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【発明の名称】 遊技機、遊技情報報知プログラム及びその遊技情報報知プログラムを記録した記録媒体
【発明者】 【氏名】又吉 正弘
【住所又は居所】東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式会社オリンピア内

【要約】 【課題】本発明は、遊技途中で電源供給が遮断された後、電源供給が復帰した際に遊技を再開するときにも遊技者にとって不利とならず、また、遊技意欲を減殺することがない遊技機、遊技情報報知プログラム及びその遊技情報報知プログラムを記録した記録媒体の提供を目的としている。

【解決手段】本発明は、遊技情報を一時的に記憶するための記憶手段21と、電源供給が遮断されたときの遊技情報を上記記憶手段21に記憶させる記憶制御手段19Aと、遊技情報を報知するための報知手段9と、電源供給が復帰した際、上記記憶手段21に記憶されている遊技情報を、遊技者に報知可能にするよう上記報知手段9を制御する報知制御手段19Bとを有していることを特徴としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技情報を一時的に記憶するための記憶手段と、電源供給が遮断されたときの遊技情報を上記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、遊技情報を報知する報知手段と、電源供給が復帰した際、上記記憶手段に記憶されている遊技情報を、遊技者に報知可能にするよう上記報知手段を制御する報知制御手段とを有していることを特徴とする遊技機。
【請求項2】 報知手段は、遊技盤上に配設された特別図柄表示装置であり、報知制御手段は、特別図柄変動中に電源供給が遮断された後、電源供給が復帰した際、電源供給が遮断されたときの遊技情報を上記特別図柄表示装置に表示することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】 遊技情報は、電源供給が遮断されたときの特別図柄作動記憶個数を含むものであることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
【請求項4】 遊技情報は、低確率遊技状態又は高確率遊技状態を含むものであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の遊技機。
【請求項5】 遊技情報は、過剰賞球やエラー状態等の異常発生情報を含むものであることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の遊技機。
【請求項6】 電源供給が遮断されたときの遊技情報を記憶手段に一時的に記憶させる遊技情報記憶ステップと、電源供給が復帰した際、上記記憶手段に記憶されている上記遊技情報を、遊技者に報知可能とする遊技情報報知ステップとを、遊技機を制御するコンピュータに実行させることを特徴とする遊技情報報知プログラム。
【請求項7】 請求項6記載の遊技情報報知プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源供給が遮断されたときの遊技情報を報知する例えばぱちんこ等の遊技機、遊技情報報知プログラム及びその遊技情報報知プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ぱちんこ等の遊技機においては、例えば停電等により遊技途中において電源供給が遮断される場合がある。このような場合、電源供給が復帰した際には、通常遊技機に配設された例えば特別図柄表示装置に特別図柄が単に再表示されたり、電源供給が復帰した旨のメッセージが表示されるにすぎないものであり、遊技者にとってわかりずらいものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来の遊技機においては、電源遮断時の遊技情報、例えば大当たり状態になっていること等の情報がクリアされていたため、電源供給が復帰した際、遊技を再開した遊技者は、電源供給が遮断された時の遊技状態を知ることができず、当該遊技者にとって不利な状況での遊技の再開を余儀なくされているという欠点があった。
【0004】そこで本発明は、遊技途中で電源供給が遮断された後、電源供給が復帰した際に遊技を再開するときにも遊技者にとって不利とならず、また、遊技意欲を減殺することがない遊技機、遊技情報報知プログラム及びその遊技情報報知プログラムを記録した記録媒体の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は次の構成を有する。請求項1記載の遊技機は、遊技情報を一時的に記憶するための記憶手段と、電源供給が遮断されたときの遊技情報を上記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、遊技情報を報知する報知手段と、電源供給が復帰した際、上記記憶手段に記憶されている遊技情報を、遊技者に報知可能にするよう上記報知手段を制御する報知制御手段とを有した構成になっている。
【0006】この構成では、電源供給が遮断されたときの遊技情報を上記記憶手段に一時的に記憶させ、電源供給が復帰した際、電源供給が遮断されたときの上記遊技情報を、遊技者に報知可能にすることができる。従って、電源供給が復帰した際、遊技を再開する遊技者は、電源供給が遮断されたときの遊技情報を知ることができるようになるため、遊技を再開する遊技者にとって不利とならず、また、遊技意欲を減殺することがない。
【0007】請求項2記載の遊技機は、報知手段が、遊技盤上に配設された特別図柄表示装置であり、報知制御手段が、特別図柄変動中に電源供給が遮断された後、電源供給が復帰した際、電源供給が遮断されたときの遊技情報を上記特別図柄表示装置に表示する構成になっている。
【0008】請求項3記載の遊技機は、遊技情報に、電源供給が遮断されたときの特別図柄作動記憶個数を含んでいるものである。
【0009】請求項4記載の遊技機は、遊技情報に、低確率遊技状態又は高確率遊技状態を含んでいるものである。
【0010】請求項5記載の遊技機は、遊技情報に、過剰賞球やエラー状態等の異常発生情報を含んでいるものである。
【0011】請求項6記載の遊技情報報知プログラムは、電源供給が遮断されたときの遊技情報を記憶手段に一時的に記憶させる遊技情報記憶ステップと、電源供給が復帰した際、上記記憶手段に記憶されている上記遊技情報を、遊技者に報知可能とする遊技情報報知ステップとを、遊技機を制御するコンピュータに実行させることを内容とするものである。
【0012】請求項7記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体は、上記の遊技情報報知プログラムを記録したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、一実施形態に係る遊技機の外観斜視図、図2は、図1に示す遊技機に設けられた遊技盤の正面図である。
【0014】一実施形態に係る遊技機(以下、単に遊技機という)Aは、正面に遊技盤1を固定した縦長の遊技機本体2に、その遊技盤1を覆うガラス扉3を開閉自在に取り付けた外観構成になっている。
【0015】ガラス扉3は、縦長の方形枠4に、詳細を後述する遊技盤1を視認できるほぼ円形のガラス5を嵌め込んだものであり、その方形枠4の上部中央には枠ランプ6が、また、これの左右にはスピーカ7,7が配設されている。
【0016】遊技機本体2の正面であって、ガラス扉3の下方には、遊技球を1発ずつ遊技盤1に向けて発射するための操作ハンドルHaを設けた発射装置Hと、払い出された賞球を貯留する受け皿8とが並設されている。
【0017】図2に示すように、遊技盤1は正面略方形に形成されており、これには、特別図柄表示装置9、始動入賞口10、4つの保留玉ランプ11…、盤面ランプ12,12、電動役物13、通常入賞口14,14、大入賞口15及び風車16…等が適宜配設されている。なお、釘については図示していない。
【0018】特別図柄表示装置9は、特別図柄を変動表示させることができる例えばLCD(Liquid Crystal Display)によって形成されており、遊技盤1の中央部分に配置されている。ここで、特別図柄とは、例えば大当たり等の特別な遊技状態に移行することを示唆するような図柄を指し、例えば「777」等を挙げることができる。
【0019】始動入賞口10は、特別図柄表示装置9の下部に配置されており、上記発射装置Hから発射され、誘導レール17に沿って遊技領域1aに打ち出された遊技球が入賞することによって、その特別図柄表示装置9の表示を変動させるものである。
【0020】保留玉ランプ11…は、保留玉の個数、すなわち特別図柄作動記憶個数から1引いた変動記録回数を表示するためのものであり、それは、特別図柄表示装置9の表示変動中に、始動入賞口10に遊技球が入賞する度に入賞回数を所定回数(例えば4回)まで加算するとともに、特別図柄表示装置9の変動表示が1変動分終了する度に変動記憶回数を減算する保留玉カウンタ(図示しない)の値を表示させるものである。ここで、変動記憶回数は、変動を保留されている変動記憶の数を示し、特別図柄作動記憶個数は、変動中ならば変動記憶回数に1加算した値を示し、客待ち中ならば0を示す。
【0021】次に、回路系統について説明する。図3は、上記遊技機Aの制御回路を示すブロック図である。18は主制御装置であり、これには、遊技制御プログラムに従って本遊技機A全体を制御する機能を有する中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)19、上記遊技制御プログラム(乱数テーブルを含む)等が記憶されたROM(Read Only Memory)20及び中央処理装置(以下、単にCPUという)19のワーク用メモリ(状態データテーブル、乱数メモリを含む)として機能するRAM(Random Access Memory)21が搭載されている。
【0022】CPU19は、上記遊技制御プログラムに従って遊技機A全体を制御する機能の他、記録媒体であるROM20に記憶された遊技情報報知プログラムによって、次の機能を実行するようになっている。
【0023】遊技情報は、電源供給が遮断されたときの特別図柄作動記憶個数、低確率遊技状態又は高確率遊技状態、過剰賞球やエラー状態等の異常発生情報を含むものである。
【0024】遊技情報報知プログラムは、電源供給が遮断されたときの遊技情報を、記憶手段であるRAM21に一時的に記憶させる遊技情報記憶ステップと、電源供給が復帰した際、上記記憶手段に記憶されている上記遊技情報を、遊技者に報知可能とする遊技情報報知ステップとを、遊技機Aを制御するコンピュータであるCPU19に実行させることを内容とするものである。この遊技情報報知プログラムにより、CPU19は下記の■,■に示す各機能を実行できるようになっている。
【0025】■ 電源供給が遮断されたときの遊技情報を、記憶手段であるRAM21に記憶させる機能(記憶制御手段)19A。
【0026】■ 電源供給が復帰した際、上記記憶手段であるRAM21に記憶されている遊技情報を、遊技者に報知可能にするよう報知手段である特別図柄表示装置9を制御する機能(報知制御手段)19B。なお、報知手段としては、本実施形態において例示した特別図柄表示装置9の他、電源供給が遮断されたときの遊技情報を、後述する普通図柄表示装置40に表示させるようにしてもよい。また、上記スピーカ7,7を利用して遊技情報を音声で報知することもできる。
【0027】ROM20には、上記遊技制御プログラム,遊技情報報知プログラムの他、図4に示す内容の対応表Tが記憶されている。図示の対応表Tは、報知手段である特別図柄表示装置9に表示しようとする電源断復帰画面NO.1〜20を、遊技情報1〜3及び打出し再開ナビゲーション情報(図中、「打ち出し再開ナビ」と表記している)に対応させたものである。
【0028】なお、電源断復帰画面(以下、報知画面という)とは、電源供給が復帰したとき、すなわち電源が投入されたときに、報知手段である特別図柄表示装置9に一時的に表示させる画面のことである。
【0029】この報知画面は、図5に示すように、上半部側に遊技情報1表示領域9A,遊技情報2表示領域9B及び遊技情報3表示領域9Cが上下2段にして表示され、また、下半部側に、打出し再開ナビゲーション情報表示領域9Dが表示される構成になっている。
【0030】遊技情報1は、図6に示すように、図示左欄に示す特別図柄作動記憶個数1〜5であり、「復帰時スタート保留数=0〜5」の文言とともに、それらに対応して、右欄に示す4つの方形マークを点灯/消灯表示することを内容としている。
【0031】具体的には、復帰時スタート保留数=0の時には、4つの方形マーク全てが消灯状態で表示され、復帰時スタート保留数=1の時には、4つの方形マークのうち図示左側のものが1つだけ点灯した状態で表示されるようになっている。なお、復帰時スタート保留数=2〜4については、これらに対応する数の方形マークが点灯状態で表示される。
【0032】遊技情報2は、図7に示すように、図示左欄に示す高確率遊技状態と低確率状態であり、これらに対応して、何も表示しない状態と「只今、確変中!」の文言を表示するものである。具体的には、低確率状態のときには何も表示せず、高確率遊技状態のときには「只今、確変中!」の文言を表示するようにしている。
【0033】なお、低確率状態のときにも何らかの表示を行うようにしてもよく、高確率遊技状態のときにも「只今、確変中!」の文言に限らず、例えば確変中であることを示唆する内容の表示を行うようにしてもよい。
【0034】遊技情報3は、図8に示すように、図示左欄に示すリーチ無し変動とリーチ変動からなる変動種別であり、それらに対応して、何も表示しない状態と「リーチ中、chance!」の文言を表示するものである。具体的には、リーチ無し変動のときには何も表示せず、リーチ変動のときには「リーチ中、chance!」の文言を表示することを内容としている。
【0035】ここで、「リーチ中、chance!」の文言は、現在リーチ変動中であり、残り1つの図柄が揃えば大当たりになることを期待できる状態を示している。換言すると、その状態に続いて大当たりになるかも知れないという期待を遊技者が抱くことのできる遊技状態を示している。
【0036】打出し再開ナビゲーション情報は、図9に示すように、図示左欄の打出し可又はしばらく待つの打出し判別情報であり、それらに対応して、「電源断により、遊技を復帰しています。通常の画面ではありませんが、打ち出しを再開できます。」又は「電源断により、遊技を復帰していますが、通常の変動画面に戻る迄は、打ち出しをしばらく待ってください。」の文言を表示することを内容としている。
【0037】ところで、上記主制御装置18の入力側には、電源回路22、リセットパルスを定期的にCPU19に送信する乱数発生回路23、玉貸信号制御回路24、集中管理装置25の他、入力インターフェース26を介して、上記始動入賞口10に入賞した遊技球を検知する始動入賞球検知センサ27、上記発射装置Hから発射される遊技球を検知する遊技球発射検知センサ28、大入賞球検知センサ29、継続球検知センサ30、小入賞球検知センサ31及び賞品球払出検知センサ32等が接続されている。
【0038】上記主制御装置18の出力側には、出力インターフェース33を介して、図柄制御装置34、ランプ制御装置35、音声制御装置36、払出制御装置37及び発射制御装置38が接続されており、それらの詳細は次の通りである。
【0039】図柄制御装置34は、CPU34A、このCPU34Aに接続されたROM34B及びRAM34Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、画像表示用プロセッサ(VDP:Video Display Processor)39を介して特別図柄表示装置9が、また、画像表示用プロセッサ39を介することなく、例えばLCD等の普通図柄表示装置40が接続されている。
【0040】すなわち、図柄制御装置34は、上記主制御装置18から送信される制御信号に基づき、画像表示用プロセッサ39を介して特別図柄表示装置9を表示制御するとともに、普通図柄表示装置40を表示制御する。ここで、普通図柄とは、始動入賞口10に設けられた電動役物13を開くことによって、より入賞し易い状態になることを示唆するような図柄をいう。
【0041】ランプ制御装置35は、CPU35A、このCPU35Aに接続されたROM35B及びRAM35Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置18から送信される制御信号に基づいて、保留玉ランプ11…、盤面ランプ12,12及び枠ランプ6を点滅制御する機能を有している。
【0042】音声制御装置36は、CPU36A、このCPU36Aに接続されたROM36B及びRAM36Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置18から送信される制御信号に基づいて、スピーカ7,7を制御する機能を有するものである。
【0043】払出制御装置37は、CPU37A、このCPU37Aに接続されたROM37B及びRAM37Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置18から送信される制御信号に基づいて、払出装置41及びCR(Card Reader)ユニット42を制御する機能を有している。
【0044】発射制御装置38は、上記主制御装置18から送信される制御信号に基づき、発射装置Hを制御する機能を有しているものである。
【0045】上記の構成からなる遊技機Aの動作について説明する。図10は、電源供給が遮断されたときの割込み動作を示すフローチャート、図11は、電源投入時の動作を示すフローチャート、図12は、タイミングチャートである。
【0046】<電源供給の遮断時>電源供給が遮断されたときには、次のステップからなる割込み処理が実行される。
【0047】ステップ1(図中、S1と略記する。以下同様):CPU19内の各レジスタを退避する。
ステップ2:割込み状態を退避する。
ステップ3:スタックポインタを退避する。
【0048】ステップ4:賞球を検出する。具体的には、割込み時間内に検知した賞球の管理(RAM領域の更新)を行う。
【0049】ステップ5:RAMチェックサムを算出する。具体的には、電源供給が遮断された後の復帰時に、電源供給の遮断が発生した時のRAM領域の値が正常か否かのチェックを行うために算出する。算出方法は、RAMチェックサム格納領域を除くすべてのRAM領域の値を加算し、その加算値をRAMチェックサム格納領域に格納することを内容としている。
【0050】ステップS6:電源供給が遮断されたことを示すチェックフラグをセットする。すなわち、電源投入時に、電源供給が遮断されたときからの復帰か否かのチェックに使用するRAM領域への、電源供給の遮断が発生した値を格納する。
【0051】<電源投入時>電源が投入されたときには、次のステップからなる処理が実行される。
ステップ1′(図中、S1′と略記する。以下同様):CPU19のリセットを行う。
ステップ2′:電源供給が遮断されていることをチェックする。
【0052】ステップ3′:電源供給が遮断されている状態からの復帰か否かを判断し、電源供給が遮断されている状態からの復帰であればステップ4′に、また、電源が遮断されていない状態からの復帰であればステップ5′に進む。具体的には、RAMクリアスイッチの状態をチェックし、そのRAMクリアスイッチのオン/オフにより、電源供給が遮断されている状態からの復帰か否かの判断を行う。
【0053】ステップ4′:電源供給が遮断されている状態からの復帰処理を行う。具体的には、スタックポインタを復帰させるとともに、電源供給の遮断が発生する直前の遊技状態に対応した各制御コマンドへの復帰コマンドの送信、各レジスタの復帰、及び割込み状態の復帰を行う。
【0054】このとき、上記特別図柄表示装置9には、図12に(イ)で示すタイミングで、例えば図13(A)に示す報知画面が表示される。この報知画面は、上記対応表において、特別図柄作動記憶個数3、高確率遊技状態、リーチ無し変動、打ち出し可である場合を示しており、従って、報知画面NO.11に対応するものである。
【0055】この場合、特別図柄表示装置9の遊技情報1表示領域9Aには、復帰時スタート保留数=2と4つの方形マークのうちの2つが点灯した画面、遊技情報2表示領域9Bには、「只今、確変中!」の文言が表示される。この場合、遊技情報3表示領域9Cには、何も表示されない。
【0056】打出し再開ナビゲーション情報表示領域9Dには、「電源断により、遊技を復帰しています。通常の画面ではありませんが、打ち出しを再開できます。」の文言とともに、打ち出している状態を示す発射装置Hが表示される。
【0057】図13(B)に示す報知画面は、対応表において、特別図柄作動記憶個数4、低確率遊技状態、リーチ無し変動、打ち出し可である場合を示しており、従って、報知画面NO.13に対応するものである。
【0058】この場合、特別図柄表示装置9の遊技情報1表示領域9Aには、復帰時スタート保留数=4と4つの方形マーク全てが点灯した画面、遊技情報3表示領域9Cには、「リーチ中 チャンス!」の文言が表示される。この場合、遊技情報2表示領域9Bには、何も表示されない。
【0059】また、打出し再開ナビゲーション情報表示領域9Dには、「電源断により、遊技を復帰していますが、通常の変動画面に戻る迄は、打ち出しをしばらく待ってください。」の文言が表示されるとともに、発射装置Hとともに、これから手を離した状態が表示される。
【0060】ステップ5′:通常の起動時処理を行う。具体的には、スタックポインタの初期設定を行うとともに、全RAM領域をクリアし、また、通常起動時RAM領域を初期化する。
【0061】ステップ6′:メインループ処理を行う。具体的には、特別図柄初期値乱数の更新処理、演出選択用乱数の更新処理、及び特別図柄はずれ図柄選択用乱数の更新処理をそれぞれ行う。
【0062】特別図柄初期値乱数とは、特別図柄大当たり判定用乱数値が一周した時点で、次の開始乱数値を決定するための乱数をいう。演出選択用乱数とは、変動開始時に当該変動のゲーム内容を決定するための乱数をいう。特別図柄はずれ図柄選択乱数とは、はずれ変動時の停止図柄を決定するための乱数をいう。
【0063】その後、タイマの更新や特別図柄大当たり判定用乱数の更新等を内容とする通常のシステムタイマ割込み処理が所定の時間間隔で行われる。
【0064】なお、本発明は前述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。電源をオン/オフするスイッチを設けるとともに、そのスイッチをオン/オフ操作することにより、電源供給が遮断されたときの上記した遊技情報を例えば特別図柄表示装置に一時的に表示させるようにしてもよい。これにより、実際に電源供給が遮断されたとき、上記した遊技情報が表示されるか否かの確認を各遊技機毎に行うことができる。
【0065】上記においては、報知手段を、既存の特別図柄表示装置を利用した例について説明したが、それらに代わる新たな報知手段を設けた構成にしてもよい。
【0066】上記においては、ROM(Read Only Memory)に遊技情報報知プログラムを記録しているものを例示したが、磁気,光,光磁気ディスク等の他、ハードディスク等の所謂記録媒体に記録されている場合も含む。
【0067】また、上記においては、遊技機の一例としてぱちんこを例示しているが、これに限るものではなく、例えば所謂スロットマシンに適用できる他、コンピュータネットワークにおいて、ホストコンピュータに格納されている上記の遊技情報報知プログラムを端未のコンピュータで利用する場合に適用できることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】請求項1〜7記載の発明によれば、電源供給が遮断されたときの遊技情報を記憶手段に一時的に記憶させ、電源供給が復帰した際、電源供給が遮断されたときの上記遊技情報を、報知手段により遊技者に報知可能にできる。従って、電源供給が復帰した後の遊技を、遊技者にとって有利な状態で行うことができ、遊技意欲を減殺することがない。
【0069】請求項1〜7記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、各請求項記載の発明によれば次の効果を得ることができる。請求項2記載の発明によれば、報知手段として、遊技盤上に配設された特別図柄表示装置を利用しているので、電源供給が遮断されたときの遊技情報を詳細に表示させることができる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、遊技情報に、電源供給が遮断されたときの特別図柄作動記憶個数を含んでいるので、電源供給が復帰したときに、その特別図柄作動記憶個数を表示することができる。従って、遊技者は、その特別図柄作動記憶個数を確認しながら、遊技玉の発射/非発射を行うことができる。
【0071】請求項4記載の発明によれば、遊技情報に、低確率遊技状態又は高確率遊技状態を含んでいるので、電源供給が復帰したときに、その低確率遊技状態又は高確率遊技状態を表示することができる。
【0072】請求項5記載の発明によれば、遊技情報に、過剰賞球やエラー状態等の異常発生情報を含んでいるので、電源供給が復帰したときに、過剰賞球やエラー状態等の異常発生情報を表示することができる。
【出願人】 【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
【住所又は居所】東京都台東区東上野2丁目11番7号
【出願日】 平成13年11月29日(2001.11.29)
【代理人】 【識別番号】100112335
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英介 (外2名)
【公開番号】 特開2003−164646(P2003−164646A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−364569(P2001−364569)