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【発明の名称】 改良された構造のゴルフクラブ
【発明者】 【氏名】トビア・スカルパ

【氏名】シロ・カチオネ

【要約】 【課題】高インパクト特性及び適切な機械的強度特定の双方を得る。

【解決手段】ゴルフクラブは、一般にL字形のインサートが内部に組み込まれたボデーよりなるヘッドを備え、前記インサートは、ケイン用の固定用部材を構成するようにボデーから突き出ているLの上方アームを持っている。ボデーは銀で作られ、インサートはチタンで作られることが有利である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケイン(11、111)及びヘッド(12、112)を備え、ヘッドは全体としてL字形のインサート(14)が内部に組み込まれたボデー(13、113)で形成され、前記インサートが、ケインとボデーとの間の固定用部材を構成するようにボデーから突き出ているLの上方アーム(15)を持っているゴルフクラブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、革新的構造を有するヘッドが設けられたゴルフクラブに関する。
【0002】ゴルフクラブの製造においては、ヘッドの弾性、ヒステリシス、機械的強度のような特徴が最も重要なものである。
【0003】[従来技術及びその課題]通常、ヘッドは、鋼又は類似の合金で作られる。具合の悪いことに、(ヒステリシスのような)インパクト特性は、機械的強度のようなその他の機械的特性とは実質的に両立しない。
【0004】(大きくかつ最適のヒステリシスのような)高インパクト特性を有すると同時に適切な機械的強度特性を示すヘッドを有するゴルフクラブを提供することにより上述の欠点を取り除くことが本発明の一般的な目的である。
【0005】この目的を考慮し、本発明により、ケイン(cane)とヘッドとを備え、ヘッドは一般にL字形のインサートが内部に組み込まれたボデーより形成され、前記インサートが、ケインとヘッドとの間の固定用部材を構成するようにボデーから突き出ているLの上方アームを持っているゴルフクラブが考え出された。
【0006】更に、本発明により、銀材料のボデーの製作が特別に有利なことが見いだされた。
【0007】
【実施例】本発明の革新的な原理及びこれが提供する公知技術に勝る長所をより良く説明するために、以下、付属図面の支援を得てこれら原理を適用した可能な実施例が例示の方法により説明されるであろう。
【0008】図面を参照すれば、本発明により作られそしてケイン11とヘッド12とを備えたゴルフクラブが図示されかつ一般に10で示される。ヘッドは、一般にL字形のインサート14が内部に組み込まれたボデー13より構成される。インサート14は、ケインとヘッドとの間の固定用部材を構成するようにヘッドのボデー13から突き出ているLの上方アーム15を持つ。この目的で、アーム15は、連結用ソケット16で終わることが有利である。
【0009】インサート14は、ボデーを形成している材料より大きい機械的強度を有する材料で作られる。逆に、ボデーは、高ヒステリシス材料で作られる。
【0010】特に驚いたことに、ボデー製作のための銀の使用が、特別に有利であることが見いだされた。そこで、銀のヘッド鋳造品の中にインサートが組み入れられる。代わりに、インサート製作のためのチタンの使用において有利な機械的特性が見いだされた。
【0011】こうして、熟達プレイヤーにより例外的と考えられた正確さと飛距離の特徴を獲得したクラブが作られた。
【0012】図1より見られるように、インサートは、下向き曲線にされかつ両側の端部17が中心部より高さが大きく形成されたLの足を持つことが有利である。これにより、選定された材料と一緒になって、質量の集中化及び打撃エネルギーに対する低慣性モーメントが達成できる。
【0013】ヘッドボデーが、(図1の線III−IIIと一致する)横断方向中央面に関して対称的に作られることが更に有利である。この方法において、(図1において鎖線の例で示されるように)型の中でインサートを単に回すだけで、同じヘッド鋳造用の型で右利き用又は左利き用のヘッドを得ることができる。
【0014】図1に概略図で示されるように、ケインは、一般に20で示されたインパクト中心を通る延長線を有するような方法で(ヘッドに向かい合った側において)インサートに連結される。
【0015】銀の面をボールとの繰返し衝撃から保護するために、図に21で示されるように、鋼のような硬い材料の薄い(1−2mm)楕円形の板が、インパクト領域の中心に挿入されて設けられることが有利である。
【0016】改良された実施例においては、ヘッドは、バランスウエイト19を受け入れるために端部の近くに配置されたハウジング18を備える。図面よりよく分かるように、(好都合な質量の材料の)これらウエイトは、軸方向に穴が空けられかつハウジングの内部に取外し可能な方法で(例えばネジにより)まとめて固定された複数個の円板の形式に作ることができる。要すれば、取外し能力は、適切と考えられる量のウエイトを配列した後で(図示されない公知のシステムにより)これを制止し又は妨げることができる。
【0017】本技術熟練者により極めて満足であると考えられる高インパクトと機械的特性とを有するクラブを提供することにより、この時点において意図された目的が達成されたことが明らかである。
【0018】本発明の革新的な原理を応用した実施例の以上の説明は例示の方法により与えられ、従ってここに請求される特許の権利の範囲の限界として考えるべきでないことは明らかである。例えば、ヘッドの正確な形態は特別な技術及び美的要求並びに希望のクラブ形式に依存して変えることができる。
【0019】図4に、本発明によるクラブの第2の実施例が示される。一般に110で示されたこのクラブは、前述のようにインサート14が組み込まれたボデー113で形成されたヘッド112を有し、前記インサートの上方アーム15は、ケイン111と連結するための固定用ソケット16で終わっている。先の実施例におけるように、インサートは、インパクト領域の中心軸線20の周りを、これに触れることなく、ある距離で部分的に囲んでいる形状(例えば湾曲した形状)にされた中央下方部分を持つことが有利である。
【0020】図4の実施例においては、(同様に銀のような高ヒステリシス材料で作られた)ボデー113はハウジング118を備え、このハウジングはヘッド底部に形成された穴により具体化され、このため、ヘッドの側面における不連続部を作ることはない。各穴はネジが切られ、対応したネジの設けられた交換可能なバランスウエイト119がこの中にネジ止めされることが有利である。ウエイトは、右利き用ハウジング18において鎖線で示されるように、ハウジングを閉鎖しているネジ付きプラグ130により固定された1個又は複数個の円板状の形式に作ることもできる。プラグ又はネジ付きウエイトの頭部には、適切な工具により緩めたり又は締め付けたりできるように、適切な掴み手段(例えば、2個の小穴又は溝)が設けられる。
【0021】本発明の実施態様は以下の通りである。
【0022】1.ケイン(11、111)及びヘッド(12、112)を備え、ヘッドは一般にL字形のインサート(14)が内部に組み込まれたボデー(13、113)で形成され、前記インサートが、ケインとボデーとの間の固定用部材を構成するようにボデーから突き出ているLの上方アーム(15)を持っているゴルフクラブ。
【0023】2.インサート(14)が、ボデー(13、113)を形成している材料より大きい機械的抵抗力を有する材料で作られることを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0024】3.ボデー(13、113)が、銀材料で作られることを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0025】4.インサート(14)が、チタン材料で作られることを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0026】5.インサート(14)が、下向きに湾曲しかつ中央より大きい高さの両端部(17)の形成されたLの足を有することを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0027】6.ヘッドボデー(13、113)が、横断方向中心面に関して対称的に作られることを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0028】7.ボデー(13、113)が、バランスウエイト(19、119)を受け入れるために端部の近くにハウジング(18、118)を有することを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0029】8.ハウジング内のウエイトが、軸方向の穴を空けられハウジングの内側に詰められそして除去可能な方法でここに固定された複数の円板で形成されることを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0030】9.ケイン軸線の延長が、ヘッドのインパクト中心(20)を通過することを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0031】10.鋼のような硬質材料の板材(21)が、ヘッドのインパクト領域に挿入されることを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【0032】11.ハウジング(118)が、ボデー(113)底部の開口して作られることを特徴とする実施態様7に請求されたクラブ。
【0033】12.ハウジング(118)が、バランスウエイト(119)のねじ込まれるネジ穴の形式であることを特徴とする実施態様7に請求されたクラブ。
【0034】13.バランスウエイト(119)が、ネジ穴の中にねじ込まれるネジの切られたウエイトであることを特徴とする実施態様12に請求されたクラブ。
【0035】14.ウエイトのねじ込みが、ハウジングを閉鎖しているネジの切られたプラグ(130)により得られることを特徴とする実施態様12に請求されたクラブ。
【0036】15.インサート(14)が、ヘッドのインパクト領域の中心軸線(20)を、ある距離で部分的に囲むような形にされた中央下方部分を有することを特徴とする実施態様1に請求されたクラブ。
【出願人】 【識別番号】502385964
【氏名又は名称】サン・ロレンツオ・エス・アール・エル
【出願日】 平成14年10月24日(2002.10.24)
【代理人】 【識別番号】100060782
【弁理士】
【氏名又は名称】小田島 平吉
【公開番号】 特開2003−159355(P2003−159355A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2002−309476(P2002−309476)