| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】平松 健二 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町二丁目3014番地の8 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】遊技者が獲得した有利な権利を使い切ることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】確率変動機能の作動中に非特定図柄表示が行われると、変動回数カウンタ33aに記憶されている特別図柄の変動回数をそのまま保持し、特別図柄の変動回数が規定回数に達するまで、確率変動機能を継続する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1の所定条件が成立すると、図柄変動回数が規定回数に達するまで、特定遊技状態を継続させる特定遊技状態継続手段と、前記特定遊技状態中に前記第1の所定条件が成立すると、前記図柄変動回数のカウント値をリセットするリセット手段と、前記特定遊技状態中に第2の所定条件が成立すると、前記図柄変動回数のカウント値をそのまま保持する保持手段とを備えることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 図柄変動時に特定図柄が表示すると、前記図柄変動回数が規定回数に達するまで、確率変動状態を継続させる確率変動状態継続手段と、前記確率変動状態中に前記特定図柄が表示すると、前記図柄変動回数のカウント値をリセットするリセット手段と、前記確率変動状態中に非特定図柄が表示すると、前記図柄変動回数のカウント値をそのまま保持する保持手段とを備えることを特徴とする遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に、パチンコ機に適用して好適なものである。 【0002】 【従来の技術】従来のパチンコ機では、遊技者の次の大当たりの期待感を高揚させるために、確率変動機能を設けたものがある。ここで、確率変動機能の終了条件として、(1)次回の大入賞口が開放した時点で終了させる(2)予め設定された規定回数の特別図柄の変動が終了した時点で終了させる(回数切り)という方法があった。 【0003】図5は、従来のパチンコ機の確率変動動作を示すシーケンス図である。図5(a)において、始動入賞により特別図柄が変動し、大当たりと判定されると、特別図柄表示画面に特別図柄が表示され、大入賞口が開放される(T21)。ここで、特別図柄表示画面に表示される特別図柄が特定図柄の場合、大入賞口が閉口した後、確率変動機能が作動し(T22)、次回以降の大当たりになる確率が高くなるように設定されるとともに、回数切りを行なうためのカウント値が初期化される。 【0004】次に、始動入賞により特別図柄の変動が繰り返され、再び大当たりと判定されると、特別図柄表示画面に特別図柄が表示され、大入賞口が開放される(T23)。ここで、特別図柄表示画面に表示される特別図柄が特定図柄の場合、回数切りを行なうためのカウント値がリセットされた上で(T24)、確率変動機能がそのまま維持される。 【0005】そして、始動入賞により特別図柄の変動を繰り返し、特別図柄の変動回数が規定回数に達すると、確率変動機能が停止する(T25)。一方、図5(b)において、始動入賞により特別図柄が変動し、特別図柄表示画面に特別図柄が表示され(T31)、確率変動機能が作動した後(T32)、再び大当たりと判定されると、特別図柄表示画面に特別図柄が表示される。 【0006】ここで、特別図柄として非特定図柄が表示されると(T33)、確率変動機能が停止され、その後に大入賞口が閉口しても(T34)、確率変動機能は作動しない。このように、従来のパチンコ機では、大当たり時に特定図柄を表示させ、次回以降大当たりになる確率を高くすることにより、遊技者の次の大当たりの期待感を高揚させることができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のパチンコ機では、図5(b)に示すように、特定図柄が表示され、遊技者の次の大当たりの期待感が高揚した場合においても、その後に非特定図柄が表示されると、確率変動機能が停止する。このため、それ以前の特定図柄確立時に発生した確率変動の回数切りの条件が未だ満たされていないにもかかわらず、それ以降の大当たりとなる確率が低下し、遊技者の次の大当たりの期待感が損なわれるという問題があった。 【0008】そこで、本発明の目的は、遊技者が獲得した有利な権利を使い切ることが可能な遊技機を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、請求項1記載の遊技機によれば、第1の所定条件が成立すると、図柄変動回数が規定回数に達するまで、特定遊技状態を継続させる特定遊技状態継続手段と、前記特定遊技状態中に前記第1の所定条件が成立すると、前記図柄変動回数のカウント値をリセットするリセット手段と、前記特定遊技状態中に第2の所定条件が成立すると、前記図柄変動回数のカウント値をそのまま保持する保持手段とを備えることを特徴とする。 【0010】これにより、特定遊技状態中に第2の所定条件が成立した場合においても、第1の所定条件成立時に発生した特定遊技状態を、その時に設定された図柄の変動回数分だけ継続させることが可能となり、遊技者の意図に反して、遊技者の高揚感が損なわれることを防止することができる。また、請求項2記載の遊技機によれば、図柄変動時に特定図柄が表示すると、前記図柄変動回数が規定回数に達するまで、確率変動状態を継続させる確率変動状態継続手段と、前記確率変動状態中に前記特定図柄が表示すると、前記図柄変動回数のカウント値をリセットするリセット手段と、前記確率変動状態中に非特定図柄が表示すると、前記図柄変動回数のカウント値をそのまま保持する保持手段とを備えることを特徴とする。 【0011】これにより、確率変動状態中に非特定図柄が表示した場合においても、それ以前の特定図柄表示時に発生した確率変動状態を、その時に設定された図柄の変動回数分だけ継続させることが可能となる。このため、非特定図柄の表示時以降も、大当たりとなる高確率状態をそのまま持ち越すことが可能となり、遊技者の次の大当たりの期待感を維持することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る遊技機について、パチンコ機を例にとって説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の構成を示す正面図である。 【0013】図1において、遊技盤10には、遊技球を遊技盤10内に導くガイドレール11、遊技球の移動方向を変化させる釘12および風車13a〜13d、遊技球の入賞に伴って賞球を払い戻すための入賞口14a〜14eおよび大入賞口15、遊技球の通過時に普通図柄を表示させるゲート16a、16b、遊技球の入賞に伴って大当たり判定を始動させる始動口17、遊技球の収集を行うアウト口18、始動入賞時の大当たり判定待ちを知らせるための保留ランプ19、大当たり時などに特別図柄(第1種特別電動役物が作動する図柄)を表示する特別図柄表示画面20、遊技球がゲート16a、16bを通過した時に普通図柄を表示する普通図柄表示部21などが設けられている。 【0014】図2は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機の制御部の概略構成を示すブロック図である。図2において、パチンコ機の制御部には、CPU31、ROM32、RAM33、入力ポート34、出力ポート35、特別図柄始動スイッチ41、普通図柄始動スイッチ42、カウントスイッチ43、継続スイッチ44、特別図柄表示装置51、表示灯制御装置52、音声制御装置53、普通図柄表示装置54、普通電動役物用ソレノイド55、大入賞口用ソレノイド56、賞球装置57および発射装置58が設けられている。 【0015】ここで、特別図柄始動スイッチ41、普通図柄始動スイッチ42、カウントスイッチ43および継続スイッチ44からの信号は、入力ポート34を介してCPU31に入力される。また、RAM33には変動回数カウンタ33aが設けられ、変動回数カウンタ33aは、特別図柄表示画面20に表示される特別図柄の変動回数を記憶する。 【0016】そして、CPU31は、ROM32に格納されているプログラムに従ってこれらの信号を処理し、特別図柄表示装置51、表示灯制御装置52、音声制御装置53、普通図柄表示装置54、普通電動役物用ソレノイド55、大入賞口用ソレノイド56および賞球装置57を制御するための制御信号を、出力ポート35を介して出力する。 【0017】次に、本発明の一実施形態に係るパチンコ機の動作について説明する。図1、2において、遊技者の操作により、遊技球が発射装置58から発射されると、その遊技球がガイドレール11に案内されて、遊技盤10内の上方に放出される。そして、遊技球は、釘12や風車13a〜13dなど当たって移動方向を変えながら、その一部は、入賞口14a〜14eあるいは始動口17に入口する。 【0018】ここで、遊技球が入賞口14a〜14eに入ると、所定数の賞球が遊技者に払い戻される。一方、遊技球が始動口17に入ると、所定数の賞球が遊技者に払い戻されるとともに、特別図柄始動スイッチ41がオンし、その信号が入力ポート34を介してCPU31に送られる。 【0019】CPU31は、特別図柄始動スイッチ41からの信号を受け取ると、その時発生されている大当たり乱数値を取得するとともに、出力ポート35を介して表示灯制御装置52を制御し、保留ランプ19を点灯させる。そして、CPU31は、その時取得した大当たり乱数値を当たり値と比較することにより、大当たり判定を行うとともに、その判定結果に応じた図柄および変動パターンを決定し、その決定結果に対応したコマンドを、出力ポート35を介し特別図柄表示装置51などの各制御基板に送信する。 【0020】ここで、特別図柄表示装置51は、CPU31から送信されたコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した図柄を特別図柄表示画面20に表示させる。そして、CPU31は、大当たり判定の結果、大当たりと判定された場合、特別図柄表示装置51に大当たり表示が行われた後、出力ポート35を介して大入賞口ソレノイド56を動作させ、大入賞口15を開放させる。 【0021】ここで、特別図柄表示画面20には、例えば、1〜12までの数字の3つの組み合わせを表示させることができる。そして、特別図柄として、例えば、“1・1・1”、“2・2・2”、“3・3・3”、“4・4・4”、“5・5・5”、“6・6・6”、“7・7・7”、“8・8・8”、“9・9・9”、“10・10・10”、“11・11・11”、“12・12・12”を表示させ、特定図柄として、例えば、“1・1・1”、“3・3・3”、“5・5・5”、“7・7・7”、“9・9・9”、“11・11・11”(奇数図柄)を表示させ、非特定図柄として、例えば、“2・2・2”、“4・4・4”、“6・6・6”、“8・8・8”、“10・10・10”、“12・12・12”(偶数図柄)を表示させることができる。 【0022】そして、CPU31は、特別図柄表示画面20に特定図柄を表示させて、大入賞口15を開放させる場合、確率変動機能を作動させ、次回以降に始動入賞した際の大当たりとなる確率を高くするとともに、特別図柄の変動回数を変動回数カウンタ33aに記憶する。そして、この大入賞口15に入った遊技球の個数をカウントスイッチ43でカウントし、この個数が所定値に達すると、大入賞口用ソレノイド56をオフして、大入賞口15を閉口させる。 【0023】そして、CPU31は、始動入賞するごとに、特別図柄変動処理を起動するとともに、変動回数カウンタ33aのカウント値をカウントアップし、特別図柄の変動回数が規定回数に達すると、確率変動機能を停止させる。ここで、確率変動機能の作動中に特定図柄表示が行われると、変動回数カウンタ33aに記憶されている特別図柄の変動回数をリセットし、特別図柄の変動回数のカウントを最初からやり直す。 【0024】一方、確率変動機能の作動中に非特定図柄表示が行われると、変動回数カウンタ33aに記憶されている特別図柄の変動回数をそのまま保持し、特別図柄の変動回数が規定回数に達するまで、確率変動機能を継続する。これにより、非特定図柄で大当たりが成立した場合においても、次回以降に大当たりとなる高確率状態をそのまま持ち越すことが可能となり、大当たりが成立したために却って遊技者に不利になるような状態を解消することが可能となる。 【0025】一方、入賞口14a〜14eあるいは始動口17に入らなかった遊技球は、遊技盤10下部に設けられたアウト口18に入り、遊技球の収集が行われる。図3は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機の確率変動動作を示すシーケンス図である。図3(a)において、始動入賞により特別図柄が変動し、大当たりと判定されると、特別図柄表示画面20に特別図柄を表示し、大入賞口15を開放する(T1)。 【0026】ここで、特別図柄表示画面20に表示される特別図柄が特定図柄の場合、大入賞口15が閉口した後、確率変動機能を作動させ(T2)、次回以降の大当たりになる確率が高くなるように設定するとともに、変動回数カウンタ33aを初期化する。次に、始動入賞により特別図柄の変動が繰り返されるごとに、変動回数カウンタ33aのカウント値をカウントアップし、再び大当たりと判定されると、特別図柄表示画面20に特別図柄を表示し、大入賞口20を開放する(T3)。 【0027】ここで、特別図柄表示画面20に表示される特別図柄が特定図柄の場合、変動回数カウンタ33aをリセットした上で(T4)、確率変動機能を再び作動する。そして、始動入賞により特別図柄の変動が繰り返されるごとに、変動回数カウンタ33aのカウント値をカウントアップし、特別図柄の変動回数が規定回数に達すると、確率変動機能を停止する(T5)。 【0028】一方、図3(b)において、始動入賞により特別図柄が変動し、大当たりと判定されると、特別図柄表示画面20に特別図柄を表示し、大入賞口15を開放する(T11)。ここで、特別図柄表示画面20に表示される特別図柄が特定図柄の場合、大入賞口15が閉口した後、確率変動機能を作動させ(T12)、次回以降の大当たりになる確率が高くなるように設定するとともに、変動回数カウンタ33aを初期化する。 【0029】次に、始動入賞により特別図柄の変動が繰り返されるごとに、変動回数カウンタ33aのカウント値をカウントアップし、再び大当たりと判定されると、特別図柄表示画面20に特別図柄を表示し、大入賞口20を開放する(T13)。ここで、特別図柄表示画面20に表示される特別図柄が非特定図柄の場合、変動回数カウンタ33aのカウント値をそのまま保持し(T14)、確率変動機能を維持する。 【0030】そして、始動入賞により特別図柄の変動が繰り返されるごとに、変動回数カウンタ33aのカウント値のカウントアップを再開し、特別図柄の変動回数が規定回数に達すると、確率変動機能を停止する(T15)。例えば、回数切りの規定回数が777回に設定され、特別図柄の変動回数が377回目に非特定図柄が確立した場合においても、特別図柄が残り400回分だけ変動するまでは、確率変動機能を継続させることができる。 【0031】このように、上述した実施形態によれば、非特定図柄の停止表示時に残っている特別図柄変動の許容回数を、それ以降もそのまま引き継ぐことが可能となり、遊技者の次の大当たりの期待感が損なわれることを防止することができる。図4は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機の確率変動処理を示すフローチャートである。 【0032】図4において、電源投入されると(ステップS1)、変動回数カウンタ33aをリセットし(ステップS2)、さらに、確率変動の作動を停止させる(ステップS21)。次に、遊技球が始動口17に入賞すると(ステップS3)、変動回数カウンタ33aのカウント値が規定回数以下かどうかを判断する(ステップS4)。そして、変動回数カウンタ33aのカウント値が規定回数以下の場合、変動回数カウンタ33aのカウント値に1を加算した後(ステップS5)、特別図柄表示画面20の図柄変動を開始させる(ステップS6)。 【0033】そして、特別図柄表示画面20に特別図柄(ここでは、当たり図柄を指す)が表示されると(ステップS7)、大入賞口15を開放させる(ステップS8)。次に、特別図柄表示画面20に表示された特別図柄が特定図柄かどうかを判断し(ステップS9)、特別図柄表示画面20に表示された特別図柄が特定図柄の場合、変動回数カウンタ33aのカウント値をリセットした後(ステップS10)、確率変動機能を作動させる(ステップS11)。 【0034】一方、ステップS9において、特別図柄表示画面20に表示された特別図柄が非特定図柄の場合、ステップS10、S11をスキップし、ステップS3に戻る。これにより、確率変動状態を維持するとともに、変動回数カウンタ33aのカウント値をそのまま保持した状態で、次回以降の始動入賞時の図柄変動を開始させることができる。 【0035】一方、ステップS4において、変動回数カウンタ33aのカウント値が規定回数を超えた場合、確率変動状態を停止させる(ステップS12)。そして、前記したステップS6に移行する。なお、上述した実施形態では、特定遊技状態として、確率変動状態を例にとって説明したが、特別・普通図柄変動時間短縮状態や電動役物(始動口17)の開放延長状態などに適用してもよい。また、図柄を特別図柄を例にとって説明したが、普通図柄に適用してもよい。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、特定遊技状態中に第2の所定条件が成立した場合においても、第1の所定条件成立時に発生した特定遊技状態を、その時に設定された特別図柄の変動回数分だけ継続させることが可能となり、遊技者の意図に反して、遊技者の高揚感が損なわれることを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年9月12日(2001.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066980 【弁理士】 【氏名又は名称】森 哲也 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−79858(P2003−79858A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−277111(P2001−277111) |
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