| 【発明の名称】 |
遊技機の静電気除去装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤崎 修 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
【氏名】磯村 明宏 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】遊技機自身での+静電気と−静電気とを中和消滅させて除去する。
【解決手段】前枠と呼ばれるような額縁状に形成された可動枠2の内部開口前縁部に固定された金属からなる額縁状の支持枠3に+静電気を捕集する一方、図2に示すように可動枠2の裏面に取り付けられたリアプレートと呼ばれるような金属からなる機構枠4に−静電気を捕集し、支持枠3に帯電した+静電気と機構枠4に帯電した−静電気とを放電シールド箱5の内部で放電させて静電気を除去する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技機を構成する部材を金属製の遊技媒体との接触や分離剥離に起因して+静電気を帯電する部材からなる一方の群と金属製の遊技媒体との接触や分離剥離に起因して−静電気を帯電する部材からなる他方の群とに分別し、一方の群に帯電した+静電気と他方の群に帯電した−静電気とを内部で放電させる放電シールド箱を設けたことを特徴とする遊技機の静電気除去装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ球やメダルなどの遊技媒体を用いる静電気を除去する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ球やメダルなどの金属からなる遊技媒体の投入や払い出しを伴う遊技機においては、遊技媒体と静電荷列(帯電系列)の異なる遊技機構成部品との接触や分離剥離に起因して静電気が発生し、所定量の静電気が蓄積したときに、放電が起きて、電磁波ノイズが発生する。この電磁波ノイズが遊技機に搭載されたマイクロコンピュータなどの電子部品を実装した制御装置につながれた配線を通じて制御装置にノイズとして入力された場合、制御装置が誤動作を起こす可能性がある。そのようなことから、例えば、特開平9−99160号公報や実公平3−230号公報には遊技媒体を誘導する案内部材に導電性を持たせて静電気を発生しづらくしたり、発生した静電気を遊技機枠の金属体に移動しやすくしたりする構造が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例は金属体を遊技機が設置される遊技店の島に設けられたアース線に接続することによって、金属体に帯電された静電気をアース線で地中に放出する構造であるため、遊技機を島に取り付ける場合に、金属体とアース線とを接続する手間が増えるばかりでなく、金属体とアース線とを適切に接続しなければ、その実効が得られないという問題点があった。 【0004】そこで、本発明は遊技機自身で静電気を中和消滅させて除去することができる静電気除去装置を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明にあっては、遊技機を構成する部材を金属製の遊技媒体との接触や分離剥離に起因して+静電気を帯電する部材からなる一方の群と金属製の遊技媒体との接触や分離剥離に起因して−静電気を帯電する部材からなる他方の群とに分別し、一方の群に帯電した+静電気と他方の群に帯電した−静電気とを内部で放電させる放電シールド箱を設けたことによって、+静電気と−静電気とを中和消滅させ、静電気を遊技機自身で除去することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1及び図2は第1実施形態であって、図1は遊技機1の前側外観を示し、図2は遊技機1の裏側外観を示す。 【0007】図1及び図2を参照し、遊技機1の静電気除去装置について説明する。静電気除去装置は図1に示すように前枠と呼ばれる額縁状に形成された可動枠2の内部開口前縁部に固定された金属からなる額縁状の支持枠3に+静電気を捕集する一方、図2に示すように可動枠2の裏面に取り付けられたリアプレートと呼ばれるような金属製の収納枠4に−静電気を捕集し、支持枠3に帯電した+静電気と収納枠4に帯電した−静電気とを放電シールド箱5の内部で放電させることによって、+静電気と−静電気とを中和消滅させ、静電気を遊技機1自身で除去するようになっている。 【0008】具体的には、図1において、支持枠3には透視性の有るガラス又は合成樹脂からなるパネル7を装着した金属からなる額縁状のパネル枠8と上皿装置9の金属からなる背板10とが図外の金属からなるヒンジで片開き可能に連結される。パネル枠8は閉じられることによって支持枠3に取り付けられた枠ロック機構11に固定される。パネル枠8及び上皿装置9を開いた状態において、可動枠2と収納枠4とで囲まれた収納室には遊技機1としてのパチンコ機の遊技主体たる遊技盤12が格納される。遊技盤12が収納室に格納されることによって、遊技盤12の前面である意匠盤面にパチンコ球の飛び交う遊技領域を囲み形成する金属からなるガイドレール13が支持枠3に接続される。ガイドレール13と支持枠3とを接続する金属からなる接続体14は図1では模式的に図示したが、係る接続体14はガイドレール13から遊技盤12の非遊技領域から前方に突出した形状を成し、遊技盤12が収納室に格納されることによって、接続体14の先端がパネル枠8との開閉に邪魔にならないように支持枠3の裏面に接続される。 【0009】ガイドレール13、ガイドレール13に接続される遊技盤12の意匠盤面を構成する化粧シート、意匠盤面に設けられる入賞装置、センター飾り、風車、釘、サイドランプ、盤面飾り、パネル枠8、背板10に取り付けられる上皿装置9を構成する樹脂部品、遊技盤12の裏面に固定されて球通路を形成するセット板や集合樋のような部品取付体、部品取付体に取り付けられる制御装置のケースなどの種々の部品は、帯電したパチンコ球との接触による電荷の移動や、パチンコ球との接触後の分離剥離による新たな静電気の発生により+あるいは−の静電気を帯電する。この+静電気を帯電する部品だけをガイドレール13、接続体14、パネル枠8、背板10、図外のヒンジなどを経由するなどして支持枠3に接続する。これによってパチンコ球と遊技盤12に取り付けられた種々の部品との接触や分離剥離で発生した+静電気は、支持枠3に捕集される。部品の材質をパチンコ球との静電荷列(帯電系列)を勘案して選定することにより、当該部品に+静電気を選択的に帯電させることが可能である。各部品を導電性合成樹脂製にするなどして、各部品に導電性を持たせることにより、当該部品に帯電した静電気の移動を促進し、+静電気が支持枠3に捕集されやすくなる。上記部品のうち−静電気を帯電する部品については図2の収納枠4に接続する。化粧シート、意匠盤面に設けられる入賞装置、センター飾り、風車、釘、サイドランプ、盤面飾り、部品取付体、制御装置などの図示は省略している。 【0010】また、可動枠2の前面下部に設けられた下皿装置15やハンドルグリップと呼ばれるような球発射操作装置16もパチンコ球または人体との静電荷列を勘案して+静電気を発生する材料で構成されるとともに可動枠2の裏側を経由して支持枠3に接続されることによって、パチンコ球と皿装置との接触や分離剥離で発生した静電気は+静電気であり、この+静電気及び球発射操作装置16に移動した+静電気も支持枠3に捕集される。支持枠3より裏側に延設された導体17は可動枠2の下部に形成された図外の貫通孔を経由して可動枠2の裏側に引き出される。 【0011】図2において、可動枠2の裏面に設けられた収納枠4、収納枠4に取り付けられた図外の球払出装置、図外の制御装置、前枠ロック機構18、機構枠19、機構枠19に取り付けられたタンク20などの種々の部品は、パチンコ球との静電荷列を勘案して−静電気を発生する材料で構成される。これによって、パチンコ球と収納枠4に取り付けられた種々の部品との接触や分離剥離で発生した静電気は−静電気となり、この−静電気は収納枠4に捕集される。収納枠4より延設された導体21と可動枠2の裏側に引き出された支持枠3からの導体17とは可動枠2の裏側に設けられた放電シールド箱5の内部に配置される。放電シールド箱5と双方の導体17;21との嵌め合い部分は電磁波シールドされる。放電シールド箱5の内部において、双方の導体17;21の先端はエアギャップを持って相対峙する。タンク20の内部に付設されたアース22は機構枠19を収納枠4に接続されたので、タンク20内で発生した−静電気もアース22を経由して収納枠4に捕集される。 【0012】本実施形態の構造によれば、支持枠3に接続される部品がパチンコ球との接触や分離剥離により帯電した静電気は+静電気に統一され、この+静電気は支持枠3より導体17に集められる。収納枠4に接続される部品がパチンコ球との接触や分離剥離により帯電した静電気は−静電気に統一され、この−静電気は収納枠4より導体21に集められる。支持枠3の側の導体17に帯電した+静電気の量と収納枠4の側の導体21に帯電した−静電気の量とが放電シールド箱5の内部における双方の導体17;21の間に形成されたエアギャップの放電耐圧を越えると、+静電気と−静電気とが双方の導体17;21から放電されて互いに中和消滅する。この放電は遊技機の他の部分で放電が起こる前の段階で発生し、かつ、放電シールド箱5の内部で生じるので、放電による電磁波ノイズは外部に漏れない。よって、電磁波ノイズによる制御装置の誤動作は防止される。本実施形態では蓄積された静電気エネルギーを放電により消費するものであるが、ネオン管などにより光エネルギーに変換したり、静電気モーターなどにより運動エネルギーに変換して消費させるようにしてもよい。 【0013】図3及び図4は第2実施形態であって、図3は遊技機1のパネル枠25を開き可動枠2を閉じた前側外観を示し、図4は遊技機1の可動枠2及び機構枠30を開いた前側外観を示す。第1実施形態がパネル枠8を可動枠2に固定された支持枠3に開閉可能に取り付けたのに対し、第2実施形態はパネル枠25が可動枠2にヒンジ26で開閉可能に取り付けられ、パネル枠25の前面には合成樹脂製の前面飾り27が取り付けられる。ヒンジ26より裏側に延設された導体28は可動枠2の上部に形成された貫通孔29を経由して可動枠2の裏側に引き出される。パネル枠25は閉じられることによって可動枠2に取り付けられた枠ロック機構11に固定される。収納枠33が可動枠2の裏面に金属からなるヒンジ31で開閉可能に取り付けられる。収納枠33のヒンジ31の上部より延設された導体32と可動枠2の裏側に引き出されたパネル枠25のヒンジ26からの導体28とは可動枠2の裏側に設けられた放電シールド箱5の内部にエアギャップを持って相対峙して配置される。放電シールド箱5と双方の導体28;32との嵌め合い部分は電磁波シールドされる。ガイドレール13と金属からなる枠ロック機構11とが接続体14で接続されることにより、パネル枠25が閉じられた場合にガイドレール13はパネル枠25に接続される。収納枠33に取り付けられたタンク20の内部に付設されたアース22はヒンジ31に接続されたので、タンク20内で発生した−静電気もアース22を経由してヒンジ31に捕集される。よって、第2実施形態も第1実施形態と同様に適用することができる。金属からなる前枠ロック機構18とヒンジ31とが互いに導線33で接続される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080296 【弁理士】 【氏名又は名称】宮園 純一
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| 【公開番号】 |
特開2003−164649(P2003−164649A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−367781(P2001−367781) |
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