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【発明の名称】 弾球遊技機
【発明者】 【氏名】内ヶ島 敏博
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内

【氏名】内ヶ島 隆寛
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内

【要約】 【課題】確率変動の有無を示す判定図柄の予測を困難にする。

【解決手段】図柄表示装置15は、すべての判定図柄をLCDパネル16aの1画面に表示し、それら表示されている判定図柄の中の1つを個別選択カーソルkで囲むことにより他の判定図柄とは差別状態で確定表示して、差別状態で確定表示されている判定図柄が表象する特典遊技の有無(確率変動の有無)を報知する。すべての判定図柄を1画面に同時に表示して、その中の1つを確定表示することにより確率変動の有無を報知するので、どの判定図柄が最終的に選択されるかを遊技者に予測不能にでき、確率変動の発生に対する期待感を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球が始動領域に進入したことを契機として選択される乱数値に基づいて当たり外れの判定を行う判定手段と、特別図柄を変動表示した後に当たりを示す態様(以下、「大当たり図柄」)又は外れを示す態様(以下、「外れ図柄」)で確定表示することで前記判定の結果を表示する特別図柄表示手段と、前記判定が当たりであったことを必須条件として遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、前記判定が当たりであると前記特別遊技とは別の特典遊技の有無を判定する特典判定手段と、判定図柄を使用して前記特典判定手段による判定結果を表示する特典表示手段と、前記特典判定手段が特典遊技有りと判定したことを必須条件として前記特典表示手段による前記判定結果の表示後に前記特典遊技を実行する特典遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記特典表示手段は、すべての前記判定図柄を1画面に表示し、それら表示されている前記判定図柄の中の1つを他の前記判定図柄とは差別状態で確定表示することにより、該差別状態で確定表示されている前記判定図柄が表象する前記特典遊技の有無を報知することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記判定図柄の中の1つを他の前記判定図柄とは差別状態で表示する際には、該1つの判定図柄又は該判定図柄の周囲を他の前記判定図柄とは異なる状態で表示することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項3】 請求項1又は2記載の弾球遊技機において、前記判定図柄として、前記変動表示中又は前記確定表示時の前記特別図柄を縮小させた図柄を用いることを特徴とする弾球遊技機。
【請求項4】 請求項1又は2記載の弾球遊技機において、前記判定図柄として、前記変動表示中又は前記確定表示時の前記特別図柄の一部を拡大させた図柄を用いることを特徴とする弾球遊技機。
【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の弾球遊技機において、前記判定図柄又は前記判定図柄の周囲もしくは背景によって、前記特典遊技が実行される確率が高いこと又は確実に実行されることを報知することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記判定図柄を前記差別状態で表示する選択エリアを移動させた後に確定停止することで、前記判定図柄の中の1つを他の前記判定図柄とは差別状態で確定表示することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項7】 請求項6記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記選択エリアの移動方向又は移動コマ数によって区別される複数の移動パターンから、1回の前記特典遊技有無の報知動作毎に1パターンを選択して使用することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項8】 請求項6又は7記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記特典遊技有無の報知動作の初期には前記選択エリアを複数の前記判定図柄が同時に含まれるサイズとし、その後段階的に小さくして、最終的に1つの前記判定図柄に対応するサイズにすることを特徴とする弾球遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機例えばパチンコ機には、遊技球が始動領域(例えば始動口)に進入したことを契機として選択される乱数値に基づいて当たり外れの判定を行う判定手段、特別図柄を変動表示した後に当たりを示す態様(大当たり図柄)又は外れを示す態様(外れ図柄)で確定表示することで判定の結果を表示する特別図柄表示手段(例えば図柄表示装置)、判定が当たりであったことを必須条件として遊技者に有利な特別遊技(例えば大入賞口を開放する遊技)を実行する特別遊技実行手段、判定手段による判定が当たりであると特別遊技とは別の特典遊技(例えば高確率遊技、時短遊技)の有無を判定する特典判定手段、判定図柄を使用して特典判定手段による判定結果を表示する特典表示手段(例えば図柄表示装置)及び特典判定手段が特典遊技有りと判定したことを必須条件として特典表示手段による判定結果の表示後(例えば特別遊技の終了後)に特典遊技を実行する特典遊技実行手段を備えるものが多い。
【0003】従来、判定図柄による特典遊技の有無の表示は、全部の判定図柄のうちの一部の判定図柄を1画面に表示し、それをスクロールすることによって判定図柄の表示を変更し、最終的に例えば停止表示された判定図柄の種類によって特典遊技の有無を報知していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のように判定図柄をスクロール表示した後に確定させる手法であると、スクロール速度の変化及びその変化時に表示されている判定図柄等から最終的に確定される判定図柄をおおよそ予測することが可能であり、興趣に欠ける点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、遊技球が始動領域に進入したことを契機として選択される乱数値に基づいて当たり外れの判定を行う判定手段と、特別図柄を変動表示した後に当たりを示す態様(大当たり図柄)又は外れを示す態様(外れ図柄)で確定表示することで前記判定の結果を表示する特別図柄表示手段と、前記判定が当たりであったことを必須条件として遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、前記判定が当たりであると前記特別遊技とは別の特典遊技の有無を判定する特典判定手段と、判定図柄を使用して前記特典判定手段による判定結果を表示する特典表示手段と、前記特典判定手段が特典遊技有りと判定したことを必須条件として前記特典表示手段による前記判定結果の表示後に前記特典遊技を実行する特典遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記特典表示手段は、すべての前記判定図柄を1画面に表示し、それら表示されている前記判定図柄の中の1つを他の前記判定図柄とは差別状態で確定表示することにより、該差別状態で確定表示されている前記判定図柄が表象する前記特典遊技の有無を報知することを特徴とする。
【0006】すべての判定図柄を1画面に同時に表示するので、特典遊技の有無に関する表示上の確率を、特典遊技有りを表彰する判定図柄(特典図柄)と特典遊技無しを表彰する判定図柄(非特典図柄)との個数比率で、例えば半々であること等を示すことができる。
【0007】また、すべての判定図柄を1画面に同時に表示して、その中の1つを確定表示することにより特典遊技の有無を報知するので、どの判定図柄が最終的に選択されるかを遊技者に予測不能にでき、特典遊技の発生に対する期待感を向上させることができる。
【0008】1つの判定図柄を他とは差別状態で表示する手法は特に限定されないが、例えば請求項2記載のように、1つの判定図柄又はその判定図柄の周囲を他の判定図柄とは異なる状態で、例えば判定図柄自体の色、判定図柄の背景又は周囲の色を他とは異ならせたり、その判定図柄だけを選択枠で囲んだりして表示するとよい。
【0009】判定図柄は、特別図柄とは無関係であってもよいが、例えば請求項3又は4に記載のように特別図柄とに何らかの関連性を持たせることも可能である。請求項3記載のように、前記判定図柄として、前記変動表示中又は前記確定表示時の前記特別図柄を縮小させた図柄を用いる場合には、判定図柄に対する認識を深くすることができ、また判定図柄の示す意味合い(特典遊技が発生するか否か)を理解しやすくすることができる。
【0010】請求項4記載のように、前記判定図柄として、前記変動表示中又は前記確定表示時の前記特別図柄の一部を拡大させた図柄を用いる場合には、判定図柄の判別が難しくなるので、最終的に1つの判定図柄が差別状態で確定表示されるまで特典遊技が発生するか否かについての期待感を長時間持たせることができる。
【0011】請求項5記載の弾球遊技機は、請求項1ないし4のいずれか記載の弾球遊技機において、前記判定図柄又は前記判定図柄の周囲もしくは背景によって、前記特典遊技が実行される確率が高いこと又は確実に実行されることを報知するので、特典遊技に対する期待感を飛躍的に向上させることができる。
【0012】ところで、判定図柄を1画面に同時に表示(一覧表示)して、その中から1つを特定して確定表示する場合、いきなり1つを確定表示してもよいが、それでは面白みが小さい。これに対しては請求項6〜7の構成が良好である。請求項6記載の弾球遊技機は、請求項1ないし5のいずれか記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記判定図柄を前記差別状態で表示する選択エリアを移動させた後に確定停止することで、前記判定図柄の中の1つを他の前記判定図柄とは差別状態で確定表示するので、1つの判定図柄を確定表示するまでの表示における面白さを高めることができる。
【0013】請求項7記載の弾球遊技機は、請求項6記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記選択エリアの移動方向又は移動コマ数によって区別される複数の移動パターンから、1回の前記特典遊技有無の報知動作毎に1パターンを選択して使用するので、判定図柄を判別し難くし、最終的に最終的に1つの判定図柄が差別状態で確定表示されるまで特典遊技が発生するか否かについての期待感を長時間持たせることができる。
【0014】請求項8記載の弾球遊技機は、請求項6又は7記載の弾球遊技機において、前記特典表示手段は、前記特典遊技有無の報知動作の初期には前記選択エリアを複数の前記判定図柄が同時に含まれるサイズとし、その後段階的に小さくして、最終的に1つの前記判定図柄に対応するサイズにするので、報知を複数の段階に分けて表現できる。これにより、特典遊技の有無の報知に対する遊技者の期待感を著しく向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0016】
【実施例】図1は弾球遊技機の一種であるパチンコ機の遊技盤10(ガラス越しに見える部分)の正面図である。本実施例では遊技盤10(装着された部品も含む)以外のパチンコ機の機械的な構成(枠装置等)は公知技術に従っているので、図示と説明は省略する。
【0017】遊技盤10の外形はほぼ矩形で、その前面には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。遊技領域13の中央部にはセンターケース14が装着されており、そのセンターケース14にて取り囲まれるようにして図柄表示装置15(全体の図示は省略)のLCDパネル16aが組み付けられている。図柄表示装置15は、特別図柄表示手段及び特典表示手段に該当する。センターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
【0018】センターケース14の左右上方にはランプ風車19が設置され、それらの下方にはゲート(通過口)21と風車20が設置されている。また、ゲート21の横の内レール12沿いには、電飾24と普通入賞口25とが一体化されたサイドユニット26が設置されている。
【0019】センターケース14の下方にはチューリップ式の可変入賞装置である普通電動役物28が設置されている。この普通電動役物28は始動領域となる。また、普通電動役物28には、遊技球がゲート21を通過したことに起因して普通図柄を変動した後に静止表示する普通図柄表示器29が付属している。
【0020】普通電動役物28は、普通図柄表示器29で当たりの普通図柄が確定表示されると設定時間だけ開放される。本実施例ではこの設定時間は、通常確率モードでは約0.3秒であるが高確率モード(又は時短遊技)では約2.6秒とされる。ただし、1開放中に3個の入賞があると、前記時間に達しなくとも開放が終了する。通常確率モードと高確率モードについては後述する。
【0021】普通電動役物28の下方には、開閉板31にて開閉される大入賞口32(図示は開閉板31を手前に倒して大入賞口32を開放した状態である。)と左右の普通入賞口33とを備える大入賞装置35が配され、盤面最下部にはアウト穴36が設けられている。
【0022】なお、遊技盤10には、多数の遊技釘が植設されているが、これらは周知であるので図示と説明を省略する。本実施例のパチンコ機の制御系は図2の通りに構成されている。このパチンコ機は、主制御基板40、賞球制御基板42、発射制御基板44、音制御基板46、ランプ制御基板48及び画像制御基板50を備えている。詳細の図示は省略するが、これらの制御基板はいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御基板40には各種の判定や選択に使用する乱数カウンタ(複数)が備えられ、音制御基板46には音源ICが備わっている。
【0023】主制御基板40(そのCPU)は、判定手段、特典判定手段、特別遊技実行手段及び特典遊技実行手段として機能するが、その詳細は後述する。この主制御基板40には、下球皿が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ(満タンSW)、球タンクが空状態になったことを検出する補給スイッチ(補給SW)、発射ハンドルに遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチスイッチ(タッチSW)、遊技球が大入賞口32の内部に設けられている特定領域を通過したことを検出するVスイッチ(VSW)、大入賞口32への入賞球を検出するカウントスイッチ(カウントSW)、普通入賞口25、33への入賞球をそれぞれ検出する賞球払い出しスイッチ(賞球払い出しSW)、普通電動役物28への入賞球を検出する第1種始動口スイッチ(第1種始動口SW)、遊技球がゲート21を通過したことを検出する普通図柄作動スイッチ(普通図柄作動SW)等の検出信号が入力される。
【0024】主制御基板40は搭載しているプログラムに従って動作し、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して賞球制御基板42、発射制御基板44、音制御基板46、ランプ制御基板48、画像制御基板50に出力することでこれらに各種の指令を与えたり、普通電動役物28を開閉する普通役物ソレノイド、大入賞装置35の特定領域を開閉するVソレノイド及び開閉板31を駆動する大入賞口ソレノイドの動作を制御し、また外部接続端子基板を介して外部(ホールコンピュータ)に入賞や大当たり等の情報を出力する。
【0025】賞球制御基板42は、主制御基板40から送られてくるコマンドに応じて玉切モータを稼働させて賞球を払い出させ、またプリペイドカードユニット(いわゆるCRユニット)とデータを送受し、CR精算表示基板から入力される貸出要求に応じて玉切モータを稼働させて貸球を払い出させ、CR精算表示基板の残高表示を制御する。
【0026】発射制御基板44は、主制御基板40から送られてくるコマンド(タッチSWの信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドルの回動信号及び発射停止スイッチ(発射停止SW)の信号に基づいて発射モータを制御して遊技球を発射及び停止させ、タッチランプの点灯を制御する。
【0027】音制御基板46は、主制御基板40から送られてくるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカを駆動して音声を出力する。ランプ制御基板48は、主制御基板40から送られてくるコマンドに応じて普通図柄表示器29の表示を制御するほか、他の各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。
【0028】画像制御基板50は、LCDパネルユニット16及び付属ユニットと共に図柄表示装置15を構成している。上述のLCDパネル16aはLCDパネルユニット16の一部である。画像制御基板50は、主制御基板40から送られてくるコマンドに応じてLCDパネルユニット16すなわちLCDパネル16aの表示を制御する。
【0029】次にパチンコ機の動作を説明する。図3は、主制御基板40(正確にはそのCPU)が約2ミリ秒周期で繰り返し実行するメインルーチンのサブルーチンとして行う、抽選フローのフローチャートである。
【0030】主制御基板40は、この処理では、まず第1種始動口スイッチからの入賞検出信号を受信したか否か、すなわち普通電動役物28に入賞したか否かを判断する(S201)。ここで否定判断なら実質的な処理を行うことなく、本処理からリターンする。
【0031】肯定判断すなわち普通電動役物28に入賞していれば、特別図柄判定用の乱数カウンタの値(特別図柄乱数)及び判定図柄用の乱数カウンタの値(判定図柄乱数)を読み込む(S202)。なお、本実施例のパチンコ機においても、公知のパチンコ機と同様に特別図柄の変動表示中や特別遊技中には保留記憶を行う。
【0032】次に、主制御基板40は、S202で読み込んだ特別図柄乱数が予め設定されている当たり値のいずれかと一致するか否かによって大当たりか否か(一致なら大当たりで、そうでなければ外れ)を判定する(S203、特別図柄判定)。なお、ここでの特別図柄判定には、大当たり確率が約1/60の高確率判定と大当たり確率が約1/320の通常確率判定とがあり、どちらで行うかはその時の設定(高確率設定又は通常確率設定)による。判定確率の設定については後述する。
【0033】特別図柄判定が当たりのときは、判定図柄乱数に基づいて確変判定を行う(本実施例の場合、判定図柄乱数が奇数なら当たり、偶数なら外れ)。なお、特別図柄乱数を使用して確変判定を行うことも可能である。一例を説明すると、特別図柄判定用の当たり値を2種類(確変判定当たり用と確変判定外れ用)設けておいて、特別図柄乱数が確変判定当たり用の当たり値と一致すれば大当たりかつ確変判定当たり、特別図柄乱数が確変判定外れ用の当たり値と一致すれば大当たりであるが確変判定外れ、とする構成である。
【0034】また、確変判定において使用する判定図柄乱数は、上記のように単に当たり外れを決めるだけでなく、判定図柄の選択にも使用してもよい。特別図柄判定が当たりであれば(S203:YES)、特別図柄判定が当たりであったことを示す特別図柄(大当たり図柄)を停止図柄として決め、また確変判定の当たり外れに応じて判定図柄を決める(S204)。本実施例の場合、特別図柄は0〜9の数字図柄を3個並べた形態とされ、いわゆる3桁揃い(000、111、222、333、444、555、666、777、888、999)が大当たり図柄で、これら以外はすべて外れ図柄である。従って、ここでは3桁揃いのいずれか1種類が決定される。なお、これらの特別図柄の構成や形態は実施例のものに限るわけではない。
【0035】次に、大当たり用の変動パターンを選択する(S205)。1つの変動パターンは、特別図柄を構成する3つの数字図柄の停止時間(変動開始から何秒後に停止するか)、リーチの有無(大当たり及びリーチ外れ)、リーチ種類によって異なるリーチ変動の時間等によって形成され、ここではそれを決める処理となる。
【0036】そして、停止図柄、判定図柄及び変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S206)。特別図柄判定が外れであれば(S203:NO)、リーチにするかしないかを決める(S207)。リーチにするなら(S207:YES)、リーチになる外れ図柄(例えば717のように左と右の数字図柄が一致して中が異なる組合せ)を停止図柄として決め(S208)、リーチを含んだ変動パターンを決める(S209)。そして、停止図柄及び変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S206)。なお、S203での特別図柄判定が外れであるので、ここでのコマンドには判定図柄に関わるデータは含まれていない。
【0037】リーチにしないなら(S207:NO)、リーチにならない外れ図柄(例えば775のように左と右の数字図柄が一致しない組合せ)を停止図柄として決め(S210)、リーチを含まない変動パターンを決める(S211)。そして、停止図柄及び変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S206)。なお、S203での特別図柄判定が外れであるので、ここでのコマンドには判定図柄に関わるデータは含まれていない。
【0038】次に図4を参照して特別図柄の表示について説明する。図4に示すように、画像制御基板50(厳密にはそのCPU)は、まず主制御基板40からの図柄コマンドを受信したか否かを判断し(S231)、図柄コマンドを受信していなければ本処理を終了する。
【0039】図柄コマンドを受信したときには(S231:YES)、パターン選択用の乱数を抽出する(S232)。続いて、図柄コマンドに含まれている停止図柄に基づいて大当たりか否かを判断する(S233)。
【0040】大当たりなら(S233:YES)、図柄コマンドに含まれている判定図柄に基づいて確率変動か否かを判断する(S234)。ここで確率変動なら(S234:YES)、パターン選択用の乱数に基づいて確率変動用パターンを選択し(S235)、確率変動でなければ(S234:NO)、パターン選択用の乱数に基づいて非確率変動用パターンを選択する(S236)。
【0041】大当たりでないときは(S233:NO)、図柄コマンドに含まれている停止図柄に基づいてリーチの有無を判断し(S237)、リーチ有りなら(S237:YES)、パターン選択用の乱数に基づいてリーチ用変動パターンを選択し(S238)、リーチ無しなら(S237:NO)、パターン選択用の乱数に基づいて外れ用変動パターンを選択する(S239)。
【0042】S235、S236、S238又はS239で選択される変動パターンは、図柄コマンドにて指示された変動時間に対して、具体的にどのような表示動作をするかのパターンであり、これらの変動パターンに従って、画像制御基板50(そのCPU)がLCDパネルユニット16を制御することで、LCDパネル16a上において数字図柄が変動表示(例えばスクロール表示)され、順に停止表示(本実施例では左図柄、右図柄、中図柄の順で停止表示)される(S240)。左図柄と右図柄が停止表示されたときにこれらが揃っていればリーチとなり、S235、S236又はS238の変動パターンによるリーチアクション等が表示される。そして、最終的に中図柄も停止されて2つの図柄が確定表示になれば、図柄コマンドで指示された停止図柄の確定であり、これによって大当たり又は外れが表示される。
【0043】当たり図柄が確定表示された後には特別遊技が実行されるが、本実施例の場合、大当たりのときに選択される変動パターン(S235、S236)には判定図柄の表示パターンも含まれており、当たり図柄の確定表示に続いて判定図柄の表示が行われる。そして、判定図柄の表示が終了してから特別遊技の開始となる。特別遊技に先立って判定図柄の表示(確率変動するか否かの表示)を行う場合、特別図柄に関する変動パターンに判定図柄の表示パターンも付加した方が、コマンドの数を増やさずに行うことができるというメリットがある。
【0044】当たり図柄の確定表示に続いて、LCDパネル16aに図5(a)、(b)、(c)に示すように判定図柄の一覧表示がなされる。図中「A」で示すのは確率変動有りを示す確変図柄(特典図柄に該当)、同じく「B」は確率変動無しを示す非確変図柄(非特典図柄に該当)である。説明を簡明にするために、確変図柄を「A」、非確変図柄を「B」で示しているが、実際には確変図柄、非確変図柄とも何種類かあり、それぞれに図案等が異なっている。また、図5(a)、(b)、(c)は確変図柄と非確変図柄の配置のパターンを異ならせた例であり、実際にはこのように何種類の配置パターンのいずれか1種類がLCDパネル16aに表示される。どの配置パターンを使用するかは、例えばS232の乱数値によって選択され、毎回異なる(たまたま同じ配置が続くこともある)。
【0045】図5の一覧表示に続いて、図6に示すように複数選択カーソルKが表示される。複数選択カーソルKは、判定図柄(確変図柄及び非確変図柄)4個を囲むサイズで、時間の経過に伴って、図6、図7、図8、図9、図10、図11のように表示位置が変化する。そして、複数選択カーソルKは図6〜図11のいずれかの位置で停止する。なお、各図の(a)、(b)、(c)は互いに対応している。
【0046】複数選択カーソルKは、その停止を遊技者に認識させるに十分な時間(例えば1秒程度)を経過した後に消滅して、判定図柄(確変図柄及び非確変図柄)1個を囲む寸法の個別選択カーソルkが表示される。この個別選択カーソルkは、複数選択カーソルKが停止して消滅するときに囲んでいた4個の判定図柄(確変図柄及び非確変図柄)の範囲でのみ移動する。
【0047】例えば複数選択カーソルKが図6(a)で停止して消滅したとすると、図12に示すように、個別選択カーソルkは左から1番目と2番目の上下4個で構成されるグループ内だけで図12(a)〜(d)のように移動する。この移動が通常は複数回繰り返されて、やがて個別選択カーソルkがどれか1つの判定図柄(確変図柄及び非確変図柄)の外枠となった形態で移動を停止する。このようにして最終的に個別選択カーソルkが停止した判定図柄(確変図柄及び非確変図柄)によって確率変動有り又は確率変動無しが報知される。なお、複数選択カーソルKは選択エリアを複数の判定図柄が同時に含まれるサイズとしたときに該当し、個別選択カーソルkは最終的に1つの判定図柄に対応するサイズにしたときに該当する。
【0048】上述のようにして当たり図柄が確定表示されると(特別図柄判定の結果が当たりであると)、本例の場合は判定図柄の確定表示後に特別遊技(大当たり遊技)が実行されるので、主制御基板40が実行する特別遊技ルーチン(図13)に従って説明する。なお、本実施例で実行される特別遊技自体は、第一種と呼ばれる形式の公知のパチンコ機と同様である。
【0049】図13に示すように、主制御基板40は、まず大当たり遊技のスタートか否かを判断する(S301)。ここでは、少なくとも特別図柄判定の結果が当たりであったことと判定図柄が確定表示になっていること(図柄コマンドの時間的なデータから判断される)を確認し、両条件が満たされていれば大当たり遊技のスタートと判断する。
【0050】S301に続いて、大当たり遊技の実行に関わる各種の処理、例えば大入賞口32の開閉制御やLCDパネル16aに大当たりファンファーレ画面、ラウンド数、大当たり図柄、カウント数、特定領域の通過表示、インターバル画面等を表示させるコマンドを生成して画像制御基板50に送出する処理等の各種の処理を行う(S302)。
【0051】本実施例の場合、大入賞口32の1開放時間は約28秒であるが、ここへの入賞球が規定数(本実施例では10球)に達すれば28秒に達していなくても閉鎖される。大入賞口32が閉鎖されて1ラウンドが終了すると、主制御基板40は、そのラウンド中の大入賞口32への入賞球のいずれかが特別領域を通過したか否か(Vスイッチで検出されたか否か)を判断し、特別領域を通過していれば大入賞口32を再び開放する(次のラウンドが開始される)。ただし、大入賞口32の開放回数が規定数(本実施例では15ラウンド)まで達した場合は、特別領域を通過していても大入賞口32は再開放されない(大当たり遊技が終了する)。また、大入賞口32への入賞球のいずれも特定領域を通過していないときも、大入賞口32は再開放されない(大当たり遊技が終了する)。なお、これらの処理は、S302が多数回繰り返されることで実行されるものである。
【0052】そして、例えば大入賞口32の開放回数が規定回数(本実施例では15ラウンド)まで達して、或いは大入賞口32に入賞した遊技球が特定領域を通過しなかったために特別遊技の終了となれば(S303:YES)、S305の処理に移行する。本実施例では説明を簡明にするためにS302〜S303のループとしているが、実際にはS303で否定判断のときには他の処理(図示と説明は省略)に回って、適宜S302に戻ってくる構成である。
【0053】そして、上記の判定図柄として確変図柄が確定表示されているか否か(実際には、主制御基板40が確変図柄を指示しているか否か)を判断し(S305)、肯定判断であれば判定確率を高確率に設定する(S306)。一方、S305で否定判断のときには通常確率に設定する(S307)。
【0054】なお、本実施例では特別図柄判定で当たりになるとこのような特別遊技が行われるが、この判定で当たったことを条件として実行される特別遊技の形態はこれに限るわけではない。この実施例によれば、特典表示手段に該当する図柄表示装置15は、すべての判定図柄をLCDパネル16aの1画面に表示し、それら表示されている判定図柄の中の1つを個別選択カーソルkで囲むことにより他の判定図柄とは差別状態で確定表示して、差別状態で確定表示されている判定図柄が表象する特典遊技の有無(確率変動の有無)を報知する。
【0055】すべての判定図柄を1画面に同時に表示するので、確率変動の有無に関する表示上の確率を、確率変動有りを表彰する判定図柄(確変図柄)と確率変動無しを表彰する判定図柄(非確変図柄)との個数比率で、本例の場合は半々であること等を示すことができる。
【0056】また、すべての判定図柄を1画面に同時に表示して、その中の1つを確定表示することにより確率変動の有無を報知するので、どの判定図柄が最終的に選択されるかを遊技者に予測不能にでき、確率変動の発生に対する期待感を向上させることができる。
【0057】さらに、このパチンコ機では、判定図柄を差別状態で表示する選択カーソルkを移動させた後に確定停止することで、一覧表示されている判定図柄の中の1つを他の判定図柄とは差別状態で確定表示するので、1つの判定図柄を確定表示するまでの表示における面白さを高めることができる。
【0058】特に、確率変動有無の報知動作の初期には複数選択カーソルKを用いて一覧表示の中のいくつか(実施例では4個)の判定図柄を確定表示の候補とし、次には判定図柄1個分の個別選択カーソルkを用いてそれら候補の中から1つの判定図柄を選択して確定表示するので、例えば図6(c)や図10(b)で例示されるような状態で複数選択カーソルKが停止した場合には、確率変動有無の報知に対する遊技者の期待感を著しく向上させることができる。一方、図6(a)や図6(b)で複数選択カーソルKが停止しても、その後の個別選択カーソルkの動き次第では確率変動の可能性があるので、遊技者が諦めてしまうこともない。つまり、個別選択カーソルkが完全停止して判定図柄が確定表示になるまでは、遊技者に期待感を持たせて楽しませることができる。
(制御処理の変形例1)実施例では特別遊技に先立って判定図柄の表示動作を行ったが、これを特別遊技の終了後(ただし、遊技状態になる前の例えば大当たり終了インターバル時等)に行ってもよい。その際の主制御基板40による抽選処理等は図3と同様でよいが、画像制御基板50の処理は図4とは異なってくる。なお、主制御基板40は、判定図柄に関するデータを含まない図柄コマンドを画像制御基板50に送信して特別図柄の表示動作を行わせ、特別遊技の終了後に判定図柄の表示に関する再変動コマンドを画像制御基板50に送信して判定図柄の表示動作を行わせる。画像制御基板50が実行する特別図柄の表示処理については図4と同様であるから、判定図柄の表示処理を図14の表示フロー2に従って説明する。
【0059】図14に示すように、画像制御基板50(厳密にはそのCPU)は、まず主制御基板40からの再変動コマンドを受信したか否かを判断し(S331)、再変動図柄コマンドを受信していなければ本処理を終了する。図柄コマンドを受信したときには(S331:YES)、パターン選択用の乱数を抽出する(S332)。
【0060】続いて、再変動コマンドに含まれている判定図柄が確変図柄か非確変図柄かに基づいて確率変動か否かを判断する(S333)。確率変動なら(S333:YES)、パターン選択用の乱数に基づいて確率変動用再変動パターンを選択し(S334)、確率変動でなければ(S333:NO)、パターン選択用の乱数に基づいて非確率変動用再変動パターンを選択する(S335)。S334又はS335の再変動パターンは、再変動コマンドにて指示された変動時間に対して、具体的にどのような表示動作をするかのパターンであり、これらの再変動パターンに従って、画像制御基板50(そのCPU)がLCDパネルユニット16を制御することで、LCDパネル16a上において判定図柄の一覧表示、その中から1つの判定図柄を確定表示する表示が行われる。具体的な表示内容は実施例と同様であるので、図5〜12を参照されたい。
【0061】このように特別遊技の終了後に再変動として判定図柄を表示する場合には、主制御基板40が2回のコマンド(特別図柄のための図柄コマンドと再変動コマンド)を出さねばならないが、確率変動の有無を報知する表示動作によって、特別遊技の終了後にも遊技者を楽しませることができる。
(制御処理の変形例2)また、実施例では、図3に示すフローにおいて特別図柄判定が大当たりのとき(S203:YES)に、主制御基板40は大当たり用変動パターンを選択(S205)し、判定図柄に関する変動パターンは図4に示すとおり画像制御基板50が選択(S235、S236)しているが、判定図柄に関する変動パターンまでも主制御基板40が選択する構成としてもよい。その一例を図15を参照して説明する。
【0062】図15の例では、主制御基板40は、まず第1種始動口スイッチからの入賞検出信号を受信したか否かを判断し(S241)、肯定判断なら特別図柄判定用の乱数カウンタの値(特別図柄乱数)及び判定図柄用の乱数カウンタの値(判定図柄乱数)を読み込んで(S242)、主制御基板40は、S242で読み込んだ特別図柄乱数がに基づいて大当たりか否かを判定する(S243)。なお、S243では、特別図柄判定が当たりであったことを前提として、判定図柄乱数に基づく確変判定も行う。特別図柄判定が当たりであれば(S243:YES)、特別図柄判定が当たりであったことを示す特別図柄(大当たり図柄)を停止図柄として決め、また確変判定の当たり外れに応じて判定図柄を決める(S244)。これらS241〜S244の詳細は、図3のS201〜S204と同様である。
【0063】S244に続いて、確率変動か否か(確変判定が当たりであったか否か)を判断し(S245)、肯定判断なら確率変動用パターンを選択する(S246)。この確率変動用パターンには、特別図柄(停止図柄)、判定図柄(確変図柄)、特別図柄の変動パターン及び判定図柄の変動パターンが含まれている。つまり、実施例のS205における変動パターンに判定図柄の変動パターンを追加した構成である。
【0064】そして、停止図柄、判定図柄、特別図柄の変動パターン及び判定図柄の変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S248)。S245で否定判断なら非確率変動用パターンを選択する(S248)。この非確率変動用パターンは、判定図柄が非確変図柄である点を除けば(変動時間などは異なるが)、構成要素は確率変動用パターンと同じである。そして、停止図柄、判定図柄、特別図柄の変動パターン及び判定図柄の変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S248)。
【0065】特別図柄判定が外れであれば(S243:NO)、リーチにするかしないかを決める(S249)。リーチにするなら(S249:YES)、リーチになる外れ図柄を停止図柄として決め(S250)、リーチを含んだ変動パターンを決める(S251)。そして、停止図柄及び変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S247)。なお、S243での特別図柄判定が外れであるので、ここでのコマンドには判定図柄に関わるデータは含まれていない。
【0066】リーチにしないなら(S249:NO)、リーチにならない外れ図柄を停止図柄として決め(S252)、リーチを含まない変動パターンを決める(S253)。そして、停止図柄及び変動パターンのデータを含んだ図柄コマンドを生成して画像制御基板50に送信する(S247)。なお、S243での特別図柄判定が外れであるので、ここでのコマンドには判定図柄に関わるデータは含まれていない。
【0067】なお、S249〜S253及びS247の詳細は、図3のS207〜S211及びS206と同様である。図柄コマンドに対応する図柄制御基板50の処理は図4とほぼ同じであるが、この例では判定図柄の変動パターン(変動時間)までも指定されているので、図柄制御基板50は変動時間に対応させて具体的な表示動作を決めるだけでよい。
【0068】本例のように構成した場合、主制御基板40の処理が若干増えるが、判定図柄の変動パターンまでも指示するので、主制御基板40では特別図柄の表示から判定図柄の表示までの一連の時間管理が容易になる。また、判定図柄の変動パターンまでも含んで図柄コマンドとするので、判定図柄についてのコマンドを図柄コマンドとは別に出す必要がなく、コマンドの数を増やさずに済む。
(判定図柄表示の変形例1)実施例では、複数選択カーソルKが停止した後の個別選択カーソルkの動きは、複数選択カーソルKで選択された(候補となった)4個の判定図柄において左上、右上、左下、右下の順であったが、図16に例示するように、左上、左下、右上、右下の順にすることもできる。また、これら以外の順番で個別選択カーソルkを移動させてもよい。
(判定図柄表示の変形例2)実施例のように複数選択カーソルKを使用せずに、最初から個別選択カーソルkを表示してもよい。
【0069】その場合の個別選択カーソルkの移動順序は、例えば図17に示すように上、下、上、下の順で左から右に移動したり((a)〜(n)の順)、図18に示すように上段を左から右へ移動してから((a)〜(f))下段を左から右へ移動する((g)〜(n))といったものを採用できる。というまでもないが、これら以外の移動順序でも構わない。
(判定図柄表示の変形例3)また、実施例では判定図柄の一覧配置を2行6列としているが、他の配置形態とすることもできる。例えば図19に示すように、判定図柄の一覧配置を3行4列にすることもできる。このように配置すれば、判定図柄4個サイズの複数選択カーソルKを使用する場合において、その選択範囲を12種類(実施例の場合は7種類)とすることができ、バリエーションが豊富になる。
【0070】なお、この例は(実施例も)判定図柄の総数を12個としているので上述のような行列構成になるが、判定図柄の総数に応じて適宜の一覧配置とできることは言うまでもない。
(判定図柄表示の変形例4)図20に示すのは、特別図柄を縮小したものを判定図柄として使用する例である。このように特別図柄の縮小図を使用すれば、判定図柄に対する認識を深くすることができ、また判定図柄の示す意味合い(特典遊技が発生するか否か)を理解しやすくすることができる。
【0071】また、(a)は個別選択カーソルkの移動時(未確定時)を示し、(b)は確定時を示しているが、判定図柄の確定を判定図柄の背景色(個別選択カーソルkの内側)を変化させて報知するので、確定であることを明瞭に報知できる。また、図示は省略するが、判定図柄として、変動表示中又は確定表示時の特別図柄の一部を拡大させた図柄を用いることもできる。特別図柄の一部を拡大させた図柄を判定図柄とすると、判定図柄の判別が難しくなるので、最終的に1つの判定図柄が差別状態で確定表示されるまで特典遊技が発生するか否かについての期待感を長時間持たせることができる。
【0072】以上、実施例及び変形例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。例えば判定図柄又は判定図柄の周囲もしくは背景によって、特典遊技が実行される確率が高いこと又は確実に実行されることを報知することで、特典遊技に対する期待感を向上させることもできる。
【0073】また、実施例では、複数選択カーソルKで選択を行なった後に、個別選択カーソルkで1つの判定図柄を選択しているが、例えば、まず個別選択カーソルkでの選択を行ない(この場合、表示上の確変確率は50%)、その後に確変への期待を向上させるために複数選択カーソルKで選択(表示上の確変確率は25%〜100%)を行ない、再度個別選択カーソルkで1つの判定図柄を選択させるというように、選択構造を複雑化してもよい。それによって、遊技者に複数回のチャンスを与えられたと感じさせることができる。
【0074】或いは、特別図柄確定表示後の特別遊技前に複数選択カーソルKによる選択を行ない、特別遊技後の大当たり終了インターバル中に個別選択カーソルkによる選択を行なうというように、判定図柄の選択表示を特別遊技の前後に分割して行なうこともでき、確率変動(特典遊技)の期待感が高い状態を特別遊技中にも維持できる。
【出願人】 【識別番号】395018239
【氏名又は名称】株式会社高尾
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地
【出願日】 平成13年9月12日(2001.9.12)
【代理人】 【識別番号】100082500
【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉
【公開番号】 特開2003−79870(P2003−79870A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−276527(P2001−276527)