| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】榎本 宏 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目20番8号 京楽産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】液晶表示器等の図柄変動表示器に偶然性をもって所定の確率で大当たり図柄が表示され大当たりを発生させるパチンコ遊技機等の遊技機であって、特定図柄で大当たりを発生させなかった場合でもその大当たり動作終了後に特典が付与されることがあるようにすることで、常に期待感を持って遊技することができるようにし、パチンコ遊技の興趣を増大させる。
【解決手段】複数の図柄を変動表示可能な図柄変動表示器2が設けられ、該図柄変動表示器に大当たり図柄が表示されると大当たりが発生するとともに、特定図柄で大当たりを発生させた場合にその大当たり動作が終了した後に遊技者にとって有利な特典が付与されるようにした遊技機において、特定図柄以外で大当たりを発生させた場合にも所定確率にてその大当たり動作終了後に特典が付与されるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の図柄を変動表示可能な図柄変動表示器が設けられ、該図柄変動表示器に大当たり図柄が表示されると大当たりが発生するとともに、特定図柄で大当たりを発生させた場合にその大当たり動作が終了した後に遊技者にとって有利な特典が付与されるようにした遊技機において、特定図柄以外で大当たりを発生させた場合にも所定確率にてその大当たり動作終了後に特典が付与されるようにしたことを特徴とする遊技機。 【請求項2】 特定図柄以外であっても付与されることのある特典の有無は遊技者に報知されないものである請求項1に記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器等の図柄変動表示器に偶然性をもって所定の確率で大当たり図柄が表示され、大当たりを発生させるパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】第1種パチンコ遊技機は、周知のように、遊技盤面にカラー液晶表示器,CRT等の図柄変動表示器が設けられ、遊技者の打った打球がチューリップ型の始動口に入ると、該図柄変動表示器に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が夫々上下または左右に流れる如くに複数列(通常は3列)にて変動表示され、その表示の変動は数秒後に順に停止し、その停止図柄が所定の確率(1/300程度)で偶然性をもって例えば「222」,「777」,「☆☆☆」のように各列とも同じ図柄となった場合、即ち、大当たり図柄が表示された場合に大当たりとなり、可変入賞装置(大入賞口)の開閉扉がソレノイドの作動により開成状態となるようにしたもので、その開成状態の可変入賞装置に打球が所定個数(通常は10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常は30秒)が経過すると、いわゆる第1ラウンドが終わって該可変入賞装置は一旦は閉じるが、この第1ラウンド中に該可変入賞装置内に設けられている継続入賞口(Vゾーンと称される)に打球が入球していた場合には第2ラウンドが始まってすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、開成状態となった可変入賞装置にまた打球が所定個数(通常は10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常は30秒)が経過すると、第2ラウンドが終わって該可変入賞装置はまた閉じるが、その第2ラウンド中にまた継続入賞口に打球が入球していた場合には第3ラウンドが始まりすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、こうして各ラウンド中に継続入賞口に打球が入賞したことを条件として最終ラウンド(例えば第16ラウンド)になるまで該可変入賞装置が継続的に開かれ、こうした大当たり動作の期間中は該可変入賞装置に打球が極めて入り易い状況が続くことから、多数の景品球を獲得できて遊技者に多くの利益がもたらされるように構成されたものである。 【0003】またこの種のパチンコ遊技機では、「333」「555」「777」等の奇数図柄(以下、特定図柄という)で大当たりした場合に、その大当たり動作が終了後における大当たり発生の確率を例えば通常の1/300から1/60に上昇させ(業界では「確変」と称している)たり、前記チューリップ型の始動口の開成時間を通常の0.5秒間から2秒間に延長(業界では「時短」と称している)して始動条件が成立し易くする等の特典が与えられるようにし、大当たり動作終了後も遊技者にとって有利な状況が続くようにしたものが知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのように特定図柄で大当たりした場合にのみ特典が与えられるようにしたものでは、特定図柄以外の図柄(以下、通常図柄という)によってリーチ状態(3つの図柄のうち2つが同一図柄にて変動停止した状態)となっても、遊技者はそのリーチ状態および大当たりに大きな期待感を抱くことができず、その点で興趣が欠かれるものであった。そこで、特定図柄と通常図柄との区別を無くしてどの図柄で大当たりしても均一に特典が付与されるようにした遊技機が開発されたが、そうするとどの図柄で当るかという楽しみを無くしてしまうという問題がある。 【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、通常図柄で大当たりしても特典が付与されている可能性があるようにし、パチンコ遊技の興趣をより増大しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】そのために本発明は、複数の図柄を変動表示可能な図柄変動表示器が設けられ、該図柄変動表示器に大当たり図柄が表示されると大当たりが発生するとともに、特定図柄で大当たりを発生させた場合にその大当たり動作が終了した後に遊技者にとって有利な特典が付与されるようにした遊技機において、特定図柄以外で大当たりを発生させた場合にも所定確率にてその大当たり動作終了後に特典が付与されるようにしたことを特徴とする。また本発明は上記遊技機において、特定図柄以外であっても付与されることのある特典の有無は遊技者に報知されないものであることを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】次に発明の実施形態を図面に従い説明する。図1にこのパチンコ遊技機における遊技盤1の正面を示し、図中、2は該遊技盤1上に設けられたカラー液晶表示器からなる図柄変動表示器、3は普通入賞口、4は通過ゲート、5はソレノイドにより一対の羽根が開閉動し得るように設けられたチューリップ型の始動口、6は上部天入賞口である。7は該始動口5の下方に設けられた大きな長方形状の大入賞口からなる可変入賞装置で、該可変入賞装置7にはソレノイドの作動により開閉動する開閉扉8が設けられ、該可変入賞装置7内には継続入賞口9が設けられている。なお、10は図柄変動表示器2が変動表示中に始動口5に打球が入賞した場合にその個数を記憶し始動を保留するために設けた4つの表示ランプ、11は通過ゲート4を打球が通過することにより変動開始する普通図柄変動表示器(7セグメントデジタル表示装置)、12は該普通図柄変動表示器11が変動表示中に通過ゲート4に打球が通った場合にその個数を記憶し変動表示を保留するために設けられた4つの表示ランプ、13は装飾ランプである。 【0008】図2はCPU,ROM,RAM,I/Oからなる制御基板15に接続される本発明に関連する入出力機器を示したブロック図で、20は通過ゲート4を通過した打球を検出する通過検出スイッチ、21は始動口5に入賞した打球を検出する始動スイッチ、22は前記可変入賞装置7への入賞球を計数するカウントスイッチ、23は前記継続入賞口9への入賞球を検出する特定領域スイッチであり、該遊技制御基板にはさらに前記図柄変動表示器2と、普通図柄変動表示器11と、装飾ランプ13と、可変入賞装置7のソレノイド25と、始動口5の羽根を開閉動させるソレノイド26が接続されている。 【0009】次に本発明の要部の作動を図3のフローチャートに従い説明する。図3のステップ(1)にて始動スイッチ21による始動口5への入賞が検知され始動条件が成立すると、ステップ(2)に移行し、大当たり発生の可否、特典の有無、図柄の種類等を決するための乱数が取得される。そして、ステップ(3)にてその取得乱数が大当たり乱数であるかどうかが判別され、大当たり乱数でなかった場合はステップ(4)に移行して一時記憶領域にハズレ図柄がセットされ、ステップ(5)にて図柄変動表示器2に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が3列にて上から下に流れる如くに変動表示させ、数秒後にその変動を停止させ停止図柄としてハズレ図柄を表示する。 【0010】一方、ステップ(3)にてその取得乱数が大当たり乱数であると判別されると、ステップ(7)にてさらにその取得乱数が特典乱数であるかどうかが判別され、特典乱数でなければステップ(8)にて例えば「222」「444」「666」「888」等の揃い数字が偶数である通常図柄が一時記憶領域にセットされ、特典乱数であった場合はさらにステップ(9)にて取得乱数が特定図柄乱数であるかどうかが判別され、特定図柄乱数であればステップ(10)にて例えば「111」「333」「555」「777」等の奇数の揃い数字からなる特定図柄が一時記憶領域にセットされ、特定図柄乱数でなければステップ(11)にて例えば「222」「444」「666」「888」等の偶数の揃い数字からなる通常図柄が一時記憶領域にセットされる。 【0011】そしてステップ(12)にて図柄変動表示器2に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が3列にて上から下に流れる如くに変動表示され、数秒後にその変動を停止させ停止図柄としてステップ(13)で上記ステップ(8)またはステップ(10)またはステップ(11)にてセットされたセット図柄を夫々表示する。そしてステップ(14)にて大当たり動作をする。この大当たり動作は、可変入賞装置7の開閉扉をソレノイド25の作動により継続的に開成状態とし、継続入賞口9への入賞を条件として第16ラウンドまで繰り返し該可変入賞装置7を開成状態とすることでこの大当たり動作中に多数の打球が入賞し得るようにするものである。 【0012】この大当たり動作が終了した後、ステップ(15)にてまた特典乱数であるかどうかが判別され、特典乱数であればステップ(16)にて大当たり発生確率を上昇させ高確率設定にすると同時に、始動口5の開放時間を延長し、該始動口への入賞が容易となるようする特典設定がなされ、特典乱数でなければステップ(17)にてそのような特典のない通常設定がなされる。そしてステップ(18)にてさらに特定図柄乱数であるかどうかを判別し、特定図柄乱数である場合はステップ(19)にて図柄変動表示器2に特典付与中であることを表示し遊技者にこれを知らしめる。また、ステップ(18)にて特定図柄乱数でないと判別された場合はこのような表示をすることなく終了し、次に始動口に入賞するのが待たれる。 【0013】このように構成したパチンコ遊技機では、大当たりを発生させた停止図柄が特定図柄であったときに特典が付与されるようになるだけでなく、特定図柄でなかったときでも遊技者には報知されないものの特典が付与されることが適宜確率にて稀にあるようにしたことから、特定図柄でなかったとしても実際には特典が付与されていて大当たりの発生確率が高く設定されることもあるので、遊技者は常に期待感を持って遊技することができる。このため従来のように通常図柄による大当たり動作終了後に遊技者が直ちに遊技を止めてしまうようなことが少なくなり、継続して遊技されることが多くなってパチンコ遊技店の売上増加にも繋がるようになる。なお特定図柄以外で大当たりを発生させた場合でも特典が付与される確率は、機種に応じて適宜設定することができるが、1/4〜1/50程度が適当であろうと思われる。 【0014】また、上記パチンコ遊技機では、遊技者にとって有利な特典として、大当たり発生確率を上昇させる高確率設定、および、始動口5の開放時間延長設定としたが、そのいずれか一方のみとしてもよく、或いは、このような特典に限らず遊技者にとって有利となる種々の特典を付与するようにできる。 【0015】 【発明の効果】以上実施形態について説明したように本発明の遊技機は、特定図柄で大当たりを発生させた場合だけでなく、遊技者には報知されなくともその大当たり動作終了後に特典が付与されることがあるようにしたので、常に期待感を持って遊技することができパチンコ遊技の興趣を一層増大させる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000161806 【氏名又は名称】京楽産業株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区尾頭橋3丁目20番8号
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| 【出願日】 |
平成13年9月12日(2001.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112531 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 浩二
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| 【公開番号】 |
特開2003−79871(P2003−79871A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−277123(P2001−277123) |
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