トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 負荷装置
【発明者】 【氏名】油 善紀
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【要約】 【課題】軽量小型なものとする。また負荷調整範囲を簡便に大きくすることができるものとする。

【解決手段】シリンダー1と、該シリンダー1内に配されて往復駆動されるピストン2と、シリンダー1内におけるピストン2両側の室11,12を相互に接続する流路3とからなる。シリンダー1内の上記室11,12と流路3とに流体が封入されている。ピストン2を往復駆動する時、流路3を流れる流体の抵抗が負荷となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリンダーと、該シリンダー内に配されて往復駆動されるピストンと、シリンダー内におけるピストン両側の室を相互に接続する流路とからなり、シリンダー内の上記室と流路とに流体が封入されていることを特徴とする負荷装置。
【請求項2】 上記流路には流量調節弁が配設されていることを特徴とする請求項1記載の負荷装置。
【請求項3】 流路がシリンダー外に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の負荷装置。
【請求項4】 流路のバイパス路がピストンに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の負荷装置。
【請求項5】 ピストンが連接棒を介してペダルクランクに連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の負荷装置。
【請求項6】 ピストン中立点がペダル負荷最大点に対応していることを特徴とする請求項5記載の負荷装置。
【請求項7】 流量調節弁の流量調整を遠隔で行う調整部を備えていることを特徴とする請求項2記載の負荷装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運動器具において運動負荷を与えるための負荷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運動器具においては、その運動負荷を与えるための負荷装置として各種のものが提案されているが、自転車型運動器具のようにペダルクランクを連続回転させる運動に対しては、磁性体からなるフライホイールと該フライホイールとの間隔を調整することができるように配置したマグネットとからなる負荷装置や、渦電流を利用して負荷を与える負荷装置などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような負荷装置は、重量や嵩が大きい上に、コストも高い。また、調整することができる負荷範囲を大きくしようとすると、コスト的に問題が多い。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは軽量小型であり、また負荷調整範囲を簡便に大きくすることができる負荷装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、シリンダーと、該シリンダー内に配されて往復駆動されるピストンと、シリンダー内におけるピストン両側の室を相互に接続する流路とからなり、シリンダー内の上記室と流路とに流体が封入されていることに特徴を有している。ピストンを往復駆動する時、流路を流れる流体の抵抗が負荷となるようにしたものである。
【0006】上記流路に流量調節弁を配設することで、負荷調整が可能となる。
【0007】上記流路はシリンダー外に設けられているものを好適に用いることができるが、シリンダーの壁内などに流路を設けたものであってもよい。
【0008】また流路のバイパス路をピストンに設けておくと、流路が何らかの原因で閉塞してしまった場合にも、バイパス路を通じて流体が両室間を移動するために、過剰な負荷を生じてしまうことがない。
【0009】また、ピストンは連接棒を介してペダルクランクに連結することで、自転車型運動器具に対応させることができる。
【0010】この場合、ピストン中立点をペダル負荷最大点に対応させていることが好ましい。
【0011】また、上記流量調節弁の流量調整を遠隔で行う調整部を備えたものとするのも好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、図1において、1はシリンダーであり、シリンダー1内にはピストン2が往復動自在に収納されている。また、シリンダー1内におけるピストン2両側の室11,12は、シリンダー1外において流路3で相互に連結されているとともに、該流路3中には流量調節弁4が設けられている。
【0013】そして上記ピストン2は連接棒54を介してペダルクランク5に連結されており、クランク軸50を中心に回転するクランク51に設けられたペダル52を踏むことでクランク51を回転させる時、クランク51と共に回転する回転板53に一端が連結されている連接棒54は、ピストン2を往復駆動するものであり、この時、シリンダー1内のピストン2の両側の室内11,12の空気は流路3を通じて移動する。そして、流量調節弁4によって流路3の通過流量が絞られているために、ペダル52を回転させる運動に対して負荷を与えることになる。
【0014】シリンダー1の両室11,12と流路3とに空気を充填したもので説明したが、他の流体を充填したものであってもよい。もっともメンテナンスの点からは空気を用いるのが最も好ましい。また、ピストン2の往復動における両死点において負荷が小さくなることから、ペダルクランク5との連結に際しては、ペダル負荷が回転角に対してできるだけ一定となるように、ピストン2の中立点がペダル負荷最大点に対応するようにしておくとよい。
【0015】図2はピストン2に流路3のバイパス用となる流路13を設けたものを示している。なお、該流路13の断面積は流路3の断面積よりも小さいものとする。流路3中に設けた流量調節弁4を全閉状態としてしまったり、何らかの原因で全閉状態になってしまった場合においても、両室11,12間は流路13によって繋がっているために、多大な圧力がシール部に加わってしまってシールやシリンダー1の破壊が生じたりすることがなく、また、ペダル52などに過大な負荷が加わってしまうことがないものである。
【0016】さらに、上記流路13にも図に示すように流量調節弁4を設置するようにしてもよい。
【0017】なお、負荷を調節する必要がない場合には、図3に示すように予め所定の断面積に設定した流路3でシリンダー1の両室11,12間を接続しただけのものとすればよい。
【0018】図4及び図5に他例を示す。ペダルクランク5の回転駆動を受けて作動部6が可動部7にクランク軸50を中心とする前後揺動運動を行わせるようにしている運動器具において、可動部7を直接ピストン2に連結している。可動部7を揺動させるペダルクランク5の回転に対して、シリンダー1とピストン2と流路3とが負荷を与えている。図中70はサドル、71はハンドル支持アーム、72はハンドルであり、ハンドル支持アーム71には上記流路3に設けた流量調節弁4の流量調節を遠隔で行うための操作ハンドル40を取り付けて、運動中の負荷調節を容易としている。なお、本例におけるシリンダー1は、図6にも示すように、中央で分割した一対の成形品15,15を接合したものとなっている。図中20はピストン2外周に設けたシール部品である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明においては、シリンダーと、該シリンダー内に配されて往復駆動されるピストンと、シリンダー内におけるピストン両側の室を相互に接続する流路とからなり、シリンダー内の上記室と流路とに流体を封入しているために、ピストンを往復駆動する時、流路を流れる流体の抵抗が負荷となるものであり、軽量小型でありながら、流路の断面積の設定次第で大きな負荷を設定することができるものである。
【0020】そして上記流路に流量調節弁を配設することで、負荷調整を行うことができるとともに、負荷調整範囲を大きくとることができる。
【0021】上記流路はシリンダー外に設けられているものを好適に用いることができる。
【0022】また流路のバイパス路をピストンに設けておくと、流路が何らかの原因で閉塞してしまった場合にも、バイパス路を通じて流体が両室間を移動するために、過剰な負荷を生じてしまうことがなく、シール部品や駆動側の部材を損傷させてしまうことがない。
【0023】また、ピストンは連接棒を介してペダルクランクに連結することで、自転車型運動器具に簡便に対応させることができる。
【0024】この場合、ピストン中立点をペダル負荷最大点に対応させているとペダル負荷を均一にするという点で好ましい。
【0025】また、上記流量調節弁の流量調整を遠隔で行う調整部を備えたものとすると、負荷調整を容易に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
【出願日】 平成13年11月27日(2001.11.27)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【公開番号】 特開2003−159349(P2003−159349A)
【公開日】 平成15年6月3日(2003.6.3)
【出願番号】 特願2001−361779(P2001−361779)