| 【発明の名称】 |
ゲノム情報占い方法及びゲノム情報占い装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】久原 哲
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| 【要約】 |
【課題】人相、手相、血液型などの個人の生体情報に基づいた占いでは情報量も少なく、説得力に欠けるが、個人のゲノム情報をもとに運勢、他人との相性の判断、事象の成否を予測する手法はなかった。
【解決手段】被験者よりDNAサンプルを取得しこれをマイクロアレイで分析し、その解析結果に応じた占いの判定結果を出力する装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】占いを目的として取得した被験者のゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報を解析し、その解析結果に応じた占いの判定結果を出力することを特徴とするゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報占い方法又は装置。 【請求項2】占いを目的として取得した被験者のDNAサンプルもしくはmRNAサンプルもしくはタンパク質サンプルを取得し、これらのゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報を解析し、その解析結果に応じた占いの判定結果を出力することを特徴とするゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報占い方法又は装置。 【請求項3】占いを目的として取得した被験者のゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報に関するデータ、及び、そのデータの解析結果をもとに作成した占いメッセージを蓄積することを特徴とするゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報占いデータベース。 【請求項4】占いを目的として被験者のDNAサンプルもしくはmRNAサンプルもしくはタンパク質サンプルを取得し、これを解析することによって得た被験者のゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報に関するデータ、及び、そのデータの解析結果をもとに作成した占いメッセージを蓄積することを特徴とするゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報占いデータベース。 【請求項5】占いを目的として取得した被験者のゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報を解析し、その解析結果をもとに請求項3または請求項4のゲノムもしくはトランスクリプトームもしくはプロテオーム情報占いデータベースに蓄積された占いメッセージを選択し、選択した占いメッセージを出力するゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報占い方法又は装置。 【請求項6】占いを目的として取得した被験者のDNAサンプルもしくはmRNAサンプルもしくはタンパク質サンプルを取得し、このゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報を解析し、その解析結果をもとに請求項3または請求項4のゲノムもしくはトランスクリプトームもしくはプロテオーム情報占いデータベースに蓄積された占いメッセージを選択し、選択した占いメッセージを出力するゲノムもしくはトランスクリプトームもしくはプロテオーム情報占い方法又は装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゲノム情報を測定し、このゲノム情報をもとに占いメッセージを選択し、選択した占いメッセージを出力するゲノム情報占い方法、及び、ゲノム情報占い装置に関する。 【0002】 【従来の技術】個人の生体情報を用いた一般的な占い手法としては、人相、手相、血液型、脈拍、体温を用いたものがある。また、それらを利用した占い装置が提案されている。これらの装置は、被験者の人相、手相、血液型、脈拍、体温に加え、生年月日、星座等の文字や数字のデータを入力し、それに従って、演算をしたり、乱数処理をしたりすることにより、被験者の運勢、他人との相性の判断、事象の成否を予測するなどの占いを行なうものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来手法である、人相、手相、血液型、脈拍、体温などを個人の生体情報とするには情報量が少なく、これをもとに占いを行なっても説得力に欠ける。 【0004】一方、今まで個人のゲノム情報、トランスクリプトーム情報、プロテオーム情報を占いに用いることはなかった。それらの情報を簡易に抽出する手法がなかったためである。そこで、ゲノム情報、トランスクリプトーム情報、プロテオーム情報をもとに運勢、他人との相性判断、事象の成否を予測するなどの占い方法、さらに容易かつ短時間で占い結果を得ることができるようにした方法・装置の提案が望まれる。 【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、簡易にゲノム情報を取得し、これを用いた占いを実現するシステムの提供を目的とする。 【0006】ここでゲノムとは1個の細胞の中の全遺伝子(約3〜4万個)を含む遺伝情報全体を指す。また、トランスクリプトームとは1個の細胞の中で、転写もしくは発現した遺伝子(messenger RNA = transcript)全体を指す用語である。また、プロテオームとはtranscriptから翻訳され、発現したタンパク質全体を指す。 【0007】 【課題を解決するための手段】個人のゲノム情報、トランスクリプトーム情報を用いて占いを行なう手段として、マイクロアレイを用いる。マイクロアレイは万単位の遺伝子発現情報を獲得する技術である。一般にスライドガラス上に数万種類のDNAを配置し、これに対し標識化した遺伝子サンプルをハイブリダイズすることにより遺伝子の発現量の増減の測定、もしくは遺伝子の差異の調査を行う。 【0008】本発明に係る占い方法又は占い装置では、被験者よりDNAサンプルもしくはmRNAサンプルを取得し、これをマイクロアレイで分析し、その結果として得られる被験者のmRNAの発現量、もしくは遺伝子の差異を個人の代表値として占いに用いる。そして、予めそれぞれの遺伝子の発現量ごとに占いメッセージを割り当てて、そのメッセージを蓄積しておき、得られた個人の代表値に従ってメッセージを選択し、それらの個人情報に対応した占い結果を紙等に印字するか、もしくは表示媒体に出力することを特徴とする。 【0009】また、プロテオーム情報を用いて占いを行なう手段として、二次元電気泳動法を用いる。二次元電気泳動法はタンパク質のプロファイリング技術として汎用される。これを用いることにより、約3000種〜6000種のタンパク質の分離が可能となる。一般には生体の発達段階や刺激後の経時変化、あるいは病態と健常態の差などの解析を目的とし、対象となる細胞や組織のある特定の瞬間におけるタンパク質の分離全体像と大まかな同定を記載した基本図を作成するものである。 【0010】本発明に係る占い方法又は占い装置では、被験者よりタンパク質サンプルを取得し、これを二次元電気泳動法で分析し、その結果として得られるタンパク質分離基本図におけるタンパク質の位置情報を個人の代表値として占いに用いる。そして、予めそれぞれのタンパク質の基本図における位置もしくはタンパク質の有無に対応した占いメッセージを割り当てて、そのメッセージを蓄積しておき、得られた個人の代表値に従ってメッセージを選択し、それらの個人情報に対応した占い結果を紙等に印字するか、もしくは表示媒体に出力することを特徴とする。 【0011】同一の被験者においても、得られるmRNAの値はサンプル採取時の被験者の体調によって変化するため、占い処理を行なうたびに異なった値が得られる。また、相性占いを行なう場合においては、相性を占いたい二人の被験者の遺伝子発現量の比を二人の代表値として占い処理を行なうため、相手を変えて占い処理を行なうたびに異なった値が得られる。これより、使用頻度の高いゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報占い方法又は装置を提供できる。 【0012】また、被験者のDNAサンプル、mRNAサンプルもしくはタンパク質サンプルを取得しなくとも、予め被験者のゲノム情報、トランスクリプトーム情報、プロテオーム情報がデータとして取得できるなら、これを占い目的に加工し、占いを行なうことも可能である。 【0013】 【実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。 【0014】図1は、本発明のシステム構成図である。本発明のシステムは、被験者のゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報に関するデータ14、被験者のDNAサンプルもしくはRNAサンプルを解析するためのマイクロアレイを作成するスポッタ10とマイクロアレイデータをイメージとして読み込むためのスキャナ11、被験者のタンパク質サンプルを解析するための電気泳動装置12と電気泳動データをイメージとして読み込むためのスキャナ13、スキャナを介して得たイメージをテキストに変換し、変換したゲノムもしくはトランスクリプトームもしくはプロテオームに関するデータをリソースとして占いデータベースを構築し、占いデータベースを利用する処理を行う処理部15、処理部により構築されたゲノム情報もしくはトランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報に関する占いデータを蓄積するデータベース16、得られた占いデータを視覚化して表示するための表示装置18、もしくは得られた占いデータを印刷するためのプリンタ17、本システムへの値の入力や選択の操作を行うためのキーボード19やマウス20などの入力装置から構成される。 【0015】図2にマイクロアレイを用いた男女の相性占いシステムの概略を示した。ステップ10では、発現量を測定したい遺伝子に対応するcDNAの網羅的なセットを用意し、ガラススライドに各cDNAをスポットする。ステップ11では、相性を調べたい二人それぞれのDNAサンプルもしくはmRNA サンプルを採取する。サンプルとして最適なものは血液である。血液よりDNAを抽出し、断片化する。mRNAを用いる場合は断片化の必要はない。そして2人のDNA断片もしくはmRNA をそれぞれ別々の蛍光色素でラベルする。もし血液が採取できない場合は、毛根小胞、口内上皮の細胞よりDNAもしくはmRNA を採取してもよい。ステップ12では、ステップ10で作成した1組のマイクロアレイに対し、ステップ11で調製した2人のサンプルを合わせたものをかけると、各スポット内のDNAと、その遺伝子に対応するサンプル中のDNA断片もしくはmRNAがハイブリダズし2本鎖になり、ガラススライド上に残る。そして、この蛍光を測定することにより、マイクロアレイ上のスポットにハイブリした2人のDNA断片量もしくはmRNA量の比を知ることができる。ステップ13では、得られた2人のDNA情報を個人の代表値とし、予め定められた梅花心易などに従い加工後、対応する占い判定を行なう。ステップ14では、得られた判定結果を表示装置上に表示するか、もしくは紙などに印刷する。 【0016】図3にマイクロアレイを示した。スライドガラス30に対し、cDNA溶液を図3のスポット31に示すように高密度で配置し、作成する。 【0017】図4にはマイクロアレイ実験によって得られたアレイメージデータ40を示した。マイクロアレイ上のスポットにハイブリしたDNA断片量もしくはmRNA量の比はアレイイメージデータ40上のスポットイメージ41の蛍光を数値データ化することによって得られ、これより占いに用いる個人の値を決定する。 【0018】図7にデータベースに格納するゲノム情報およびトランスクリプトーム情報データの具体例を示した。遺伝子とその発現量、もしくは遺伝子と発現量の比に対応する占いメッセージをそれぞれ作成し、図7のテーブル63のように蓄積しておく。図7のテーブル63の例ではカラム60には遺伝子名、カラム61には男女の遺伝子発現量の比、カラム62には占いメッセージを格納している。尚この場合、テーブル63はリレーショナルデータベースのテーブルである。 【0019】図5に二次元電気泳動法を用いた男女の相性占いシステムの概略を示した。まず、ステップ20において相性を調べたい被験者二人のタンパク質サンプルを採取する。サンプルとして最適なものは口内上皮細胞である。もし口内上皮細胞が採取できない場合は、血液もしくは毛根小胞を採取してもよい。ステップ21では、ステップ20で採取した血球、細胞を超音波処理機を用い破砕し、タンパク質サンプルを抽出する。ステップ22では、ステップ21で得たタンパク質サンプルを2D−PAGE法によって解析する。ここで2D−PAGE法とは、3000種類以上のタンパク質を一度に分離でき、等電点や分子量といった生化学的な情報とともに発現量を平面上に一望できる方法である。ステップ23では、ステップ22で得られたゲルをイメージ化し、男女それぞれのタンパク質のボリューム値を個人の代表値とするか、もしくはタンパク質の存在の有無を代表値とし、予め定められた梅花心易などに従い加工後、対応する占い判定を行なう。ステップ24では、得られた判定結果を表示装置上に表示するか、もしくは紙などに印刷する。 【0020】図6には二次元電気泳動法によって得られたゲルイメージデータ50を示した。ゲルイメージデータ50上には、スポット51に示すようなサンプル中に含まれるタンパク質のスポットが一望できる。これらのスポットの位置と存在の有無によって、占いに用いる個人の値を決定する。 【0021】図9では被験者二人のゲルイメージデータ80とゲルイメージデータ81を比較している。ここではゲルイメージデータ80上に存在するスポット82に対し、同等のスポットであるスポット83がゲルイメージデータ81上に存在しないことが分かる。 【0022】図8にデータベースに格納するプロテオーム情報占いデータの具体例を示した。この例では、タンパク質の存在の有無に対応する占いメッセージをそれぞれ作成し、図8のテーブル73に蓄積している。図8のカラム70にはタンパク質名、カラム71には被験者の男女それぞれについてのタンパク質の存在の有無、カラム72にはそれらの結果に対する占いメッセージを格納している。尚この場合、テーブル73はリレーショナルデータベースのテーブルである。 【0023】さらに実施例の一つとしては、有名人(スポーツ選手、歌手、政治家など)のゲノム情報、トランスクリプトーム情報、プロテオーム情報をデータベース内に蓄積し、これと被験者の情報を比べることにより、被験者がどのような職業に向いているのか、どのような子供が産まれるのか、どのように子供を育てたら良いのかなどを占うことも可能である。 【0024】 【発明の効果】本発明により、個人の究極的な生体情報であるゲノム情報、トランスクリプトーム情報もしくはプロテオーム情報を簡易に占いに用いることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】301035231 【氏名又は名称】田代 康介
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| 【出願日】 |
平成13年9月10日(2001.9.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−79934(P2003−79934A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−272886(P2001−272886) |
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