浄部材を張設状態に保持する保持手段(コイルバネ113/保持体111)を備える。
【0147】本発明の請求項14は、前記引出し手段が、前記清浄部材(シート部材S)をロール状に巻取る巻取り装置(巻取モータ104、芯材83)であり、前記遊技媒体清浄装置(清浄装置50、50’’)は、前記補給部(補給用箱体86)内に補給される前記清浄部材が交換された旨を検出する交換検出手段(リセットスイッチ119)と、該交換検出手段による前記清浄部材の交換が検出されてからの前記巻取り装置による前記清浄部材の巻取り動作量に応じて前記巻取り装置の駆動量を制御する制御手段(制御ユニット123内の制御装置)と、を備える。
【0148】本発明の請求項15は、前記付勢部材(蓋部材79)と前記遊技媒体案内路(案内樋28、28’、中継樋24’’、24’’’)とは、枠体(56)を介して互いに一体的に設けられており、前記枠体は、前記清浄装置の基体(51)に対して取り外し自在に設けられている。
【0149】以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0150】例えば、本実施例における揺動板52は、揺動モータ59の回転軸60に固着された偏心軸部材64に対して回動自在に枢着されて、揺動モータ59の駆動により偏心回動することにより水平方向に揺動するようになっていたが、本発明においては、揺動板52が水平方向に揺動するようになっていれば、必ずしも偏心回動により水平方向に揺動するものに限定されるものではない。
【0151】また、上記実施例における清浄装置50、50’’は、遊技島台1内における揚送装置25に流入するパチンコ玉を清浄する箇所に配設されていたが、遊技島台1内における配置位置は記載した箇所に限定されるものではなく、例えば上部タンク3から流出してパチンコ機2に供給されるまでの間の供給樋4の所定箇所等に設けてもよく、任意に変更可能である。さらに、遊技島台内に配設する遊技媒体清浄装置の数量は、上記実施形態にて説明したように1台に限定されるものではなく、例えば上記遊技島台1、1’’内における揚送装置25、25’’の両側にそれぞれ1台ずつ配設する等、複数台の清浄装置を配設してもよい。
【0152】また、上記実施例における遊技媒体流出部としての流出部128は、清浄領域Z外周部における所定箇所に1箇所のみ設けられていたが、複数箇所に設けてもよい。
【0153】また、揺動板52上に形成される遊技媒体清浄領域としての清浄領域Zは、揺動板52上であれば、必ずしも揺動板52上全域に形成されていなくてもよい。
【0154】また、本発明請求項中に記載の「遊技媒体」は、上記実施例における球状のパチンコ玉に対応しているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば遊技機としてのスロットマシン等に使用されるメダル等であってもよい。
【0155】また、本発明請求項中に記載の「遊技島台内に貯留される遊技媒体」とは、上記実施例における遊技島台内にある全ての遊技媒体を示しており、例えば上記各実施例においては、下部タンク9、9’内に貯留されているパチンコ玉のみならず、パチンコ玉を循環させる各樋内に貯留されているパチンコ玉や各樋内を移動する全てのパチンコ玉が対象となる。
【0156】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0157】(a)請求項1の発明によれば、遊技媒体案内路により案内されて揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内における略中央部に流入した遊技媒体は、揺動板が水平方向に揺動することにより自転して清浄部材に摺接されながら、遊技媒体清浄領域内を渦巻くように外方に移動しながら周回した後に遊技媒体流出部から流出するため、限られた遊技媒体清浄領域内において遊技媒体が十分に清浄されることになり、遊技媒体の清浄効果が著しく高まる。
【0158】(b)請求項2の発明によれば、遊技媒体案内路により案内されて揺動板上に形成される遊技媒体清浄領域内における略中央部に排出された遊技媒体は、揺動板が水平方向に揺動することにより自転して清浄部材に摺接されながら、遊技媒体清浄領域内を渦巻くように外方に移動しながら周回した後に遊技媒体流出部から流出し、遊技媒体補給路により遊技機に補給されるため、限られた遊技媒体清浄領域内において遊技媒体が十分に清浄されることになり、遊技媒体の清浄効果が著しく高まる。
【0159】(c)請求項3の発明によれば、遊技島台内に貯留される遊技媒体を、複数の遊技媒体案内路により遊技媒体清浄領域における略中央部まで別々に案内出来るとともに、遊技媒体清浄領域における略中央部に対して多方向から遊技媒体を効率よく流入させることが出来るため、清浄効率を効果的に高めることが出来る。
【0160】(d)請求項4の発明によれば、遊技媒体清浄領域内における所定箇所に遊技媒体が滞留して移動しなくなることがないので、遊技媒体清浄領域内の遊技媒体を効率よく清浄することが出来る。
【0161】(e)請求項5の発明によれば、遊技媒体清浄領域内の遊技媒体は、第1ガイド部により案内されてスムーズに周回するようになるとともに、第1ガイド部材の近傍まで移動してきた遊技媒体は、第1ガイド部材に沿うように移動したまま第2ガイド部に案内されて遊技媒体流出部から流出するようになるため、遊技媒体清浄領域内を必要以上に周回し続けることがない。
【0162】(f)請求項6の発明によれば、揺動板を簡単な構造で水平方向に揺動させることが出来るばかりか、揺動板を偏心回動により揺動させることで、遊技媒体が複雑に回転することになるため、遊技媒体の表面全域をまんべんなく清浄することが出来る。
【0163】(g)請求項7の発明によれば、遊技媒体清浄領域内の遊技媒体は、流入する遊技媒体により押圧されることで遊技媒体流出部から流出するため、遊技媒体を遊技媒体流出部に向けて強制的に排出させる機構等を設ける必要がないとともに、流入する遊技媒体により遊技媒体流出部方向に押圧されても、流出抑制手段により遊技媒体の遊技媒体流出部からの流出が抑制されることで、清浄が不十分なうちに遊技媒体清浄領域内から遊技媒体が流出することが防止される。
【0164】(h)請求項8の発明によれば、遊技媒体が清浄部材に強く押し付けられるため、清浄効果が向上する。
【0165】(i)請求項9の発明によれば、付勢部材の上方から遊技媒体を遊技媒体清浄領域内に流入させることが出来る。
【0166】(j)請求項10の発明によれば、開口部を通過した遊技媒体は、テーパ面により案内されてスムーズに流入するようになる。
【0167】(k)請求項11の発明によれば、付勢部材が設けられていても、揺動板の上面を開放することが出来るため、メンテナンス等の作業性が効果的に向上する。
【0168】(l)請求項12の発明によれば、落下防止部材が揺動板の揺動に追従して揺動することがないので、揺動板の揺動や清浄部材の引出しにより、敷設された清浄部材が捩れたりめくれるなどして揺動板上面が露出することがないため、落下防止部材近傍に位置する遊技媒体が清浄されなくなることがなく、清浄領域内の遊技媒体を偏りなく清浄出来るばかりか、引出し手段により揺動板上に引出された清浄部材により揺動板の揺動が規制されることがない。
【0169】(m)請求項13の発明によれば、引出し手段により揺動板上に引き出された清浄部材に撓みや捩れが生じにくくなるので、清浄作用が向上するばかりか、引出し手段による清浄部材の引出しに支障をきたすことがない。
【0170】(n)請求項14の発明によれば、巻取り装置による清浄部材の巻取り量に関わらず、清浄部材を常に一定量づつ引き出すことが出来る。
【0171】(o)請求項15の発明によれば、清浄部材の交換や装置のメンテナンス等の作業性が効果的に向上する。
【出願人】 【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
【出願日】 平成13年11月30日(2001.11.30)
【代理人】 【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男 (外2名)
【公開番号】 特開2003−164655(P2003−164655A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−366666(P2001−366666)