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【発明の名称】 対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具
【発明者】 【氏名】千田 朋晴
【住所又は居所】東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 コナミ株式会社内

【要約】 【課題】イベントカードを奪い合うことによって勝敗を競うタイプの対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供すること。

【解決手段】複数のキャラクタカードから構成されるキャラクタカード群と、イベントカードとを使用し、該イベントカードに関連づけて、対戦相手とキャラクタカードを場に出し合うことによって該イベントカードを獲得するゲームを行うための対戦者型ゲーム用カードであって、キャラクタカードには、イベントカードに関連づけて配置された複数のキャラクタカードの能力の合計を求めるための能力値を表示した能力値表示部が形成され、イベントカードには、該イベントカードに関連づけて配置された複数のキャラクタカードの能力の合計が所定値を越えたときに該イベントカードが獲得可能となる条件を表示した獲得条件表示部が形成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のキャラクタカードから構成されるキャラクタカード群と、イベントカードとを使用し、該イベントカードに関連づけて、対戦相手と前記キャラクタカードを場に出し合うことによって該イベントカードを獲得するゲームを行うための対戦者型ゲーム用カードであって、前記キャラクタカードには、前記イベントカードに関連づけて配置された複数のキャラクタカードの能力の合計を求めるための能力値を表示した能力値表示部が形成され、前記イベントカードには、該イベントカードに関連づけて配置された前記複数のキャラクタカードの能力の合計が所定値を越えたときに該イベントカードが獲得可能となる条件を表示した獲得条件表示部が形成されていることを特徴とする対戦者型ゲーム用カード。
【請求項2】 前記イベントカードの前記獲得条件表示部は、該イベントカードに関連づけて配置された、一方の対戦者側の前記複数のキャラクタカードの能力値の合計と、他方の対戦者側の前記複数のキャラクタカードの能力値の合計との差が所定値を越えたときに、該イベントカードが獲得可能となる条件を表示することを特徴とする請求項1に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項3】 前記キャラクタカードには、特殊な効果を発動させるその効果および/またはそのタイミングを表示したキャラクタ特殊効果表示部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項4】 前記キャラクタカードには、キャラクタカード同士のリンクを表示したリンク情報表示部が形成され、該リンク情報表示部は、既にイベントカードに関連づけて配置されている少なくとも1枚のキャラクタカードに表示されている少なくとも1つのリンク情報表示部と同一であるときに、次のキャラクタカードを配置可能とされるためのものであることを特徴とする請求項請求項1〜3のいずれか1項に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項5】 前記キャラクタカードには、既に場に配置されているキャラクタカードと同一のキャラクタカードが場に配置されることを阻止するためのキャラクタ名を表示したキャラクタ名表示部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項6】 前記キャラクタカードには、キャラクタの絵柄を表示したキャラクタ絵柄表示部が、また、前記イベントカードには、イベントの絵柄を表示したイベント絵柄表示部が、それぞれ形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項7】 前記イベントカードには、該イベントカードに関連づけて配置されるキャラクタカードに対して課せられる制約および/または該イベントカードが獲得された後に得られる利点を表示した制約・利点表示部が形成されていることを特徴とする請求項請求項1〜6のいずれか1項に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項8】 前記能力値は、攻撃力、兵力または建設力についての能力を表わすものであり、前記イベントカードは、前記獲得条件表示部に攻撃力および/または兵力の条件が表示されているミッションカード、および/または、前記獲得条件表示部に建設力の条件が表示されている施設カードであることを特徴とする請求項請求項1〜7のいずれか1項に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項9】 前記施設カードには、対戦者の一方によって場に出された施設カードを、対戦者の他方が該施設カードの獲得を阻止するための条件を表示した阻止条件表示部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の対戦者型ゲーム用カード。
【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の対戦者型ゲーム用カードと、該対戦者型ゲーム用カードを配置するためのフィールドと、から構成されることを特徴とするカード型玩具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードを奪い合うタイプの対戦型カードゲームを行うための対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲーム用カードおよびカード型玩具としては、キャラクタの絵柄や、攻撃力、体力が表示された対戦カードを、相手の対戦カードと見せ合って対戦させ、所定の数だけ先に相手の対戦カードを倒すことにより、勝敗を競うものが知られている。具体的には、攻撃側のプレイヤは、モンスタカードで構成される所定数のカード群からモンスタカードを取り出し、場に対戦カードとなるモンスタカードを召喚して、相手のモンスタカードを攻撃することによって相手カードにダメージを与え、最終的に所定数のダメージ以上にすることにより、相手のモンスタカードを倒すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレイヤが、互いに複数の勢力のうちの1つとなり、多くのキャラクタを指揮しながら、イベントカードを奪い合うことによって勝敗を競うタイプの対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具は従来存在しなかった。
【0004】本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、多くのキャラクタを指揮しながら、イベントカードを奪い合うことによって勝敗を競うタイプの対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供することを目的としている。
【0005】また、本発明の他の目的は、場に配置するカード間にリンクの概念を取り入れた戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供することである。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、既に場に配置されているカードと同一のキャラクタのカードのフィールドへの配置が阻止された戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、複数のキャラクタカードから構成されるキャラクタカード群と、イベントカードとを使用し、該イベントカードに関連づけて、対戦相手と前記キャラクタカードを場に出し合うことによって該イベントカードを獲得するゲームを行うための対戦者型ゲーム用カードであって、前記キャラクタカードには、前記イベントカードに関連づけて配置された複数のキャラクタカードの能力の合計を求めるための能力値を表示した能力値表示部が形成され、前記イベントカードには、該イベントカードに関連づけて配置された前記複数のキャラクタカードの能力の合計が所定値を越えたときに該イベントカードが獲得可能となる条件を表示した獲得条件表示部が形成されていることを特徴とする。
【0008】また、前記イベントカードの前記獲得条件表示部は、該イベントカードに関連づけて配置された、一方の対戦者側の前記複数のキャラクタカードの能力値の合計と、他方の対戦者側の前記複数のキャラクタカードの能力値の合計との差が所定値を越えたときに、該イベントカードが獲得可能となる条件を表示することを特徴とする。
【0009】また、前記キャラクタカードには、特殊な効果を発動させるその効果および/またはそのタイミングを表示したキャラクタ特殊効果表示部が形成されていることを特徴とする。
【0010】また、前記キャラクタカードには、キャラクタカード同士のリンクを表示したリンク情報表示部が形成され、該リンク情報表示部は、既にイベントカードに関連づけて配置されている少なくとも1枚のキャラクタカードに表示されている少なくとも1つのリンク情報表示部と同一であるときに、次のキャラクタカードを配置可能とされることを特徴とする。
【0011】また、前記キャラクタカードには、既に場に配置されているキャラクタカードと同一のキャラクタカードが場に配置されることを阻止するためのキャラクタ名を表示したキャラクタ名表示部が形成されていることを特徴とする。
【0012】また、前記キャラクタカードには、キャラクタの絵柄を表示したキャラクタ絵柄表示部が、また、前記イベントカードには、イベントの絵柄を表示したイベント絵柄表示部が、それぞれ形成されていることを特徴とする。
【0013】また、前記イベントカードには、該イベントカードに関連づけて配置されるキャラクタカードに対して課せられる制約および/または該イベントカードが獲得された後に得られる利点を表示した制約・利点表示部が形成されていることを特徴とする。
【0014】また、前記能力値は、攻撃力、兵力または建設力についての能力を表わすものであり、前記イベントカードは、前記獲得条件表示部に攻撃力および/または兵力の条件が表示されているミッションカード、および/または、前記獲得条件表示部に建設力の条件が表示されている施設カードであることを特徴とする。
【0015】また、前記施設カードには、対戦者の一方によって場に出された施設カードを、対戦者の他方が該施設カードの獲得を阻止するための条件を表示した阻止条件表示部が形成されていることを特徴とする。
【0016】また、上記課題を解決するために、カード型玩具であって、上記対戦者型ゲーム用カードと、該対戦者型ゲーム用カードを配置するためのフィールドと、から構成されることを特徴とする。
【0017】上記構成により、イベントカードに関連づけて配置された複数のキャラクタカードに形成されている能力表示部に表示された能力の合計値が求められ、この能力の合計値が該イベントカードに形成されている獲得条件表示部に表示された獲得可能となる条件である所定値を越えたときに、該イベントカードを獲得するゲーム進行の対戦者型ゲームを行うことができる。従って、ゲームの趣向性をより高めることができ、戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードを提供することができる。
【0018】また、イベントカードに関連づけて配置された一方の対戦者側の複数のキャラクタカードに形成されている能力表示部に表示された能力値の合計と、他方の対戦者側の複数のキャラクタカードに形成されている能力表示部に表示された能力値の合計との差を求められ、この差が該イベントカードに形成されている獲得条件表示部に表示された獲得可能となる条件である所定値を越えたときに、該イベントカードを獲得するゲーム進行の対戦者型ゲームを行うことができる。従って、ゲームの趣向性をより高めることができ、戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードを提供することができる。
【0019】また、リンク情報表示部により、次に配置するキャラクタカードに形成されているリンク情報部が、既にイベントカードに関連づけて配置されている少なくとも1枚のキャラクタカードに表示されている少なくとも1つのリンク情報表示部と同一であるときにのみ、次のキャラクタカードを配置可能なゲーム進行の対戦者型ゲームを行うことができる。従って、ゲームの趣向性をより高めることができ、戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードを提供することができる。
【0020】さらに、キャラクタ名表示部により、既に場に配置されているキャラクタカードと同一のキャラクタカードを場に配置することが阻止されているゲーム進行の対戦者型ゲームを行うことができる。これにより、ゲーム上の世界であっても、同一のキャラクタが同時に複数存在するという矛盾が生じず、また、これによる駆け引きが重要となるより戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードを提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】(カード構成)この対戦者型カードゲームで使用されるカードとしては、「キャラクタカード」、「ミッションカード」および「施設カード」がある。
【0023】(A)キャラクタカード図1は、本発明に係るキャラクタカード10を示す構成図である。同図において、キャラクタカード10には、キャラクタの名前を表示したキャラクタ名表示部101と、そのキャラクタの種別を表示したキャラクタ種別表示部102と、性別を表示した性別表示部103と、所属している陣営を表示した所属表示部104と、そのキャラクタの絵柄を表示したキャラクタ絵柄表示部105と、キャラクタ同士のつながり(リンク)を表示したリンク情報表示部106と、能力表示部としての攻撃力表示部107、兵力表示部108および建設力表示部109と、が形成されている。また、キャラクタカード100によっては、ゲームに際して特殊な効果を発揮させるその効果およびそのタイミングを表示した特殊効果表示部110が形成されたものもある。図1に示すキャラクタカード100には特殊効果表示部110が形成されている。なお、各キャラクタカードの裏面側は同一の模様が表示されており、カードを伏して配置した場合に、区別がつかないようになっている。
【0024】ここで、キャラクタ名表示部101には、キャラクタの名前が表示されており、同じ名前がキャラクタ名表示部101に表示されているキャラクタカード100は、フィールド上に同時に存在することができない。すなわち、自分側のカードか相手側のカードかを問わず、既に同名のキャラクタカード100がフィールド上に配置されている場合には、後からこのキャラクタカード100を出すことができない(これを「ユニーク」という)。なお、強制的に同名のキャラクタがフィールド上に出された場合には、後に出したキャラクタカード100が自動的に捨てられる。ただし、特殊効果表示部110に後述する表1に記載の「裏切り」などの能力が記載されたキャラクタカード100はフィールド上に出すことができる。
【0025】
【表1】

【0026】また、キャラクタ種別表示部102に表示されているキャラクタの種別は、例えば、「総大将(MASTERMIND)」、「リーダー(LEADER)」、「一般(COMMONER)」、「フリー(FREE)」および「職人(CRAFTMAN)」等がある。
【0027】ここで、「総大将」の場合は、ゲーム展開を自分に有利な状態にする特殊能力を持っているが、この「総大将」種別のカードを使用する場合に、デッキを構成する各キャラクタカード100は、この「総大将」種別のキャラクタカード100の所属表示部104に表示された陣営のいずれか一つの陣営に所属していなければならないという制限が加えられる。なお、「総大将」種別のキャラクタカード100を使うか否かはプレイヤの自由である。また、前述した「ユニーク」のルールにも従い、「総大将」種別のキャラクタカード100のキャラクタと、同一のキャラクタが表示されたキャラクタカード100をデッキに入れることはできない。また、この「総大将」のキャラクタカード100は、ゲームの初めからフィールド上(後述の「総大将カード配置エリア」)に出しておき、デッキの中には入れないようにゲームを行う。さらに、「総大将」種別のキャラクタカード100は、他のキャラクタカード100の能力に影響されない。
【0028】また、「リーダー」の場合は、人を率いる能力に長けたキャラクタであり、後述する「リンク」がミッションにないときにもフィールドに出すことができる。なお、「リンク」が既にある場合には「リンク」に従うものとする。また、「一般」の場合は、いずれかの陣営に所属しているキャラクタである。また、「フリー」の場合は、どの陣営にも所属していないキャラクタである。さらに、「職人」の場合は、所属陣営はなく、建設力表示部109に表示されている建設力が高いキャラクタである。なお、所属表示部104に表示されているキャラクタの所属している陣営は、複数存在し、例えば、A軍、B軍、C派、D派等である。
【0029】また、リンク情報表示部106に表示されている「リンク」について、図1および図2を参照して説明する。「リンク」は、主に人のつながりを表しており、例えば、「A」〜「I」の記号で表されており、図1において、このキャラクタカード100の「リンク」は、「A」および「C」である。そして、後述するゲーム進行におけるミッション時にキャラクタカード100を出すときに、先にフィールドに出されているキャラクタカード100のリンク情報表示部106に表示されている「リンク」のうちの、少なくとも1つを共有する(リンクする)キャラクタカード100しか後から出すことができない。なお、1人のキャラクタが複数のリンクを持っている場合もある。また、「リンク」の表示は英字に限定されるものではなく、数字や文字等にも同様に適用可能である。
【0030】次に、図2を参照して、「リンク」について説明する。図2は、リンク情報表示部106について説明する図である。ここで、キャラクタA、キャラクタB、キャラクタC、キャラクタD、キャラクタDは、それぞれキャラクタ(名称)の異なるキャラクタカード100である。まず、ミッションの開始時など、ミッションにキャラクタカード100が出ていないので、後述するミッションに「リンク」が無い場合は、「リーダー」のみ出すことができる。そのため、まず、キャラクタA(リーダー)をフィールドに出す。
【0031】キャラクタAのリンク情報表示部106には、A,E,Iの「リンク」が表示されている。そのため、リンク情報表示部106に、A,E,Iの「リンク」が表示されているキャラクタカード100ならば出すことができるので、次に、「リンク」A,EがつながっているキャラクタB(リンク情報表示部106に、「リンク」A,E,Gが表示されているキャラクタカード100)を出す。この時点で、このミッションに存在する「リンク」は、A,E,G,Iである。
【0032】次に、キャラクタC(リンク情報表示部106に、「リンク」G,Hが表示されているキャラクタカード100)を出す。このキャラクタCは、キャラクタBの「リンク」Gとつながっている。なお、キャラクタAとつながっていなくてもよい。この時点で、このミッションに存在する「リンク」は、A,E,G,H,Iである。
【0033】次に、キャラクタD(リンク情報表示部106に、「リンク」D,Eが表示されているキャラクタカード100)を出す。このキャラクタDは、キャラクタAおよびキャラクタBの「リンク」Eとつながっている。なお、直前のキャラクタCとつながっていなくてもよい。この時点で、このミッションに存在する「リンク」は、A,D,E,G,H,Iである。
【0034】さらに、キャラクタE(リンク情報表示部106に、「リンク」D,Fが表示されているキャラクタカード100)を出す。このキャラクタEは、キャラクタDの「リンク」Dとつながっている。この時点で、このミッションに存在する「リンク」は、A,D,E,F,G,H,Iである。このように、フィールド上に存在するキャラクタカード100に形成されたリンク情報表示部106のリンク(既にミッションに存在するリンク)のうち少なくとも1つのリンクが、次に出すキャラクタカードのリンク情報表示部106のリンクに表示されているキャラクタカード100のみをフィールドに出すことができる。
【0035】また、攻撃力表示部107に表示されている攻撃力は、ミッションをクリアする場合や施設の建設を妨害する場合など、攻撃力がクリア条件である場合に判断材料となるものである。また、兵力表示部108に表示している兵力は、キャラクタの持つ兵力を表わし、ミッションカード300のミッションを攻略する際に、兵力がクリア条件である場合に判断材料となるものである。さらに、建設力表示部109に表示している建設力は、キャラクタの建設力を表わし、施設カードに表わされた施設を建設する際の判断材料となるものである。
【0036】また、特殊効果表示部110には、そのキャラクタの持つ能力・特殊効果が表示されており、該特殊効果表示部110に記載されている事項は、基本ルールより優先される。なお、その効果が発動するタイミングおよび特性は、表1に示す8つの略号で表示されている。また、その効果としては、例えば「自分側の方がリーダーの数が少ない間は、攻撃力+4」、「兵力判定時に、兵力200×(このミッションの全ての相手のキャラクターカードの数」等がある。
【0037】(B)ミッションカードミッションカード300は、ゲーム内でのイベント(出来事)を表わしており、該ミッションカード300のクリア条件を満たすことによってミッションクリアとなり、ポイント(VP:Victory Point)が得られ、そのVPを所定数先に得たプレイヤが勝ちとなる。
【0038】図3は、本発明に係るミッションカード300を示す構成図である。同図において、ミッションカード300には、ミッション名を表示したミッション名表示部301と、ミッションの絵柄を表示したミッション絵柄表示部302と、ミッションをクリアするための条件を表示したクリア条件表示部303と、ミッションをクリアしたときに得られるVPを表示したクリアポイント表示部304と、が形成されている。なお、ミッションカード300の裏面にはキャラクタカード100の裏面と同様の模様が表示されており、カードを付して配置した場合に、カード間の区別がつかないようになっている。
【0039】また、ミッションカード300によっては、ゲームに際して、該ミッションカード300に対して配置(キャラクタカードをミッションカード300や施設カードに配置することをキャラクタを派遣するという。)されるキャラクタカード100に課される制約または該ミッションカード300がクリアされた後に得られる利点を表示した制約・利点表示部305が形成されたものもある。
【0040】ここで、クリア条件表示部303に表示されているミッションクリア条件は、当該ミッションカード300のミッションをクリアするための条件を表わすものであり、例えば、クリア条件が「攻撃」である場合には、キャラクタカード100の攻撃力表示部107に表示された攻撃力によってクリアしたか否かを判断するためのものであり、該ミッションカード300に対してリンクをつなぎながらキャラクタカード100を出していき、これらのキャラクタカード100の攻撃力表示部107に表示された攻撃力の合計攻撃力が先にクリア条件を越えた場合に、このミッションをクリアしたことになる。
【0041】また、クリア条件が「兵力」であるの場合には、キャラクタカード100の兵力表示部108に表示された兵力によってクリアしたか否かを判断するためのものであり、該ミッションカード300に対してリンクをつなぎながらキャラクタカードを出していき、戦闘解決時に、どちらかの兵力が0になるまでお互いにキャラクタカードを捨て、残った兵力がクリア条件を満たしたプレイヤ側がミッションをクリアしたことになる。
【0042】また、クリアポイント表示部304に表示されているポイント(VP)は、該ミッションのクリア時に得られるポイントである。フィールドに出ているミッションカード300が、自分側がフィールドに出したミッションカード300であるか相手がフィールドに出したミッションカード300であるかによって、クリア時に得られるVPが異なる場合がある。クリアポイント表示部304の左側の数字がこのミッションカード300を出したプレイヤがクリア時に得られるVPであり、右側の数字は相手プレイヤがクリア時に得られるVPである。さらに、制約・利点表示部305には、特別なクリア条件が設定されている場合や、特殊なルールが設定されている場合や、クリア時の恩恵などが表記されている場合がある。
【0043】(C)施設カード施設カード400は、本拠地に建てる施設を表わしている。図4は、本発明に係る施設カード400を示す構成図である。同図において、施設カード400には、施設名を表示した施設名表示部401と、その施設の絵柄を表示した施設絵柄表示部402と、獲得条件表示部として施設の建設をクリアするための条件を表示したクリア条件表示部403と、が形成されている。
【0044】また、施設カード400によっては、ゲームに際して、該施設カードに対して派遣されるキャラクタカード100に課される制約または該施設カードがクリアした後に得られる利点を表示した制約・利点表示部45が形成されたものもある。なお、施設カード400の裏面にはキャラクタカード100およびミッションカード300の裏面と同様の模様が表示されており、カードを付して配置した場合に、カード間の区別がつかないようになっている。
【0045】ここで、クリア条件表示部403には、施設カード400に対してリンクをつなぎながらキャラクタカード100を出していき、キャラクタカード100の建設力表示部109に表示された建設力の合計(合計建設力)が、該クリア条件表示部403に表示されたクリア条件を越えた場合に、施設を建設することができる所定値が表示されている。なお、建設した施設2つにつきVPを1得ることができる。また、施設カード400に形成された制約・利点表示部45には、該施設カード400がクリアされた(建設に成功した)後に得られる利点が表示されている。さらに、阻止条件表示部404には、施設カードを出した相手のプレイヤが、リンクをつなぎながらキャラクタカード100を出していき、各キャラクタカード100の攻撃力表示部107に表示された攻撃力の合計(合計攻撃力)が越えれば、施設の建設を攻撃で阻止(妨害)することができる阻止条件が表示されている。なお、阻止された施設カードは捨て場に捨てられる。
【0046】(フィールド構成)図5は、フィールドシートの説明図である。フィールドは、自分側と相手側との一対のフィールドシート500a、500bを対向接触させて構成することができ、かかる構成で簡単にフィールドを構成することができる。なお、フィールドシート500aとフィールドシート500bとは同一の表示が形成されているので、フィールドシート500aについてのみ説明する。
【0047】フィールドシート500aの中央部には、ミッションカード300および施設カード400を配置するミッション・施設カード配置エリア501aが形成されている。また、該ミッション・施設カード配置エリア501aの下側には、総大将種別のキャラクタカード100を配置する総大将カード配置エリア502aが形成されている。また、ミッション・施設カード配置エリア501aの右側には、それぞれのミッション・施設カード配置エリア501aに配置されるミッションカード300または施設カード400を獲得するために自分側がキャラクタカード100を配置する(自分側)キャラクタカード配置エリア503aが形成されている。また、ミッション・施設カード配置エリア501aの左側には、それぞれのミッション・施設カード配置エリア501aに配置されるミッションカード300または施設カード400を獲得するために相手側がキャラクタカード100を配置する(相手側)キャラクタカード配置エリア503aが形成されている。
【0048】また、上述した総大将カード配置エリア502aの右側には、解決済みミッション(施設)カードとその上に駐留させるキャラクタカード100を配置する駐留エリア505aが形成されている。また、フィールドシート500aの右側には、予め選択した50枚のカードを重ねて配置するためのデッキエリア506aが形成されている。さらに、フィールドシート500aの左側には、使用終了したカードを積み重ねていく捨て場507aが形成されている。
【0049】(ゲーム内容)
(A)ゲーム準備次に、実際のゲーム内容について説明するが、その前に、ゲーム準備について説明する。プレイヤは、キャラクタカード100、ミッションカード300、施設カード400を任意に選択して所定枚数(例えば50枚)の山札を準備する。このカードの山をデッキと呼び、フィールドシート500上のデッキエリア506aに配置する。デッキには同一カードを何枚入れてもよいが、デッキにカードが無くなると「負け」となるのでデッキは50枚を越えても50枚より少なくてもいけない。また、キャラクタ種別表示部102に表示された種別が「総大将」であるキャラクタカード100(以下、「総大将カード」という)を使用する場合には、この「総大将カード」の所属表示部104に表示されている陣営と同じ陣営に所属するキャラクタカード100しかデッキに入れることができない。なお、「総大将カード」は、デッキには混ぜず、また50枚に数えないものとする。
【0050】(B)ゲーム進行図6を参照して、本発明のゲームの進行について説明する。図6は、本発明に係るゲームの進行を説明する図である。まず、ステップS602の「準備フェイズ」において、ジャンケン、コイントスなどで先に手番を行うプレイヤを決める。そして、自分のデッキをよく切り、互いに相手のデッキも切る。次に、デッキから順に6枚のカードを引き、これをゲームに使用する最初の手札とする。この時(ゲームの一番最初)に一度だけ、3枚までカードを捨て、新たにデッキからカードを引き直してもよい。この場合、捨てたカードを山札に混ぜて切り直して、デッキとして配置する。
【0051】次に、ステップS604の「メインフェイズ」に進み、「廃棄(カードを捨てる)」、「新規ミッション(バトル開始)」または「継続ミッション(バトル再開)」のいずれか1つを行う。ここで、「廃棄」とは、任意の枚数(1〜6枚)のカードを手札から捨て場507aに捨てることである。また、「新規ミッション」とは、手番プレイヤが手札からミッションカード300をミッション・施設カード配置エリア501aに配置し、そのミッションカード300に対して相手プレイヤを先として交互に1枚ずつキャラクタカード100をキャラクタカード配置エリア503aに配置してバトルを行う。なお、1度に配置できるミッションカード300は1枚だけであり、自分のミッションカード300は、ミッション・施設カード配置エリア501aに2枚まで配置することができる。
【0052】さらに、「継続ミッション」とは、手番プレイヤが、ミッション・施設カード配置エリア501aに配置されている未解決ミッションカード300を選択してバトルを再開することである。そのミッションに対して、自分を先として交互に1枚ずつキャラクタカード100をキャラクタカード配置エリア503aに出してバトルを行う。なお、「継続ミッション」では、自分の1手目はパスできない。
【0053】そして、「メインフェイズ(ステップS604)」が終了すると、ステップS606に進み、「メインフェイズ(ステップS604)」でVPを5ポイント獲得したか否かを判断する。VPを5ポイント獲得していない(勝負がついていない)場合には、ステップS608に進む。一方、ステップS606の判断において、VPの合計が(先に)5ポイント貯まった場合には、ゲームが終了する。ただし、プレイヤがデッキ(山札)からカードを引けなくなると、即座に負けとなる。
【0054】次に、ステップS608の「補充フェイズ」に進み、両プレイヤとも手札が6枚に足りない分だけデッキからカードを引き、手札が6枚になるようにカードを補充する。次に、ステップS610の「手番の交代」に進み、相手が手番プレイヤとなるように手番を交代する。なお、自分の手番を自分の「ターン」と呼び、ターンは「フェイズ」に分かれている。そして、ステップS604〜S610のフェイズを交互に繰り返し、先に勝利条件(VPの合計が5ポイント)を満たしたプレイヤが勝者となる。
【0055】次に、「メインフェイズ」におけるバトルについて具体的に説明する。まず、前述した「準備フェイズ」によってプレイヤが互いに手札を6枚ずつ持っている状態で、「メインフェイズ」において、「新規ミッション」を選択した場合には、手番プレイヤが手札からミッションカード300をミッション・施設カード配置エリア501aに配置し、そのミッションカード300に対して相手プレイヤから先に「リーダー」種別のキャラクタカード100をキャラクタカード配置エリア503bに配置する。そして、「継続ミッション」を選択した場合には、既にミッション・施設カード配置エリア501aに配置されているミッションカード300に対して、手番プレイヤから先に手札から「リーダー」種別のキャラクタカード100をキャラクタカード配置エリア503aに配置する。
【0056】次に、「リーダー」種別のキャラクタカード100に続いて、プレイヤが交互に1枚ずつキャラクタカード100を、先に自分が配置したキャラクタカード100の横のキャラクタカード配置エリア503aに配置していく。なお、フィールドに配置するキャラクタカード100の出し方は、上述した「リンク」および「ユニーク」のルールに従って出す。つまり、既に自分がミッション・施設カード配置エリア501aに配置したキャラクタカード100のうちのいずれかのキャラクタカード100のリンク情報表示部106に表示された少なくとも1つのリンクと同じリンクを持つキャラクタカード100のみ出すことができる。また、既にキャラクタ名表示部101に同一の名前が表示されたキャラクタカードがフィールド上に出ている場合には、そのキャラクタカード100をフィールド上に出すことが基本的にできない。
【0057】次に、キャラクタカード配置エリア503aにキャラクタカード100を配置した場合に、まずキャラクタカード100の特殊効果表示部110に記載された能力を処理する。キャラクタカード100の特殊効果表示部110に記載されたテキストを読み、それに従う。なお、キャラクタカードは値エリア503aに配置可能なキャラクタカード100が手札に無いときは、キャラクタカード100を配置する代わりに、パスを宣言してキャラクタカード100を場に配置しないようにしてもよい。また、場に配置可能なキャラクタカード100が手札にあってもパスしてもよい。
【0058】次に、どちらかのプレイヤがミッションカード300のクリア条件表示部303に表示されたクリア条件を満たしてミッションまたは施設をクリアした場合に、若しくは、両プレイヤが続けてパスをした場合にバトルが終了する。
【0059】ここで、ミッションカード300のクリア条件表示部303に表示されたクリア条件が「攻撃力」である場合の「攻撃力勝負の判定」について説明する。前述したように、ミッション・施設カード配置エリア501aにミッションカード300が配置され、このミッションカード300に対して、リンクをつなぐようにキャラクタカード配置エリア503aにキャラクタカード100を配置していき、このミッションカード300に対して配置された各キャラクタカード100の攻撃力表示部107に表示された攻撃力の合計が、先にミッションカード300のクリア条件表示部303に表示されたクリア条件(例えば、攻撃力:8)に達したプレイヤがミッションクリアとなる。なお、両プレイヤともクリアできなかったミッションカード300は、未解決ミッションとして場に残る。
【0060】次に、ミッションカード300のクリア条件表示部303に表示されたクリア条件が「兵力」である場合の「兵力勝負の判定」について説明する。前述したように、ミッション・施設カード配置エリア501aにミッションカード300が配置され、このミッションカード300に対して、リンクをつなぐようにキャラクタカード配置エリア503aにキャラクタカード100を出していき、両プレイヤが続けてパスをしたらバトル終了となり、兵力勝負の判定に入る。まず、キャラクタカード配置エリア503aに配置されたキャラクタカード100において、どちらかの兵力が0になるまで、互いに相手の兵力数以上のキャラクタカード100を両プレイヤが同時に捨てる(兵数が足りないときはすべて捨てる)。残った兵力の合計(兵数)が、ミッションカード300のクリア条件表示部303に表示されたミッションクリア条件の値を越えていたら、ミッションクリアとなる。なお、越えていない場合は未解決ミッションとなり場に残る。
【0061】そして、ミッションをクリアしたら、ミッションカード300を、フィールドシート500aの駐留エリア505aに配置する。また、相手のミッションをクリアした場合には、逆向きのまま自分の駐留エリア505aに配置する。一方、勝負がつかなかったミッションカード300は、未解決ミッションとしてそのままミッション・施設カード配置エリア501aに残り、そのミッションカード300に派遣されたキャラクタカード100もその場に留まる。そして、それ以外のキャラクタカード100を捨て場507aに捨てる。
【0062】クリアしたミッションカード300には、必ずこのミッションカード300に駐留させる駐留キャラクタが必要であり、ミッションをクリアしたプレイヤは、そのミッションに参加したキャラクタカード100から1枚を選択し、クリアして駐留エリア505aに配置されているミッションカード300の上に配置する(これを駐留という)。この駐留しているキャラクタカード100は、「ユニーク」のルールに従う。そのため、この駐留しているキャラクタカード100が場に影響する場合もある。
【0063】なお、(B)ゲームの進行において、ミッションカード300についてのみ説明してきたが、施設カード400についても、クリア条件を除いて同様に適用可能である。ここで、施設カードのクリア条件について説明する。施設カード400のクリア条件表示部403に表示されたクリア条件は、「建設力」であり、上述したミッションカード300の場合と同様に、施設カード400に対してリンクをつなぎながらキャラクタカード100を交互に出していき、該施設カード400を配置したプレイヤ側のキャラクタカード100の建設力表示部109に表示された建設力の合計(合計建設力)が、該クリア条件表示部403に表示されたクリア条件を越えた場合に、施設を建設することができる。一方、施設カードを出した相手側のプレイヤは、配置したキャラクタカード100の攻撃力表示部107に表示された攻撃力の合計(合計攻撃力)が、この施設カード400の阻止条件表示部404に表示された所定値(例えば、攻撃力:7)を越えれば、施設の建設を攻撃で阻止(妨害)することができる。なお、建設した施設2つにつきVPを1得ることができる。また、阻止された施設カードは捨て場に捨てられる。
【0064】以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、各部のレイアウトを適宜変更することや、フィールドの各エリアのレイアウトを変更する等の種々の変形や変更が挙げられる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、ゲームの趣向性をより高めることができ、戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供することができる。
【0066】また、本発明によれば、場に配置するカード間にリンクの概念を取り入れた戦略性の高い対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供することができる。
【0067】さらに、本発明によれば、既にフィールド上に配置されているカードと同一のキャラクタ名のカードのフィールドへの配置が阻止された対戦者型ゲーム用カードおよびカード型玩具を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000105637
【氏名又は名称】コナミ株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内2丁目4番1号
【出願日】 平成13年9月12日(2001.9.12)
【代理人】 【識別番号】100105647
【弁理士】
【氏名又は名称】小栗 昌平 (外4名)
【公開番号】 特開2003−79783(P2003−79783A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−277032(P2001−277032)