| 【発明の名称】 |
弾球遊技機の球抜装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 久芳
【氏名】山岡 和吉
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| 【要約】 |
【課題】一度の球抜き操作で確実に球抜され、球抜き終了後に球抜口の閉塞操作をすることなく球抜口を自動的に閉塞するようにした弾球遊技機の球抜装置を提供する。
【解決手段】球が貯留する球貯留部35に開設される球抜口41を閉塞する第一位置と球荷重により球抜口41を開放する第二位置とに変位自在に設けられ常には第一位置に付勢される可動部材43と、該可動部材43を第一位置に拘束または解除する規制部材44と、前記可動部材43が第二位置に変位した状態において前記規制部材44の移動軌跡内に干渉する復動阻止手段53とを備え、前記規制部材44の解除操作によって前記可動部材43が第二位置に変位すると共に前記復動阻止手段53が前記規制部材44の復動を阻止し、球抜きが終了して前記可動部材43が第一位置に変位すると共に前記復動阻止手段53が前記規制部材44の移動軌跡内から後退することにより前記規制部材44が復動し可動部材43の第一位置を拘束するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 球が貯留する球貯留部に開設される球抜口と、該球抜口を閉塞する第一位置と球荷重により球抜口を開放する第二位置とに変位自在に設けられ常には第一位置に付勢される可動部材と、該可動部材を第一位置に拘束または解除する規制部材と、前記可動部材が第二位置に変位した状態において前記規制部材の移動軌跡内に干渉する復動阻止手段とを備え、前記規制部材の解除操作によって前記可動部材が第二位置に変位すると共に前記復動阻止手段が前記規制部材の復動を阻止し、球抜きが終了して前記可動部材が第一位置に変位すると共に前記復動阻止手段が前記規制部材の移動軌跡内から後退することにより前記規制部材が復動し可動部材の第一位置を拘束するようにしたことを特徴とする弾球遊技機の球抜装置。 【請求項2】 前記規制部材および可動部材の少なくとも一方は自重により復動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機の球抜装置。 【請求項3】 前記規制部材が可動部材の第一位置を拘束する位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機の球抜装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機の遊技球が貯留する貯留部の球抜装置に関するもので、特に球抜き操作後に球抜口を閉塞する位置に可動部材を自動復帰するようにした球抜装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の球抜装置として例えば誘導樋の球抜装置は、誘導樋に開設された球抜口を閉塞する可動部材と該可動部材を係止保持および解除する操作片とで構成され、前記操作片をパチンコ機の前面側から操作することにより可動部材をフリー状態にして球抜きを行い、球抜き終了後に再度操作片を操作することにより可動部材が球抜口を閉塞する状態に係止保持するようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。 【0003】 【特許文献1】特開平11−90008号公報(第5頁) 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の技術で述べた球抜装置においては、球抜き終了後に再度操作片を操作しなければ球抜口を閉塞できず、特にホールで複数台のパチンコ機の球抜きを行う際にはすべてのパチンコ機の球抜きが終了するまで待機していなければならず面倒であり作業効率が悪いものとなっていた。 【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、一度の球抜き操作で確実に球抜され、球抜き終了後に球抜口の閉塞操作をすることなく球抜口を自動的に閉塞するようにした弾球遊技機の球抜装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、球が貯留する球貯留部に開設される球抜口と、該球抜口を閉塞する第一位置と球荷重により球抜口を開放する第二位置とに変位自在に設けられ常には第一位置に付勢される可動部材と、該可動部材を第一位置に拘束または解除する規制部材と、前記可動部材が第二位置に変位した状態において前記規制部材の移動軌跡内に干渉する復動阻止手段とを備え、前記規制部材の解除操作によって前記可動部材が第二位置に変位すると共に前記復動阻止手段が前記規制部材の復動を阻止し、球抜きが終了して前記可動部材が第一位置に変位すると共に前記復動阻止手段が前記規制部材の移動軌跡内から後退することにより前記規制部材が復動し可動部材の第一位置を拘束するようにしたことを特徴とする。 【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記規制部材および可動部材の少なくとも一方は自重により球抜口を閉塞および拘束する位置に復動するようにしたことを特徴とする。また、前記可動部材はパチンコ球1個の球荷重により可動するのが好ましい。 【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記規制部材が可動部材の第一位置を拘束する位置決め手段を設けたことを特徴とする。 【0009】前記可動部材および規制部材は支軸により揺動自在に装着するのがよく、前記可動部材には該可動部材が揺動中の第二位置において前記規制部材の揺動面内に干渉する復動阻止手段としての復動阻止部が設けられ、該復動阻止部により規制部材の復動が阻止され、球抜き終了時に該復動阻止部が規制部材の揺動面内から後退することにより規制部材が復動するのが好ましい。 【0010】また、前記規制部材を弾球遊技機の前面側から操作するようにするのが好ましく、弾球遊技機の前面に設けた操作開口から差し込む操作棒等により規制部材を作用させるのがよい。 【0011】また、前記規制部材および可動部材はスプリング等の付勢部材の付勢力により球抜口を閉塞固定する位置に復動するようにするようにしてもよく、前記可動部材は該付勢部材の付勢力に抗してパチンコ球1個の球荷重により可動するようにするのがよい。 【0012】また、前記規制部材を直線的に移動自在に設けるようにしてもよく、常には下方に位置して可動部材と接触係合し、球抜操作により上方に移動して可動部材により復動を阻止され、可動部材の復動により規制部材を復動可能とすればよい。 【0013】前記規制部材は貯留部の球の有無を検知する検知用レバーと兼用するのが好ましく、規制部材としての検知用レバーの可動部材と接触係止する係止部は、揺動軸を中心とした円弧状をしており、検知用レバーが球貯留部内に臨んで球切れを検知しても係止部は可動部材と接触状にあるようにして、可動部材は球抜口を閉塞する第一位置を保持するようにするのがよい。なお、可動部材および規制部材は互いに滑りのよい材質により成形するのが好ましい。 【0014】また、球抜状態を検知する検知手段を設けると共に、該検知手段による検知により球抜状態を報知する報知手段を設けるのが好ましい。 【0015】また、球抜き終了を検知する確認手段を設けるのが好ましい。該確認手段は球抜口の近傍に設けられるパチンコ球の有無を検知する検知手段であり、また該検知手段により球抜き終了を報知する報知手段である。本発明は、球抜終了後に前記可動部材及び規制部材が自動復帰することにより球抜口を閉塞するようにしたものであることから、検知手段及び報知手段を設けることにより、確実に完全復帰したかどうかを確認することができる。 【0016】前記可動部材に球切れ検知機能を付加すると共に、該球切れを検知する検知スイッチを備えるのが好ましく、球切れ時には可動部材が自重により通路内に侵入して球切れを検知し、通路内にパチンコ球が充満するとパチンコ球の荷重により可動部材が可動して、前記規制部材によりその回動が規制され保持されるようにすればよい。 【0017】また、前記可動部材に球止め機能を付加するのが好ましく、該可動部材を球抜き動作と異なる方向に作動させることで球止めを可能とするのがよい。つまり、球抜操作により球荷重が掛かり、可動部材が回動する方向と異なる方向、例えば下方に対しては前後または上方、右側方に対しては左側方または前後方向に移動させるようにすればよい。 【0018】前記球抜装置は球払出装置への供給樋および球払出装置に設けられる球抜装置であり、球払出装置に球抜口が開設されるのは最先のパチンコ球を制御する制御体にパチンコ球を導く球貯留部としての通路部である。さらに前記球抜装置は球受皿に設けられる球抜装置であり、特に打球を供給する上部球受皿においては、球貯留部に連通して設けられる整流通路に球抜口を開設するのが好ましい。なお、抜取口は複数設けるようにして本発明の球抜装置をそれぞれに設けるようにしてもよい。このとき、それぞれの球抜装置をリンク等で連動するようにして作用させ一気に球抜きを行うようにしてもよい。 【0019】そして、上記構成の球抜装置は貯留部にパチンコ球が有る状態で前記規制部材を直接または間接的に操作して前記可動部材が球荷重により揺動して球抜口を開放すると該可動部材が規制部材の移動面内に干渉して規制部材の復動を阻止し、球抜きが終了して可動部材が球荷重から解放されると球抜口を閉塞すると共に規制部材の移動面内から後退し、規制部材が復動し可動部材が球抜口を閉塞する第一位置に拘束される。 【0020】また、本発明はパチンコ球のみならずコインまたはメダルを遊技媒体として使用するスロットマシンのコイン皿の遊技媒体抜取装置にも適用することができる。このとき、コイン等の遊技媒体を貯留する貯留部に開設される抜取口と、該抜取口を閉塞する第一位置と遊技媒体の荷重により抜取口を開放する第二位置とに変位自在に設けられ常には第一位置に付勢される可動部材と、該可動部材を第一位置に拘束または解除する規制部材と、前記可動部材が第二位置に変位した状態において前記規制部材の移動軌跡内に干渉する復動阻止手段とを備え、前記規制部材の解除操作によって前記可動部材が第二位置に変位すると共に前記復動阻止手段が前記規制部材の復動を阻止し、遊技媒体の抜取りが終了して前記可動部材が第一位置に変位すると共に前記復動阻止手段が前記規制部材の移動軌跡内から後退することにより前記規制部材が復動し可動部材の第一位置を拘束するようにすればよい。 【0021】 【発明の実施の形態】以下本発明に係る弾球遊技機の球抜装置の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明が適用される弾球遊技機としてのパチンコ機の正面図、図2パチンコ機の裏面図である。図において、1はパチンコ機の機枠、2は機枠1の前面に開閉自在に装着される額縁状に形成された前面枠、3は該前面枠2の後側に設けられた遊技盤取付枠4を介して着脱自在に装着される遊技盤である。前記額縁状に形成された前面枠2の前面に遊技盤3の上方部を覆うガラス扉枠5および前板6が開閉自在に装着されており、該前板6には貯留部にパチンコ球を貯めて発射レールに打球を供給する上部球受皿7が設けられている。また、前記前面枠2の下部前面には上部球受皿7から溢出した余剰球を貯留する下部球受皿8および発射レールから発射されるパチンコ球の弾発力を調節する操作ハンドル10が装着されている。前記遊技盤3には可変表示装置12等の盤面部品のほかに球切れ報知ランプ13等の飾り部材が装着されている。11は後述する球抜きを行う操作開口であり、ガラス扉枠5および前面枠2,遊技盤取付枠4を貫通して設けられる。 【0022】そして、前記遊技盤3の後面に開口窓16を開口した機構板15が装着される。該開口窓16の裏面上部にはパチンコ球を貯留する球タンク20が設けられており、該球タンク20の球出口から導出されたパチンコ球を整列した状態で流下させる球誘導樋22および開口窓16の側方に位置して屈曲誘導樋23が設けられ、この屈曲誘導樋23の下流端に払出信号によりパチンコ球を払出す球払出装置24が接続される。なお、本実施の形態において球タンク20,球誘導樋22および屈曲誘導樋23,球払出装置24を機構板15に設けるようにしたが前面枠2側に直接設けるようにしてもよい。 【0023】前記球払出装置24の下方に位置して該球払出装置24から払出されたパチンコ球を前面枠3の前面の上部球受皿7の貯留部に導く球排出樋25と、該上部球受皿7にパチンコ球が充満したとき、その余剰球を下部球受皿8の貯留部に導く余剰球通路26が後面が開口した樋状として形成されており、その後面開口がカバー板27によって覆われている。また、機構板15の下方には入賞球を集合する入賞球集合部28が形成され、該入賞球集合部28に連通して入賞球を1個づつ機外に排出する入賞球処理装置29が配設される。 【0024】前記球誘導樋22は図7に示されるように長手方向に沿って設けられる仕切壁30によって上面が開口した2条の球通路31,31が形成されている。一方、前記屈曲誘導樋23は図3ないし図8に示されるように機構板15に当接する外板32と裏板33との間に仕切壁34を設けて球誘導樋22の球通路31,31に連通する2条の球通路35,35が形成され、該球通路35,35にパチンコ球が貯留される。 【0025】各球通路35,35には上部に径の大きい湾曲通路部35a,35aが設けられ、その下部に垂直通路部35b,35b、さらにその下部にくの字形の屈曲通路部35c,35cが形成されており、前記湾曲通路部35a,35aの外周面を切欠いた開口36を塞ぐ位置には軸38により弧状の球切れ検知用レバー37,37が揺動自在に設けられている。また、該球切れ検知用レバー37,37の後面に遮蔽板39を備え、図6鎖線に示す球切れ時に後述する球切れ検知スイッチとしての光電式スイッチ40を遮るようにしている。前記光電式スイッチ40は、投光部から受光部に向かう光軸を遮ることにより検出信号が発信され前記球切れ報知ランプ13を点灯または点滅して球切れを報知するようにしたものである。さらに、各球切れ検知用レバー37,37の下端と前記垂直通路部35b,35bの一側壁351上端との間の底面に両球通路35a,35aに共通した球抜口41が設けてあり、該球抜口41の下方に球抜通路42が設けられている。また、球抜口41には可動部材43および規制部材44からなる球抜装置45が設けられている。46は球抜装置45部分を覆うカバー部材であって、前記球切れ検知用の光電式スイッチ40の誤作動を防止するため黒色の樹脂により形成されている。また、該カバー部材46の上部には前記操作開口11から差し込まれる操作棒Sのガイド溝47が形成されている。なお、前記球切れ検知スイッチはリミットスイッチまたは電磁式,静電容量式等の検知形式のセンサを使用することも可能である。 【0026】前記可動部材43は板状部43aが前記球抜口41を開閉するように回動自在に軸支48され、前記球抜口41を閉塞する第一位置と、球抜口41を開放する第二位置に変位自在に設けられる。常には自重により第一位置に付勢され、板状部43a上面に乗る球荷重により図6鎖線のように下向きに回動して第一位置に変位する。そして、球抜きが終了して板状部43a上面にパチンコ球が乗らなくなり球荷重から解放されると、重錘部49の付勢力で同図実線の球抜口41を閉じる第一位置に回動復帰するようになっている。 【0027】また、可動部材43の板状部43a上面には球通路35,35の下流側を低くした傾斜状の段部50を設けている。該段部50より下流側の下流板部はパチンコ球が1個乗る程度の広さに形成され、球タンク20から球払出装置24にパチンコ球が導かれ、屈曲誘導樋23内に複数のパチンコ球が連続している状態では、前記可動部材43の下流板部上面に丁度パチンコ球1個が載る状態となっている。そして、可動部材43の板状部43aが位置する球通路35,35の上側壁352に前記段部50と対向させてほぼ同じ形状の段部51が設けられている。また、可動部材43の先端部は鉤状に屈曲して、その先端が垂直通路部35b,35bの一側壁351上端とほぼ合致する位置にある。そして、球荷重により可動部材43の板状部43aが撓んでも該板状部43aの先端部が垂直通路部35b,35bの一側壁351上端より上方に位置して側壁351によりパチンコ球の流下に支障をきたさないようにしている。つまり可動部材43の先端屈曲部は可動部材43の撓み範囲の長さである。なお、重錘部49の重さは可動部材43の板状部43a上面に載るパチンコ球1個の荷重で可動部材43が回動する重さが選ばれる。また、可動部材43の側方に位置して前記規制部材44と係合すると共に規制部材44の揺動面内に干渉して復動を阻止する復動阻止手段としてのカム片53が設けられている。該カム片53は、規制部材44と係合する係合部53aと可動部材43が第二位置に変位中において規制部材44の揺動面内に干渉して復動を阻止する復動阻止部53bを有している。該復動阻止部53bは可動部材43が第二位置に変位中においては常に規制部材44の揺動面内に位置する形状大きさが選ばれる。 【0028】一方、前記規制部材44は後側壁33の後面に位置して前記検知用レバー37,37と同軸上38に上下方向へ回動自在に設けられており、全体形状をほぼ逆L字状として下端に前記可動部材43の係合部53aに係合する係止部54を形成し、軸部を介して操作片55が設けられる。前記係止部54は軸38を中心とした円弧状に形成され、前記操作片55は図7および図8に示すように前面側を前記操作開口11から挿通される操作棒Sの押圧により規制部材44が図5矢印に示す反時計回りに回動するような傾斜面55aとしている。 【0029】常態において、前記可動部材43は自重により図6実線位置に回動付勢されて板状部43aが仕切壁34に当接することにより回動規制されている。一方、前記規制部材44は自重により回動付勢されておりカバー体56に設けた位置決め手段としての規制片57により係止部54が係合部53aに対向位置すると共に操作片55が前記操作開口11に位置するように常態位置を規制している。このとき係止部54および係合部53aは接触することなく僅かな間隔をもって対向位置させるのが好ましい。そして、屈曲誘導樋23にパチンコ球が供給されて球通路35にパチンコ球が貯留すると前記可動部材43が僅かに回動し、係合部53aが規制部材44の係止部54と接触係合して該可動部材43を球抜口41を閉じる第一位置に拘束するようにしている。このとき可動部材43は、前記係合部53aの接触端部が規制部材44および可動部材43の揺動軸38,48を結ぶ直線より外側に位置して球抜方向への回動を阻止している。また、可動部材43の板状部43aは僅かに下動するも板状部43a先端部が垂直通路部35b,35bの一側壁351上端より上方に位置するためパチンコ球の流下に支障はない。一方、規制部材44は前記カム片53が回転軸38を中心とした規制部材44の移動軌跡である円弧面内に干渉しないことから操作可能状態にある。なお、可動部材43の第一位置を位置決めする位置決め手段を別途設けるようにしてもよい。 【0030】次に球抜操作について説明する。各球通路35,35にパチンコ球が貯留された状態で、図7および図8に示すようにパチンコ機の前面に設けられた操作開口11に針金等の操作棒Sを挿通する。すると、操作棒Sの先端部がカバー部材46のガイド溝47を介して操作片55の傾斜面55aに当接押圧する。この押圧作用により規制部材44は図5に示すように反時計回りに回動して、係止部54と係合部53aとの接触係合を解除し可動部材43がフリー状態となる。そして、可動部材43がフリー状態となると板状部43a上のパチンコ球の荷重により可動部材43が球抜口41を開放する第二位置に回動変位して、前記板状部43aの下流板部上面に乗るパチンコ球が後続のパチンコ球によって下方へ押し出され先頭で球抜口41を落下する。さらに、後続するパチンコ球がこれに続きほぼ一列になって球抜通路42に落下する。このように球抜通路42の入口部付近にパチンコ球が団子状になだれ込んで球詰りすることなくパチンコ球が球抜通路42へ落下して球抜される。このとき規制部材44は自重により復動しようとするも該規制部材44の移動軌跡内に可動部材43のカム片53が回動して係合部53aおよび復動阻止部53bが干渉することにより、該復動阻止部53bに規制部材44が接触して復動が阻止される。このとき規制部材44の荷重は当然のことながら可動部材43の第一位置への復動変位を阻止しない荷重が選ばれる。 【0031】そして、球抜きされて球タンク20および球誘導樋22の貯留球がなくなると、板状部43aの球荷重から解放されて可動部材43が自重により球抜口41を閉塞する第一位置に復動変位すると共に復動阻止部53bが規制部材44の移動軌跡である円弧面内から後退する。それに伴い復動阻止部53bに接触して復動を阻止されていた規制部材44も復動阻止部53bに接触しながら自重により回動し、前記復動阻止部53bが規制部材44の移動軌跡の円弧面内から完全に後退すると規制部材44が規制片57に規制され、係止部54が係合部53aに対向して係合可能な所定位置に復動する。このとき係止部54および係合部53aは接触状態でないため規制部材44の復動も抵抗なくスムーズとなる。そして、球通路35,35にパチンコ球が貯留可能となり、パチンコ球が供給され貯留されても係止部54および係合部53aが接触係合し可動部材53が規制部材44により固定保持され回動不能となる。 【0032】このように可動部材43が第二位置の状態において規制部材44の移動軌跡内に干渉する復動阻止手段(復動阻止部53b)を設けて、前記復動阻止部53bにより規制部材44の復動を阻止するようにしたので、規制部材44を操作する球抜操作を一度行えば球抜終了時に可動部材43が球抜口41を閉塞すると共に規制部材44が自動的に復動して可動部材43を回動不能状態とすることができる。このため、可動部材43が球抜口41を開放したままになる不具合がなく、特にホール等で多くのパチンコ機の球抜きを行う球抜き作業が簡単となり作業効率が著しく改善される。なお、可動部材43および規制部材44の軸支方向は実施の形態に限定されるものではなく、機構板15または球の流下方向に対して直交または平行状に設けるようにしてもよい。さらに、可動部材43および規制部材44の軸支方向を異ならせてもよいのはいうまでもない。 【0033】また、規制部材44と検知用レバー37の揺動軸38と同軸上としたが、図9に示すように可動部材43の重錘部49上方に位置して規制部材44を軸58により揺動自在に設けるようにしてもよく、後側壁33と前側壁32との間に収めることができる。この実施の形態において重錘部49上面を係合部59として常態で規制部材44の係止部54が係合部59に係止して可動部材43が球抜口41を閉塞する第一位置を固定保持する。そして、球抜操作により規制部材44を揺動させ係止部54の係止を解除して同図鎖線に示すように可動部材43が揺動することで規制部材44の揺動面内に重錘部49が入り込みさらに規制部材44を揺動させる。球抜きが終了すると自重により可動部材43が同図実線位置に復動し、それに伴い規制部材44も重錘部49に接触しながら復動して係止部54が可動部材43の係合部59に接触位置して可動部材43の第一位置を係止保持し、パチンコ球が球通路35,35に貯留可能となる。このとき、検知用レバー37が球通路35,35内に臨んで光電式スイッチ40を遮蔽板39が光軸を遮ることにより、前記球切れ報知ランプ13が点灯または点滅して球切れを報知することから該球切れ報知ランプ13が球抜が確実に終了したかを確認する確認手段とすることができる。つまり球切れ報知ランプ13が点灯または点滅しなければ、何らかの原因で球抜きの途中で可動部材43および規制部材44が復動して、球抜口41を閉鎖してまだ球通路35にパチンコ球が残っていることになるため、再度球抜き操作を行い確実に球抜きすることができる。 【0034】また、前記検知用レバー37をそのまま規制部材として利用してもよく、さらに図10に示すように検知用レバー37を規制部材と兼用するようにしてもよい。このとき可動部材43の軸支部に揺動阻止手段を兼ねた係合部83が形成されている。一方、規制部材としての検知用レバー37には揺動軸38を中心とした円弧状部を有した係止部54が形成され、上部を操作片55としている。常態において前記係合部83の接触端部が規制部材44および可動部材43の揺動軸38,48線を跨いで両側に位置するため可動部材43の両方向の回動を阻止して検知用レバー37を作用させることはない。該係止部54は検知用レバー37が球切れを検知して同図(イ)鎖線に示すように球通路35内に臨んでも係止部83と対向位置にあり、可動部材43が球抜口41を閉塞する第一位置を保持するようにしている。また、球抜操作により検知用レバー37を同図(ロ)鎖線に示すように可動して、係止部54と係合部83の係合を解除し、可動部材43が同図鎖線位置に回動することにより係合部83が検知用レバー37の揺動軌跡内に干渉することで検知用レバー37の復動を阻止した接触状態となる。そして、球抜終了後に可動部材43が第一位置に復動して係合部83が検知用レバー37の揺動軌跡内から後退して検知用レバー37が係合部83により一旦解除方向に揺動するも完全に係合部83が検知用レバー37の揺動軌跡内から後退することにより復動し、可動部材43の第一位置を接触係止保持する。なお、可動部材43および規制部材としての検知用レバー37は互いに滑りのよい材質により成形するのが好ましい。 【0035】また、球抜状態を報知する報知手段を設けるのが好ましく、例えば図10に示す実施の形態において説明する。検知用レバー37の遮蔽板39を常態において光電式スイッチ40を跨ぐように設け、図10(イ)鎖線に示す球切れ時に遮蔽板39が光電式スイッチ40を遮蔽して球切れを検知して前記球切れ報知ランプ13で報知するのは当然であるが、図10(ロ)鎖線に示す球抜状態においても遮蔽板39が光電式スイッチ40を遮蔽して球抜状態を球切れ報知ランプ13で報知するようにして、球抜きが終了して可動部材および規制部材が所定位置に復動することで光電式スイッチ40の遮蔽を解除して報知ランプ13の消灯により球抜きの終了を確認することができる。なお、別途球抜状態を検知する検知手段としての検知スイッチおよび報知手段としての報知ランプを設けるようにしてもよく、検知手段および報知手段を別途設けることで検知用レバー37を規制部材と兼用しない他の実施の形態にも適用することができる。このように球抜状態を報知するようにすることで、球抜状態が視認できない特に閉店後のホールで多くのパチンコ機の球抜きをする際に、万一可動部材が完全に復動しきれなかった場合には報知ランプが点灯し続けるために異常を発見することができ、実際に可動部材が復動変位して完全に球抜口を閉塞しているかを視認することなく確認することができ、確実な球抜き作業が行える等の効果がある。なお、球抜き報知手段として前記可変表示装置12の表示部を利用して表示するようにしてもよい。なお、可動部材43及び規制部材44のどちらも球抜終了後には完全自動復帰であることから、検知手段は可動部材43及び規制部材44のどちらを検知するようにしてもよい。 【0036】また、上記実施の形態において、球抜口41を湾曲通路部35aと垂直通路部35b間の底面に設けるようにしたが、湾曲通路部35aまたは垂直通路部35bの側壁に開設して本発明の球抜装置を設けることも可能である。 【0037】図11に、垂直通路部35bの一側壁351に球抜口41を形成した球抜装置45の実施の形態を示す。球抜口41は、同時に複数個のパチンコ球が球抜きされる大きさが選ばれる。なお、前記実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。好ましくは垂直通路部35bを、図11に示すように球抜きされる最先のパチンコ球と該パチンコ球を支持するパチンコ球の球心がずれるようにして、球抜きされる最先のパチンコ球の球心が可動部材43側となるように僅かに屈曲させるのがよい。可動部材43は、常態では重錘部49により球抜口41を板状部43aで閉塞するように軸支48され、ストッパー片43bにより通路35b側への回動を規制すると共に、前記重錘部49が復動阻止部となり側面を係合部59としている。一方、規制部材44は、一端に係止部54が形成され操作片55の荷重により該係止部54が前記係合部59に係合するように軸支58されている。このとき、前記重錘部49の荷重は前記操作片55の荷重より大きく設定され、パチンコ球の荷重より小さく設定されている。 【0038】次に上記球抜装置45の球抜操作について説明する。前記実施の形態と同様にパチンコ機の前面側からの操作棒Sまたは裏面側から直接操作片55を操作して、係止部54と係合部59の係合を解除すると、可動部材43の板状部43aが垂直通路部35bのパチンコ球の荷重により押されて、可動部材43が図11鎖線で示す球抜口41を開放する第二位置に揺動し球抜される。そして、球抜口41からパチンコ球が球抜きされている状態では、前記規制部材44は重錘部49により復動を阻止されている。なお、前記ストッパー片43bは、球抜き状態で連続して球抜きされるパチンコ球間に隙間が生じても、必ず球抜きされるパチンコ球が接触するようにする作用が働き、球抜き中に可動部材43が閉塞動作して球抜口41を閉塞することがなく、最後まで確実に球抜きが行われる。 【0039】球抜きが終了すると、可動部材43が重錘部49の荷重により揺動復帰して球抜口41を閉塞すると共に、可動部材43の復動により一旦揺動した規制部材44が操作片55の荷重により揺動復帰して、係止部54が可動部材43の係合部59に係合し、可動部材43の揺動を阻止する。なお、球抜口41を垂直通路部35bに開設するようにしたが、該通路部は傾斜状であってもよい。 【0040】なお、実施の形態においてパチンコ機の前面側から操作棒Sにより球抜き操作を行い、規制部材44を操作するようにしたが、パチンコ機の裏面側で直接規制部材44を操作するようにしてもよいのは言うまでもない。 【0041】次に球払出装置24に球抜装置を設けた実施の形態について説明する。該球払出装置24は、図12ないし図15に示すように箱枠状のケース60に前記屈曲誘導樋23の球通路35と連通しパチンコ球が貯留する球貯留部としての供給通路61と、該供給通路61に臨み最先のパチンコ球を支持する制御体としての回転体62と、該回転体62の回転により供給通路61のパチンコ球が移動する屈曲通路63と、回転体62の支持から外れ払出される排出通路64とを備え、ケース60のカバー体65に前記回転体62を回転駆動する電気的駆動源としてのモータ66が取付けられ、該モータ66の回転軸66aに前記回転体62が固着されている。 【0042】前記供給通路61は少なくとも最先のパチンコ球が回転体62に支持される通路幅(回転体の幅方向)をパチンコ球が回転体62上をランダムに位置するパチンコ球の径の2倍以上とした幅広に形成され、本実施の形態において供給通路61の通路幅を供給通路61内にパチンコ球がランダムに並列可能な24mmとしている。そして、屈曲通路63において通路幅を回転体62の中心側に絞り込み排出通路64でパチンコ球のほぼ1個程度としている。また、制御体としての回転体62は、周面外側にパチンコ球を支持する球支持面67を側壁側に交互に形成したV溝状の球受部68を複数(本実施の形態では6条)設けており、該球受部68は同時に2個のパチンコ球を受け入れない幅として、1個は球支持部68で支持するようにしている。前記排出通路64には払出されたパチンコ球を1個ずつ検出するように検出センサ69を設けており、該検出センサ69は、排出通路64の外周を囲うように設けられ、略正方形状のプリント基板70のそれぞれ相対する2辺に発光部69aと受光部69bとが実装され、該検出センサ69のそれぞれの光軸がパチンコ球の通過方向と直交する一平面内で排出通路64の中心にて交差するように配置している。90は回転体62に制御される最先のパチンコ球を検知する検知スイッチであり、球払出装置24内にパチンコ球の有無を検知する。なお、該検知スイッチ90でパチンコ球が検知されていない状態になると、球切れとして前記球切れ報知ランプ13で報知される。 【0043】また、屈曲通路63に開設される球抜口71を介して球抜通路80が設けられ、前記球抜口71に球抜装置72が設けられている。該球抜装置72は前記球抜口71に可動部材73を支軸74により揺動自在に配設し、その上方に位置して逆L字状の規制部材75が同じく支軸76により揺動自在に設けられており、規制部材75に突設した操作ピン79がカバー体65の長孔81から臨んでいる。該長孔81は規制部材75の位置決め手段の役割を果し揺動範囲を規制している。82は可動部材73に設けられた重錘である。常には図12および図13に示すように自重により該可動部材73が球抜口71を閉塞する第一位置におり、前記規制部材75の係止部77が可動部材73の係合部78に接触位置して可動部材73の第一位置を保持して供給通路61にパチンコ球が貯留可能な状態にある。前記球抜口71に臨み屈曲通路63の一部をなす可動部材73の内面は、図13に示すように供給通路61の最先のパチンコ球を回転体62の球受部68とともに支持する支持面73aと、回転体62の回転にともない球受部68に受け入れられたパチンコ球を排出通路64に誘導する回転体62の支軸66aを中心とする円弧状のガイド面73bを有する。 【0044】上記構成の球払出装置24は、供給通路61に球通路35からパチンコ球が供給されると図13および図14に示すように、最先のパチンコ球が球受部68に受け入れられて後続のパチンコ球が球支持部67で支持されたり供給通路61で連続してランダムに連なって待機して、最先のパチンコ球が検知センサ90により検知されている。この状態で払出し信号によりモータ66が駆動し、回転体62が回転すると、球受部68に受け入れられたパチンコ球は図13に示すように球受部68で支持されつつ屈曲通路63の傾斜面で中央に移動しながら下降し、一旦後続のパチンコ球が回転体62の球受部68と球受部68との間の周面に支持される。このとき、供給通路61内のパチンコ球がバランスがとれて球詰りのようになるものの、回転体62が回転し後続のパチンコ球が球受部68に受け入れられることによりバランスが崩れパチンコ球が球詰りすることなく流下する。そして、さらに回転体62が回転すると、図13および図14に示すようにパチンコ球が球受部68の支持から外れて排出通路64に落下し、検出センサ69によって検知されて球排出樋25に排出され、後続のパチンコ球も同様に検出センサ69によって検知されて所定数のパチンコ球が検知されるまで排出されることになる。 【0045】次に上記球払出装置24の球抜きは、供給通路61内にパチンコ球がある状態で図12鎖線に示すように長孔81から臨む操作ピン79を操作して図15鎖線に示すように規制部材75を揺動すると、規制部材75の係止部77と可動部材73の係合部78の接触係合が外れ、可動部材73に支持されてかかるパチンコ球の荷重により可動部材73が球抜口71を開放する第二位置に揺動し球払出装置24内のパチンコ球が球抜通路80に球抜きされる。このとき可動部材73の係合部78が規制部材75の揺動面内に干渉する復動阻止部となり規制部材75は復動しようとするも可動部材73に復動を阻止された接触状態にある。そして、球払出装置24内のすべてのパチンコ球が球抜きされると可動部材73が自重により球抜口71を閉塞する第一位置に復動すると係合部78が規制部材75の揺動面内から後退して規制部材75の揺動阻止を解除する。そして、規制部材75が自重により図15実線位置に復動し係止部77が係合部78に接触係合し、可動部材73を球抜口71を閉塞する第一位置に固定保持して供給通路61内にパチンコ球が貯留可能となり払出しが可能状態となる。このとき球払出装置24内にパチンコ球がないため前記検知スイッチ90によって球無しを検知して報知ランプ13が点灯または点滅して球切れを報知することから球抜きが確実に終了したかを確認する確認手段とすることができる。つまり球切れ報知ランプ13が点灯または点滅しなければ、何らかの原因で球抜きの途中で可動部材73および規制部材75が復動して球抜口71を閉鎖してまだ供給通路61にパチンコ球が残っていることになるため、再度球抜き操作を行い確実に球抜きすることができる。 【0046】この実施の形態において供給通路61の通路幅を複数のパチンコ球がランダムに並ぶ幅広とすることにより、供給通路61内のパチンコ球は、通常の払出し時および球抜き時に上下方向だけでなく左右方向にもランダムに動くため球圧が四方に分散すると共に、パチンコ球どうしの接点がずれてパチンコ球の配列が変化することにより球詰まりが発生することはない。そして、パチンコ球が流下するたびに通路内のパチンコ球がランダムに動き並び方が変化して振動が発生し、それがバイブ効果となり屈曲誘導樋23は勿論のこと上流の球誘導樋22および球タンク20の球詰りを解消することができる。さらに、球誘導樋22および屈曲誘導樋23の球通路35を供給通路61と同様に通路幅をパチンコ球がランダムに並ぶ幅広としてもよい。 【0047】なお、球払出装置は実施の形態に限定されることなく、供給通路61を幅広とすることなくパチンコ球が単列で流下する通路幅としても、複数条で流下させるようにしてもよい。また、制御体としての回転体をスプロケット型の回転体としたが、スクリュータイプの螺旋体または回転軸に複数の偏心円盤が互いに逆方向に偏心した位置に固着されたもの、スプロケットを捻ったような複数の螺旋条を備えた回転体としてもよい。このときそれぞれの回転体の回転軸方向は限定されるものではなく、通路部に対して縦,横,斜めであってもよい。また、電気的駆動源をソレノイドとして供給通路に進退自在に揺動する制御体を可動して払出す球払出装置であっても、回転体にかかる球荷重によりパチンコ球を払出しソレノイド等の電気的駆動源により回転を制御する球払出装置であってもよい。さらに、ケース体または回転体に貯留される複数個のパチンコ球をまとめて払出す貯め切り形式の球払出装置であってもよく、それぞれパチンコ球が貯留される通路部または貯留部の側壁または底壁に球抜口を開設して球抜装置を設けるようにすればよい。また、球払出装置の設置場所も屈曲誘導樋の下流に限らず球タンクおよび球誘導樋下流に設けても、球タンクおよび球誘導樋に一体または一体的に設けるようにしてもよい。 【0048】なお、上記実施の形態において規制部材44,75を揺動自在に軸支するようにしたが、この実施の形態に限定されることなく、例えば規制部材をガイド部等により規制して直線方向に移動自在に設けるようにしてもよい。規制部材は常には自重により下方に位置して可動部材と接触係合して可動部材を球抜口を閉塞する第一位置に保持し、球抜操作により該規制部材を上動して可動部材との係止を解除し、球荷重により球抜口を開放する第二位置に揺動した可動部材の規制阻止部が規制部材の移動軌跡内に干渉することで規制部材と接触して規制部材の復動を阻止し、球抜きが終了して可動部材が球荷重から解放されて第一位置に復動変位するのに伴い規制部材も可動部材に接触しながら自重により復動して、常態である可動部材と接触係合して可動部材を球抜口を閉塞する第一位置に保持するようにすればよい。 【0049】また、上記した可動部材および規制部材を自重により球抜口を閉塞する位置に付勢し復動するようにしたが、可動部材および規制部材の少なくとも一方をスプリング等の付勢部材の付勢力によって復動するようにしてもよい。但し可動部材を付勢部材の付勢によって復動するようにした場合には、該付勢部材の付勢力はパチンコ球1個の荷重で可動板が球抜口を開放するように可動する程度の付勢力が好ましい。なお、可動部材および規制部材をリンク部材等の別部材を介して作用させるようにしてもよい。 【0050】また、実施の形態において、屈曲誘導樋23の球通路35,35および球払出装置24の供給通路61は、パチンコ球1個分の通路幅としたが、図16に示すように上流側をパチンコ球が複列または半複列で流下し得る21mm〜24mmの通路幅として、湾曲部によりパチンコ球がほぼ1列で流下する12mm〜15mmとしてもよい。なお、通路幅はこの幅寸法に限定されるものではなく、上流側をパチンコ球が3球乃至5球並び得る通路幅としてもよい。この実施の形態において、球抜口41は漸次通路幅を狭くする湾曲部に開設されており、該球抜口41を閉塞するように可動部材43が揺動自在に配設され、該可動部材43に球切れ検知機能を付加するようにしている。そして、前記可動部材43の揺動を規制する規制部材44が可動部材43の軸支部48上方に位置して揺動自在に軸支されている。このように構成された球抜装置45は、規制部材44の操作により係止部54と係合部59の係合が解除され、図16一点鎖線に示すように可動部材43が通路部のパチンコ球の荷重により揺動し球抜きされる。このとき、規制部材44は可動部材43により復動を阻止されている。そして、球抜きが終了すると荷重から解放された可動部材43が復動し、それに伴って規制部材44が復動し係止部54が係合部59に係合して可動部材43の揺動を規制阻止することになる。 【0051】また、球通路35(供給通路61)内にパチンコ球がなくなると、図16二点鎖線に示すように前記可動部材43が球通路35(供給通路61)内に入り込んで、球切れ検知スイッチ105をオンして球切れを報知するようにしている。但し、前記球抜き時にも該球切れ検知スイッチ105がオンすることになるため、予め球抜き時には該球切れ検知スイッチ105が作用しないようにしたり、予め補給の電源をオフして検知スイッチ105が作用しても補給されないようにしたりして、球切れ報知を球抜き報知とするようにしてよい。また、球抜き操作時に該球切れ検知スイッチ105が作用しないようにする作動スイッチを設けるようにしてもよい。また、球切れ検知スイッチ105とは別に球抜報知用のスイッチを設けるようにして、球抜時と球切れ時とを個々に報知するようにしてもよい。なお、当然、可動部材43に球切れ検知機能を付加することは、上記実施の形態で示した屈曲通路部35a部であっても、垂直通路部35b部であっても可能である。 【0052】本発明の球抜装置は、実施の形態で図示して説明した誘導樋および球払出装置の球抜きに限られることなく球貯留部を有する球タンク20(誘導樋を一体に設けた球タンクを含む)にも適用できる。さらに、上下球受皿7,8の球抜装置にも適用可能であり、特に打球を供給する上部球受皿7においては、球貯留部に連通して設けられパチンコ球を整列して流下させる整流通路に球抜口を開設して、該球抜口に球抜装置を設けるのが好ましい。なお、前記整流通路の通路幅はパチンコ球1個分に限定されるものではなく、例えば21mm,24mmのようにパチンコ球がランダムに流下し得る通路幅としてもよい。 【0053】図17は、下部球受皿8に球抜装置91を設けた実施の形態を示す。下部球受皿8は、パチンコ球を貯留する皿部92の最下部に球抜口93を開設し、該球抜口93を閉塞する可動部材94を揺動自在に軸支95して、板状部94aで球抜口93を閉塞するように重錘部96で付勢し、段部94bで皿部92側への回動を規制している。そして、揺動自在に軸支102された規制部材97の係止部98が前記可動部材94の重錘部96に係止して揺動を規制しており、規制部材97の他端に形成された操作部99は、カバー部材100の開口101から外方に臨んで操作可能としている。103は可動部材94の可動を検知する検知スイッチであり、該検知信号が発信されるということは球抜口93が開放されていることになることから、該検知信号によりランプ等を点灯させて開放状態を報知するようにするのがよい。 【0054】このように構成された球抜装置91の球抜き作用は、開口101から臨んだ操作部99を操作して係止部98と重錘部96との係合を解除すると、可動部材94が皿部92のパチンコ球の荷重により揺動して球抜口93を開放し、下部球受皿8の下方に配置した球箱に球抜きする。このとき、可動部材94の揺動範囲はカバー部材100によって規制されている。そして、球抜き状態においては、前記規制部材97は、重錘部96により復動を阻止されている。球抜きが終了すると、パチンコ球の荷重から開放された可動部材94が重錘部96の自重により揺動復帰し、それに伴い規制部材97も操作部99の自重により復動し、係止部98が重錘部96に係合して可動部材94の揺動を阻止する。また、球抜きを途中でやめたり少量のパチンコ球を球抜きしたりする際には、操作部99を押し上げることで可動部材94を強制的に復動させて球抜口93を閉塞させることができる。なお、規制部材97を操作することなく直接可動部材94を強制的に復動させても、別途可動部材94または規制部材97を強制的に復動させる操作部材を設けるようにしてもよい。直接可動部材94を強制的に復動させる際には、該可動部材94に操作部を設けるのが好ましい。 【0055】図18に示すように規制部材97として皿部8のカバー部材100の一部を可動自在としてもよく、常態では図18(a)に示すように規制部材としてのカバー部材100aの下面で可動部材94の重錘部96と接触係合して、可動部材94の可動を規制しており、カバー部材100aを同図鎖線に示すように操作することで球抜きされ、板状部94aに球荷重が掛からなくなると球抜き口93を閉塞してカバー部材100aが復動する。このとき、図18(b)に示すようにカバー部材100aを可動部材94より小さくして、該カバー部材100aの荷重が板状部94aに掛かる球荷重より小となるようにしたが、板状部94aに掛かる球荷重及びデザインを考慮してカバー部材100aの大きさは任意に変更可能である。なお、カバー部材100aを任意で復動させることにより、球荷重に反して強制的に可動部材94を可動させて球抜口93を閉塞させることができる。また、図18(b)に示すように球抜口93を拡大して設けることなく、複数に分割して1つの可動部材94で閉塞するようにしてもよい。 【0056】これまで示した実施の形態において、可動部材及び規制部材の軸支方向を同じものとして説明したが、例えば軸支部が同一面上になく捻れ位置として揺動方向を異ならせるようにしてもよい。また、重錘部側に規制部材との係合部を設けて揺動を規制するようにしたが、球抜き口を閉塞する板状部側に係合部を設けて揺動を規制するようにしてもよい。さらに、規制部材を操作する操作部材を別途設けるようにしてもよい。 【0057】さらに、図19に前記可動部材43に球止め機能を付加した実施の形態を示し、前記実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。この実施の形態において、屈曲通路部35aに球抜口41を開設し球通路35の上側壁351に通常時には球圧逃し部となる段部51を設けて、該段部51により球止めするようにしている。そして、規制部材44には可動部材53の球止状態を係止する係止手段としての突起部106が形成され、可動部材43に該突起部106が係合する係止凹部107が形成されている。次にこの球抜装置45の作用について説明する。先ず球抜きは、図19に示すように係止部54と係合部59が当接係合しパチンコ球が貯留された状態で、規制部材44を図19(a)鎖線に示すようにパチンコ機の前面側または裏面側から直接作動すると、屈曲通路部35aの球荷重によって可動部材43が傾動して球抜きされる。そして、球抜きが終わると、可動部材43は荷重から解放されて図19(a)実線位置に復動すると共に、規制部材44が復動して可動部材43が球抜口41閉塞した状態で係止する。このとき、可動部材43の自重により板状部43aが球通路35内に入り込まないように仮規制する小突起108等の規制手段を屈曲誘導樋23または機構板15に設けるのが好ましい。 【0058】次に球止めの作用について説明する。図19(b)に示すように鎖線位置から前記小突起108を乗り越えるようにして可動部材43を球抜方向と異なる方向(実施の形態において球通路35方向)に移動させて、可動部材43を小突起108に圧着して仮止めすると共に、前記規制部材44を操作して突起部106を係止凹部107に係止して、可動部材43の球抜状態を保持する。すると、屈曲通路部35aのパチンコ球は、図19(b)実線に示すように球通路35の段部51によって流下を阻止され球止めすることができる。なお、可動部材43に前記小突起108が嵌る凹部を設けて、小突起108を凹部に嵌めて可動部材43を球止位置で係止保持させるようにしてもよい。さらに、規制部材44の軸支58位置を変える等して可動部材43を球止方向に移動させると、規制部材44が自重により回動して可動部材43に自動的に係止して球止状態を保持するようにしてもよい。なお、規制手段の設置個所および形状は限定されることなく、板状部43aを直接仮規制するようにしてもよい。例えば、可動部材43の側面に突起を設け、該突起と相対する屈曲誘導樋23の側板部または機構板15に可動部材43の球抜き時の回動範囲を規制するように該突起が移動し得るガイド溝を設けてもよい。球止時には前記突起を前記ガイド溝から外れるように移動させて、突起が屈曲誘導樋23の側板部または機構板15に押圧することによって球止位置を仮止めすることも可能であり、前記ガイド溝から外れた位置に前記突起が嵌る凹部を設けて該凹部に突起が嵌ることで球止位置を係止保持するようにしてもよい。 【0059】図20に球止機能の他の実施の形態について説明する。この実施の形態は、規制部材44に球止機能を設けており、具体的には屈曲通路部35aに侵入する球止片109が形成されている。そして、常態では規制部材44は小突起110により仮止めされ、屈曲通路部35aへの侵入を阻止されている。この状態で球止めをするには、規制部材44を図20一点鎖線に示すように操作して球止片109を屈曲通路部35aに侵入させて球止めさせる。このとき、係合部59が係止部54に形成された凹部111に嵌り球止状態を保持する。なお、球抜き操作は、前記実施の形態と同様に作用して球抜き終了後自動復帰する。 【0060】なお、球止方法については上記実施の形態に限定されることなく、例えば可動部材43の球抜方向を下方向として、球止方向をそれと異なる前後方向に移動させるようにしてもよい。この場合、常態では例えば球止爪が球通路35から後退して、可動部材43が球抜方向に回動自在に装着されており、球抜き可能な状態にある。そして、球止時には可動部材43を手前に引いて(または後方に押して)前記球止爪を球通路35内に臨ませ球止させる。このとき、可動部材43が前面または後面壁の切り溝に嵌るようにして可動部材43の回動を阻止するようにすればよい。 【0061】また、前記実施の形態において、球抜装置に球切れ検知機能または球止機能を備えるようにしたが、球抜装置に球切れ検知機能及び球止機能の双方を備えるようにしてもよい。 【0062】なお、前記可動部材43及び規制部材44を直線的に移動自在に設けるようにしてもよい。例えば規制部材44を常には下方に位置して可動部材43と接触係合させ、球抜操作により規制部材44を上方に移動して可動部材43により復動を阻止するようにして、可動部材43の復動により規制部材44を下方に復動可能とすればよい。 【0063】実施の形態において弾球遊技機としてパチンコ機を例に説明したが、他にアレパチ,雀球,パチンコ球を賭数として回収して遊技するパチロットであってもよい。また、本発明はパチンコ球のみならずコインまたはメダルを遊技媒体として使用するスロットマシン等の遊技機のコイン皿の遊技媒体抜取装置にも適用することができる。なお、遊技媒体としてのコインが転動して供給される供給路の抜取り装置にも適応可能である。 【0064】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、球抜口を閉塞する第一位置と球荷重により球抜口を開放する第二位置に変位自在に設けられる可動部材と、該可動部材が球抜口を閉塞する位置に拘束または解除する規制部材と、前記可動部材が第二位置に変位した状態において前記規制部材の移動軌跡内に干渉し規制部材の復動を阻止する復動阻止手段とを備えたので、一度の球抜操作で確実に球抜きが行え、しかも球抜が終了するとともに可動部材および規制部材が順次自動復帰して球抜口を確実に閉塞保持することができ、球抜作業が簡単となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591044614 【氏名又は名称】株式会社足立ライト工業所
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| 【出願日】 |
平成14年9月20日(2002.9.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112531 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 浩二
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| 【公開番号】 |
特開2003−164631(P2003−164631A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2002−276176(P2002−276176) |
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