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【発明の名称】 スロットマシン
【発明者】 【氏名】中嶋 正
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内

【要約】 【課題】操作性と情報伝達性との双方の向上を図る。

【解決手段】操作台1は遊技をする遊技者と対面する前面2にスタートレバーと呼ばれるような遊技開始操作部3とストップボタンと呼ばれるような横方向に並んだ複数の図柄停止操作部4とを備え、前面2と交差する上面5に指置部6を備え、指置部6は操作台1の上面5に嵌め込まれた振動板7の上面8より内部に窪む凹部になっており、遊技者が複数の図柄停止操作部4を操作する際に、遊技者の操作基準としての指たる中指9の指先の腹を指置部6に載せ置いた状態で、中指9を中心として手を右から左へというように一方向に回転しつつ、親指10で複数の図柄停止操作部4を順に操作する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作台の遊技者と対面する前面に設けられた複数の図柄停止操作部を操作する際の基準となる指を置く指置部を操作台の前面と交差する上面に設け、指置部に触覚刺激手段を設けたことを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】 触覚刺激手段を熱、凹凸、振動の何れかの発生手段で形成したことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスロットマシンであって、遊技者が複数の図柄停止操作部を操作する際に操作基準として例えば中指のような指を置く部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11―169506号公報で開示されたスロットマシンは操作台にストップボタンと呼ばれるような図柄停止操作部を操作する際の操作基準としての指を置く指置部を備えている。特許第2941793号公報で開示されたスロットマシンは操作台の遊技者と対面する前面を振動させる手段を備えている。特許第3068819号公報で開示されたスロットマシンは図柄停止操作部を振動させる手段を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11―169506号公報の指置部が操作台の前面と上面との交差する角部に設けられた構造であるため、当該指置部に置いた中指を回転中心として親指で操作台の前面に設けられた横一列に配置された複数の図柄停止操作部を順々に操作するには中指と親指との間隔が近くなり過ぎることから、操作性に欠ける。特許第2941793号公報の操作台は前面を振動させる構造であるため、その振動が前面に設けられたスタートレバーと呼ばれるような遊技開始操作部や図柄停止操作部に伝達し、遊技開始操作部や図柄停止操作部が振動することから、操作性に欠ける。特許第3068819号公報は図柄停止操作部を振動させる構造であるため、上記と同様操作性に欠ける。しかも、遊技開始操作部や図柄停止操作部が振動しても、遊技者が遊技開始操作部や図柄停止操作部に触れて操作している時間は瞬間的なものであることから、振動で遊技者に伝わる情報は非常に少ないという問題点がある。
【0004】そこで、本発明は操作性と情報伝達性との双方を向上することができるスロットマシンを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、操作台の遊技者と対面する前面に設けられた複数の図柄停止操作部を操作する際の基準となる指を置く指置部を操作台の前面と交差する上面に設け、指置部に触覚刺激手段を設けたことによって、遊技進行中の演出に合せて触覚刺激手段を動作すれば、遊技進行中の演出を指先に感じる刺激で適切に体感させることができ、情報伝達性を向上することができ、また、指置部が操作台の前面に設けられているので、指置部に置いた中指を回転中心として親指で操作台の前面に設けられた複数の図柄停止操作部を操作する中指と親指との間隔が適切な距離となり、操作性を向上することができる。また、本発明にあっては、触覚刺激手段を振動、熱、凹凸、の何れかの発生手段で形成すれば、指置部に置いた指の触覚に種々の刺激を与えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1から図3は一実施形態であって、図1は指置部6周りの操作台1の外観を示し、図2は指置部6周りの操作台1を分解した内部構造を示し、図3はスロットマシンの外観を示す。
【0007】図1を参照し、操作台1について説明する。操作台1は遊技者と対面する前面2にスタートレバーと呼ばれるような遊技開始操作部3とストップボタンと呼ばれるような横方向に並んだ複数の図柄停止操作部4とを備え、前面2と交差する上面5に指置部6を備える。指置部6は操作台1の上面5に嵌め込まれた振動板7の上面8より内部に窪んでいる。そして、遊技者が複数の図柄停止操作部4を操作する際に、遊技者の操作基準としての指たる中指9の指先の腹を指置部6に載せ置いた状態で、中指9を中心として手を右から左へというように一方向に回転しつつ、親指10で複数の図柄停止操作部4を順に操作する。
【0008】図2を参照し、操作台1の内部構造について説明する。操作台1の上面5には方形状の上下方向に貫通する開口部11が形成される。開口部11周りの操作台1の内部には筒状の振動板取付部12を備える。振動板7は指置部6周りの裏面に筒状のモーター取付部13を備え、上面8の左右両側より有段形成された脚部14を備え、脚部14に貫通孔15を個別に備える。そして、振動板7の上面8が操作台1の内部より開口部11に嵌め込まれた状態において、振動板7の上面8と操作台1の開口部11との間にわずかな隙間が振動板7の上面8を取り巻くような格好で形成され、止ねじ16が貫通孔15から振動板取付部12に締結されることによって、振動板7が操作台1の上面5に取り付けられる。このように取り付けられた振動板7の上面8と操作台1の上面5とは同一面内に配置される。
【0009】また、触覚刺激手段としての振動モーター21はモーター軸22に振動錘23が固定されており、振動モーター21のモーターケース24に設けられたブラケット25の取付孔26より止ねじ27が振動板7のモーター取付部13に締結されることによって、振動モーター21が振動板7に取り付けられる。そして、振動モーター21が供給された電力で一方向に回転駆動すると、振動錘23の重心がモーター軸22の周りに旋回して振動を発生し、その発生した振動が振動モーター21から振動板7に伝達し、振動板7が振動する。このように振動板7が振動した場合、振動板7の上面8と操作台1の開口部11との間に隙間が存在するので、振動板7の振動は操作台1からの規制を受けずに適切に振動することができ、その振動板7の適切な振動が指置部6に置かれた中指9に減衰することなく最良に伝わって遊技者の触覚を好適に刺激することができる。
【0010】図3を参照し、スロットマシンについて説明する。箱型の遊技機枠31の前面に設けられた化粧枠32は上部中央に図柄視認領域33を備え、図柄視認領域33と対応する化粧枠32の遊技機枠31側にはドラムタイプの図柄表示装置34が配置され、図柄表示装置34の図柄が遊技機枠31の前側より図柄視認領域33を通して視認可能な形態である。図柄視認領域33の左右上方周りにはアーチ状の周辺表示部35が配置され、図柄視認領域33の下部には周辺表示部35より連なる操作台1が配置され、操作台1の前面2より下方に広告表示部36が連接され、広告表示部36よりも下部には灰皿37やメダル受皿38が配置される。操作台1の上面5右側にはメダル投入口41が配置される。
【0011】そして、遊技機枠31の内部に搭載された図外の制御装置が電力供給を受けて起動した状態において、遊技者がメダル投入口41にメダル39を投入した後、遊技開始操作部3を操作すると、図柄表示装置34が図柄変動を開始する。その後、遊技者が指置部6に置いた図1の中指9を中心として親指10を回転しながら複数の図柄停止操作部4を順に操作すると、操作された図柄停止操作部4に対応する図柄表示装置34の図柄変動が停止する。全部の図柄変動が停止して確定するまでの間に、最後に停止する以外の複数の図柄が揃うリーチになると、制御装置からの演出指示で図2の振動モーター21が回転駆動し、その振動で振動板7が振動し、指置部6に置かれた中指9に振動が伝わって遊技者の触覚が刺激される。また、全部の図柄変動が停止して確定図柄がビックボーナス、リプレイやそれ以外の当たり図柄で揃うと、それらの当たりに対応する賞品としてのメダル39が遊技機枠31の内部からメダル受皿38に払い出される一方、制御装置からの上記と異なる演出指示で振動モーター21が回転駆動し、振動板7及び指置部6に置かれた中指9を介して遊技者の触覚が刺激され、当たり遊技に対する喜びを指先に感じる振動たる刺激で体感することができ、遊技性を向上することができる。
【0012】また、指置部6が操作台1の前面2と上面5との交差する角部から上面5の中央の方向に設けられているので、図1にも示すように、指置部6に置いた中指9を回転中心として親指10で操作台1の前面2に設けられた複数の図柄停止操作部4を操作する中指9と親指10との間隔が適切な距離となり、操作性を向上することができる。
【0013】触覚刺激手段として振動モーター21を用いたが、指置部6を上下又は横方向にゆっくりと往復運動するような凹凸動作、熱による刺激、痛覚的な刺激などで指置部6に触れる指の触角を刺激するものであれば、同様に適用することができる。
【出願人】 【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
【出願日】 平成13年11月28日(2001.11.28)
【代理人】 【識別番号】100080296
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 純一
【公開番号】 特開2003−159365(P2003−159365A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−363242(P2001−363242)