| 【発明の名称】 |
パチンコ玉のガイド部材の製造方法およびパチンコ玉のガイド部材並びにガイド部材を備えるパチンコ玉研磨装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】沼賀 一寛 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番8号 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】加工又は製造時間が比較的短く、また、必要に応じてガイド溝数を増減することのできるパチンコ玉のガイド部材の製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1本の棒材(29)に、研磨材(13)を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝(35)を長さ方向に沿って少なくとも1本形成し、当該棒材(29)を、所望の均等長さに切断して複数のガイド構成片(31)を形成し、所望するガイド溝(35)数を満たす数のガイド構成片(31)を、当該ガイド溝(35)を並列させた状態で連結手段(33)により連結する。この方法によれば、ガイド溝(35)を一気に形成することができるので、一枚の平板に複数のガイド溝を形成する場合に比べて加工時間を短くすることができ、全体の製造時間を短くすることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1本の棒材に、研磨材を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝を長さ方向に沿って少なくとも1本形成し、当該棒材を、所望の均等長さに切断して複数のガイド構成片を形成し、所望するガイド溝数を満たす数のガイド構成片を、当該ガイド溝を並列させた状態で連結手段により連結することを特徴とするパチンコ玉のガイド部材の製造方法。 【請求項2】 研磨材を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝を長さ方向に沿って少なくとも1本形成した所望長さのガイド構成片を複数本形成し、所望するガイド溝数を満たすだけのガイド構成片を、当該ガイド溝を並列させた状態で連結手段により連結することを特徴とするパチンコ玉のガイド部材の製造方法。 【請求項3】 各々が少なくとも1本のガイド溝を備える所望数のガイド構成片を、当該ガイド溝を並列させた状態で連結手段により連結してあり、当該並列させたガイド溝の各々を、研磨材を介してパチンコ玉を受入可能に形成してあることを特徴とするパチンコ玉のガイド部材。 【請求項4】 請求項3に記載したパチンコ玉のガイド部材であって、請求項1又は2に記載したパチンコ玉のガイド部材の製造方法により製造したものであることを特徴とするパチンコ玉のガイド部材。 【請求項5】 請求項3又は4に記載したパチンコ玉のガイド部材を有することを特徴とするパチンコ玉研磨装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、搬送するパチンコ玉を研磨材により研磨するためのパチンコ玉の研磨構造及びそれを有するパチンコ玉研磨装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】これまでに知られているパチンコ玉研磨構造(以下、適宜「従来構造」という)として、特開平11−276709号公報に開示されたものがある。この従来構造は、図9の横断面図が示すように、パチンコ玉と接触する搬送面を有する搬送ベルト101と、この搬送面と対向するガイド面を有するガイド部材103と、このガイド部材103のガイド面側に形成したガイド溝105,...と、ガイド面上に装着した研磨材107と、を備えており、この構成により、ガイド溝に受け入れたパチンコ玉を、搬送ベルトに押圧しながら搬送研磨するようになっている。上記のガイド溝105,...の形成は、ガイド部材103のガイド面側を後加工することにより行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した後加工は、所定の長さ寸法を有する一枚の平板に切削装置等を用いてガイド溝が必要本数に達するまで繰り返して行われるのが一般的である。このため、切削具等をガイド溝数に応じて何回も往復運動させる必要がある等の理由から、加工時間が比較的長くなってしまうという問題があった。この問題に加え、切削具等の切削により生じる熱による部材の膨張が、ガイド溝の寸法精度に悪影響を与えかねないことも指摘されていた。さらに、単位時間あたりの研磨可能なパチンコ数や、パチンコ玉の汚れの度合いや種類等の関係から、ガイド溝数の増減を求められることが考えられる。上述した従来の加工方法では、このような増減に適応できないことも問題とされていた。本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、加工又は製造時間が比較的短く、また、必要に応じてガイド溝数を増減することのできるパチンコ玉のガイド部材の製造方法、ガイド部材並びにそのようなガイド部材を有するパチンコ玉研磨装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために鋭意研究を重ねた発明者は、切削具等の往復は多分に時間のロスであって、ガイド溝の形成は繰り返して行うよりも一気に行ったほうが効率よく行うことができるし、切削等により発生する熱量を少なくすることができる、ことに気がついた。本発明は、そのような観点からなされたものである。その詳しい内容については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項における発明の説明において行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項における発明にも適用されるものとする。 【0005】(請求項1に記載した発明の特徴)請求項1に記載した発明に係るパチンコ玉のガイド部材の製造方法(以下「請求項1の製造方法」という)は、第1工程として、少なくとも1本の棒材に、研磨材を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝を長さ方向に沿って少なくとも1本(2本でも3本以上でもよい)形成する。そして、第2工程として、ガイド溝を形成した棒材を、所望の均等長さに切断して複数のガイド構成片を形成する。最後の工程として、所望するガイド溝数を満たす数のガイド構成片を、当該ガイド溝を並列させた状態で連結手段により連結する。 【0006】(請求項1に記載した発明の作用効果)請求項1の製造方法によれば、上述した第1〜3工程により、一枚の平板に複数のガイド溝を形成してなるガイド部材と同等なガイド部材を製造することができる。請求項1の製造方法によれば、たとえばエンドミルやフライスによる切削等によるガイド溝の形成を一気に行うことができ、何回も繰り返して行う必要がない。したがって、切削時間を大幅に削減することができる。さらに、一枚の平板を繰り返して切削等を行うことにより、切削熱が蓄積して平板全体が熱膨張しやすい状態になるが、この熱膨張は加工精度を悪くする要因となり易い。他方、形成する溝数を少なくする方が、切削熱の蓄積が少ないので加工精度への悪影響が少ない。すなわち、請求項1の製造方法によれば、寸法精度の高いガイド溝を形成することができる。また、請求項1の製造方法によれば、各ガイド構成片を並列させてから連結する作業が必要となるが、一般にエンドミルによる切削等を繰り返して行うことに比べてはるかに短い時間で済む。また、ガイド構成片の数を増減するだけでガイド溝数の増減を行うことができるので、使用状況に合わせたガイド部材の提供に貢献することができる。 【0007】(請求項2に記載した発明の特徴)請求項2に記載した発明に係るパチンコ玉のガイド部材の製造方法(以下「請求項2の製造方法」という)は、第1工程として、研磨材を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝を長さ方向に沿って少なくとも1本形成した所望長さのガイド構成片を複数本形成する。ガイド構成片の形成は、たとえば、エンドミルによる切削等により棒材を加工する方法もあるが、射出成形や押出成形のような成形方法により行うことができる。そして第2工程として、所望するガイド溝数を満たすだけのガイド構成片を、当該ガイド溝を並列させた状態で連結手段により連結する。 【0008】(請求項2に記載した発明の作用効果)請求項2の製造方法によれば、上述した第1及び2工程により、一枚の平板に複数のガイド溝を形成してなるガイド部材と同等なガイド部材を製造することができる。請求項1の製造方法によれば、エンドミルやフライスによる切削等によるガイド溝の形成を一気に行うことができ、何回も繰り返して行う必要がない。したがって、切削時間を大幅に削減することができる。請求項2の製造方法によれば、各ガイド構成片を並列させてから連結する作業が必要となるが、一般に切削等を繰り返して行うことに比べてはるかに短い時間で済む。また、ガイド構成片の数を増減するだけでガイド溝数の増減を行うことができるので、使用状況に合わせたガイド部材の提供に貢献することができる。 【0009】(請求項3に記載した発明の特徴)請求項3に記載した発明に係るパチンコ玉のガイド部材(以下「請求項3のガイド部材」という)は、 各々が少なくとも1本(2本でも3本以上でもよい)のガイド溝を備える所望数のガイド構成片を、当該ガイド溝を並列させた状態で連結手段により連結してあり、当該並列させたガイド溝の各々を、研磨材を介してパチンコ玉を受入可能に形成してある。ガイド部材の製造方法に何ら制限はない。ガイド構成片の本数は、ガイド溝の所望数に合わせて決定する。 【0010】(請求項3に記載した発明の作用効果)請求項3のガイド部材によれば、ガイド部材としての機能は、一枚の平板に複数のガイド溝を備える従来のガイド溝の機能を充足している。すなわち、研磨材を介して受け入れたパチンコ玉を、ガイド部材と対向する搬送ベルトにより搬送しながら研磨する機能を備えている。請求項2のガイド部材によれば、ガイド構成片の数を増減するだけでガイド溝数の増減を行うことができるので、使用状況に合わせたガイド部材の提供に貢献することができる。 【0011】(請求項4に記載した発明の特徴)請求項4に記載した発明に係るパチンコ玉のガイド部材(以下「請求項4のガイド部材」という)は、請求項3のガイド部材の構成に限定が加わり、請求項1又は2に記載したパチンコ玉のガイド部材の製造方法により製造したものである。すなわち、ガイド構成片の製造は、ガイド構成片を合成樹脂製とし、これを、たとえば押出成形等により成形することにより行うことができるが、請求項4のガイド部材は請求項2又は3に記載した製造方法により製造したものである。 【0012】(請求項4に記載した発明の作用効果)請求項4のガイド部材によれば、請求項2のガイド部材の作用効果に加え、ガイド溝の形成時間の短縮により、製造にあたってそれに要する時間が短い。製造時間が短いことは、製造コストの低下に貢献する。 【0013】(請求項5に記載した発明の特徴)請求項5に記載した発明に係るパチンコ玉研磨装置(以下「請求項5の研磨装置」という)は、請求項3又は4に記載したパチンコ玉のガイド部材を有することを特徴とする。 【0014】(請求項5に記載した発明の作用効果)請求項5の研磨装置によれば、請求項3又は4のガイド部材の作用効果を奏することが可能となる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、各図を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、適宜「本実施形態」という)について説明する。図1は、パチンコ玉のガイド部材を備えるパチンコ玉揚送研磨装置の正面図(a)及び側面図(b)である。図2は、図1に示すパチンコ玉揚送研磨装置のドア部を開放した状態を示す正面図である。図3は、図1に示すパチンコ玉揚送研磨装置のA−A断面図である。図4は、ガイド構成片の平面図、正面図及びB−B断面図である。図5は、並列させたガイド構成片の平面図及びC−C断面図である。図6は、ガイド部材の第1の製造方法を示す概略図である。図7は、ガイド部材の第2製造方法を示す概略図である。図8は、図3に示すパチンコ玉研磨装置の変形例を示す断面図である【0016】(研磨装置の概略構造)図1乃至3を参照しながら、後述するガイド部材の適用例であるパチンコ玉揚送研磨装置(以下、単に「研磨装置」という)の概略構成について説明する。研磨装置1は、床面に設置するベース部3と、このベース部から起立する揚送塔5と、から概ね構成してある。揚送塔5には、その正面にドア部7(図2参照)をヒンジ結合して開閉するようにしてある。揚送塔5の内部には、ガイド部材11と、研磨材として用いる研磨布13と、を設置し、搬送ベルト15が通過できるように構成してある。図3に示す符号17は、搬送ベルト15をガイドするためのガイドローラを示しており、このガイドローラ17は、搬送ベルト15の長さ方向に所定間隔毎に複数個設けてある。各部材の詳細な構造については、次項以下で説明する。なお、説明の都合上、搬送ベルト15、ガイド部材11、研磨布13、ガイド部材11の製造方法の順で説明する。 【0017】(搬送ベルトの構造)図1及び2に示すように、搬送ベルト15は、駆動ローラ21と従動ローラ23とにより張架した無端ベルトであって、モータ25を駆動源として回転するようにしてある。また、駆動ローラ21から見た往路で揚送塔5内を通過し、復路でベルトカバー19内を通過するようにしてある。搬送ベルト15は、搬送しようとするパチンコ玉と接触する搬送面15aを有し、パチンコ玉に押圧力を加えるために充分な弾性を備えている。搬送ベルト15を構成する素材は、合成ゴムが一般的であるが、合成ゴム以外の素材(たとえば、布材、合成皮革材)やこれらの複合体等であってもよい。 【0018】(ガイド部材の構造)図3乃至5に示すガイド部材11は、搬送ベルト15とともに搬送しようとするパチンコ玉に充分な押圧力を加えることのできる素材により構成してあり、そのために好適な素材として、たとえば、金属や適度の硬度を持つ合成樹脂材がある。より具体的には、アクリル樹脂を基本材とする人工大理石やエポキシ樹脂等の単体や複合体がある。ガイド部材11は、図3乃至5に示すように搬送ベルト15の搬送面15aに対向するガイド面11aを有している。ガイド部材11は、図5及び6に示すように、並列させた複数のガイド構成片31,...を、ネジ部材(連結手段)33,..により連結することにより構成してある。 【0019】各ガイド構成片31のガイド面31a側には、パチンコ玉の搬送方向に沿って伸びるガイド溝35を1本だけ形成してある。ガイド溝35の断面形状は、後述する研磨布13を介してパチンコ玉を部分的に受け入れられるように形成してある。各ガイド構成片31は1本しかガイド溝35を有しないのであるから、求められるガイド溝35の数をとガイド構成片31の数とは同数になる。たとえば、ガイド溝35が12本必要な場合は、ガイド構成片31を12本用意すれば要求を満たすことができる。このようなガイド構成片31の本数設定は、ガイド部材11の有効幅やパチンコ玉の揚送数等の事情に合わせて行ったものであるので、事情の許す範囲で増減することに問題はない。また、各ガイド構成片31に形成するガイド溝35の本数は、たとえばガイド溝の総数等に合わせて2本としたり3本以上としたりすることもできる。ガイド部材31の製造方法については、後述する。 【0020】(研磨布の構造)図2及び3に示す研磨布13は、ガイド部材11のガイド面11a上に装着できてパチンコ玉を研磨できるのものであればその形態や材質等に何ら制限はない。本実施形態では、研磨布として丈夫な木綿布を採用してあり、これを着脱自在に設けることにより汚れたときに簡単に交換できるように構成してある。 【0021】(ガイド部材の第1製造方法)図4乃至6を参照しながら、ガイド部材11の第1製造方法について説明する。ガイド部材11は、前述したように、図4に示すようなガイド構成片31を、複数本並列させ、図5に示すようにネジ部材33,...により連結したものである。ガイド部材11を製造するには、各ガイド構成片31のガイド面31a側に、1本ずつガイド溝35を形成してから、それらを連結する方法が考えられるが、本実施形態では、より短時間のうちに、かつ、簡単に製造ができるように、次のような製造方法を採用した。 【0022】まず、適当な長さの合成樹脂製棒材29を、少なくとも1本用意する。棒材29の長さは、横方向に切断したときにできる短片の長さが、ガイド構成片31の長さと同じであること、すなわち、ガイド構成片31の長さのほぼ整数倍であることが好ましい。なぜなら、短片の長さとガイド構成片の長さが等しければ、切断したときにガイド構成片31の長さに満たない半端な部分を形成しなくて済むので、棒材29の有効利用を通じた原価抑制を図ることができるからである。他方、1本の棒材29では、所望する本数の短片を得ることができないときは、必要な本数を賄うために見合う本数の棒材29を用意する。たとえば1本の棒材29から、5本の短片を形成することができると仮定したときに、10本の短片が必要なら棒材29を2本用意することになる。他の例として、短片を12本必要なら、短片6本を形成することのできる長さを持った棒材29を2本用意してもよい。 【0023】このようにして用意した棒材29に、研磨材13を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝35を長さ方向に沿って1本だけ研削により形成する(第1工程)。ガイド溝35の研削は、研削装置41が備えるエンドミル41aにより行う。ガイド溝35の形成方法として研削を採用したのは、研削が合成樹脂材を加工する方法として広く用いられており汎用性が高いからであって、他の形成方法を排除する趣旨ではない。図3乃至5に示すガイド溝35は、ほぼ半円形状に形成してあるので、1ストロークの切削によりガイド溝35を一気に形成することができるが、溝形状が複雑な場合は、その溝形状に合わせたストローク数の切削を行うことになる。何れにしろ、一枚の平板に何本ものガイド溝を切削するよりも遥かに短時間で作業を終えることができ、また、研削により棒材29内に発生する熱を少なくすることもできる。発熱量が少ないことは、棒材29の熱膨張を少なくすることになり、これによりガイド溝35の寸法精度を高く保つことができる。 【0024】第2工程は、ガイド溝35を形成した棒材29を、所望の均等長さに切断して複数のガイド構成片31,...を形成する。切断は、切断装置43が備えるカッターにより行う。切断は、カッター43a以外の方法、たとえば、レーザービームを用いて行うようにしてもよい。「所望の長さ」は、求められるガイド部材11の全長に合わせて設定する。前述したような半端部分ができるだけ生じないような長さの棒材29を選定しておくことが好ましい。「均等長さ」に切断するのは、ガイド構成片31,...を、ガイド溝35,...が並ぶように並列させたときに、長さに不揃いが生じさせないようにするためである。不揃いを生じさせないことにより、ガイド構成片31,...を並列させたときに、その上端又は下端が不揃いになることがない。 【0025】最後に第3の工程として、所望するガイド溝数と同数のガイド構成片を、ガイド溝35,...を同じ方向に向けて並べた状態で並列させてからネジ部材33,...により連結する。ガイド構成片31の本数を所望するガイド溝35の数と同じにするのは、各ガイド構成片31が有するガイド溝35は1本だけだからである。なお、本実施形態においては、連結手段としてネジ部材33,...を採用したので、このネジ部材33を貫通させるための連結孔37,...を、図4及び5に示すような肉厚部分に必要数だけ前もって形成しておくとよい。ネジ部材33は、ガイド構成片31の長さ方向両端部における2箇所のほか、ガイド構成片31の材質、長さ、強度等に応じて両端部以外の部位に、たとえば1乃至3個所に適当な間隔をおいて設けるようにするとよい。なお、本実施形態では、ガイド溝35の数の増減したり、汚れが激しいことや磨耗したこと等の理由により一部のガイド構成片31を交換したりすることを容易にするために、取り付け取り外しが比較的容易なネジ部材33を連結手段として採用したが、ネジ部材33以外の連結手段を採用しても構わない。たとえば、ガイド構成片31,...同士を接着するための接着材や、互いに嵌り合うことのできる嵌合構造なども連結手段として好適である。さらに、異なる連結手段を併せて使用することもできる。ガイド構成片31,...同士の連結の終了により、ガイド部材11が完成する。 【0026】(ガイド部材の第2製造方法)図7に基づいて、ガイド部材の第2製造方法について説明する。第2製造方法は、第1工程として、研磨材を介してパチンコ玉を受入可能なガイド溝35を長さ方向に沿って1本形成した所望長さのガイド構成片31を複数本形成する。ガイド構成片31の形成は、図7に示す押出成形装置45や図外の射出成形装置等により行うことができる。次に第2の工程として、所望するガイド溝35を満たすだけのガイド構成片31,...を、各ガイド溝35,...を同じ方向に向けて並べた状態で並列させてからネジ部材33,...により連結する。これによりガイド部材11が完成する。1本のガイド構成片31に形成するガイド溝35の本数は、必要に応じて2としてもよいし3以上としてもよい。 【0027】(本実施形態の変形例)図8に基づいて、本実施形態の変形例について説明する。本変形例が本実施形態と異なるのは、ガイド構成片に形成したガイド溝の形状である。したがって、ここでは、この異なる部材についてだけ説明を行い、共通する部材についての説明は重複を避けるために省略する。さらに、共通する部材の番号については、本実施形態において該当する部材番号と同じ番号を図8において用いてある。 【0028】図8に示すように、ガイド構成片31´に形成したガイド溝35´L,35´Rは、図面に向かって左右対称になっていない。この点で、本実施形態のガイド構成片31のガイド溝35をほぼ左右対称に形成したのと異なっている。左右非対称に形成した主な理由は、搬送方向とは異なる方向の力をパチンコ玉に加えることにより、このパチンコ玉を搬送方向以外の方向に回転させ、これにより、パチンコ玉の表面を満遍なく研磨しようとした点にある。しかし、搬送方向以外の方向の力が作用するということは、長さ方向以外の方向の力を研磨布13に加えることにもなる。そして、このような力を受けた研磨布13は、ドア部7の幅方向(図8の左右方向)に片寄りやすい。そこで、本変形例では、図8の左側に示す2本のガイド溝35´Lと、同じく右側に示す2本のガイド溝35´Rとのように、それぞれを半々に配置してある。このように配置したのは、ガイド部材11´の左右のバランスを保たせることにより、長さ方向以外の方向の力を相殺して研磨布13の片寄りを防ぐためである。 【0029】また、ガイド部材11´の有効幅やパチンコ玉の揚送数等の事情に合わせてガイド構成片31´の本数を増減した結果、その本数が奇数(たとえば、11本)となった場合は、この例においてほぼ半分の6本と、残りの5本とに分けて配置すればよい。この場合は、左右のバランスを完全に保てるわけではないが、それでも研磨布13の片寄りを有効に防止することができる。左右半々に配置する方法の他に、ガイド構成片31´Lとガイド構成片31´Rとを互い違いに配置する方法もある。 【0030】上記したガイド構成片31´Lとガイド構成片31´Rとは、前記した製造方法により両者を区別することなく製造することができる。すなわち、ガイド構成片31´Lとガイド構成片31´Rとは、図8において互いに線対称の関係にある。このため、たとえば、ガイド構成片31´Lを紙面垂直方向に180度回転させれば(上下を入れ替えれば)、ガイド構成片31´Rと同じ形状になる。つまり、配列向きを変えるだけで、左右何れのガイド構成片としても使用できるのである。このような利点は、ガイド部材11´を構成するガイド構成片31´L,31´Rの各々が独立なものであるからに他ならない。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば、加工又は製造時間が比較的短く、また、必要に応じてガイド溝数を増減することのできるパチンコ玉のガイド部材の製造方法、パチンコ玉のガイド部材並びにそのようなガイド部材を有するパチンコ玉研磨装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104396 【弁理士】 【氏名又は名称】新井 信昭 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−164653(P2003−164653A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−366358(P2001−366358) |
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