| 【発明の名称】 |
ピッチングボード |
| 【発明者】 |
【氏名】川久 敏郎
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| 【要約】 |
【課題】投球練習の容易化及び効率化を図ることができるピッチングボードを提供する。
【解決手段】キャスター(4)によって移動可能な可動台(2)、支持フレーム(8)及びヒンジ(10、12、14)を介して傾斜可能に取り付けられた可動フレーム(6)、可動フレーム(6)に防振部材(防振ゴム44、58、68)を介在させて取り付けられたボール受け板(18)、支持フレーム(8)上に取り付けられた歯車(平歯車36、38)に係合するラック(丸ラック32、34)、回転によってラックを進退させることにより可動フレームとともにボール受け板の傾斜角度を調整するハンドル(ハンドル車42)を備え、ボール受け板(18)でボール(80)を受けるとともに、その跳ね返し方向を任意に調節することができ、投球練習の容易化及び効率化を図ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 キャスターによって移動可能な可動台と、この可動台に固定された支持フレームと、前記可動台にヒンジを介して傾斜可能に取り付けられた可動フレームと、この可動フレームに取り付けられたボール受け板と、前記可動フレームに取り付けられ、前記支持フレーム上に取り付けられた歯車に係合するラックと、前記歯車の軸に取り付けられ、回転によって前記ラックを進退させることにより前記可動フレームとともに前記ボール受け板の傾斜角度を調整するハンドルと、を備えたことを特徴とするピッチングボード。 【請求項2】 前記可動フレームに防振部材を介在させて前記ボール受け板を取り付けるとともに、前記可動フレームと前記支持フレームとの間にダンパーを取り付けてなることを特徴とする請求項1記載のピッチングボード。 【請求項3】 前記防振部材は防振ゴム又はスプリングであることを特徴とする請求項1記載のピッチングボード。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、野球の投球練習や守備練習等に用いられるピッチングボードに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、野球の投球練習はバッティング練習が単独で行えるのに対し、ボールを受ける協力者が必要である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】協力者を必要とする投球練習では協力者との相性やその練習時間に制約を受ける等、効率的な練習ができないという不都合がある。 【0004】そこで、本発明は、投球練習の容易化及び効率化を図ることができるピッチングボードを提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のピッチングボードは、キャスター(4)によって移動可能な可動台(2)と、この可動台に固定された支持フレーム(8)と、前記可動台にヒンジ(10、12、14)を介して傾斜可能に取り付けられた可動フレーム(6)と、この可動フレームに取り付けられたボール受け板(18)と、前記可動フレームに取り付けられ、前記支持フレーム上に取り付けられた歯車(平歯車36、38)に係合するラック(丸ラック32、34)と、前記歯車の軸(支持軸40)に取り付けられ、回転によって前記ラックを進退させることにより前記可動フレームとともに前記ボール受け板の傾斜角度を調整するハンドル(ハンドル車42)とを備えたことを特徴とする。 【0006】このピッチングボードは所望の位置に移動して設置することができ、投球練習者はボール受け板の前方の所定距離だけ離れて立ち、投球を行うことができる。ボール受け板は可動フレームに防振部材を介して取り付けられているので、このボール受け板に衝突したボールは衝突の衝撃が吸収されて反発し、投球者側に戻すことができる。投球者はそのボールを拾うことで守備練習が可能である。 【0007】また、ボール受け板は可動フレームとともにその傾斜角度を変更することができるので、ボールの反発方向を調整でき、戻るボールの形態をゴロ又はフライ状にすることができ、多様な守備練習が可能である。 【0008】本発明のピッチングボードにおいて、前記可動フレームに防振部材(防振ゴム44、58、68)を介在させて前記ボール受け板を取り付けるとともに、前記可動フレームと前記支持フレームとの間にダンパー(ガスダンパー28)を取り付けてなることを特徴とする。即ち、ボール受け板に加えられる衝撃を吸収できるとともに、可動フレームに加わる衝撃からヒンジ部を防護することができる。 【0009】本発明のピッチングボードにおいて、前記防振部材は防振ゴム又はスプリングであることを特徴とする。即ち、防振部材には、防振ゴム又はスプリングを用いることができ、適当な衝撃吸収を得ることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例を参照して説明する。 【0011】図1〜図5は本発明のピッチングボードの実施例を示し、図1はその全容、図2はその背面構造、図3は可動フレームの可動支持部、図4は可動フレームに対するボール受け板の取付構造、図5はその使用状態を示す側面図である。 【0012】可動台2は、その下面側に取り付けられた複数のキャスター4によって移動可能であり、この実施例の場合、可動台2は矩形形状であって、その上面部は平坦面である。キャスター4には、ストッパ付きキャスター及び固定キャスターが用いられている。この可動台2には前面側に可動フレーム6、その背面部に支持フレーム8が設置されている。 【0013】可動フレーム6は、鉄製のアングル材等で構成された矩形形状であって、可動台2の前縁側に可動支持部として複数のヒンジ10、12、14を介して取り付けられている。各ヒンジ10、12、14は、図2に示すように、可動台2の上面に形成された固定部16に溶接又は図示しないボルト、ナット等の固定手段で強固に固定されている。そして、可動フレーム6にはコンパネ板、鉄板等のボール受け板18が取り付けられている。このボール受け板18には、ベニヤ板、木板、合成樹脂板等、ボールの衝撃吸収が可能な素材を用いてもよい。 【0014】また、支持フレーム8は、鉄製の矩形パイプ材等を用いて形成された枠体であって、可動フレーム6に対する支持機能を有するとともに可動台2に質量を付与する機能を有する。この支持フレーム8は、可動フレーム6の半分程度の高さを有し、可動台2上に垂直支持部20、中間部に傾斜支持部22、頂上部に水平支持部24が形成されている。 【0015】垂直支持部20にはブラケット26が取り付けられ、このブラケット26の端部と可動フレーム6との間には、各端部が軸支された防振手段としてガスダンパー28が取り付けられている。また、傾斜支持部22には可動フレーム6の傾斜範囲を規制するストッパ30が取り付けられている。 【0016】また、水平支持部24には、可動フレーム6の中間部に軸支された一対の丸ラック32、34が延長され、各丸ラック32、34は、水平支持部24上の平歯車36、38に係合しており、各平歯車36、38は、水平支持部24に固定されている軸受間に横架された支持軸40に取り付けられている。この支持軸40には回転握り付きのハンドル車42が取り付けられており、このハンドル車42を回転させると、平歯車36、38が回転し、丸ラック32、34を進退させることができる。この進退により、可動フレーム6はヒンジ10、12、14を支点として前後方向に傾斜させることができる。 【0017】そして、可動フレーム6の下縁側には、図4に示すように、防振部材として第1の防振ゴム44を介在させて第1のブラケット46がボルト48及びナット50によって取り付けられるとともに、このブラケット46の背面側に第2のブラケット52が可動フレーム6の内側にボルト54及びナット56によって取り付けられている。各ブラケット46、52の間には、防振部材としての第2の防振ゴム58が介挿されるとともに、ボール受け板18の前面側から挿入させたボルト60を貫通させ、その端部にナット62を締め付けることにより、可動フレーム6にボール受け板18が取り付けられている。ボール受け板18のボールの跳ね返り方向を安定化させるため、ボルト60の頭部がボール受け板18に形成された凹部64内に挿入されてボール受け板18上の突出物となるのが防止されている。 【0018】また、可動フレーム6の上縁内側にはブラケット66が取り付けられ、このブラケット66とボール受け板18との間には、防振部材としての第3の防振ゴム68とともに、ブラケット46の厚みと同等の厚みを持つスペーサ70が介挿されている。ボール受け板18の前面側からボルト72が挿入され、その端部にナット74を締め付けることにより、可動フレーム6にボール受け板18が取り付けられている。同様に、ボール受け板18のボールの跳ね返り方向を安定化させるため、ボルト72の頭部がボール受け板18に形成された凹部76内に挿入され、ボール受け板18上の突出物となるのを防止している。 【0019】このような構成によれば、所望の位置に可動台2を移動させて設置し、ハンドル車42を回転させることにより、図5に示すように、ボール受け板18を可動フレーム6とともに実線で示す垂直位置から、ストッパ30で停止する二点鎖線で示す傾斜位置までの範囲で所望の角度θに設定することができる。 【0020】そこで、練習者は、ボール受け板18から離間した所望の位置からボール80をボール受け板18に投げつけることにより、ピッチング練習を行うことができるとともに、ボール受け板18から跳ね返るボール80を受けることで守備練習を行うことができる。跳ね返るボール80の形態は、ボール受け板18の設定角度θに依存するので、角度θの設定によりゴロやフライ等を自由に発生させることができ、多様な守備練習を単独で繰り返しかつ効率的に行うことができる。 【0021】しかも、実戦上と同様の投球練習が行えるので、コーチは、このピッチングボードの近傍から練習者の投球フォームのチェックを正確に行うことができる。 【0022】そして、キャスター4にストッパ付きのものを使用し、支持フレーム8を鉄材等で重量化することで、複数の防振ゴム44、58、68での支持による衝撃吸収効果、ボール受け板18の素材が持つ衝撃吸収効果と相俟ってボール受け板18を安定状態で静止させることができ、ピッチングによる可動台2の移動を阻止することができる。 【0023】なお、実施例では、防振部材として防振ゴムを用いているが、防振ゴムに代えてスプリング等の防振手段を用いてもよく、また、これらの防振部材を省略して可動フレームにボール受け板を取り付けてもよい。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。a 任意の位置に移動設定し、角度調整されたボール受け板に対して自然な投球を行うことで、投球練習ができるとともに、跳ね返ったボールを捕球することで、守備練習を行うことができる。b 実戦上と同様の投球練習が行えるので、練習者の投球フォームのチェックを行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】301059503 【氏名又は名称】川久 敏郎
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| 【出願日】 |
平成13年9月17日(2001.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083725 【弁理士】 【氏名又は名称】畝本 正一
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| 【公開番号】 |
特開2003−79774(P2003−79774A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−282012(P2001−282012) |
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