| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 直広 【住所又は居所】愛知県春日井市桃山町1丁目127番地 マルホン工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】広い範囲の形状サイズの透明板に適応でき、作業効率又は安全性の点で優れた保持窓枠を具備する遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】収納溝30の側辺部の内周面に弾性部材35を設け、保持窓枠27に装着された透明板32の側縁に弾接させて、面方向に付勢するようにしたから、透明板32を側面方向から作用させる弾性圧力により保持固定することができる。これにより、透明板32の形状サイズの許容範囲が拡大したから、透明板32の生産効率の改善と生産コストの低減に寄与できる。また、この弾性部材35が透明板32を適切に支持し得ることから、該透明板32の落下の防止と、透明板表面の清掃、案内プレートの取付け等の作業効率と安全性が向上する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技機本体に配設される遊技盤と、該遊技盤を覆うように、その一側縁を枢支して遊技機本体に開閉可能に配設される透明前面扉とを備え、該透明前面扉を、内周に収納溝が形成された二つの装着面部を内外に具備する保持窓枠と、該保持窓枠の上部に設けられた開口から嵌入されて、各装着面部に夫々装着された内外の透明板とで構成した遊技機において、各装着面部の側辺部に形成された収納溝の内周面に、透明板の側縁に弾接して、面方向に沿って付勢する弾性部材を配設したことを特徴とする遊技機。 【請求項2】弾性部材が、各保持窓枠の両側辺部の収納溝に略同じ高さ位置で夫々に設けられる共に、高さ方向に複数箇所配設されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 【請求項3】弾性部材が、上部を収納溝の内周面に固定されて下方に垂下し、透明板の側縁と弾接するようにした板バネである請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス材等からなる透明板が装着された、開閉可能な透明前面扉を備えた遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機等の遊技機には、遊技機本体に配設された遊技盤を覆うように、その一側縁を枢支して遊技機本体に開閉可能に配設される透明前面扉とを備えていることが一般的である。この透明前面扉は、内周に収納溝が夫々に形成された二つの装着面部を内外に具備する保持窓枠と、各収納溝に嵌入されて装着面部に夫々装着される内外の透明板とで構成されており、二枚の透明板を介して遊技盤面が視認される。 【0003】この従来構成にあって、透明板は、透明前面扉を遊技機本体に対して開放状態とし、透明板を保持窓枠の上部に設けられた挿入開口から側辺部の収納溝に沿って自重により装着面部内に落とし込まれ、透明板の下縁が下辺部の収納溝内に嵌入される。このように装着面部に装着された透明板は、その両側縁及び下縁が収納溝で支えられることにより保持される。この従来構成の保持窓枠Fとしては、図8のように、内周に二条の収納溝a,aが内外に形成され、二枚の透明板g,gを上方より嵌入し、各透明板g,gを対面するように装着する構成が一般的である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような透明前面扉に保持窓枠を備えた遊技機にあっては、この保持窓枠に適合した形状サイズの透明板を装着することにより、該透明板が保持窓枠の収納溝に適切に保持固定されることとなっていた。ところが、このような透明板の形状サイズが極狭い許容範囲内に収まっていない場合、例えば、透明板の形状サイズが該許容範囲よりも小さい場合には、この透明板は保持窓枠に適切に保持されず、面方向に動作可能状態となる。この場合にあって、透明板の上下方向は、透明板の自重により動きが押さえられるものの、横方向には比較的容易に動くことが可能な状態となる。このような透明板の装着状態が不適切であると、透明板が損傷し易かったり、この遊技機を操作する遊技者に不快感を与えることにもなり得る。このように、透明板の形状サイズは厳しく管理されることから、生産効率や生産コストの面からみて非常に不利であった。 【0005】また、一般的に広く用いられているガラス材からなる透明板は破損し易くかつ重いものであるため、上記従来の保持窓枠に透明板を装着する際に、作業者が誤って透明板を落下させると、保持窓枠の下部収納溝に透明板の下縁が勢い衝突して透明板が損傷してしまうおそれがある。このように透明板の取付け作業には細心の注意と多大な労力を必要とする。なお、この透明板の取付け作業は、新規に遊技機を遊技島に設置する場合のほか、透明板表面の清掃、遊技方法の説明等が記載された案内プレートの取付け等の場合にも必要であり、頻繁に行う必要があるため、その都度煩雑な作業を強いられることは作業効率又は安全性の面からみて非常に不利である。 【0006】本発明はかかる問題の解決を試みたものであって、透明板の形状サイズの適合範囲を拡大し、かつ、透明板の装着作業効率及び安全性に優れた構成を備えた遊技機を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、遊技機本体に配設される遊技盤と、該遊技盤を覆うように、その一側縁を枢支して遊技機本体に開閉可能に配設される透明前面扉とを備え、該透明前面扉を、内周に収納溝が形成された二つの装着面部を内外に具備する保持窓枠と、該保持窓枠の上部に設けられた開口から嵌入されて、各装着面部に夫々装着された内外の透明板とで構成した遊技機において、各装着面部の側辺部に形成された収納溝の内周面に、透明板の側縁に弾接して、面方向へ付勢する弾性部材を配設したことを特徴とする(請求項1)。 【0008】かかる構成にあっては、保持窓枠の側辺部の収納溝内周面に設けられた弾性部材が、収納溝に嵌入された透明板を、その側縁と弾接して面方向に沿って付勢するようにしたものである。このように、透明板が側縁から受ける弾性圧力により保持固定されることとなる。そして、このように透明板を固定保持する弾性部材は、収納溝の内周面から突出して設けられるものであることから、透明板の形状サイズが、従来の厳しい許容範囲よりも小さい透明板でも、保持窓枠に適切に保持固定することが可能となる。すなわち、透明板の適合サイズの許容範囲が拡大することとなるから、透明板の生産効率の改善と生産コストの低減に寄与でき得る。 【0009】ここで、透明板の形状サイズは、保持窓枠の左右両側辺部の収納溝に挿入されるだけの大きさは少なくとも必要である。これは、収納溝は、透明板が面外方向(面方向に対して垂直方向)に動くことを妨止する作用を有しているためである。すなわち、本発明にあっては、透明板の適合サイズは、収納溝の深さと、該収納溝に設けられた弾性部材の弾性限界における圧縮変形時の残存高さとの差により決まり、従来に比して広い許容範囲を有することとなる。 【0010】また、このように側辺部収納溝の内周面に弾性部材を設けたことにより、保持窓枠への透明板の嵌入作業時に、透明板がこの弾性部材と弾接することから、弾性部材の設置位置より下方では支持され得るか、又は嵌入抵抗が生じることとなる。そのため、作業者が誤って透明板から手を離す等した場合にあっても、透明板が保持窓枠の下辺部に勢いよく落下して損傷すること等を防止できる。そして、このような透明板の損傷に起因する怪我のおそれもない。さらには、透明板表面の清掃、遊技方法の説明等が記載された案内プレートの取付け等の場合にあって、弾性部材と透明板とが弾接することにより、作業者が透明板を上げた状態で保持すること、又は該保持を補助することが可能となる。而して、このような作業における作業者の負担を軽減することができるから、作業効率と安全性が著しく向上することとなる。 【0011】上述のように、弾性部材は、保持窓枠の側辺部収納溝の内周面に配設され、透明板の側縁に弾接するものであるから、弾性部材から透明板にかかる弾性圧力は、透明板の面方向、すなわち透明板の板厚方向に対する垂直面に作用することとなる。このように、弾性部材が直接透明板の板面に接触せず、弾性部材からかかる弾性圧力が板厚方向に作用しないことにより、透明板はこの弾性圧力に対して高い耐力を発揮できる。これにより、比較的強い弾性圧力を有する弾性部材を用いることが可能となるから、透明板の形状サイズの適合範囲を充分に広くとることができ、また、透明板を所定の高さ位置で保持することができ得る。 【0012】ここで、弾性部材は、上述のように弾性圧力が透明板の面方向に沿うように(透明板の板厚方向に対する垂直面に)適切に作用することが求められる。特に比較的強い弾性力を有する弾性部材を使用する場合には、透明板が弾性圧力により、面外方向に作用する曲げモーメントを生じないようにすることが望ましい。 【0013】このような透明板としては、ガラス材からなる構成が一般的であるが、遊技盤を透視可能に遮蔽され得るものであれば良いから、合成樹脂材料等の他の材料により構成される場合も存在する。本発明は、このような様々な種類の材料からなる透明板を用いた遊技機にも適用することができる。また、保持窓枠は、透明前面扉と一体構成であっても良いし、透明前面扉本体に開閉可能に枢設された構成であっても良い。 【0014】このような弾性部材が、各保持窓枠の両側辺部の収納溝に略同じ高さ位置で夫々に設けられる共に、高さ方向に複数箇所配設されていること(請求項2)が提案される。かかる構成にあっては、透明板の両側縁で弾性部材が弾接することにより、透明板の両側方からバランス良く弾性圧力が作用することとなるから、透明板を一層安定して支持することができる。また、このように両側辺部に配設される一対の弾性部材を、高さ方向に複数箇所設けることにより、透明板を支持する支点が増えることとなるから、透明板の保持安定性が一層向上することとなる。これにより、透明板形状が比較的小さめのものでも充分に安定して保持するこが可能となる。さらには、透明板の脱着作業時等で、透明板がその自重で勢いよく落下することを確実に防ぎ得ると共に、透明板を一時的に所定高さ位置で担持することも容易に行い得るから、作業性や安全性が一層向上することとなる。このように複数の弾性部材を配設することにより、各個の弾性部材が要する弾性力を小さくすることもでき、弾接部分にかかる応力集中を緩和することができるから、透明板の寿命を一層向上させることが可能である。 【0015】一方、上述のような弾性部材が、上部を収納溝の内周面に固定されて下方に垂下し、透明板の側縁と弾接するようにした板バネであること(請求項3)も提案される。このように弾性部材に、かかる構成の板バネを用いることにより、透明板を保持窓枠の上部開口より挿入する際に、透明板の下部端縁に対して絶対的な妨止壁とならないから、透明板を容易に押し込むことができると共に、透明板を適切に支持することもできるという優れた利点を有する。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機Aに適用した実施形態を、添付図面に従って説明する。このパチンコ遊技機Aは、図1に示されるように、遊技島設備に固定される長方形状の外枠1と、この外枠1の前面開口部分を覆う遊技機本体2とからなり、これらがヒンジ部材3を介して開閉可能に枢着されている。 【0017】前記遊技機本体2の前面には、ほぼ正方形状の開口部4が中央上部に形成される板状の前枠5が備えられ、この前枠5が前記ヒンジ部材3を介して外枠1に枢着されている。また、この前枠5には、前記開口部4に着脱可能に取付けられる遊技盤6と、この遊技盤6の前方に配設された透明前面扉7と、この透明前面扉7の下方側に配設された上皿部材8と、この上皿部材8の下方側に配設された下皿部材9と、この下皿部材9の右側に突出する発射ハンドル10を有する発射装置(図示せず)とが備えられている。なお、前記透明前面扉7と上皿部材8はそれぞれヒンジ部材(図示せず)を介して前枠5に軸支されており、メンテナンス時等において片開き状にそれぞれ開閉し得るようになっている。 【0018】この透明前面扉7には、ほぼ正方形状の額縁状に形成された金属製の保持窓枠27に内外のガラス板等からなる透明板32,32が装着されて構成される。この保持窓枠27は、その内周の左右両側辺部及び下辺部に収納溝30,30が夫々に並行に形成される。そして、各収納溝30,30を含む面部を各透明板32,32が装着される二つの装着面部29,29とする(図5参照)。そして、遊技盤6側の収納溝30に内透明板32が、遊技者側の収納溝30に外透明板32がそれぞれ嵌入されて、透明前面扉7が構成される。この透明板32,32の各板面、すなわち各装着面部29,29は遊技盤面に並行となっている。尚、図1では、透明板32,32を装着していない状態を表示している。 【0019】なお、この保持窓枠27の上辺部には、透明板32,32の上縁と当接する閉塞位置と、透明板32,32を上方へ抜き出し可能とする開放位置とに変換する可動閉塞桟31が配設されている。そして、この可動閉塞桟31を開放位置として、保持窓枠27の上部開口より、透明板32,32が嵌入及び取り出し可能としている。また、透明板32,32には、通常、ガラス板が用いられている。 【0020】次に本発明の要部について説明する。前記保持窓枠27には、その内周に形成された収納溝30,30の左右両側辺部の内周面に、弾性部材35,35が配設されている。この弾性部材35,35は、保持窓枠27の左右両側で夫々に略同じ高さ位置となるように設けられる(図3参照)。さらに、この左右両側に設けられた一対の弾性部材35,35は、高さ方向の別の位置にも配設されている。すなわち、各収納溝30,30毎に四個、合計八個の弾性部材が保持窓枠27に配設されている。 【0021】ここで、弾性部材35は、図2に示す拡大図のように、収納溝30の側内周面に、上部が固定され、下方に垂下してなる板バネで構成されている。この板バネは、装着面部29の面方向に沿って弾性力を有している。 【0022】このような弾性部材35、35を、収納溝30の両側内周面に配した保持窓枠27に、図3のように、上部開口から透明板32が嵌入されると、透明板32の下縁部両側端が弾性部材35、35と接触する(図3(ロ))。そして、透明板32は、この弾性部材35、35により下方向への自重による移動を妨げられることとなる。本実施例では、この図3(ロ)の状態で弾性部材35が、透明板32を支持可能な弾性力を有するものとしている。すなわち、左右両側の弾性部材35,35に、透明板32の下縁部両側端が弾接して、弾性部材35、35から受ける弾性圧力によって、透明板32が支持される。また、このような弾性部材35,35としては、透明板32の下方向への自重による移動に対して抵抗となる程度の弾性力を備えるものであっても良い。 【0023】ここで、弾性部材35,35により支持されている透明板32に、下方向に向かって適切な力を加えることにより、図3(ハ)のように、透明板32の移動するに伴って、弾性部材35である板バネが徐々に変形していく。そして、透明板32を所定の保持位置まで容易に移動させることができ得る。ここで、図3(ロ)では、透明板32は、下縁部両側端と弾性部材35、35との弾接により、斜め上方に向かう弾接圧力を受けている。その後、徐々に透明板32が下方に移動するに従って、図3(ハ)では、透明板32は、その左右両側縁で弾性部材35、35と弾接することとなるから、弾性部材35、35から略横方向に向かう弾性圧力を受けることとなる。こうして、透明板32は、弾性部材35,35により支持され得る。このように、透明板32の進行方向(上下方向)に対し、弾性部材35,35から受ける力の作用方向が異なることから、比較的容易に、透明板32を下方向に移動させることができる。 【0024】このように収納溝30の両側辺部の内周面に形成した弾性部材35,35によって、透明板32を嵌入して取り付ける等の場合に、透明板32が自重により落下して、保持窓枠27の下辺部と衝突すること等を防止できる。また、透明板32を上方向に移動させる場合にあっても、比較的容易に移動させることができ、さらに、弾性部材35,35に弾接している状態であれば、任意の高さ位置で保持することもでき得る。これにより、透明板32の取り替え、透明板表面の清掃、遊技方法の説明等が記載された案内プレートの取付け等の作業において、透明板32を持ち上げたり、所定の高さ位置に一時的に保持することが容易に行い得るから、作業効率と作業の安全性とが一層向上することとなる。 【0025】ここで、透明板32が保持窓枠27に保持されている状態を、図4の斜視図、及び、図5の横断面図により詳細に説明する。透明板32は、上述のようにその両側縁に、保持窓枠27の左右両側辺に配設された弾性部材35、35から、それぞれ略横方向の弾性圧力(図5に→←で図示)が作用することにより支持されている。また、透明板32は、常態では、保持窓枠27の下辺部収納溝30への嵌入により、下方向へ移動しないように保持されている。さらに、この透明板32は、収納溝30によって、面外方向(板面に対し垂直方向)に動くことがないように係止されている。 【0026】このように本発明にあって、透明板32が保持窓枠27に適切に保持固定されるためには、透明板32は、少なくとも左右両側の収納溝30に嵌入されるだけの横幅が必要である。これにより、上記のように板面に対し垂直方向へ透明板32が動くことを防止し得るから、透明板32が遊技者に向かって倒れて来るおそれがない。透明板32の横幅の適合範囲は、収納溝30の深さと、弾性部材35、35の弾性限界における圧縮変形時の残存高さとの差によって決まる。このように本発明の弾性部材35を備えた遊技機は、形状サイズが比較的広い許容範囲の透明板32に適応可能であるから、透明板32の生産効率を向上させ得ると共に、生産コストの低減等にも寄与することが可能となる。 【0027】また、本発明にあっては、弾性部材35が、透明板32の側縁部と弾接するようにしていることにより、透明板32の板面に直接負荷が加わることがないから、透明板32の板面が損傷することを防止できる。 【0028】このような弾性部材35にあっては、上述した実施形態のような板バネの他、様々な形態とすることが可能である。例えば、図6のように、保持窓枠27の収納溝30の内周面の一部が内側に折り曲げられて形成される、保持窓枠27と一体的に成形されるものを、弾性部材35に適用することができる。また、図7のように、上部を収納溝30の内周面に枢止された圧接板40と、該圧接板40と収納溝30の内周面とを両端で夫々に固定したコイルバネ41により形成される圧接コイルバネ42を適用することもできる。ここで、圧縮板40はヒンジ部材(図示せず)を介して収納溝30に軸支される。このような弾性部材35は、スチール製、アルミニウム製等の金属製の他、合成樹脂、繊維強化樹脂等のように、様々な材料からなるものを使用することが可能である。さらには、ゴムバネ、空気バネ、液体バネ等により構成されるものを、弾性部材35として使用することも可能である。 【0029】また、上記実施形態にあっては、弾性部材35を保持窓枠27の内外の各収納溝30、30にそれぞれ四個づつ配設したが、さらに多くの弾性部材35を設けることもできる。このように多くの弾性部材35を配設することにより、比較的低い弾性力を有する弾性部材35を用いることができるから、透明板32の弾接部分にかかる応力集中を緩和することができる。また、頻歩に行われる透明板32の上下移動に伴う弾性部材35の繰り返し作動により進行する、弾性部材35の疲労寿命の低下を緩和することもできる。一方、このような弾性部材35が、上述のように保持窓枠27の左右両側の略同じ高さ位置に一対で配設されることにより、透明板32が左右両側から適正に支持され得ることとなるから、透明板32の上下方向の移動を一層滑らかに行うことができる。 【0030】一方、このような弾性部材35は、上記の実施形態の他形態として、保持窓枠27の左右のどちらか一側方にのみ配設されるようにしても良い。この構成では、透明板32の片方の側縁と弾性部材35が弾接し、この弾性圧力によってもう一方の側縁が収納溝30の内周面に圧接されて、透明板32を適切に支持することができる。但し、透明板32の適合サイズは、上記実施形態に比して許容範囲が狭くなる。 【0031】このような弾性部材35としては、透明板32の嵌入作業等において、透明板32の移動や、一時的に保持等を行う作業者を補助し得る程度の弾性力を有するものであれば適用できる。逆に弾性部材35の有する弾性力が大きすぎると、透明板32が面外方向に変形する(曲げモーメントを生じる)こととなりえ、損傷等を生じやすくなる。また、弾性部材35は、使用される透明板32の種類や、板厚等の形状により適宜異なる弾性力を有するものを使用することが望ましい。これは、透明板32の重量や耐力等が異なるからである。このように、弾性部材35には、透明板32を適切に支持できるものが適宜選択され得る。 【0032】なお、本発明はパチンコ遊技機Aだけでなく、遊技盤6を覆うように配設される透明板32を保持する保持窓枠27を備える他の遊技機にも適用できる。 【0033】 【発明の効果】本発明は、上述したように、装着面部の側辺部の収納溝内周面に設けられた弾性部材により、保持窓枠に装着された透明板を、その側縁と弾接して面方向に沿って付勢するようにしたもの(請求項1)であるから、弾性部材により透明板を側面方向から作用させる弾性圧力により保持固定することができる。これにより、透明板の形状サイズが従来の許容範囲よりも小さい透明板であっても適切に保持固定することができるから、透明板の適合サイズの許容範囲が拡大し、透明板の生産効率の改善と生産コストの低減に寄与できる。また、この弾性部材が透明板を適切に支持し得ることから、誤って透明板が保持窓枠の下辺部に落下する等して損傷することを防止できる。さらには、透明板表面の清掃、案内プレートの取付け等における作業者の負担を軽減できるから、作業効率と安全性が著しく向上することとなる。 【0034】このような弾性部材が、各収納溝の両側辺部に略同じ高さ位置で夫々に設けられる共に、高さ方向に複数箇所配設された構成(請求項2)にあっては、透明板をバランス良く安定して支持することができる。また、透明板の脱着作業時等で、透明板の落下を確実に防止できると共に、一時的に所定高さ位置で担持することも容易にできるから、作業性や安全性が一層向上することとなる。さらには、複数の弾性部材を配設することにより、各個の弾性部材が要する弾性力を小さくすることもできるから、弾接部分にかかる応力集中を緩和できるため、透明板の寿命を一層向上させることが可能である。 【0035】このような弾性部材が、上部を収納溝の内周面に固定されて下方に垂下し、透明板の側縁と弾接するようにした板バネである構成(請求項3)にあっては、透明板の上下方向への移動を容易に行い得ると共に、所定の高さ位置で適切に支持することもできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591142909 【氏名又は名称】マルホン工業株式会社 【住所又は居所】愛知県春日井市桃山町1丁目127番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月3日(2001.12.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084043 【弁理士】 【氏名又は名称】松浦 喜多男
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| 【公開番号】 |
特開2003−164632(P2003−164632A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−368633(P2001−368633) |
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