| 【発明の名称】 |
乗用ゴルフカート |
| 【発明者】 |
【氏名】福元 健氏 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】森口 和磨 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】従来ゴルフカートの後部に設けるキャリアフレームは機体フレームに固設されて、機体後部より大きく張り出し、格納スペースが大きくなっていた。
【解決手段】メインフレーム2後部にバッグキャリアを設けるゴルフカートにおいて、バッグキャリアを構成するキャリアフレーム44をメインフレーム2後部に回動可能に配置し、前記キャリアフレーム44の回動支点近傍にロック機構を設け、前記ロック機構を左右に設け、左右のロック解除レバーを連結し、また、前記回動支点をカウルの回動支点と同一軸心上に設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メインフレーム後部にバッグキャリアを設けるゴルフカートにおいて、バッグキャリアを構成するキャリアフレームをメインフレーム後部に回動可能に配置したことを特徴とする乗用ゴルフカート。 【請求項2】 前記キャリアフレームの回動支点近傍にロック機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の乗用ゴルフカート。 【請求項3】 前記ロック機構を左右に設け、左右のロック解除レバーを連結したことを特徴とする請求項2記載の乗用ゴルフカート。 【請求項4】 前記回動支点をカウルの回動支点と同一軸心上に設けたことを特徴とする請求項2記載の乗用ゴルフカート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフカートの後部にゴルフバック載置するキャリアフレームの技術に関する。 【0002】 【従来の技術】従来からゴルフカートの後部にゴルフバッグのキャリアを配置した技術は公知となっている。例えば、特開平2001−171363号の技術である。この技術は、メインフレームの後部にキャリアフレームを設けて、後支柱と一体的に構成していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のようにキャリアフレームと後支柱とを一体的に構成した構成であると、キャリアフレームの後部は機体の後端よりも大きく後方に張り出すために、複数のゴルフカートを縦列駐車する場合には、キャリアフレームの後端が後ろのゴルフカートに当たってしまうので、比較的長い間隔おいて駐車しなければならず、大きな駐車スペースや格納スペースが必要となって、格納効率が悪くなっていた。そこで、本発明は、キャリアフレームを前方へ回動できるようにして、格納スペースを小さくできるようにしようとする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。即ち、請求項1においては、メインフレーム後部にバッグキャリアを設けるゴルフカートにおいて、バッグキャリアを構成するキャリアフレームをメインフレーム後部に回動可能に配置したものである。 【0005】また、請求項2においては、前記キャリアフレームの回動支点近傍にロック機構を設けたものである。 【0006】また、請求項3においては、前記ロック機構を左右に設け、左右のロック解除レバーを連結したものである。 【0007】また、請求項4においては、前記回動支点をカウルの回動支点と同一軸心上に設けたものである。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のゴルフカートの全体側面図、図2はリアカウル内を示す側面図、図3は同じく正面図、図4はカウルロック機構部分の正面図、図5はバッテリー押さえ部分の側面図、図6はリア支柱とキャリアフレームの折り畳みを示す側面図、図7は下ロック装置の側面図、図8は上ロック装置の側面図、図9は上ロック装置と下ロック装置の連動を示す後面図、図10はキャリアフレームロック機構の側面図、図11は同じく平面図、図12はバッテリー固定の他の実施例を示す図である。 【0009】まず、本発明にかかるゴルフカート1の全体構成を図1を用いて以下に説明する。ゴルフカート1は、車体を支持するメインフレーム2の前部と後部には、外装部材としてのフロントカウル6、リアカウル4がそれぞれ設けられている。フロントカウル6後部の前部座席台3の上部には、前座席シート11が設けられている。一方リアカウル4の上部には後座席シート15が設けられている。リアカウル4内にはエンジン、ミッションケース、バッテリー10、マフラ等が配設されている。 【0010】前座席シート11の後部上には背もたれ17が設けられており、後座席シート15の後部上には背もたれ19が設けられている。また、前座席シート11、後座席シート15の外側方から後部にはそれぞれ前アシストフレーム21・後アシストフレーム22が設けられている。 【0011】前記前座席シート11の左右一側の前方には、フロントカウル6から突出して配置されたハンドル等のステアリング機構34が設けられており、また、運転席の足元前方にはブレーキペダル及びアクセルペダルが設けられている。フロントカウル6下方には左右一対の前輪37が懸架されており、また、リアカウル4の後部下方には左右一対の後輪38が懸架され、メインフレーム2の前端と後端にそれぞれバンパー31・31が配設されている。 【0012】前記フロントカウル6の両側上部より左右一対のフロント支柱41が上方に延設され、該フロント支柱41・41間にフロントガラス30が取付けられ、前方からの風やチリなどが直接オペレーターや乗車している人に当たらないようにしている。一方、前記後座席シート15の後アシストフレーム22の左右中央上部には、リア支柱42が上方に延設されている。前記フロント支柱41及びリア支柱42の上端部間にはルーフフレーム77(図6)を架設してルーフ43で覆っている。前記リアカウル4の後方には、キャリアフレーム44が斜め上方に向かって延設されており、その上にゴルフバッグを載せることができるようになっており、パターケース45がその下部に付設されている。 【0013】次に、前記リアカウル4の開閉構成について説明する。図2、図3に示すように、リアカウル4はカウルフレーム46を覆うように固定され、該カウルフレーム46はパイプを側面視略逆「へ」字状に構成して、左右一対のカウルフレーム46・46を左右両側に平行に前後方向に配置し、該カウルフレーム46・46の後端を支点軸47を介してメインフレーム2の後端に固設したブラケット23に回転自在に支持されている。 【0014】該カウルフレーム46・46の前端下部にはゴムまたは合成樹脂等の弾性体により構成したストッパー50・50が固設され、メインフレーム2または床フレーム7の上面に当接するように配置している。尚、メインフレーム2上にはステップとなる床フレーム7が設けられている。こうして、ストッパー50・50によりリアカウル4を閉じるときの衝撃を緩和するとともに、リアカウル4を閉じたときに後述するカウルロック機構60によりロックするが、このときの誤差を吸収できるようにして、カウルロック機構60を簡単な構成にできるようにしている。また、弾性体が有する弾性により、ロック時にはガタをなくして騒音が発生しないようにし、また、解除時には戻し方向の力が作用して、ロック解除操作後に操作部材を離した時に再びロックしないようにして、解除操作が煩雑にならないようにしている。 【0015】前記支点軸47と反対側のカウルフレーム46・46の前端間には横フレーム49が左右水平方向に横設され、該横フレーム49の左右中央部にカウルロック機構60が設けられている。該カウルロック機構60は爪式のロック機構としており、図2〜図4に示すように、リアカウル4側の横フレーム49に設ける係合部60aと、本機側のメインフレーム2に設ける係止部60bからなり、係止部60bは床フレーム(ステップ)7上面よりも下方に配置され、左右の前後方向に設けたメインフレーム2・2の前後中途部間に水平フレーム2aを横設して、該水平フレーム2aの左右中央部に棒材をクランク状に折り曲げて形成した係止体61を上後方に突設して、上水平部を後方へ延設して後端を床フレーム7下面に横設した横フレーム35に固設している。 【0016】前記係合部60aは、横フレーム49の左右中央部に取付ステー51を配置し、該取付ステー51には上下方向の長孔51a・51aを設けて、上下に位置調整可能にボルト等によって固定し、ロック位置を調節できるようにしている。該取付ステー51の中央より枢軸62を前方に突設し、該枢軸62に係合体63の中央部が枢支されている。該係合体63は板体より構成して上部を折り曲げて係止部63aを形成して連結ワイヤー64の一端を係止し、他側の中途部は切欠きを設けて折り曲げて係止部63bを形成し、該係止部63aと横フレーム49の下部に設けた係止部65との間にバネ66を介装して、係合体63をロック方向に付勢している。該係合体63の下部には下端から斜め上方へ向かう斜面部を介して側方を開放した係合凹部63cを形成し、前記係止体61と係合できるように構成し、該係止体61に対して上下方向の動きを規制してロックするようにしている。 【0017】また、前記係合体63の下後部位置において、前記横フレーム49から下方にガイド体67が垂設され、該ガイド体67の下部には前記係合凹部63cの位置に合わせて下方がV字状に拡開する形状の係合凹部67aを形成し、前記係止体61を閉じる時に係合凹部67aで案内するようにし、係止体61に対して左右方向の動きを規制する構成としている。こうして、リアカウル4を下方へ回動して閉じるときに、前記係合凹部67aの谷部に前記係止体61が案内されて、係合凹部63cの斜面を押して係合体63を回動して、係止体61が係合凹部67aに位置して、係止体61に対して前後左右方向の動きを規制し、前後方向に対しては許容しながらロックするようにしている。よって、前後方向の誤差に対して許容範囲が大きくなり、組み立て精度を高くすることなくコスト低減化が図れる。 【0018】前記係止部63aに係合された連結ワイヤー64の他端はカウルフレーム46に沿って後方へ延設され、図2、図3に示すように、解除操作具となる解除レバー70と連結されている。つまり、該解除レバー70は左右一側(本実施例では進行方向右側)のカウルフレーム46の後座席シート15側部の内側に配置され、後座席シート15に着座して容易に操作できるようにしており、該解除レバー70の一端がカウルフレーム46に固設したステー73に左右水平方向に軸支した枢支軸71の一端に固設されている。該枢支軸71の他端にはアーム72の上下方向中央部が固設され、該アーム72の一端(本実施例では上端)に前記連結ワイヤー64が連結されている。該アーム72の他端には連結ワイヤー74の一端が連結され、該連結ワイヤー74の他端はカウルフレーム46から後アシストフレーム22、後支柱42に沿って後方へ延設され、その他端は支柱ロック機構75と連結されている。 【0019】また、前記リアカウル4内にはバッテリー10やエンジン等が収納されて固定されている。エンジン仕様の場合は側部のバッテリー10とエンジンを収納し、バッテリー仕様の場合、図5に示すように、複数のバッテリー10・10・・・を収納している。該バッテリー10の固定構成を説明する。床フレーム7上にブラケット24・24・24を固設して複数のバッテリー10・10・10を前後左右方向に載置し、本実施例では左右2列、前後3列と側部に一つの合計7個のバッテリーを載置している。この縦横に並べて配置したバッテリー10・10・10をバッテリークランプ27とカウルフレーム46に設けた突出部28により押さえ付けて固定できるようにしている。即ち、バッテリークランプ27は左右方向にバッテリー間上に配置する角パイプ状の押さえ杆27a・27aと、該押さえ杆27a・27aの両側でバッテリーの左右両側部上に配置する断面視L字状の押さえ金具27b・27bと、鋼板を逆U字状に曲げて押さえ杆27a・27a上に固設する枠体27cより構成して、該バッテリークランプ27をバッテリー10・10・・・上に載置して、枠体27cの上面が前記カウルフレーム46の前後中途部の下面から下方に突設した突出部28により押さえ付ける構成としている。該突出部28はゴム等の弾性体により構成され、左右のカウルフレーム46・46の前後中途部間に横設した支持フレーム29の下面に固設されている。 【0020】このようにして、バッテリー10を覆うリアカウル4を閉じるとバッテリークランプ27を下方に押し付けて、押さえ杆27aが隣接するバッテリー10・10の側部上面部分を押さえて、複数並べたバッテリーを同時に押さえ付け、突出部28により弾性的に押さえ付けてその状態でロックして、振動等があっても騒音が発生せずにバッテリー10を固定することができる。そして、メンテナンス等を行なうときには、前記カウルロック機構60を解除するだけで、リアカウル4の開放と同時にバッテリー10の押さえ付けも解除することができるのである。なお、図3、図12に示すように、ネジ杆26・26を押さえ金具27bと床フレーム7との間に介装してナットを締め付けることによって固定するようにすることもできる。 【0021】また、前記後支柱42は図6に示すように、上部と中途部で折れ曲がり可能に構成されており、リアカウル4を開放するために持ち上げ回動したときに同時に折れ曲がって、開放時における後支柱4が開放操作及びメンテナンス等において邪魔になったり、当たったりしないようにしている。つまり、リアカウル4は前上方または後上方へ回動して、リアカウル4内に収納したバッテリー10等をメンテナンスしたりできるようにしているが、リアカウル4を前上方に回動すると前背もたれ17または前座席シート11に当たって開放空間が小さくなる。また、機体後部にはキャリアフレーム44が配置されているため後方からのメンテナンスがし難い。一方、後上方に回動する場合、後支柱42やキャリアフレーム44が邪魔になり大きく開放することができない。しかも後支柱4が左右中央に1本でリアカウル4の後部に立設された構成であると、リアカウル4は開くことができず、ボルト等を外し引き抜いて取り外すしか方法がなかった。そこで本発明は、後支柱4を折り曲げ可能に構成することで、リアカウル4を後上方へ回動できるようにしているのである。 【0022】次に、前記後支柱42及び支柱ロック機構75について、図6乃至図9より説明する。該後支柱42は下後支柱42aと上後支柱42bからなり、下後支柱42aはカウルフレーム46の後部上から上方に延設され、中途部が後アシストフレーム22の後部に固設され、こうしてリアカウル4と支柱42が連結されている。前記下後支柱42aの上部は下ロック装置75aを介して上後支柱42bと接続され、該上後支柱42bの上部は上ロック装置75bを介してルーフフレーム77と接続されている。 【0023】支柱ロック機構75は爪式の下ロック装置75aと上ロック装置75bからなり、該下ロック装置75aは図7に示すように、下後支柱42aの上部に左右方向に支点軸90を設けて、該支点軸90により上後支柱42bの下部を枢支し、下後支柱42aの上端には係合凹部91を下方を開放するように設けている。該下後支柱42aの上後面にステー92が固設され、該ステー92にカムレバーからなる解除アーム93の一端が枢支ピン94を介して枢支され、該枢支ピン94には付勢手段となるねじりバネ95が外嵌されて解除アーム93を上方に付勢している。そして、該解除アーム93の中途部に前記連結ワイヤー74の他端が係止され、解除アーム93の先端を当接部として前記係合凹部91の上方まで延出され、係合ピン96を押し下げられる位置に配置している。前記連結ワイヤー74は下後支柱42aと平行に下方へ延出している。 【0024】一方、上後支柱42bの下部には上下方向に長く形成した長孔42cが開口され、該長孔42cに係合ピン96が左右方向に挿入され、該係合ピン96に連結杆97の下端が連結されている。98はガイドステーである。該連結杆97の上部は、図8、図9に示すように、ガイドステー99にガイドされて先端に係合ピン100が固定され、該係合ピン100とガイドステー99の間の連結杆97上にバネ101が外嵌されて、係合ピン96・100をロック(上)方向に付勢している。該係合ピン100は上後支柱42bの上部に上下方向に長く形成した長孔42dに挿入されている。このようにして連結杆97により下ロック装置75aと上ロック装置75bが連結されて同時に作動するように構成している。なお、前記連結杆97はワイヤー等により構成することも可能である。また、下ロック装置75aと上ロック装置75bの係合方向は上下方向に限定するものではない。 【0025】また、前記上後支柱42bの上端は枢支軸102を介してルーフフレーム77の後部と枢結され、該ルーフフレーム77の後端に設けた連結ブラケット77aの下部には係合凹部77bが下方を開放して形成され、前記係合ピン100を係合できるように配置している。そして、前記上後支柱42bの上部の長孔42dの近傍に固定ピン103が設けられ、前記係合ピン100には固定レバー104が枢支されている。該固定レバー104の一端は把手とし他端はカム部104aとしており、折れ曲がらないように係合ピン96・100を係合凹部91・77bに係合したロックした状態において、固定レバー104を下方に回動して、カム部104aが固定ピン103を押し付ける(突っ張る)ようにしておくことで、解除レバー70を回動しようとしても係合ピン100は下降できずロック解除ができないようにして、意図せず後支柱42が折れ曲げられないようにすることができ、二重ロック機構としている。 【0026】このような構成において、カウルロック機構60と下ロック装置75aと上ロック装置75bが連動連結されているため、メンテナンス等のために解除レバー70を引き上げるように回動すると、アーム72が回動されて、連結ワイヤー64・74が同時に引っ張られ、該連結ワイヤー64が引っ張られることによって、バネ66に抗して係合体63が回動され、係合凹部63cが係止体61より外れ、カウルロック機構60が解除され、リヤカウル4はストッパー50の弾性により浮き上がり、係合が外れた状態となり、リアカウル4を車体後部の支点軸47を中心に上方へ回動して開けることがきる。 【0027】また同時に、連結ワイヤー74が引っ張られることによって、バネ95に抗して解除アーム93が引っ張られ、該解除アーム93が下降回動することによって先端が係合ピン96を下方に押し下げ、該係合ピン96は係合凹部91より外れて係合が解除され、支点軸90を中心に下後支柱42aは回動可能となる。そして、係合ピン96の下降と同時に係合ピン96に連結された連結杆97もバネ101に抗して下降され、該連結杆97に連結された係合ピン103も下降して係合凹部77bより外れてロックが解除され、枢支軸102を中心に回動可能となる。こうして、同時に支柱ロック機構75も解除される。 【0028】このようして、リアカウル4を上方へ回動すると、支点軸47を中心にカウルフレーム46が回動され、図6に示すように、同時に、下ロック装置75aにおいて支点軸90を中心にリア支柱42が折り曲げられ、上ロック装置75bにおいて枢支軸102を中心に上後支柱42bとルーフフレーム77との間が折れ曲がり、バッテリー10の前上方が開放されるのである。よって、解除レバー70を回動するだけで工具等が必要なくカウルを開けることができる。 【0029】逆に、リアカウル4を下方へ回動すると、カウルロック機構60において、係合凹部63cが係止体61に係合してロックされ、同時に、下ロック装置75aにおいて、係合凹部91に係合ピン96が係合し、上ロック装置75bにおいて係合凹部77bに係合ピン100が係合してそれぞれロックされるようにしている。 【0030】そして、バッグキャリアとなる前記キャリアフレーム44は前方に独立して回動可能に構成され、回動基部にキャリアフレームロック機構55が設けられている。図6に示すように、キャリアフレーム44は左右の前フレーム44a・44a、上フレーム44b、左右の後フレーム44c・44cからなり、前フレーム44aの前下端は枢支軸56を介してカウルフレーム46後部上より突出したステー57に枢支され、該前フレーム44aの後部には枢支軸58を介して上フレーム44bと枢結され、該上フレーム44bの後部上と後フレーム44cの後部上が枢支軸59により枢結されている。なお、枢支軸58の前上方の前フレーム44a後部上にはストッパー54が設けられている。 【0031】また、前記後フレーム44cの前下部は図10、図11に示すように、前端に支持プレート44dを固設して、該支持プレート44d前端にボス44eを設けて、メインフレーム2後部に配置したブラケット23の支点軸47に回転自在に枢支する構成とし、該回動支点47近傍にキャリアフレームロック機構55を配置している。このようにして、キャリアフレーム44を各軸47・56・58・59を中心に前方へ回動できるようにしている。なお、該支点軸47は前記カウルフレーム46の回動支点ともなっている。また、後フレーム44cにバンパー31が取り付けられている。以下左右対称に構成されているので、左側について説明する。 【0032】キャリアフレームロック機構55の構成を説明する。図10、図11に示すように、前記メインフレーム2の後端にブラケット23が固設され、前記カウルフレーム46の後側面にロックプレート111が固設され、該ブラケット23に前記カウルフレーム46後端より側方に突設した支点軸47を貫通して枢支し、該支点軸47の内側上に前記ボス44eを枢支している。つまり、ブラケット23の一側にキャリアフレーム44の前部を枢支し、他側にカウルフレーム46を枢支する構成として、支持負荷のバランスをとり、部品点数を削減してコスト低減化を図り、コンパクトに配置できるようにしている。 【0033】一方、前記キャリアフレーム44の後フレーム44cの左右一側から前記支持プレート44dを前方に突設し、他側から補強プレート112を同方向に突設し、該支持プレート44dと補強プレート112の間に枢支ピン113を横架している。該枢支ピン113は前記ロックプレート111に開口した長孔111aを貫通して一側方に突出され、突出した部分にロックアーム114の中央部が枢支されている。該枢支ピン113には更にバネ115の一端が係止され、他端がロックプレート111より突設した係止ピン116に係止され、該バネ115は支持プレート44dとロックプレート111の間に位置するようにしてキャリアフレーム44が前方へ回動するように付勢して、小さな力で回動できるようにしいる。また、前記長孔111aは前記支点軸47を中心とした円弧状に構成されている。 【0034】前記ロックアーム114の一端にはプレートを外方向に折り曲げて把手114aが形成され外側より操作できるようにし、解除レバーの役目を果たし、その前部辺に係合用の切欠114bが形成され、ロックプレート111にはキャリアフレーム44が通常の後方へ回動した位置で固定される位置でロックするために、前記切欠114bの位置に合わせてロックプレート111よりロックピン117が突設されている。また、ロックアーム114の他端(下端)に左右のロックアーム114・114を連結するための連結杆119が固設され、該連結杆119はキャリアフレーム44の下方を左右方向に通す構成として、片側のロックアーム114の操作で左右両側のロックを解除できるようにしている。そして、ロックアーム114の側面に係止ピン120が突設され、前記補強プレート112から係止ステー121が突設され、該係止ステー121と係止ピン120の間にバネ122が介装されてロックアーム114をロック側に回動するように付勢している。 【0035】このような構成において、多数のゴルフカートを縦列駐車させる場合、前後の距離を短くするためにキャリアフレーム44を前方へ倒すことにより、ゴルフカートの全長が短くなり、できるだけ多くのゴルフカートを格納できるようにしているのである。即ち、キャリアフレーム44を前方へ回動するときには、図10においてまず、ロックアーム114をバネ122に抗して右回りに回動すると、連結杆119により左右同時にロックアーム114が回動され、切欠114bがロックピン117より外れ、バネ115の付勢力によりキャリアフレーム44は支点軸47を中心に前方へ回動されて、枢支ピン113が長孔111a内を摺動して、該長孔111aの範囲内で回動して収納される。逆に、ゴルフバッグを載せられるようにするために張り出すときには、キャリアフレーム44を後方へ回動して長孔111aの下端に枢支ピン113に位置すると、バネ122の付勢力によりロックアーム114の切欠114bがロックピン117に係合してロックされるのである。 【0036】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことにより、次のような効果が得られる。即ち、請求項1の如く、メインフレーム後部にバッグキャリアを設けるゴルフカートにおいて、バッグキャリアを構成するキャリアフレームをメインフレーム後部に回動可能に配置したので、縦列駐車状態でもリレカウルを開閉することができる。また、ゴルフカートを縦列にして格納する場合に、バッグキャリアを前方に回動することで機体全長を短くすることができ、格納スペースを小さくすることができる。 【0037】また、請求項2の如く、前記キャリアフレームの回動支点近傍にロック機構を設けたので、キャリアフレームをロック機構によって回動を規制することができ、意図せぬときに回動することを防止できる。また、ロック機構を回動支点近傍に配置することでコンパクトに構成することができ、邪魔にならない。 【0038】また、請求項3の如く、前記ロック機構を左右に設け、左右のロック解除レバーを連結したので、左右のキャリアフレームを確実にロックすることができ、また、一つの操作で左右同時に解除ができ、操作性を向上できる。 【0039】また、請求項4の如く、前記回動支点をカウルの回動支点と同一軸心上に設けたので、支点軸回りをコンパクトに構成でき、コスト低減化を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−169872(P2003−169872A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−373010(P2001−373010) |
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