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【発明の名称】 景品払出ゲーム機
【発明者】 【氏名】河野 智幸
【住所又は居所】東京都千代田区平河町二丁目5番3号 株式会社タイトー内

【要約】 【課題】景品の補充時期を容易に知ることができて、景品の不足を生じさせない景品払出ゲーム機を提供する。

【解決手段】ゲームの結果に応じて、景品50を払い出す景品払出ゲーム機であって、払い出す景品50を保管する景品保管手段11と、景品保管手段11の所定の位置に、景品が存在するか否かを検出する景品検出手段12と、景品検出手段12で景品50を検出することができないときに、景品の不足を告知する告知手段13とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゲーム結果に応じて、景品を払い出す景品払出ゲーム機であって、払い出す景品を保管する景品保管手段と、前記景品保管手段の所定の位置に、景品が存在するか否かを検出する景品検出手段と、前記景品検出手段で景品を検出できないときに、景品の不足を告知する告知手段とを備える景品払出ゲーム機。
【請求項2】 請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段は、前記景品を一列ずつ並べて保管し、ゲーム結果に応じて、その景品を、順次、搬送して払い出し、前記景品検出手段は、搬送される景品の側方から、その景品を並べている全列を通して、所定の位置に景品が存在するか否かを検出し、前記告知手段は、全列を通して前記景品を検出できないときは、景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機。
【請求項3】 請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段は、前記景品を一列ずつ並べて保管し、ゲーム結果に応じて、その景品を、順次、搬送して払い出し、前記景品検出手段は、前記景品保管手段の各列ごとに設けられ、それぞれの列において、所定の位置に景品が存在するか否かを検出し、前記告知手段は、いずれかの列において景品を検出できないときは、その列の景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機。
【請求項4】 請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段は、前記景品を一列ずつ並べて保管し、ゲーム結果に応じて、その景品を、順次、搬送して払い出し、前記景品検出手段は、前記景品保管手段の各列ごとに設けられ、搬送される景品の前方又は後方から、それぞれの列において、景品が存在するか否かを検出し、前記告知手段は、いずれかの列において景品を検出できないときは、その列において景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機。
【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段の各列ごとに設けられ、搬送される景品の前方又は後方から、それぞれの列において、景品が存在するか否かを検出する第2の景品検出手段を備え、前記告知手段は、いずれかの列において景品を検出できないときは、その列において景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機。
【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段は、前記景品を垂下して保管する棒状体であって、前記景品検出手段は、上下2段に並べられた検出部を有することを特徴とする景品払出ゲーム機。
【請求項7】 請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段は、前記景品を積み上げて積載し、前記景品検出手段は、前記景品保管手段の所定の高さに景品が存在するか否かを検出することを特徴とする景品払出ゲーム機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム結果に応じて、さまざまな景品を払い出すことができる景品払出ゲーム機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の景品払出ゲーム機を示す外観図である。従来より、ゲーム結果に応じて景品を払い出す、さまざまな景品払出ゲーム機が普及している。例えば、図7に示す景品払出ゲーム機10は、透明ケースの中で、景品50を景品バー11に垂下して、ゲーム結果に応じて、順次、搬送して払い出す。
【0003】図8は、景品払出部を説明する図である。景品50は、景品バー11に垂れ下げられている(図8(A))。プレイヤーがゲームに勝利すると、景品バー11の押出部11aが作動して、景品50の紐51を押し出す(図8(B))。すると、景品50が、景品バー11の端部より落下する(図8(C)→図8(D))。
【0004】このようにして、景品50が払い出されたら、管理者は、景品を補給しなければならない。従来は、図7に示したように、透明ケース越しに景品50が見えるので、管理者は、景品50を目視して、不足したら補給していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したような景品バーを使用して景品を払い出す方法は、いろいろな形態の景品を、確実にひとつずつ搬出できるといったメリットがあることから、さまざまな景品払出ゲーム機で用いられている。また、どのような景品が払い出されるのかが、分からない方が、プレイヤーの興味を刺激するので、内部の景品が見えない景品払出ゲーム機が要望されている。しかし、内部の景品を目視できない場合、管理者は、景品収納部の扉を定期的に開けて、景品の状況を確認して補充しなければならない。ところが、景品の減り具合は、時期(週末であるか、夏休み等であるか)や、天候等によって大きく変わる。そのため、常に景品を不足させることなく補充するには、頻繁に、扉を開けて景品の状況を確認しなければならず、煩雑である。特に、ゲーム機の設置台数の多い店舗では、景品が不足しがちである。
【0006】本発明の課題は、景品の補充時期を容易に知ることができて、景品の不足を生じさせない景品払出ゲーム機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。前記課題を解決するために、請求項1の発明は、ゲーム結果に応じて、景品(50)を払い出す景品払出ゲーム機であって、払い出す景品(50)を保管する景品保管手段(11)と、前記景品保管手段(11)の所定の位置に、景品が存在するか否かを検出する景品検出手段(12)と、前記景品検出手段(12)で景品(50)を検出できないときに、景品の不足を告知する告知手段(13)とを備える景品払出ゲーム機である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段(11)は、前記景品(50)を一列ずつ並べて保管し、ゲーム結果に応じて、その景品(50)を、順次、搬送して払い出し、前記景品検出手段(12)は、搬送される景品(50)の側方から、その景品(50)を並べている全列を通して、所定の位置に景品が存在するか否かを検出し、前記告知手段(13)は、全列を通して前記景品(50)を検出できないときは、景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段(11)は、前記景品(50)を一列ずつ並べて保管し、ゲーム結果に応じて、その景品(50)を、順次、搬送して払い出し、前記景品検出手段(12)は、前記景品保管手段(11)の各列ごとに設けられ、それぞれの列において、所定の位置に景品が存在するか否かを検出し、前記告知手段(13)は、いずれかの列において景品(50)を検出できないときは、その列の景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機である。
【0010】請求項4の発明は、請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段(11)は、前記景品(50)を一列ずつ並べて保管し、ゲーム結果に応じて、その景品(50)を、順次、搬送して払い出し、前記景品検出手段(12)は、前記景品保管手段(11)の各列ごとに設けられ、搬送される景品50の前方又は後方から、それぞれの列において、景品が存在するか否かを検出し、前記告知手段は、いずれかの列において景品(50)を検出できないときは、その列において景品(50)の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機である。
【0011】請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段(11)の各列ごとに設けられ、搬送される景品(50)の前方又は後方から、それぞれの列において、景品が存在するか否かを検出する第2の景品検出手段(14)を備え、前記告知手段(13)は、いずれかの列において景品(50)を検出できないときは、その列において景品の不足を告知することを特徴とする景品払出ゲーム機である。
【0012】請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段(11)は、前記景品(50)を垂下して保管する棒状体であって、前記景品検出手段(12)は、上下2段に並べられた検出部を有することを特徴とする景品払出ゲーム機である。
【0013】請求項7の発明は、請求項1に記載の景品払出ゲーム機において、前記景品保管手段(11)は、前記景品(50)を積み上げて積載し、前記景品検出手段(12)は、前記景品保管手段(11)の所定の高さに景品(50)が存在するか否かを検出することを特徴とする景品払出ゲーム機である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)図1は、本発明による景品払出ゲーム機の第1実施形態を示す図であり、図1(A)は通常のゲーム遊技状態を示し、図1(B)は前扉を取り外した状態を示す。なお、前述した従来例と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。景品払出ゲーム機10は、景品バー11と、景品センサ12(図2参照)と、表示部13と、ゲーム部20とを備え、ゲーム部20のゲーム結果に応じて、景品50を払い出す。なお、図1では、ゲーム部20として、レバー21を操作してボール22を弾き返すタイプのものを例示しているが、そのようなゲームに限られず、何らかのゲームを行い、その結果に応じて、景品を払い出すものであれば、どのようなゲームであってもよい。
【0015】景品バー11に垂下されている景品50は、通常、外部から目視することができず(図1(A))、前扉14を取り外して、さらに、中扉15を開けて、初めて、目視可能になる(図1(B))。
【0016】景品バー11は、景品50を、一定間隔で、垂れ下げて保持している(図1(B))。景品バー11は、図8で示した景品バーを使用している。本実施形態では、3本の景品バー11が並べられている。
【0017】表示部13は、景品50の残りが少なくなったときに、その旨を表示する。表示部13は、通常は、ゲーム部20のゲーム時間等を表示している。図1(A)においては、表示部13は、ゲーム可能な残り時間が「37」秒であることを表示している。表示部13は、本実施形態では、7SEG LEDであり、景品50の残りが少なくなると、「PS(「A Premium is Short.」の頭文字)」と表示する。管理者は、この表示を見たら、景品50を補充する。
【0018】図2は、景品センサの配置及び動作を説明する図である。景品センサ12は、景品バー11に垂れ下げられている景品50の有無を検出する。景品センサ12は、例えば、光センサであり、3本の景品バー11に垂下して保持する景品50の有無を検出できるように、景品バー11の側方に、発光部12a及び受光部12bが、上下2段に並べられている。また、本実施形態では、手前から、3列目の位置の側方に設けられており、この3列目に、景品50が有るか否かを検出する。すなわち、図2(B)に示すように、すべての景品バー11の3列目の位置に景品50が無ければ、発光部12aから出射された光(図中に実線矢印で示す)が受光部12bに届く。したがって、上下段の受光部12bで光を検出できるときは、すべての景品バー11の3列目の位置に、景品50が無いことが分かる。なお、景品50を搬送中に、受光部12bが一時的に受光する場合があるので、前述した表示部13は、受光部12bが一定時間以上継続して受光したら、「PS」と表示する。
【0019】前述した通り、景品センサ12の発光部12a及び受光部12bは、上下2段に並べられている。下段の発光部12a及び受光部12bは、大形の景品50aを検出し、上段の発光部12a及び受光部12bは、小形の景品50bを検出する。すなわち、大形の景品50aは、紐51も長いので、上段の発光部12aから出射された光は、紐51の間を通って、受光部12bに到達してしまう。したがって、上段のセンサでは、大形の景品50aの有無を検出することができない。一方、小形の景品50bは、全長が短いので、下段の発光部12aから出射された光を遮断しない。したがって、下段の発光部12aから出射された光は、受光部12bに到達してしまうので、下段のセンサでは、小形の景品50bを検出することができない。そのため、景品センサ12の発光部12a及び受光部12bは、上下2段に設けられている。
【0020】本実施形態によれば、景品センサ12が備えられており、その検出結果が表示部13に表示されるので、管理者は、景品50を直接目視しなくても、景品50の補給時期を知ることができる。また、景品センサ12は、上下2段に並べられているので、景品50が大形であっても小形であっても、景品の有無を検出することができる。
【0021】(第2実施形態)図3は、本発明による景品払出ゲーム機の第2実施形態を示す図であり、図3(A)は景品センサの配置及び機能を示す図、図3(B)は上面図、図3(C)は側面図である。本実施形態では、各景品バー11(11−1,11−2,11−3)ごとに景品50を検出できるように、各景品バー11の脇に、景品センサ12(発光部12a、受光部12b)が設けられている(図3(B))。また、各景品バー11の景品切れを検出できるように、各景品バー11の前後に第2景品センサ14(14−1,14−2,14−3)が設けられている(図3(B)(C))。なお、この第2景品センサ14は、景品センサ12と同様のものを使用することができ、例えば、発光部14a及び受光部14bを有する光センサを使用する。また、景品の大小にかかわらず検出可能なように、発光部14a及び受光部14bは、上下2段に設けられている(図3(C))。
【0022】図4は、本発明による景品払出ゲーム機の第2実施形態の動作方法を説明する図である。なお、景品センサ12及び第2景品センサ14は、本来、前述の通り、上下2段に設けられているが、この図4においては、図面が煩雑になるのを避けるために、説明に必要なセンサーのみを記載する。図4(A)に示すように、すべての景品バー11において、3個以上の景品を保持しているときは、発光部12aから出射された光は、景品50によって遮断され、受光部12bに到達できない。このときは、表示部13(図1参照)には、景品不足についての告知情報は表示しない。
【0023】そして、景品が減っていき、例えば、図4(B)に示すように、第3景品バー11−3の景品の残りが2個以下になったら、発光部12a−3から出射された光が受光部12b−3に到達し、景品の残りが少なくなったことが検出される。そこで、このときは、表示部13に、「PS」「3」を交互に表示する。
【0024】さらに、景品が減っていき、例えば、図4(C)に示すように、第3景品バー11−3に景品の残りが無くなったら、発光部14a−3から出射された光が受光部14b−3に到達し、景品が残っていないことが検出される。そこで、このときは、表示部13に、「NP(「There is No Premium.」の頭文字)」「3」を交互に表示する。
【0025】本実施形態によれば、各景品バー11の脇に、景品センサ12が設けられているので、各景品バー11ごとに景品50の有無を検出することができる。また、各景品バー11の前後に第2景品センサ14が設けられているので、各景品バー11の景品切れを検出することができる。
【0026】(第3実施形態)図5は、本発明による景品払出ゲーム機の第3実施形態を示す図であり、図5(A)は景品払出ゲーム機の外観図、図5(B)は景品保管部を示す図である。本実施形態では、景品保管部11は、例えば、図5(A)に示すように、景品払出ゲーム機10の下方に設けられている。景品保管部11は、箱状であり、カプセルに入った景品50を積み上げてストックしている(図5(B))。景品保管部11は、プレイヤーのゲーム結果に応じて、景品50を1個ずつ払い出す。
【0027】図6は、第3実施形態における景品センサの配置及び動作を説明する図である。景品保管部11には、景品センサ12が設けられている。景品センサ12は、景品保管部11の景品50の有無を検出する。景品センサ12は、例えば、光センサであり、発光部12aと、受光部12bとが設けられている。なお、本実施形態では、精度を上げるために、2つずつ設けられている。すなわち、1つでは、例えば、図6(B)に示すように、一部のカプセル(景品50)のみが払い出され、他の部分にはカプセル(景品50)が残っていることがあるからである。したがって、すべての受光部12bで受光したら、「PS」を表示する。
【0028】本実施形態によれば、景品保管部が箱状であっても、景品不足を検出することができる。また、発光部12aと、受光部12bとが2つずつ設けられているので、景品不足を正確に検出することができる。
【0029】(変形形態)以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、前述した通り、ゲームは、その結果に応じて、景品を払い出すものであれば、どのようなゲームであってもよい。また、景品センサは、上下2段に設ける場合を例示して説明したが、必要に応じて、増減させればよい。さらに、景品センサは、光センサを例示して説明したが、機械的に検知するものであってもよい。さらにまた、上記実施形態では、景品の不足を表示部に表示して告知するとして説明したが、音声等で告知してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、景品検出手段で景品を検出できないときに、景品の不足を告知するので、管理者は、景品を直接目視しなくても、景品の補給時期を知ることができる。
【0031】請求項2の発明によれば、搬送される景品の側方から、その景品を並べている全列を通して、所定の位置に景品が存在するか否かを検出するので、景品検出手段が少なくてよい。
【0032】請求項3の発明によれば、景品保管手段の各列ごとに設けられているので、各列毎に景品の不足を検出することができる。
【0033】請求項4の発明によれば、搬送される景品の前方又は後方から、それぞれの列において、景品が存在するか否かを検出するので、景品切れを検出することができる。
【0034】請求項5の発明によれば、搬送される景品の前方又は後方から、それぞれの列において、景品が存在するか否かを検出する第2の景品検出手段を備えるので、景品の残りが少なくなったことのみならず、景品切れを検出することができる。
【0035】請求項6の発明によれば、景品を垂下して保管し、上下2段に並べられた検出部を有するので、景品の大きさにかかわらず、検出することができる。
【0036】請求項7の発明によれば、景品を積み上げて積載し、所定の高さに景品が存在するか否かを検出するので、景品保管部が箱状であっても、景品不足を検出することができる。
【出願人】 【識別番号】000132840
【氏名又は名称】株式会社タイトー
【住所又は居所】東京都千代田区平河町2丁目5番3号 タイトービルディング
【出願日】 平成13年9月13日(2001.9.13)
【代理人】 【識別番号】100092576
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 久男
【公開番号】 特開2003−79930(P2003−79930A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−278097(P2001−278097)