| 【発明の名称】 |
パチンコ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】海老原 昌行 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】デザイン設計の自由度の向上を図ることができるパチンコ機を提供する。
【解決手段】試験用遊技球検出装置31からのレーザー光の反射のために、発射通路30に対応するゲート盤5(セル板32)の印刷層33に測定ポイント34を予め定め、測定ポイント34には高反射率色を付すようにした。レーザー光の確実な反射が確保されて遊技球22の検出を確実に行える。測定ポイント34以外の印刷層33には、高反射率色以外の色及び高反射率色について何ら規制を受けることなく使用でき、デザイン設計の自由度を向上することができる。さらに、測定ポイントをその都度配慮しつつ意匠(配色)を創作しなければならない従来技術に比して、自由にデザイン設計することが可能となり、便利なものとなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゲージ盤の遊技球の発射通路に臨むガラス板に試験用遊技球検出装置を配置し、試験用遊技球検出装置から発射されてゲージ盤で反射されるレーザー光が前記発射通路を通過する遊技球で遮られることにより遊技球の通過を検出するパチンコ機において、試験用遊技球検出装置が配置される部分に対応して前記ゲージ盤に前記レーザー光を反射する測定ポイントを予め定め、該測定ポイントには前記レーザー光に対して反射率の高い色を付したことを特徴とするパチンコ機。 【請求項2】 請求項1記載の構成において、前記ゲージ盤は、板状のゲージ盤本体と、裏面側に印刷層を有し、前記ゲージ盤本体に接合される透光性材料からなる基板とを有し、前記色は前記印刷層により形成されることを特徴とするパチンコ機。 【請求項3】 請求項2記載の構成において、前記基板は合成樹脂からなることを特徴とするパチンコ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に係り、詳しくはパチンコ機のゲージ盤に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のパチンコ機の一例として、特開平8−141155号公報に示すものがある。このパチンコ機のゲージ盤は、略矩形のゲージ盤本体と、このゲージ盤本体に接合される略矩形のセル板とを有し、セル板を透明の合成樹脂板と、合成樹脂板の裏面側に設けられる印刷層と、印刷層を間にして合成樹脂板に設けられる白紙とから構成している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ機では所望の発射性能を有することが要求されており、出荷前に遊技球の発射性能試験を行うことが義務付けられている。この発射性能試験は、例えばゲージ盤の発射通路に臨むガラス板にレーザー光反射式の試験用遊技球検出装置を吸盤により保持し、試験用遊技球検出装置から発射されてゲージ盤で反射されるレーザー光が発射通路を通過する遊技球により遮られることを利用して行うのが一般的である。 【0004】このため、上述した従来技術では、セル板の柄(セル柄)の配色等のデザイン設計を行う場合、その都度、レーザー光の確実な反射を確保することに注意しつつ、意匠を創作しなければならず、その分、デザイン設計の自由度が低いものになっているのが実情であった。また、セル柄の配色等に注意を払うことに伴い、自由なデザイン設計が制約され、不便であった。 【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、デザイン設計の自由度の向上を図ることができるパチンコ機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、ゲージ盤の遊技球の発射通路に臨むガラス板に試験用遊技球検出装置を配置し、試験用遊技球検出装置から発射されてゲージ盤で反射されるレーザー光が前記発射通路を通過する遊技球で遮られることにより遊技球の通過を検出するパチンコ機において、試験用遊技球検出装置が配置される部分に対応して前記ゲージ盤に前記レーザー光を反射する測定ポイントを予め定め、該測定ポイントには前記レーザー光に対して反射率の高い色を付したことを特徴とする。なお、試験用遊技球検出装置は、パチンコ機の性能試験に用いられるものであり、パチンコ機の出荷前にはパチンコ機から取り外されるものである。 【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、前記ゲージ盤は、板状のゲージ盤本体と、裏面側に印刷層を有し、前記ゲージ盤本体に接合される透光性材料からなる基板とを有し、前記色は前記印刷層により形成されることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項2記載の構成において、前記基板は合成樹脂からなることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機を図1ないし図3に基づいて説明する。このパチンコ機1は、図1に示すように、パチンコ店の島に取付けられる外枠2と、この外枠2の前面にヒンジ3により開閉可能に取付けられる前枠4とを備え、前枠4の背面に設けた箱形の装着部(図示省略)にゲージ盤(遊技盤)5を着脱自在に納めている。前枠4には、ガラス板6を装着したガラス枠7が開閉可能に保持されている。ガラス板6は、ガラス枠7が閉じられた状態でゲージ盤5に対面するようになっている。 【0009】ゲージ盤5には、外誘導レール8a及び内誘導レール8bからなる誘導レール8が設けられており、誘導レール8の内側に遊技領域Dを形成している。遊技領域Dの略中央部分には、特別図柄表示装置9が設けられ、その両側には普通図柄作動ゲート10が設けられている。ゲージ盤5の特別図柄表示装置9の下側には、特別図柄始動口11、可動入賞装置12及び普通図柄表示装置13がこの順に設けられている。内誘導レール8bの最下端にはアウト口11が設けられている。可動入賞装置12は、大入賞口15を有し、この大入賞口15は、大入賞口作動ソレノイド17により駆動される蓋18により開閉されるようになっている。 【0010】大入賞口15の内側には流路(図示省略)を介して、特定領域21及び特定領域21以外の図示しない普通領域が接続されており、大入賞口15に入賞した遊技球がいずれかに案内されるようになっている。特定領域21及び普通領域の上流となる前記流路には、可動片(図示省略)が上下動可能に配置されており、大入賞口15の内側における遊技球の動きを変化させ、特定領域21への遊技球22(図2)の通過をコントロールし得るようにしている。 【0011】特別図柄始動口11は、当該特別図柄始動口11の近傍に設けた普通電動役物作動ソレノイド23により駆動される駆動片(図示省略)によってその開口部の大きさが拡大可能とされている。普通図柄作動ゲート10には、遊技球22が当該普通図柄作動ゲート10を通過したことを検知する普通図柄作動スイッチ24が設けられている。特別図柄始動口11には、遊技球22が当該特別図柄始動口11に入賞したことを検知する特別図柄始動スイッチ25が設けられている。大入賞口15には、遊技球22が当該大入賞口15に入賞したことを検知する大入賞口スイッチ26が設けられている。特定領域21には、遊技球22が当該特定領域21を通過したことを検知する特定領域スイッチ27が設けられている。 【0012】遊技領域Dには、さらに図示しない入賞口、ランプ風車、風車及び図示しない釘などが設けられている。前枠4の下部側に設けられたハンドルグリップ28が一方向に操作されることにより、所定の発射位置に配置された遊技球22が外誘導レール8a側に打ち出され、内誘導レール8bの先端側部分と外誘導レール8aとの間に形成される発射通路30を通って遊技領域Dに発射される。 【0013】このパチンコ機1では、図2に示すように、半導体レーザーを用いたレーザー光反射式の試験用遊技球検出装置31を発射通路30上のガラス板6に配置して発射性能試験が行われる。そして、配置された試験用遊技球検出装置31からのレーザー光を後述するセル板32の印刷層33が反射するが、そのレーザー光の反射のために、前記印刷層33には、図1及び図3に示すように、発射通路30の長手方向に並ぶように3箇所の測定ポイント34が予め定められている。本実施の形態では、3箇所の測定ポイント34のうち何れかの測定ポイント34の略真上に相当するガラス板6の部分に試験用遊技球検出装置31が配置されて発射性能試験が行われる。試験用遊技球検出装置31からはパルス幅2,5μm、波長650mmのレーザー光が発射される。 【0014】ゲージ盤5は、図2に示すように、ゲージ盤本体をなすベニア板35と、ベニア板35に接着剤により接合される前記セル板32とを備えている。セル板32は、図3に示すように、セルロイドなどの合成樹脂からなる透光性のフィルム37(基板)と、フィルム37の裏面側(ベニア板35との接合側)に形成される複数層(本実施の形態では4層)の印刷層33と、印刷層33をフィルム37とともに挟む定着用紙38とからなっている。定着用紙38は、印刷層33(印刷面)の発色効果を向上させると共に、ベニア板35との定着(結合)を向上させるようにしている。 【0015】印刷層33には通常シルク印刷又はオフセット印刷によりデザイン図が描かれる。この場合、前記測定ポイント34については予め、前記レーザー光に対して反射率の高い色〔以下、便宜上、高反射率色という。〕を付している。高反射率色は、レーザー光が反射しない色(いわゆるドロップアウトカラー)以外の色であり、黄色、赤色、白色、緑色等が用いられる。高反射率色は、円形になるように配色されている。本実施の形態では、3つの測定ポイント34のうち中央の測定ポイント34は、径寸法が他のものに比して大きくなっている。 【0016】このように構成されたパチンコ機1では、セル板32の印刷層33に予め定められた3つの測定ポイント34のうち何れかの測定ポイント34の略真上に相当するガラス板6の部分に試験用遊技球検出装置31を配置して、発射性能試験が行われる。そして、測定ポイント34には高反射率色を付しているので、遊技球22が通過しない場合には確実にレーザー光が反射される一方、遊技球22が通過するとこの反射光が遊技球22により遮られるので遊技球22の検出を確実に行えることになる。 【0017】一方、3つの測定ポイント34以外の印刷層33には、高反射率色以外の色及び高反射率色について何ら規制を受けることなく使用することが可能である。このため、意匠デザイナー等は、発射性能試験に規制されずに配色して表示図柄を創作することができ、デザイン設計の自由度を向上することができる。また、測定ポイントをその都度配慮しつつセル板の意匠(配色)を創作しなければならない上記従来技術に比して、自由にデザイン設計することが可能となり、便利なものとなる。 【0018】上記実施の形態では、高反射率色を配色した部分の形状を円形としたが、これに限らず、矢印、星型、四角形、三角形など他の形状にしてもよい。また、高反射率色を複数色から構成し、所定の図柄を形成するようにしてもよい。さらに、測定ポイント34を判別しやすいように所定の形状及び図柄に定め、試験用遊技球検出装置31の位置決めの向上を図るようにしてもよい。 【0019】 【発明の効果】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明によれば、試験用遊技球検出装置が配置される部分に対応してゲージ盤にレーザー光を反射する測定ポイントを予め定め、該測定ポイントには前記レーザー光に対して反射率の高い色を付したので、レーザー光の反射ひいては遊技球の検出を確実に行える。また、試験用遊技球検出装置に対する測定ポイントを予め定めているので、測定ポイント以外の部分について、発射性能試験に規制されずに配色して表示図柄を創作することができ、デザイン設計の自由度を向上することができる。さらに、測定ポイントをその都度配慮しつつ意匠(配色)を創作しなければならない従来技術に比して、自由にデザイン設計することが可能となり、便利なものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年11月28日(2001.11.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068618 【弁理士】 【氏名又は名称】萼 経夫 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−159389(P2003−159389A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月3日(2003.6.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−362660(P2001−362660) |
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