| 【発明の名称】 |
球移送管の挿着部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】榎本 宏 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目20番8号 京楽産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】簡単な作業で球移送管を着脱することができる球移送管の挿着部材を提供すること。
【解決手段】先端部が割り溝3a、3bによって複数の係止片4に分割されて拡縮径可能な筒状部材1と、この筒状部材1に外挿されて軸方向にスライド可能な環状の締付け部材2とにより挿着部材を構成し、筒状部材1の先端部外縁には外挿された締付け部材2の抜け止め用凸条5を設け、その先端部内縁には球移送管を挟持するための係止爪7を設け、この係止爪7により球移送管を挟持する。さらに、抜け止め用凸条5の隣に環状の凹溝部6を設け、この凹溝部6に締付け部材2の内側に設けた位置決め用突起22を嵌入させて、球移送管を挿着後は締付け部材2の軸方向スライドを制止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端部が割り溝によって複数の係止片に分割されて拡縮径可能な筒状部材と、この筒状部材に外挿されて軸方向にスライド可能な環状の締付け部材とからなる球移送管の挿着部材であって、筒状部材の先端部外縁には締付け部材の抜け止め用凸条を設けるとともに、筒状部材の先端部内縁には球移送管を挟持するための係止爪を設けたことを特徴とする球移送管の挿着部材。 【請求項2】 先端部が割り溝によって複数の係止片に分割されて拡縮径可能な筒状部材と、この筒状部材に外挿されて軸方向にスライド可能な環状の締付け部材とからなる球移送管の挿着部材であって、筒状部材の先端部外縁には締付け部材の抜け止め用凸条を設けるとともに、筒状部材の内側面を多角形に形成して球移送管を複数の当接点でもって挟持するようにしたことを特徴とする球移送管の挿着部材。 【請求項3】 筒状部材の抜け止め用凸条に隣接する部位に環状の凹溝部を設け、周方向回転可能な締付け部材の内側には、広幅の割り溝に嵌入されて締付け部材の軸方向スライドを可能とし、前記凹溝部に嵌入されて締付け部材の軸方向スライドを不可能とする位置決め用突起を設けた請求項1又は2に記載の球移送管の挿着部材。 【請求項4】 筒状部材の先端部に、位置決め用突起が嵌入不能に当接して締付け部材の回転抵抗を増大させるための狭幅の割り溝を設けた請求項3に記載の球移送管の挿着部材。 【請求項5】 筒状部材の内側奥部に、挿入された球移送管の当接する段差部を設けた請求項1〜4の何れかに記載の球移送管の挿着部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に球を移送するための球移送管の挿着部材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】パチンコ島内において各パチンコ機に球を移送するための球移送管を球落下制御装置などの機構部に装着するような場合に、従来は、機構部の一端に移送管を挿し込んだ状態で、図9に示すようなホース止めなどの締結金具により移送管を締め付け固定する方法が採用されてきた。しかし、球移送管の取り付け作業はパチンコ島内の奥まった狭い空間で行わねばならず、ホース止めなどの締結金具を用いて球移送管を固定する方法は作業性が極めて悪く多大な工数を必要とするものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来の問題点を解決し、簡単な作業で球移送管を着脱することができる球移送管の挿着部材を提供するためになされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明の球移送管の挿着部材は、先端部が割り溝によって複数の係止片に分割されて拡縮径可能な筒状部材と、この筒状部材に外挿されて軸方向にスライド可能な環状の締付け部材とからなる球移送管の挿着部材であって、筒状部材の先端部外縁には締付け部材の抜け止め用凸条を設けるとともに、筒状部材の先端部内縁には球移送管を挟持するための係止爪を設けたことを特徴とするものであり、また、本発明の球移送管の挿着部材は、先端部が割り溝によって複数の係止片に分割されて拡縮径可能な筒状部材と、この筒状部材に外挿されて軸方向にスライド可能な環状の締付け部材とからなる球移送管の挿着部材であって、筒状部材の先端部外縁には締付け部材の抜け止め用凸条を設けるとともに、筒状部材の内側面を多角形に形成して球移送管を複数の当接点でもって挟持するようにしたことを特徴とするものである。 【0005】なお、筒状部材の抜け止め用凸条に隣接する部位に環状の凹溝部を設け、周方向回転可能な締付け部材の内側には、広幅の割り溝に嵌入されて締付け部材の軸方向スライドを可能とし、前記凹溝部に嵌入されて締付け部材の軸方向スライドを不可能とする位置決め用突起を設けるのが望ましく、また、筒状部材の先端部に、位置決め用突起が嵌入不能に当接して締付け部材の回転抵抗を増大させるための狭幅の割り溝を設けるのが望ましい。さらに、筒状部材の内側奥部に、挿入された球移送管の当接する段差部を設けるのが望ましい。 【0006】本発明の球移送管の挿着部材は、先端部が複数の係止片に分割されて拡縮径可能な筒状部材と、この筒状部材に外挿される環状の締付け部材とからなるものであって、締付け部材が外挿された筒状部材に球移送管を挿着して締付け部材を先端にスライドさせることによって、係止片が縮径されて係止片の内側に設けた係止爪を球移送管の側面に食い込ませてこれを挟持することができる。また、係止爪に代えて筒状部材の先端部内側面を多角形に形成することによっても、球移送管の側面を複数の当接点でもって締め付けて挟持することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を示す。図1、2は本発明の球移送管の固定部材の第1の実施形態を示す図であって、1は球の落下の衝撃を緩衝するために軸部が横方向に曲げられた筒状部材、2はこの筒状部材1に外挿された環状の締付け部材である。ここで、筒状部材1の先端部は対向する位置に形成された二つの広幅割り溝3aと、広幅割り溝3aの90°位置に形成された二つの狭幅割り溝3bとによって、4片の係止片4に分割されている。この係止片4の先端外縁には締付け部材2の抜け止め用凸条5と、抜け止め用凸条5に隣接して環状の凹溝部6が設けられ、各々の係止片4の先端内縁には球移送管を挟持するための係止爪7が設けられている。また、筒状部材1の内側で係止片4の付け根付近には挿入された移送管が当接する段差部8が環状に形成されている。一方、締付け部材2の外側にはスライド操作などを容易に行うための摘み部21が二つ対向する位置に設けられており、この摘み部21と90°をなす位置の内側には小円柱状の位置決め用突起22が二つ設けられている。この位置決め用突起22は図2(a)に示すように広幅割り溝3a内に嵌入された時のみ締付け部材2が軸方向にスライド移動可能である。そして、筒状部材1に外挿された締付け部材2を先端から後退させた時には、係止片4の先端が若干開いて拡径され移送管の挿着を容易なものとしている。なお、筒状部材1の係止片4が設けられた部位と反対側、即ち後端側は、割り溝31によって係止片32が形成され、係止片32の外縁には係止爪33が設けられている。従って、この係止爪33が設けられた後端側を、筒状部材1の挿通孔(図示していない)が設けられた取り付け部材34に嵌入することにより球落下制御装置などの機構部の所要位置に挿着部材を取り付けることができる。 【0008】球移送管を挿着部材に挿着するに当たって、先ず筒状部材1に外挿された締付け部材2を先端から後退させて係止片4の先端を拡径し、球移送管をその先端が段差部8に当接するまで挿入する。次いで、図3、4に示すように締付け部材2を筒状部材1の先端外縁に形成された抜け止め用凸条5に当接するまで先端側にスライドさせる。これによって、係止片4の先端が縮径されて係止爪7を蛇腹管などの球移送管の側面に食い込ませて、球移送管を挟持して固定することができる。球移送管が鋼管や樹脂製のものである場合には管の側面に係止爪7と係合できる孔を設けることによって球移送管を挟持することができる。 【0009】しかしながら、図3、4に示した状態のままで球の移送を行うと、球の移送によって発生する振動などによって締付け部材2が先端部からずれて後退し、遂には移送管の締付けが緩んでしまうことになる。従って、締付け部材2をスライドさせて係止片4により球移送管を挟持させたのちは、図5、6に示すように締付け部材2を90°回転させる。これによって、位置決め用突起22は広幅割り溝3aの位置からずれて環状の凹溝部6内に嵌め込まれるうえに、小円柱状の位置決め用突起22の頂部が狭幅割り溝3bに嵌入されることなく当接されるので、締付け部材2が回転する時の抵抗を若干増加させることができる。従って、この状態では位置決め用突起22は凹溝部6に嵌め込まれていて締付け部材2は軸方向にスライド不能であるうえに、狭幅割り溝3bが位置決め用突起22の回転抵抗を大きくしているので、長期間使用しても緩んだりすることなく移送管を堅固に挟持して固定することができる。 【0010】上記した第1の実施形態においては係止片4の内側に係止爪7を設けてこれによって球移送管を挟持するようにしたが、図7に示すように筒状部材4の先端部の内側面を六角形などの多角形に形成して、コーナー部に切込み30を入れて数片の係止片4に分割しても、各係止片4が球移送管38を複数の当接点により締め付けるので、球移送管38を堅固に挟持することができる。 【0011】以上のような挿着部材を用いて、例えば図8に示すように遊技板裏側の球タンク35の上部に備えられた球落下制御装置36の上方に、取り付け部材34をねじ止めして固定し、この取り付け部材34に締付け部材2が外挿された筒状部材1を挿着したうえ、これに上方の球分配補給装置37から垂設された球移送管38を挿着することによって、球移送管38を挟持して堅固に固定することができる。 【0012】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明の球移送管の挿着部材は、先端部が複数の係止片に分割されて拡縮径可能な筒状部材と、この筒状部材に外挿される環状の締付け部材とにより構成したので、締付け部材が外挿された筒状部材に球移送管を挿着して締付け部材を先端にスライドさせることによって、係止片が縮径されて係止片の内側に設けた係止爪を球移送管の側面に食い込ませてこれを挟持することができる。また、係止爪に代えて筒状部材の先端部内側面を多角形に形成することによっても、球移送管の側面を複数の当接点でもって締め付けて挟持することができる。また、筒状部材の先端外縁の抜け止め用凸条の隣に環状の凹溝部を設け、締付け部材を回転させてその内側に設けた位置決め用突起を凹溝部に嵌入することによって締付け部材の軸方向のスライドを阻止することができる。さらに、締付け部材を所定角度回転させた時に、位置決め用突起の頂部が狭幅に形成された割り溝に嵌入されることなく当接するようにしたので、締付け部材の回転抵抗が増加されて長期間に渡って締付け部材が緩んだりすることがない。また、筒状部材の係止片の付け根付近に段差部を設けたので、挿入された球移送管を常に所定の位置で受け止めることができる。球移送管を取り外す時は締付け部材を回転させて位置決め用突起を広幅割り溝内に嵌入したうえ軸方向にスライドさせることによって、係止片の先端が拡径されるので簡単に球移送管を脱着することができる。従って、本発明の球移送管の挿着部材は、簡単に球移送管を着脱することができるものとして業界にもたらす益大なものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000161806 【氏名又は名称】京楽産業株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区尾頭橋3丁目20番8号
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| 【出願日】 |
平成13年9月11日(2001.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078101 【弁理士】 【氏名又は名称】綿貫 達雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−79826(P2003−79826A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−275046(P2001−275046) |
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