| 【発明の名称】 |
パチンコ店向け空調システム |
| 【発明者】 |
【氏名】野田 肇 【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社東芝本社事務所内
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| 【要約】 |
【課題】客や管理者を煩わせることなく、パチンコ店内の各場所、各客に適した環境を提供することができ、更に、無駄な冷房無駄な暖房を排して運転コストを低減させることができる空調システムを提供する【解決手段】 パチンコ店内の任意の場所から場内空調システムの温度調整信号を出力する携帯可能な温度調整信号発信手段と、前記温度調整信号発生手段から出力される信号及び各パチンコ台の出玉数・使用玉数に応じて空調機の運転内容を自動的に調整する空調機制御手段とを具備することにより、パチンコ店内の各場所において最適な環境を実現することができる。
【解決手段】パチンコ店内の任意の場所から場内空調システムの温度調整信号を出力する携帯可能な温度調整信号発信手段と、前記温度調整信号発生手段から出力される信号及び各パチンコ台の出玉数・使用玉数に応じて空調機の運転内容を自動的に調整する空調機制御手段とを具備することにより、パチンコ店内の各場所において最適な環境を実現することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パチンコ店内の任意の場所から場内空調システムの温度調整信号を出力する携帯可能な温度調整信号発信手段と、前記温度調整信号発生手段から出力される信号及び各パチンコ台の出玉数・使用玉数に応じて空調機の運転内容を自動的に調整する空調機制御手段とを具備することを特徴とするパチンコ店の空調システム。 【請求項2】 前記空調機制御手段はパチンコ台をグループ化し、グループに属するパチンコ台の出玉数・使用玉数及び前記温度調整信号発生手段から出力される温度調整信号に応じてグループ単位で空調機の運転内容を自動的に調整することを特徴とする請求項1に記載したパチンコ店の空調システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店の空調システムにおいて、パチンコ台の出玉数・使用玉数に応じて、パチンコ店内の環境を自動的に調整する空調システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、パチンコ店の空調システムにおいては、パチンコ店内に数個のVAV73を配置し、各VAV73からの排風量を制御することにより、パチンコ店内の温度を制御している。 【0003】図5は、従来のパチンコ店における空調制御システムの概略構成図を示す。空調機71は、パチンコ店毎に1台または複数台設置される。空調機71からの送気は空調用送気ダクト72を通って、パチンコ店内に配置された複数のVAV73から排風される。 【0004】各VAV73には温度センサ73aが接続されている。温度センサ73aからの計測信号はVAV73に温度計測値として入力される。各VAV73は、各VAV73に設定されている設定温度と温度計測値とを比較し、その偏差が少なくなる方向に排風量を増減することで、パチンコ店内の温度を制御する。 【0005】各VAV73からの排風量等を示す信号は、空調制御装置74に入力され、空調制御装置74は、この信号に応じて空調機71からの送風量、送風温度を制御する。 【0006】ここで、各VAV73に設定されている設定温度は、パチンコ店内壁面に設置された温度設定スイッチ73bにより増減することが可能である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような従来の空調システムにおいて、パチンコ店における客の分布にばらつきがあったりすることから、単に各VAV73に設定された設定温度を全て同一にしただけでは、パチンコ店内の温度を均一にすることが難しかった。かかる場合、パチンコ店内の客が壁面のスイッチまで行ってこまめに温度設定を変更することは現実的でなく、管理者側でこれらのことを考慮して各VAV73の設定温度を調整しなければならないという煩わしさがあった。 【0008】また、パチンコ店内の温度は客の入り具合に影響を及ぼし、さらに、客の興奮度、パチンコ店内の各場所により最適な温度は異なるのではあるが、管理者側でこれらのことを考慮して各VAV73の設定温度を調整することは難しいという問題があった。 【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、客や管理者を煩わせることなく、パチンコ店内の各場所、各客に適した環境を提供することができ、さらに、無駄な冷房無駄な暖房を排して運転コストを低減させることができる空調システムを提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ店向け空調システムは、パチンコ店内の任意の場所から場内空調システムの温度調整信号を出力する携帯可能な温度調整信号発信手段と、前記温度調整信号発生手段から出力される信号及び各パチンコ台の出玉数・使用玉数に応じて空調機の運転内容を自動的に調整する空調機制御手段とを具備することを特徴とする。 【0011】このように、本発明のパチンコ店向け空調システムによれば、携帯可能な温度調整信号発信手段からパチンコ店内の任意の場所からその場所にふさわしい温度調整信号を出力することができる。また、各パチンコ台の出玉数・使用玉数に応じて空調機の運転内容を自動的に調整することができるから、携帯可能な温度調整信号発生手段からの温度調整信号と合わせて、各場所、客に最適な環境を提供することができる。さらに、客の満足度を損なうことなく無駄な冷房や暖房をなくし、運転コストを低減することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるパチンコ店向け空調システムの一実施の形態について、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。なお図5に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。 【0013】図1は本発明の一実施の形態における全体構成を示したものである。 【0014】パチンコ店内には、伝送線1が敷設されている。この伝送線1には出玉数・使用玉数を積算値として出力することができるパチンコ台2、パチンコ店内の空調設備全体の制御を司る制御装置5、携帯端末4からの信号を受信するアンテナ6、さらに空調機71、及びVAV73が接続される。伝送線1を通じて制御装置5と各機器との間で制御信号の送受信が行われる。 【0015】本実施の形態においては、図4(a)に示す通り、8台のパチンコ台2につき1台のVAV73が配置されているので、各々のVAV73に対応する8台のパチンコ台2が制御装置5により関連づけられ、グループ化される。 【0016】同一グループに属するパチンコ台2が配置されている場所の体感温度情報として、従業員3が携帯端末4に入力した負荷指標値により、そのグループに対応するVAV73の設定温度が更新される。 【0017】さらに、そのグループ内のパチンコ台2の出玉数・使用玉数の積算値から、グループ毎の平均負荷指標値(tAVE)が演算され、この平均負荷指標値(tAVE)により、そのグループに対応するVAV73の設定温度が調整される。 【0018】VAV73は、このように更新されそして調整された設定温度を目標値として、パチンコ店においてそのグループの属する領域の冷房、暖房の強さを制御する。なお、空調機71は、各VAV73の要求を満たすように、送風量、送風温度を制御する。 【0019】次に本実施の形態における空調システムの制御動作を、図2ないし図4を参照して説明する。 【0020】図2はパチンコ店内を巡回する従業員3が携帯する携帯端末4の表示画面を示す。 【0021】従業員はパチンコ店内を巡回しながら、各グループに属するパチンコ台2が配置されている場所毎に、携帯端末4にて、そのグループNo.41を入力し、その場所における体感温度に応じて暑いシンボル42,普通シンボル43,寒いシンボル44を選択する。 【0022】暑いシンボル42が選択されると負荷指標値として“+1”が、普通シンボル43が選択されると負荷指標値として“±0”が、寒いシンボル44が選択されると負荷指標値として“−1”が、携帯端末4からアンテナ6及び伝送線1を通じて、グループNo.41とともに、それぞれ制御装置5に伝送される。なお、この±1の重み付けは設定により変更できる。 【0023】例えば、暑いシンボル42が選択されたとき負荷指標値として“+0.5”が、普通シンボル43が選択されると負荷指標値として“±0”が、寒いシンボル44が選択されると負荷指標値として“−0.5”がそれぞれ制御装置5に伝送されるように設定することもできる。 【0024】制御装置5は、携帯端末4から信号を受け取ると、その都度、そのグループに対応するVAV73の設定温度を更新する。すなわち、負荷指標値が正のときはその値だけ設定温度を下げ、負荷指標値が負のときはその値だけ設定温度を上げる。例えば、携帯端末4にて暑いシンボル42が選択され、その結果負荷指標値として“+1”が制御装置5に伝送されたとする。この場合、その信号を受けた制御装置5は、そのグループに対応するVAV73の設定温度をそれまでの値より1℃下げる。これにより、設定温度は更新され、それまでの設定値より1℃下がった値が新たな設定温度となる。 【0025】図3は、本実施の形態における空調システムの制御動作を示すフローチャートである。 【0026】ステップST1及びST2に示す通り、制御装置5は制御対象となるVAV73毎に関連するパチンコ台2をグループ化しそのグループ番号23を決めると共に、パチンコ台2の各々について、使用玉数や出玉数の紐付け設定を行う。 【0027】続いて、ステップST3で制御周期Tや負荷指標値の重み付けの値を設定する。 【0028】次に、ステップST4からST6で、制御周期Tの期間における、各パチンコ台2毎の出玉数・使用玉数を積算する。 【0029】ステップST7では、出玉数・使用玉数の積算値から、各グループ毎の平均負荷指標値(tAVE)を求める。 【0030】平均負荷指標値(tAVE)の求め方について、図4(a)及び図4(b)を参照しつつ以下の通り説明する。 【0031】図4(a)はパチンコ店平面表示画面である。各パチンコ台2及び各VAV73には、パチンコ台番号21、VAV番号21が付与されている。本実施の形態においては、8台のパチンコ台2につき1台のVAV73が配置されていることが分かる。 【0032】図4(b)は、グループ毎にグループ情報を表示する画面である。各グループエリア23にグループ番号を表示し、パチンコ台エリア24にパチンコ台番号、使用玉数エリア25及び出玉数エリア26に、パチンコ台番号毎の使用玉数、及び出玉数を表示する。端末指標値エリア41には、携帯端末4から伝送された負荷指標値を表示する。フィーバエリア27、指標エリア28、平均負荷指標値エリア29に表示する数値等については後述する。 【0033】平均負荷指標値(tAVE)を求めるためには、まず、指標値エリア28の数値を、出玉数・使用玉数の積算値から決定する。すなわち、制御周期完了時点でそのパチンコ台2がフィーバになっていたら該当するパチンコ台番号のフィーバエリア27内に“○”を表示し、指標値エリア28に負荷指標値として“−1”を表示する。使用玉数に比べ出玉数が思わしくない場合は、該当するパチンコ台番号のフィーバエリア27内に“×”を表示し、指標値エリア28に負荷指標値として“+1”を表示する。使用玉数に比べ出玉数が良くも悪くもない場合は、該当するパチンコ台番号のフィーバエリア27内に“△”を表示し、指標値エリア28に負荷指標値として“±0”を表示する。更に、使用玉が0の時は該当するパチンコ台番号のフィーバエリア27内に“−”を表示し、指標値エリア28に負荷指標値として“±0”を表示して客がいないと判定する。 【0034】ここで、上記負荷指標値における±1の重み付けは、設定により変更できる。例えば、そのパチンコ台2がフィーバになっていたときは、その負荷指標値を“−0.5”とし、使用玉数に比べ出玉数が思わしくない場合は、その負荷指標値を“+0.5”とするようなことも可能である。 【0035】続いて、負荷指標値の平均値を求める。本実施の形態においては、図4(b)に示す通り、パチンコ台番号1,2,3,4,13,14,15,16がグループ1に属し、パチンコ台番号1,3,15,及び16には客がいないと判定される。また、パチンコ台番号2は出玉数は良くも悪くもないから負荷指標値は“±0”となり、パチンコ台番号4と13はフィーバになっているので負荷指標値は“−1”となっているが、パチンコ台番号14は出玉数が思わしくないので負荷指標値は“+1”となっている。したがって、グループ1において、指標エリア28に表示された負荷指標値の合計は−1となる。それをパチンコの台数8で割り平均を出すと−0.13となる。この平均値を平均負荷指標値(tAVE)とし、平均負荷指標エリア29に表示する。 【0036】ステップST8からST11では、このように求められた平均負荷指標値(tAVE)が“0”、“正値”、“負値”のいずれであるかがチェックされ、平均負荷指標値(tAVE)が“0”であれば、そのグループに属する各パチンコ台2で遊戯している客8がおおむね快適であると判断し、温度調整処理は行わない。 【0037】平均負荷指標値(tAVE)が負値であれば、そのグループに属する各パチンコ台2で遊戯している客8が寒いと感じていると判定し、そのグループに属するVAV73に設定されている設定温度に対し調整値“tAVE℃”が加算される。 【0038】また、平均負荷指標値(tAVE)が正値であれば、そのグループに属する各パチンコ台2で遊戯している客8が暑いと感じていると判定し、そのグループに属するVAV73に設定されている設定温度に対し調整値“tAVE℃”が減算される。 【0039】ステップST12に示す通り、その後、制御を中止するまで、制御動作は続けられる。 【0040】このように本実施の形態においては、従業員が持っている携帯端末4からの負荷指標値により設定温度を更新し、各パチンコ台2からの出玉数・使用玉数の積算値からグループ毎の平均負荷指標値(tAVE)を求め、この値に基づきそのグループに関連するVAV73の設定温度に調整値を加減算し、その結果得られた値を目標として冷房、暖房の強さを制御することによって、各パチンコ台2で遊戯している客8に最適な環境を提供するので、客や管理者を煩わせることなく、各場所、各客毎に最適な環境を提供することができる。 【0041】このことにより、客8の満足度を損なうことなく、無駄な冷房や暖房をなくして、運転コストを低減することができる。 【0042】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、パチンコ店内の各場所、各客毎に最適な環境を提供することができるので、客の満足度を損なうことなく、無駄な冷房や暖房をなくして、運転コストを低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成13年9月17日(2001.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外7名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−79916(P2003−79916A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−282134(P2001−282134) |
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