トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】森田 秀樹
【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内

【氏名】日比野 勝
【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内

【氏名】小島 千佳
【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内

【氏名】大巻 祐光
【住所又は居所】大阪市中央区内本町一丁目1番4号 株式会社藤商事内

【要約】 【課題】複数の有効ラインによる図柄変動の演出効果を高めて遊技に対する興趣を増大できる遊技機を提供する。

【解決手段】複数の有効ラインL1〜L3を有するように配置された複数の表示部27a〜27c,28,29a〜29cに夫々図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、変動後の停止図柄が有効ラインL1〜L3上で予め定められた特定態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段とを備え、複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生可能であり、それら有効ラインL1〜L3は、リーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部28を有し、所定条件の成立に基づいてこの特定表示部28を複数の特定表示部28a,28bに増加させるようにしたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の有効ライン(L1)〜(L3)を有するように配置された複数の表示部(27a)〜(27c)(28)(29a)〜(29c)に夫々図柄を変動表示可能な図柄表示手段(15)と、該図柄表示手段(15)の変動後の停止図柄が前記有効ライン(L1)〜(L3)上で予め定められた特定態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(50)とを備え、前記複数の有効ライン(L1)〜(L3)のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生可能であり、それら有効ライン(L1)〜(L3)は、他の前記表示部(27a)〜(27c)(29a)〜(29c)よりも遅れて前記リーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部(28)を有するように構成された遊技機において、所定条件の成立に基づいて前記特定表示部(28)を増加させるように構成したことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 前記複数の有効ライン(L1)〜(L3)のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生した場合に前記特定表示部(28)を増加させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】 抽選に基づいて前記特定表示部(28)を増加させるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】 前記利益状態発生手段(50)を作動させるか否かを抽選する抽選手段(45)を備えた主制御基板(32)と、前記特定表示部(28)が増加する場合の変動パターンを記憶する変動パターン記憶手段(64)を備えた図柄制御基板(33)とを別々の基板として構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
【請求項5】 前記特定表示部(28)を増加させることにより第1特定表示部(28a)と第2特定表示部(28b)とを出現させ、それら第1特定表示部(28a)と第2特定表示部(28b)とに夫々変動表示する図柄の停止タイミングを異ならせるようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
【請求項6】 前記特定表示部(28)を増加させることにより第1特定表示部(28a)と第2特定表示部(28b)とを出現させ、前記第2特定表示部(28b)に変動表示する図柄の停止タイミングを前記第1特定表示部(28a)に変動表示する図柄の停止タイミングよりも遅らせると共に、前記第2特定表示部(28b)により前記特定態様が成立する可能性を前記第1特定表示部(28a)により前記特定態様が成立する可能性よりも高くしたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
【請求項7】 前記複数のリーチ状態の発生を夫々報知するリーチ状態報知手段(26)を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、回胴式遊技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機では、例えば縦横複数列に配列した複数個の表示部に夫々図柄を変動表示可能な液晶式等の図柄表示手段を備え、例えば所定の入賞口への遊技球の入賞を条件に図柄の変動を開始させると共に、その変動後の停止図柄が、横、斜め等の複数の有効ライン上の何れかにおいて予め定められた特定態様となった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしたものがある。
【0003】この種の遊技機では、複数の有効ラインのうちの2以上で重複してリーチ状態が発生可能とし、それら2以上の有効ラインが、他の表示部よりも遅れてリーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部を有するように構成したものが知られている。このように、複数の有効ラインのうちの2以上で重複してリーチ状態を発生させることにより、遊技者はより大きな期待感を持って面白くゲームを行うことができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機では、上述のような構成とすることで遊技者の期待感を一時的に高めることができるものの、図柄表示部の構成が常に同じであるために変化に乏しく、遊技者の期待感の高揚を長く維持できず遊技に対する興趣を十分に喚起できない問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み、複数の有効ラインによる図柄変動の演出効果を高めて遊技に対する興趣を増大できる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の有効ラインL1〜L3を有するように配置された複数の表示部27a〜27c,28,29a〜29cに夫々図柄を変動表示可能な図柄表示手段15と、該図柄表示手段15の変動後の停止図柄が前記有効ラインL1〜L3上で予め定められた特定態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段50とを備え、前記複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生可能であり、それら有効ラインL1〜L3は、他の前記表示部27a〜27c,29a〜29cよりも遅れて前記リーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部28を有するように構成された遊技機において、所定条件の成立に基づいて前記特定表示部28を増加させるように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図8は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、1は遊技機本体で、矩形枠状の外枠2と、外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側に、前枠3に開閉自在に枢着されたガラス扉5と前面板6とが配置されている。前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設けられている。
【0008】遊技盤4には、図2に示すように、発射手段9から発射された遊技球を案内するガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に、液晶表示手段13、第1図柄表示手段14、第2図柄表示手段15、第1図柄始動手段16、第2図柄始動手段17、可変入賞手段18、普通入賞手段19〜21、表示ランプ22等が配置されている。
【0009】液晶表示手段13は、遊技盤4に前面側から装着された表示ケース23と、この表示ケース23の略中央に配置された液晶表示部24とを備えており、表示ケース23には、その上部側に第1図柄表示手段14が、その左右両側等に複数の表示ランプ25が夫々設けられている。液晶表示部24は、第2図柄表示手段15を構成すると共に、遊技者に対して通常のデモ画像、その他遊技画像等を表示可能となっている。
【0010】第1図柄表示手段14は、1個又は複数個、例えば1個の第1図柄を変動表示可能であり、第1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、その第1図柄が乱数制御等により所定時間変動して停止するようになっている。
【0011】第1図柄は、上下方向又は左右方向のスクロール等によって変動し、変動後に所定態様(所定種類の図柄)又は非所定態様で停止する。なお、第1図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜遊技図柄を使用可能であり、この実施形態では、0〜9までの数字図柄が用いられている。
【0012】第2図柄始動手段17は、開閉自在な左右一対の開閉爪17aを備えた可変作動式の電動式チューリップ等により構成され、第1図柄表示手段14の変動後の第1図柄が所定態様となった場合に一対の開閉爪17aが所定時間(例えば1.5秒間)開状態に作動するようになっている。
【0013】第2図柄表示手段15は、複数の有効ラインを有するように配置された複数の表示部に夫々1個の第2図柄を変動表示可能であり、変動後の停止図柄が何れかの有効ライン上で予め定められた図柄の組み合わせ、例えば同一図柄の組み合わせである特定態様となったときに大当たりと判定されるようになっており、複数種類、例えば図3に示す2種類の表示部配列パターンを表示できるようになっている。
【0014】図3(a)に示す通常配列パターンは、通常状態で用いられる配列パターンで、液晶表示部24の左右両側に上下方向に3個の表示部27a〜27c,29a〜29cが夫々配列され、それらの間に1個の表示部28が左右両側の表示部27b,29bと左右に並ぶように配列されており、表示部27b,28,29bを通る横向きの有効ラインL1と、表示部27a,28,29cを通る右斜め下向きの有効ラインL2と、表示部27c,28,29aを通る右斜め上向きの有効ラインL3の計3本の有効ラインL1〜L3が設けられている。このように、表示部28は3つの有効ラインL1〜L3に共通の特定表示部となっている。
【0015】図3(b)に示す増加配列パターンは、通常配列パターンにおいて有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が成立した場合に、所定の確率でその通常配列パターンから切り換えられるもので、通常配列パターンにおける1つの表示部28に代えて2つの表示部28a,28bが左右両側の表示部27b,29bの間に左右に並ぶように配列されており、表示部27b,28a,28b,29bを通る横向きの有効ラインL1と、表示部27a,28a,28b,29cを通る右斜め下向きの有効ラインL2と、表示部27c,28a,28b,29aを通る右斜め上向きの有効ラインL3の計3本の有効ラインが設けられている。このように、表示部28a(第1特定表示部),28b(第2特定表示部)は3つの有効ラインL1〜L3に共通の特定表示部となっている。
【0016】通常配列パターンからこの増加配列パターンへの切り換えによって、液晶表示部24上では1つの特定表示部28が2つの特定表示部28a,28bに増加したように表示される(以下、この切り換えを特定表示部の増加という)。
【0017】なお、増加配列パターンにおいては、各有効ラインL1〜L3上で、特定表示部28a,28bの何れか一方の停止図柄と、その両側の表示部27a〜27c,29a〜29cの各停止図柄とが同一となった場合に特定態様の成立と見なすようになっている。例えば有効ラインL1上では、表示部27b,29bの第2図柄が共に「7」となり、更に2つの特定表示部28a,28bの何れか一方の第2図柄が「7」となれば特定態様となる。
【0018】第2図柄は、第2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に乱数制御により例えば各表示部27〜29毎にスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動して、特定表示部28又は特定表示部28a,28bが左右両側の表示部27a〜27c,29a〜29cよりも遅れて停止するように、例えば左(表示部27a〜27c)、右(表示部29a〜29c)、中(特定表示部28又は特定表示部28a,28b)等の所定の順序で停止するようになっている。
【0019】即ち、左右両側の表示部27a〜27c,29a〜29cの図柄変動が停止した段階で有効ラインL1〜L3の何れかにおいてそれら2つの停止図柄が同一となったときにリーチ状態が発生し、その後、中央の特定表示部28又は特定表示部28a,28bの何れかが更に同一の図柄で停止した場合に特定態様(大当たり)が成立する。なお、増加配列パターンの場合には、特定表示部28bの第2図柄が特定表示部28aの第2図柄よりも遅れて停止するようになっている。
【0020】第2図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜遊技図柄を使用可能であり、この実施形態では、0〜9までの数字図柄が用いられている。また第2図柄には、その種類によって1種類又は複数種類の特別図柄と非特別図柄とがあり、0〜9までの10種類の数字図柄の内、奇数図柄が特別図柄、偶数図柄が非特別図柄となっている。
【0021】また、第2図柄表示手段15はリーチ状態報知手段26を備えている。このリーチ状態報知手段26はリーチ状態の発生を報知するもので、有効ラインL1〜L3のうちの1又は複数でリーチ状態が発生した場合に、そのリーチ状態の発生に係る有効ラインL1〜L3を報知するための目印画像30を表示するようになっている。この目印画像30は、図4に示すように、例えばリーチ状態となった有効ラインL1〜L3上の各表示部27〜29を結ぶライン状となっており、有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生した場合には、例えば有効ライン毎に目印画像30の色を異ならせる等、有効ライン毎に個別の目印画像30を表示するようになっている。
【0022】第2図柄の変動パターンには、図5にその一部を示すように、大きく分けてリーチなし変動パターンA、第1リーチ変動パターンB、第2リーチ変動パターンC、第3リーチ変動パターンD等の多種類の変動パターンA〜D(以下、大分類の変動パターンという)がある。リーチなし変動パターンAは、リーチ状態を経由しない変動パターンで、第2図柄が特定態様とならない場合にのみ選択される。
【0023】第1〜第3リーチ変動パターンB〜Dは、リーチ状態を経由する変動パターンで、第2図柄が特定態様となる場合、非特定態様となる場合の両方で選択される。本実施形態では、第1〜第3リーチ変動パターンB〜Dを背景色の違い(夫々赤、緑、青)により差別化しているが、例えば異なるキャラクタを登場させたり、ストーリーを異ならせるなどにより差別化してもよい。
【0024】また、リーチ状態を経由する変動パターンB〜Dは、大当たり/外れの別、特定表示部28の増加の有無、特定態様(大当たり)を構成する特定表示部28a/28bの別、等によって更に細かく分類されており(以下、小分類の変動パターンという)、B1,C1,D1は大当たりで特定表示部28を増加しない変動パターン、B2,C2,D2は大当たりで特定表示部28を増加し、特定表示部28aで特定態様を構成する変動パターン、B3,C3,D3は大当たりで特定表示部28を増加し、特定表示部28bで特定態様を構成する変動パターン、B4,C4,D4は外れで特定表示部28を増加しない変動パターン、B5,C5,D5は外れで特定表示部28を増加する変動パターンとなっている。
【0025】可変入賞手段18は、下部側の横軸心廻りに開閉する開閉板18aを備えた可変作動式であって、第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄が3本の有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様(同種図柄等の所定の組み合わせ)となることに基づいて第1利益状態が発生したときに、開閉板18aが前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
【0026】また、可変入賞手段18は、その内部側が複数、例えば3つの通路に分割され、その一部の通路が特定領域31となっており、遊技球が特定領域31を通過することを条件に第1利益状態を継続させるようになっている。なお、可変入賞手段18は、開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞することを条件に開閉板18aを閉じ、遊技球が特定領域31を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。
【0027】図6は制御用のブロック図である。図6において、32は主制御基板であり、この主制御基板32は、遊技領域12側に装着された液晶表示手段13、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納されている。33は図柄制御基板で、この図柄制御基板33は、液晶表示手段13の裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納されている。
【0028】主制御基板32は、主に遊技盤4側の遊技動作に関わる制御を行うためのもので、第1図柄表示手段14及びこれに関連する処理を行う第1制御系34と、第2図柄表示手段15及びこれに関連する処理を行う第2制御系35とが設けられ、それら各制御系34,35はCPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0029】第1制御系34は、第1乱数抽選手段41、第1判定手段42、開閉制御手段43、第1制御コマンド送信手段44等を備えている。第1乱数抽選手段41は、変動後の第1図柄が所定態様となる確率が例えば1/10のときに0〜9までの10個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽出するようになっている。
【0030】第1判定手段42は、第1乱数抽選手段41での抽出乱数値に基づいて変動後の第1図柄を所定態様とするか否か、即ち第2図柄始動手段17を開状態にするか否かを判定するためのもので、第1乱数抽選手段41で抽出された抽出乱数値が所定態様判定値か否かを判定し、その抽選乱数値が所定態様判定値のときに所定態様の判定出力を出すようになっている。
【0031】開閉制御手段43は、第1判定手段42の判定結果が所定態様判定のときに、第1図柄表示手段14の変動後の第1図柄が所定態様となることに基づいて第2図柄始動手段17の開閉爪17aを所定時間(例えば1.5秒間)開放させるようになっている。第1制御コマンド送信手段44は、第1図柄始動手段16が遊技球を検出したときに、第1判定手段42の判定結果に基づいて第1図柄の停止図柄コマンド等を一方向通信により図柄制御基板33側へと送信して、第1図柄の変動及び停止を指令するようになっている。
【0032】第2制御系35は、第2乱数抽選手段45、第2判定手段46、大分類変動パターン選択手段47、特定態様選択手段48、非特定態様選択手段49、第1利益状態発生手段50、第2利益状態発生手段51、第2利益状態終了手段52、第2制御コマンド送信手段53等を備えている。
【0033】第2乱数抽選手段45は、変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかで特定態様となる確率が例えば1/360のときに0〜359までの360個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽出するようになっている。
【0034】第2判定手段46は、第2乱数抽選手段45での抽出乱数値に基づいて変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様となるか否か、即ち第1利益状態を発生させるか否かを判定するためのもので、第2乱数抽選手段45で抽出された抽出乱数値が特定態様判定値か否かを判定し、その抽出乱数値が特定態様判定値のときに特定態様(第1利益状態発生)の判定出力を出すようになっている。
【0035】第1利益状態発生手段50は、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定のときに、第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて「7・7・7」等の特定態様となることに基づいて、遊技者に有利となる第1利益状態を発生させるためのものである。
【0036】この第1利益状態発生手段50は、第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様となった後に可変入賞手段18の開閉板18aを開放し、また開閉板18aの開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間の経過までに可変入賞手段18に所定数の遊技球が入賞したときに開閉板18aを閉じ、更に入賞した遊技球が特定領域31を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作(第1利益状態)を継続させるようになっている。
【0037】特定態様選択手段48は、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定のときに、複数種類の特定態様の中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様となる図柄の種類を設定するためのものである。非特定態様選択手段49は、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定以外のときに、複数種類の非特定態様の中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の第2図柄が非特定態様となる図柄の種類を設定するためのものである。
【0038】なお、本実施形態では、特定態様選択手段48、非特定態様選択手段49共に、1個の特定表示部28を有する通常配列パターンに対応する図柄の種類を設定するものとする。
【0039】大分類変動パターン選択手段47は、第2図柄始動手段17の遊技球の検出に基づいて、複数の大分類の変動パターンA〜D等の中から1つを第2判定手段46の判定結果に応じて乱数抽選により択一的に選択するためのもので、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定のときに、変動後の第2図柄が特定態様となる可能性のある複数種類のリーチ変動パターンB〜Dの何れかを、非特定態様判定のときに、変動パターンA〜Dの何れかを、夫々所定の選択率となるように乱数抽選により選択するようになっている。
【0040】大分類の変動パターンA〜Dの各選択率は、例えば図5に示すように、第2判定手段46の判定結果が非特定態様(外れ)判定のときに夫々87,6,4,3(%)、特定態様(大当たり)判定のときに夫々0,20,33,47(%)に設定されている。
【0041】第2利益状態発生手段51は、第1利益状態の終了後(又は発生後)に、遊技者に有利となる第2利益状態を発生させるためのもので、確率変化手段54により構成されている。確率変化手段54は、第2判定手段46が特定態様と判定して、変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特別図柄(例えば奇数の数字図柄)による特定態様となることを条件に、第1利益状態の終了後に、第2図柄が特定態様となる確率を通常確率状態(例えば1/360の低確率)から高確率状態(例えば1/50程度)へと変化させるためのものである。なお、確率変化手段54は、高確率状態のときに第2判定手段46の特定態様判定値の数を増やして、その特定態様の発生確率を高くするようになっている。
【0042】第2利益状態終了手段52は、第2利益状態発生手段51によって発生した第2利益状態を終了させるためのもので、確率復帰手段55により構成されており、特別図柄以外の図柄で特定態様となって次の第1利益状態が発生するか、それまでに第2図柄が予め定められた所定回数変動した場合に、特定態様の発生確率を高確率から通常確率(低確率)へと復帰させて第2利益状態を終了させるようになっている。なお、第2利益状態終了手段52は、第2判定手段46の特定態様判定値の数を通常確率の数まで減少させるようになっている。
【0043】第2制御コマンド送信手段53は、所定の制御コマンドを一方向通信により図柄制御基板33側へと送信して制御指令を与えるためのもので、第2図柄始動手段17が遊技球を検出したときに、第2判定手段46の判定結果、大分類変動パターン選択手段47で選択された大分類の変動パターンA〜D、特定態様選択手段48又は非特定態様選択手段49で選択された停止図柄等に基づいて、第2図柄の変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停止コマンド等を送信して、第2図柄の変動、停止等を指令するようになっている。
【0044】図柄制御基板33は、第1図柄表示手段14及び第2図柄表示手段15の表示制御を行うもので、第1図柄制御手段61、第2図柄制御手段62等を備えている。
【0045】第1図柄制御手段61は、第1図柄表示手段14の表示制御を行うもので、第1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、第1制御コマンド送信手段44からのコマンドに基づいて第1図柄表示手段14の第1図柄を所定時間変動させて、第1判定手段42の判定結果が所定態様判定のときに「7」等の所定態様で、それ以外のときに非所定態様で第1図柄を停止させるようになっている。
【0046】第2図柄制御手段62は、第2図柄表示手段15の表示制御を行うもので、第2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に、第2制御コマンド送信手段53からのコマンドに基づいて第2図柄表示手段15の第2図柄を所定の変動パターンA,B1〜B5等で所定時間変動させて、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定のときに特定態様で、それ以外のときに非特定態様で第2図柄を停止させるようになっており、小分類変動パターン選択手段63、変動パターン記憶手段64、変動表示制御手段65、リーチ状態報知制御手段66等を備えている。
【0047】変動パターン記憶手段64には、小分類の変動パターンA,B1〜B5,C1〜C5,D1〜D5に対応する変動パターンデータが予め記憶されている。
【0048】小分類変動パターン選択手段63は、主制御基板32側の大分類変動パターン選択手段47でリーチ変動パターンB〜Dが選択された場合に、その変動パターンB〜Dに対応する小分類の変動パターンB1〜B5,C1〜C5,D1〜D5の何れかを主制御基板32側の第2判定手段46の判定結果に応じて選択するためのもので、大分類変動パターン選択手段47で選択されたリーチ変動パターンB〜Dに応じて、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定のときに変動パターンB1〜B3,C1〜C3,D1〜D3の何れかを、第2判定手段46の判定結果が非特定態様判定のときに変動パターンB4〜B5,C4〜C5,D4〜D5の何れかを、夫々所定の選択率となるように乱数抽選により選択するようになっている。
【0049】小分類の変動パターンの選択率は、例えば図5に示すように設定されている。即ち、第1リーチ変動パターンBで特定態様判定のときには変動パターンB1〜B3の何れかが夫々15,35,50(%)の選択率となるように、第1リーチ変動パターンBで非特定態様判定のときには変動パターンB4,B5の何れかが夫々65,35(%)の選択率となるように、第2リーチ変動パターンCで特定態様判定のときには変動パターンC1〜C3の何れかが夫々15,25,60(%)の選択率となるように、第2リーチ変動パターンCで非特定態様判定のときには変動パターンC4,C5の何れかが夫々75,25(%)の選択率となるように、第3リーチ変動パターンDで特定態様判定のときには変動パターンD1〜D3の何れかが夫々15,20,65(%)の選択率となるように、第3リーチ変動パターンDで非特定態様判定のときには変動パターンD4,D5の何れかが夫々90,10(%)の選択率となるように、夫々選択される。
【0050】このように、特定態様判定の場合には、特定表示部28が増加する変動パターンB2,B3等を特定表示部28が増加しない変動パターンB1等よりも高い確率で選択し、逆に非特定態様判定の場合には、特定表示部28が増加しない変動パターンB4等を特定表示部28が増加する変動パターンB5等よりも高い確率で選択するようになっている。これにより、第2図柄の変動が開始してリーチ状態が発生し、特定表示部28が増加して特定表示部28a,28bが出現すると、遊技者は大当たり(特定態様の出現)への期待感をより高揚させることとなり、演出効果の向上によって興趣を増大させることが可能となる。
【0051】更に、特定表示部28が増加する各2つの変動パターンB2,B3等については、特定表示部28bに変動表示する第2図柄の停止タイミングを特定表示部28aに変動表示する第2図柄の停止タイミングよりも遅らせると共に、先に変動停止する特定表示部28aにより特定態様が成立する確率(例えば35%)よりも、後に変動停止する特定表示部28bにより特定態様が成立する確率(例えば50%)を高くしている。これにより、特定表示部28が増加した後、2つの特定表示部28a,28bが共に停止するまで遊技者の期待感の高揚を持続させることができ、遊技に対する興趣を更に増大させることができる。
【0052】変動表示制御手段65は、小分類変動パターン選択手段63で選択された変動パターンと主制御基板32側の特定態様選択手段48又は非特定態様選択手段49で選択された停止図柄とに基づいて第2図柄表示手段15に対する第2図柄の変動表示制御を行うもので、小分類変動パターン選択手段63で選択された変動パターンA,B1〜B5等に応じて、特定表示部28を増加させる変動パターンB2,B3,B5等の場合には有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態を発生させ、特定表示部を増加させない変動パターンB1,B4等の場合には有効ラインL1〜L3のうちの1つのみでリーチ状態を発生させるように第2図柄を変動させ、更に特定態様選択手段48又は非特定態様選択手段49で選択された停止図柄で停止させるべく、第2図柄表示手段15に第2図柄を変動表示させるようになっている。
【0053】なお、主制御基板32側の特定態様選択手段48、非特定態様選択手段49では、通常配列パターンに対応する図柄の種類のみが設定されているため、小分類小分類変動パターン選択手段63で特定表示部28を増加させる変動パターンB2,B3,B5等が選択された場合には、変動表示制御手段65は特定表示部28a若しくは28bに対応する停止図柄を1つ選択した上で第2図柄を変動表示させる。
【0054】例えば、小分類変動パターン選択手段63で変動パターンB2が選択された場合には、特定態様選択手段48において特定態様となる停止図柄が選択されているため、変動表示制御手段65は特定表示部28bに対して非特定態様を構成する停止図柄を選択する。同様に、小分類変動パターン選択手段63で変動パターンB3が選択された場合には、変動表示制御手段65は特定表示部28aに対して非特定態様を構成する停止図柄を選択する。また、小分類変動パターン選択手段63で変動パターンB5が選択された場合には、非特定態様選択手段49において非特定態様となる停止図柄が選択されているため、変動表示制御手段65は特定表示部28bに対して非特定態様を構成する停止図柄を選択する。
【0055】リーチ状態報知制御手段66は、リーチ状態報知手段26を制御するもので、有効ラインL1〜L3のうちの1又は複数においてリーチ状態が発生した場合に、リーチ状態の発生に係る有効ラインL1〜L3に関してリーチ状態報知手段26に有効ライン毎に異なる色の目印画像30を表示させるようになっている。
【0056】次に上記パチンコ機における動作について説明する。ゲームに際して発射手段9により遊技球を発射すると、その遊技球はガイドレール11を経て遊技領域12に入った後、その遊技領域12内を落下する間に普通入賞手段19〜21等に入賞するか、第1図柄始動手段16を通過しながら下方へと落下する。遊技球が第1図柄始動手段16を通過すると、第1乱数抽選手段41が発生乱数値を抽出して、第1判定手段42がその抽出乱数値から所定態様か否かを判定する。
【0057】そして、第1判定手段42の判定結果が所定態様判定のときには、第1図柄表示手段14の第1図柄が所定時間変動した後に所定態様で停止し、開閉制御手段43の制御により、第2図柄始動手段17の開閉爪17aが所定時間(例えば1.5秒間)開放し、この第2図柄始動手段17に遊技球が入賞し易くなる。なお、第1判定手段42の判定結果が所定態様判定以外であれば、変動後の第1図柄が非所定態様で停止する。
【0058】第2図柄始動手段17の開閉爪17aが開放して遊技球が入賞し、この第2図柄始動手段17が遊技球を検出すると、第2乱数抽選手段45が発生乱数値を抽出し、第2判定手段46がその抽選乱数値から特定態様か否かを判定し、その判定結果に応じて大分類変動パターン選択手段47が大分類の変動パターンA〜Dの何れかを所定の選択率(図5)に基づいて乱数抽選により選択すると共に、特定態様選択手段48又は非特定態様選択手段49が第2図柄の変動後の停止図柄の種類を選択する。
【0059】そして、第2制御コマンド送信手段53が第2図柄の変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停止コマンドを一方向通信により図柄制御基板33側へと送信し、第2図柄の変動、停止等を指令する。
【0060】第2図柄制御手段62では第2制御コマンド送信手段53からの各コマンドを解析して、主制御基板32側でリーチ変動パターンB〜Dが選択された場合には、小分類変動パターン選択手段63が、その変動パターンB〜Dに対応する小分類の変動パターンB1〜B5,C1〜C5,D1〜D5の何れかを主制御基板32側の第2判定手段46の判定結果に応じて選択する。
【0061】そして、変動表示制御手段65が、小分類変動パターン選択手段63で選択された変動パターンと主制御基板32側の特定態様選択手段48又は非特定態様選択手段49で選択された停止図柄とに基づいて第2図柄表示手段15に対する第2図柄の変動表示制御を行うと共に、リーチ状態報知制御手段66が、リーチ状態報知手段26にリーチ状態の発生に係る有効ラインL1〜L3に関して各有効ライン毎に異なる色の目印画像30を表示させる。
【0062】例えば、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定となり、大分類変動パターン選択手段47で第1リーチ変動パターンBが選択された場合には、小分類変動パターン選択手段63は、特定態様(大当たり)に対応する変動パターンB1〜B3の中の1つを夫々選択率が15%,35%,50%となるように選択する。
【0063】そして、ここで例えば変動パターンB3が選択されると、変動表示制御手段65が、変動パターンB3に従って、赤色の背景色を用いてまず通常配列パターンで第2図柄の変動表示を開始させ(図7(a))、有効ラインL1〜L3のうちの2以上、例えば有効ラインL1〜L3の全てで重複してリーチ状態を発生させた後(図7(b),(c))、通常配列パターンから増加配列パターンに切り換えて特定表示部28を2つの特定表示部28a,28bに増加させると共に、リーチ状態報知制御手段66が、リーチ状態報知手段26にリーチ状態の発生に係る有効ラインL1〜L3に関して夫々異なる色の目印画像30を表示させる(図7(d))。
【0064】その後、変動表示制御手段65は、リーチ状態となっている有効ラインL1〜L3のうちの1つで特定表示部28bの第2図柄により特定態様選択手段48で選択された特定態様が成立するように、特定表示部28a,28bの順で第2図柄の変動を停止させる(図7(e),(f))。
【0065】また、小分類変動パターン選択手段63により例えば変動パターンB1が選択された場合には、変動表示制御手段65が、変動パターンB1に従って通常配列パターンで第2図柄の変動表示を開始させ(図8(a))、有効ラインL1〜L3のうちの1つ、例えば有効ラインL1でリーチ状態を発生させると共に、リーチ状態報知制御手段66が、リーチ状態報知手段26にリーチ状態の発生に係る有効ラインL1に関して目印画像30を表示させる(図8(b),(c))。
【0066】その後、変動表示制御手段65は、リーチ状態となっている有効ラインL1で特定態様選択手段48で選択された特定態様が成立するように、特定表示部28の第2図柄の変動を停止させる(図8(d))。
【0067】一方、第2判定手段46の判定結果が非特定態様判定となり、大分類変動パターン選択手段47で第1リーチ変動パターンBが選択された場合には、小分類変動パターン選択手段63が、非特定態様(外れ)に対応する変動パターンB4,B5の中の1つを夫々選択率が65%,35%となるように選択し、変動表示制御手段65が、夫々上述した変動パターンB1,B3と略同様の変動表示(図7(a)〜(d)、図8(a)〜(c))を行った後、全ての有効ラインL1〜L3で非特定態様となるように特定表示部28又は28a,28bの変動を停止させる。
【0068】以上のようにして、変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様となった場合には、その後に第1利益状態発生手段50が作動して第1利益状態が発生し、可変入賞手段18の開閉板18aが前側に開放する。可変入賞手段18は、開放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その時点で開閉板18aが閉じる。そして、入賞した遊技球が特定領域31を通過すれば、再度開閉板18aが開放し、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返す。
【0069】このため、第1利益状態が発生すれば、可変入賞手段18に多数の遊技球が入賞する可能性があり、遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受けることができ、多大な利益を享受することができる。
【0070】そして、第1利益状態が終了すると、第1利益状態の発生に起因する第2図柄が特別態様(例えば奇数の数字図柄)での特定態様(例えば「7・7・7」)であった場合には、第2利益状態発生手段51の確率変化手段54が作動して、特定態様の発生確率を通常確率から高確率へと変化させる。その後は、第2判定手段46が高確率状態で特定態様とするか否かを判定するため、変動後の第2図柄が特定態様となる可能性が非常に高くなり、遊技者は有利な状態でゲームを行える。
【0071】第2利益状態発生後、特別図柄以外の図柄で特定態様となって次の第1利益状態が発生するか、それまでに第2図柄が予め定められた所定回数変動すると、第2利益状態終了手段52の確率復帰手段55が作動して、特定態様の発生確率を高確率から通常確率(低確率)へと復帰させて第2利益状態が終了する。
【0072】以上説明したように、本実施形態では、複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生した場合に特定表示部28を増加させるようにしているため、見かけ上、特定態様の成立確率が増加したように演出することができ、複数の有効ラインL1〜L3による図柄変動の演出効果を高めて遊技に対する興趣を増大できる。
【0073】また、第1利益状態発生手段50を作動させるか否かを抽選する第2乱数抽選手段45を備えた主制御基板32と、特定表示部28が増加する場合の変動パターンを記憶する変動パターン記憶手段64を備えた図柄制御基板33とを別々の基板として構成しているため、制御負荷を分散することができると共に、機種毎の部品の共通化やリサイクル性の向上、部品交換コストの削減等の種々の効果が期待できる。
【0074】特定表示部28を増加させることにより2つの特定表示部28aと特定表示部28bとを出現させ、特定表示部28bに変動表示する第2図柄の停止タイミングを特定表示部28aに変動表示する第2図柄の停止タイミングよりも遅らせると共に、特定表示部28bにより特定態様が成立する可能性を特定表示部28aにより特定態様が成立する可能性よりも高くしているため、特定表示部28が増加した後、2つの特定表示部28a,28bが共に停止するまで遊技者の期待感の高揚を持続させることができ、遊技に対する興趣を更に増大させることが可能となる。
【0075】更に、重複して発生する複数のリーチ状態を異なる色の目印画像30を表示することにより夫々報知するリーチ状態報知手段26を備えているため、リーチ状態の発生を遊技者に確実に認識させて大当たりへの期待感をより高揚させることができ、遊技に対する興趣を更に増大させることができる。
【0076】図9は本発明の第2の実施形態を例示し、増加後の特定表示部28a等の他の配列例を示している。図9(a)は、増加後の特定表示部の数を3個(28a〜28c)とし、それらを第1の実施形態と同様に左右方向に配列した例を示している。このように、増加後の特定表示部の数は3個以上であってもよい。
【0077】また、図9(b)は増加後の特定表示部28a,28bを上下方向に配列した例を、図9(c)は増加後の4個の特定表示部28a〜28dを上下左右に2個ずつ配列した例を夫々示している。このように、増加後の特定表示部の配列は任意である。
【0078】なお、特定表示部の配列の種類を複数用意しておき、それらの中から1つを選択的に用いるようにしてもよい。また、左右方向に配列した特定表示部28a,28bを移動させて上下方向に配列するなど、第2図柄の変動中に複数の特定表示部28a等の配列の移動、変形、切り換え等を行うようにしてもよい。
【0079】図10は本発明の第3の実施形態を例示し、第2図柄の1回の変動動作において有効ラインの数を増減するようにした例を示している。
【0080】図10の例では、3つの表示部27,28,29よりなる1本の有効ラインの下で第2図柄の変動を開始させ(図10(a))、左右の表示部27,29の第2図柄が停止してリーチ状態となった後に(図10(b))、その左右の表示部27,29を上下方向に増加させて有効ラインを3本に増加させ且つ複数のリーチ状態を発生させると共に、中央の特定表示部28を2つの特定表示部28a,28bに増加させている(図10(c))。そして、特定表示部28a,28bが順次停止して例えば特定態様が成立した場合には(図10(d))、その特定態様に係る表示部27c,28b,29aよりなる1本の有効ラインの表示に戻すようにしている(図10(e))。
【0081】このように、第2図柄の1回の変動動作において有効ラインの数を増減する演出を行ってもよい。
【0082】なお、有効ラインの数を増加させたままで第2図柄の変動動作を終了させてもよいし、複数の有効ラインL1〜L3等の下で変動を開始させた後にその有効ラインL1〜L3等の数を減少させるようにしてもよい。また、第2図柄の1回の変動動作において有効ラインの増減を繰り返すようにしてもよい。
【0083】以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上でリーチ状態が重複して発生した場合に特定表示部28を増加させるようにしたが、1つの有効ラインでのみリーチ状態が発生した場合にも特定表示部28を増加させるようにしてもよい。
【0084】特定表示部28の増加の有無は、抽選によって決定する以外に、例えば第2図柄の変動動作毎に切り換えてもよいし、時間の経過に基づいて切り換えてもよいし、遊技状態に応じて、例えば第2利益状態の発生の有無に応じて切り換えてもよい。この場合の第2利益状態は、第2図柄が特定態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの以外に、例えば第2図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、第2図柄始動手段17の開放時間を通常状態よりも長くするもの、第1図柄が所定態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの、第1図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの等、種々の利益状態を用いることができる。もちろん、それら複数種類の利益状態を同時或いは個別に発生させるようにしてもよい。
【0085】また、例えば図柄変動開始後、或いは液晶表示部24に特定のキャラクタが登場した場合など、所定の表示状態に対応して特定表示部28を増加させるようにしてもよい。
【0086】実施形態では、特定態様選択手段48、非特定態様選択手段49共に、1個の特定表示部28を有する通常配列パターンに対応する図柄の種類のみを設定するようにしたが、増加配列パターンに対応する図柄の種類についても設定するようにし、図柄制御基板33側で、一方を選択的に用いるようにしてもよい。
【0087】目印画像30は、実施形態で示したものの他、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の有効ライン表示線(各有効ラインを表示する表示線)を他の有効ライン表示線よりも太く表示するもの、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の第2図柄を例えば四角等の図形で囲むように表示するもの、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の第2図柄の近傍にキャラクタ等を表示するもの、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の第2図柄を他の第2図柄と異なる色等で表示するもの、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の有効ライン表示線を他の有効ライン表示線と異なる形状(矢印等)とするもの、リーチ状態に係る各有効ラインL1〜L3上の全ての第2図柄を取り囲むように表示するもの、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の第2図柄を立体的(例えば突出状)に表示するもの等を用いてもよい。
【0088】また、リーチ状態報知手段は、液晶表示部24に各有効ライン毎に異なる色の目印画像30を表示させるもの以外に、例えば表示ランプ22,25を点灯、点滅等させるもの、音声によるもの等であってもよいし、それらを組み合わせて用いてもよい。
【0089】複数の有効ラインは3本に限られるものではなく、2本であってもよいし、4本以上設けてもよい。
【0090】大分類変動パターン選択手段47、小分類変動パターン選択手段63は、共に主制御基板側に設けてもよい。この場合、変動パターンを大分類と小分類に分けて2段階で選択する必要はなく、小分類の変動パターンのみを設けて直接小分類の変動パターンを選択するようにすればよい。
【0091】また本発明は、パチンコ機に限らず、図柄表示手段15を使用する遊技機であれば、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機の他、回胴式遊技機等においても同様に実施することが可能である。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、複数の有効ラインL1〜L3を有するように配置された複数の表示部27a〜27c,28,29a〜29cに夫々図柄を変動表示可能な図柄表示手段15と、図柄表示手段15の変動後の停止図柄が有効ラインL1〜L3上で予め定められた特定態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段50とを備え、複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生可能であり、それら有効ラインL1〜L3は、他の表示部27a〜27c,29a〜29cよりも遅れてリーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部28を有するように構成された遊技機において、所定条件の成立に基づいて特定表示部28を増加させるように構成しているため、見かけ上、特定態様の成立確率が増加したように演出することができ、複数の有効ラインL1〜L3による図柄変動の演出効果を高めて遊技に対する興趣を増大できる。
【出願人】 【識別番号】391010943
【氏名又は名称】株式会社藤商事
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区内本町一丁目1番4号
【出願日】 平成13年9月13日(2001.9.13)
【代理人】 【識別番号】100100273
【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司
【公開番号】 特開2003−79887(P2003−79887A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−278405(P2001−278405)