| 【発明の名称】 |
ゴルフクラブのための動的バランス保持機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】▲そ▼文正
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| 【要約】 |
【課題】ゴルフクラブのヘッドとシャフトとが永久的に結合される前に、それらの間に動的バランスを達成するように、それらの相対位置を調整する動的バランス保持機構を提供すること。
【解決手段】動的バランス保持機構は、ヘッド中に調整可能に伸び、シャフトの一部分を内部に受け入れる調整バレルを含む。この調整バレルの回転はヘッドとシャフトとの間の相対位置を調整する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネックを有するヘッドと該ヘッドに連結されたシャフトとを備えるゴルフクラブのための動的バランス保持機構であって、ヘッド中に調整可能に伸び、前記シャフトの一部を内部に受け入れる調整バレルと、前記調整バレルの内部に受け入れられ、シャフトの端部と結合するプラグであって、ベース部と、ネジ部と、前記ベース部と前記ネジ部との間にあってこれらと一体に形成されたリング部とを有するプラグとを含み、前記調整バレルの回転が前記ヘッドと前記シャフトとの間の相対位置を調整する、動的バランス保持機構。 【請求項2】 前記プラグは、前記シャフトと前記調整バレルとを結合する接着剤の流出を可能にする、前記プラグに形成された貫通孔と、前記ベースの底面に形成された溝とを有する、請求項1に記載の動的バランス保持機構。 【請求項3】 前記調整バレルは、その端部に形成された調整部を有し、該調整部は手又は工具により掴持されるように多角形に形状づけられている、請求項1に記載の動的バランス保持機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、動的バランス保持機構に関し、特にゴルフクラブのための動的場アランス保持機構に関する。この動的バランス保持機構は、ゴルフクラブのヘッドとシャフトとの間の相対位置がそれらの永久的な結合の前に両者間に動的バランスを図るよう調整できるように、シャフトとヘッドとの間に介在する調整バレルを有する。 【0002】 【従来の技術】ゴルフクラブの製造に際して、ヘッドとシャフトとの間の相対的位置は動的バランスを達成するために非常に重要である。この動的バランスが図られなければ、ゴルフクラブはスイング中に不安定に振動しやすく、したがって、プレイヤーに首尾よくスイングさせることは困難である。 【0003】ゴルフクラブの製造中、バランスの狂いを防ぐために、シャフトに適当な点が印される。後に、ヘッドとシャフトとを組む際、ヘッドの中心が動的バランスを予想して印をした点に合わされる。ゴルフクラブはその後、動的バランスの達成を確実にするために、機械上で試験される。 【0004】しかし、試験は品質検査のみである。ゴルフクラブがヘッドとシャフトとの間のバランスにおいて適当でないと分かれば、欠陥のあるゴルフクラブはもはや調整することはできず、廃棄しなければならない。したがって、動的バランスに関する現在の製造システムは効率的でない。 【0005】本発明は、上記の問題を減じ又はなくすために改良されたゴルフクラブを提供する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヘッドとシャフトとが永久的に結合される前に、それらの間に動的バランスを達成するように、それらの間の相対位置を調整することができる、動的バランス保持機構を提供することにある。したがって、ゴルフクラブの品質は廃物を生じることなしに維持できる。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、ゴルフクラブは、ネックを有するヘッドと、該ヘッドに連結されたシャフトとを有する。有底穴がネックに形成されている。雌ネジが有底穴の内面に設けられている。シャフトは連結端を有し、この連結端にネジ溝付きの穴が形成されている。 【0008】本発明に係る動的バランス保持機構は、シャフトをヘッドに連結する調整バレルを含む。ヘッドに設けられた有底穴にネジ結合して受け入れられるように、調整バレルの外面に雄ネジが形成されている。シャフトは第1の端部を経て調整バレル中に伸びる。プラグが、有底穴に受け入れられ、シャフトと調整バレルとを連結するために調整バレルの第2の端部を経てシャフトにネジ結合される。これにより、ヘッド、調整バレル及びプラグは接着剤でしっかり結合され、接着剤が硬化する前に、調整バレルが解除され、その後、ヘッドとシャフトの相対位置が、ゴルフクラブの動的バランスを達成するように調整することができる。その相対位置は、接着剤の硬化を待つようにヘッドに対して調整バレルをしっかり螺合することによって一時的に固定することができる。 【0009】 【実施の形態】図1を参照するに、ゴルフクラブは、ヘッド10と該ヘッドに連結されたシャフト20を含む。本発明による動的バランス保持機構は、プラグ22及び調整バレル30を備える。 【0010】ヘッド10は上方へ伸びるネック11を有する。穴12がネック11に設けられている。テーパ付きの開口13(図3参照)がネック11の端部に形成され、穴12に通じている。雌ネジ120が穴12の内面に形成されている。 【0011】シャフト20は、プラグ22に連結される連結端21を有する。この連結端21にネジ付きの穴210が設けられている。 【0012】プラグ22は、基部220、リング部221及びネジ部222を含み、リング部221は基部220とネジ部222との間にあってこれらと一体に形成されている。プラグ22は、基部220が最大直径を有し、ネジ部222が最少直径を有することによって、段付きの形状を有する。溝23が基部220の底面に形成され、貫通孔24がネジ部222から基部220へ伸びるようにプラグ22に形成されている。 【0013】調整バレル30は、第1及び第2の開放端部を有する。雄ネジ34が調整バレル30の外面に形成されている。調整部32が調整バレル30の第1の開放端に形成され、多角形の外周部320が調整部32の外面に形成されている。図3に示すように、調整部30の第2の開放端は内方向けて形成されたフランジ340を有し、該フランジはプラグ22のリング部221の高さより小さい厚さを有するように形状づけられている。弾性リング36が調整バレル30の周りで調整部32に接して取り付けられるように設けられている。 【0014】図2、3を参照するに、ゴルフクラブの組立に際して、接着剤がシャフト20の連結端21の内面及び調整バレルに塗布される。その後、連結端21は、フランジ340の内面に一時的に接するように調整バレル30中にその第1の開放端から挿入される。その後、プラグ22のネジ部222が調整バレル30の第2の開放端を経てネジ孔210にしっかりねじ込まれる。このとき、フランジ340は、リング部221の周りに位置してこれを取り囲み、基部220の頂面と連結端21の外面すなわち端面との間に位置する。留意すべきこととして、フランジ340はプラグ22のリング部221の高さ(径方向寸法)より小さい高さを有するように形状づけられているため、調整バレル30はプラグ22及びシャフト20に関して回転することができる。弾性リング36が調整バレル30の周りに配置され、調整部32に接している。その後、接着剤が調整バレル30の外面及び穴12の内面に塗布され、調整バレル30が穴12中にきつくねじ込まれ、これにより基部220は穴12の底面としっかり係合するようフランジ340に押圧される。余剰の接着剤は、溝23及び貫通孔24を経てシャフト20内に流れ込む。 【0015】ゴルフクラブは、動的バランスがヘッド10とシャフト20との間に達成されているか否かを調べるために、組立後直ちに試験される。その動的バランスが図られていないとき、調整バレル30をわずかに回転してヘッド10とシャフト20との相対位置を調整する。調整バレル30を締めたり緩めたりすることは、手又は工具により多角形の外周320を掴持することにより容易に行うことができる。調整と試験は、動的バランスが実際に達成されるまで繰り返される。最後に、接着剤が凝固し、ヘッド10,シャフト20及び調整バレル30が永久的に固定される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597114638 【氏名又は名称】▲そ▼ 文正
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| 【出願日】 |
平成14年1月30日(2002.1.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070024 【弁理士】 【氏名又は名称】松永 宣行
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| 【公開番号】 |
特開2003−225333(P2003−225333A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−21491(P2002−21491) |
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