| 【発明の名称】 |
排気ファン装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】八角 裕之 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番8号 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】排気ファンが停止してもゴミが再飛散することのない排気ファン装置を提供することにある。
【解決手段】パチンコ玉貯留タンク(9)の天板(9a)に設置可能な排気ファン装置(20)を、上方へ排気可能な排気ファン(21)と、排気を濾過するためのフィルター部材(22)を当該排気ファン(21)の上部領域以外の領域に着脱自在に設置可能とするとともに、当該排気ファン(21)の上部領域に臨む天井部(24)を有するカバー部材(23)と、を含み、当該天井部(24)を、当該排気を当該フィルター部材(22)方向に偏向可能な構造に形成してある。排気ファンの排気は、偏向構造により偏向させられて排気ファンの上部領域以外の領域においてフィルター部材に濾過されるようになっている。このため、フィルター部材に捕捉された塵埃が、何らかの理由により落下しても排気ファンを抜けて貯留タンク内に落下することはない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上方へ排気可能な排気ファンと、排気を濾過するためのフィルター部材を当該排気ファンの上部領域以外の領域に着脱自在に設置可能とするとともに、当該排気ファンの上部領域に臨む天井部を有するカバー部材と、を含み、当該天井部を、当該排気を当該フィルター部材方向に偏向可能な構造に形成してあることを特徴とするパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置。 【請求項2】 前記天井部を、逆さ四角錐形状に形成してあり、前記フィルター部材を、当該四角錐形状を構成する三角面の各々に対応させた4箇所に設置してあることを特徴とする請求項1に記載したパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置。 【請求項3】 前記カバー部材の下端縁には、設置するタンク天板との間の排気漏れを防ぐための弾性密封材を設けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載したパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置。 【請求項4】 前記カバー部材には、当該フィルター部材から落下する塵埃を貯留可能な塵埃受け部を設けてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載したパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置。 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載した排気ファン装置を設けてあることを特徴とするパチンコ玉貯留タンク。 【請求項6】 前記パチンコ玉貯留タンクは、貯留しようとするパチンコ玉を受け入れるための受入口を有し、前記排気ファン装置を、当該受入口の可及的近傍に設けてあることを特徴とする請求項5に記載したパチンコ玉貯留タンク。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数のパチンコ機を備えてなるパチンコ島の島設備が有するパチンコ玉貯留用のタンク内の塵埃を排除するために、タンク天板に設置する排気ファン装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】パチンコ玉貯留タンクの一例として、島設備の上部に設けられる上部タンクがある。一般にこの上部タンクには、図6、7に示すような排気ファン装置101が取り付けられている。排気ファン装置101は、タンクカバー103に形成された開口部周縁に着脱自在に取り付けられている。この排気ファン装置101は、ファン本体105とカバー部材107とから構成されている。カバー部材107は、ファン本体105に被せることのできる形状に形成されており、その天板109には開口部111が形成されている。この開口部111は、排気されるエアが含む塵埃を超すためのフィルター部材113により閉鎖されている。 【0003】ここで、ファン本体105が駆動すると、上部タンク内からエアを吸引し、上方に排気する。このとき、上部タンク内の塵埃を含んだエアは、ほぼ水平に配されたフィルター部材113により濾過され、塵埃がフィルター部材113に捕捉される。実開昭63−184086号公報に開示されたフィルター材は、上述したように構成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一方、上記の排気ファン装置は、以下のような問題点を有していた。先ず、フィルター部材113がファン本体105の上部領域に配されていたので、ファン本体105を停止した場合に、一旦、捕捉された塵埃が、そこに留まる力を失って上部タンク内へ落下してしまうという問題である。塵埃が落下すると、せっかく研磨したパチンコ玉に塵埃を再付着させてしまうことになるので、何らかの対策が望まれていた。また、フィルター部材113が目詰まりした場合にも、吸引力の弱まりによる塵埃落下が、上記したものと同様な問題を引き起こしかねないとして指摘されていた。 【0005】そこで本発明の目的は、上記した従来の欠点を改良するべく、フィルターで捕捉した塵埃を上部タンク内に逆戻りさせることのない排気ファン装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するために発明者は、排気ファンに対するフィルター部材の位置を、塵埃が貯留タンク内に逆戻りしないようなところに設定し、さらに、排気するエアの流れを制御する手段を講じた。その詳しい内容については項を改めて説明する。なお、何れかの請求項の発明の説明において行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項における発明の説明にも適用されるものとする。 【0007】(請求項1に記載した発明の特徴)請求項1に記載した発明に係るパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置(以下、「請求項1の排気ファン装置」という)は、上方へ排気可能な排気ファンと、排気を濾過するためのフィルター部材を当該排気ファンの上部領域以外の領域に着脱自在に設置可能とするとともに、当該排気ファンの上部領域に臨む天井部を有するカバー部材と、を含み、当該天井部を、当該排気を当該フィルター部材方向に偏向可能(方向転換可能)な構造に形成してあることを特徴とする。カバー部材のパチンコ玉貯留タンクの天板への設置は、これを着脱自在となるように構成するのが好ましい。これを着脱自在とすることにより、カバー部材自体の保守点検や部材交換等を簡単なものにすることができるからである。排気ファンの「上部領域以外の領域」とは、フィルター部材により捕捉された塵埃が、そこに留まる力を失って落下したときに、排気ファンの隙間から貯留タンク内に落下しない「領域」のことをいう。 【0008】(請求項1に記載した発明の作用効果)請求項1の排気ファン装置によれば、パチンコ玉貯留タンク内の塵埃を内部エアの排気により貯留タンク外部へ排出することができる。このとき、貯留タンク内のエアは、排気ファンにより上方に排気された後に天井部に衝突して偏向する。偏向先に設置してあるフィルター部材は、エアが含む塵埃を捕捉して浄化したエアを通過させる。一旦、捕捉した塵埃は、その後排気ファンが停止したり、フィルター部材の目詰まり等することによりエア圧が無くなったり弱くなったりした場合は、そこに留まる力を失って落下する場合がある。そのような場合であっても、フィルター部材は排気ファンの凹部領域以外の領域に設置してあるため、落下した塵埃が再び貯留タンク内に戻ることがない。 【0009】(請求項2に記載した発明の特徴)請求項2に記載した発明に係るパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置(以下、「請求項2の排気ファン装置」という)は、請求項1の排気ファン装置の構成に限定が加わり、前記天井部を、逆さ四角錐形状(縦断面を逆さV字状)に形成してあり、前記フィルター部材を、当該四角錐形状を構成する三角面の各々に対応させた4箇所に設置してあることを特徴とする。 【0010】(請求項2に記載した発明の作用効果)請求項2の排気ファン装置によれば、請求項1の排気ファン装置の作用効果に加え、排気ファンが排気したエアは逆さ四角錐形状の天井部に衝突して四方に分散しながら偏向する。分散したエアは、各々フィルター部材により濾過され、そこで塵埃が捕捉される。 【0011】(請求項3に記載した発明の特徴)請求項3に記載した発明に係るパチンコ玉貯留タンクの天板に設置可能な排気ファン装置(以下、「請求項3の排気ファン装置」という)は、請求項1又は2の排気ファン装置の構成に限定が加わり、前記カバー部材の下端縁には、設置するタンク天板との間の排気漏れを防ぐための弾性密封材を設けてあることを特徴とする。弾性密封材としては、ウレタン材のような合成樹脂系のエラストマ材が一般的である。 【0012】(請求項3に記載した発明の作用効果)請求項3の排気ファン装置によれば、請求項1又は2の排気ファン装置の作用効果に加え、弾性密封材の働きにより、天井部とフィルター部材とにより主として包囲された排気ファンの上方領域の貯留タンク天板に対する機密性を高く保持することができる。したがって、排気ファンが排気したエアを余すことなくフィルター部材の濾過作用に服させることができる。排気漏れがあれば、フィルター部材を通過しないエア、すなわち、塵埃を多く含むエアが排気ファン装置の外部へ排気されることになるが、機密性を高くすることにより、そのような事をなくすことができる。 【0013】(請求項4に記載した発明の特徴)請求項4に記載した発明に係るパチンコ玉貯留タンクに設置可能な排気ファン装置(以下、「請求項4の排気ファン装置」という)は、請求項1乃至3何れかの排気ファン装置の構成に限定が加わり、前記カバー部材には、当該フィルター部材から落下する塵埃を貯留可能な塵埃受け部を設けてあることを特徴とする。塵埃受け部の形態に何ら限定はないが、その設ける位置は排気ファンの上部領域以外の領域であることは言うまでもない。 【0014】(請求項4に記載した発明の作用効果)請求項4の排気ファン装置によれば、請求項1乃至3の何れかの排気ファンの作用効果に加え、フィルター部材から落下する塵埃を塵埃受け部により受けることができるので、塵埃処理を素早く、かつ簡単に行えるようになる。つまり、塵埃受け部がないとしてもフィルター部材から落下する塵埃が貯留タンク内に逆戻りしないことは既に述べた通りであるが、塵埃受け部がないと、この落下する塵埃を垂れ流ししてしまうことになる。これでは、塵埃処理が煩雑になりかねない。そこで、塵埃を塵埃受け部で受けさせておき、この塵埃受け部を清掃するだけで塵埃処理の大半を終えられるようにして、素早く、かつ簡単に塵埃処理を実現した。 【0015】(請求項5に記載した発明の特徴)請求項5に記載した発明に係るパチンコ玉貯留タンクは、(以下、「請求項5の貯留タンク」という)は、請求項1乃至4の何れかに記載した排気ファンを設けてあることを特徴とする。 【0016】(請求項5に記載した発明の作用効果)請求項5の貯留タンクによれば、請求項1乃至4の何れかに記載した排気ファン装置の作用効果を奏する貯留タンクを提供することができる。したがって、パチンコ島内に設置する貯留タンクであろうと、それ以外の場所に設置する貯留タンクであろうと、塵埃が内部に逆戻りしてくることはなく、また、排気漏れが少ないので効率よく塵埃が濾過されている。さらに、塵埃受け部を設けた場合は、塵埃処理を素早く、勝つ簡単に行うことができる。 【0017】(請求項6に記載した発明の特徴)請求項6に記載した発明に係るパチンコ玉貯留タンク(以下「請求項6の貯留タンク」という)は、請求項5の貯留タンクの構成に限定が加わり、前記パチンコ玉貯留タンクは、貯留しようとするパチンコ玉を受け入れるための受入口を有し、前記排気ファン装置を、当該受入口の可及的近傍(できるだけ近く)に設けてあることを特徴とする。 【0018】(請求項6に記載した発明の作用効果)請求項6の貯留タンクによれば、請求こう5の貯留タンクの作用効果に加え、排気ファン装置を受入口のできるだけ近くに設けることにより、パチンコ玉とともに受け入れられる塵埃を、貯留タンク内に蔓延させる前に排出させることができる。すなわち、受入口から離れた場所に設けたのでは、受入口から排気ファン装置までの間に塵埃が浮遊することになり、これを放置すると浮遊する塵埃がパチンコ玉に再付着する等の弊害が予想される。そこで、受入口の近くで集塵し、そのような弊害の未然防止を図ったのである。 【0019】 【発明の実施の形態】ここで、各図を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。図1は、排気ファン装置を備えるパチンコ島の概略構成図である。図2は、排気ファン装置の分解斜視図である。図3は、図2に示す排気ファン装置のA−A縦断面図である。図4は、本実施形態の第1変形例を示す縦断面図である。図5は、本実施形態の第2変形例を示す縦断面図である。 【0020】(パチンコ島の全体構成)図1を参照しながら、パチンコ島の全体構成について説明する。符号1は、複数のパチンコ機3,…が集合してなるパチンコ島を示している。各パチンコ機3から排出された遊技済みのパチンコ玉は、パチンコ玉研磨装置5により揚送研磨され、研磨済みパチンコ玉として補給樋7、7により各パチンコ機3に補給されるようになっている。他方、揚送されたパチンコ玉が補給量を上回った場合の余剰の研磨済みパチンコ玉は、上部タンク(貯留タンク)9へ送られ、そこで貯留されるようになっている。 【0021】さらに、この上部タンク9がオーバーフローした場合は、そのオーバーフローしたパチンコ玉をフロー玉通路11,11から落下させ、図外の分配樋によってパチンコ島1内に設置された下部タンク(貯留タンク)18,51に分配して各々貯留させるようになっている。下部タンク18,51は、パチンコ島1の長手方向に長い箱状のタンクである。符号17は、下部タンク18から放出されるパチンコ玉を揚送するための揚送装置を示している。 【0022】(排気ファン装置の設置)図1及び2に示すように、上部タンク9の天板9a上面には、排気ファン装置20を取り付けてある。排気ファン装置20は、上方へ排気可能な排気ファン21と、この排気ファン21に上から被せるように設置するカバー部材23と、から概ね構成してある。排気ファン装置20を上部タンクに設けたのは、そこに貯留されるパチンコ玉は研磨済みのものではあるが、パチンコ玉研磨装置5から排出されるときに剥離された塵埃も同時に排出されてくるため、上部タンク9内には塵埃が発生しやすいからである。この塵埃をそのままにしておくと、それが研磨済みパチンコ玉に再付着してしまうおそれがある。そこで、上部タンク9に排気ファン装置20を設けて、内部に発生した塵埃を除去しようとしているのである。 【0023】さらにこの排気ファン装置20の設置は、パチンコ玉研磨装置5の排出口(図示を省略)、すなわち、上部タンク9の受入口(図示を省略)の可及的近傍すなわち、できるだけ近くで行うのが好ましい。これは、パチンコ玉研磨装置5の排出口の形態や上部タンク9の取付方法等によって異なるが、受入口近くに設けることにより、研磨によって生じた塵埃等を上部タンク9内で蔓延させずに効率良く排出するためである。塵埃の効率良い排出は、パチンコ玉に塵埃が再付着するのを防ぐことにより本当にきれいなパチンコ玉供給に貢献する。もっとも、程度の違いこそあれ、塵埃が発生するという事情は、下部タンク18,51においても同じである。本実施形態では行っていないが、これらの下部タンク18,51の天板にも排気ファン装置20を設ければ、内部に発生する塵埃を除去する上できわめて有効である。この場合においても、排気ファン装置20の設置を、下部タンク18,51のパチンコ玉受入口(図示を省略)にできるだけ近い場所で行うほうが、下部タンク18,51内に塵埃を蔓延させない点で好ましい。 【0024】(排気ファン装置の構成)図2及び3に基づいて、排気ファン装置20の構造について説明する。まず、排気ファン21であるが、モータ及び羽根部(図示を省略)を内部に有するアルミダイカスト製であって、その形状は、上から見たときにほぼ正方形となるように形成してある。排気ファン21の上部、すなわち、排気側には、安全網21aをビス21bにより固定してある。 【0025】次に、カバー部材23であるが、本実施形態では、これを排気ファン21の上から被せるようにして着脱自在に構成してある。カバー部材23の貯留タンク9への着脱は、カバー部材23下端部から側方に延びるフランジ部27,27を天板9aに締付ネジ(図示を省略)により締付固定することにより行う。カバー部材23は、排気ファン21の形状に合わせた四角形のスチール製箱型部材であって、排気ファン21を囲む側壁25,...と、側壁25,...の上部に位置する天井部24と、により概ね構成してある。側壁25の各々には、開口部25a,...穿設してあり、これらの開口部25a,...をそれぞれフィルター部材22,...により閉鎖可能とするように構成してある。各フィルター部材22は、各開口部25aの周囲にネジ穴23b,...を形成してあり、これらのネジ穴23b,...にフィルター部材22の外側から固定ネジ25b,...をねじ込むことにより、フィルター部材22をカバー部材23に着脱自在に固定できるようにしてある。本実施形態では、各フィルター部材22を各側壁25に固定するようになっているので、固定した各フィルター部材22を排気ファン21の上部領域以外の側方領域に設置することになる。したがって、フィルター部材22に捕捉された塵埃が、そこから滑り落ちたり、振動により振り落とされたりして排気ファン21内に逆戻りすることがない。 【0026】フィルター部材22の固定は、上記した固定ネジ25bによる方法に限る必要はなく、たとえば、開口部25aの周囲に設けた案内レール(図示せず)を用いてスライドさせることにより着脱するように構成してもよい。フィルター部材22の素材は、不織布、織布、ネット等の単体又は複合体を使用することができ、目詰まりを起こしたら適宜新しいものと交換して排気効率を高く保つようにする。なお、符号22aは、フィルター部材22の縁部を湾曲させないようにするための補強部材を示している。 【0027】また、図2から明らかなように、カバー部材23の各側壁25の内側における開口部25aの下方には、フィルター部材22が捕捉した塵埃が落下してきたときにそれを受けるための塵埃受け部26を形成してある。塵埃受け部26は、受けた塵埃が容易に飛び出したり溢れたりして排気ファン21に逆戻りしたり垂れ流ししたりすることのないように、側壁25と内壁26aとにより挟まれた溝により構成してある。塵埃受け部26を設けたのは、第1に塵埃の垂れ流しを防ぐためであり、第2に受けた塵埃の処理を素早く、かつ簡単に行えるようにするためである。すなわち、この塵埃受け部26を、たとえば、集塵装置により吸引清掃するだけで塵埃処理の大半を終えることになり、素早く、かつ簡単に塵埃処理を行うことができるというわけである。 【0028】また、カバー部材23の下端縁には、弾性密封材29を貼り付けてある。弾性密封材29としては、加工容易性や材料コスト等を考慮すると、たとえば、ウレタン樹脂、軟質合成樹脂、発泡性樹脂、合成ゴム等の材料が好適である。つまり、フランジ部27,27を用いてカバー部材23を上部タンク9の天板9aに固定するときに、弾性密閉材29の弾性力に逆らいながら締付ネジ27a,...を長孔27b,...を通してから締め付けることにより、カバー部材23の下端縁と天板9a上面との間の機密性を高く保持することができるようになる。これにより、排気ファン21が排気したエアを余すことなくフィルター部材22へ送りこむことができるようになり、その分、エアの浄化をより確実なものとすることができる。なお、カバー部材23自体の重さが充分であって、排気ファン21の駆動に伴う振動等により必要な機密性が保たれるのであれば、フランジ部27,27を省略しても構わない。省略した場合は、カバー部材23の設置は、これを排気ファン21に被せるだけで済むので、設置の際の着脱作業を極めて簡単なものにすることができる。 【0029】次に、図2及び3を基にして、天井部24について説明する。図2から理解されるように、天井部24は、排気ファン21の上部領域、すなわち、排気ファン21が排気するエアに曝され得る位置に臨ませてある。天井部24は、4枚の三角板(三角面)24a,..を溶接等の方法により接合させることにより、逆さ四角錐形状に形成してある。四角錐形状に形成したのは、各三角板24aを、4枚のフィルター部材22に対応させるためである。各三角板24aの水平に対する傾斜角は、上方に排気されたエアが各フィルター部材22方向に偏向(方向転換)できるような角度に設定する。本実施形態における実験によれば、傾斜角を15〜60度の範囲に設定することにより好結果を得ることができた。以上、説明した構成によれば、排気ファン21が上方に排気したエアを天井部24に衝突させることにより四方に分散させながら各フィルター部材22の方向に偏向させることができる。なお、逆さ四角錐形状以外の逆さ多角錐形状、たとえば、逆さ三角錐形状や逆さ六角錘形状を採用してもよい。さらに、逆さ円錐形状に形成することもできる。このような場合は、天井部の形状に合わせてフィルター部材の形状や個数等を調製する。 【0030】(本実施の形態の作用効果)図1乃至3を参照しながら、本実施形態の作用効果について説明する。パチンコ玉研磨装置により揚送研磨された研磨済みパチンコ玉は、その一部が上部タンク9内に貯留される。この上部タンク9内のエアは、塵埃とともに排気ファン21によって吸引され上方に排気される。排気されたエアは、天井部24に衝突して四方に分散しながら各フィルター部材22の方向に偏向させられる。偏向させられた塵埃混じりのエアは、進行方向に位置するフィルター部材22,...により濾過され、この濾過により浄化されたエアは遊技場内に排気される。一方、フィルター部材22部に捕捉された塵埃は、フィルター部材22の主として内側に残る。排気ファン21が稼動中でありエアが次々と送られてくる間は、そのエアの圧力により塵埃はフィルター部材上に留まることができるが、排気ファン21が停止した後はエアの圧力を受けられなくなり、その場に留まる力を失って落下する塵埃も出てくる。排気ファン21が稼動中であるのに、フィルター部材22が目詰まりを起こしたため、捕捉された塵埃がそこに留まれるだけのエア圧力を受けられなくなった場合も同じである。落下した塵埃は、塵埃受け部26内に落下して、そこで貯留される。 【0031】以上のとおり、フィルター部材22から落下した塵埃は、塵埃受け部26内に貯留されるのであって、排気ファン21を抜けて上部タンク9内に逆戻りすることはない。したがって、パチンコ玉研磨装置5により研磨したパチンコ玉に再び塵埃が付着することを有効に防ぐことができる。さらに、捕捉した塵埃の逆戻りを防ぐだけでなく、塵埃受け部26内に貯留するように構成してあるので、この塵埃受け部26を集塵装置等により清掃するだけで塵埃処理を素早く、かつ簡単に終わらせることができる。 【0032】(本実施形態の第1変形例)図4を参照しながら、本実施形態の第1変形例について説明する。第1変形例が本実施形態と異なるのは、天井部の形状と、これに伴うフィルター部材の枚数である。ここでは両者の相違点についてだけ説明し、両者に共通する部材については同じ部材番号を使用するとともに重複を避けるためにその説明を省略する。まず、天井部の相違点であるが、本実施形態における天井部24は逆さ四角錐形状である点において、排気方向に傾斜する傾斜板により構成してある第1変形例における天井部31と相違する。つまり、第1変形例における側壁25は、四方のうち排気方向だけに開口部25aを形成してあり、他の三方には形成してない。このように開口部25aが一箇所だけであることに対応して、フィルター部材22も一枚だけ設置してある。第1変形例によれば、排気ファン21た上方に排気したエアは、天井部24に衝突して排気方向に偏向し、フィルター部材22を経て外部に飛散する。 【0033】(本実施形態の第2変形例)図5に基づいて、本実施形態の第2変形例について説明する。第2変形例が本実施形態と異なるのは、天井部の形状だけであるので、ここでは、天井部の形状についてだけ説明する。天井部以外の共通部材については、第1変形例の説明と同様に部材番号を共通とし、その説明を省略する。すなわち、第2変形例におけるカバー部材23の天井部35は、逆さドーム形状に形成してあり、これにより、排気されたエアを全方向に偏向させるようになっている。したがって、第2変形例においては、本実施形態と同様に4枚のフィルター部材22,...を設けてある。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば排気ファンを停止した際に、フィルターで捕捉した塵埃が貯留タンク内へ落させることがない。したがって、貯留タンク内に貯留されている研磨済みパチンコ玉に塵埃が再付着することを有効に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104396 【弁理士】 【氏名又は名称】新井 信昭 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−164652(P2003−164652A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−366301(P2001−366301) |
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