| 【発明の名称】 |
ボール籠 |
| 【発明者】 |
【氏名】河本 明弘 【住所又は居所】広島市西区横川新町1番8号 株式会社モルテン内
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| 【要約】 |
【課題】ボールの重量をボール籠を開く方向の力として作用させ、開放状態を確実に維持することができるボール籠を提供することである。
【解決手段】本発明のボール籠は、ボールを収容するための袋部材と、該袋部材を支持するための支持構造体とからなり、当該袋部材が開放された状態でボールが収容されることを特徴としている。上記袋部材は、上記4本の支柱によって規定される四角形領域の周囲を囲む側面部材と、四角形の底面部材とからなり、当該底面部材が、上記支柱を通す輪状の第1バンドと、第2バンドとによって支持され、該第2バンドの下端が上記底面部材の側辺に固定され、該第2バンドの上端が上記X字状フレームの外側を通って上記固定ブラケットに固定されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ボールを収容するための袋部材と、該袋部材を支持するための支持構造体とからなり、当該袋部材が開放された状態でボールが収容されることを特徴とするボール籠。 【請求項2】 前記支持構造体が、実質的に水平な設置面上の四角形領域の角部に垂直方向に配列された4本の支柱と、該4本の支柱の上端に取りつけられた固定ブラケットと、上記4本の支柱に摺動可能に取りつけられた可動ブラケットと、上記4本の支柱の隣り合う支柱間において、上記固定ブラケットと可動ブラケットとの間に両端が回動可能に取りつけられたX字状フレームであって、当該X字状フレームの交差部が枢支されてなるX字状フレームと、上記固定ブラケットおよび可動ブラケット間に弾性引張力を付与する弾性部材とを備えており、上記袋部材が、上記4本の支柱によって規定される四角形領域の周囲を囲む側面部材と、四角形の底面部材とからなり、当該底面部材が、上記支柱を通す輪状の第1バンドと、第2バンドとによって支持され、該第2バンドの下端が上記底面部材の側辺に固定され、該第2バンドの上端が上記X字状フレームの外側を通って上記固定ブラケットに固定され、上記袋部材にボールが格納されたとき、該ボールの重量により上記第2バンドと上記X字状フレームとが接触する部位に上方向への力が発生せしめられてなることを特徴とする請求項1記載のボール籠。 【請求項3】 前記側面部材と底面部材とが別体であることを特徴とする請求項2記載のボール籠。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バレーボール、バスケットボール、ハンドボールなどの球技用のボールを複数個収容するボール籠に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のボール籠として、図5〜6に示す構造が知られている。すなわち、ボール籠は、ほぼ水平な設置面S上の四角形領域Rの角部Cに垂直方向に配列された4本の支柱21、22、23、24と、支柱21、22、23、24の上端に取りつけられた固定ブラケット31、32、33、34と、支柱21、22、23、24に摺動可能に取りつけられた可動ブラケット41、42、43、44と、隣り合う支柱21および22、22および23、23および24、24および21間に設けられたX字状フレーム51(51a、51b)、52(52a、52b)、53(53a、53b)、54(54a、54b)と、支柱21、22、23、24およびX字状フレーム51(51a、51b)、52(52a、52b)、53(53a、53b)、54(54a、54b)に支持された布製の有底袋部材60とを備えており、さらに前述の四角形領域Rの対角線上にある1組の支柱21、23の固定ブラケット31および可動ブラケット41間と、固定ブラケット33および可動ブラケット43間に配置され、当該固定ブラケット31、33および可動ブラケット41、43間に弾性引張力を付与するコイルバネCSとを備えている。 【0003】X字状フレーム51(51a、51b)、52(52a、52b)、53(53a、53b)、54(54a、54b)の両端は、固定ブラケットと可動ブラケットとの間に回動可能に取りつけられている。また、X字状フレームの交差部は枢支されている。たとえば、X字状フレーム51aの一端は固定ブラケット31に回動可能に取りつけられ、X字状フレーム51aの他端は可動ブラケット42に回動可能に取りつけられ、X字状フレーム51bの一端は固定ブラケット32に回動可能に取りつけられ、X字状フレーム51bの他端は可動ブラケット41に回転可能に取りつけられている。 【0004】袋部材60の底部60aの4隅には三角形状の孔H1が形成されており、この孔Hに支柱21、22、23、24が通される。また袋部材60の上辺の4隅には三角形の布辺61が取りつけられている。布辺61の中央に開けられた孔H2にボルト(図示されていない)を挿通し、このボルトを固定ブラケット31、32、33、34にネジ止めすることにより、袋部材60が、支柱21、22、23、24とX字状フレーム51、52、53、54とからなる枠体に支持される。ボール籠10を折りたたむときは、コイルバネCSの弾性力に抗してX字状フレーム51、52、53、54を閉じ、4本の支柱21、22、23、24を中央へ寄せてバンド(図示されていない)を巻いてバックルで固定するのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】かかる構造の従来のボール籠にあっては、図6に示すように、袋部材60内に収納されたボールの重量により、袋部材60の4隅に矢印fで示す内側方向(ボール籠を閉じる方向)の力がはたらき、実際にコイルバネCSの弾性力だけでは開放状態が維持できず、わずかに畳まれた状態になることがある。すなわち、コイルバネCSの引張力を大きくすると、開放力が大きくなり、閉じるのに大きな力を要することとなり、逆に引張力を小さくすると、開放力も小さくなって閉じる力も小さくて済み、例えば、小学生等でも簡単に閉じることができるようになるが、こうするとボールの重みで閉じてしまう虞がある。 【0006】本発明は、従来のボール籠におけるかかる事情に鑑みてなされたものであり、ボールの重量をボール籠を開く方向の力として作用させ、開放状態を確実に維持することができるボール籠を提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明のボール籠は、ボールを収容するための袋部材と、該袋部材を支持するための支持構造体とからなり、当該袋部材が開放された状態でボールが収容されることを特徴としている(請求項1)。 【0008】また、前記支持構造体が、実質的に水平な設置面上の四角形領域の角部に垂直方向に配列された4本の支柱と、該4本の支柱の上端に取りつけられた固定ブラケットと、上記4本の支柱に摺動可能に取りつけられた可動ブラケットと、上記4本の支柱の隣り合う支柱間において、上記固定ブラケットと可動ブラケットとの間に両端が回動可能に取りつけられたX字状フレームであって、当該X字状フレームの交差部が枢支されてなるX字状フレームと、上記固定ブラケットおよび可動ブラケット間に弾性引張力を付与する弾性部材とを備えており、上記袋部材が、上記4本の支柱によって規定される四角形領域の周囲を囲む側面部材と、四角形の底面部材とからなり、当該底面部材が、上記支柱を通す輪状の第1バンドと、第2バンドとによって支持され、該第2バンドの下端が上記底面部材の側辺に固定され、該第2バンドの上端が上記X字状フレームの外側を通って上記固定ブラケットに固定され、上記袋部材にボールが格納されたとき、該ボールの重量により上記第2バンドと上記X字状フレームとが接触する部位に上方向への力が発生せしめられてなることが好ましい(請求項2)。 【0009】また、前記側面部材と底面部材とが別体であることが好ましい(請求項3)。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかわるボール籠について添付図面を参照しながら以下に詳細に説明する。 【0011】図1は本発明の一実施の形態にかかわるボール籠の袋部材を構成する底面部材が支柱に支持されている状態を示す斜視図、図2は図1の底面部材上にボールを載せたときにX字状フレームが底面部材を支持するための第2バンドから受ける力を示す説明図、図3は本発明の一実施の形態にかかわるボール籠の袋部材の構成を示す分解斜視図、図4は図3の袋部材が取りつけられた状態を示す斜視図、図5は本発明のボール籠に適用される支柱およびX字状フレームを示す斜視図である。 【0012】本実施の形態のボール籠10(図4参照)は、前述の支柱21、22、23、24と、X字状フレーム51、52、53、54とを備えた支持構造体20(図5参照)と、当該支持構造体20に支持される袋部材15(図3参照)とから構成される。 【0013】図5を参照すると、支持構造体20は、ほぼ水平な設置面S上の四角形領域R(2点鎖線で示された領域)の角部Cに垂直方向に配列された4本の支柱21、22、23、24と、当該4本の支柱21、22、23、24の隣り合う2つの間に設けられたX字状フレーム51、52、53、54とを備えている。 【0014】4本の支柱21、22、23、24の上端には、それぞれ固定ブラケット31、32、33、34が取りつけられている。また、支柱21、22、23、24には、それぞれ可動ブラケット41、42、43、44が摺動可能に取りつけられている。 【0015】X字状フレーム51、52、53、54は、それぞれ2本の部材(51a、51b)、(52a、52b)、(53a、53b)、(54a、54b)からX字状に構成されており、当該各2本の両端は、4本の支柱21、22、23、24の隣り合う2つの間で、固定ブラケット31、32、33、34と可動ブラケット41、42、43、44との間に回動可能に取りつけられている。X字状フレーム51、52、53、54のそれぞれの交差部は、たとえばピンPにより枢支されている。 【0016】袋部材15は、上記4本の支柱21、22、23、24およびX字状フレーム51、52、53、54に支持されており、固定ブラケット31、32、33、34と可動ブラケット41、42、43、44とのあいだに配置される。 【0017】なお、固定ブラケット31、32、33、34と可動ブラケット41、42、43、44との間には、弾性引張力を付与するための弾性部材として機能するコイルばねCSを備えている。コイルばねCSは、弾性部材の一例にすぎない。したがって、コイルばねに代えて複数本のひも状のゴムを用いることも可能である。 【0018】図3を参照すると、袋部材15は、4本の支柱21、22、23、24によって規定される四角形領域R(図5参照)の周囲を囲む側面部材4と、該側面部材4とは別体で、ほぼ四角形の形状を有する底面部材1とから構成される。 【0019】底面部材1は、底面部材1の四隅に設けられ上記支柱21、22、23、24を挿通する輪状の第1バンド3と、第2バンド2とによって支持される。第1バンド3は、面状ファスナーを用いて輪状とすることができる。 【0020】図3および4を参照すると、側面部材4の上辺の4隅にはほぼ三角形状の布辺5が取りつけられている。布辺5の中央には孔6が穿設されており、この孔6にボルト(図示されていない)を挿通し、ボルトを固定ブラケット31、32、33、34にネジ止めすることにより、側面部材4が、支柱21、22、23、24とX字状フレーム51、52、53、54とからなる枠体に支持される。 【0021】図3に示されるように、第2バンド2の下端は、底面部材1の側辺に固定され、第2バンド2の上端はX字状フレーム51、52、53、54の外側を通って固定ブラケット31、32、33、34に、第2バンド2に穿設された孔2aからボルト(図示されていない)を挿通し、固定ブラケットに形成された雌ネジ部33fに螺着することによって固定される(図5参照)。 【0022】袋部材にボールを格納すると、図2に示されるように、底面部材1にボールBが載せられる。このとき、ボールBの重量Wにより第2バンド2とX字状フレーム54a、54bとが接触する部位に上方向への力Fが発生する。すなわち、本発明のボール籠によれば、ボールの籠への収納は、前述の固定ブラケット31、32、33、34と可動ブラケット41、42、43、44との間に設けられたコイルばねCSと相俟って袋部材15の開放を促進するのである。本発明のボール籠を閉じる場合は、4本の支柱21、22、23、24の隣り合う2つを接近させ、コイルばねCSの弾性力に抗するように力を加えると、4本の支柱21、22、23、24同士が互いに実質的に接するほどに中央に寄せて窄める。こののち、図3に示されるバンド7a、7bをバックル8などの適切な連結手段によって結わえる。 【0023】本実施の形態にかかわるボール籠の袋部材に採用される素材としては、たとえば、PVC、PUなどからなる合成樹脂シート、ナイロン、ポリエステル、コットンなどの織布または不織布が挙げられる。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、ボールの重量をボール籠を開く方向の力として作用させ、開放状態を確実に維持することができるボール籠が提供される。また、本発明によれば、袋部材が別々の底面部材及び側面部材にて構成されるから、側面部材にボールの重量が加わることがなくなり、側面部材の外観をすぐれたものとすることができる。すなわち、従来の底面部材と側面部材が一体化した袋部材では、ボールの重みにより底面部材が下方に押され、これに伴って側面部材の中央部分が内側空間によじれて皺が寄り、見映えの悪いものとなっていたが、本発明によれば、ボールの重量にかかわらず、きれいな立体形状の外観が保たれるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000138244 【氏名又は名称】株式会社モルテン 【住所又は居所】広島県広島市西区横川新町1番8号
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| 【出願日】 |
平成13年12月5日(2001.12.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065226 【弁理士】 【氏名又は名称】朝日奈 宗太 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−169865(P2003−169865A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−371519(P2001−371519) |
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