| 【発明の名称】 |
パチンコ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】洪 富起 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
【氏名】岩嵜 一人 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内
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| 【要約】 |
【課題】獲得球数が所定数の値に達したことを確実かつ迅速に報知して遊技性の向上を図ることができる簡易な構成のパチンコ機を提供する。
【解決手段】大当たり発生時点から出玉数推定値F(獲得球数)の算出及びAモード音の発生を開始し、出玉数推定値Fが打止め数U(4500個)に比して少ない基準値M(4000個)に達した際にスピーカにBモード音を発生させる。遊技者及びホール遊技者などはBモード音を聞いて出玉数推定値Fが打止め数U1に近いことを確実に把握できる。従来技術では、各種入賞センサからの信号の入力時点、遊技球の排出時点及び補給の時点に時間差を生じるため、獲得球数を得ようとしてもその精度は低くなるが、本発明では、遊技球の排出及び補給に対する情報を用いずに獲得球数を得るので、従来技術が惹起した時間差に基づく検出精度の低下を招くことがなく、その分精度向上が図れる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球の入賞口への入賞により該入賞口に対応した個数の賞球を払出し、かつ所定の遊技条件が成立することにより遊技者に有利な大当り遊技を開始するパチンコ機であって、所定時点から獲得球数の算出を開始する獲得球数算出手段と、複数種類のモード音を発生可能で、前記所定時点から前記複数種類のうち一のモード音を発生する音発生装置と、前記獲得球数算出手段が算出する獲得球数が予め定めた基準値に達した際に前記音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させる音発生切換え制御手段とを備えたことを特徴とするパチンコ機。 【請求項2】 請求項1記載の構成において、前記獲得球数算出手段は、所定時点からの入賞口への入賞球数と該入賞口に対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、前記所定時点からの経過時間に基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引いて得られる値を前記獲得球数とすることを特徴とするパチンコ機。 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記所定時点は前記大当り遊技の開始時点であることを特徴とするパチンコ機。 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の構成において、前記基準値は打止め球数に基づいて定めることを特徴とするパチンコ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者が実質的に獲得し得る遊技球数を報知する手段を備えたパチンコ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のパチンコ機の一例として、遊技盤に取付けられた表示器に、何回目の開放か、何個目の入賞か等の遊技状態を報知するようにしたものがある。ところで、パチンコ遊技においては、各種入賞口への入賞に伴い所定数の賞球が払出され遊技者はその遊技球を獲得することになるが、その遊技球の獲得までの間に遊技球が発射装置から遊技盤に向けて打ち出され、入賞できないものはその遊技機に回収されることになる。このため、遊技者が実質的に獲得し得る遊技球数(実質獲得球数)は、入賞口等への入賞に伴い払出される賞球総数から前記打玉数の総数(打玉総数)を差し引いた値となる。そして、遊技者がこの実質獲得球数を把握することにより満足感を得られ、その分、ゲーム性を向上させることができる等の利点があることから、実質獲得球数がどの程度の球数になっているかを報知することが望まれている。また、遊技者及びホール従業員にとって、打止めは大いに関心が持たれるものであり、打止めを可能な限り確実かつ迅速に把握することが望まれている。しかしながら、現状のパチンコ機においては賞球された遊技球は一度パチンコ機の外に放出されるため、床等への落球、遊技者等による一部保持等の可能性もあり得るので、最終的な獲得球数をパチンコ機自体で計数表示することは難しい。 【0003】なお、パチンコ遊技において遊技球の出玉数(払出し数)を遊技者に報知する装置の一例として、パチンコ機に補給される遊技球の数、パチンコ機から排出される遊技球の数等に基づいて、ホールコンピュータが出玉数を求め、この出玉数情報を各パチンコ機の周辺のいわゆる島に設けられた報知手段に送り遊技者に報知させるようにしたものがある。 【0004】この装置では、例えば図6に示すように大当りが発生すると、この大当り発生から所定時間遅れて大当りに係る遊技球の排出が行われ、その排出から所定時間遅れて大当りに係る遊技球の補給が行われ、また、大当りが終了すると、遊技球の排出は、大当りの終了時点T0から所定時間k1後の時点T1に終了する一方、前記終了時点T0から所定時間k2(k1<k2)後の時点T2に遊技球の補給を終了するようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6を用いて説明した従来技術では、各種センサからの信号の入力時点(例えば大当りの終了時点)、遊技球の排出時点、その排出球数の計数時点、及び補給の時点に大きな時間差(図6大当り終了時点T0、遊技球の排出終了時点T1、遊技球の補給終了時点T2参照)を生じてしまう。このため、獲得球数(出玉数)の検出精度が低くて、実質獲得球数がどの程度の球数になっているかの報知を図るという上記要望に応えるためには利用できないというのが実情であった。 【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、獲得球数が所定数の値に達したことを遊技中に迅速に報知して遊技性の向上を図ることができるパチンコ機を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載に係る発明は、遊技球の入賞口への入賞により該入賞口に対応した個数の賞球を払出し、かつ所定の遊技条件が成立することにより遊技者に有利な大当り遊技を開始するパチンコ機であって、所定時点から獲得球数の算出を開始する獲得球数算出手段と、複数種類のモード音を発生可能で、前記所定時点から前記複数種類のうち一のモード音を発生する音発生装置と、前記獲得球数算出手段が算出する獲得球数が予め定めた基準値に達した際に前記音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させる音発生切換え制御手段とを備えたことを特徴とする。ここで、所定時点は、大当り遊技の開始時点等のように予め設定された時点及びホール従業員などが任意に定める所望時点を含んでいる。 【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の構成において、前記獲得球数算出手段は、所定時点からの入賞口への入賞球数と該入賞口に対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、前記所定時点からの経過時間に基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引いて得られる値を前記獲得球数とすることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記所定時点は前記大当り遊技の開始時点であることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の構成において、前記基準値は打止め球数に基づいて定めることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。図1及び図2において、パチンコ機1の遊技盤2の前面には誘導レール3が略円形渦巻状に設けられており、その内側に遊技領域4が形成されている。誘導レール3は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球を遊技盤2の左側上部から前記遊技領域4へ送り出すようにしている。なお、ハンドルを通常に操作することにより、1分間に100個の遊技球が発射されるようになっている。 【0010】遊技盤2の前面における中央部には大入賞口5の開閉を行う可変入賞装置6が設けられている。可変入賞装置6の下側には普通図柄表示装置作動ゲート7が設けられ、その下側には第2種始動口(以下、中央第2種始動口8という。)の開閉を行う普通電動役物9が設けられている。中央第2種始動口8に遊技球が入賞すると、大入賞口5が所定時間(例えば約0.6秒間)の開放を2回行うようになっている。普通電動役物9が作動しない場合は中央第2種始動口8には遊技球は入賞しないようになっている。普通電動役物9の左右側にはそれぞれ第2種始動口(左側のものを左側第2種始動口10といい、右側のものを右側第2種始動口11という。)が設けられている。左側、右側第2種始動口10,11に遊技球が入賞すると、大入賞口5が所定時間(例えば約0.4秒間)の開放を1回行うようになっている。 【0011】可変入賞装置6の上側には連続作動回数判定図柄表示装置12が設けられており、その上側に天入賞口13が設けられている。可変入賞装置6の左右側には、それぞれ入賞口(左側のものを左肩入賞口14、右側のものを右肩入賞口15という。)が設けられている。普通電動役物9の下側に普通図柄表示装置16が設けられ、その下側(遊技領域4の最下方部分)にアウト口17が設けられている。左側第2種始動口10の左斜め上側、右側第2種始動口11の右斜め上側には、それぞれ入賞口(左側のものを左袖入賞口18、右側のものを右袖入賞口19という。)が設けられている。前記遊技領域4には風車60及び釘などの図示しない遊技用部材が複数設けられている。 【0012】可変入賞装置6は、大入賞口作動ソレノイド20により駆動されて開閉する左右一対の羽根21,21を有し、一対の羽根21,21の開閉により大入賞口5を開閉させるようになっている。一対の羽根21,21が開く(開放する)ことにより、遊技球16は大入賞口5に入賞しやすくなる。又、一対の羽根21,21が閉じる(閉止する)ことにより遊技球16の大入賞口5への入賞は抑制される。 【0013】大入賞口5の内側には流路(図示省略)を介して、特定領域22(Vゾーン)及び特定領域22以外の普通領域(図示省略)が接続されており、大入賞口5に入賞した遊技球がいずれかに案内されるようになっている。大入賞口5の内部には回転体23が設けられ、その下側には上下に移動可能にストッパ24が設けられている。ストッパ24の左右側には、左右に往復動可能に可動片下25,25が設けられ、可動片下25,25の上側には前後に移動可能に可動片上26,26が設けられている。回転体23、ストッパ24、可動片下25,25及び可動片上26,26は、図示しない駆動手段により作動(回動、移動など)され、作動状態又は非作動状態(停止状態)で、それぞれ単独で又は相互に組合せられて特定領域22に対する遊技球の誘導及び遮蔽などを行うようにしている。 【0014】回転体23は、電源投入により回転動作を行い、大入賞口5の開閉中は停止する。可動片下25,25は、電源投入により左右の往復動作を行う。また、上述したように左側第2種始動口10、右側第2種始動口11又は中央第2種始動口8に対する入賞により大入賞口5が開放されるが、この開放時にストッパ24は上下に動作し、可動片上26,26は前後に動作する。 【0015】天入賞口13、左肩入賞口14、右肩入賞口15、左袖入賞口18及び右袖入賞口19にそれぞれ遊技球が入賞すると、入賞球1個につき10個の遊技球が賞球として払出される。また、大入賞口5に遊技球が入賞すると、入賞球1個につき10個の遊技球が賞球として払出される。中央第2種始動口8、左側第2種始動口10又は右側第2種始動口11に遊技球が入賞すると、入賞球1個につき5個の遊技球が賞球として払出される。以下、獲得できる遊技球の数に対応して、便宜上、中央第2種始動口8、左側第2種始動口10及び右側第2種始動口11に遊技球が入賞することをa入賞といい、また、天入賞口13、左肩入賞口14、右肩入賞口15、左袖入賞口18、右袖入賞口19又は大入賞口5にそれぞれ遊技球が入賞することをb入賞という。 【0016】普通図柄表示装置16は遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート7を通過すると左右の図柄(左図柄、右図柄)が変動を開始する。左図柄及び右図柄は、それぞれ複数種類(本実施の形態では、「1」〜「9」、「0」の10種類)設けられている。普通図柄表示装置16の図柄変動は、開始から所定時間(例えば約5.5秒)後に停止する。普通電動役物9(中央第2種始動口8)は、普通図柄表示装置16の停止図柄が「1,1」、「3,3」、「5,5」、「7,7」及び「9,9」のうちいずれかであると、所定時間(例えば約1.5秒間)又は遊技球が所定個数(例えば1個)入賞するまで開放されるようになっている。 【0017】前記普通図柄表示装置作動ゲート7の通過記憶は、所定個数(例えば4個)までであり、普通図柄表示装置16が図柄変動を停止した後又は普通電動役物9(中央第2種始動口8)の開放動作終了後、前記所定個数(例えば4個)の範囲内で、再び図柄の変動を開始する。 【0018】上述したように大入賞口5が開放され、その際に遊技球が特定領域22を通過すると、可変入賞装置6が連続して作動する回数(連続作動回数)〔ラウンド数〕を決定するため、連続作動回数判定図柄表示装置12の図柄が変動を開始する。連続作動回数判定図柄表示装置12の図柄は複数種類(本実施の形態では、「V」、「8」、「5」、「3」の4種類とする)設けられている。 【0019】連続作動回数判定図柄表示装置12の停止図柄により、可変入賞装置6の連続作動回数〔ラウンド数〕は次のように定められる。 (1)「V」の図柄が表示された場合、可変入賞装置6の連続作動回数は、中央第2種始動口8への入賞を含めて所定回数(例えば16回)とする。 (2)「8」の図柄が表示された場合、可変入賞装置6の連続作動回数は、中央第2種始動口8への入賞を含めて所定回数(例えば9回)とする。 (3)「5」の図柄が表示された場合、可変入賞装置6の連続作動回数は、中央第2種始動口8への入賞を含めて所定回数(例えば6回)とする。 (4)「3」の図柄が表示された場合、可変入賞装置6の連続作動回数は、中央第2種始動口8への入賞を含めて所定回数(例えば4回)とする。 【0020】連続作動回数判定図柄表示装置12の図柄が停止した後、可変入賞装置6(大入賞口5)は所定時間(例えば約26.2秒間)に所定回数(例えば18回)の開閉動作を行う(大当り状態に移行する)、すなわち大当り遊技を開始する。可変入賞装置6の開閉時間〔前記所定時間(例えば約26.2秒間)〕内であっても大入賞口5に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると前記開閉動作(すなわち当該ラウンド)は終了し、上述したようにして定められた連続作動回数〔ラウンド数〕の範囲内で新たなラウンドが実行される。 【0021】前記各入賞口(大入賞口5、天入賞口13、左肩入賞口14、右肩入賞口15、左袖入賞口18、右袖入賞口19)、始動口(中央第2種始動口8、左側第2種始動口10、右側第2種始動口11)、普通図柄表示装置作動ゲート7および特定領域22に対応して、遊技球の入賞または通過を検出するスイッチが設けられている。これら各スイッチを以下、それぞれ大入賞口スイッチ27、天入賞口スイッチ28、左肩入賞口スイッチ29、右肩入賞口スイッチ30、左袖入賞口スイッチ31、右袖入賞口スイッチ32、中央第2種始動口スイッチ33、左側第2種始動口スイッチ34、右側第2種始動口スイッチ35、普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ36および特定領域スイッチ37という。 【0022】図2に示すように、大入賞口スイッチ27、天入賞口スイッチ28、左肩入賞口スイッチ29、右肩入賞口スイッチ30、左袖入賞口スイッチ31、右袖入賞口スイッチ32、中央第2種始動口スイッチ33、左側第2種始動口スイッチ34、右側第2種始動口スイッチ35、普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ36、特定領域スイッチ37等には、入力ポート39を介して獲得球数算出手段である主制御部40(CPU)が接続されている。 【0023】主制御部40には、出力ポート41を介して大入賞口作動ソレノイド20、連続作動回数判定図柄表示装置12、普通図柄表示装置16、可変入賞装置6、スピーカ42、ストッパ24の駆動手段(図示省略)、回転体の駆動手段(図示省略)、可動片下25,25の駆動手段(図示省略)及び可動片上26,26の駆動手段(図示省略)などが接続されている。スピーカ42は、複数種類のモード音が発生可能とされており、本発明の音発生装置を構成し、主制御部40は音発生切換え制御手段を構成している。ここで、複数種類のモード音とは、高低、長短、強弱、音色等の音の種類が異なるもの、異なるメロディー、同等又は異なる種類の音で発生周期が異なるもの等を指している。本実施の形態では、Aモード音、Bモード音及び通常モード音の3種類のモード音が用いられている。 【0024】本実施の形態では、スピーカ42は、主制御部40に制御されて、Aモード音、Bモード音及び通常モード音を分けて発生するようにしている。それぞれのモード音は、後述する出玉数推定値F(獲得球数)等に対応して定められている。すなわち、Aモード音は、出玉数推定値Fが0個以上でかつ予め定めた基準値M(本実施の形態では4000個)未満の場合に、Bモード音は出玉数推定値Fが基準値Mに達した(4000個以上である)場合に、また、通常モード音は遊技状態が通常状態である(大当り状態でない)場合に発生されるようになっている。前記基準値Mは、打止め数U(例えば4500個)に比して少ない値(前記4000個)に設定されており、後述するように出玉数推定値Fが基準値Mに達した(4000個以上である)場合に、Aモード音に代えてBモード音を発生することにより打止めに近いことを把握できるようにしている。 【0025】前記出玉数(獲得球数)は、遊技者が実質的に獲得し得る遊技球数(獲得球数)であり、入賞口等への入賞に伴い払出される賞球総数から打玉数〔打ち出された遊技球の数〕の総数(打玉総数)を差し引いた値となる。 【0026】主制御部40は、遊技用の制御プログラムを格納するROM43を有し、前記制御プログラムに従って後述する出玉数推定、音声モード切換処理を含む各種の演算制御を行って、各部に遊技動作を行わせるようにしている。主制御部40は、さらに前記演算制御時の作業エリアとして用いられるRAM44を含んでいる。主制御部40は、後述する出玉数推定、音声モード切換処理を行うようになっており、獲得球数算出手段を構成している。 【0027】前記出玉数推定、音声モード切換処理を図3及び図5に基づいて説明する。主制御部40は、この出玉数推定、音声モード切換処理において、まず、大当り遊技中(大当り期間中)であるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、「大当り期間中」とは、大当り状態が複数回(ラウンド)続く場合には、大当り状態への移行時から最後の回(ラウンド)の大当り状態が終了するまでの期間をいう。 【0028】大当り状態(大当り遊技)は、上述したように大入賞口5が開閉作動し、この大入賞口5が開放した際に遊技球が特定領域22を通過することにより開始される、遊技者に有利な状態である。1ラウンドの大当り状態は、可変入賞装置6の開閉作動が例えば約26.2秒間に18回行われることにより終了するが、この時間(約26.2秒間)の経過の他に、大入賞口5へ所定数(例えば10個)の入賞があった場合にも終了する。 【0029】ステップS1でYes〔大当り遊技中(大当り期間中)である〕と判定すると、スピーカ42にAモード音を発生させ(ステップS2)、遊技者やホール従業員等に遊技状態が大当り状態であり、出玉数が0〜500個の出玉数範囲内にあることが分かるようにしている。 【0030】ステップS2に続いて、図示しない大当りタイマの計測値である大当り継続時間T(分)をカウントアップする(ステップS3)。次に、遊技球が中央第2種始動口8、左側第2種始動口10又は右側第2種始動口11へ入賞(すなわち、a入賞)をしたか否かを判定する(ステップS4)。 【0031】ステップS4でYes(a入賞した)と判定した場合、図示しないa入賞カウンタの値(a入賞の個数)に「1」を加算し、ステップS6に進む。ステップS4でNo(a入賞していない)と判定した場合、ステップS6に進む。ステップS6では、遊技球が天入賞口13、左肩入賞口14、右肩入賞口15、左袖入賞口18、右袖入賞口19又は大入賞口5へ入賞(すなわち、b入賞)をしたか否かを判定する。 【0032】ステップS6でYes(b入賞した)と判定した場合、図示しないb入賞カウンタの値(b入賞の個数)に「1」を加算し、ステップS8に進む。ステップS6でNo(b入賞していない)と判定した場合、ステップS8に進む。ステップS8では、次式(1)の演算を行って出玉数推定値F(大当りの出玉数)を求める。 【0033】 (a入賞の個数)×5個+(b入賞の個数)×10個−(大当り継続時間T) ×100個=F … (1) 本実施の形態では、大当り継続時間T(分)は、ステップS8実施時点における大当りタイマのカウント値であり、大略大当りの発生〔ステップS1〕からステップS8の実行時までの時間に相当する。式(1)は、(大当り継続時間T)に(100個)を掛ける演算となっているが、この(100個)はハンドルの操作により通常時1分間に発射される球数に相当する。 【0034】ステップS8に続いて出玉数推定値Fを出玉数推定値バッファ(図示省略)に格納する(ステップS9)。次に、出玉数推定値バッファに格納された出玉数推定値Fが基準値M(ここでは4000)に達しているか否かを判定する(ステップS10)。なお、上述したように基準値Mは打止め数Uより小さい値(M<U)とされている。ステップS10でNo(出玉数推定値Fが基準値Mに達していない)と判定した場合は、スピーカ42にAモード音を継続して発生させて(ステップS11)、ステップS12に進んで、大当り遊技中(大当り期間中)であるか否かを判定する。ステップS12でYes(大当り期間中である)と判定すると、ステップS4に戻り、ステップS10でYesと判定するまで、上述と同様の処理を行い、その間スピーカ42にAモード音を継続して発生させる。 【0035】ステップS10でYes(出玉数推定値Fが基準値Mに達している)と判定した場合は、スピーカ42にAモード音に代えてBモード音を発生させ(ステップS13)、遊技者等に出玉数推定値Fが基準値Mに達していること、ひいては出玉数推定値Fが打止め数Uに近い値であることを知らせるようにする。 【0036】ステップS12でNo〔大当り遊技中(大当り期間中)でない〕と判定すると、スピーカ42に通常モード音を発生させ(ステップS14)、遊技者等に大当り期間中でないこと(通常遊技状態であること)を知らせる。 【0037】ステップS14に続いて、大当りタイマをクリアし(ステップS15)、a入賞カウンタをクリアし(ステップS16)、b入賞カウンタをクリアし(ステップS17)、この出玉数推定、音声モード切換処理を終了する(ステップS18)。ステップS1でNoと判定したときはステップS18に進む。 【0038】この実施の形態では、大当り発生時にa入賞の入賞球数(a入賞の個数)及びその賞球数(5個)からa入賞に対する払出賞球数〔(a入賞の個数)×5個〕を求め、同様にb入賞の入賞球数(b入賞の個数)及びその賞球数(10個)からb入賞に対する払出賞球数〔(b入賞の個数)×10〕を求め、さらにa入賞に対する払出賞球数及びb入賞に対する払出賞球数を合計して合計払出賞球数〔(a入賞の個数)×5個+(b入賞の個数)×10〕を求めている。更に、大当り継続時間T(大当り遊技中における大当り遊技発生時点からの経過時間)にハンドルの操作により通常時1分間に発射される球数(100個)を掛けて推定打玉数〔(大当り継続時間T)×100個〕を求める。 【0039】そして、前記合計払出賞球数から推定打玉数を減算することにより、出玉数推定値F(大当りの出玉数)を得、出玉数推定値Fが0個以上でかつ予め定めた基準値M(4000個)未満の場合にAモード音を発生し、出玉数推定値Fが基準値Mに達する(4000個以上となる)と、Aモード音に代えてBモード音を発生するようにしている。 【0040】大当りが発生すると、Aモード音が発生することにより遊技者は大当たり遊技状態にあることを聴覚を通じて把握することができる。又、出玉数推定値Fが基準値Mに達する(4000個以上となる)と、Aモード音に代えてBモード音を発生するので、打止めになることを把握でき、その分遊技性の向上を図ることができる。 【0041】出玉数推定値Fを、大当たり発生時点(所定時点)からの入賞口への入賞球数と該入賞口に対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、大当たり発生時点からの経過時間に基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引くことにより得るため、その値(遊技者が実際に得られる獲得球数)が従来よりもより精度高いものになり、このように精度高い出玉数推定値Fを用いて打止め判定をおこなうことから、打止めになることの報知を比較的迅速かつ精度高く果たすことができる。 【0042】また、出玉数推定値F(大当りの出玉数)を求めるために、大入賞口スイッチ27、天入賞口スイッチ28、左肩入賞口スイッチ29、右肩入賞口スイッチ30、左袖入賞口スイッチ31、右袖入賞口スイッチ32、中央第2種始動口スイッチ33、左側第2種始動口スイッチ34、右側第2種始動口スイッチ35、普通図柄表示装置作動ゲートスイッチ36、特定領域スイッチ37の検出信号を用いているが、これら各スイッチは、一般的に設けられているスイッチであり、新たにスイッチ(センサ)を設けてはいない。また、スピーカ42も従来技術で一般的に用いるものを兼用することができる。このため、部品数に関し従来技術に比して多くすることなく、出玉数推定値F(大当りの出玉数)を求めることができ、その分、装置を簡素化することができる。 【0043】上記実施の形態では、a入賞の場合(中央第2種始動口8、左側第2種始動口10又は右側第2種始動口11への入賞)の場合、入賞球1個につき5個の遊技球が獲得でき、b入賞の場合(天入賞口13、左肩入賞口14、右肩入賞口15、左袖入賞口18又は右袖入賞口19への入賞)の場合、入賞球1個につき10個の遊技球が獲得でき、入賞の種類が賞球数に応じてa入賞及びb入賞の2種類に分けられた場合を例にしたが、本発明はこれに限らず、3種類以上に分けるようにしてもよい。また、入賞口毎に賞球数を異ならせるようにしてもよい。 【0044】本実施の形態では、基準値Mを、打止め数U(4500個)に比して少ない値(4000個)に設定し、打止めになることを把握できるようにした場合を例にしたが、これに限らず、前記値(4000個)よりさらに小さい値(例えば3000個、2000個)などに設定するようにしてもよい。 【0045】上記実施の形態では、パチンコ機1がいわゆる第2種パチンコ機である場合を例にしたが、これに代えて本発明をいわゆる第1種パチンコ機に適用するようにしてもよい。 【0046】また、上述した実施の形態では、所定時点を大当り遊技の開始時点とし、大当り遊技の開始時点に獲得球数の算出を開始するようにしているが、所定時点をホール開店時などとしてもよい。また、打止め台の開放時等のようにホール従業員等が望んだ時(所望時)に、獲得球数の算出を開始するようにしてもよい。 【0047】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、獲得球数算出手段が所定時点から獲得球数の算出を開始し、前記所定時点から音発生装置が一のモード音を発生し、前記獲得球数が予め定めた基準値に達した際に音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させるので、遊技者及びホール遊技者などはその発生音を聞いて遊技を行なっている際の獲得球数が前記基準値に達したことを確実に把握できる。 【0048】請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、所定時点からの入賞口への入賞球数と該入賞口に対応して定められている賞球数とから払出賞球数を算出すると共に、前記所定時点からの経過時間に基づいて推定打玉数を求め、前記払出賞球数から前記推定打玉数を差し引いて得られる値を前記獲得球数とするので、より精度の高い獲得球数を得ることができる。 【0049】請求項3に記載の発明によれば、多くの遊技球の獲得が期待される大当り遊技の開始時点から獲得球数算出手段が獲得球数の算出を開始することから、獲得球数が前記基準値に達しやすくなるので、例えば基準値を打止め球数より少ない値に設定しておくことにより、大当り遊技中に、獲得球数が前記基準値に達して前記音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させ、打止めに近いことを報知するチャンスを多くすることができる。請求項4に記載の発明によれば、前記基準値を例えば打止め球数より少ない値に設定しておくことにより、獲得球数が前記基準値に達して前記音発生装置に前記一のモード音と異なるモード音を発生させ、打止めに近いことを報知することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154679 【氏名又は名称】株式会社平和 【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
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| 【出願日】 |
平成13年9月12日(2001.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068618 【弁理士】 【氏名又は名称】萼 経夫 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−79855(P2003−79855A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−276668(P2001−276668) |
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