| 【発明の名称】 |
ゲームシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 皇太郎 【住所又は居所】東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式会社ナムコ内
【氏名】加来 量一 【住所又は居所】東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式会社ナムコ内
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| 【要約】 |
【課題】撮像場所と関連付けた新しいゲーム内容を実現することができるゲームシステムを提供すること。
【解決手段】ゲーム装置10内の課題設定部120は、撮像場所が関連する撮像課題を表示部24の画面上に出題する。プレーヤにより撮像操作が行われると、携帯端末装置50内の制御部60は、撮像部70から取得した画像データと、位置特定部72から取得した位置特定データと、時計74から取得した時刻データとを記憶部66に記録する。これらのデータは、接続ケーブル90を介して携帯端末装置50からゲーム装置10へ転送される。ゲーム装置10は、携帯端末装置50から転送された画像データ等に基づいて、プレーヤの撮像結果に対する評価を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯端末装置とゲーム装置とを有するゲームシステムにおいて、前記携帯端末装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像が行われた位置を特定する位置特定手段とを備え、前記ゲーム装置は、前記撮像手段によって撮像された画像データと前記位置特定手段によって得られた位置特定データとを用いて所定のゲーム演算を行うゲーム演算手段を備えることを特徴とするゲームシステム。 【請求項2】 請求項1において、前記携帯端末装置および前記ゲーム装置の少なくとも一方は、前記撮像手段によって撮像が行われた時刻を特定する計時手段をさらに備え、前記ゲーム装置は、前記画像データおよび前記位置特定データと、前記計時手段によって得られた時刻データとを用いてゲーム演算を行うことを特徴とするゲームシステム。 【請求項3】 請求項1または2において、前記ゲーム演算手段は、撮像場所が関連する撮像課題を出題する課題設定手段を備えることを特徴とするゲームシステム。 【請求項4】 請求項3において、前記課題設定手段は、撮像場所を指定した前記撮像課題を出題することを特徴とするゲームシステム。 【請求項5】 請求項3において、前記課題設定手段は、撮像場所の特定を含む前記撮像課題を出題することを特徴とするゲームシステム。 【請求項6】 請求項1において、前記ゲーム演算手段は、前記画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、この画像処理手段による処理結果と前記位置特定データとを用いて評価を行う評価手段を有することを特徴とするゲームシステム。 【請求項7】 請求項2において、前記ゲーム演算手段は、前記画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、この画像処理手段による処理結果と前記位置特定データと前記時刻データとを用いて評価を行う評価手段を有することを特徴とするゲームシステム。 【請求項8】 請求項6または7において、前記評価手段は、撮像課題に対応する撮像場所が予め設定されており、この撮像場所と前記位置特定データによって特定される撮像場所を比較することを特徴とするゲームシステム。 【請求項9】 請求項7において、前記評価手段は、撮像課題に対する撮像に要した時間を前記時刻データに基づいて計算することを特徴とするゲームシステム。 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記携帯端末装置および前記ゲーム装置のそれぞれは、着脱可能な記憶媒体を収容するスロットを有しており、前記携帯端末装置から前記ゲーム装置に対するデータの転送を前記記憶媒体を用いて行うことを特徴とするゲームシステム。 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記携帯端末装置および前記ゲーム装置のそれぞれは、赤外線を伝送媒体としてデータの送受信を行う赤外線送受信部を有しており、前記携帯端末装置から前記ゲーム装置に対するデータの転送を前記赤外線送受信部を介して行うことを特徴とするゲームシステム。 【請求項12】 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記携帯端末装置および前記ゲーム装置のそれぞれは、接続ケーブルを介してデータの送受信を行う入出力インタフェース部を有しており、前記携帯端末装置から前記ゲーム装置に対するデータの転送を前記入出力インタフェース部および前記接続ケーブルを介して行うことを特徴とするゲームシステム。 【請求項13】 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記携帯端末装置および前記ゲーム装置のそれぞれは、無線通信を利用してデータの送受信を行うアンテナおよび通信制御部を有しており、前記携帯端末装置から前記ゲーム装置に対するデータの転送を前記アンテナ間の無線通信によって行うことを特徴とするゲームシステム。 【請求項14】 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記携帯端末装置および前記ゲーム装置のそれぞれは、所定のネットワーク回線を介してデータの送受信を行う回線制御部を有しており、前記携帯端末装置から前記ゲーム装置に対するデータの転送を前記ネットワーク回線を介して行うことを特徴とするゲームシステム。 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかにおいて、前記位置特定手段は、複数の衛星から送信される電波を利用した全世界的衛星航法システムであることを特徴とするゲームシステム。 【請求項16】 請求項1〜14のいずれかにおいて、前記位置特定手段は、基地局との間で送受信される電波を利用して移動体電話の位置を特定する測位システムであることを特徴とするゲームシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ等で撮像した画像を用いるゲームシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来からデジタルカメラを用いて取り込んだ画像を利用する各種のゲーム装置が知られている。例えば、特開2000−102673号公報には、デジタルカメラで撮像された画像を可搬型記録媒体を介して取り込むようにしたゲーム装置が開示されている。このゲーム装置では、このようにして取り込んだ画像がディスプレイに表示される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従来のゲーム装置では、デジタルカメラで撮像した画像を取り込むことができるため、この取り込んだ画像の内容を評価して何らかのゲーム内容に関連させて処理することができる。上述した公報では、取り込んだ人物の画像を用いて、主人公の顔部分を合成する例が示されている。ところが、デジタルカメラ等で撮像された画像データは、その内容を見ただけでは撮像場所を特定することができず、撮像場所と関連付けた新しいゲームを作ることが難しいという問題があった。例えば、「○○タワーを撮影してこい。」という課題がゲーム装置からプレーヤに与えられた場合に、実際に○○タワーが建っている場所まで行って撮像したものか、写真等の印刷物を撮像したものか、あるいは類似した被写体を撮像したものかが正確にわからないため、正誤判定を正確に行うことが容易ではなく、このような撮像場所と関連付けた今までにないゲームは作りづらかった。 【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、撮像場所と関連付けた新しいゲーム内容を実現することができるゲームシステムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明のゲームシステムは、携帯端末装置とゲーム装置とを有しており、携帯端末装置は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段によって撮像が行われた位置を特定する位置特定手段とを備え、ゲーム装置は、撮像手段によって撮像された画像データと位置特定手段によって得られた位置特定データとを用いて所定のゲーム演算を行うゲーム演算手段を備えている。撮像が行われる際にその位置を特定しており、ゲーム演算を行う際に、撮像された画像データに加えて、撮像を行った位置を特定する位置特定データを用いているので、撮像場所と関連付けた新しいゲーム内容を実現することができる。特に、撮像時の位置を特定しているので、プレーヤが撮影対象物(例えば、「○○タワー」等)の所在地を実際に訪れて撮像を行ったか否かの正誤判定を正確に行うことができる。 【0006】また、携帯端末装置およびゲーム装置の少なくとも一方が、撮像手段によって撮像が行われた時刻を特定する計時手段をさらに備える場合に、上述したゲーム装置は、画像データおよび位置特定データと、計時手段によって得られた時刻データとを用いてゲーム演算を行うことが望ましい。時刻データを用いることにより、例えば、撮影の所要時間等の時間的要素を判断してゲーム演算を行うことが可能となり、ゲーム内容に変化を持たせることができる。 【0007】また、上述したゲーム演算手段は、撮像場所が関連する撮像課題を出題する課題設定手段を備えることが望ましい。これにより、ゲーム装置から出題される撮像課題に応じてプレーヤがその撮像場所を訪れて撮像を行い、撮像された画像データとその際の位置を示す位置特定データに基づいてゲーム演算を行うという新しいゲーム内容を提供することができる。 【0008】また、上述した課題設定手段は、撮像場所を指定した撮像課題を出題することが望ましい。例えば、「△△市××町にある○○タワーを撮影してこい」というように、撮像場所を具体的に指定した撮像課題を出題した場合には、撮像場所や被写体を容易に把握することができるようになるので、比較的に難易度の低い出題を行うことができる。 【0009】また、上述した課題設定手段は、撮像場所の特定を含む撮像課題を出題するようにしてもよい。例えば、「都内で一番大きな公園の噴水を撮影してこい」や「日本一高いビルを撮影してこい」というように、撮像場所を特定するための手がかりを提示するだけで具体的に指定しないような撮像課題を出題した場合には、撮像場所や被写体をプレーヤが自分で判断する必要があるので、比較的に難易度の高い出題を行うことができる。 【0010】また、上述したゲーム演算手段は、画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、この画像処理手段による処理結果と位置特定データとを用いて評価を行う評価手段を備えていることが望ましい。これにより、撮像場所は正しいが撮像時のアングルが悪い場合や、撮像場所は間違っているが撮像された画像は撮像課題を満足している場合などを区別して、撮像結果に対する種々の評価を行うことができる。 【0011】また、上述したゲーム演算手段は、画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、この画像処理手段による処理結果と位置特定データと時刻データとを用いて評価を行う評価手段を備えるようにしてもよい。画像処理結果と位置特定データに加えて、時刻データを用いて判断される時間的要素を考慮した評価を行うことが可能となり、評価内容に変化を持たせることができる。 【0012】また、上述した評価手段は、撮像課題に対応する撮像場所が予め設定されており、この撮像場所と位置特定データによって特定される撮像場所を比較することが望ましい。撮像課題に対応する撮影場所を予め設定しておくことにより、この撮影場所と位置特定データにより特定される撮像場所を比較するという簡単な処理によって、プレーヤの訪れた撮像場所の正否を判断することができる。 【0013】また、上述した評価手段は、撮像課題に対する撮像に要した時間を時刻データに基づいて計算することが望ましい。これにより、撮像に要した時間の長短を撮像結果に対する評価に反映させることができる。上述した携帯端末装置およびゲーム装置のそれぞれは、着脱可能な記憶媒体を収容するスロットを有しており、携帯端末装置からゲーム装置に対するデータの転送をこの記憶媒体を用いて行うことが望ましい。画像データ等が格納された記憶媒体を携帯端末装置から抜き取ってゲーム装置に差し込むという簡単な操作によって確実にデータの転送を行うことができる。 【0014】また、上述した携帯端末装置およびゲーム装置のそれぞれは、赤外線を伝送媒体としてデータの送受信を行う赤外線送受信部を有しており、携帯端末装置からゲーム装置に対するデータの転送を赤外線送受信部を介して行うことが望ましい。あるいは、上述した携帯端末装置およびゲーム装置のそれぞれは、無線通信を利用してデータの送受信を行うアンテナおよび通信制御部を有しており、携帯端末装置からゲーム装置に対するデータの転送をアンテナ間の無線通信によって行うことも望ましい。赤外線を用いたデータの送受信または無線通信を利用したデータの送受信を行うことにより、携帯端末装置とゲーム装置とを物理的に接続したり、記憶媒体を着脱する作業が不要であり、画像データ等の転送を行う際の操作性を向上させることができる。 【0015】また、上述した携帯端末装置およびゲーム装置のそれぞれは、所定のネットワーク回線を介してデータの送受信を行う回線制御部を有しており、携帯端末装置からゲーム装置に対するデータの転送をネットワーク回線を介して行うことが望ましい。ネットワーク回線を介してデータを転送する場合には、携帯端末装置を所持したプレーヤがゲーム装置の設置場所まで戻る前にデータの転送を行うことができるため、ゲームの円滑な進行が可能になる。 【0016】また、上述した携帯端末装置およびゲーム装置のそれぞれは、接続ケーブルを介してデータの送受信を行う入出力インタフェース部を有しており、携帯端末装置からゲーム装置に対するデータの転送を入出力インタフェース部および接続ケーブルを介して行うようにしてもよい。この場合には、赤外線を用いた場合や無線通信を用いた場合などに比べて構成の簡略化によるコスト低減を図ることが可能になる。 【0017】また、上述した位置特定手段は、複数の衛星から送信される電波を利用した全世界的衛星航法システムにより実現することが望ましい。全世界的衛星航法システム(GPS)を利用することにより、屋外における撮像位置を比較的に精度良く特定することができる。 【0018】また、上述した位置特定手段は、基地局との間で送受信される電波を利用して移動体電話の位置を特定する測位システムにより実現してもよい。PHS(Personal Handyphone System)や携帯電話等の移動体電話を用いた測位システムを利用することにより、携帯端末装置自体の構成を複雑化することなく撮像位置を特定することができる。特に、普及率の高い移動体電話を、撮像位置の特定やデータ転送用に用いることにより、本発明のゲームシステムを低コストで実現することが可能になる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形態のゲームシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態のゲームシステムの構成を示す図である。図1に示すゲームシステム100は、家庭用のゲーム装置10と、撮像機能を備えた携帯端末装置50を含んで構成されている。 【0020】上述したゲーム装置10は、ゲーム演算部20、操作部22、表示部24、時計25、記憶部26、入出力インタフェース(I/F)部28、ディスク読取部30、CD−ROM32を含んで構成されている。ゲーム演算部20は、操作部22を用いて行われるプレーヤによる入力操作の内容に応じて、ゲームの進行に関連するゲーム演算を行うものであり、課題設定部120、画像処理部122、評価部124を含んでいる。 【0021】課題設定部120は、携帯端末装置50を用いて撮像する被写体を指示する撮像課題を設定する。本実施形態では、プレーヤが被写体を撮像する場所(以後、「撮像場所」と称する)が関連する撮像課題、すなわち撮像場所を直接あるいは間接的に指定した撮像課題が課題設定部120によって設定される。画像処理部122は、携帯端末装置50を用いてプレーヤにより撮像された画像のデータ(画像データ)を取得し、この画像データを用いて所定の画像処理を行う。評価部124は、課題設定部120によって設定された撮像課題に応じてプレーヤにより撮像された画像に対する所定の評価を行う。 【0022】操作部22は、各種の操作キーを備えており、プレーヤがゲームに関連する入力操作を行うために用いられる。表示部24は、ゲーム演算部20から出力される映像信号に基づいてゲーム画面を表示する。一般的には、この表示部24は、家庭用のテレビジョン装置を利用して実現される。また、ゲーム装置10の筐体と一体に構成された液晶表示装置などを用いて表示部24を構成してもよい。 【0023】時計25は、現在時刻を日付とともに計時しており、ゲーム演算部20から所定の出力要求がなされた時点の時刻を特定して時刻データを出力する。記憶部26は、携帯端末装置50から送信され、入出力I/F部28を介して受信された各種データ(詳細内容は後述する)をゲーム演算部20から受け取り、これを記憶する。 【0024】入出力I/F部28は、所定の接続ケーブル90を用いて、ゲーム演算部20が携帯端末装置50との間で各種データを送受信するための通信処理を行う。ディスク読取部30は、装填されているCD−ROM32に記憶されている各種のデータを読み取るためのものである。CD−ROM32には所定のゲームプログラムが記録されており、ディスク読取部30は、CD−ROM32から読み取ったゲームプログラムをゲーム演算部20に出力する。 【0025】次に、携帯端末装置50の詳細構成について説明する。図1に示した携帯端末装置50は、制御部60、操作部62、表示部64、記憶部66、入出力I/F部68、撮像部70、位置特定部72、時計74を含んで構成されている。制御部60は、操作部62を用いて行われるプレーヤによる入力操作の内容に応じて、被写体の撮像や各種データの送受信など、携帯端末装置50の全体動作を制御する。 【0026】操作部62は、各種の操作キーを備えており、プレーヤが被写体の撮像などを行うための入力操作に用いられる。表示部64は、携帯端末装置50の動作状態を示す情報や撮像した画像などを表示する。記憶部66は、被写体を撮像して得られた画像データなどの各種データを記憶する。 【0027】入出力I/F部68は、接続ケーブル90を用いて、制御部60がゲーム装置10との間で各種データを送受信するための通信処理を行う。撮像部70は、操作部62を用いた入力操作に応じて被写体を撮像し、画像データを出力する。位置特定部72は、撮像部70による被写体の撮像が行われ、た時点における位置(撮像位置)を特定し、位置特定データを出力する。 【0028】図2は、位置特定部72の構成の一例を示す図である。図2に示す位置特定部72は、複数の衛星から送信される電波を利用したGPS(全世界的衛星航法システム)を利用して、撮像が行われた際の位置を特定するものであり、GPSアンテナ172、受信部174、位置計算部176を含んでいる。 【0029】受信部174は、GPSアンテナ172を介して、複数(少なくとも3つ以上)の衛星から送信される電波を受信し、送信信号を復調する処理を行う。位置計算部176は、受信部174によって復調された送信信号に基づいて、現在位置(緯度・経度)を計算する。このように、GPSを利用した場合には、屋外における撮像位置を特定することができる。 【0030】時計74は、現在時刻を日付とともに計時しており、制御部60から所定の出力要求がなされた時点の時刻を特定し、時刻データを出力する。上述した撮像部70が撮像手段に、位置特定部72が位置特定手段に、ゲーム演算部20がゲーム演算手段に、時計74が計時手段に、課題設定部120が課題設定手段に、画像処理部122が画像処理手段に、評価部124が評価手段にそれぞれ対応する。 【0031】本実施形態のゲームシステム100はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図3は、本実施形態のゲームシステム100の使用方法を概略的に示す図である。図3に示すように、本実施形態のゲームシステム100では、まず、プレーヤが自宅200に設置されているゲーム装置10に対して所定の入力操作を行うと、ゲーム装置10により、撮像場所が関連する所定の撮像課題が出題される。 【0032】例えば、「△△市××町にある○○タワーを撮影してこい。」というように、撮像場所と被写体を具体的に指示した問題文と、撮像課題に対する撮影結果の見本を示す見本画像とを含む所定の撮像課題が出題される。なお、問題文は、「△×県内で一番大きなタワーと撮影してこい。」というように、撮像場所と被写体を具体的に指定しないで、これらを特定するための手がかりだけを提示するようにしてもよい。 【0033】問題文において、撮像場所や被写体を具体的に指定した場合には、撮像場所や被写体を容易に把握することができるようになるので、比較的に難易度の低い出題を行うことができる。反対に、撮像場所や被写体を具体的に指定しない場合には、撮像場所や被写体をプレーヤが自分で判断する必要があるので、比較的に難易度の高い出題を行うことができる。このように、撮像対象物が同じであっても、問題文の内容を変えることにより、ゲームの難易度を任意に設定することが可能になり、ゲーム内容に変化を持たせることができる。 【0034】このようにして撮像課題が出題されると、プレーヤは、撮像課題を把握してから、携帯端末装置50を持って自宅200を出発し、撮像場所へと向かう。そして、プレーヤは、撮像場所に到着して、被写体である○○タワー210を発見すると、携帯端末装置50を用いて○○タワー210を撮像する。 【0035】図4は、プレーヤによって撮像される画像の一例を示す図である。図4に示す例では、○○タワー210の全体が含まれるアングルで○○タワー210が撮像されている。この撮像が行われた際に、携帯端末装置50は、撮像が行われた位置を特定して位置特定データを記憶するとともに、撮像が行われた時刻を特定して時刻データを記憶している。これらの位置特定データと時刻データは、図4に示した画像に対応する画像データと関連付けて記憶される。 【0036】撮像が済んで自宅200へと帰宅したプレーヤは、携帯端末装置50とゲーム装置10との間を所定の接続ケーブル90で接続した後、ゲーム装置10に備わって操作部22を用いて所定の入力操作を行い、携帯端末装置50からゲーム装置10に対して画像データ等を転送する。図5は、携帯端末装置50からゲーム装置10に対して転送されるデータの内容を示す図である。図5に示すように、携帯端末装置50からゲーム装置10に対して、○○タワー210を撮像して得られた画像データと、撮影位置を特定する位置特定データと、撮像時刻を特定する時刻データのそれぞれが転送される。その後、ゲーム装置10は、携帯端末装置50から転送された画像データ等を用いて、撮像結果に対する評価を行い、評価結果を表示する。 【0037】次に、上述した一連のゲーム内容を実行する際のゲームシステム100の動作手順について説明する。図6は、ゲームシステム100の動作手順を示す流れ図であり、主にゲーム装置10により行われる動作の内容が示されている。 【0038】プレーヤにより操作部22を用いて所定の入力操作が行われると、ゲーム演算部20内の課題設定部120は、撮像課題を出題する際の対象となるエリア(出題エリア)を選択するための選択画面を表示部24に表示する。プレーヤの居住地などにより、撮像課題に応じて撮影に出かけることが可能な地域(エリア)が異なると考えられるので、課題設定部120は、都道府県別、地方別(関東地方等)などの出題エリアをプレーヤが選択することができるように、所定の選択画面を提示する。 【0039】選択画面に応じて、プレーヤにより出題エリアが選択されると(ステップ100)、課題設定部120は、選択された出題エリアに対応した撮像課題を表示部24の画面上に出題する(ステップ101)。また、評価部124は、課題設定部120による出題が行われた時点の時刻を特定する時刻データを時計25から取得し、この時刻データ(以後、「出題時刻データ」と称する)を記憶部26に記録する(ステップ102)。 【0040】次にゲーム演算部20は、操作部22を用いてプレーヤにより、撮像課題に対して解答することをギブアップする旨の入力操作が行われたか否かを判定する(ステップ103)。ギブアップする旨の入力操作が行われていない場合には、ステップ103で否定判断が行われ、次にゲーム演算部20は、操作部22を用いてプレーヤにより、撮像課題に対応して撮像してきた画像データ等のデータを携帯端末装置50からゲーム装置10に転送する旨の指示(データ転送指示)がなされたか否かを判定する(ステップ104)。データ転送指示がなされていない場合にはステップ104で否定判断が行われ、上述したステップ103に戻って以後の処理が繰り返される。 【0041】データ転送指示がなされた場合にはステップ104で肯定判断が行われ、ゲーム演算部20は、入出力I/F部28、接続ケーブル90を介して携帯端末装置50から画像データ、位置特定データ、時刻データをそれぞれ取り込む(ステップ105)。取り込まれた画像データ等は、記憶部26に一時的に格納される。 【0042】次に、評価部124は、上述したステップ102において記録した出題時刻データと、撮像が行われた時刻を特定する時刻データとを記憶部26から読み出し、撮像課題を出題した時点からこの撮像課題に対応する被写体を撮像するまでの間に要した時間を計算する(ステップ106)。 【0043】また、評価部124は、予め設定されている撮像課題に対応する撮像場所と、位置特定データによって特定される実際の撮像場所とを比較することにより、実際の撮像場所の適否を判定する撮像場所判定処理を行う(ステップ107)。例えば、図3に示した例では、撮像課題により指定された被写体である○○タワー210の所在地の緯度・経度と、位置特定データによって特定される実際の撮像場所の緯度・経度とを比較することにより、プレーヤの撮像場所が正しいか否かが判断される。この撮像場所の判定は、必ずしもそれほど厳密に行う必要がなく、例えば、撮像課題に対応する撮像場所から半径500m以内に撮像場所が含まれていれば正しいと判断され、それ以外の場合には誤っていると判断される。あるいは、撮像課題に対応する撮像場所とプレーヤの撮像場所との距離が短いほど評価が高く、距離が離れているほど評価が低くなるように判定を行ってもよい。 【0044】また、画像処理部122は、プレーヤによる撮像により得られた画像データを記憶部26から読み出し、この画像データを用いて所定の画像処理を行う(ステップ108)。例えば、画像処理部122は、プレーヤにより撮像された画像に対して、形状や色彩などの特徴を抽出する各種の特徴抽出処理を行い、撮像課題により示された所定の被写体が含まれているか否かの判断や、構図の良否の判断などを行う。 【0045】次に、評価部124は、撮像の所要時間、撮影場所の適否、および画像処理部122による画像処理結果のそれぞれを考慮して、プレーヤが撮像した画像に対する評価を行い、評価結果を表示部24に表示する(ステップ109)。例えば、評価部124は、所要時間の長短に応じた所定の係数A1(A1≦1)、撮像場所の適否に応じた所定の係数A2(A2≦1)、画像処理結果に応じた所定の係数A3(A3≦1)をそれぞれ設定し、次式に基づいて、満点を100点とした評価結果Pを算出する。 【0046】P=100×A1×A2×A3上述した所要時間の長短に応じた係数A1は、例えば、所要時間が0〜2時間の場合に「1」、2〜3時間の場合に「0.8」、3〜4時間の場合に「0.6」、…となる。また、撮像場所の適否に応じた係数A2は、例えば、撮像場所が正しい場合に「1」、間違っている場合に「0」となる。あるいは、撮像課題に対応する撮像場所とプレーヤの撮像場所との距離に応じて、200m以内の場合に「1」、400m以内の場合に「0.8」、…、というように係数A2の値を設定してもよい。また、画像処理結果に応じた係数A3は、例えば、被写体が一致しており構図も良い場合に「1」、被写体が一致しているが構図がやや悪い場合に「0.8」、…となる。なお、上述した評価方法は一例であり、これに限定されるものではない。 【0047】評価結果が表示されると、課題設定部120は、次の設問が存在するか否かを判定する(ステップ110)。設問が存在する場合には肯定判断が行われ、上述したステップ101に戻って次の撮像課題の出題が行われる。また、撮像課題に対する解答をギブアップする旨の入力操作が行われた場合には上述したステップ103で肯定判断が行われ、次に評価部124は、現在の撮像課題に対する評価結果を低い点数に設定する(ステップ111)。例えば、現在の撮像課題に対する評価結果Pが0点に設定される。その後、上述したステップ110に進み、それ以後の処理が行われる。 【0048】また、次の設問が存在しない場合には、上述したステップ110で否定判断が行われる。次に評価部124は、それまでに出題された複数の撮像課題に応じてプレーヤが撮像してきた複数の画像に対する評価結果を総合し、総合評価を表示する(ステップ112)。例えば、これまでにゲームを行ったプレーヤの評価結果をランク付けした得点ランキングが総合評価として表示される。また、プレーヤが撮像してきた複数の画像をアルバム風に仕立てて、総合評価とともに表示するようにしてもよい。 【0049】このように、本実施形態のゲームシステム100では、撮像場所が関連する撮像課題をゲーム装置10によって出題し、携帯端末装置50を所持したプレーヤがこの撮像場所まで行って撮像課題で指定された被写体を撮像することによりゲームが行われる。特に、撮像場所を特定することにより、プレーヤは指定された撮像場所に実際に行くことが要求されるため、撮像場所を関連付けた今までにないゲーム内容を実現することができる。また、時間的要素を考慮したゲーム演算を行うことにより、ゲーム内容に変化を持たせることが可能になる。 【0050】なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、所定の接続ケーブル90を介して携帯端末装置50からゲーム装置10へのデータ転送を行っていたが、データ転送の方法はこれに限定されるものではなく、種々の変形例が考えられる。 【0051】図7は、赤外線を伝送媒体としてデータ転送を行う変形例におけるゲームシステムの構成を示す図である。図7に示すゲームシステム100Aに含まれるゲーム装置10Aは、図1に示すゲーム装置10に対して、入出力I/F部28を赤外線送受信部28Aに置き換えた点が異なっている。赤外線送受信部28Aは、赤外線を伝送媒体として用いてデータを送受する所定の通信処理を行う。同様に、携帯端末装置50Aは、図1に示す携帯端末装置50に対して、入出力I/F部68を赤外線送受信部68Aに置き換えた点が異なっている。赤外線送受信部68Aは、赤外線を伝送媒体として用いてデータを送受する所定の通信処理を行う。このような赤外線を伝送媒体としたデータ転送方法の具体的な例としては、IrDA(Infrared Data Association )規格に従ったデータ通信方式などがあげられる。 【0052】図7に示すゲームシステム100Aの動作手順は、基本的に上述した実施形態におけるゲームシステム100と同様であり、図6のステップ105に示した画像データ等の取り込みの際に、赤外線を伝送媒体として、携帯端末装置50Aからゲーム装置10Aへのデータ転送が行われる。 【0053】図8は、無線通信を利用してデータ転送を行う変形例におけるゲームシステムの構成を示す図である。図8に示すゲームシステム100Bに含まれるゲーム装置10Bは、図1に示すゲーム装置10に対して、入出力I/F部28を通信制御部28Bとアンテナ38に置き換えた点が異なっている。通信制御部28Bは、無線通信を利用してデータを送受する所定の通信処理を行う。アンテナ38は、この通信制御部28Bに接続されている。同様に、携帯端末装置50Bは、図1に示す携帯端末装置50に対して、入出力I/F部68を通信制御部68Bとアンテナ78に置き換えた点が異なっている。通信制御部68Bは、無線通信を利用してデータを送受する所定の通信処理を行う。アンテナ78は、この通信制御部68Bに接続されている。このような無線通信を利用したデータ転送方法の具体的な例としては、2.4GHz帯の電波を用いて比較的短い距離内(数m程度)で無線通信を行う“ブルートゥース(Bluetooth )”と称される規格に従ったデータ通信方式などが挙げられる。 【0054】図8に示すゲームシステム100Bの動作手順は、基本的に上述した実施形態におけるゲームシステム100と同様であり、図6のステップ105に示した画像データ等の取り込みの際に、無線通信を利用して携帯端末装置50Bからゲーム装置10Bへのデータ転送が行われる。 【0055】上述した図7および図8に示した変形例では、携帯端末装置50A、50Bとゲーム装置10A、10Bとを物理的に接続する作業が不要であり、画像データ等の転送を行う際の操作性を向上させることができる。図9は、着脱可能な記憶媒体を用いてデータ転送を行う変形例におけるゲームシステムの構成を示す図である。図9に示すゲームシステム100Cに含まれるゲーム装置10Cは、図1に示すゲーム装置10に対して、入出力I/F部28をスロット28Cに置き換えた点が異なっている。スロット28Cは、記憶媒体としてのメモリ・カード40を着脱可能に収容する。同様に、携帯端末装置50Cは、図1に示す携帯端末装置50に対して、入出力I/F部68をスロット68Cに置き換えた点が異なっている。スロット68Cは、メモリ・カード40を着脱可能に収容する。 【0056】図9に示すゲームシステム100Cの動作手順は、上述した実施形態におけるゲームシステム100とほぼ同様であり、図6のステップ105に示した画像データ等の取り込みの手順のみが異なる。具体的には、まずプレーヤの手動によって、携帯端末装置50のスロット68Cに収容されていたメモリ・カード40が抜き取られて、ゲーム装置10Cのスロット28Cに挿入される。そして、メモリ・カード40に記憶された画像データ等がスロット28Cを介してゲーム演算部20に読み出されることにより、携帯端末装置50Cからゲーム装置10Cへのデータ転送が行われる。この変形例では、メモリ・カード40を携帯端末装置50Cのスロット68Cから抜き取ってゲーム装置10Cのスロット28Cに差し込むという手軽な操作により確実にデータ転送を行うことができる。 【0057】図10は、所定のネットワーク回線を介してデータ転送を行う変形例におけるゲームシステムの構成を示す図である。図10に示すゲームシステム100Dに含まれるゲーム装置10Dは、図1に示すゲーム装置10に対して、入出力I/F部28を回線制御部28Dに置き換えた点が異なっている。回線制御部28Dは、移動体電話42を用いて所定のネットワーク回線(図示せず)を介したデータ通信を行う。同様に、携帯端末装置50Dは、図1に示す携帯端末装置50に対して、入出力I/F部68を回線制御部68Dに置き換えた点が異なっている。回線制御部68Dは、移動体電話82を用いて所定のネットワーク回線を介したデータ通信を行う。 【0058】次に、ゲームシステム100Dの動作手順について説明する。図11は、変形例のゲームシステム100Dの動作手順を示す部分的な流れ図である。ゲームシステム100Dの動作手順は、上述した実施形態のゲームシステム100の動作手順を示す流れ図(図5参照)において、ステップ104をステップ120の処理に置き換えた点が異なっており、図11ではこの相違する部分が示されている。以下、この相違点に着目して説明する。 【0059】携帯端末装置50Dを用いて、撮像課題に対応する被写体の撮像を行ったプレーヤは、操作部62を用いて所定の入力操作を行い、画像データ等の転送を指示する。このデータ転送指示に応じて、制御部60は、記憶部66に格納されている画像データ等を読み出し、所定の転送指示とともに回線制御部68Dに出力する。回線制御部68Dは、移動体電話82を介して所定のネットワーク回線に接続し、画像データ等をゲーム装置10Dに向けて送信する処理を行う。 【0060】このとき、ゲーム装置10D内のゲーム演算部20は、回線制御部28Dの動作を監視し、携帯端末装置50Dから画像データ等の転送が開始されたか否かを判定する(ステップ120)。データ転送が開始されていない場合には否定判断が行われ、上述したステップ103に戻ってそれ以後の処理が繰り返される。 【0061】携帯端末装置50Dからデータの転送が開始された場合には、ステップ120で肯定判断が行われ、次にゲーム演算部20は、回線制御部28D、移動体電話42を介して画像データ、位置特定データ、時刻データを取り込む(ステップ105)。 【0062】このように、ネットワーク回線を介してデータを転送する場合には、携帯端末装置50Dを所持したプレーヤがゲーム装置10Dの設置場所まで戻る前にデータの転送を行うことができるため、ゲームの円滑な進行が可能になる。なお、上述したゲーム装置10Dは、接続された移動体電話42を介してデータを受信するようにしたが、回線制御部28Dに電話回線等を直接接続して電話回線等を介してデータを受信するようにしてもよい。同様に、携帯端末装置50Dは、接続された移動体電話50Dを介してデータを送信するようにしたが、回線制御部68Dに公衆電話等の回線端子を直接接続して電話回線等を介してデータを送信するようにしてもよい。 【0063】また上述した実施形態では、GPSを利用して撮像位置の特定を行っていたが、撮像位置の特定方法には種々の変形例が考えられる。例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)等の移動体電話を使い、この移動体電話と基地局との間で送受信される電波を利用して移動体電話の位置を特定する測位システムを利用することによっても、撮像位置を特定することができる。 【0064】図12は、基地局との間で送受信される電波を利用して移動体電話の位置を特定する測位システムを利用する場合の位置特定部の構成を示す図である。図12に示す位置特定部72Aは、移動体電話172Aと位置情報取得部176Aを備えている。この位置特定部72Aは、上述した携帯端末装置50等において、位置特定部72と置き換えて用いられる。 【0065】位置情報取得部176Aは、移動体電話172Aと接続されており、移動体電話172Aの所在場所を示す位置情報データを基地局(図示せず)から取得する。一般に、移動体電話は、近隣に設置された基地局との間で電波を送受信することにより、移動体電話網など所定のネットワーク回線に接続して通話などを行っている。各基地局は、例えば直径数百m程度のエリアを管轄しているため、移動体電話がどの基地局と電波を送受信しているかを調べることにより、移動体電話172Aの概略的な位置を特定することができる。 【0066】なお、移動体電話172Aから送信される電波を同時に受信している2つ以上の基地局の情報を総合して、移動体電話172Aの所在場所を検出する精度を高めることも可能である。また、移動体電話172Aが携帯電話であるかPHSであるかによっても検出精度が異なってくる。一般には、より精度の高い位置検出を行うためには、PHSを用いる方が好ましい。 【0067】携帯電話やPHS等の移動体電話を用いた測位システムを利用することにより、携帯端末装置自体の構成を複雑化することなく撮像位置を特定することができる。特に、普及率の高い移動体電話を、撮像位置の特定やデータ転送用に用いることにより、本実施形態のゲームシステムを低コストで実現することが可能になる。 【0068】また、撮像位置に対して、そこを実際に訪れなければ入手することができない所定の位置識別情報を用意しておき、この位置識別情報をプレーヤが入手したか否かを判断することにより撮像位置の特定を行ってもよい。具体的には、所定の位置識別情報としては、各撮像場所に固有の識別番号、あるいはその識別番号をバーコード化したものなどが考えられる。このような位置識別情報を各撮像場所に用意しておき、撮像場所を訪れたプレーヤがこれらの位置識別情報を携帯端末装置50に入力するようにしておく。そして、ゲーム装置10側では、携帯端末装置50が取得した位置識別情報と撮像課題に対応する撮像場所の識別情報とが一致しているか否かを判断することにより、撮像位置を判断することができる。 【0069】また、電波を媒体として上述した位置識別情報を送信してもよい。図13は、電波を媒体として位置識別情報を送信する変形例の概略内容を示す図である。図13に示すように、各撮像場所に所定の発信局220を設置し、この発信局220から周辺の比較的狭い所定範囲(例えば、半径50m以内等)に届く程度の電界強度で所定の電波を送信する。この電波には、上述した識別番号などの位置識別情報が重畳されており、撮像時にこの位置識別情報が取り込まれ、画像データとともに記憶される。また、携帯端末装置50は、位置特定手段として、発信局220から送信された電波を受信する受信機を備えている。 【0070】プレーヤは、携帯端末装置50を持って発信局220の周辺の所定範囲内(図中、点線で示された範囲内)に入り、発信局220から送信されている電波を受信して位置識別情報を取得する。ゲーム装置10は、携帯端末装置50が取得した位置識別情報と撮像課題に対応する撮像場所の識別情報とが一致しているか否かを判断することにより、撮像位置の適否を判断する。 【0071】また、上述した実施形態では、撮像場所と被写体を具体的に指示した問題文と見本画像とを含む出題形式、もしくは、撮像場所と被写体を特定するための手がかりだけを提示した問題文と見本画像とを含む出題形式によって撮像課題を出題していたが、撮像課題の出題形式はこれらに限定されるものではなく種々の変形例が考えられる。また、プレーヤがゲームの難易度(例えば、「初級、中級、上級」等)を選択し、選択された難易度に応じて出題形式が変化するようにしてもよい。この場合には、例えば、「初級」では撮像場所と被写体を具体的に提示するとともに見本画像を提示し、「中級」では撮像場所と被写体の手がかりと見本画像を提示し、「上級」では見本画像のみを提示する、といった出題形式などが考えられる。 【0072】また、上述した実施形態およびその変形例では、家庭用のゲーム装置を用いたゲームシステムについて説明したが、ゲームシステムに含まれる各装置の組合せは多くのバリエーションが考えられる。例えば、ゲーム装置10等の代わりに、ゲームプログラムをインストールしたパーソナルコンピュータ(パソコン)を用いるようにしてもよい。また、ゲーム装置10等は、ゲームセンターや遊園地等に設置された業務用のゲーム装置に置き換えるようにしてもよい。 【0073】また、携帯端末装置50の構成形態についても種々の形態が考えられる。例えば、デジタルカメラに制御部60等の機能を追加するとともに位置特定部72を接続する場合や、デジタルカメラの機能を内蔵したノート型パソコンに位置検出手段72を接続する場合などが考えられる。あるいは、デジタルカメラの機能を内蔵した移動体電話を用いて携帯端末装置50等を構成してもよい。この場合には、図12に示した測位システムを採用することにより、移動体電話に携帯端末装置50等の全ての機能を含ませることができるため、携帯端末装置50等の小型化、軽量化となる。 【0074】また、所定の情報センタ等に設置されたサーバ装置に上述したゲーム装置10の機能を持たせておくようにしてもよい。この場合には、移動体電話等を用いて携帯端末装置50とサーバ装置の間を接続して撮像課題を受け取り、この撮像課題を携帯端末装置50の表示部64に表示する。そして、この撮像課題に対応して撮像された画像の画像データ等をサーバ装置に転送し、サーバ装置が撮像結果に対する評価を行い、評価結果を携帯端末装置50に返信する。 【0075】 【発明の効果】上述したように、本発明によれば、撮像が行われる際にその位置を特定しており、ゲーム演算を行う際に、撮像された画像データに加えて、撮像を行った位置を特定する位置特定データを用いているので、撮像場所と関連付けた新しいゲーム内容を実現することができる。特に、撮像時の位置を特定しているので、プレーヤが撮影対象物の所在地を実際に訪れて撮像を行ったか否かの正誤判定を正確に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000134855 【氏名又は名称】株式会社ナムコ 【住所又は居所】東京都大田区多摩川2丁目8番5号
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| 【出願日】 |
平成13年9月12日(2001.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103171 【弁理士】 【氏名又は名称】雨貝 正彦
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| 【公開番号】 |
特開2003−79937(P2003−79937A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−276111(P2001−276111) |
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