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【発明の名称】 釘打機の釘支持形態検査装置
【発明者】 【氏名】高橋 初実
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内

【要約】 【課題】釘支持形態の正常・異常の検出確度の向上化を図る。

【解決手段】センサー6;7で可動アーム3の開閉中心4よりも後側の検査対象部5を検出するというように、釘ホルダー2に対して固定部となる釘打機の部分に取付けられたセンサー6;7が釘11を支持する側と反対側である後側の開閉時の移動量の大きな検査対象部5を検出する構造であるため、釘11の支持形態が正常である場合と異常である場合とにおける検出が正確となり、釘支持形態の正常・異常の検出確度を高めることができる。また、センサー6;7が釘ホルダー2に対して固定部となる釘打機の部分に取付けられているので、釘ホルダー2の移動・停止による衝撃を受けることがなく、センサー6;7の耐用寿命が長くなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 釘供給機構に対する供給位置とテーブルに搭載された遊技盤に対する釘打位置とに移動するとともに供給位置と釘打位置とで可動アームの開閉中心よりも後側の検出する手段を備えたことを特徴とする釘打機の釘支持形態検査装置。
【請求項2】 可動アームの開閉中心よりも後側の検出する手段が、可動アームの開閉中心よりも後側に設けた検査対象部と、可動アームを含む釘ホルダーに対して固定部となる釘打機の部分に取付けられた複数のセンサーとを備えたことを特徴とする請求項1記載の釘打機の釘支持形態検査装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は釘打機の釘ホルダーが釘を支持している形態を検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は特願平8−263241号公報で開示された釘支持形態検査装置31を示し、釘ホルダー32の固定アーム33にセンサー34を設け、固定アーム33と釘ホルダー32の可動アーム35が釘11を挟む格好で支持した場合に、センサー34で可動アーム35までの距離を検出し、検出した距離が正常値であれば釘の支持形態が正常であると判定し、検出した距離が正常値でなければ釘の支持形態が異常であると判定するものである。
【0003】
【発明が解決しようと課題】しかし、前記従来例はセンサー34が可動アーム35の開閉中心36よりも釘11を支持する部分の方向に位置している構造であるため、釘11の支持形態が正常である場合と異常である場合とにおける検出した距離の差が微少であって、釘支持形態の正常と異常との判定を正確にするのに難があるという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は釘支持形態の正常・異常の検出確度を高めることができる釘打機の釘支持形態検査装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、釘供給機構に対する供給位置とテーブルに搭載された遊技盤に対する釘打位置とに移動するとともに供給位置と釘打位置とで可動アームの開閉中心よりも後側の検出する手段を備えたことによって、釘の支持形態が正常である場合と異常である場合とにおける検出が正確となり、釘支持形態の正常・異常の検出確度を高めることができる。また、本発明にあっては、可動アームの開閉中心よりも後側の検出する手段が、可動アームの開閉中心よりも後側に設けた検査対象部と、可動アームを含む釘ホルダーに対して固定部となる釘打機の部分に取付けられた複数のセンサーとを備えれば、センサーが釘ホルダーの移動停止による衝撃を受けることはないので、センサーを釘ホルダーに設けた場合に比べて、センサーの耐用寿命を長くすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2は第1実施形態であって、図1は釘支持形態検査装置1を示し、図2は釘打機15の側面を示す。
【0007】図2を参照し、釘打機15について説明する。釘打機15は装置本体下部16にテーブル17をXY駆動機構18で1つの平面内の前後左右方向に移動可能に備え、装置本体上部19に釘ホルダー2とハンマー20及びパーツフィーダーのような釘供給機構21を備える。釘ホルダー2は装置本体上部19に設けられた図外の駆動機構によって釘供給機構21に対する実線で示す供給位置とテーブル17に搭載された遊技盤12に対する仮想線で示す釘打位置とに上下動するようになっているとともに供給位置と釘打位置とで図1の可動アーム3が開閉するようになっている。ハンマー20は装置本体上部19に設けられた図外の駆動機構によって直線的に昇降するようになっている。そして、制御装置9が起動した状態において、遊技盤12の前面である意匠盤面が上に向けられた格好で、遊技盤12に形成された位置決定穴22がテーブル17に設けられた位置決定ピン23に嵌め込まれることで、遊技盤12がテーブル17に位置決め搭載される。
【0008】その状態において、遊技盤12がテーブル17に搭載されたことを検出した信号又はマニュアルスイッチによるオン信号、遊技盤12の機種信号が制御装置9に入力されると、制御装置9が主制御装置9のコンピューターに格納されたプログラム及び遊技盤12の機種信号に対応する加工データに従ってXY駆動機構18、釘ホルダー2の駆動機構及びハンマー20の駆動機構を制御する。この制御によって、テーブル17が移動して遊技盤12の釘11を打ち込むべき位置がハンマー20の真下に停止した後、供給位置で釘供給機構21から釘11を受け取って支持した釘ホルダー2が釘打位置に移動して停止し、ハンマー20が加工して釘ホルダー2に支持されている釘11を遊技盤12に打ち込んだ後に上昇して待機位置に停止する一方、釘ホルダー2の可動アーム3が開いて釘ホルダー2が釘打位置から供給位置に移動して停止した後に釘供給機構21から釘11が供給される時期に閉じて釘11を受け取る。これらテーブル17の動き、釘ホルダー2の動き、ハンマー20の動きからなる一連の動作が遊技盤12に打ち込むべき釘11に対して行われることによって、多数の遊技釘または障害釘と呼ばれるような釘11が遊技盤12に打ち込まれ、打ち込まれた釘11の頭部側の部分は遊技盤12の意匠盤面より所定高さと傾斜角度を有する。
【0009】図1を参照し、釘支持形態検査装置1について説明する。釘支持形態検査装置1は釘ホルダー2の実線で示す供給位置と仮想線で示す釘打位置とで可動アーム3の開閉中心4よりも後側の検査対象部5の動きを検出する光反射形のセンサー6;7を個別に備える。センサー6;7は釘ホルダー2に対して固定部となる図2の釘打機15の部分8に取付けられる。そして、釘ホルダー2が実線で示すように供給位置において釘供給機構21から供給された釘11を支持するであろう時期にセンサー6が検査対象部5の位置を検出して検出信号を制御装置9に出力する。釘ホルダー2が仮想線で示すように釘打位置に到達してから釘11が打ち込まれるまでの期間にセンサー7が検査対象部5の位置を検出して検出信号を制御装置9に出力する。
【0010】センサー6;7が光反射形であることから、可動アーム3と固定アーム10とが釘11を正確に支持していれば、センサー6;7は検査対象部5からの反射光を受光した受光量が正常値であり、逆に、可動アーム3と固定アーム10とが釘11を傾けて支持していたり或いは全く支持していなければ、センサー6;7は検査対象部5からの反射光を受光した受光量が異常値となる。よって、制御装置9はセンサー6からの受光量に相当する検出信号が制御装置9に格納された判定基準値の範囲内であれば供給位置における釘ホルダー2の釘支持形態が正常であると判定し、係る検出信号が判定基準値の範囲外であれば供給位置における釘ホルダー2の釘支持形態が異常であると判定する。また、制御装置9はセンサー7からの受光量に相当する検出信号が制御装置9に格納された判定基準値の範囲内であれば釘打位置における釘ホルダー2の釘支持形態が正常であると判定し、係る検出信号が判定基準値の範囲外であれば釘打位置における釘ホルダー2の釘支持形態が異常であると判定する。
【0011】遊技盤12に遊技釘とか障害釘と呼ばれる多数の釘11を打ち込む釘打機15にあっては、可動アーム3の駆動機構で作動される側の移動量を大きくして、遊技盤12に打ち付けられる釘11どうしが互いにくっつき合うような間隔で連続する連釘の部分において開閉する可動アーム3の先端部(釘11を支持する部分)がすでに打ち込まれた釘11と干渉しないようにすることから、可動アーム3の先端の開閉距離は釘11の胴体である直線棒状部分の直径と同程度の小寸法になっている。
【0012】よって、本実施形態の構造によれば、センサー6;7で可動アーム3の開閉中心4よりも後側の検査対象部5を検出するというように、釘ホルダー2に対して固定部となる釘打機15の部分に取付けられたセンサー6;7が釘11を支持する側と反対側である後側の開閉時の移動量の大きな検査対象部5を検出する構造であるため、釘11の支持形態が正常である場合と異常である場合とにおける検出が正確となり、釘支持形態の正常・異常の検出確度を高めることができる。また、センサー6;7が釘ホルダー2に対して固定部となる釘打機15の部分に取付けられているので、釘ホルダー2の移動・停止による衝撃を受けることがなく、センサー6;7の耐用寿命が長くなる。
【0013】図3は第2実施形態を示し、第1実施形態が可動アーム3に反射板を設けたり又は可動アーム3を反射板としたが、第2実施形態は可動アーム3にセンサー25(センサー6;7に相当)を設け、反射板26を装置本体1の部分8に設ければ、開閉中心4と反射板26との距離が大きくなり、可動アーム3の微妙な位置の違いを一層適切に検出でき、検査確度が高くなる。
【出願人】 【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
【出願日】 平成13年11月28日(2001.11.28)
【代理人】 【識別番号】100080296
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 純一
【公開番号】 特開2003−159394(P2003−159394A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−363245(P2001−363245)